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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A 12月31日・月
> Japan 1月1日・火
今年最後のマーケットは明日に新年を控えて、参加者の少ない静かな一日が予想される。
金曜(28日)のマーケット終了後、オラクル(ORCL)は約840人の従業員削減を発表。
CNN
2001年度は株式ミューチュアルファンドにとって、ここ30年来最悪の年となった。
特にライデックス・ベロシティー100、そしてプロファンドウルトラOTCの2ファンドは90パーセントを越える大きなロス。
大手ファンドの成績はフィデリティー・マジェラン(-12.4%)、ピムコ・トータルリターン(+8.4%)、ワシントン・ミューチュアル(+0.3%)、そしてバンガード500(-12.5%)といった成績。(SP500は-12.4%)
thestreet.com
ここ25年間で最悪のマーケットにふさわしい引け方で2001年の幕を閉じた。
マーケットのバロメーター、SP500は今年約13%の下落となり、これは1974年以来の低迷ぶり。
ファースト・アルバニーのポートフォリオマネージャー、ピーター・ゴットリーブ氏は「多くの投資者達が明るい2002年を願っているのは周知の通りだが、11回におよんだ金利引下げの効果が来年の第1、第2四半期に表れることを期待したい」と述べている。
あくび連発のナスダックマーケットだったが、引け間際にアプライドマテリアルズ(AMAT)、シスコ(CSCO)、インテル(INTC)、マイクロソフト(MSFT)、そしてサンマイクロシステムズ(SUNW)などの大手テクノロジー銘柄に売りが集中し、急落安値引けとなった。
NASDAQ: -36.84
出来高は14億株。
大引け一時間ほど前から、ダウ銘柄のインテル(INTC)、そしてマイクロソフト(MSFT)の二銘柄に売りが殺到し、マーケットはほぼ今日の最低レベルで終了となった。
ダウの水準は2001年度の頂点から約14%ほど下に位置するが、9月のテロ攻撃からは21%以上の回復を見せている。
来年の見通しの中で、リーマンブラザースのジェフリー・アップルゲート氏は「低金利、そして低インフレ環境が企業収益回復に弾みをつけるだろう」と言っている。
DOW: -115.42
出来高は9億5千万株。
U.S.A 12月28日・金
> Japan 12月29日・土
寄り付き30分後に発表された予想を上回る消費者信頼感、そして住宅販売数がマーケットに火をつけたかのように見えたが、まったく後押しがなく、だらだらと方向性を欠いての終了となった。
エコノミスト、ビル・サリバン氏は「今朝発表された経済指標はアメリカ経済の底打ちプロセスを示すものであり、これらは全く来年の経済回復の強さを示唆するものではない」と述べている。
ヤフー(YHOO)の収益上方修正、また大きな上昇を見せた消費者信頼感が10時半頃までナスダックマーケットを引っ張ったが、年末に見られる税金関連の売り物に水をさされ、ほぼ午前中の上げを全てはき出しての引けとなった。
ナノメトリクス(NANO)は日米半導体業界の不振を受けて第4四半期の収益を下方修正。
この修正でNANOは売り物が殺到し22%の大幅下落となった。
NASDAQ: +10.84
出来高は13億株
予想を超える経済指標の発表でラリー展開の場面もあったがまったく長続きせず、方向性が定まらないまま終了となった。
来週の見通しについてストラテジストのピーター・ブックバー氏は「マーケットは現実と直面することになるだろう。経済回復はあくまでも予想であり、来月から本格的に始まる決算シーズンが経済状態の実状を見せてくれるだろう。」と言っている。
DOW: +5.68
出来高は9億株
金曜のテーマは原油価格、そしてマーケット開始30分後に発表されるシカゴ購買指数をはじめとする数々の経済指数。
トリムタブス社長、チャールズ・ビダマン氏によると「ここ四日間のうち三日は株式ミューチュアルファンドから資金が流出しており、三ヶ月間のマーケットラリーにもかかわらず一般投資家達はまだ積極的に市場に戻っていない。」
去年と比較をすると、年末から1月4日までの二週間の間に200億ドルの資金が株式ファンドに投入されたが、今年は今月20日から26日までに29億ドルの資金がファンドから逃げている。 CBS
U.S.A 12月27日・木
> Japan 12月28日・金
アクションのあったのは、寄り付き直後と引け間際、そんな一日だった。
マーケットは既に来年の経済回復を織り込んで、9月からラリーを続けているが、はたしてまだこの水準から買っていけるだろうか?
