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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A 9月7日・
金 > Japan 9月8日・
土
週明け月曜日の米国株式市場は、米景気や企業収益に対する懸念が根強く、ナスダック、ダウ指数ともにもみ合い。
ナスダックは、前週の地合いから、売りが先行して始まったが、売られ過ぎの傾向にあった通信やインターネット株が割安感から買い戻され、5営業日振りに反発。
一方ダウは、小売や景気循環株を中心に売りが膨らみ一時は100ポイント以上下げたものの、景気減速が進む中、追加利下げへの期待感が浮上し下げ渋る場面を見せ、結局小幅安で取引を終えた。
ナスダックは、クアルコムなどの携帯電話会社からヤフー、ダブルクリックなどのネット株に押し目買いが入り小反発。
7.71ポイント安の1,695.41ドル。
取引高は約15.9億株。
ダウは、人員削減を発表したクェストを筆頭にノーテルやシエナなどの通信株が連れ安し小幅安。
0.34ポイント安の9,605.51ドル。
取引高は約12億株。
◎全国企業エコノミスト協会は、2001年度における米国内総生産の成長率見通しを2%から1.6%へと小幅下方修正。
また、2002年度における見通しも3.1%から2.7%へと引き下げた。
エコノミストらは、米連邦準備理事会(FRB)が1999年から2000年にかけて利率を引き上げすぎたと指摘。
景気回復のためには、更なる金融緩和政策が必要とし、早急な追加利下げ観測が広まっている。 CNN
◎長距離・ローカル電話から光速インターネットサービス、光ファイバーネットワークまで通信大手のクェスト・コミュニケーションズ・インターナショナル(Q:Research,
Estimates)
は、景気減速を原因に今年度における収益見通しを下方修正した。
また、資本支出削減をはかり、5,000人の人員削減計画を明らかにした。
本日のマーケットでは、通信大手による減益警告を受け、関連機器メーカーのルーセント・テクノロジー(LU)やJDSユニフェイス(JDSU)なども連れ安。 CNN
U.S.A 9月6日・
木 > Japan 9月7日・
金
木曜日の米国株式市場は、損失幅見通しを拡大したモトローラや取引終了後に投資家説明会を控えているインテルに業績悪化懸念が浮上し、ナスダック、ダウ指数ともに売り一色の展開となった。
また今朝方発表された、1週間以上の継続失業保険申請者件数が過去8年間で最高の水準となったことや、全米購買部協会(NAPM)による8月の非製造業景気指数が予想外の低下だったことなどが売り材料に加算された模様。
ハイテク株の比率が高いナスダックは8営業日中7日下落、ダウは携帯から卸売まで幅広く売られ急反落した。
ナスダックは、赤字決算見通しを発表したソフトウェアメーカーのマニュギスティックスを筆頭に、シーベルやオラクルなどの同セクターが積極的に売られ続落。
53.37ポイント安の1,705.64ドル。
取引高は約18.5億株。
ダウは、モトローラやノキアなどの携帯株やJ.C.ペニー、ウォルマートなどの卸売株に売りが優先し1万ドルを割り大幅下落。
192.43ポイント安の9,840.84ドル。
取引高は約13億株。
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、40万2,000件と前週から3,000件減少したが、エコノミストらの予想は上回る結果に。
また、先週から申請している継続申請者数は、32億ドルと1992年9月26日以来最高の水準に。 CNN
◎コンピューターチップメーカー世界最大手のインテル(INTC:Research,
Estimates)は、本日通常取引終了後に投資家説明会を開催し7-9月期の収益見通しを発表する予定。
説明会を目前に、メリル・リンチはインテルの販売高見通しを65億ドルから63億ドルへと下方修正した。
通常は売上げが増大する新学期シーズンにライバル社アドバンスド・マイクロ・デバイスとの価格競争等が予想以上に激化したため、目標販売高を達成することができなかったことを理由に挙げている。 CNN
◎通信機器メーカー大手のモトローラ(MOT:Research,
Estimates)は、第3四半期の損失が1株あたり最大3セント拡大されるだろうとの警告を発表。
また、ワイヤレス事業のグローバル・テレコム・ソリューションズにおける2,000人の追加人員削減計画を明らかにした。
同社は今年に入り、すでに3万人の従業員を解雇している。
同業大手の減益警告を受け、ノキア(NO)やクアルコム(QCOM)、スプリントPCS
(PCS) などの携帯株が軒並み連れ安。 CNN
U.S.A 9月5日・
水 > Japan 9月6日・
木
