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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A 3月30日・金 > Japan 3月31日・土
金曜日の米国株式市場は、米景気減速と企業の業績悪化懸念を背景に前日売りが先行した銘柄に割安感が生じ買戻しが入ったことから、ナスダック、ダウ指数とも反発。
ナスダックは、収益低迷懸念が根強いことから主要ハイテク株がまちまちの展開で、上げ渋り小幅高で終了。
一方、シティグループがアメリカン・エクスプレスの買収を検討しているとの噂が広まり急騰したアメックス株が牽引役となり、金融、製薬、石油株の上げを誘導したことから、ダウは反発。
ナスダックは、シスコ・システムズやシエナに買い戻しが入る中、インテルやDELLなどの主要銘柄が収益低迷懸念を嫌気し下げたことから小幅高にとどまった。
19.69ポイント高の1.840.26ドル。
取引高は20億株。
ダウは、アメックスを筆頭に、メルク、Exxonモービル、フィリップモリスなどの製薬、石油、タバコ株が幅広く買われ反発上昇。
79.72ポイント高の9.878.78ドル。
取引高は11億株。
◎米2月の消費支出は0.3%増し、個人所得は0.4%増しと低い伸びに。
アナリストらの予想は、消費支出、個人所得とも0.3%増しだった。 CNN
◎電化製品から通信、金融業まで幅広い複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE:
Research, Estimates)は、不動産大手のフランチャイズ・ファイナンス・コーポレイション(FFA:
Research, Estimates)を14億ドルの現金で買収することに合意。 CNN
◎半導体大手のCirrus(CRUS:
Research, Estimates)は、在庫調整や需要低下を背景に、先2四半期の収益が予想を下回るだろうとの減益警告を発表し、株価は急落。
半導体関連株の下げを誘導。 CNN
◎金融サービス大手のアメリカン・エクスプレス(AXP:
Research, Estimates),と銀行大手のシティグループ(C:
Research, Estimates)が合併を検討しているとの噂話が広まり、アメックス株は5%以上急騰。
シティグループは小幅安。噂に対する両社からのコメントは述べられていない。 CNN
U.S.A 3月28日・水 > Japan 3月29日・木
水曜日の米国株式市場は、大手企業による業績見通しの下方修正を相次ぎ受け、ナスダック、ダウ指数とも急落。
通信機器大手のノーテル・ネットワークスや携帯情報端末メーカー、パームの両社は、米景気後退と製品需要低下を背景に今四半期の収益見通しを下方修正。
また、メディア・エンターテイメント最大手のウォルトディズニーも、収益低迷から4,000人規模の人員削減方針を計画しており、米景気回復への期待感が後退したことから、幅広い銘柄に失望売りが膨らんだ模様。
ナスダックは、シスコシステムズやJDSユニフェイスなどの大型ハイテク株を筆頭に売りが先行し、急落。
118.13ポイント安の1,854.13ドル。
取引高は20億株。
ダウは、ジョンソン&ジョンソンやメルクなどの製薬株が堅調に推移する中、前日までの3日間の急騰で買われつづけていた銘柄に利益確定から売られ、急反落。
162.19ポイント安の9,785.35ドル。
取引高は13億株。
◎携帯用小型コンピューターメーカーのパーム(PALM:
Research, Estimates)は、予想を小幅に上回る第3四半期の収益を発表。
しかし、米景気後退からパソコン関連機器の需要低下が影響し、現四半期における収益見通しを下方修正した。 CNN
◎ルクセンブルク拠点のサテライト会社、Societe Europeene des Satellites(SES)はゼネラル・エレクトリックス(GE:
Research, Estimates)におけるサテライト事業を50億ドル相当の株式交換と現金で買収する予定。
