Market Back Number


Back Number 020101


今日の米国株式市場・バックナンバー


U.S.A 1月31日・ 木  > Japan 2月1日・ 金

木曜日の米国株式市場は、前日の地合いを引き継ぎ、優良大型株を中心に買いが優先したことから、ナスダック、ダウ指数ともに大幅続伸。

日用品大手のプロクター&ギャンブルが予想を上回る好決算を発表したことや、メリルリンチが半導体最大手インテルの投資評価を引き上げたことなどが好感されそれぞれ上昇し、本日の牽引役となった。

不正会計処理が原因で経営破たんし株価を急落させていたエンロンや、タイコ・インターナショナルなども積極的に買い戻され、ダウ指数の上げ幅を拡大させた。

ナスダックは、インテルを筆頭にオラクル、Eベイ、マイクロソフトなどハイテク株全般が強く続伸。

20.63ポイント高の1934.07ドル。

取引高は約17億株。 

  

ダウは、プロクター&ギャンブルが牽引役となりブルーチップ主導で上昇。

157.14ポイント高の9920ドル。 

取引高は約15億株。

◎米商務省が発表した、昨年12月の米個人消費は前月から0.2%減少した。

一方個人所得に関しては、前月比0.4%上昇と昨年7月以来最大の伸び率に。

両指数ともに、エコノミストらの予想とほぼ一致した。

また個別に発表された先週の米新規失業保険申請件数は、前週比3万件増しの39万件と予想を上回る結果となった。 CNN

◎日用品大手のプロクター&ギャンブル(PG:Research, Estimates)は、予想を上回る好決算を発表し、株価を急伸させている。

P&Gの昨年10-12月期における収益は、1株あたり1.03ドル(14.5億ドル)となり、販売高に関しては歯磨き粉や石鹸、化粧品などの売上が好調で1年前から2%増しの104億ドルと増収増益となった。

同社は昨年、景気減速が進む中、事業再編成を図りリストラなどのコスト削減に積極的に取り組んでいた。

また、今四半期についても目標利益を達成するだろうとの前向きな姿勢を示したことも買い材料となっている模様。  CNN

◎メリル・リンチは、先日公開された新製品のプロセッサが販売促進に繋がるだろうと述べ、半導体最大手インテル (INTC:Research, Estimates) の投資評価を「ストロング・バイ」に引き上げた。

インテル社は先日、更なる高性能と低消費電力を可能にする業界最先端のミクロン・プロセス技術を導入し、新製品となる計7種類のモバイル・プロセッサを販売することを明らかにした。 CNN

 


U.S.A 1月30日・ 水  > Japan 1月31日・ 木

エンロン破たん以来広まっていた米企業会計に対する不信感が一層高まり、水曜日の米国株式市場は売り優勢でスタートした。

しかし、米連邦準備理事会(FRB)が本日開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、米景気回復の兆しが見え始めていると述べ、金利を据え置いたことが好感され、ナスダック、ダウ指数ともに急反発した。

朝方発表された米国内総生産(GDP)も予想外の強い結果だったことも、景気底入れ感を象徴する、支援材料となった模様。

ナスダックは、マイクロソフトやデル、シスコシステムズなどを筆頭にハイテク株全般が高く急伸。

20.45ポイント高の1,913.44ドル。

取引高は約20億株。 

  

ダウは、ホームデポやIBMなどの優良銘柄から、前日には安値を更新するほど下げていたタイコインターナショナルまで幅広く買われ急反発。

144.62ポイント高の9,762.86ドル。 

取引高は約19億株。

◎第4四半期の米国内総生産(GDP)は、季節調整済みで年率0.2%上昇し予想外の強い結果となった。

テロ攻撃の影響から第3四半期は1.3%減と大幅低下したことから、エコノミストらは、1.1%低下を予想していた。

しかし昨年一年の伸び率はたったの1.1%となり、これは前回の景気後退が終了した年である1991年の0.5%を記録した以来、最低となった。  CNN

◎石油サービス大手のアナダルコ・ペトロニウム(APC: Research, Estimates) は、天然ガスと石油価格の減損会計が不適当であったとし、第3四半期決算を再計上した。

