Market Back Number


Back Number 011001


今日の米国株式市場・バックナンバー


U.S.A 10月31日・ 水  > Japan 11月1日・ 木

水曜日の米国株式市場は、朝方発表された米国内総生産(GDP)が予想ほど悪化しなかったことが好感を受け、ナスダックは4日ぶりに反発。

また、米財務省が30年物米国債の新規発行を取りやめるだろうとの報道も、ハイテク投資家らに買い材料を与えた模様。

一方、今週には依然として雇用統計や工場受注などの重要経済指数の発表を控えていることから、景気動向に左右されやすい景気敏感株は上値が重く、ダウは小幅安で取引を終えた。

ナスダックは、サンマイクロシステムズやデル、インテルなどのハイテクリーダー株を筆頭に買いが膨らみ反発。

23.19ポイント高の1,690.60ドル。
取引高は約18.1億株。 

 

ダウは、イーストマン・コダック、フィリップ・モリスにクェストなどブルーチップが幅広く売られ続落。

44.35ポイント安の9,077.63ドル。
取引高は約12.3億株

◎第3四半期の米国内総生産(GDP)伸び率は、前期比マイナス0.4%となり、予想されていたマイナス1.0%を大幅に下回った。

GDP統計が予想ほど悪化しなかったものの、下げ率は10年前の湾岸戦争以来最大となり、景気後退期(リセッション)に近づいているとの声も多く浮上している。 CNN

◎米航空第5位のコンチネンタル航空(CAL:Research, Estimates) が発表した、第3四半期の損失は予想を下回る結果に。

損失幅縮小の理由として、同時多発テロ事件の影響で一時は激減していた乗客数に回復の兆しが見え始めたことがあげられている。

また同社は、任意早期退職者や連邦政府による資金援助などのお陰で、予定していた3,500人の人員削減を回避できそうだ、との朗報を発表した。  CNN

◎長距離電話会社のクェスト・コミュニケーションズ(Q: Research, Estimates)は、予想を上回る第3四半期の損失を発表した。

景気減速に伴い、顧客の多くが同社が提供するブロードバンド契約を破棄したことが損失幅拡大に繋がった模様。 CNN

 

明日の重要指数(米国時間1日)

全米購買部協会指数(NAPM)

全米購買部協会指数(NAPM)とは製造業約350社の購買部を対象に、新規受注、受注残、輸入、清算、在庫、雇用、価格等が前月に比べ良くなったか否かのアンケート調査をしたもの。

公表スピードが比較的早いためマーケットでも重要視されている経済指数。

通常50%を超えてい ると景気拡大、50%を割り込んでいると景気後退を示唆しているとみなされる。


U.S.A 10月30日・ 火  > Japan 10月31日・ 水

火曜日の米国株式市場は、前日の地合いを引き継ぎ急落してスタート。

朝方発表された消費者信頼感指数が過去7年間半の最低水準にまで低下したことが売り圧力に加算され、午後にかけ一段安となった。

また、テロ攻撃の再発や炭疽菌被害拡大への警戒心は依然として根強く、結局ナスダック、ダウ指数とも回復の兆しを見せぬまま、ほぼ全面安で取引を終えた。


 ナスダック総合指数

 

ナスダックは、収益見通しの下方修正を受けたジュニパー・ネットワークスやクアルコムを中心に売りが膨らみ続落。

32.79ポイント安の1,666.73ドル。

取引高は約17億株。
 

 ダウ総合指数               

ダウは、景気減速が懸念される中、好決算を発表したプロクター&ギャンブルが強かったが、コカコーラ、フィリップモリス、フォードなどのブルーチップに売りが先行し大幅続落。

