Market Back Number


Back Number 020215


今日の米国株式市場・バックナンバー


U.S.A 3月14日・ 木  > Japan 3月15日・ 金

◎米労務省が発表した先週の新規失業保険申請件数は、前週から3,000件減少し37万7,000件となった。

また、商務省が発表した1月の企業在庫は、季節調整済みで前月比0.2%増しと2001年1月依頼初めてプラスに転じた。

企業売上も1.1%増しと高い伸びを見せ、米経済がリセッション期を終了し回復に向っていることを再確認させる結果となった。

エコノミストらは0.4%減を予想していた。 CNN

◎おもちゃ販売大手のトイザラス(TOY:Research, Estimates)は、予想を上回る第4四半期の好決算を発表した。

しかし同社は、店舗再編成のための費用がかさむ一方、売上や自社株の株価低迷が続くだろうとの慎重な見通しを述べ、売りを誘っている。 CNN

◎通信会社大手のワールドコム(WCOM:Research, Estimates)は、今月11日に米証券取引委員会(SEC)から2000年度における会計関連書類の提出要請を受け、それ以降株価を急落させていたが、本日反発している。

一方、PC業界の早期回復は見込めないとのコメントを受け、先行き不安からインテル(INTC:Research, Estimates)に売りが優先している。 CNN

木曜日の米国株式市場は、好悪材料が入り乱れ、もみあいのすえナスダックは小幅安、ダウは小幅高というまちまちの展開となった。

米小売売上が予想程上昇しなかったことを受け、前日はハイテク株全般に失望売りが殺到したが、本日通常取引終了後に決算発表を控えているオラクルなどを筆頭にハイテク株に警戒売りが優先した。

一方、今四半期と2002年度の業績見通し達成に自信を示したイーストマン・コダックや、証券アナリストらに前向きな見通しを示されたインターナショナルペーパーやキャタピラーなどに押し目買いが入り、ダウは反発上昇した。

しかし、先行き不透明感が嫌気されてか、積極的な売買は手控えられ薄商いとなった。

ナスダックは、オラクルやインテルなどのハイテクリーダーを筆頭に売りが膨らみ小幅続落。

7.89ポイント安の1,854.14ドル。
取引高は約14億株。 

  

ダウは、メルクやボーイングなどの軟調な銘柄も多い中、キャタピラーやイーストマンコダックが底値を支え小反発。

130.50ポイント高の10,501.85ドル。 
取引高は約12億株。

 


U.S.A 3月13日・ 水  > Japan 3月14日・ 木

◎米商務省が発表した2月の米小売売上高は、季節調整済みで前月比0.3%増しと2ヶ月連続で上昇した。

昨年10月依頼最高の上昇幅となったがエコノミストらの予想を大幅に下回り、米景気が緩やかな回復傾向にあることを示した。

振れの大きい自動車がパーツを除いた売上も0.2%増しと小幅に止まった。 CNN

◎半導体最大手のインテル(INTC:Research, Estimates)は、J.P.モルガンから2002年と第2四半期における収益見通しの下方修正を受け、株価を3.5%近く急落させている。

また同社は、10−Kレポート(年次報告書)を米証券取引委員会(SEC)に提出し会計処理に対する不信感が払拭され、前日急騰したIBMのように上昇するかと思われたが、上値の重い展開。

アプライド・マテリアルズ(AMAT:Research, Estimates)やデル・コンピューター(DELL:Research, Estimates)などの関連株にも売りが広まっている。 CNN


水曜日の米国株式市場は、米景気の早期回復期待感が後退し、ナスダック、ダウ指数ともに売り一色の展開となった。

朝方発表された米小売売上が予想程上昇しなかったことから、先週のFRB米連邦米景気回復速度が緩やかになりつつあるとの見方が広まり、ハイテク株を筆頭に失望売りが先行した。

また半導体大手のインテルが収益見通しの下方修正を受け、ハイテク企業の先行きに対する不安感や警戒心が再浮上したことも売り材料となった。。

ナスダックは、インテルが牽引役となりアプライド・マテリアルズやデルなどの大型ハイテク株を中心に売りが膨らみ、続落。

35.08ポイント安の1,862.04ドル。
取引高は約16億株。 

  

ダウは、ノキアやルーセント・テクノロジーなどの通信株が前日に引き続き売られ大幅続落。

130.50ポイント安の10,501.85ドル。 
取引高は約13億株。

 


U.S.A 3月12日・ 火  > Japan 3月13日・ 水

◎携帯電話メーカー世界最大手のノキア(NOK:Research, Estimates)は、第1四半期収益の目標達成に自信を示したものの、売上は事前予想を下回る見通しを発表した。