新たに公表された同社の昨年10-12月期における損失は、先日発表された1株あたり1.08ドル(2.7億ドル)を大幅に上回る1株あたり5.41ドル(13.5億ドル)となった。

不正な会計処理が原因で経営破たんしたエンロン社からはじまり、タイコ・インターナショナル(TYC) やウィリアムズ (WMB) 、PNCファイナンシャル(PNC) にも同様の疑惑が発覚し、企業業績に対する信頼感が喪失している。 CNN

◎長距離電話サービス米最大手のAT&T (T:Research, Estimates) が発表した第4四半期の収益は、1年前から減収減益となったもののアナリストらの予想は小幅に上回る結果に。 CNN

 


U.S.A 1月29日・ 火  > Japan 1月30日・ 水

火曜日の米国株式市場は、エンロンの経営破たん後、米企業に対する懸念が高まる中、巨大複合企業のタイコがとの報道が流れ、不信感が一層強まり、マーケットは急落。

朝方発表された、消費者信頼感指数や米耐久財受注が予想を大幅に上回る強い結果となり、前半は堅調に推移したが、買いは断定的。

今夜予定されているブッシュ大統領の一般教書演説や本日から2日間に渡り開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を睨み、先行き不透明感から売りが先行し、ナスダック、ダウ指数ともに急反落した。

ナスダックは、ワールドコムやマイクロソフト、デル、シスコシステムズなどの大手を筆頭にハイテク全般が弱く反落。

50.93ポイント安の1,892.98ドル。

取引高は約18億株。 

  

ダウは、タイコ・インターナショナルが牽引役となり同業大手のゼネラル・エレクトリックスやコカコーラ、ハニーウェルなどのブルーチップにまで軒並み売られ急落。

247.51ポイント安の9,618.24ドル。 

取引高は約17億株。

◎1月の消費者信頼感指数は、昨年12月の94.6から97.3へとエコノミストらの事前予想を大幅に上回る強い結果に。

また個別に発表された、12月の米耐久財受注も前月比2%増しと急上昇した。

確実な景気回復の兆しは依然として見られていないものの、市場関係者の間では、最悪期は終えたのでは、との底入れ感が広まり本日のマーケットは小幅高。

しかし、本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)や、夜にはブッシュ大統領による一般教書演説などを控えていることから、積極的な売買は手控えられている。 CNN

◎巨大複合企業のタイコ・インターナショナル(TYC:Research, Estimates) は、会社を電化製品事業、ヘルスケア事業、防火管理事業、金融サービス事業の4分野に分割し、それぞれ別個に株式を上場する計画を明らかにした。

4分割案発表後、既に大手企業数社から買収の問い合わせが入っている模様。

しかし、同社は本日になりCITグループを買収した際に、便宜を図った謝礼として取締役に1,000万ドルの現金と、同取締役が運営する慈悲団体にもう1,000万ドルを寄付していたことが明らかになり、株価を17%近く急落させている。

同業ライバル社のゼネラル・エレクトリックス (GE:Research, Estimates) も連れ安している。 CNN

 


U.S.A 1月28日・ 月  > Japan 1月29日・ 火

月曜日の米国株式市場は、今週内に発表を控えている国内総生産(GDP)や雇用統計などの主要経済指数を睨み、様子見ムードが強かったことから、積極的な売買が手控えられたナスダック、ダウ指数は、小幅高で取引を終えた。

朝方にはゼネラル・モーターズやフォードなどの投資判断が引き上げられたことが好感され、特定銘柄は買われたものの、市場全体への影響力は断定的だった。

29、30日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、先週のグリーンスパンFRB議長の証言から利下げはないとの見方が強い。

ナスダックは、シスコシステムズやマイクロソフトに買いが集まり、小反発。

6.21ポイント高のの1,943.91ドル。

取引高は約14億株。 

  