148.94ポイント安の9,120.80ドル。

取引高は約12億株。

◎10月の米消費者信頼感指数は、同時多発テロ事件の影響を受け、前月の97.0から85.5へと1994年2月の最低水準にまで落ち込んだ。

エコノミストらは95.9を予想。

米景気先行きへの不安感に拍車がかかり、マーケットには売りが優先している。 CNN

◎証券大手のメリル・リンチは、米景気減速を理由に、ジュニパー・ネットワークス(JNPR)、シスコ・システムズ(CSCO)、DELLコンピューター (DELL)のハイテク大手3社の収益見通しを下方修正した。

また、携帯大手のクアルコム(QCOM:Research, Estimates) は、クレジット・スージー・ファーストボストンにより2002年度における収益見通しの下方修正を受け、本日6%安と株価を急落させている。  CNN

◎ダウ銘柄で消費者グッズ製造大手のプロクター&ギャンブル(PG:Research, Estimates) は、予想を上回る第1四半期決算を発表した。

同社の7-9月期における収益は、1株あたり96セント(13.4億ドル)と昨年同期の92セントや事前予想の94セントを上回った。

売上は前期比2%減と減少したものの、2001年度の目標利益は達成するだろうと、先行きに対し前向きな姿勢を示した。 CNN

 

明日の重要指数(米国時間31日)

国内総生産(GDP)


年に4回発表。経済全体の成長率を推し量るための重要な指数。

GDPは、消費、投資、総輸出、政府による購入、在庫などの幅広い経済分野の動向が反映されるため、非常に重要な数字だ。

GDPには、ほかに、GDP deflators という指標があり、消費者物価指数(CPI)と同じように、インフレーションを推し量るための指数として利用されている。

債券市場はGDPに影響を受けることが多く、GDPの最終の数字は年度の最終期日の7月まで修正されることはなく、この数字は少なくとも5年間にわたるGDPに影響を与える。

 


U.S.A 10月29日・ 月  > Japan 10月30日・ 火

 

週明け月曜日の米国株式市場は、米国内総生産(GDP)や消費者信頼感指数、雇用統計などの主要経済指標の発表を今週内に控え、景気減速懸念からマーケットには売りが優勢した。

今週水曜日に発表が予定されている米国内総生産(GDP)が景気悪化を示す結果になるだろうとの見方が強く、連日堅調だったハイテク株に売りが膨らみナスダックは大幅安。

また、国防総省史上最大規模といわれる次世代戦闘機JSFの受注競合に敗れたボーイングに失望売りが入り、ブルーチップを中心に売られ、ダウも急落した。

 

ナスダックは、ヒューズ買収を発表したエコノスターや、チップメーカーのインテル、Xilinxなどハイテク株全般が軟調で続落。

69.44ポイント安の1,699.52ドル。

取引高は約16.6億株。 

    

ダウは、ボーイングを筆頭にユナイテッド・テクノロジー、3Mなどの工業株に売りが優先し、大幅続落。

275.57ポイント安の9,269.50ドル。 

取引高は約10.9億株。

◎米国防総省は26日金曜日、次世代戦闘機JSFの発注先をロッキード・マーチン社(LMT: Research, Estimates) に決定した。

総額2000億ドルという国防総省史上最大の受注競争に破れたボーイング社(BA: Research, Estimates) は、本日のマーケットで株価を急落させている。 

また、JSFのエンジン、F135については、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX: Research, Estimates) 傘下のプラット&ホイットニー・ミリタリーエンジンが受注することとなり、契約金は40億ドルを上回る見込み。  CNN

◎衛星放送のエコノスター(DISH:Research, Estimates)は、ゼネラル・モーターズ傘下(GM:Research, Estimates)のヒューズ・エレクトロニクス(GMH:Research, Estimates) における人工衛星事業を260億ドル相当の現金と株式交換で買収することに合意した。

これにより、18ヶ月間に渡りヒューズ社買収の交渉を続けてきたメディア大手のニュースコープ(NWS:Research, Estimates) は、再度決定の先送りを受けたことから、買収案撤回の意を表明した。 CNN

