2007 1215-


1231 Mon.

年末点描

今日は昼間の開店直後にいつもの蕎麦屋へ。

注文しておいた年越蕎麦をピックアップがてら、ランチは今年最後の蕎麦。

生粉打ちの10割蕎麦は、年越蕎麦で使ってしまったようで、28蕎麦しかなかった・・

今日は夜10時まで営業するのだという。

銀座方面への裏道もガラガラ。

流石に松屋まで来ると、それなりに人はいるけれど、前日に比べると嘘のように人通りが少ない。

救世軍の社会鍋が・・

東京は朝からとてもよい天気。

シャネルのショーウィンドウは、正月とは関係のない装い。

数寄屋橋交差点。

山野楽器でゆっくりと試聴をしてCDを2枚購入。

帰りも道はガラガラ・・

よい年をお迎えください。

 

1230 Sun.

今年の一大ニュース?!

さて今日は何を書こうかな。

年を締めくくる最後にふさわしいものを書きたいなとか、いや、いつも通りでいいや、などといろいろ考えるのだけれど、順当なところでといえば今年の10大ニュースなどというのが定番なのだろうか。

だが個人の生活で10もの大きな出来事というのは、なかなかないのが普通だと思うし、無理矢理というのも何なので、今日は最も印象に残った出来事を一つだけ挙げてみようと思う。

というわけで一つだけというと、それは「引っ越し」ということになる。

顛末などは「引っ越しあれこれ」や「眺望」などで書いたが、数ヶ月掛けて候補を探しただけあって、少し落ち着いてきた今は家族全員がとても気に入っている。

ロケーションはいわゆる都心なのだけれど、日記にも書いたが、障害を持つ息子のセンターが近いということに加え、都心といっても銀座にあるというのが何と言っても魅力だ。
 


人に揉まれて仕事をしているときは、リタイア後は郊外などの「静けさ」の中で過ごしたいと思うのが普通だろう。

私も同じ理由でシアトル郊外の湖畔に家を買って住んだことがある。

だが、本来なら満足すべきはずのそうした生活も、長く続くうちに、だんだんと物足りなさが増してくる。

自然に囲まれた生活というのは、ゆったりとした時間の中で流れるだけに、ほとんどすべてが「想定内」で終始することになる。

他人からの影響を受けずストレスのない静かな生活がどれだけ満足できるものであったとしても、それがある程度続くようになってくると、今度は意外性のない生活が物足りなく感じるようになってくるのだ。

そうなると今度は日常生活のスパイスとして、予測ができない不確実性やドラマ性が欲しくなってくる。

そうした「刺激」を作るもとになるのは「人」であるため、結局は人恋しくなってくるというわけだ。

独りで気ままに生活できる環境にあればあるほど、逆に孤独の寂しさを刹那的にでも紛らわせたいと思うようになる。

だがそうした不満も、銀座の人混みで人間が生み出す活力の中に身を置くだけで解消できるのだ。

若者が何故都会に憧れるのか?

こうした「理屈では推し量ることのできない魅力」こそが、都会の持っている「人を引きつけるパワー」の源だといってもいいだろう。

人に揉まれている時には、あれほど逃れたいと思っていたのに、そうした生活を手に入れると、今度は逆を求めるという、やっかいな「欲」を持つ人間の心理というのは、ホントやっかいなモノだと思う。(笑)



都心に住んでいると、いわゆる一仕事のアトで遊びに行くときも、家でシャワーを浴び、着替えるだけで、気分をリフレッシュさせることができる。

こうした気分転換なしで飲みに行ったりすると、どうしても仕事の憂さ晴らしになってしまうことになる。

住居を選択する基準は人それぞれだろうが、ライフスタイルや仕事の変化、そして時には生活や時代の流れという変化によっても、人の心というのは「移ろう」ものだ。

最初はそこがいいと思った価値観も、時間の経過とともに結構変わるもので、そうした自分に正直に生きようとすると、頻繁に引っ越しをするハメになる。

私も場合アメリカでの10年では3回、日本へ戻ってからの6年間でも、すでに3回引っ越している。

今回の引っ越しでは、移動のための時間を極限まで減らすため、仕事場も同じ建物の中に設定することにした。

高いと思われる家賃も「時間と利便性に対する対価」と考えれば、リーズナブルものに思えわけだが、それでも「引っ越し貧乏」という言葉があるように、引っ越しのために出て行くモロモロの費用はけっしてバカにならない。

だが今の時点で「最も便利」な環境と、移動時間の節約という利点に加え、家族の幸福度の高さを考えると、今回の引っ越しは、とてもよい選択だったと思う。

家族が集まる場所の居心地の良さは、家族一人一人の心に潤いをもたらしてくれる。

何と言っても、カミサンはいまだに毎日感激してくれているし「住み心地がいい」というのは、毎日の生活をより充実したものとして感じさせてくれるからだ。

そうして暮らせることを感謝しながら毎日を過ごせるというのは、幸せなことだと思う。

 

というわけで、この日記は郊外というか田舎にも住んだ体験をふまえて書いたわけだが、もちろん田舎が好きで落ち着くという人もいらっしゃるはず。

そういう方は都会で生活するのが苦痛だったりすることもあるだろうから、あくまでもこれは私のケースでの私の考え方だ。

実際に2週間ほど自分が住みたいという場所、あるいはそのそばで住んでみると、住み心地というのがある程度わかるのではないだろうか。

住むところにかけるコストというのは、そこでどの程度の時間を過ごすのかとかいう点にもよるため、自分のライフスタイルに合った無理のないバランスかどうかがポイントになる だろう。

 

 

1229 Sat.

サブプライム問題と持家信仰

日本へ戻ってから6年になるがその間に引っ越したのは4回。

というわけで、ようやく理想に近い家で新年を迎えることになったのですが、以下は2回目の引っ越し前の2002年春に書いた日記。


 

今週末から久しぶりの休みが始まる。だが、その前に部屋探しをしようかなと。
シアトルに家があるので、もう家はいらない。

シアトルの家だって、別に買いたくて買ったわけではなく、住みたいところには、アパート、日本で言うところのマンションがなかったため、家賃と同じ金額を払って買うことにしただけ。

もともと家なんて借りるもので、買うものではないと思っている。その理由は借りる方が絶対に得だからだ。まず第一に買ってしまったらそこから動けなくなる。

今の時代何が起こるかわからないのに、柔軟に動けるフットワークを自ら捨て去るということはチャンスを失うということになりかねない。

そりゃ今はここがいいと思っても、事態が変われば逆に不便な場所へと豹変するなんてことはザラにあるからね。

家を買う人って「毎月の家賃がもったいない」とかいう不動産屋のコマーシャルを真に受けてしまい、チャンスを生かせるフットワークを売り渡していることに気がつかない。

慣れない高い買い物だから、動顚するのはわかるけど。

「家賃を払うというのは、お金を捨てるのと同じだから買った方が得」だなんて建売業者の回し者のような考えに染まり、10年前に無理をして家を買った人が、いまどんな状況かを考えれば、よくわかるはず。

ファンダメンタルを見て、ああだこうだといっても、その後のチャートを見れば、外れたかどうかは一目瞭然というのと一緒。大きな勘違い。

おまけに維持費や税金だってかかるわけで、これだってチリも積もれば山となる。

一生懸命にお金をためて、手間暇をかけて自分好みの家を建て、大事に住んでいても、転勤にでもなって、おまけにすぐに売れなければ、人に貸すことになり、貸した人に汚されてパー。

郊外に立派な一戸建てを持つと、確かに「人に自慢できる」という自己満足を満たすことはできるだろう。

だがそういう人に限って、広い家には寝るために帰るだけ。自分の家のローンを払うために働くというのは、本末転倒。「働くための家に住む」というのが本来の考え方だろう。まあ本人がよければ、どちらでもいいのだけれど。余計なお世話か。



日本文化は農耕民族の血を受け継いでいるから、百姓が自分の田畑を持つことにあこがれるという習性があるのかもしれない。

余裕があれば買えばいいと思うけど、無理をしてまで家は買うものではないだろう。

どうしてもどうしても郊外に住みたければ、都心に住む場所と、郊外に住む場所の二箇所を持つというのが正常な考えだと思う。

家を持っていれば値段が必ず上がると考えた人は、そういう考えがハズレだったということを、ここ10年でいやというほど思い知ったはずだ。

10年間前に比べ、買った値段から2000万円値段が下がったのなら、年間200万円の家賃を払ったことと同じだ。

家の値段なんて、上がるものもあれば、下がるものもあり、安いと思って買った家が下がり、高いと思った家が値上がりするなんてこともあるわけで、誰も先のことなんてわからない。

「何年か住めば、上がりますよ」というのは「何年か持っていれば上がりますよ」という証券会社のセールスマンと同じフレーズだ、ということに気がつくはずなんだけど、みんな「家」と聞くと、思考能力が停止してしまうのか?

