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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A 2月14日・
木 > Japan 2月15日・
金
木曜日の米国株式市場は、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想以上に減少し米労働市場にも回復の兆しが見え始めていることが好感を受け、ブルーチップに買いが優先しダウは続伸。
前日夕に発表されたPCメーカー大手のヒューレットパッカードの予想を上回る決算が好感を受け、ハイテク株を中心に買いが膨らみナスダックも小高く推移していたが、エンロン破たん以来広まっている企業会計への不信感は根強く、終盤間際にかけ急反落した。
一方ダウは、製薬株が全面安となる中、一部のブルーチップが底値を支え、1月11日以来はじめて1万ドルの大台を回復し終了した。
ナスダックは、マイクロソフト、デル、シスコ・システムズなどハイテク株全般に一斉売りが入り急反落。
15.79ポイント安の1,843.37ドル。
取引高は約16億株。
ダウは、製薬から金融まで売りが優勢する中、アメックスを筆頭に一部の銘柄が底値を支え小幅続伸。
12.32ポイント高の10,001.99ドル。
取引高は約12億株。
◎米労務省が発表した、先週の米新規失業保険申請件数は、前週から6,000件減少の37万3,000件と米労働市場にも回復の兆しが見え始めている。
アナリストらは、38万件を予想していた。
また、同省が個別に発表した12月の米輸入価格は石油価格の急騰で、前月比0.4%増しと昨年5月以来初のプラスとなり、輸出価格は0.1%減少した。
米商務省が発表した昨年12月の米企業在庫は、前月比0.4%減の1兆1,300億ドルと予想を小幅に下回った。 CNN
◎コンピューターメーカー大手のヒューレット・パッカード
(HWP:Research,
Estimates)は前日通常取引終了後に予想を上回る決算を発表し、買いを誘っている。
同社の11-1月期における買収関連費や一時的な費用を除いた利益が1株あたり29セントと、1年前よりは減益したものの事前予想の19セントを大幅に上回る結果に。
販売高も前期比4.6%増しと、世界的な景気減速を背景にハイテク機器需要の低迷が続く中、コンピューターやデジタルカメラ、プリンターなどの売上が好調。
また昨年から積極的に実施しているコスト削減方針も収益回復に繋がった模様。 CNN
U.S.A 2月13日・
水 > Japan 2月14日・
木
水曜日の米国株式市場は、朝方発表された小売売上高が予想以上に堅調だったことが好感され、寄り付きから買い一色となった。
また前日には半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズが予想を上回る決算を発表し、年内における収益回復にも自信を示したことも関連株の買いを誘い、ナスダックは2月1日の高値を更新し終了。
小売株を筆頭に薬品、金融、半導体と幅広く買いが膨らみ、ダウは125ポイントと上げ幅を拡大させ1万ドルの節目目前まで急伸した。
ナスダックは、アプライド・マテリアルズやネットワーク・アプライアンスが牽引役となりハイテク株全般が堅調に推移。
24.95ポイント高の1,859.16ドル。
取引高は約15億株。
ダウは、小売株のホームデポから薬品大手のジョンソン&ジョンソン、自動車メーカーのゼネラル・モーターズ、金融大手のアメックスに、ハイテクリーダーのIBMまで、幅広く買われ急反発。
125.93ポイント高の9,989.67ドル。
取引高は約11億株。
◎米商務省が発表した1月の小売売上高は、前月比0.2%減とエコノミストらの予想通りに。
また、振れの大きい自動車や部品などを除いた小売高は、1.2%上昇と予想を大幅に上回る高い伸びを見せた。 CNN
◎総合メディア大手のバイアコム(VIA:Research,
Estimates)