◎配達業米2位のFedEx(FDX:Research, Estimates) は、9月11日のテロ攻撃の影響にも関わらず、第1四半期決算は予想を大幅に上回るだろうとの明るい見通しを発表した。

また、同社のライバル社でもあるユナイテッド・パラセル・サービス(UPS:Research, Estimates) は9月28日に第3四半期の減益警告を発表している。 CNN

 


U.S.A 10月26日・ 金  > Japan 10月27日・ 土

金曜日の米国株式市場は、予想以上の強さを見せた経済指数から、大手会社の減益警告まで、好悪両材料が出揃い、マーケットはまちまちの展開となった。

新規住宅販売件数は急落し過去1年間の最低水準にまで落ち込んだ中、消費者態度指数は前月9月から小幅増しとなり、一部銘柄に景気先行きへの安心買いが先行した。

しかし、光ファイバー機器大手のJDSUが大幅赤字決算と先行き見通しを下方修正したことが嫌気され、ハイテク株を中心に売りが広まり、ナスダックは小幅安で今週の取引を終えた。

 

ナスダックは、JDSUが牽引役となりVRSNなどハイテク株全般が比較的弱く反落。

6.37ポイント安の1,769.10ドル。

取引高は約15億株。 

    

ダウは、米国防省との次世代戦闘機の契約権を巡り競い合っているボーイングとロッキード・マーチンに押し目買いが入り続伸。

また、既に米軍史上最大契約の勝者でもある航空機エンジン製造のユナイテッド・テクノロジーも急騰。

77.22ポイント高の9,540.12ドル。 

取引高は約12億株。

◎ミシガン大学は、10月の米消費者態度指数見通しを82.7へと下方修正した。

前月9月は、テロ攻撃の影響を受け、81.8と急落した。  CNN

◎通産省が発表した、9月の米新規住宅販売は前月比1.4%減の86万4,000戸と2000年8月依頼最低の水準に。

アナリストらの予想は上回った。  CNN

◎ヨーロッパ第2位の旅行会社、トーマス・クックは、米国へのテロ攻撃から旅行者が激減し、経費削減の一環として2,600人の人員削減を発表した。

テロ攻撃の悪影響は米国内だけに止まらず、世界的問題となっている。 CNN

◎米国防総省は本日、次世代戦闘機の発注先をロッキード・マーティン(LMT: Research, Estimates)かボーイング(BA: Research, Estimates)のどちらかを正式に選定する予定。

契約金は2000億ドルを超えると予測され、米軍歴史上最大規模となる見通し。 CNN

 


U.S.A 10月25日・ 木  > Japan 10月26日・ 金

木曜日の米国株式市場は、予想以上に悪化した経済指数の発表を受け、ナスダック、ダウ指数ともに急落して始まった。

しかし、次の激しい上昇ラリーに乗り遅れたくない、という投資家らの心理が買い圧力を刺激し、取引開始から約1時間後に反発上昇。

一時は168ポイント安の下げ幅ををつけたダウは、反転後じわじわと下げ幅を縮小させ、9月11日のテロ攻撃以来最高の水準まで回復し終了した。

またハイテク株の比率が高いナスダックも、48ポイント安から100ポイント近く上昇しプラス圏で取引を終えた。 

 

ナスダックは、デルやJDSユニフェイス、マイクロソフトなどハイテクリーダー株を筆頭に買いが膨らみ続伸。

43.93ポイント高の1,775.47ドル。

取引高は約22億株。 

    

ダウは、メルクやジョンソン&ジョンソンなどの製薬株が軟調な中、J.P.モルガンチェイスやシティグループなどの景気敏感ファイナンシャル株に押し目買いが入り急反発。

117.28ポイント高の9,462.82ドル。 

取引高は約13億株。

◎9月の米耐久財新規受注は、前月比8.5%減の1654億ドルと大幅減少した。

エコノミストらは、1.0%減を予想していた。

また、個別に発表された中古住宅販売も、前月比11.7%減の489万戸と予想を大幅に下回る結果に。 CNN

◎労働省が発表した、先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から8,000件増しの50万4,000件と、過去10年間の最高水準レベルにまで上昇し、米景気後退を裏付けする結果となった。