ダウは、アメックスやJ.P.モルガンなどの金融株が売られる中、フォードやゼネラル・モーターズが堅調に推移し4日続伸。

25.67ポイント高の9,865.75ドル。 

取引高は約11億株。

◎アメリカン・エクスプレス(AXP:Research, Estimates) は、米景気後退を背景に予想を下回る第4四半期決算を発表した。

同社の昨年10-12月期における収益は、1株あたり22セント(2.97億ドル)と1年前の1株あたり50セント(6.77億ドル)から大幅ダウン。

純益も2%減の56億ドルとなった。

金融大手による大幅減収減益のニュースを受け、J.P.モルガン (JPM)やシティグループ (C)などの関連株が連れ安している。 CNN

◎証券大手のモルガン・スタンレーは自動車メーカー、フォード(F: Research, Estimates) の株式評価を「アウトパフォーム」へと引き上げた。

また、フォードのライバル社ゼネラル・モーターズ(GM:Research, Estimates)の評価も同様に引き上げ、両株の買いを誘っている。 CNN

◎巨大玩具販売のトイザラス(TOY:Research, Estimates) は、再編成計画の一環として1,900人の人員削減と64店舗の閉鎖を発表した。 CNN

 


U.S.A 1月25日・ 金  > Japan 1月26日・ 土

金曜日の米国株式市場は、光ファイバー大手のJDSユニフェイスや携帯電話大手のエリクソン、ソフトウェアメーカーのピープルソフトなどが相次ぎ先行きに対し慎重な見通しを述べたことが嫌気され、下落して始まった。

しかし、朝方発表された中古住宅販売件数が予想を上回り、米景気底入れ感が強まったことから、ブルーチップを筆頭に買いが優先しダウは3日続伸。

ハイテク企業に対する収益悪化懸念が根強く、ナスダックは上値が重く小反落で今週の取引を終えた。

ナスダックは、JDSユニフェイスやピープルソフト、サンミナSCIなどが先行き不透明感から売られ反落。

7.36ポイント安のの1,937.70ドル。

取引高は約16.4億株。 

  

ダウは、3Mやインターナショナル・ペーパー、キャタピラーなどのブルーチップが買われ続伸。

68.23ポイント高の9,840.08ドル。 

取引高は約13.2億株。

◎昨年12月の米中古住宅販売件数は、前月比0.8%減の季節調整済みで年率519万戸と減少したものの、予想は上回る結果に。

これにより昨年1年の販売件数は525万戸となり、住宅ローン金利の低下を背景に新記録を達成した。 CNN

 

◎光ファイバー通信機器大手のJDSユニフェイス (JDSU: Research, Estimates) は、前日通常取引終了後に第2四半期の大幅減収減益を発表し、売りを誘っている。

同社の昨年10月-12月期における同社の特別費用を除いた最終損益は、1年前の1株当たり21セントの収益から1株当たり19セントの損失と赤字決算に転じた。

また、需要激減から売上高は2.86億ドルと70%近く減少。

期待していた今四半期での売上回復については、現時点では不透明であると、先行きに対し慎重な姿勢を示した。 CNN

 

◎企業向けソフトウェアメーカーのピープルソフト(PSFT:Research, Estimates) は、ハイテク投資削減が続く中、予想を上回る好決算を発表した。

第4四半期における収益は1株あたり18セント(5,780億ドル)、売上は5,282億ドルとそれぞれ前年同期から大幅増しに。 CNN

 


U.S.A 1月24日・ 木  > Japan 1月25日・ 金

木曜日の米国株式市場は、ノキアやシーベル・システムズなどの米大手企業が予想を上回る好決算を発表したことが好感され、マーケットは急伸。

また、グリーンスパン連邦準備理事会(FRB)議長が本日開催された上院予算委員会の議会証言にて、米景気の先行きに対し前向きな姿勢を示したことが支援材料となった模様。

前日に引き続きハイテク株全般が底堅く、ナスダック、ダウ指数ともに2日続伸した。

ナスダックは、アムジェンやイミュネックスなどのバイオテク株が売られる中、マイクロソフト、デル、シスコシステムズなどのハイテクリーダー株を中心に買いが膨らみ小幅続伸。