買収が成功にいたれば、世界最大のサテライト会社誕生となり、アメリカ国内のインターネットとデータトランスミッション事業が大規模に拡大される。 CNN
◎通信機器メーカーのADCテレコミュニケーションズ(ADCT: Research,
Estimates)は、売上高低迷を原因に、第2四半期の損失幅見通しを拡大。
また、コスト削減を図り3,000から4,000人の人員削減方針を発表。 CNN
U.S.A 3月27日・火 > Japan 3月28日・水
27日の米国株式市場は、朝方発表された米消費者物価指数が予想以上の強い結果だったことから、景気先行き懸念が緩和されブルーチップを中心に押し目買いが先行したダウは、3営業日目の大幅続伸。
また、前日小幅安でひけたナスダックも、景気改善への楽観的見解からハイテク株に買いが広まり、反発上昇。
米消費者信頼感指数同様、注目されていたグリーンスパンFRB議長の公演における金融政策や利下げに関するコメントは述べられなかった。
ナスダックは、デルやオラクルなどの主要大型ハイテク株が買い戻される中、業績見通しを下方修正したVitesse半導体が急落し、上げ渋る場面を見せた。
53.75ポイント高の1,972.24ドル。
取引高は19億株。
ダウは、プロクター&ギャンブルやExxon、IBMなどの幅広い銘柄に買いが膨らみ大幅続伸。
260.01ポイント高の9,947.54ドル。
取引高は13億株。
◎米3月の消費者信頼感指数は、前月2月の109.2ポイントから7.8%増しの117.0ポイントへとエコノミストらの予想を大幅に上回る高い伸びに。
昨年9月以来、6ヶ月ぶりの上昇となった。 CNN
◎米製薬大手のジョンソン&ジョンソン(JNJ:
Research, Estimates) は、新薬開発や新技術導入にむけ、同業者のAlza(AZA:
Research, Estimates) を105億ドル相当の株式交換で買収することに合意。 CNN
◎半導体大手のVitesseセミコンダクター(VTSS:
Research, Estimates)
は、半導体機器の需要低下と受注のキャンセルが影響し、第2四半期における売上高見通しを大幅下方修正。
株価を大きく下げている。 CNN
U.S.A 3月26日・月 > Japan 3月27日・火
月曜日の米国株式市場は、先週末の急反発を受け底打ち感が急速に広まったことから、小売、金融、消費者関連株に押し目買いが入り、ダウ指数は大幅続伸。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダックは、収益低迷が懸念される一部の大型主要ハイテク株に売りが先行し、小幅だが3営業日ぶりに反落した。
明日27日には、グリーンスパンFRB議長による講演と米消費者信頼感指数の発表を控えている。
ナスダックは、シスコシステムズやサンマイクロシステムズなどの大型ハイテク株が弱く、小幅反落。
10.19ポイント安の1,918.49ドル。
取引高は17億株。
ダウは、ウォルマート、3コムやアメックスなどの小売、消費、金融株が積極的に買われたことから200ポイント近く急騰。
182.75ポイント高の9,687.53ドル。
取引高は11億株。
U.S.A 3月23日・金 > Japan 3月24日・土
金曜日の米国株式市場は、企業業績に関する悪材料は先週の急落からほぼ市場に練りこまれただろうとの見解が広まり、ハイテク株を中心に買い戻しが入ったことからナスダック、ダウ指数とも反発して今週の市場をひけた。
ナスダックは、米景気後退と企業の収益低迷懸念が根強い中、前日の反発を受け、ハイテク株の底入れ感が急速に広まり一部の主要銘柄が積極的に買われ1900ドルの大台を回復して終了。
また、前日にベア・マーケット(弱気相場)入りをかろうじて回避したダウは、金融株に買いが集中したことから4営業日ぶりに上昇した。
ナスダックは、インテルやマイクロソフトなどの一部の大型ハイテク株が週末を前にして買い戻されたことから続伸。
シスコ・システムズやJDSユニフェイスは安かった。
30.98ポイント高の1,928.68ドル。