それとも、コマーシャルにお金をかけているからか?

株と同じで、一生持っていようなんて思っていると、意外や意外、値段が大きく下がってしまい「塩漬け」なんていうのも似ている。

通勤に時間をかけ、自分の家のローンを払うためにいやな仕事を我慢して働くくらいなら、賃貸に住んで同じ家賃を払い、好きな仕事に転職し、毎日楽しく過ごした方が、運も向いてこようというものだ。

歳をとったら田舎で暮らしたいという人も多いはず。

だが、田舎には刺激がないことを忘れてはいけない。

刺激の少ないところに住めば、余計に老け込むのが関の山だ。

そうして、フェードアウトしたい人にとって、田舎はいい場所だろう。

だが、いつまでも若々しく過ごしたいなら、都会で暮らすという選択肢もあることを覚えておいても損はないはず。

 

というのがほぼ6年前なわけですが、その後今までに書いた、住むことに関する日記を見てみると・・

 

不動産はハイリスク商品

中世の図式2005年版

女性向け住宅ローン

不動産と年金制度

マイホームは男の城か?

住めば住むほど得する理想の住宅


というわけで、アメリカで2回家を買って2回売却した経験から、こういう考えに傾いたわけですが、2007年はサブプライム問題が世界の経済に大きなダメージを与えたのはみなさんご承知の通り。

サブプライム問題というのは、優良顧客(プライム層)向けでないローンによって引き起こされた問題なわけですが、つまりは無理をして家を買おうとする側と、それを煽る側の相乗効果で、より問題が大きくなってしまったというわけです。

家を買わずに賃貸であればm収入に合わせた部屋へいつでも移ることができますし、今では保証人なしでも部屋を借りることができるなどというように、賃貸の間口は日本でも大きく広がってきています。

日本もこれを機に、持家至上主義とは違う方向へ、舵を切ってほしいものです。

というわけで、mixi のメンバーの方は家を買う前の若い方が多いでしょうから そうした皆さんのため「持ち家の光と影」を書いてから9ヶ月ぶりに、今回は経済的な側面から、この問題について少し掘り下げてみようと思います。


 

最も新しい平成15年の総務省統計によると、現存する日本の住宅は4600万戸。

2866万戸が持ち家で、1716万戸が賃貸物件。空き家は660万戸あり、賃貸用は370万戸(賃貸物件の22%)が空き家となっています。

都市部では3700万戸のうち、持ち家は2200万戸、賃貸は1500万戸で非木造のいわゆるマンションは700万戸。

このうち1970年代に建てられたものが、約2割を占めています。

この2割前後がもうじき「悲惨な定年」を迎えようとしています。

マンションにも「団塊の世代」があるのです。

今年2007年には団塊の世代が定年を迎えはじめたわけですが、1970年代に建てられたマンションあるいは一戸建て住宅が建っている地域へ行ってみることをお勧めします。

ローンを払い終わり定年を迎えた住宅がどんな状態になっているかを、見ておいても損はないはずです。



「資産」を「試算」して手に入れたマンションは「定年前の荒波をうまく乗り越える」ことができないと、手に負えない老朽コンクリートの塊とな る宿命を背負っているのです。

それを防ぐためにはまず、建物の「定年時」の価値や格付けの公正な評価基準が必要になります。

都市部で生計を営む多くの方にとって、マンションを買う際に最も重要なのが、「区分所有権」です。

つまり、マンションを買うときには、そのマンションの建物・土地の権利のうち、あなたがどれくらいを所有することになるのかは、絶対に知っておかなければなりません。

「われこそはマンション購入組の勝ち組」と信じているフシのある知人のマンションを密かに計算することがときどきあります。

「区分所有権」を教えてもらい「区分所有権処分の適正価格」などを推定し計算した結果を知れば、ほとんどの人は青ざめるはずです。

ですがほとんどは「知らぬが仏」が現実なのです。

 


マンションをローンで購入するというのは、住み始めたときから「定年」になったあとの建て替えまでを考えた、トータルでの戦略を成功させなければならない宿命を背負 ってるわけです。

マンションは将来、今より多い戸数の大きな建物に建て替え、その増えた分を売却し、撤去・建て替え費用を捻出するという皮算用を前提としています。

ですが容積率や建坪率などの建築・都市計画の規制は、建築時より厳しくなっています。

現在の法律では「既存不適格建築物」の対象となるマンションは、小さく建て直すしかないのです。

では、1980年代以降のマンションはどうでしょうか?

マンションが「定年」になって売ろうとしたときに「地価」という経済的基盤が購入当時よりいっそう安くなっている可能性の方がはるかに大きいのです。

建て替えても地価下落の影響で、市場価値が思っていたよりガクっと下がるのです。

さらにやっかいなのが、環境問題です。

隣に住宅街ができたり、店舗が開業したりすると、日照権や騒音などの問題も購入時とは、かなり様子が変わっている場合が多いのです。

こうなると、建て替えの際に、近隣住民と摩擦を起こすことを、覚悟しておかねばなりません。

このように、住宅ローンが終わってもほとんどのマンションは、建て替えが容易にできないばかりか、買い手もつかなくなっているケースがほとんどなのです。

古くなってきたマンションでは、壁のひび割れや、配管など水回りの老朽化は、意外に早いものです。

しかも、全戸が協力しないと補修できないことが多いのですが、補修費が高いため全員の合意ができずに「問題の先送り」がされている場合が少なくありません。

そのために入居者は修繕積立金を積んでいるのですが、ほとんどは工事費が賄えるほど十分ではないのが現状です。

 

また悪いことに、日本には「区分所有権」の処分価値の指標がありません。

「区分所有権」をマンションが建っていた更地にあてはめると、権利はマンションの階数分に細分化され、本当に小さな細切れになってしまっています。

そのため建て替えや修繕には、そのマンションの全員あるいは80%以上などといった割合の同意がなければ、何もできないのです。

「区分所有権」というのは紙クズ同然の「バーチャルな権利」であり、細分化された権利に幾重にも抵当権がついているだけの「不良資産」でしかないのです。

ですが売り手は、あなたはこれだけの土地の権利がありますよ、と「区分所有権」があることだけを全面に押し出すのですが、問題が起こったときの「区分所有権」の価値や、その自由度や融通性について言及することは決してないのです。

ですからこれは購入する側が、考えておかなければならない問題なのです。

これがクリアになっていない物件では、あなたがいくら権利を主張しようと、マンションの老朽化は止まらず、建て替えなど夢のまた夢なのです。

ですから日本のマンションのほとんどは、築30年後には「産業廃棄物」になる可能性が高いわけです。

 

住宅を所有した場合に利回りを含め、賃貸と比較してどれだけトクなのかを、買い手の立場できちんと検証したケースがどれだあるでしょうか?

日本の木造一戸建ての平均的な値段というのは2800万円ですがこれは土地代を含まない値段です。

例えば3500万円のマンションを頭金1000万円で買ったとしましょう。

金利は現在の変動金利だと3-5%、固定だと20年で4.5%ほどで計算し、30年ローンでは、支払総額は頭金を除き、金利分も含めると5000万円となります。

30年で「減価償却」を終えようと思えば、30年後にあなたの超中古マンションをいくらで売る必要があるでしょうか?