20.20ポイント高のの1,942.58ドル。

取引高は約18.1億株。 

  

ダウは、予想を上回る決算を発表したEMCやノキアを筆頭に、3Mやデュポント、ユナイテッド・テクノロジーなどが買われ上昇。

65.11ポイント高の9,796.07ドル。 

取引高は約14.2億株。

◎先週の米失業保険申請件数は、前週から1万5,000件減の37万6,000件と予想を大幅に下回る結果に。 CNN

 

◎グリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長は、本日開催されている上院予算委員会にて、景気後退を促進していた要因が減少しつつあり、経済活動が堅調に推移している兆候が見られる、と述べ景気先行きに対し比較的明るい見通しを示した。

議長は今月11日の講演にて、米景気は短期的な景気悪化のリスクに直面していると指摘したことから、市場には更なる金融緩和政策が実施されるとの観測が強まっていた。

しかし、本日の議長証言が米景気底入れ感をうかがわせるものだったことから、来週予定されている委員会での利下げはいった見送られる可能性が高いとの意見が広まっている。 CNN

 

◎携帯電話メーカー世界最大手のノキア(NOK:Research, Estimates) は、1年前からは減収減益となったものの、予想を上回る第4四半期決算を発表した。

また年末までには売上高は回復するだろう、と先行きに前向きな姿勢を示し買いを誘っている。 CNN

 

◎ソフトウェアメーカーのEMC(EMC: Research, Estimates)と光ファイバー大手のコーニング(GLW:Research, Estimates) は、それぞれ予想されていた損失幅を大幅に縮小させ、本日高く取引されている。 CNN

 


U.S.A 1月23日・ 水  > Japan 1月24日・ 木

水曜日の米国株式市場は、半導体業界に底入れ感が広まり収益回復への期待感からハイテク株全般に押し目買いが入りナスダック、ダウ指数ともに反発。

証券大手のJ.P.モルガンが投資評価を引き上げたノベルス・システムズなどの、前日全面安となった半導体株が積極的に買い戻されナスダックは1,900ドルの節目を回復して終了。

米景気の先行き不透明感が嫌気され、ブルーチップが比較的弱く、上げ渋ったダウは小幅高で取引を終えた。

ナスダックは、ノベルス・システムズやKLAテンカーなどの半導体株を主導に反発。

39.85ポイント高のの1,922.38ドル。

取引高は約18.4億株。 

  

ダウは、IBMやコカコーラ、ボーイングなどが売られる中、ウォルマートやキャタピラー、デュポントなど買われる銘柄も多く小反発。

17.16ポイント高の9,730.96ドル。 

取引高は約14.3億株。

◎携帯大手のモトローラ (MOT: Research, Estimates) は、前日通常取引終了後に、損失が1株当たり4セント(9,000万ドル)という第4四半期の赤字決算を発表した。

アナリストらは1株当たり5セントの損失を予想していた。

売上高は1年前の98億ドルから25%減の73億ドルに。

同社の社長兼最高経営責任者(CEO)のエドワード・ブリーン氏は、第1、第2四半期における赤字決算は回避できそうにないが、更に一層の経費削減と事業再編成のための新戦略を立て、収益回復に向け全力を尽くすとの意気込みを述べた。 CNN

 

◎半導体メーカーのノベルス・システムズ(NVLS:Research, Estimates) は、1年前からは減収減益したものの予想を小幅に上回る決算を発表した。

J.P.モルガンは、半導体製品の需要回復を見込み、ノベルスやKLA-テンカー(KLAC:Research, Estimates) などの投資評価を格上げし、関連株に買いが集まっている。

一方、同半導体株のビテッセ・セミコンダクター(VTSS:Research, Estimates)は、昨年同期から76%減という大幅減収減益を発表し、ゴールドマン・サックスにより格下げを受け株価を急落させている。 CNN

 


U.S.A 1月22日・ 火  > Japan 1月23日・ 水

連休明け火曜日の米国株式市場は、半導体メーカーのインフィネオンが先行き業績に対し弱気姿勢を示したことや、通信大手ノキアの投資判断が引き下げられたことなどが売り材料となり、ハイテク株が全面安。