取引高は22.7億株。
ダウは、プロクター&ギャンブルが先日に引き続き売られる中、アメックスやJ.P.モルガンなどの金融株が高く反発上昇。
114.89ポイント高の9,504.37ドル。
取引高は13.6億株。
◎携帯メーカー世界第2位のモトローラ(MOT:
Research, Estimates)は、米景気後退を背景に経費削減をはかり4,000人を越す人員削減を発表。
アナリストらは携帯機器の売上げ低迷から同社の第1、第2四半期における損失幅見通しを拡大。 CNN
◎半導体大手インテル(INTC:
Research, Estimates)の最高管理責任者(CEO)であるクレイグ・バーレット氏は、前日取引き終了後に半導体機器の需要低下を原因に先3ヶ月の収益低迷懸念を発表。 CNN
◎製薬大手のイミュネックス(IMNX:
Research, Estimates)は、同社が開発した慢性心不全治療薬が臨床実験において効果が現れなかったことから、販売を取りやめに。
同社の株は急落し、半値に近い値で取引きされている。 CNN
◎石油大手のバレット・リソース(BRR:
Research, Estimates)は、同業ライバル社シェル・オイルが提示した18億ドルの買収案を拒否。
バレット社広報部の発表によると、買収額の不適切が買収案却下の直接の原因につながった模様。 CNN
U.S.A 3月22日・木 > Japan 3月23日・金
水曜日の米国株式市場は、米景気減速と業績低迷懸念を背景に当面の景気回復は期待できないだろうとの見方が広まり、前半はナスダック、ダウ指数とも軟調な展開で推移。
しかし、午後にかけハイテク株に猛烈な押し目買いが入ったことから、ナスダックは反発上昇。また、400ポイント近くまで下げ幅を広げていたダウもハイテク株の上げにつられ急反発し、懸念されていたベア・マーケット(弱気相場)入りをかろうじて回避した。
しかし、ハイテク株が積極的に買い戻される中、ブルーチップが依然として弱いことから、業績悪化懸念がハイテクから旧経済株に広まってきているとの見方から、ダウが弱気相場に突入する可能性も。
ナスダックは、悪材料が先週の急落ですでに株価に織り込み済みとの見解を述べたマイクロソフトが、著名アナリストによる収益見通しの引き下げを受けたのに関わらず上昇し、ハイテク株全般の上げを誘導。
67.47ポイント高の1.897.70ドル。
取引高は24.6億株。
ダウは、プロクター&ギャンブル、3M、ハニーウェルなどの大型優良株に売りが先行し、前日に引き続き安値を更新して終了。
97.11ポイント安の9,389.89ドル。
取引高は17.1億株。
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から1,000件減の37万9,000件に。
労働マーケットの総体的な状態を示す4週間の移動平均線では、1996年4月13日以来の高い水準に。 CNN
◎前日に、米景気後退と売上減退を原因に、大規模なリストラ計画を発表し株価を急落させた消費グッズ製造大手のプロクター&ギャンブル(PG: Research,
Estimates)は、総労働力の9%にあたる9,600人の人員削減を正式に発表。 CNN
◎小包運送業のユナイテッド・パラセル・サービス(UPS: Research,
Estimates)は、景気減速が影響し、第1、第2四半期の収益見通しを下方修正。 CNN
◎証券大手ゴールドマン・サックスのテクノロジー部門アナリスト、リック・シャーランド氏は、マイクロソフト(MSFT: Research,
Estimates) の売上と収益見通しを再度下方修正。
しかし、同社をはじめ、その他のハイテク企業に対する業績悪化懸念などの悪材料はすでに最近の株価急落で相場に練りこまれているとの見解を付け足したことから、マイクロソフトの株は本日小高く取引きされている。 CNN
U.S.A 3月21日・水 > Japan
3月22日・木
水曜日の米国株式市場は、朝方発表された消費者物価指数が予想を上回る強い結果だったことから、浮上していた早期の大幅利下げ期待感が後退し、ナスダック、ダウ指数とも大幅続落。