先行きの不透明感が嫌気され、ノキアを中心にエリクソン(ERICY:Research, Estimates) やモトローラ(MOT:Research, Estimates)などの同セクターに売りが優先している。 CNN

◎通信大手のルーセント(LU:Research, Estimates)は、今四半期における売上見通しを下方修正した。

また同社は、収益回復には予想以上に時間がかかるだろうと先行きに対し慎重な見通しを述べた。

携帯電話業界最大手のノキアも売上低迷を発表したことも加え、ワールドコム (WCOM:Research, Estimates)などの関連株も連れ安している。

ワールドコムは、米証券取引委員会(SEC)から情報提供のために、会計処理関連の書類提出を要請されている。 CNN

 

火曜日の米国株式市場は、ルーセント・テクノロジーとノキアの通信大手2社が業績見通しを下方修正したことが嫌気され、ハイテク株全般に売りが殺到しナスダックは急落。

先日にはAvayaが収益低迷を理由に人員削減と自社株売却を発表し通信株を筆頭に売られ、米景気回復を示す強気な経済指数が発表されたにも関わらずハイテク株は弱かった。

一方、不正会計処理疑惑が浮上していた半導体大手のIBMは先日10−Kレポート(年次報告書)を米証券取引委員会(SEC)に提出し、不透明感や不安感が払拭されたことから押し目買いが先行、ダウ指数の牽引役となった。

ナスダックは、ワールドコムやマイクロソフトなどハイテク株全般に売りが広まり続落。

32.37ポイント安の1,897.12ドル。
取引高は約17億株。 

  

ダウは、ノキアやエリクソン、モトローラなどの通信株が弱い中、IBMが底値を支え小幅続伸。

21.11ポイント高の10,632.35ドル。 
取引高は約13億株。

 


U.S.A 3月11日・ 月  > Japan 3月12日・ 火

◎米商務省が発表した1月の米卸売在庫は、前月比0.2%減と12ヶ月連続で低下し、景気回復の裏付けする結果となった。

エコノミストらは0.4%減を予想していた。

また、同省が個別に発表した卸売売上は、前月比1.2%増しの2,252億ドルと2000年6月依頼最高の伸びとなった。

期待された株価への影響はなく、市場はこの好材料に対し無反応。 CNN

◎通信機器メーカーのAvaya(AV: Research, Estimates)は、第2四半期の収益が予想を下回るだろうとの減益警告を発し、売りを誘っている。

また、収益低迷に伴いコスト削減を図る1,900人の人員削減を検討していることや、自社株9,000万ドル分(1,438万株)をワルバーグ・ピンカス・イクイティーパートナーズに売却することを明らかにした。 CNN

◎通信機器大手のエミュレックス(EMLX: Research, Estimates)は、バンク・オブ・アメリカ証券により第3四半期の業績見通しを1株当たり13セントから12セントへと引き下げられ、本日急落している。

また、半導体大手のIBM(IBM:Research, Estimates)はサンフォード・バーンシュタインにより証券評価を引き下げられ小幅安となっている。 CNN

 

週明け月曜日の米国株式市場は、金融株を中心に買いが膨らみ、ダウは約9ヶ月間の高値を更新した。

朝方発表された卸売在庫が12ヶ月連続で低下し、米景気底入れを再確認させたことが買い材料となった模様。

一方、収益低迷を理由に大規模な人員削減と自社株売却を発表したAvanaを筆頭に通信株全般が比較的弱く、ナスダックは上値の重い展開となった。

ナスダックは、マイクロソフトやサン・マイクロシステムズなどの一部のハイテクリーダーを中心に売りが膨らみ小幅安。

0.18ポイント安の1,929.49ドル。
取引高は約17億株。 

  

ダウは、ウォルマートやベストバイなどの卸売株が買われる中、ボーイングや3M、メリル・リンチなどのブルーチップに売りが優先し反落。

38.75ポイント高の10,611.24ドル。 
取引高は約12億株。

 


U.S.A 3月8日・ 金  > Japan 3月9日・ 土

◎米労働省が発表した2月の失業率は、5.5%と前月の5.6%から低下した。

エコノミストらは、5.8%を予想していた。

また、非農業部門における新規雇用者数は6万6,000人増加し7ヶ月ぶりのプラスとなった。

時間当たり平均賃金も前月比2セント増しの14.63ドルと小幅増加した。 

予想以上に強い雇用統計を受け、米国市場には好感買いが先行している。 CNN

◎コンピューター関連機器メーカー大手のサン・マイクロシステムズ(SUNW: Research, Estimates)は、前日通常取引終了後に今四半期の業績見通し達成に自信を示し安心買いを集めている。 CNN