一方、7-9月期の米雇用コストに関しては、1%上昇と予想をわずかに上回り、賃金の安定ぶりを示した。 CNBC

◎ソフトウェアメーカーのオラクル(ORCL:Research, Estimates)と、通信のブロケード・コミュニケーションズ(BRCD:Research, Estimates) は、それぞれ大手証券会社より株式評価のダウングレードをうけ、株価を急落させている。 CNN

◎9月11日のテロ事件の影響で、乗客数が激減し、経営不振に悩む米航空業界第4位のノースウェスト航空(NWAC:Research, Estimates) は、第3四半期の損失を事前予想内にとどめた。 CNN

 


U.S.A 10月24日・ 水  > Japan 10月25日・ 木

水曜日の米国株式市場は、ワイヤレスとソフトウェアセクターに押し目買いが入り、マーケットは反発。

明るい見通しを発表したネクステル・コミュニケーションズやシトリックス・システムズを筆頭に買いが優先し、ハイテク株の比率が高いナスダックは急反発、7週間の高値を更新して終了した。

一方ダウは、イーストマン・コダックの減益警告を受け、根強い収益悪化懸念から前半は急落したものの、午後にかけ通信や工業、卸売株に押し目買いが入り、小幅高で取引を終えた。

 

ナスダックは、ネクステルやシトリックスを中心にハイテク株全般に買いが膨らみ急反発。

27.10ポイント高の1,731.547ドル。

取引高は約18億株。 

    

ダウは、AT&Tやイーストマン・コダックが安い中、コンパック、シアーズ、ハニーウェルなどが買われ小反発。

4.54ポイント高の9,345.62ドル。 

取引高は約13億株。

◎卸売全米第2位のシアーズ(S: Research, Estimates)が発表した第3四半期の収益は、下方修正済みの事前予想どおりに。

また、コスト削減の一環として総労働力の22%にあたる4,900人の人員削減を発表。

2001年度の見通しについては目標利益を達成するだろうとの前向きな姿勢を示した。 CNN

◎写真フィルム製造のイーストマン・コダック(EK: Research, Estimates) は、第3四半期の大幅減収減益を発表した。

また、現四半期についても収益回復は見込めないだろうとの減益警告を発し、最大4,000人の追加人員削減を検討していることを明らかにした。 CNN

◎通信機器メーカーのUTスターコム(UTSI:Research, Estimates)は、米景気減速が深刻化する中、予想を1株あたり2セント上回る第3四半期の好決算を発表し、株価を急騰させている。

USBパイパージャフリーとバンク・オブ・アメリカは、同社の株式評価を「ストロング・バイ」へと引き上げている。 CNN

 


U.S.A 10月23日・ 火  > Japan 10月24日・ 水

火曜日の米国株式市場は、予想を下回る米企業決算発表や、炭疽菌被害拡大などが売り材料となり、ナスダック、ダウ指数ともに反落。

Exxonモービルやルーセント・テクノロジーなどの大手企業が相次ぎ減収減益を発表し、米企業の業績悪化懸念に拍車をかけた。

また、最近急死したワシントンの郵便局員2人の死因が肺炭疽だったことが証明され、炭疽菌での死者数は計3人となった。

通常取引終了間際に、ホワイトハウスのスポークスマンが、ホワイトハウス付属の郵便室から炭疽菌の陽性反応が出たことを明らかにし、生物テロへの恐怖心から売りが先行した。

 

ナスダックは、一部のハイテク株が売られる中、Expediaやアマゾン、アルテラなどが堅調で底値を固め小幅安にとどまった。

3.65ポイント安の1,704.43ドル。

取引高は約18億株。 

    