「明らかに株は割高になっている。たぶん一月の終わり頃に修正が来るだろう。」とサンズブラザースのジム・ワゴナー氏は述べている。
活気にあふれる寄り付きだったが、だらだらと下げ始め、一時マイナスに転落する局面があった。
しかし引け間際に半導体銘柄が回復を見せ、たるんだマーケットに気合を入れての引けとなった。
特にチップメーカー、アトメル(ATML)は13パーセントの上昇を演じ、半導体銘柄の牽引車となった。
NASDAQ: +15.72
出来高は12億株。
午後3時頃からラリーが開始され、ダウは終値ベースで最近四ヶ月間の最高レベルを更新して引けた。
メリルリンチはアドバンスト・マイクロデバイス(AMD)の格付けを現状に据え置いたものの、第4四半期の収益を上方修正した。
この動きが半導体銘柄に好影響となり、半導体指数は約2%の上げとなった。
DOW: +43.17
出来高は8億8千万株。
明日にOPEC会議(石油輸出国機構)を控え、ロンドンでは原油価格が急騰(+5.5%)し1バーレル20ドル40セントで取り引きされている。Nightly
Business Report
FACエクイティーズのアナリスト、マット・バゾウスカス氏はシスコシステムズ(CSCO)に関して「最悪の事態は過去のものとなり、もちろん目先的にはまだ不安材料はあるが、既にシスコはライバルからマーケットシェアを奪いつつある。」と述べている。
時間外取引でシスコは16セント上げて、18ドル40セントで売買されている。
昨日13パーセントの派手な上昇を演じたアマゾン・ドット・コム(AMZN)についてUSBパイパージャフレーのアナリスト、サファ・ラスチー氏は「アマゾンは我々の予想している一株収益を達成できるだろう。」と言っている。
CBS
U.S.A 12月26日・水
> Japan 12月26日・木
クリスマスぼけで軟調な寄り付きが予想されたが、ダウ、ナスダックとも好調なスタートを切った。
半導体、インターネット、そしてオイル株がマーケットを引っ張ったが、終了間際ビンラディン氏健在の報道で、上げ幅の約半分以上を帳消しにしての大引けとなった。
ヤフー(YHOO)のクリスマスセール大幅向上、そしてアマゾン・ドット・コム(AMZN)の収益の明るい見通しがナスダックマーケットの買い材料となった。
しかし午後に入ってインド・パキスタン情勢の緊迫から警戒感が膨らみ利益確定売りが続出となった。
NASDAQ: +16.22
出来高は11億株。
予想を越える大手ディスカウントストア、ウォルマート(WMT)のクリスマスセールが懸念されていた小売銘柄に一筋の希望をもたらす結果となった。
マーケットは快調に上昇を見せたが、昼頃には頭打ちとなり、ビンラディン氏健在の録画テープが売りの材料に使われ、冴えない大引けとなった。
DOW: +52.73
出来高は8億株。
来月まで休暇を決め込む投資者が多く、今日のマーケットは軟調なスタートが予想される。
今週予定されている決算、また重要な企業会議はほとんど無いため、市場関係者達は来年の経済見通しに焦点を合わせる模様。
現在時間外取引ではオラクル(ORCL)が3セント安、そしてサンマイクロシステムズ(SUNW)が8セント高で売買されている。
10年物国債は5.14%、また30年物は5.48%でそれぞれ取り引きされている。
CBS
U.S.A 12月24日・月
> Japan 12月25日・火
半日だけのクリスマスイブのマーケットは、要約すると「閑散」の一言につきる。
ファーストアルバニーのピーター・ゴットリーブ氏は「今日のマーケットから何かを読み取ろうとするのは無駄なことだ。」と述べており、正にクリスマスムードの一日。
全く市場参加者が無く、静かな一日。
シスコ(CSCO)の株価は正当評価額をかなり上回っているといった意見があったが、マーケットには何ら影響を与えることなく終了。
NASDAQ: -1.35
出来高は5億6千万株。
アメリカンエクスプレス(AXP)、インターナショナルペーパー(IP)、そしてフィリップモリス(MO)といったところに買いが集まり小高く寄り付いたダウだが、引き間際に崩れて変わらずでの終了となった。
またOPECによる石油生産量の削減の可能性が報道されエクソン(XOM)などのオイル株が注目された。
DOW: --
出来高は4億4千万株。
クリスマス直前の週末は、多数のデパートにとってガッカリの結果になった。
華やかなコマーシャル、大幅なディスカウントを実施したが、客数は先週末とほとんど変わりがなく、明らかに去年のクリスマスを下回る売り上げになりそう。
Nightly Business Report
サンフォードバーンスタインのアナリスト、ポール・サガワ氏はシスコ(CSCO)の大幅割高を警告。
「現在の株価水準は成長率が20%以上ないと正当化することができない。」と述べている。
CBS
U.S.A 12月21日・金
> Japan 12月22日・土
ここ二日間ほど冴えなかったテクノロジー銘柄に買いが入り、ダウは1万ドルに復帰しての引けとなった。
またミシガン大学発表の消費者信頼指数の最終結果は予想を上回り、国民の経済回復に対する希望が上がっている。
マーケットストラテジストのアラン・アッカーマン氏は「米国経済はリセションから抜け出しつつあり、次の数四半期でどれほどの回復をみせるかが鍵になる。」と述べている。