また、消費者グッズ製造大手のプロクター&ギャンブルは、米景気後退と売上高激減を原因に、大規模な人員削減方針を発表したことが嫌気され急落し、ダウは1999年3月4日以来の安値を更新。
また、一部ハイテク株に売りが先行したナスダックもおよそ2年半年振りに安値を更新して終了した。
ナスダックは、JDSユニフェイスがシスコ・システムズが小高く推移する中、マイクロソフトが大きく売られ続落。
27.21ポイント安の1,830.23ドル。
取引高は20.8億株。
ダウは、消費株のプロクター&ギャンブルや、金融・証券株のアメックス、J.P.モルガンなどが積極的に売られ大幅続落。
232,13ポイント安の9,488.63ドル。
取引高は13億株。
◎2月の米消費者物価指数(CPI)は、食品や衣類が値上がりし、前期比0.3%増しとエコノミストらの予想を上回る結果に。
食品とエネルギーを除いたコア指数も0.3%上昇。 CNN
◎モーガン・スタンレイ(MWD)、リーマン・ブラザーズ(LEH)、ベアー・スターンズ(BSC)、A.G.エドワーズ(AGE)の大手証券4社が、事前予想を大幅に下回る前四半期の収益を発表し、本日株価を下げている。 CNN
◎通信機器メーカーの3コム(COMS)は、第3四半期の損失が予想を大きく上回ったことから、人員削減を含めた10億ドル規模の建て直し計画を発表。
米景気後退と通信機器の需要低下が原因の模様。 CNN
◎オンライン広告大手のダブルクリック(DCLK)は、メディア事業見直しを図り、総労働力の10%にあたる従業員の人員削減を発表。
オンライン広告数が激減していることから、収益が伸び悩み、同社の株は52週間の安値水準にまで落ち込んでいる。 CNN
◎PCメーカー大手のDELL(DELL)と電子機器メーカーのサムソン・エレクトロニックスは、160億ドルの業務契約を結ぶ。
サムソンが、160億ドル相当のメモリーや液晶ディスプレイ(LCD)、モニターや光ディスクドライブなどのPC製造において重要なパーツをDELLに提供する予定。
また、共同研究や開発にも合意した模様。 CNN
U.S.A 3月20日・火 > Japan
3月21日・水
米連邦準備理事会(FRB)は本日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、世界的な株安と米景気減速を懸念し、フェデラルファンド(FF)金利を0.5%引き下げた。
FEDによる利下げは今年に入り先月実施された緊急利下げを含め3回目で、合計下げ幅は1.5%。
前半様子見ムードから買いが手控えられていた火曜日の米国株式市場は、利下げ発表後、急落。
大手証券の著名アナリスト、ラリー・ワッチェル氏によると、「0.5%の利下げ観測は既に市場に練りこまれていた。0.75%を予想する声もあがっていたことから、失望売りが広まった。」との見解を述べている。
ナスダックは、前日反発したオラクルやJDSユニフェイスなどの大幅ハイテク株が軒並売られ急落。
93.74ポイント安の1,857.44ドル。
取引高は20億株。
ダウは、ゴールドマン・サックスを筆頭に金融や消費株に売りが先行し、2000年3月以来はじめて9800台を下回り終了。
240.17ポイント安の9,718.94ドル。
取引高は12.2億株。
◎1月の米貿易赤字は、車や石油輸入価格が高騰し、前期比0.2%増しの332億ドルと過去2番目の最低水準に。 CNN
◎本日開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策発表を目前に控え、マーケットは様子見ムードから積極的な買いが手控えられ小動き。
0.5%利下げ実施の見方が優勢な中、史上初の0.75%利下げを予想する声もあがっていることから、もし0.5%利下げが実施された場合、失望売りを招く可能性も。 CNN
◎証券大手のゴールドマン・サックス(GS: Research,
Estimates)は、第1四半期の収益がアナリストらの予想を上回る1株あたり1.40ドル(7.68億ドル)という好決算を発表。