こうした計算は、万が一あなたがリストラされても、どこかに避難先を見つければ、自宅を貸すことで、ローン負担からは逃れられるボーダラインを設定しておくための基準になるからです。

もちろん、この話の前提として、年間のローン支払い費用、修繕積立費、管理費、固定資産税などの税金といった総経費は、同じような賃貸物件を借りた場合の家賃1年分と同じと仮定します。

不動産を売る側に属しているところが作成した試算だと、家賃として考えれば、ローンの返済額が安いという点だけを考えて作成されているため、30年後の頭金の扱い部分が落ちているのです。

総負担額や、総支払額の単純比較で、どちらが得かという視点ばかりです。

ですがこのケースでは、平均運用金利4%なら、頭金の1000万円は30年後には2000万円以上にもなるのです。

これは当然運用の方法により変わってくるわけで、1000万を約7%で運用すると10年で2倍、20年で4倍、30年で8倍という増え方をします。

私が何故日本で家を買わないのかは、運用専門の仕事だということを考えると、当然のことになるというわけです。

 

一方で築30年のマンションは、2000万円以上で売れなければ、頭金のモトさえ取れないのです。

今後の長期金利の上昇を考えた場合、持てる資金のほぼ全額をマンションの頭金として、残りを長期ローンにするのは、かなりリスクが高くなることがわかります。

償却が終わった30年目以降も古いマンションに住み続け「これからは管理費など諸経費・税金だけで住める賃貸住宅だ」と割り切るほかありません。

ですがその時点では水道の配管を含めた、電気ガス水道関連の供給に関連したパイプラインは、全部取り替える必要が生まれるのです。

ほとんどの試算は、こういう状態を前提に行われていますが、こうした時点での費用はすっぽりと抜け落ちているのです。


 

含み損を抱えた頭金分は、償却後にボロボロになったマンションに住み続けて取り返せたと仮定し、ここでは考えないことにしておきます。

ですが30年後、2000万円で売却できなければ、35年目もしくは40年目で、老朽マンションの建て替え問題に直面することになります。

先に金利4%と仮定しましたが、ここでは物価が2倍になっていると仮定します。

ではこの撤去・建て替えコストをどうやって捻出すればいいのでしょうか?

竣工当時に3000万円の物件で、地価相当分が1000万円だったとすると、建設費は当時で2000万円かかっているわけです。

しかし、30年後の建て替えでは、物価が2倍になっているので、4000万円は必要になります。

マンションはこうして「定年」を建て替えで延長できたとしても、自分はすでに定年で会社を退職しているのです。

銀行は所得がない人に対しては、土地担保分までしかお金を貸してくれません。

こうなると、年金に頼るしかないわけですが、30年後に、どれくらい年金をもらえるでしょうか?

そしてさらに、前述したように容積率など法的規制、環境規制が厳しくなっていると、建て替えはさらに困難になります。

結局、残される選択は「再建を放棄」することだけになってしまうのです。



建築時の土地分が1000万円で、物価が2倍に上がったのだから、地価も2倍の2000万円になっているはずで、それなら区分所有権は、半値になっても損はないという考え方もあります 。

ですが地価はこれからの30年で決して2倍にはなりません。

15年間下がり続けているものが、30年で2倍になるでしょうか?

また「収益還元法」で不動産を考えた場合、その土地を資本として考え、そこからどれくらいのキャッシュフローが生まれるかによって、期待利回りから土地の値段が決まるのですが、こうした観点から考えても、住宅用の土地はまだまだ安くなるでしょう。

土地は所有しているだけで税金がかかる資産であり、税制度の変更により割を食う可能性も高いのです。

またインフレになったからといって土地から得られるキャッシュフローは必ずしもその分増加するとは言えないのです。

マンションや一軒家などの不動産は、利子込みで年収の何倍もの借金をテコに買うのですから、これは立派なリスク資産です。

本来の資産が持っている低リスクな条件とは全く違うものです。

つまりローンで買う限り、単なる金融商品と同じで、日本での家の購入は超バクチなゲームなのです。



とにかく建て替えに関しては、退職後に所得がないことを前提として、考えておかなければなりません。

これは投資用マンションでも同じです。

日本では「土地神話」「持ち家信仰」が邪魔をして、いまだ賃貸住宅市場と中古住宅市場が十分に育っていません。

そのため不動産業界では、基本的に利回りなどの情報は売り手に都合のよいものになってしまっているのです。

そのため、公正なマンションの格付け情報というのは、存在しません。

本来はゴルフの会員権のように、きちんとした区分所有権の処分価値の指標が必要なのですが、ゼネコンや不動産業界は、こうした真実が明らかになること自体を嫌うため「区分所有権の相場」を形成することは避けたいのが本音なのです。

そのためマンションが築後30年を迎える「定年」時には、優良物件とクズ物件との差は天と地ほども開くのです。

「区分所有権」の公正な相場によるマーケットが存在しないため、自分の持っている物件がどちらに属するのかを、客観的に知る方法はないのです。

 

親がすでに一軒家を持っていて、それを受け継ぐなどというケースでは別ですが、自力で購入する場合、総額でいくら支払うことになるのか、そしてそのお金と引き替えに手に入れることのできるメリットが、どれくらいあるのかを客観的に知るための情報が、少なすぎるのが問題なのだと思います。

多くの人が知っている計算式は、売る側に都合のよい計算式ばかりであり、さらに買い手にとって大事な計算式がすっぽり抜け落ちているというケースが多いというのが現実です。

物件を売りつける側は「ポジション・トーク」という、自分に都合が良い方向へ話を進めるわけで、ローンで大儲けをする銀行や、マンションや一軒家の売り主である不動産会社は、様々な試算を彼らの都合のよい項目だけを並べ、買い主に提示しています。

不動産という高額な商品を売るため、彼らにとって知られると「まずい点」は非常に巧妙に隠されているのです。

住宅を建て続けなければ存続できない建築会社と、ローンで儲けたい銀行は「賃貸物件に住む人は、30年以上もかけて支払う膨大な借金を持たない」というメリットには決して触れようとはしません。

そして値上がりどころか、買った値段で売れる保証などどこにもないにもかかわらず、そうした点は知らぬ存ぜぬで、おくびにも出さないのです。

長い時間をかけて完成度を高めた、売り手に都合のよいこうしたセールストークの裏を読むことができる人は、限られたごく一部の人だけだといっていいでしょう。

必要な項目をチェックして、真の不動産価値を自分で計算できない人は、本来こうしたリスクを取るのは決して賢い方法ではないのです。

もちろん、その土地への愛着や感情などといった価値を計算することはできないので、こうした考え方がすべての人に当てはまるわけではない でしょう。

また買ってしまった人にとっては「ポジション・トーク」と同じロジックで「認めたくない考え方」をベースにした反論もあると思います。

 

基本的にクルマを買うことと同じことなのですが、クルマと違うのは日本の中古住宅では、中古車市場のようなマーケットがないという点です。

アメリカだと中古住宅のマーケットがありますが、それは家族構成が変われば、家を買い換えるというのが当たり前という前提があるからなのですが、じゃあ日本で、家を買い換える人がどれくらいの割合でいるのか?を考えればよくわかるはずです。

ローンで買った場合、家を資産と考えるのはやめるべきで、家を資産と考えることができるのは、キャッシュで買った人だけ。

買ってしまった人は、今いくらで売れるのかを実際に検討してみれば、現状がどのような状況なのかがわかるはずです。

買ったときの目論見を上回っていればいいのですが、そうでなければ計画よりも事態は悪化しているということになるのではないでしょうか。

買う買わないは個人の自由ですし、買うのが100%間違っているとは言いません。

買うことと引き替えに失うモノをきちんとわかった上で、買った方がいいということを言いたいのですけどね。

時には考え方を、このように別サイドへ大きく振ることで、見えてくることがあるはずです。

年末には普段考えることがないこうした点について、こうした一年の区切りを機会にゆっくりと、あれこれ考えてみるのも悪くないと思います。

 

 

 

1228 Fri.

クラウンとミニの世界

「クラウンの世界」の続きです。

今日は下書きをしてそのまま放置していた日記に加筆したものをアップ、という珍しいパターンであります。(笑)



人間の「慣れ」をうまく使い、自分の感性をリセットすることで、車の特性をフレッシュな感覚で味わえるというのは、代車を借りたときの醍醐味だ。^^

車の交換に来られたのは、トヨタを定年退職されてからまだ1,2年ほどという、技術畑出身の方。

普通はレンタカー屋さんでバイトをされているような若い方が多いのだが、この方からは人生経験の豊富さがお人柄からよく伝わってくる。

だが、とにかく車がお好きなのだ。

私より少し年配だということはすぐにわかったのだが、一言二言の会話から車好き同士の尽きることのないハナシで、気がつくと駐車場で20分ほど話し込んでしまっていた。^^