が発表した第4半期決算は1年前の黒字から一転し1株あたり8セントの損失を出す赤字となったものの、アナリストらの予想は上回った。
また、年内における収益回復に前向きな姿勢を示し、バイアコム株に買いが優先している。 CNN
◎半導体大手のアプライドマテリアルズ(AMAT:
Research,
Estimates)
は、前日通常取引終了後に上方修正済みの予想を上回る決算を発表し、株価を上げている。
同社の昨年10-12月期における収益は、2セント(150万ドル)と1年前の50セント(4.24億ドル)から97%減少したものの、予想は上回った。
半導体業界の下振れリスクは以前として高く、底入れを決定するには材料不足だが、今年後半には半導体機器需要も徐々に回復し、同社の業績回復の兆しも見えはじめるだろうとの明るい見通しを述べた。 CNN
U.S.A 2月12日・
火 > Japan 2月13日・
水
火曜日の米国株式市場は、朝方ノーテルが発した減益警告をきっかけに、ハイテク株全般が積極的に売られナスダック、ダウ指数ともに急反落。
通信機器メーカー大手のノーテルには、前日急遽最高財務責任者(CFO)を辞任したテリー・ハングル氏を巡る自社株の不正取引疑惑が浮上し、企業に対する不信感が更に一層強まり、売りに繋がった模様。
また前日までの上昇を受け、利益確定の動きが目立ったことも上値を重くする原因となった。
ナスダックは、シスコシステムズやアプライドマテリアルズなどのハイテクリーダー株を筆頭に売りが広まり下落。
12.44ポイント安の1,834.22ドル。
取引高は約16億株。
ダウは、メリルリンチが明るい見方を示したアムジェンなどのバイオ株が買われる中、ノーテルなどの通信株が軒並み安く反落。
21.04ポイント安の9,863.74ドル。
取引高は約10億株。
◎通信大手のノーテルネットワークス(NT:Research,
Estimates)
は、前日に同社の最高財務責任者(CFO)であるテリー・ハングル氏の辞任を発表した。
同社は、ハングル氏が昨年3月と12月の2度に渡り、業績発表直前に株価への影響を事前に見込んだ上で、自社株を不正取引した可能性があるとし、米証券取引委員会(SEC)に自主的に報告した。
ハングル氏は、昨年秋に最高財務責任者(CFO)へと昇格したばかりだった。
会社の内部情報を利用した不正取引疑惑を受け、ノーテル株は急落している。 CNN
◎チップ機器最大手のアプライド・マテリアルズ(AMAT:Research,
Estimates)
は、本日通常取引終了後に第1四半期の決算発表を控え、前日終値を挟み上下する方向性の掴みづらい展開が続いている。
予想としては、1年前の1株当たり50セントの収益を据え置き目標利益を達成するだろうとの見通しが強まっている。
ゴールドマンサックスは先日同社の収益見通しを引き上げ、買いを誘った。 CNN
◎保険大手のメット・ライフ(MET:
Research,
Estimates)
が発表した、第4四半期の収益は1株当たり59セント(4.39億ドル)と1年前の51セントから大幅増収に。
アナリストらの予想は1株当たり59セントだった。
告訴や事業再編成の費用後の損失についても、1年前の1株当たり74セントから41セント(2.96億ドル)へと縮小した。 CNN
U.S.A 2月11日・
月 > Japan 2月12日・
火
週明け月曜日の米国株式市場は、エンロン破たんをきっかけに広まった企業会計懸念が緩和され、ナスダック、ダウ指数ともに後半急伸。
航空大手のユナイテッド・テクノロジーが今年度の業績予想達成に自信を示したことや、化学製品大手のデュポントが繊維部門の子会社化を発表したことなどを支援材料に買いが膨らんだ。
企業会計と収益悪化への警戒心を背景に朝方は方向性に欠け小動きで推移していたがブルーチップや景気敏感株を筆頭に買いが優先したことから、ダウは大幅続伸、一方ハイテク株の比率が高いナスダックは小幅高で取引を終えた。
ナスダックは、通信大手のクアルコムや半導体のインテルなどが買われ上昇。