ダウは、ダウングレードを受けたSBCを筆頭に、予想を下回る決算を発表したExxonモービルやルーセント・テクノロジー、アメックスなどブルーチップに売りが優先し急反落。

36.95ポイント安の9,340.08ドル。 

取引高は約13億株。

◎ブリストル・メイヤーズ(BMY:Research, Estimates)やアメリカン・ホームプロダクト(AHP:Research, Estimates) 、エリリリー(LLY: Research, Estimates) などの製薬大手が、米景気減速の中、相次ぎ予想を上回る好決算を発表。

世界第5位ブリストル・メイヤーズの7-9月期における収益は、糖尿病の薬、Glucophageなどの売上が伸び、G昨年同期の1株当たり57セント(11.3億ドル)から1株当たり63セント(12.3億ドル)と増収増益に。

同社は最近、化学製品大手デュ・ポント(DD) の製薬事業を買収したばかり。

エリリリーは、抗鬱剤「バー」の販売が好調で、7-9月期の売上は昨年同期から約3倍の3.153億ドルに。 CNN

◎ダウ銘柄のSBCコミュニケーションズ(SBC:Research, Estimates) は、本日ダウングレードを受け株価を急落させている。 CNN

◎通信機器メーカー大手のルーセント(LU:Research, Estimates) は、予想以上に悪化した第4四半期決算を発表した。

同社の7-9月期における損失は、1株あたり27セント(9.09億ドル)とアナリストらが予想していた23セントから大幅拡大。

売上は、昨年同期から28%減の72億ドルに。

しかしルーセントは、第1四半期の収益については回復に向かっているとの前向きな見通しを述べた。 CNN

 


U.S.A 10月22日・ 月  > Japan 10月23日・ 火

週明け月曜日の米国株式市場は、先週金曜日の地合いを引き継ぎナスダック、ダウ指数ともに続伸。

せっかくの上昇ラリーを逃したくない、という投資家らの心理からか、ハイテクから工業、薬品株まで幅広い範囲に買いが膨らんだ。

また朝方発表された、米景気先行指数も急低下したもののエコノミストらの予想範囲内にとどまったことが好感を受け、買いに繋がった模様。

ナスダックはテロ事件が発生した9月11日の前日終値レベルにまで回復、ダウは200ポイント近い上げ幅をつけ終了した。

 

ナスダックは、マイクロソフトやインテルなどの主要ハイテク株に押し目買いが入り上昇。

36.78ポイント高の1,708.09ドル。

取引高は約15億株。 

    

ダウは、メルクなどの製薬株からキャタピラーなどの工業株まで幅広く買われ大幅続伸。3Mは減収減益を発表したのに関わらず、急騰した。

172.92ポイント高の9,377.03ドル。 

取引高は約10億株。

◎9月の米景気先行総合指数は、9月11日の同時多発テロ事件の影響で前月比0.5%減の109.2と1996年1月依頼最大の下げ率に。

しかし、アナリストらの予想内にとどまったことから、懸念されていた株価への影響は見られず、マーケットは堅調な展開。 CNN

◎製薬大手のジョンソン&ジョンソン(JNJ:Research, Estimates)は、関節炎の薬、レミケードにおける鬱血性心不全治療の有効性を調べるために実地されていた臨床試験を中止した。

臨床試験結果より、偽薬を渡されていた心臓病患者よりも、レミケードを服用していた患者の死亡率が高かく、同薬が心不全を悪化させる確率が高いとし中止に至った模様。 CNN

◎PCプリンターメーカー米第2位のレックスマーク(LXK:Research, Estimates)は、プリンターと関連機器の好調な売上から第3四半期の増収増益を発表したものの、第4四半期の収益については予想を大幅に下回るだろうとの減益警告を発した。