この方からはウチの家内が、という言葉が何度も出てきたのだが、今回納車のために運転されてきた、ミニについて、BMW製ですか・・といたく感銘されたようで、老後にはこの車を手に入れて楽しみたいと、すっかりミニに魅了されていた 。

今回お世話になったのは、株式会社ソフト99オートサービス

保険会社の勧めで、修理をお願いしたのだが、BMWに修理を出すのと変わらない綺麗な状態で納車していただいた。

社の方針がそういうレベルのサービスを目指しているからだという。

お話を伺ったところ企業との契約で業務を拡大されているようだ。

 



 
まず駐車場へ入れるときに気づいたのは、ステアリングのずっしりとした重さだ。

クラウンのステアリングの軽さに慣れると、まるでカートに乗りかえたようで、「あれっこんなにステアリングが重かったっけ?」とちょっと驚いたほど。

ステアリングの重さやフィールというのは、車とドライバーのコミュニケーションを取るうえで最も気になるポイントだからね。

この重さはミニを「小さい車」という印象から遠ざけ、どっしりと落ち着いた安心感をドライバーへ伝えるための大きな要因の一つだだろう。
 
次に、新鮮だったのはミニの加速の良さだ。

クラウンは重い車重に加え、静かなエンジン音と、多気筒エンジンの特徴である回転の滑らかさという要素の組み合わせだ。

そのため、どうしても発進時がもっさりした印象となるのだが、こうして乗り換えてみると、明確にその違いがわかる。

ミニは4気筒なので、エンジンの振動はステアリングから、はっきりと伝わってくるため、こうした要素が徹底して遮断されているクラウンから乗り換えると、予想以上の鮮明さで 、その違いが分かるのかもしれない。

あたかも車が走りたくてウズウズしているようで、予想しなかったクラウンとのこのギャップの違いには少し驚いた。

ただし、体が疲れていたり気力がないときには、クラウンの方がぴったりくるかもしれないね。
 



 
そのあとで夕方カミサンと食事をしてから、センターの息子をピックアップに向かったのだが、待っている間のオーディオの音を聴くと、クラウンとはテイストがかなり違う。

クラウンでは音場を前席に合わせるというセッティングをしていたのだが、ミニのオプション選択で装着されているハーマンカードン社製のオーディオには、そうした調整機能は付いていない。

ごく普通の機能として、高音と低音、左右と前後のバランスを調整するくらいしか付いていないのだが、クラウンの音に慣れていた耳には、やたら音に精気が漲っているサウンドに思える。

これはちょっと嬉しい驚きだった。

逆に言えばクラウンの純正オーディオの音が全体にデッド気味で、音楽のエモーションがかなり抑制されたサウンドだったということになる。

ということは、車のキャラにあった音作りがされているということなのだろうか。


 

おもしろかったのは、カミサンがクラウンの助手席に座るたびに、シートベルトを締め忘れるという点だった。

するとクラウンはかなり耳障りな警告音を発するのだが、この音質が結構イライラする類の音なのだ。

そういう意味では、警告音の意味があるのかもしれないが、ミニではそういった警告音はないうえ、運転席でシートベルトを締め忘れても、警告音は一切ないのだ。

運転席でシートベルトを締め忘れると、メーター内に赤いマークが表示されるので、気になって締めることになるわけだが、いまどきはシートベルトは締めるのが当たり前だから、これで十分だと思う。

結論としてシートベルトを締め忘れるのは、椅子の座り心地が応接間のソファのようなタッチなので、つい車に乗っていることを忘れて、締め忘れるのだろうね、ということになったのだが・・

ミニの場合はもう少しシートに「嵌り込んだ」感触の着座感のため、「これから走るぞ」ということになり、自然にシートベルトに手が伸びることになるのだろう。

音と言えば、クラクションの音は、圧倒的にミニの方がいい。

相対的に国産車ってクラクションの音に厚みがなく、薄っぺらくビックリするような音の傾向にあると思うのだが、ドイツ車はおしなべて重厚で音が厚く上品だといえるだろう。

とくにクラウンのタクシーは台数が多いのですぐに警笛を鳴らすという印象が強いのだけれど、あの音はホント安っぽく耳障りなので、私はあの音に「蝉の小便」という名前をつけている。(笑)


 

もう一点意外だったのは、ドアの開け閉めがミニの方が圧倒的にやりやすいという点だ。

ミニもクラウンもある速度になると自動的にドアロックがかかるのだけれど、クラウンの場合は、内側にあるドア開閉レバーについているノブを外すというアクションが必要になるわけだ。
 


 

クラウンの場合、上のクロームメッキの開閉レバーの上にある四角い形状のノブを手前に引かないとドアは開かない。

これはかなり慣れても、2アクションとなるので、かなり面倒に感じる。


一方ミニの場合は、上の写真のようにドア上部にある高音のスピーカーユニットと一体になった、クロームメッキの丸い半円のレバーを引くのだが、レバーを引くと2アクションで動作するようになっている。

つまり軽く引いた状態で自動的にドアロックが外れ、そのままさらに引くとドアが開くのだ。

つまりレバーを持ち替えなくても、連続したワンアクションでドアが開くので、自動的にドアロックがかかっても、乗り降りの際に気にならないというわけだ。

さらに上の写真だと斜めに取り付けてある、開閉用の取手の位置と太さと角度が絶妙でとても開け閉めがしやすいのだ。

2ドアなのでドアの大きさはミニの方がクラウンよりも大きいのだが、乗降の際の開け閉めのしやすさは、ドアの大きさが同じくらいのボクスターと比べても遙かにラクで、こういうところはホントよく考えられている。

これはクラウンと乗り比べなければ、わからなかった点だろう。

ミニだけに乗っていれば、この開け閉めが普通になるため、特に何も感じることはなかったのだが、クラウンに乗り換えると、何故かドアの開け閉めが煩わしく感じたることになったというわけだ。

 

ミニが戻ってきてから一ヶ月以上が経過するので、クラウンの感触はすっかり遠のいてしまっているが、街でクラウンスーパーサルーンを見かけるたびに、あの中の世界を懐かしく思い出す。

そのテイストの違いはあまりにも大きいのだけれど、オレもジジイになってカラダがツラクなってきたら、あのクルマにお世話になるのかなあ・・なとふと考えることがある。

その頃には、もっとラクチンなクルマになっているのだろうけどね。

などと、とりとめのないことを考えることになってしまったが、カミサンと「やっぱりミニがいいね」などと言えるのはカラダが健康な証拠なのだろう。

そういう意味で、ミニは若さを計るバロメータとしても機能しているのかもしれない。

 

 

1227 Thurs.

楽しむためのチューンナップ

さて12月もだんだんと押し迫ってきました。

12月というのは「クリスマス・正月」という大きなイベントを控え、何かと気ぜわしくまた実際に飲んだり集まったりする機会が多くなるのですが、そういうときこそ一年のしめくくりですから、思いっきり楽しみたいものです。

でもそういうときに、頭が痛い、腰が痛いなどという、いわゆる「体調不良」だと、楽しさも半減することになります。

ちょうど「どうしていつもそんなに前向きでいられるのですか?何か特別なことをやっているのでしたら、ぜひ日記で取り上げてください」というメールをいただきました。

今までアメリカで仕事がなくなったときなどのいわゆる精神的に「きつかった時期」を乗り越えてきた経験から、今回のご質問に関連した点に絞り、何回かに分けて書いてみようと思います。



「何かを変えよう、変えたい」などという決意をするときというのは、自ら望む場合であろうと、成り行きで仕方なくというケースであろうと「絶好のチャンス」なのです。

そう思えば、これからどうしようか?何をしでかしてやろうか?ってワクワクするはずですよね。

これこそがこうした「スタート」の際の最も大事な心構えだと思います。

ですが別に難しいことではありません。

要は自分のハナ先に、どういう「おいしいニンジン」をぶら下げる事ができるのか?ということなのですからね。(笑)

 