しかし、同社の昨年同期比の収益1株あたり1.76ドルを大きく下回った。 CNN
◎半導体機器メーカーのKLAテンコー(KLAC: Research,
Estimates)は、米景気後退から同セクター事業の悪化や在庫過多を原因に、第3四半期の収益見通しを下方修正。 CNN
U.S.A 3月19日・月 > Japan
3月20日・火
木曜日の米国株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を翌日20日に控え、大幅利下げへの期待感からナスダック、ダウ指数とも急反発。
しかし、利下げ幅については、0.5%と0.75%で市場関係者の事前予想が大きく2つに分かれていることから、様子見ムードが強まり積極的な売買が手控えられ市場は薄商いとなった。
著名アナリストのパイパー・ジャフレイ氏が、PC産業と大手インテルの先行きに対し悲観的なコメントを述べたことが嫌気され、一部ハイテク株に売りが先行したことからナスダックは前半軟調に推移。
しかし、先週の急落から割安感が生じた主要ハイテク株を筆頭に押し目買いが入り急反発。一時は9,800ドルを割り込む場面を見せたダウも、ブルーチップに買い戻しが入り反発上昇。
ナスダックは、インテルが急落する中、午後にかけオラクルやJDSユニフェイスなどのハイテク株が軒並高く急反発。
60.27ポイント高の1,951.18ドル。
取引高は17.6億株。
ダウは、プロクター&ギャンブルや3M、デュポントなどの消費・工業株に買いが集まり上昇。
135.70ポイント高の9,959.11ドル。
取引高は11.1億株。
◎米連邦公開市場委員会(FOMC)を翌日20日に控え、米国株式市場では様子見ムードから積極的な売買が手控えられている。
プロクターギャンブル(PG)や3M(MMM)、デュポント(DD)などのブルーチップは、大幅利上げへの期待感から堅調に推移している。 CNN
◎光ファイバー機器メーカーのコーニング(GLW:
Research, Estimates)は、米景気後退から光ファイバー機器の需要が低下し、同社は2001年度の収益見通しを大幅下方修正。
コーニングは、2月に需要低迷を理由に光通信部門での人員削減方針を発表していた。 CNN
◎携帯電話会社米最大のヴェライゾン・ワイヤレス(LU:
Research, Estimates)は、経営不振に悩む携帯電話メーカーのルーセントと3年間の業務契約を結ぶことに合意。契約金は50億ドル。
ベライゾンは、ルーセントから高速ワイヤレスサービスの新技術を取り入れることにより、データ通信速度が10倍近く早くなる見通し。 CNN
◎薬品小売業のアメリソース・ヘルス(AAS:
Research, Estimates)とバージェン・ブランスウィッグは24億ドル相当の株式交換で合併することに両社とも最終合意。
新会社アメリソース・バージェンは、薬品小売大手のカーディナル・ヘルス社(CAH:
Research, Estimates)の直の競合相手となる。 CNN
◎インターパブリック(IPG)は、世界最大広告会社設立を図り、トゥルーノース・コミュニケーションズ(TNO)を21億ドルで買収する予定。 CNN
U.S.A 3月16日・金 > Japan
3月17日・土
木曜日の米国株式市場は、米景気とハイテク企業における業績の先行きに対する不透明感から、幅広い銘柄に売りが先行しナスダック、ダウ指数とも大幅安で今週最後の取引きを終えた。
FEDミーティングを来週火曜日に控え、今朝方発表されたミシガン大学調査団による消費者態度指数が予想より強めだったことから、大幅利下げへの期待感が後退したことも売り材料につながった模様。
前日取引終了後にソフトウェア大手のオラクルが収益見通しを下方修正したことが根強い収益低迷懸念に拍車をかけ、ハイテク株は軒並安く、ナスダックは1998年11月以来の安値を更新。
またダウは、ブルーチップに積極的な売りが入ったことから、過去最大の習慣下げ幅を記録して終了した。
ナスダックは、オラクルを筆頭にハイテク株全般が安く、続落。
49.80ポイント安の1.890.91ドル。