また同社は、事業再編成の一角として、総労働力の12%にあたる1,600人の人員削減を検討していることを明らかにした。

本日のマーケットでは、収益悪化が懸念されレックスマーク株が6%以上急落する中、プリンター業界最大手のヒューレット・パッカード(HWP)も連れ安している。 CNN

 


U.S.A 10月19日・ 金  > Japan 10月20日・ 土

金曜日の米国株式市場は、予想を上回る好決算を発表する企業が相次ぎ、一部のハイテク株に買いが集まりナスダック、ダウ指数ともに小反発。

しかし米国内で7人目の炭疽菌感染者が発見されたことから、生物テロへの恐怖心があおられ、積極的な買いは続かなかった。

ハイテクリーダーのマイクロソフトが前日取引終了後に予想を上回る業績を発表する中、PMCシエラやアプライド・マイクロ・サーキットなどの半導体メーカーは大幅減収減益を発表し、米企業に対する収益懸念は根強い。

 

ナスダックは、好決算を発表したマイクロソフトが上昇する中、PMCシエラやサン・マイクロシステムズなどが売られもみあい。

18.11ポイント高の1,671.61ドル。

取引高は約12.2億株。 

    

ダウは、ノキアやコカコーラ、ボーイングなど大型株に買いが先行し小幅高。

38.30ポイント高の9,203.92ドル。 

取引高は約9.70億株。

◎8月の米貿易赤字は前月比7%減の271億ドルと大幅縮小し、19ヶ月間で最低の水準に。

景気減速が進む中、米国は外国製コンピューターやテレビ、その他の消費者グッズの輸入を削減していた。 CNN

◎9月の米消費者物価指数(CPI)は、ガソリン価格高騰が影響し、前月比0.4%上昇とアナリストらの予想を上回る結果に。

変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は、0.2%上昇と予想に一致した。 CNN

◎ソフトウェアメーカー最大手のマイクロソフト(MSFT: Research, Estimates) は、前日夕に予想を上回る第1四半期の好決算を発表した。

収益は1株あたり43セントと予想を4セントも上回る中、売上は58億ドルと昨年同期から5.1%上昇。 CNN

◎サーバーメーカー、サン・マイクロシステムズ(SUNW: Research, Estimates) の第1四半期業績は、需要低下と価格競争の激化から、大幅減収減益の赤字決算に。

7-9月期における同社の売上げは28億ドルと昨年同期比42%減に。 CNN

 


U.S.A 10月18日・ 木  > Japan 10月19日・ 金

木曜日の米国株式市場は、炭疽菌と企業収益に対する懸念からブルーチップに売りが先行し、ダウは続落。

NYのCBSテレビ局とニュージャージーの郵便局で新たに炭疽菌保持者が発見され、被害拡大の恐怖に拍車がかかった。

また、GMなどの大手企業が先行きに対し慎重な見通しを述べたことも売り材料となった。

一方、前日の急落でハイテク株の一角に押し目買いが入る中、取引終了後に予定されているマイクロソフトとサンマイクロシステムズの業績発表をにらみ様子見ムードも強く、ナスダックは前日終値を挟み上下する展開が続いたが、結局小幅高で取引を終えた。

 

ナスダックは、決算発表に注目が集まるマイクロソフトとサン・マイクロシステムズを筆頭にハイテク全般が比較的強く小反発。

6.38ポイント高の1,652.72ドル。

取引高は約17.5億株。 

    

ダウは、メルクなどの製薬株から減益警告を発したGM、マクドナルド、ボーイングなどのブルーチップが積極的に売られ続落。

69.75ポイント安の9,163.22ドル。 

取引高は約12.2億株。

◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から6,000件増しの49万件とエコノミストらの予想を上回る結果に。 CNN