水曜日の米国株式市場は、巨大買収案を発表した、ヒューレットパッカードとコンパックが前日に引き続き大きく下げ、ナスダックは7営業日中6日続落。
大手証券のメリル・リンチが携帯電話市場の成長低迷を指摘したことが嫌気され、ノキアやモトローラなどを中心に売りが膨らんだ。
一方ダウは、マイクロソフトやプロクター&ギャンブル、ウォルマートなどが、収益見通しを据え置いたことが好感され上昇し、1万ドルの大台を回復して終了した。
ナスダックは、減益警告を発したマルコーニなどを筆頭に売りが先行し続落。
11.77ポイント安の1,759.01ドル。
取引高は約19億株。
ダウは、マイクロソフトや、プロクター&ギャンブルなどが堅調に推移し続伸。
35.78ポイント高の10,033.27ドル。
取引高は約13億株。
◎第2四半期の米労働生産性は、前期比2.1%上昇した。
速報値の2.5%上昇から下方修正されたが、エコノミストらの予想は小幅上回る結果に。
しかし、マーケットへの反応は薄く、小幅安で推移。 CNN
◎通信機器メーカーのアルカテル(ALA:Research,
Estimates)
は、2001年度の赤字決算予想を発表し、株価を10%以上急落させている。
またライバル社のマルコニ(MONI:Research,
Estimates)
は、2ヶ月間で2度目の減益警告を発し、大規模なコスト削減の一環として2,000人の人員削減を実施することを明らかにした。 CNN
◎証券大手のメリルリンチは、モトローラ(MOT:Research,
Estimates)
やエリクソン
(ERICY)、アルカテルなどの携帯電話や関連機器業界における投資判断を引き下げた。
メリルリンチは、モトローラにおける損失幅見通しを1株あたり16セントから19セントへと拡大。
エリクソンは、当面の収益回復は見込めないとの慎重な見通しを述べた。
携帯電話メーカー最大手のノキア
(NOK:Research, Estimates)
は、同業者の業績悪化懸念を受け連れ安している。 CNN
U.S.A 9月4日・
火 > Japan 9月5日・
水
連休明け火曜日の米国株式市場は、ハイテク大手2社による巨大買収案や、主要経済指数の発表など、好悪材料が入り乱れ、マーケットはまちまちの展開となった。
PCメーカー大手のヒューレット・パッカードは、同業ライバル社のコンパックを250億ドルで買収することを明らかにしたが、コスト削減のための人員削減や、欧州委員会による独占禁止法違反疑惑による精密な調査など、新会社設立に向け悲観的な意見が強く、ハイテク株全般が軒並み売られたことから、ナスダックは続落。
一方、朝方発表された前月の全米購買部協会景気指数(NAPM)が予想以上の強さを見せたことが好感を受け、製造業株は堅調で、ダウ指数は小幅続伸となった。
ナスダックは、減益警告を発したサンミナなどを筆頭に売りが優先し、1800ドルの節目を割り終了。
34.65ポイント安の1,770.78ドル。
取引高は約15億株。
ダウは、買収を発表したヒューレットパッカードが急落する中、キャタピラーや3Mなどの製造業株が収益回復への期待感から買い戻され急伸。
47.47ポイント高の9,997.49ドル。
取引高は約11.7億株。
◎8月の全米購買部協会景気指数(NAPM)は、前月の43.6から47.9へと大幅上昇。
アナリストらが予想する44も上回ったことから、景気回復への期待感が広まり、本日のマーケットではキャタピラー(CAT)や3M(MMM)、デュポント(DD)、インターナショナル・ペーパー(IP)などの工業株が堅調に推移している。 CNN
◎PCメーカー大手のヒューレット・パッカード(HWP:
Research, Estimates)
は、同業ライバル社のコンパック(CPQ: Research,
Estimates)
を250億ドル相当の株式交換で買収することに合意。
買収が成功に至れば、最大手のIBMに匹敵するパソコン最大手の誕生となり、総売上高は874億ドルを上回る見込み。 CNN
◎自動車メーカー第2位のフォード(F:Research,
Estimates)
は、8月の販売台数が前月比7.5%減の32万5,943台と下方修正済みの予想をも下回る結果に。
同社は2週間前に、8月と2001年度における目標利益と販売台数見通しを下方修正していた。 CNN
◎石油・ガス発掘業のデボン・エナジー(DVN:Research,
Estimates)
は同業大手アンダーソン・エクスプロレーション(AXN: Research,
Estimates)
買収案合意に向け最終段階に突入。
買収は46億ドル相当の株式交換と、推定される12億ドルの負債を引き継ぎ実施される模様。
デボンは、前月にミッシェル・エナジー&デベロップメントの買収も発表したばかりで、両取引は今年度第4四半期に実施される予定。 CNN
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