◎半導体大手のインテル(INTC: Research, Estimates)は、1−3月期における売上高見通しを66億-69億ドルへと下方修正した。

また、祖利益率については当初予想していた見通し範囲内の中心をやや上回るとの見込みを示した。 CNN

 

金曜日の米国株式市場は、朝方発表された予想を大幅に上回る雇用統計が好感されナスダック、ダウ指数ともに急伸。

2月の米失業率は5.5%と2ヶ月連続低下、新規雇用者数は6万6,000人増加と7ヶ月ぶりにプラスへと転じ、米労働市場の回復を裏付ける結果となった。

前日にはグリーンスパン連邦準備理事会(FRB)議長が事実上の米経済回復を証言したことも支援材料となった。

ナスダックは、業績見通し達成に自信を示したサン・マイクロシステムズやインテル、アプライドマテリアルズなどのハイテクリーダーを中心に買いが膨らみ上昇。

48.04ポイント 高の1,929.67ドル。

取引高は約20.4億株。 

  

ダウは、IBMやキャタピラー、ボーイングなどの大型優良銘柄に買いが先行し急反発。

47.12ポイント 高の10,572.49ドル。 

取引高は約14億株。

 


U.S.A 3月7日・ 木  > Japan 3月8日・ 金

◎労働省が発表した先週の米新規失業保険申請件数は、前週比5,000件減少し37万6,000件に。

エコノミストらは37万5,000件を予想していた。

また、同省が個別に発表した第4四半期の非農業部門における米労働生産性は、季節調整済み年率で前期比5.2%上昇し速報値の3.5%から大幅上昇修正された。 CNN

◎グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、本日開催されている米上院銀行委員会にて事実上の米景気回復を宣言した。

証言の中で議長は、景気拡大の兆候が増え、米国は既にリセッション期を脱出しただろうとの楽観的見解を明らかにした。

期待されていた市場への影響とは裏腹に、前日急騰の反動から利益確定の売りが目立ち、米国市場は軟調な展開となっている。 CNN

◎旅客機製造最大手のボーイング(BA:Research, Estimates) は、数十億ドル規模に及ぶ南アフリカの受注獲得競争で、ライバル社エアバスに敗北したとの報道を受け、本日売りが優先している。

複合企業の3M(MMM:Research, Estimates) も、同じダウ銘柄として連れ安している。 CNN


木曜日の米国株式市場は、強気な経済指標や楽観的なグリーンスパンFRB議長の証言など米景気回復を示唆する支援材料が多かったにも関わらず軟調な展開。

朝方発表された米労働生産性が大幅上昇修正したことや、グリーンスパンFRB議長が先週に引き続き米景気回復に確信を示したことなど支援材料は十分だったものの、市場への影響は断定的だった。

前日までの急騰で買われすぎの傾向にあった銘柄に利益確定の売りが膨らみ、ナスダックは5日ぶりに、ダウは2日ぶりに下落した。

ナスダックは、マイクロソフトやサン・マイクロシステムズなどの一部のハイテクリーダーを中心に売りが膨らみ小幅安。

8.77ポイント安の1,881.63ドル。
取引高は約18.8億株。 

  

ダウは、ウォルマートやベストバイなどの卸売株が買われる中、ボーイングや3M、メリル・リンチなどのブルーチップに売りが優先し反落。

48.92ポイント安の10,525.37ドル。 
取引高は約15億株。

 


U.S.A 3月6日・ 水  > Japan 3月7日・ 木

◎商務省が発表した1月の米製造業新規受注は、自動車やコンピューターなどの受注が大幅増加し、季節調整済みで3,258.11億ドルと前月から1.6%上昇した。

先週には製造業景気指数が景気拡大を示唆する50%を大きく上回り、製造業業界の底入れ観測が強まっている。

振れの大きい運送関連を除いた受注額は前月比1.2%増しと4ヶ月連続上昇。

項目別に見ると、半導体が14.2%増、コンピューター・電子機器が1.9%増とハイテク機器需要に回復の兆し。 CNN

◎ドイツ銀行アレックス・ブラウンは、米景気底入れ感などを理由にJ.P.モルガン・チェイス(JPM:Research, Estimates) の投資判断を「ストロング・買い」へと引き上げ、金融株の買いを誘っている。

一方、データ保管会社のMcData(MCDT:Research, Estimates)は、前日通常取引終了後に第1四半期の業績見通しを下方修正し株価を急落させている。