で具体的に先ず手をつけるのは、アジャストメント、調整です。

つまり資本となるものを、本来の状態に戻すということです。

といってもお金ではありません。

そう、あなたの「ナイスバディー」そのもののことです。

幽霊でもない限り、誰もが持っている肉体のことですね。^^

ということで、今自分がどういう状態なのかをまず認識することから始まるのですが、今までこうしたことを何も意識せずに過ごしてきた方は、まずここの「値踏み」を正しくできない事が多いのです。

特に、自分のこととなると、分からないものと相場は決まっていて、思い入れ、思いこみ、過信、盲信などの要素が絡むため、意外とココがネックになっていることが多いのです。

といっても、何も心配することはありません。

当たり前のことなのですが、とにかく、まずここから手をつければいいわけです。

 

ですが自分じゃあ分からないからといって、配偶者や恋人に尋ねても、本当の状態というのは分かりません。

そうした目で見えるかどうかとか、本当のことを忌憚なく伝えてくれるかどうかなどという、構造上?の問題点があるために、自分で判定しなければなりません。

最も簡単なのは、デジカメで自分の姿を撮ることです。

できれば鏡の前で、普通にまっすぐに立って、携帯のカメラでも構いませんから、鏡に向け、できれば全身が写るようにして、笑ったり、怒ったり、すましたり、思う存分の表情で何枚も撮ってみてください。

そしてそれを適当な大きさにプリントアウトして、自分のデスクの前に貼って見てください。

さあこうして、しばらく自分と向き合ってみてください。

どうでしょうか?

そこにいるあなたは、他人から見えているであろうと思われる、あなたそのものです。

もちろん動いているときや喋っているときの方が遙かにイキイキとして魅力的なことはわかりますが、まずは静止した状態でどうかということです。

 

あなたにとって、魅力的に見えているかどうかです。

ホレボレするような貴方なら何も問題ないのですが、ほとんどのケースで、そうではないのが普通です。

これは、どういう自分であって欲しいのか、どうありたいのか、どう見られたいのかをもう一度考えるために、自分と向き合うという、とても大事なプロセスです。

もちろん中身や考え方がよければ、外見がどのように見えようと構わない、という考え方もあります。

ですが現実には人というのは、まず外見で判断するものです。

第一印象がよければ、それに越したことはないのです。

 

まずチェックするのは姿勢と、表情です。

カラダの手入れがきちんとされていないと、姿勢が悪いあるいは、表情が疲れのために精彩がなく、イキイキとは見えなかったりするものです。

外見というのは、ある程度は内面が反映されるものであり、こうした際のバロメーターとなります。

車なら具合の悪くなったパーツを取り替えることで簡単にコンディションをよくすることができるのですが、カラダのパーツは取り替えることができないため、常日頃からきちんとケアをしているかどうかがポイントとなります。

これは毎日の食事の内容にも大きく影響を受けます。

つまり普段から口に入れるものを考えていないと、30年しか使っていないカラダでも、手入れされた「50年もの」よりポテンシャルが悪い、ということになってしまうのです。

若いからといって放置していたために、気がついたときには、その能力発揮させることができなくなってしまっているということは、当たり前に起こるのです。

「COOLに過ごそう」の日記でも今までに・・

 

食生活を変える

クローン技術と食事

食事で人生を変える方法

理想の食生活

食の格差

 

などというテーマで取り上げてきましたが、私はこうしたことに気がつかないで、カラダのコンディションが悪くなった経験があります。

アメリカでは、スターバックスで朝コーヒーを買ってから、オフィスに向かう人が多いのですが、ここで避けなければならないのは、ミルクを入れないと言うことです。

ですから「ラッテ」なんていうのは論外だったわけです。

乳製品が胃腸にとって悪いということは、今ではまともな内科医なら誰もが知っていることなのですが、私は当時そういうことを知らなかったのです。

何年も飲んでいるウチに、足の表面が痒くなってきたのですが、長い間原因が分かりませんでした。

あとでわかったことなのですが、これは典型的なアレルギー反応だったのです。

ですが、いくらコンディションがよくなったからといって、油断するとまた同じ過ちを繰り返すことになります。

日本へ戻ってからも、あまりにもおいしいため、ソフトクリームを続けて食べていたらやはり同じような状態になりはじめたため、食べるのをやめたという、トホホなこともありました。

まったく懲りないヤツです。(笑)

 

こちらの2月10日に「乳製品と常識」で書きましたが、こうした皮膚への反射は、ほとんどのケースで食べ物に原因があるのです。

つまり体が皮膚を通して「ダメ」という信号を出しているわけなのですが、長い間原因を見つけることができませんでした。

一般的に常識だと思っていたことが、実は間違っているということはよくあることなのです。

アトピーでステロイドを塗ったとしても、それは原因を直すことにはならないのです。

「肌荒れとアトピー性皮膚炎撃退法」や「朝食は必要か?」でも書きましたが、アトピーは90%以上の確率で、一日2食と食べる物を変えることで、完治させることができるのです。

話を戻しますが、カラダの外部からできる、手っ取り早い効果的な方法は、物理的な手当をすることです。

つまりマッサージや鍼灸によって、コンディションを整えるという方法です。

自分にあった、いわゆる「かかりつけの先生」に、日頃から体の状態を定期的にチェックしてもらうことです。

そのためには、こうしたケアのため、収入の何割かを予算として計上しておくことです。

ここをケチると、知らず知らずのうちに、よい気分で毎日を過ごすことができなくなってゆきます。

 

放置モードでの体調や精神除すタイの右下がり曲線は、余りにも緩やかなカーブのため、気がついたときには、かなり状態が悪化していることが多いのです。

よい考えや、いいアイデアは、頭や腰が痛い状態からは生まれてはこないものなのですが、こうした当たり前のことができない人が、ほとんどだというのも、また現実です。

ネットでよく見られる、書き込みに対しての執拗な嫌がらせや、揚げ足取りというようなネガティブな思考も、食べ物や生活習慣に原因があることが多いのです。

わかっているのにやらないという、最も陥りやすいパラドクスによって、自分の持っている大きなポテンシャルの芽を、知らたいうちに摘み取 り、トレードのストレスから、こうしたドツボに嵌ってしまっていることに気がつかない人の何と多いことでしょう。

こうした状態の初期の症状を、いち早く自覚し、改善するには12月は絶好の時期ではないでしょうか。

 

 

1226 Wed.

VISTAマシンへ移行

皆さんのPCはどれくらいの頻度で、新しいマシンへ移行されているのでしょうか?

ほとんどの方はまだOSをXPで使われていると思いますが、私もVISTAが熟成を待っていたためずーっとXPのままで使い続けてきたのですが、2年半使ってきたPCがそろそろ腐りかけてきていました。

私のマシンはトレードに使うのが、メインの目的なのですが、いろいろなソフトをインストールするウチにどんどん重くなってきていたのです。

システムが複雑になればなるほどエラーや不具合が出てくるモノと、相場は決まっていますからね。

VISTAが発売されてからおよそ一年弱ですが、当初は対応している各種のドライバーが少ないため、いつVISTAへ移行するかというのは、OSのサポートの問題も絡むため、深く考えるとなかなか難しい問題だったのです。

 

ウィンドウズXPは、2009年4月14日にメインストリームによる正式サポートが終了し、2014年4月8日で延長サポートも終了するわけです。

まだ6年ちょっとは使い続けられそうに思えますが、無償サポートはあと1年半で終了してしまうわけで、XPマシンの販売も2008年6月まで。

つまりは直販モデルから消える日も近く、XPの寿命というのは、実はすぐそこまで来ているのですね。

それに、VISTAの発売からほぼ一年を経過した今、発売当初とはかなり状況が変わってきています。

マイクロソフトの発表によると、発売9ヵ月後の全世界におけるビスタ販売本数は8500万本で、この調子だと年内には1億本を超えるでしょう。

店頭に並ぶパソコンは、ビスタ搭載機種が当たり前で、次世代DVDドライブなどの最新機能を使いたいなら、必然的にビスタマシンを選ぶことになります。

また、当初問題視されていた互換性の問題もかなり解消され、ユーザーが増えることでノウハウが蓄積されるという利用環境へ変化しています。

メモリーの値段は一年で半額まで下がり、CPUもデュアルコアが当たり前で、高いスペックのマシンを安い値段で手に入れることができるようになってきたわけです。

つまりVISTAの動作の遅さもスペックの向上とともに解消されつつあります。

こうして利用環境がかなり整ってきたため、そろそろ移行する時期かなということで、VISTAで新しいマシンを組んでもらっていたのですが、ようやく完成し昨日からボチボチ使い始めています。