27.78ポイント高の1,846.66ドル。
取引高は約15億株。
ダウは、デュポントやユナイテッド・テクノロジーが牽引役となり、アルコア、インターナショナルペーパーにフェデックスなど幅広く買われ続伸。
140.54ポイント高の9,884.78ドル。
取引高は約11億株。
◎化学製品最大手のデュポント
(DD:Research,
Estimates)
は、ナイロンやポリエステルなどの繊維・内装事業をスピンオフし子会社化することを明らかにした。
子会社はデュポント・テクスタイル&インテリアーと名づけられ、年間売上は65億ドルを予想されている。
新子会社誕生の報道を受け、同社の株は4%急騰し、現在も買いが優先している。 CNN
◎ファーストフードチェーン店大手のウェンディーズ(WEN:Research,
Estimates)
は、2002年の収益見通しがアナリストらの事前予想を下回るだろう、との減益警告を発し、株価を急落させている。
カナダドル安や株価急落を収益低迷の理由として挙げている。
しかし、売上に関しては、前年比7から8%増しになるだろうと、目標達成に自信を示し来年度における早期収益回復に期待。 CNN
◎航空大手のユナイテッド・テクノロジー(UTX:
Research,
Estimates)は、今年1年の業績に対し明るい見通しを述べ、同株に好感買いが先行している。
同社は、9月11日のテロ攻撃が影響し受注激減などで大幅減収減益が懸念されていたが、先月中旬に予想を上回る第4四半期決算を発表したばかりである。 CNN
U.S.A 2月8日・
金 > Japan 2月9日・
土
金曜日の米国株式市場は、5日続落で売られすぎの傾向にあった銘柄に割安感が生じ、金融や通信株を中心に買いが膨らみ、ナスダック、ダウ指数ともに反発。
また、週末を目前に利益確定を狙ったショートポジションの買戻しが多く目立ち、終盤間際に急伸した。
朝方にはサンマイクロシステムズやワールドコムなどの通信リーダー株の投資評価が引き上げられ、同セクターに押し目買いが優先し、ナスダックは1,800ドル台を回復、ダウは100ポイント超の上げ幅をつけ今週の取引を終えた。
ナスダックは、サンマイクロシステムズやワールドコムが牽引役となりハイテク株全般が堅調に推移し上昇。
31.43ポイント高の1,813.01ドル。
取引高は約17.1億株。
ダウは、シティグループやIBM、インターナショナルペーパー、3Mなどのブルーチップが高く、小反発。
106.38ポイント高の9,732.30ドル。
取引高は約12.8億株。
◎米商務省が発表した昨年12月の小売在庫は、前月比0.6%減の2,882億ドルと11ヶ月連続で低下し、製造業界回復の兆しを見せた。 CNN
◎メリル・リンチは、UNIXサーバーメーカー最大手サン・マイクロシステムズ(SUNW:Research,
Estimates)の投資評価を「ニュートラル」から「買い」へと引き上げ、同株に買いを集めている。
また、J.P.モルガンが投資評価を引き上げた通信大手のワールドコム
(WCOM:Research,
Estimates)
も買われている。
ワールドコムは、前日に大幅減収減益の第4四半期決算を発表したが、100億ドルの流動資金が手元にあることや、負債額が縮小したことなど財務状況を公開し、懸念材料となっていた会計処理への不信感は払拭され安心買いが入っている。
一方、半導体大手のシスコ(CSCO:Research,
Estimates)
は前日に引き続き安く、同業最大手のインテル(INTC:Research,
Estimates)
も連れ安している。 CNN
◎光ネットワーク大手のコーニング(GLW:Research,
Estimates)
は、先月発表した第1四半期の赤字が大幅拡大したものの予想と一致したことから、最悪期は越えたとの底入れ感が広まっている。
同社は昨年、1万2,000人の人員削減を実施し大規模なコスト削減を図った。 CNN
U.S.A 2月7日・
木 > Japan 2月8日・
金