先週にはマイクロソフトやインテルなどのハイテクリーダーが予想を下回る決算を述べたことをきっかけに、米企業収益に対する警戒感が強まっている。

創業以来初の黒字決算を発表したアマゾン・ドット・コムなど買われる銘柄もあったが、取引終了後に携帯大手のモトローラなどが決算発表を控えており、様子見ムードが広まっていることから、積極的な買いは手控えられた模様。

ナスダックは、アマゾン・ドット・コムが買われる中、同業ネット関連株のヤフーやEベイから半導体のインテル、ソフトウェアのマイクロソフトまでハイテク株が幅広く売られ、約2ヶ月の安値を更新。

47.81ポイント安のの1,882.53ドル。

取引高は約18億株。 

  

ダウは、減益警告を発したインフィネオンを筆頭にIBMなどの半導体から、ノキア、ルーセントなどの通信株まで売られ下落。

58.05ポイント安の9,713.80ドル。 

取引高は約13億株。

◎インターネット販売最大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN:Research, Estimates) は、創業以来初めての黒字決算を発表し株価を急騰させている。

同社の昨年10-12月期における純益は1株あたり1セント(500万ドル)と昨年同期の1株当たり1.53ドル(5,45億ドル)の損失から初の黒字となった。

年末商戦での販売が好調だったことから、売上高は15%増しの11.2億ドルに。 CNN

◎経営危機に陥っていたディスカウントチェーン店のKマート(KM:Research, Estimates)は、22日に米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上破産した。

負債総額は170億ドルと見られ、適用申請が認められれば米小売業界の破産としては過去最大規模となる

破産を申請した前日21日には、Kマートへの食品提供を一手に引き受けていた米食品卸売のフレミング・カンパニー(FLM: Research, Estimates) ,が、月々の商品代金滞納を理由に出荷を停止していた。

Kマートは以前から、米景気後退に伴う個人消費の低下や、同業界最大手のウォルマート(WMT: Research, Estimates)を含めたライバル社との価格競争の激化などで売上減退に苦しんでいた。  CNN

 


U.S.A 1月18日・ 金  > Japan 1月19日・ 土

金曜日の米国株式市場は、マイクロソフトやIBMのハイテクリーダー2社が先行きに対し不安感を残したことから、ハイテク株を筆頭に売りが先行し、軟調なまま今週の取引を終えた。

朝方発表された米貿易赤字や景気回復兆候を示す比較的強い結果だったものの、買い材料としては不足だったのか上値は重く売りが優勢。

半導体やPCメーカー、通信などハイテク株が幅広く売られ、ナスダック、ダウ指数ともに前日の健闘ぶりを尻目に急反落した。

ナスダックは、マイクロソフトやインテル、サン・マイクロシステムズなどの大型ハイテク株を中心に売りが膨らみ、反落。

55.48ポイント安のの1,930.34ドル。

取引高は約16億株。 

  

ダウは、3Mやホームデポ、ボーイング、コカコーラなどのブルーチップが堅調に推移する中、IBMやノーテル・ネットワークスなどのハイテク株が売られ下落。

78.19ポイント安の9,771.85ドル。 

取引高は約13億株。

◎米商務省が発表した昨年11月の米貿易赤字は、石油価格の急落で、278.9億ドルと予想されていた286億ドルから大幅縮小した。

また、個別に発表されたミシガン大学調査による1月の米消費者景気指数は、94.2ポイントと上昇し予想以上の強さを見せた。  CNN

◎コンピューターメーカーのIBM(IBM: Research, Estimates) が前日取引終了後に発表した第4四半期収益は、1株あたり1.33ドル(23億ドル)と昨年同期から減退したものの、アナリストらの予想を1セントだけ上回る結果に。