McDataの減益警告を受け、J.P.モルガンを含めた複数の証券会社は同社の第1四半期と2002、2003年における収益見通しを下方修正した。

EMC(EMC) やネットワーク・アプライアンス(NTAP) 、エミュレックス(EMLX) 、ブロケード・コミュニケーションズ(BRCD) などの関連株に売りが優先している。 CNN

水曜日の米国株式市場は、投資判断を引き上げられたJ.P.モルガン・チェイスが牽引役となり金融株全般を中心に買いが膨らみ急伸。

朝方発表された米製造業新規受注が大幅上昇したことや、通信大手のスプリントが業績予想達成に自信を示したことなどが支援材料となった。

しかし、データ保管会社McDataの減益警告を受け関連株に売りが優勢したことから、上値が重いナスダックは前半小幅安で推移していたが、午後から上昇に転じ4日続伸となった。

景気底入れ期待感からブルーチップが積極的に買われ、ダウは急反発した。

ナスダックは、アマゾン・ドット・コムやネクステルなどハイテク株全般が堅調に推移し続伸。

24.11ポイント高の1,890.40ドル。
取引高は約18.8億株。 

  

ダウは、3Mやメルク、ボーイング、ゼネラル・モーターズなどの優良大型株に押し目買いが先行し急騰。

140.88ポイント高の10,574.29ドル。 
取引高は約15.1億株。

 


U.S.A 3月5日・ 火  > Japan 3月6日・ 水

◎2月の米ISM非製造業景気指数は、前月の49.6から58.7へと大幅上昇し、2000年11月以来最高の水準に。

エコノミストらは、51.0を予想していた。

景気拡大か後退かの判断基準となる50を大幅に上回り、リセッション期終了の兆しが一層強まった。 CNN

◎半導体工業会(SIA)が発表した1月の世界半導体出荷額は、100.1億ドルと前月比1.7%減少した。

前月の38.9%減に比べると減少幅を大幅縮小させ、年内の見通しについては前半は成長鈍化が予想されるものの、年下期の回復が見込まれるとの明るい見通しを述べた。

本日は、モルガン・スタンリーが証券評価を「買い」へと引き上げたチップ製造大手のインテル(INTC:Research, Estimates) を筆頭に、半導体株に買いが優先。

また、前日通常取引終了後には同業大手のテキサス・インストルメント(TXN:Research, Estimates) が第1四半期業績の目標達成に自信を示し、買いを後押ししている。 CNN

◎メリル・リンチが今秋までに収益回復が期待できるとのコメントを述べ、株式評価を「ストロング・買い」へと引き上げた衣類販売大手ギャップ(GPS:Research, Estimates)が急騰している。

一方、アバクロンビー&フィッチ(A NF)やダラー・ジェネラル(FDO) 、J.C.ペニー(JCP) 、ゼール (ZLC) などの同業卸売店はクレジット・スージー・ファーストボストンにより格下げを受け、株価を急落させている。 CNN


週明け月曜日の米国株式市場は、先週金曜日からの地合いを引き継ぎブルーチップを中心に買いが膨らんだものの、卸売や防衛関連株の一角に一斉売りが入り、上値の重い展開となった。

朝方発表されたISM非製造業景気指数が大幅上昇したことや、半導体製品の需要回復の兆しを背景にインテル株の投資評価が格上げされたことなどが好感され、半導体に押し目買いが入りナスダックは3日続伸。

一方、ディスカウントショップ大手のウォルマートや航空宇宙・防衛大手のユナイテッド・テクノロジーが格下げを受け急落し関連株の売りを牽引したことから、ダウは急反落した。

ナスダックは、格上げを受けたインテルやオラクルを筆頭にサン・マイクロシステムズなどの大型ハイテク株が引き続き買われ続伸。

6.98ポイント高の1,866.30ドル。
取引高は約20.4億株。 

  

ダウは、プロクター&ギャンブルやイーストマン・コダック、ユナイテッド・テクノロジーにホームデポなど先行きへの警戒売りや利益確定の売りが先行し急反落。

153.41ポイント安の10,433.41ドル。 
取引高は約15.2億株。

 


U.S.A 3月4日・ 月  > Japan 3月5日・ 火

◎フォードやクライスラー、GMなどの大手自動車メーカーによる北米市場における2月の新車販売台数は、1年前に比べ大きな伸びを見せなかったが、アナリストらの事前予想を上回る堅調振りを見せた。

同業界世界最大手ゼネラル・モーターズ(GM:Research, Estimates) の販売台数は、40万8,304台と昨年同期比0.5%増しと数字的に見ると伸び悩んだものの、米景気後退から消費者心理が冷え込んでいる中、比較的好調な売上となった。