半導体、インターネット、そしてバイオテクノロジー株に引っ張られて小高く寄り付いたナスダックだが、ほぼ一日中横ばいのおとなしい展開となった。
ソフトウェアのマニュジスティクス(MANU)、そしてチップメーカーのシーラスロジック(CRUS)の明るい売り上げ見通しなどの材料があったが、相場全体に影響を与えるだけのインパクトはなかった。
NASDAQ: +27.19
出来高は22億株。
ノーテル(NT)の第4四半期収益は「思ったほど悪くない」が好材料となり、ニューヨークは強く寄り付いた。
11時頃からマーケットはだらけたが、終了二時間程前からラリーが展開されて、ダウは1万ドルに返り咲いて大引けをむかえた。
株の好調で国債が売られ10年物債券は5.09%、そして30年物は5.45%で終了。
DOW: +50.16
出来高は17億株。
株式指数先物、個別銘柄、そしてインデックスの三つのオプションの12月限が今日満期を迎え、マーケットは寄り付きから大きな商いになりそう。Nightly
Business Report
アルゼンチンの政治経済不安によって打撃を受ける四銘柄がメリルリンチより発表された。
それらはAvon Products (AVP)、Clorox Co (CLX)、Dial Corp (DL)、そしてRayovac
(ROV)の四社で、約2%から6%の減収になりそう。CBS
Research in Motion (RIMM)の第4四半期の売上、そして収益が下方修正され、現在時間外取引で1ドル55セント安、19ドル75セントで売買されている。CNN
U.S.A 12月20日・木
> Japan 12月21日・金
マイクロソフトの新製品XPの欠陥、ジュニパー(JNPR)の暗い収益見通し、そして二日連続の半導体銘柄の不調で、ダウ、ナスダックとも安値引けとなった。
また経済促進案は、民主党の反対圧力で上院を通過することが出来ず、売りに拍車をかける結果となった。
ギャップダウンでの寄り付き、そして安値引けと全く良い所のない一日。
ネットワーク関連、ジュニパー(JNPR)の第4四半期の収益は予想を50%以上下回りそうの警告、マイクロソフト(MSFT)ウインドウズXPの欠陥ニュースは、投資者にテクノロジー株離れを起こさせる結果となった。
NASDAQ: -64.37
出来高は20億株。
五連勝の期待がかかっていたが、寄り付き直後から売り物が入り、1万ドルを割っての安値引けとなった。
下院は通った経済促進案だが、上院議会では民主、共和両党の合意が得られず、これは投資者達に株を投げさせる引き金となった。
またゴールドマンサックス(GS)の第4四半期は大幅な減益、そしてJPモルガン(JPM)がエンロン(ENE)破綻で受ける被害は予想の倍以上になりそうのニュースもマーケットに売りを呼ぶ結果になった。
DOW: -85.31
出来高は14億株。
AT & T (T)はブロードバンドビジネス部門を約720億ドルでコムキャスト(CMCSK)へ売却。
この結果コムキャストは、ライバルのAOL Time Warner (AOL)、そしてCox
Communications (COX)を抜いて業界のトップに踊り出る。CBS
ゴールドマンサックス(GS証券)の第4四半期の一株収益は、去年の同時期を大きく下回ったが、結果は93セントでアナリストの予想90セントを上回った。
CNN
先週の失業保険申請者数は、予想された44万人よりかなり少ない38万4千人。
CNN
U.S.A 12月19日・水
> Japan 12月20日・木
好調なブルーチップ(優良株)に助けられ、ダウは四連勝、しかしテクノロジー株に覇気が無くナスダックは約22ドル安で終了。
また、ブッシュ大統領の経済促進案は依然民主党からの完全合意が得られず、短期経済回復の見通しが不透明となった。
ギャップダウンの元気ないスタートだったが、すぐ反発を見せ、ニューヨークの昼頃までこのラリーは続いた。
しかしトライクイント(TQNT)などの半導体銘柄に格下げが相次ぎ、ナスダックは午後から値を崩し始め、ほぼ安値引けとなった。
NASDAQ: -21.87
出来高は19億株。
携帯電話の大手、モトローラ(MOT)の悲観的な収益見通しを受け、ニューヨーク市場は軟調な寄り付きとなった。
しかし予想を上回る経済先行指数の発表がマーケットの起爆剤となり、ダウは四連勝。
またブッシュ大統領の経済促進案の了解が未だ議会で得られず、先行き不透明感を嫌った投資者は俗に言う「オールドエコノミー銘柄」に買いを集中させた。
DOW: +72.10
出来高は14億株。
シティーグループ(C)は損害保険部門のTravelers社を2002年の第1四半期にグループから切り離しを計画。
モトローラ(MOT)は収益の落ち込みを理由に、更に9400人の従業員の削減を発表。
Nightly Business Report
世界最大のアルミニュームプロデューサー、アルコア(AA)の第4四半期収益は、アナリストの予想を大幅に下回る見込み。
モルガンスタンレー(MWD)の第4四半期収益は、去年の同時期と比べると大きな減少となったが、アナリストの予想していた一株収益の66セントを上回る78セントの結果。
CNN
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