しかし、PCや関連機器の需要低下や他社との価格競争激化を原因に、第4四半期の売上は、1年前の236億ドルから228億ドルへと11%の大幅減収となった。

本日、IBM株は業績悪化が嫌気され、5%近く安く取引されている。 CNN

◎ソフトウェアメーカー世界最大手のマイクロソフト(MSFT:Research, Estimates) は、最新OSのウィンドウズXPやが昨年11月に発売したゲーム機のXボックスの売上が好調だったことから、昨年10-12月期における売上高は1年前の65.9億ドルから17%増しの77,4億ドルと大幅増収となった。

しかし、独占禁止法違反起訴や消費者らによる集団起訴などにかかった法務関連の費用が6.6億ドルと予想以上にかかったことから、収益は1株あたり41セント(22.8億ドル)と昨年同期から減退した。 CNN

 


U.S.A 1月17日・ 木  > Japan 1月18日・ 金

木曜日の米国株式市場は、予想を上回る好決算が相次いだことから、米企業の収益悪化懸念が緩和されナスダック、ダウ指数ともに急反発。

前日に予想以上の決算を発表し、業績の先行きに対し自信を示したコンピューター大手のコンパックやアップルを筆頭に関連株が軒並高。

一方ダウは、ユナイテッド・テクノロジーやゼネラル・エレクトリック、シティグループなどのブルーチップに安心買いが入り反発。

また、注目されていたマイクロソフトとIBMが先ほど取引終了後に予想を上回る決算を発表し、時間外取引で上げ幅を拡大させていることから、明日はインテル、IBMの両株を中心に買いが膨らむだろうとの見方が広まっている。

ナスダックは、高安まちまちだった半導体株は、インテルやアプライド・マテリアルズなどのリーダー株が積極的に変われ上昇。

41.38ポイント高のの1,985.82ドル。

取引高は約18億株。 

  

ダウは、好決算を発表したユナイテッド・テクノロジーやゼネラル・エレクトリック、シティグループと製造から金融まで幅広く変われ急反発。

137.77ポイント高の9,850.04ドル。 

取引高は約13億株。

◎先週の米失業保険申請件数は、前週から1万4,000件減の38万4,000件とエコノミストらの予想を大幅に下回る結果に。

また個別に発表された昨年12月の住宅着工件数は、157万戸と前月から3.7%減少した。

今年は例年に比べると暖冬なことから、エコノミストらは3.6%増の165万戸を予想していた。  CNN

◎チップメーカー大手のアドバンスド・マイクロ・デバイス (AMD: Research, Estimates) は、前日通常取引終了後に第4四半期決算を発表した。

同社の昨年10-12月期における売上は1年前から19%減の11.8億ドルと減退し、1株当たり5セントの損失を出し赤字決算となってしまったが、損失幅はアナリストらが予想していた18セントから大幅縮小。

また、今四半期は目標利益を達成するだろうと述べ、黒字転換に自信を示したことから、AMD株は堅調に推移。 CNN

◎コンピューターメーカー世界第2位のコンパック(CPQ:Research, Estimates) が発表した第4四半期決算は、1年前に比べると減収減益となったものの、アナリストらの予想を上回る好決算となった。

またライバル社アップル(AAPL:Research, Estimates) も、年末商戦における売上が予想以上に好調だったことから、昨年10-12月期の収益が1株当たり11セント(3,800万ドル)と事前予想通りに。

PC需要の低下でコンピューター業界の業績悪化が懸念される中、好決算を発表した両社に買いが優先している。  CNN

 


U.S.A 1月16日・ 水  > Japan 1月17日・ 木

水曜日の米国株式市場は、前日通常取引終了後にインテルが今年度における設備投資を大幅削減すると述べたことが嫌気され、半導体を筆頭に売りが先行。

ハイテクリーダーによる先行きへの警戒感が米企業全体の収益悪化懸念を再燃させ、ハイテク株を中心に売りが膨らんだことから、ナスダックは反落。

また、証券大手のJ.P.モルガンが予想を大幅に下回る決算を発表し金融株が軒並み安く、ダウは200ポイント超と下げ幅を拡大させ昨年11月12日依頼最低の水準にまで落ち込んだ。

ナスダックは、インテルを筆頭にアプライド・マテリアルズやKLAテンカーなどの半導体が軒並安で急落。

56.47ポイント安の1,944.44ドル。

取引高は約18億株。 

  