◎自動車製造最大手GM(GM: Research, Estimates) が発表した第3四半期決算は、昨年同期から大幅減収減益に。

同社の7-9月期における収益は1株あたり85セント(3.85億ドル)と昨年同期の1.55ドルから大幅減退したが、アナリストらの予想は上回った。

また、自動車販売の急低下から第4四半期の収益は目標利益を達成しないだろうとの減益警告を発し、株価を急落させている。 CNN

◎米2大製薬会社のメルク (MRK:Research, Estimates) とエリ・リリー(LLY:Research, Estimates) は、両社ともに予想を上回る第3四半期決算を発表した。

エリ・リリーは、アナリストらの収益平均予想は上回ったものの、同社製造のプロザックが他社開発の格安同種製品の影響で売上げが昨年同期比7%減少した。

リリー社は、今後も価格競争の激化は続くとし、先行きの業績に対し慎重な姿勢を示した。

一方メルクは、景気減速の中、予想を上回る好決算を発表し、また第4四半期の収益についても目標利益を達成するだろうとの明るい見通しを述べた。 CNN

 


U.S.A 10月17日・ 水  > Japan 10月18日・ 木

水曜日の米国株式市場は、炭疽菌被害拡大の不安感や米景気先行きへの不透明感からマーケットは反落。

ハイテクリーダーのIBMとインテルが前日夕に発表していた予想以上の決算が好感を受け、前半はハイテク株を筆頭に買いが優先していたが、新たに31人の炭疽菌感染者が発見され、被害拡大への恐怖心から転落。

また、グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会委員会にて、先月のテロ事件からの景気回復には困難を要するだろうと述べ、必要であれば追加利下げを実施する可能性を示した。

増大する先行きへの不透明感から、幅広い銘柄に売りが膨らみ、ナスダック、ダウ指数とも急落した。

 

ナスダックは、ベリタスソフトウェアやi2テクノロジー、シーベルシステムズなどハイテク株を筆頭に売りが先行し反落。

75.73ポイント安の1,646.34ドル。

取引高は約22.7億株。 

    

ダウは、インターナショナル・ペーパーやフィリップ・モリス、メリルリンチなど幅広く売られ急反落。

151.26ポイント安の9,232.97ドル。 

取引高は約14.2億株。

◎9月の米新規住宅着工件数は、前月比1.7%増しの157万戸とエコノミストらの予想を上回った。 CNN

◎PCメーカー大手のIBM(IBM : Research, Estimates) が前日取引終了後に発表した第3四半期決算は、売上が昨年同期から6.4%減少する中、収益は事前予想を上回った。

また同社は、第4四半期の業績は目標利益を達成するだろうとの前向きな姿勢を示し自社株の買いを誘っている。 CNN

◎半導体最大手のインテル(INTC: Research, Estimates)は、PC需要の低下と価格競争の激化を原因に、第3四半期の減収減益を発表した。

同社の7-9月期における収益は、1株あたり10セント(6.55億ドル)と昨年同期の41セントから大幅減退したものの、アナリストらの事前予想とは一致した。

また、世界的な景気減速は続くだろうと指摘し、現四半期の収益見通しを下方修正した。 CNN

◎証券ブローカー世界最大手のメリル・リンチ(MER:Research, Estimates)は、最大10億ドルのコスト削減をはかり、総労働力の15%に相当する1万人以上の人員削減を検討していることを明らかにした。 CNN

 


U.S.A 10月16日・ 火  > Japan 10月17日・ 水

火曜日の米国株式市場は、大手企業による決算発表を目前に控え様子見ムードが強く、ナスダック、ダウ指数ともに前日終値を挟みもみ合う展開が続いた。

通常取引終了後に発表が予定されているハイテクリーダーのインテルとIBMの7-9月期収益は、大幅減収減益になるだろうとの見方が強く、一部のハイテク株に売りが先行したことから、ナスダックは上値が重く小幅続伸。

またダウは、ヘルスケア製品大手のジョンソン&ジョンソンが予想を上回る好決算を発表し製薬株全般が比較的強く小幅高で取引を終えた。

 