 

DELLを購入するという選択肢もあったのですが、身近にいる田村さんというエキスパートに頼んで結局はパーツを組み合わせるという方法となりました。

今までもAMDで組んでもらっていたので、今回もその流れでということになったのですが、AMDで3.2GHzを選ばなかったのは、実際は性能的にそれほど大きく変わらないだろうということで、発熱の面からこちらを選択したわけです。

最近はAMD、Intelどちらを使うにしろ、省電力設定で使うわけですから、常に最高クロックで動作させることはほとんどないわけで、使用するアプリケーションの好みによって選択するというケースが多いようです。

あと私は動画エンコードの類は使わないので、使用上の性能差はIntel とあまり変わらないだろうということで、AMDに落ち着いたというわけです。


他の決め手として、当初マザーボードのオンボードグラフィックスと、増設する独立したグラフィックス(PCI-express接続)で3系統を組むには、Vistaのドライバモデルの都合上、AMDがよいかと考えたらしいのですが、実は最初うまくゆかなかったのです。

私は20インチのディスプレイを3枚縦置きで使うため、CPUはIntel、AMDどちらでもよかったのですが、とにかく独立したグラフィックスを2系統用意したわけです。

Vistaでは独立にしろオンボードにしろ、グラフィックスを同じベンダー、同じドライバで実行できるように揃えるというのは重要な点だということのようです。

なわけで、セミナーの合間を縫って、足かけで丸々1週間ほどかかってしまったのですが、以下が最終的な構成。


CPU AMD Athlon64 X2 6000+ (3.0GHz L2 1MBx2)+CPUクーラー
マザーボード  Asus M2N-SLI Deluxe (PCI-e 16x スロットが2本可)

前のPCは AMD Opteron 2.4GHz x 2 (L2 1MB)で 4GB実装。

新しいPCのメモリは DDR2-800 1GB x 4
2GBx2にしなかったのは、万一の場合1GBx2で動作確認するため

グラフィックス NVIDIA 8600GT + NVIDIA 8500GT
8600GTはファンレス、同じファンレスでも発熱を下げるためNVIDIA 8500GTを選択)

HDD WD Raptor 150GB (10000rpm)

CドライブのHDDをRaptorにしたのはランダムアクセスの性能が高いため。
前のPCのHDDはIDE接続で、新しいのはSATA接続。

転送帯域が増えたことに加え、コマンドキューにより待ち合わせ無しにHDDへ命令が出せるようになるため性能向上が期待できるわけですが、使ってみても体感的にも早くなっていることがわかります。

Seagate Barracuda ES 500GB x 2

500GBはDドライブとして322GB、EドライブにiTune用で143GBを割り当て、もう一台の500GBは古いPCのHDDの一部とバックアップ用に使うことになりました。

DVD/CD メモリリーダー/FDDのコンビ
ケース  Antec SOLO + 9cm前面ファン x2  (静音性重視)
電源    Antec 550w
OS    Windows Vista Ultimate

 

 

VISTAの操作はXPと少し違うところがあるので、最初はちょっと戸惑いましたが、わからないところは、組んでくれた田村氏に聞くことができるというのは、とても心強い点です。

すでにVISATAを導入している田村氏はVISTAでの問題点をすべて解決して運用されているので、移行はとてもスムースに運びました。

メインはトレード用ですが、この点では十分な性能で、操作も問題ないので文句なしです。

WEBへアップする際のチャートの貼り付けなどでは、フォトショップを使っているのですが、前のマシンではCS3を使うと、遅くて使えなかったため、CS2へ戻して使っていました。

CS3はどうやらVISTA用にチューニングされているようで、新しいPCとCS3の組み合わせだとスカスカと動作がやたら速く、ちょっと感激しました。

デジカメで撮影した写真を処理する際には、いわゆるアクションと呼ばれるマクロを使うことが多いのですが、その自動実行速度がとても速く、ストレスなく作業を進めることができます。

また下のように「メイリオ」という、ビスタ用のフォントで表示させると、とてもブランニューな気分を味わうことができます。


 

さらにリモートデスクトップの機能を使えば、もう一台の古いマシンを新しいPCから直接操作することができますから、まさに自由自在にマシンを操ることができるというわけです。

 


今やPCは仕事だけではなく、日常の生活においても、なくてはならない道具となってきています。

特に私はPCに向かっている時間が長いため、マシンの性能向上は、生産性と作業の質を飛躍的に高めてくれるはずです。

「畳とPCは新しい方がいい」ともいいますが、こうして考えるとブランニューのPCというのはワクワク感の高いアイテムだということが言えますね。

といういきさつもあって、結局はタイミング的にVISTAによる新しいPCが、自分へのクリスマスプレゼントということになったわけです。

つまりシステムを組んでくれた田村氏がいわばサンタの役目を果たしてくれたのですが、しかし彼のスキルは大したものです。さすがプロフェッショナル。

というわけで、とてもナイスな気分でクリスマスを、過ごすことができました。

 

 

1224 Mon.

バインセオ サイゴン
 


シアトルの生活ですっかり嵌ってしまったベトナム・ヌードル。

懐かしい味と、独特の味のため、最近ローテーションに加え、頻繁に訪れている店をご紹介。



有楽町イトシアB1に開店した、ベトナム屋台料理の店「バインセオ・サイゴン」。



 

庶民的な食べ物なので、店もこういう雰囲気。
 


 

アメリカにあるベトナムヌードルの店と違い、日本の店は清潔感が高い。


フレッシュでおいしいエビ入り生春巻き。
 

いつも頼むのは、肉を抜いたフォー。

フォーをわかりやすく説明すると、いわゆるベトナムの「あっさりラーメン」。

平打ちの米粉の麺は「きしめん」に似ているが、原料は米粉と水のライスヌードルの一種で、コシのない麺のため食感が軽くツルツルと食べられるうえ、お腹にもたれないのが特徴だ。

普通は鶏や牛から取った透明なスープに米麺を入れ、バジル、コリアンダー、青唐辛子などのハーブや生モヤシにチリソース、ニョクマムなどを加えていただく。
 


もやしと一緒に追加注文するのは、フォーに欠かせない、パクチー、コリアンダー、香菜(ツァンサイ)とも呼ばれる、クセのある葉っぱだ。

人によっては、この味が病みつきになるはず。



11:30AM - 3:00PM 5:00PM - 10:00PM
千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル B1F
Phone: (03) 3271-3833

 

 

1222 Sat.

もうすぐクリスマス

ヤッホー!

昨日から2週間の休みに突入。

というわけでまずはクリスマスのため、仕仕込んでおいたCDを加え、恒例のクリスマスアルバムの今年版を作成。

昨年は VOL.1  と VOL.2 に分けて制作。

というわけで今年加えたアルバムをご紹介。

まずは、ティル・ブレナーのクリスマスアルバム。

Till Bronner / the Christmas album

4曲目のあの大ヒット曲「Last Christmas」を聴けば、このアルバムを買いたくなる人は多いはず。

それでも心が決まらないときは、8曲目の Notes On Snow を。

何を隠そうあの Chris Botti との共演を楽しめるナンバーだ。

どちらかがオープントランペットでどちらかが、ミュートトランペットを吹いているのだけれど、どちらがどちらか、お分かりになるだろうか?

9曲目の明るい曲調、Winter Wonderland や、10曲目の Moon River 、Auld Lang Syne など、素敵なナンバーが目白押し。

 とにかくスタイリッシュなクリスマスアルバム。

聴いているウチに、誰かと街に繰り出したくなってしまうはず。

ロマンチックな気分を味わい時は、イチオシでお勧めですぞ。

おまけ

ティル・ブレナーが歌うホワイトクリスマスは、バッキングのコードがモダンで超クール。



 

彼のバンドの演奏を聴くと、実力がわかるアドリブが炸裂している。

ワオ!