取引高は20.6億株。
ダウは、メルクやユナイテッド・テクノロジー、ボーイングなどの製薬・工業株に売りが先行し大幅続落。
206.65ポイント安の9,824.63ドル。
取引高は15.4億株。
◎2月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比0.1%の上昇とエコノミストらの予想を下回る低い伸びに。
また、食品・エネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%減と、米景気減退を示す結果となり、来週火曜日に開催が予定されているFEDミーティングでの大幅利下げ懸念に期待感。 CNN
◎OPECは、原油価格の急落に歯止めをかけるため、日量50万バレルから150万バレルの原油減産を検討中。 CNN
◎ソフトウェアメーカー大手のオラクル(ORCL: Research,
Estimates)は、前日取引き終了後に第1四半期決算発表後に今四半期の収益見通しを下方修正。
同社の第1四半期の収益は、1株あたり10セント(5.83億ドル)と、アナリストらの予想と一致。
しかし、米景気後退からソフトウェア販売が低下していることから、第2四半期の収益見通しを1株あたり17セントから15セントへと引き下げ。 CNN
◎PCメーカー大手のコンパック・コンピューター(CPQ: Research,
Estimates)は、PC需要の低下と販売高減退を原因に、第1四半期の収益見通しを大幅下方修正。
また、経費削減をはかり、総労働力の7%にあたる5,000人の人員削減を検討中。 CNN
U.S.A 3月15日・木 > Japan
3月16日・金
木曜日の米国株式市場は、米景気後退と企業の収益低迷懸念が入り乱れる中、ナスダックは3日続落、ダウは反発というまちまちの展開となった。
邦銀の業績不振が世界金融システムに混乱を及ぼすとの懸念が広まり、前日1998年の安値を更新するほど暴落したダウは、本日携帯電話メーカー最大手ノキアによる明るい収益見通しに好感を受け反発し、1万ドルの大台を回復して終了。
一方ナスダックは、取引き終了後にソフトウェアメーカー大手オラクルの決算発表を控えていたことから、午後にかけ積極的な買いは手控えられ、小幅続落となった。
ナスダックは、オラクルやマイクロソフト、インテルなどの主要ハイテク株に売りが先行し続落。
31.38ポイント安の1,940.71ドル。
取引高は17億株。
ダウは、携帯大手のノキアや、J.P.モルガン、アメックスなどの金融株が安心感から積極的に買い戻され反発上昇。
58.63ポイント高の10,032.09ドル。
取引高は12億株。
◎先週の米新規失業保険申請者件数は37万5,000件と前週から変わらず、米労働マーケットに緩和の動き。 CNN
◎2000年通年の米貿易赤字は、31%増しの4,350億ドルと過去最大記録を更新。
また第4四半期における貿易赤字も前期比1.9%増しの1153億ドルと赤字幅を拡大させた。 CNN
◎携帯電話メーカー世界最大手のノキア(NOK)は、第1四半期の売上高見通しを下方修正したが、収益見通しについては、エコノミストらの予想どおりになるとし据え置き。
先日減益警告を発表したライバル社のエリクソンやモトローラ (MOT)と同様、米景気後退を売上高低迷の原因にあげている。 CNN
◎ソフトウェアメーカーのヴェリティー(VRTY)は、第3四半期の収益が18%増しの1株あたり25セント(920万ドル)とアナリストらが予想していた23セントを上回る好決算を発表。
また、次四半期の収益も、予想以上の伸び率になるだろうと、明るい見通し。 CNN
◎ヘインズケチャップやキャットフードで有名な食品製造大手のH.J.ヘインズ(HNZ)は、収益の伸び悩みからツナ缶とペットフード部門における1,900人の人員削減方針を発表。
同社は今月5日に、ツナ缶の売上激減と電力などのエネルギー価格高騰から第3四半期の収益見通しを下方修正していた。 CNN
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