本日、同社はJ.P.モルガンチェイスにより証券評価を「買い」へと引き上げられ、株価を急騰させている。

また、フォード(F:Research, Estimates)とダイムラー・クライスラー(DCX:Research, Estimates) はそれぞれ1年前から11.6%減、11.4%減と大きく落ち込んだものの、減少率は予想より小さかった。

フォードは今年1月に、経費削減と収益回復を図り、最大3万5,000人の人員削減と北米における5工場閉鎖の大規模な事業再編成プランを発表している。 CNN

本日の米国市場では、3M(MMM) やDuPont(DD) 、キャタピラー(CAT) などの製造関連株に押し目買いが先行している。

◎ソフトウェアメーカー大手のオラクル(ORCL: Research, Estimates) は、先週金曜日の通常取引終了後に第3四半期における収益が予想を下回るだろうとの減益警告を発表した。

同社が発表したレポートによると、北米とヨーロッパでの売上は堅調だったものの、アジア市場の低迷が大きく影響した模様。

オラクル株は本日16%近く下げている。 CNN

 

 

週明け月曜日の米国株式市場は、先週金曜日の地合いを引き継ぎ大型優良株に買いが優先し続伸。

最近発表された各種経済指数が米経済の底入れを裏付けし、早期の米景気や企業収益回復への期待感から金融から製造まで幅広く買いが膨らんだダウは急伸。

一方、ハイテク株の比率が高いナスダックは、オラクルの減益警告を受けソフトウェアメーカーの一角が売られ寄り付き後小幅安に転じる場面もあったが、午後にかけ急反発し2日続伸で取引を終えた。

ナスダックは、オラクルが安い中、シーベルやヤフー、アプライドマテリアルズなどのハイテク全般が積極的に買われ上昇。

56.20ポイント高の1,858.94ドル。

取引高は約22.7億株。 

  

ダウは、予想を上回る好調な売上を発表したゼネラル・モーターズを筆頭にJ.P.モルガンなどの金融から3Mなどの製造まで幅広く買われ大幅続伸。

217.20ポイント高の10,586.08ドル。 

取引高は約15.9億株。

 


U.S.A 3月1日・ 金  > Japan 3月2日・ 土

◎米商務省が発表した1月の米個人消費と個人所得は、ともに季節調整済み年率で前月比0.4%増加し、エコノミストらの予想を上回った。

個人所得については、過去8ヶ月で最大の上昇率となった。

また供給管理協会(ISM、旧全米購買部協会=NAPM)が発表した2月のISM製造業景気指数は、54.7%へと急上昇し、2000年7月依頼初めて景気拡大・縮小の分岐点となる50%を超えた。

本日の米国市場では、3M(MMM) やDuPont(DD) 、キャタピラー(CAT) などの製造関連株に押し目買いが先行している。

◎ミシガン大学が発表した米1月の消費者信頼感指数は、米労働市場の逼迫が懸念され90.7ポイントと事前予想以上に低下した。 CNN

◎米経済氏フォーブスが先日発表した2002年版の世界長者番付でソフトウェアメーカー最大手マイクロソフトのビルゲイツ社長が8年連続で資産家世界一の座を維持した。

そのことが好感を受けてか、マイクロソフト(MSFT: Research, Estimates) を筆頭にインテル(INTC) やIBM (IBM) などのハイテク株が本日積極的に買い戻されている。 CNN

 

金曜日の米国株式市場は、市場予想を上回る経済指数の発表を相次ぎ受け、米景気底入れ期待が高まり、急反発。

朝方発表されたISM製造業景気指数と個人消費、個人所得がそれぞれ大幅改善した上、半導体機器メーカーのノベルスが前日通常取引終了後に今四半期における収益予想達成に自信を示し、買い安心感が広まった模様。

ハイテクから製造、金融、製薬まで幅広く買われ、ナスダック、ダウ指数とも急反発しそれぞれ1,800と10,000ドルの節目を回復し今週の取引を終えた。

ナスダックは、強気見通しを発表したノベルスやマイクロソフト、シスコ・システムズなどハイテク全般が軒並み高く、反発。

71.26ポイント高の1,802.75ドル。
取引高は約18億株。 

  

ダウは、3Mやデュポントなどの製造からIBMなどのハイテク、メルクやジョンソン&ジョンソンなどの製薬まで買われ、反発急騰。

262.73ポイント高の10,368.86ドル。 
取引高は約14億株。

 


バックナンバーでは、時間の経過でリンク先が変更になったり
リンク先がなくなっていることがありますので、ご了承ください。


Market Back Number

 

ブラウザを<更新><リロード>して最新の情報をご覧ください