木曜日の米国株式市場は、好悪材料が入り乱れナスダック、ダウ指数とももみ合いの末、米景気先行きへの警戒心が強く、4日続落。
ウォルマートやシアーズ、ターゲットなどの巨大ディスカウントショップが予想を上回る売上を発表し、小売株は強かったものの、エンロン破たんから広まっている米企業に対する不信感が根強く、ダウは終盤間際にかけ急反落。
またナスダックは、前日通常取引終了後に予想は上まったものの大幅減収減益を発表したシスコ・システムズが牽引役となりハイテク株全般に売りが優先し、1,800ドルの節目を割り終了した。
ナスダックは、前日上昇したシスコシステムズが急落し、マイクロソフトやデルなどのハイテクリーダーを筆頭に売られ大幅続落。
30.60ポイント安の1,782.11ドル。
取引高は約19.7億株。
ダウは、前日に引き続きタイコ・インターナショナルが激しく買い戻される中、IBMやキャタピラー、ディズニーなどのブルーチップが軒並み安く4日続落。
27.95ポイント安の9,625.44ドル。
取引高は約14.2億株。
◎先週の新規失業保険申請件数は、前週から1万5,000件減の37万6,000件とエコノミストらの予想を大幅に下回った。 CNN
◎ウォルマート(WMT:Research,
Estimates)
やJ.Cペニーなどの大型小売店は、1月の好調な売上を発表し、小売株全般に買いが先行している。
ディスカウントチェーン最大手のウォルマートの1月の売上は、2,190億ドルと前月比8.3%上昇し、先月事実上破たんした同業ライバル社Kマート(KM:Research,
Estimates)
の370億ドルを大幅に上回る結果に。
シアーズ
(S:Research,
Estimates)
やターゲット(TGT:Research,
Estimates)
も同様に予想以上の売上高を発表し、高く取引されている。
一方、デパート大手のJ.C.ペニー(JCP:
Research,
Estimates)
も前月比5.9%増しという好調な売上を発表したものの、アナリストらが同社の先行きに対し否定的な見方を示したことが嫌気され、売られている。 CNN
◎ネットワーク機器メーカー大手のシスコ・システムズ(CSCO:
Research,
Estimates)
は、前日通常取引終了後に第1四半期決算を発表した。
同社の昨年10-12月期における収益は、1株あたり9セント(6.64億ドル)と、1年前の1株あたり18セント(13億ドル)から半減したものの、事前予想は大幅に上回った。
売上高は前年同期比28.6%減の48億ドルとなった。
発表直後には予想を上回る決算が好感を受け、時間外取引にて一段高となったが、米景気後退を背景に上値は重く、本日は下げに転じている。 CNN
U.S.A 2月6日・
水 > Japan 2月7日・
木
水曜日の米国株式市場は、エンロン破たんから広まった米企業会計に対する不信感が根強く、ハイテク株全般が引き続き売られ4日続落となった。
今年に入り株価を半値以上下落させ、連日52週間の安値を更新していたタイコ・インターナショナルが急反発し、ダウは小高く始まったものの、ブルーチップへの買いは断定的で午後にかけ反落。
ナスダックは、本日通常取引終了後に決算発表を控えているシスコ・システムズが期待感から買われたり、3日続落で売られすぎの傾向にあった銘柄が割安感から買い戻されたり、一時は小高い場面を見せたものの、先行き不透明感は払拭されず下げに転じた。
ナスダックは、シスコ・システムズが上げる中、ワールドコムやサン・マイクロシステムズなどのハイテクリーダーを筆頭に売りが優先し続落。
25.81ポイント安の1,812.71ドル。
取引高は約20.5億株。
ダウは、タイコインターナショナルが予想外の反発を見せ市場関係者を驚かせたものの、シティグループやアメックスなどの金融株が軒並み安く4日続落。
32.04ポイント安の9,653.39ドル。
取引高は約16.5億株。
◎労働省が発表した第4四半期の非農業部門における米労働生産性は、前期比3.5%上昇と予想を上回る伸びを見せた。 CNN