ダウは、インテルのライバル社であるアドバンスド・マイクロ・デバイスから金融大手のシティグループにアメックス、自動車メーカーのGMまで幅広く売られ急反落。

211.88ポイント安の9,712.27ドル。 

取引高は約14億株。

◎昨年12月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギー価格の急落で前月比0.2%(季節調整済み)低下した。

振れの大きい食品やエネルギーを除いたコア指数は、0.1%上昇。

これにより、2001年通年のCPIは1.6%上昇と、1998年依頼、最低の上昇率となった。

また、連邦準備理事会(FRB)により個別に発表された12月の米鉱工業生産指数は、前月比0.1%減。

商務省が発表した昨年11月の米企業在庫は、前月比1.0%減と10ヶ月連続のマイナスとなった。 CNN

◎半導体最大手のインテル(INTC: Research, Estimates) は、前日通常取引終了後に第4四半期決算を発表した。

同社の2001年10-12月期における収益は、1株あたり15セント(9.98億ドル)と買収関連費用などで昨年同期から62%減少したものの予想されていた11セントを上回る好決算となった。

しかし、2002年の設備投資については、昨年の73億ドルから55億ドルへと大幅縮小すると述べ、先行きに対し慎重な姿勢を示した。 CNN

◎半導体機器メーカーのLSIロジック (LSI:Research, Estimates) は、コスト削減と収益回復を図り総労働力の20%にあたる1,400人の人員削減を発表した。

同社は今月23日に2001年通年の業績発表を控えているが、目標利益は達成しただろうとの明るい見通しを述べ株価を上げている。 CNN

 


U.S.A 1月15日・ 火  > Japan 1月16日・ 水

火曜日の米国株式市場は、大手企業による決算発表を目前に控え、収益回復への期待感と収益悪化への不安感の好悪材料が入り乱れ、マーケットは上値の重い展開となった。

通常取引終了後に第4四半期の決算発表を控えているインテルを筆頭に先行き不透明感から半導体株は全般的に安く、ナスダックは後半にかけ上げ幅を縮め小幅高で終了。

一方ダウは、朝方発表された米小売売上高が予想ほど減少しなかったことを受け、ウォルマートなどの小売株が強く、小幅ながら7日ぶりに反発した。

ナスダックは、マイクロソフトやデル、シスコ・システムズなどの大型ハイテク株が比較的強い中、サン・マイクロシステムズやインテルなどが売られ小幅高に止まった。

10.17ポイント高の2,000.91ドル。

取引高は約16億株。 

  

ダウは、インテルやユナイテッド・テクノロジーなどが安い中、アメックス、ウォルマート、プロクター&ギャンブルが高く小反発。

32.37ポイント高の9,924.15ドル。 

取引高は約13億株。

◎昨年12月の米小売売上高は、季節調整済みで前月比0.1%減の2,951億ドルと減少幅を大幅縮小させた。

エコノミストらは1.2%減を予想していた。

変動の激しい自動車や部品等を除く小売売上高も0.1%減に。

2001年通年の売上高は3.4%増と、前年2000年の7.6%増を大幅に下回る結果となった。  CNN

◎世界的に手広く事業を展開している複合企業のタイコ・インターナショナル(TYC:Research, Estimates) は、昨年10-12月期の増収増益を発表したものの、先行きに対し慎重な見通しを述べたことが嫌気され、本日は売りが優先している。

米景気後退と電子工学事業の先行き不透明感を理由に今四半期は目標利益を達成できないだろう、との減益警告を発した。 CNN

◎ダウ銘柄のアメリカ・ウェスト航空(AWA:Research, Estimates) は、ゴールドマン・サックスから投資評価を「マーケット・アウトパフォーム」へと引き上げられ、本日高く取引されている。  CNN

◎好決算を発表する銀行が相次ぐ中、ウェルズ・ファルゴ(WFC:Research, Estimates) も事前予想と1年前の収益を大幅に上回る決算を発表し買いを誘っている。 CNN


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