 

 

ピーター・ホワイトというと余り馴染みがないかも知れない。

Peter White / White Christmas



1954年イギリス生まれの、日本人好みのする?哀愁の漂う美しいメロディラインでもって爽やかなテイストを持つアコースティックギター弾き。

しかも落ち着いたアダルトな雰囲気となれば、人気が出ないわけがないと思うのだが、まずは2曲目 Christmas Song をどうぞ。

 

やはり出た、マイケル・ブーブレのクリスマスアルバム。

一言でいえばゴージャスな雰囲気が満載。

michael buble / Let it Snow

タイトル曲の Let it Snow で決まりでしょう。 

 

マイケル・ブーブレといえば、あの名曲 Me and Mrs Jones をとりあげ、彼なりのテイストを加えることで大ヒットとなったが、曲の良さと彼の魅力がうまく噛み合うと、こういう事になるのが音楽の魅力であり面白さなんだね。



ライブでは彼の魅力の一端が伺える。



途中で転調するところが、お洒落。^^

日本の音楽界の現状を考えると、呆然してしまうね。

TV番組でこのレベルの高さだからなあ。

 



彼の人気ぶりが伺えるコンサートの様子。
 

 



こちらもTV番組だけど、司会者とのジョークといい、いい味が出ている。

こういう小さな編成バンドでのブーブレは珍しい。
 

 

というわけだが、ネットでこうして聴けるようになると、それぞれエンコードされているビットレートによって音質がずいぶん違うことがいやでも気になってくる。

今回はすべてある程度以上の音質のものばかりを集めたのだけれど、こういうところにこだわると、書くのにさらに時間がかかるわけだが、まあ休みだからね。(笑)

みなさんよい週末を!

 

 

1220 Thurs.

日本株でのチャートソフト問題

さて昨日の続きなのですが、今開催中の日本株セミナーの懇親会で、ハッキリしたことなのですが、日本株の場合、意外な盲点があったのです。

5円抜きつまり5ティック抜きのトレードをするときに、何故エントリーが間に合わないのか?という問題に絡んでなのですが・・

時々板が薄いので、狙った執行の枚数がうまくできないなどという声を聞きますが、ほとんどの場合タイミングさえ早ければ、エントリーすることができるのです。

執行ツールそのものの操作は、マーケットスピードであれ、Eトレードであれ、どの銘柄へエントリーするかさえ決まれば、10秒もあればオーダーは出せるわけです。

上はリアルティックという米国株用のソフトですが、ツールバーへ執行ボタンをセットした状態です。

計測してみれば分かりますが、米国株のリアルティックのように、ボタンを作って、押せばすぐに執行されるという性能は期待できないにしても、日本株マーケットの動く速度であれば実際には、現在の日本の証券会社が提供している執行ツールでも間に合うはずなのです。

これは現在のセミナーでも確認できています。

それよりも問題なのは、エントリーの対象となる銘柄をあらかじめ見ているかどうかなのです。

たとえば、大きくギャップダウンしたのでリバーサルに注意する必要がある場合を例に挙げてみましょう。

このチャートのように、陰線が続いた後では当然リバーサルが来る可能性が高いわけです。

ですが、下へ下がるかもしません。

もし下がってゆく場合、スイングスキャンプロ(はっち3号)あるいは、ブレイクスキャンプロに候補銘柄が表示されます。

ですからスキャンシステムに表示された銘柄を見て、そこから絞り込めばいいわけです。

 

ですがリバーサルで上がる場合、ブレイクスキャンプロで表示されないのです。

その理由はクアトロセットアップには該当しないからです。

ギャップアップあるいはギャップダウンしてから上がってゆくケースでも同じなのです。

ということは、事前チェックで気配がギャップアップしている銘柄は、あらかじめチャートへ表示しておく必要があります。

つまり少なくとも10銘柄から20銘柄は同時に監視することができるチャートソフトが必要になります。

下のヤマダ電機(9831)のように、ギャップダウンした場合はなおさらです。

下は10分チャートですが、上の日足と見くらべるとよくおわかりになるはずです。

こうした30分ギャッププレイの対象となる銘柄だと、事前チェックでは見つけることができません。

つまり場中で、探すわけですが、その場合ワンクリックで週足・日足・1分足と板の値段を表示できるリアルティックのようなソフト が必要になります。

現在のネットエイドでガイドしている手法はかなり高い確率で獲れるだけに、こうしたところのコストをしっかりとかけた環境でトレードをすることが、コンスタントに勝つためには大事なポイントの一つになります。

最近は、リアルティックで日本株が表示できるようになっています。

ネットエイドで連日ガイドでそのリアルティックのチャートを貼り付けていますが、いよいよ皆さんも使うことができるようになりました。

ただし売買の執行はできないため、日本の証券会社から提供されているチャートソフトを、執行とポジション管理のために使う必要があります。

そして、チャートの表示や監視はリアルティックというのが、現時点でのベストの選択となるはずです。

ということで、また続きます。^^

 

 

1219 Wed.

事前チェックの重要性

昨夜の米国マーケットは、大きく下げたあとのギャップアップなので、多少はリバーサルの恐れはあったものの、エイヤっていけば獲れた展開となりましたが、ド頭は渋かったなあ・・

JASOがダメかなと思ったら上昇で冷や汗ものでしたが、米株だと3銘柄ほぼ同時エントリーというワザが使えるのが、醍醐味でしょうか。

バイイングパワーが即回復するメリットを、十分に生かしたやり方ですね。

Tab View でトータルと個別のゲインの数字を見ながらというやり方ですが、ライブトレードセミナーでもこの方法の訓練をやったことがありますが、やってみると意外と使えます。

あまり動きのよくない銘柄を「躊躇なく切ることができる」というメリットが、なかなか効果的なやり方なわけです。

つまりよく動いているモノは残してダメな銘柄は切るわけです。

チャートを見すぎない方がいい、というケースというのは、ごくたまにあるわけですが、それがこのケース。

昨夜の例では、JASOが渋く一時はマイナス、といっても0.35ポイントほどだから、100株なら35ドルほどで、FSLRが十分にカバーできる利益を示していたので我慢。

100株換算で100ドルになったらカットロスなわけですが、次々と入った GENZ HOLX はダメなので、即脱出。

 こういうときに大事なのは、ポジションサイズ。

慣れない人というか最低単元の資金の方のために、マーケットの解説では最近株数を書き込んでいますが、あれくらいの比率なら、カットロスだらけにならずに済むはず。

意外とポジションサイズを間違っているためにうまくゆかない人というのは、多いはず。

ギャッパーズアイを見てもらえば分かりますが、はっち3号のHマークは該当なし。

レベル1でも対象銘柄はゼロで、オマケにこういうときのロングサイドはブレイクスキャンにも銘柄が出てこないからね。

こういう下げた後のギャップアップというマーケットでは、事前チェックをしっかりとやっておかないと、おいしい銘柄を逃すことになるわけで、備えあれば憂いなし、ということです。^^

日本株のケースですが今回のセミナーで、ドエライ事実が発覚。

そりゃあそうだよなあ、ということで長くなるので詳細は明日。

 

 

1218 Tues.

忘年会

今年もあと2週間を切ってきましたが、現在今年最後のセミナーを開催中で、これがセミナー収め。

ネットエイドを開催のため、マーケットは、年末開催されるまでフル参戦の予定なのですが、ココが会社勤めの方との大きな違いなのかもしれません。

先日機会があって、受講生であり現在トレードを続けていらっしゃる男性トレーダー2名と女性トレーダー1名との合計4名で、食事をしてきました。

大勢でたわいのないハナシをするのも楽しいモノですが、じっくりとお互いのコミュニケーションを取りながら楽しむとなると、これくらいの「片手以内の人数」が適当ということになるのでしょうか。

専業や本職をお持ちの方が混在したメンバー構成で、何年ものつきあいのある、あえて言えば私にとっては「大事にしたい仲間」との忘年会?にあたるかもしれません。

そこでよくあるハナシの展開となり、来年の抱負というか夢は?という話題になったのですが、まさに人それぞれ!
 