ナスダックは、炭そ菌恐怖でバイオテクが安い中、インテルやノベルスなどの半導体セクターに買いが優先し、1,700ドルを回復し終了。

25.76ポイント高の1,722.07ドル。

取引高は約18.1億株。 

    

ダウは、ジョンソン&ジョンソンやユナイテッド・テクノロジーなど一部の銘柄が積極的に買われ小幅続伸。

36.61ポイント高の9,384.23ドル。 

取引高は約11.7億株。

◎9月の米鉱工業生産指数は、前月比1.0%減と12ヶ月連続で低下。

エコノミストらは0.8%減を予想していた。 CNN

◎ヘルスケア製品メーカーのジョンソン&ジョンソン(JNJ: Research, Estimates) は、予想を上回る好調な第3四半期決算を発表した。

同社の7-9月期における収益は、1株あたり50セント(15億ドル)と昨年同期の43セント(13億ドル)から大幅増益。

また売上も昨年の72億ドルから82億ドルへと急増し、収益、売上ともにアナリストらの事前予想をも上回った。 CNN

◎バンクワン(ONE:Research, Estimates) とウェルズファルゴの米大手銀行は、米景気減速が進む中、第3四半期の増収増益を発表した。

米第5位のバンクワンは、7-9月期における収益を1株あたり50セントから64セントへと大幅増益となった。

またウェルズファルゴ(WFC:Research, Estimates)は、予想は下回ったものの昨年同期を大幅に上回る収益を発表し、本日のマーケットでは自社株の買いを誘っている。

バンクワンは7%以上高く取引されている。 CNN

 


U.S.A 10月15日・ 月  > Japan 10月16日・ 火

月曜日の米国株式市場は、炭疽菌などの生物テロへの恐怖心と、半導体業界の先行き懸念が広まり、マーケットは軟調なスタート。

新たな炭疽菌感染者の発見や、J.P.モルガンやリーマンブラザーズが相次ぎ主要半導体株の投資判断を引き下げたことが売り材料となり、寄り付き後急落。

しかし、後半にかけ通信やインターネット株に押し目買いが入り、ナスダックは下げ幅を縮小させ小幅安、ダウはプラス圏まで回復し小幅高で取引を終えた。

 

ナスダックは、PMCシエラやアプライド・マテリアルズなどの半導体が軒並み安い中、ネット株のEベイ、通信株のソーナスに押し目買いが入り小幅安。

7.09ポイント安の1,696.31ドル。

取引高は約15.8億株。 

    

ダウは、予想を上回る決算を発表したバンク・オブ・アメリカが堅調で小反発。

3.46ポイント高の9,347.62ドル。 

取引高は約9.90億株。

◎製紙業大手のボイス・キャスケード(BCC:Rese arch, Estimates)は、第3四半期の収益が昨年同期から大幅減退するだろうとの減益警告を発表した。 CNN

◎証券大手のJ.P.モルガンは、半導体メーカーのPMC-シエラ(PMCS)とアプライド・マイクロ・サーキット (AMCC)の投資判断を引き下げた。

また、半導体関連機器メーカーのKLAテンコー(KLAC)とアプライド・マテリアルズ(AMAT)は、リーマン・ブラザーズにより格下げを受け、半導体業界の先行き懸念から、本日のマーケットでは同セクターに売りが集中している。 CNN

◎米銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC:Research, Estimates) が発表した第3四半期の収益は、昨年同期から減収減益となったものの、事前予想は上回る結果に。

また、米景気減速に伴い更なる減益が予想されるとの慎重な先行きの見通しを述べ、自社株の売りを誘っている。 CNN


バックナンバーでは、時間の経過でリンク先が変更になったり
リンク先がなくなっていることがありますので、ご了承ください。


Market Back Number

 

ブラウザを<更新><リロード>して最新の情報をご覧ください