◎通信機器メーカー大手のシスコ・システムズ(CSCO:
Research,
Estimates)
は、本日通常取引終了後に第2四半期決算を発表する予定。
同社は昨年10-12月期の収益が目標利益を達成するだろうとの前向きな見通しを示し、好決算への期待感から今日はシスコ株に買いが優先している。 CNN
◎エンロン破たんから広まった企業会計不振の波を受け、今年に入り株価を半値以上急落させたタイコ・インターナショナル
(TYC: Research,
Estimates)
は、本日時間外取引にて反発し、その後急騰している。
同社は前日に、負債返済のために銀行融資枠から85億ドルを引き出すことを明らかにした。
また、2002年度における収益は予想を大幅に下回るだろうとの減益警告を発表し、先行きに不安感を示したもののNY時間午後2時過ぎ現時点でも18%近く高く取引されている。 CNN
U.S.A 2月5日・
火 > Japan 2月6日・
水
火曜日の米国株式市場は、エンロン破たんをきっかけとした企業会計への不信感と、通信大手シエナの減益警告を背景に、売りが優先。
光ファイバー通信メーカーのシエナは今朝方、第1四半期における業績見通しの下方修正と追加人員削減計画を発表し株価は急落、関連株の売りを誘い、ナスダックは続落。
一方ダウもマイナス圏で取引を終えたものの、ブッシュ政権の軍事重視の新予算案発表で航空・防衛セクターが積極的に買われ、小幅安に止まった。
ナスダックは、シエナを筆頭にジュニパー・ネットワークスやJDSユニフェイスなどの関連株が軒並み安く下落。
17.01ポイント安の1,838.52ドル。
取引高は約20.8億株。
ダウは、先行きに自信を示したゼネラル・エレクトリックスが買われる中、スプリントやタイコ・インターナショナルが引き続き弱く小幅続落。
1.66ポイント安の9,685.43ドル。
取引高は約17.5億株。
◎昨年12月の米製造業受注は、軍事製品や運送機材などが伸び、前月比1.2%増しの3,222億ドルとエコノミストらの事前予想どおりに。
また個別に発表された1月のサービス業(非製造業)景気指数は、49.6ポイントへと小幅低下した。 CNN
◎シカゴ拠点のリサーチ会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した米企業による1月の解雇者数は、前月12月に比べ32%増しの21万2,704人と、1993年からの統計歴史上最大となった。
自動車メーカー大手のフォード
(F: Research, Estimates)
が先月3万5,0000人の追加人員削減計画を発表し、米労働市場の厳しさが再確認させられる結果となった。 CNN
◎光ファイバー通信機器大手のシエナ
(CIEN:Research, Estimates)
は、第2四半期の損失が事前予想から大幅拡大されるだろうとの減益警告を発表した。
また、コスト削減をはかり総労働力の12%にあたる400人の人員削減を実施することを明らかにし、先行き不透明感からシエナ株に売りが優先している。 CNN
U.S.A 2月4日・
月 > Japan 2月5日・
火
週明け月曜日の米国株式市場は、エンロン破たんから広まっている米企業の会計処理に対する不信感が更に一層強まり、ナスダック、ダウ指数とも下落して始まった。
巨大複合企業のタイコ・インターナショナルが数百件に及ぶ買収取引を公表していなかったことが明らかになりタイコ株は急落。
また、経営破たんしたエンロンのレイ元会長が、予定されていた公聴会への出席を前日になり急遽取りやめ、同社を巡る数々の疑惑が依然として不透明なままとなっていることも、売り材料となった模様。
ナスダックは、年内の景気回復は期待できないとのコメントを述べたマイクロソフトからアマゾン・ドット・コム、ネクステルまでハイテク株が全般的に売られ下落。
55.71ポイント安の1,855.53ドル。
取引高は約17.6億株。
ダウは、タイコ・インターナショナルを筆頭にユナイテッド・テクノロジーや3M、シティグループなどのブルーチップが軒並み安く大幅続落。