一人の方はセミナー受講後約6年。そんなになるんだなあ・・

ご自分の実家の経済をすっかり立て直し、現在ではご自分のファミリーのいわゆるファイナンシャル面でのリーダーとして、ご家族との幸せな家族関係を構築されているようです。

抱負は、来年納税額1億円を目指したいというわかりやすいものでした。

年齢的にも、やる気満々の年代ですし、とても納得できるものでした。

ですが実は別の壮大な夢をお持ちなのですが、ここで書くと字数制限に引っかかりそうなくらい長くなりそうなので、割愛しますが。^^

 

もう一人の方は、着々とご自分の音楽を趣味賭して続けられていて、最新のデモを聴かせて貰いましたが、なかなかの仕上がり。

この方とは8年来で、今回のメンバーの中では最長でしょうか。

今年も実はいろいろお世話になったのですけが・・とこれ以上書くと誰かということがわかってしまうので、このあたりで打ち止め。^^

最近ではお会いするたびに、そのときの最新バージョンを聴かせて貰っているので、ご自分のペースでコンスタントに続けられているということなのですが、仕事での夢が何だったのかは、酔っぱらっていたこともあって、すっかり忘れてしまいました。

幹事をやっていただいたので、すっかり気が緩んでいたうえ、何をやっても「おかしくない」という行動力をお持ちの方ですから、特に印象に残らなかったのかもしれません。

経済面でいえば大いなる余裕で生活をされていますし、淡々とご自分の道を歩まれているという印象を受けました。

 

もう一人の方は、トレードとは別の仕事を、大きくしようか、それとも縮小しようかと決めかねているということで、現時点での夢に該当する抱負はお持ちでないようでした。

ちなみにこの方も、一日で会社勤めの場合の平均給与の2倍の年収分以上を一日で稼いだ実績をお持ちで、自分も来年納税額1億円を目指してみようかということを、半分本気?のような口調で話されていました。

つまり仕事としては、トレードの方が遙かに簡単に稼ぐことができるので、金銭面だけでいえば、本業を一生懸命にやろうという気持ちになれなくなってしまうということなのですね。

でも従業員のことを考えると、やはり事業を大きくした方がいいということになるため、どうしようかということで、決めかねているということでした。

第三者から見ると、贅沢な悩みの部類でしょうね。

 

で最後にて私なのですが最も夢がないというか、現実的すぎるものなのでココでは書きません。(笑)

渡米する前は、観光ではなく日本以外の国ということで「アメリカに住む」という夢を抱き、トレードを始めてからは「6桁プレーヤの仲間入り」という目標を掲げ、それをモチベーションの向上のために使ったのですが、こうした夢や抱負というのは経験値によってどんどん変わるモノなのですね。

自分でも意外な方向へ動いたりすることを体験すると、まさに「やってみなければわからない」ということを実感するわけですが、こうして人と比べると、うーん・・もっと夢のあることを考えた方がいいのかなあってちょっと思ったりもしたのですが、年齢的なモノがあるのかも知れないなと、 自分にとってはちょっと意外でしたが、そこで歳を感じました。

ということで、夢はさておいて来年の抱負なのですが、今年出した2冊目の本で書いたことなので、新鮮味はないのですが、突然仕事がなくなったり、退職された方が自立するためにトレードを生かすという方向へ、自分の力を役立てたいと考えています。

 

自分の生き甲斐をどこに求めるかは、その方の生き様や、さらには家族や人間関係に大きく左右されるため、トレードというキーワードで関わっていても、夢や抱負というのは、これだけ違うわけですね。

ということで、その日は危うく二日酔いになりそうなほど、飲んでしまいました。

まあ、年に一度くらいは、こういう日があってもいいかなというか、そういう酒が仲間と飲めること自体、幸せなことなのだと思います。

 

 

1217 Mon.

CQGダウングレードの勧め?!

CQGを最新のものにアップグレードした矢先に、7.4.880 (7x4880)へ戻しました。

田村さんのときどき日記にも「CQGのアップグレードは待ったほうがよい」と書かれていましたね。^^

私は Windows XP なのですが、7.5.885 (7x5885) バーションだと、チャートを過去の「ある時点」へ戻してワンクリックシミュレーションをするとき、銘柄を変えると「ある時点」から始めることができないのです。

たとえば、ブレイクスキャンプロを使って、3日前のオープニングを1分足でシミュレーションしたいとします。

大和証券G(8601)を13日のオープニングからワンクリックでシミュレーションをするとき、下のような状態を表示することになります。

そして三井住友海上火災保険(8752)の銘柄コードを入力すると、下のように13日のオープニングを「いきなり表示できる」のがCQGというチャートソフトの大きなメリットだったのです。

そして、エントリーしたことにして、チャートをワンクリック進めると、下のようになります。

シメシメで下がりましたね。↓

そして銘柄を大和証券G(8601)へ変えます。

すると同じように、オープニングから2本目のローソク足が表示されます。

 

今開催中のセミナーでも、7.5.885 (7x5885) を使っていたのですが、説明をするときやワンクリックシミュレーションを実演するとき、この機能が使えないと、とても不便で、チャートを手動で戻すというか位置を調整しなくてはならないのです。

普通のチャートソフトだとこうしたことができなくても、まあ当たり前なことなのですが、CQGは今までこれができていたために、当たり前にこれを使っていたわけです。

そのため、これができなくなると、もの凄く不便に感じるのです。

慣れとは恐ろしいものですね。

田村さんもこの現象は確認されていたようで、いろいろと相談した結果、新しいバージョンをアンインストールしてから、7.4.880 (7x4880)をインストールして、元へ戻すことにしました。

その時気をつけることは、下のように、Document and Settings の All Users にある 「共有ドキュメント / CQGNet / 」の下にある「Private」フォルダーを丸ごと消しておくこと。そうしないとうまく動きませんからね。
 


ということで、7.4.880 (7x4880)へ戻したので、気持ちよくワンクリックでシミュレーションができるようになりました。

というわけで、CQGユーザーの皆さんの参考になれば幸いです。

 

 

1216 Sun.

持つべきモノは?

昨日土曜日から今年最後の日本株ライブトレードセミナーが始まったのですが、今回は何と84才の方が参加されています。

ここまでのやる気というかガッツを持ち続けるというパワーには脱帽ですな。

最近はちょっといろいろなことがあって、大変だったのですが、自分よりも遙かなる人生の先輩が頑張っているとなれば、こちらも気合いを入れざるを得ないわけで、こうした出会いがあると、セミナーをやっててよかったなと思います。

「ちょっといろいろなことがあって、大変だったのですが」というのは、PCのトラブル。

ちょうどセミナーの2日ほど前に、朝起きたらPCが再起動をしているのを目撃。

ずっと見ていたら、どうやら無限ループに入っているようで、PCに詳しいしタムラ氏に電話したら、マザーボードかハードディスクかも知れないという。

というわけで、はやり私の手には負えない状態となったわけです。

で来てもらっての診断結果は、Cドライブのハードディスクのセクターエラーが原因でした。

幸いにも4階に借りているオフィスに代用にできるPCがあるので、ネットエイドから何からすべては、木曜から4FのオフィスのPCでやることになったというわけです。



現状の自宅システムがかなり入り組んでいることに加え、もう2年半ほどのPCなのでそろそろ腐りかけているからなあ・・というタムラ氏のアドバイスもあって、一台新しいのを組んで貰うことにしました。

ハードディスクを交換してイチからインストールをする手間を考えると、一台新しいのを買った方がいいだろうということですね。

今のPCは音楽モノとかトレードとは関係ない作業用として使い、もう一台の新しい方は、トレード関連用と分けることにして、新しいPCを組み上げながら、ダメもとで壊れた今のPCのハードディスクを修復することにしたわけです。

タムラ氏に同行してもらいというか、私はついてそばで見ているだけなワケですが(笑)秋葉原で必要なパーツを買ったのですが、総額で20万円なり。

高かったのはハードディスク。Cドライブ用に加え500ギガを二台という布陣のためですが、初めてのVISTAマシンなのでちょっと楽しみ。

夜のネットエイドの前までに、ダメになった今までのPCのハードディスクを交換し修復セットアップ。

タムラ氏奮闘の甲斐あって、奇跡的に?何とか復帰して、使えるようになったので、まずはヤレヤレ。

彼曰く、運がよかったと言うことなのですが、しかしこういうときに持つべきモノは、PCに詳しい友人だということを痛感した次第。

わたしはそっち方面は疎いので特にね。(笑)

 


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2007 1215-

 

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