220.17ポイント安の9,687.09ドル。
取引高は約14.2億株。
◎不正会計処理疑惑が挙がっている米複合企業大手のタイコ・インターナショナル(TYC:Research,
Estimates)
が、過去3年間に公表していなかった買収取引が700件以上あったことを発表した。
また、同社はこれらの買収のために、約80億ドルを支出していたことも明らかにし、同社を巡る新たな不正会計疑惑が浮上している。
タイコ株は大幅安で取引を開始し、売り一色となっている。 CNN
◎経営破たんした米エネルギー企業エンロン
(ENE:
Research,
Estimates)
の前会長兼最高経営責任者のケネス・レイ氏は、本日4日に米上院商業委員会で予定されていた公聴会での証言を昨晩になり急遽取りやめることに。
証言拒否を受け、議会側は本日レイ氏に対し、最低でも公聴会に出席するようにとの召喚令状が出されたが、同氏は合衆国憲法第5条に基づいた黙秘権を行使している。 CNN
◎ソフトウェアメーカー最大手マイクロソフト(MSFT:
Research,
Estimates)
のビル・ゲイツ会長は、2002年度には世界的な景気回復は見込めないと、悲観的な見通しを発表した。
最近発表された経済指数が予想外の強い結果となり、早期景気回復に対し期待感が強まっていたものの、同氏は景気後退で最も被害を受けている通信業界における更なる企業の設備投資削減などで、年内は景気が横ばいになるだろうと指摘した。 CNN
U.S.A 2月1日・
金 > Japan 2月2日・
土
金曜日の米国株式市場は、朝方発表された米雇用者数が予想以上に減少したことや製造業景況指数(旧NAPM指数)が18ヶ月連続低下したことなどが嫌気され、マーケットは3日振りに下落。
先日は日用品大手プロクター&ギャンブルの予想を上回る好決算やインテルの投資評価格上げなどを支援材料に急騰したが、本日発表された雇用統計などの経済指数が期待を裏切る結果となり、米景気先行きに対する懸念が再燃され売りに繋がった模様。
また、2日続伸で買われすぎの傾向にあったハイテク株の一角に、利益確定の売りが先行したこともナスダック、ダウ指数の上値を重くする原因となった。
ナスダックは、合併が決定したアセリオとアドベは上昇したものの、サンマイクロシステムズやオラクルなどのハイテクリーダー株が軒並み安く小反落。
21.89ポイント安の1,911.65ドル。
取引高は約15億株。
ダウは、減益警告を発したウェイスト・マネージメントや損失幅を拡大させたユナイテッド航空が売られ反落。
18.83ポイント安の9,900.38ドル。
取引高は約12億株。
◎1月の非農業部門における米雇用者数は前月から8万9,000人減少した。
失業率は、5.6%と昨年12月に比べて0.2%低下。
エコノミストらは雇用者数が5万人減、失業率は5.9%を予想していた。
また供給管理協会が発表した12月の製造業景況指数(旧全米購買部協会NAPM指数)は、49.9ポイントへとと18ヶ月間連続低下し景気後退を示唆する結果に。
その他、ミシガン大学調査の消費者信頼感指数は、前月の88.8から93へと大幅上昇したがアナリストらの予想は下回った。
予想以上に悪化した景気指数を受け、先行き警戒心からマーケットは売り一色となっている。 CNN
◎廃棄物処理会社のウェイスト・マネージメント(WMI:Research,
Estimates)
は、第4四半期の収益が予想を大幅に下回るだろうとの減益警告を発表し、株価を急落させている。 CNN
◎エンターテイメント最大手のディズニー(DIS:Research,
Estimates)
は、前日通常取引終了後に予想を上回る第1四半期決算を発表した。
景気減速に伴い売上は70億ドルと一年前から5%減少したものの、収益はアナリストらの予想を1株当たり5セントも上回る好決算となり買いが先行している。 CNN
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