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今日の米国株式市場・バックナンバー


U.S.A 8月29日・ 水  > Japan 8月30日・ 木

水曜日の米国株式市場は、米実質国内総生産(GDP)が過去8年間で最低の成長率を示し、米景気急減速を裏付けしたことが嫌気され、マーケットは続落。

GDPが低成長率とはなったものの、エコノミストらの事前予想は上回ったことから、朝方はナスダック、ダウ指数とも小幅たかで推移。

しかし、ゴールドマン・サックスやメリル・リンチなどの証券大手が相次ぎ、製品需要の低下などを指摘しハイテク企業の業績見通しを下方修正していることから、景気先行きへの不信感は根強く売りに繋がった模様。

ナスダックは小幅続落、ダウは下げ幅を拡大させ4ヶ月半の安値を更新して終了した。

ナスダックは、引き下げを受けたサン・マイクロシステムズやジュニパー・ネットワークスを筆頭に売りが優先し続落。

21.81ポイント安の1,843.17ドル。

取引高は約14億株。 

  

ダウは、減益警告を発したアドバンスド・マイクロシステムズや収益低迷に悩むギャップなど幅広く売られ大幅続落。

131.13ポイント安の10,090.90ドル。 

取引高は約9.53億株。

◎第2四半期の米実質国内総生産(GDP)は、前期比0.2%上昇と過去8年間で最低の伸び率に。

しかし、結果的にはエコノミストらの事前予想を上回ったことから発表直後のマーケットには楽観的見解から買いが広まり小高く推移していたが、先行きへの不透明感は根強く下げに転じている。 CNN

◎証券大手のメリル・リンチは、ネットワーク関連機器メーカー、ジュニパー・ネットワークス(JNPR:Research, Estimates) とコンピューター関連機器メーカー、サン・マイクロシステムズ(SUNW:Research, Estimates) の収益見通しを引き下げた。

サン・マイクロシステムズは、前日にゴールドマン・サックスにより既に収益見通しの下方修正をうけ株価を急落させた。CNN

◎PCメーカーのゲートウェイ(GTW:Research, Estimates) は、パソコン需要と価格の低下が影響し、第3四半期は赤字決算に転じる見通し。

また、収益回復と経費削減を図り、総労働力の最大25%に相当する4,600人の人員削減を実施する模様。

同社は今年1月に第4四半期決算発表後、3,000人を解雇したばかり。  CNN

 


U.S.A 8月28日・ 火  > Japan 8月29日・ 水

火曜日の米国株式市場は、消費者信頼感指数が予想外の弱さを見せたことが景気減速懸念を再燃させ、ナスダック、ダウ指数ともに寄り付きから売り一色となった。

また、ゴールドマン・サックスがハイテク大手のサン・マイクロシステムズの業績見通しを引き落としたことなども、米企業収益回復への期待感を後退させ、売り材料に繋がった。

ナスダックは、ハイテク株全般が安く、とうとう1,900ドルの大台を割り終了、またダウもブルーチップに売りが先行し、150ポイント超にまで下げ幅を拡大させ取引を終えた。

ナスダックは、引き下げを受けたサン・マイクロシステムズを筆頭にハイテク株が安く続落。

47.43ポイント安の1,864.98ドル。

取引高は約14億株。 

  

ダウは、AT&Tやフィリップモリスなどの一部の銘柄に買いが集まる中、プロクター&ギャンブルやIBMなどのブルーチップが軒並み安く、大幅続落。

160.32ポイント安の10,222.03ドル。 

取引高は約9.69億株。

◎7月の米消費者信頼感指数は、前月の116.3から2ポイントダウンの114.3とアナリストらの予想を大幅に下回った。 CNN

◎証券大手のゴールドマン・サックスは、サン・マイクロシステムズ(SUNW:Research, Estimates) の現四半期における収益見通しを1株あたり2セントから1セントへと引き下げた。

米景気減速や業績悪化が影響し、サン・マイクロシステムズ株は52週間の高値から80%近く安く取引されている。 CNN

◎オフィス家具メーカーのハーマン・ミラー(MLHR: Research, Estimates) は、第1四半期の業績見通しを下方修正した。

また、同社は収益回復を狙ったコスト削減を検討しており、詳しい計画については9月24日に発表される模様。

減益警告が嫌気され、同社の株には本日売りが優先している。 CNN

◎プルーデンシャル・セキュリティーは、パーソナルコンピューターを巡る価格競争は依然として激化しているとのコメントを述べ、DELL(DELL)やIBM(IBM)、ヒューレットパッカード(HWP)などのPCメーカー株の下げを誘導している。 CNN

 


U.S.A 8月27日・ 月  > Japan 8月28日・ 火

週明け月曜日の米国株式市場は、景気回復への不信感から先週金曜日の急伸を持続することができず、ナスダック、ダウ指数とも下げに転じた。

ディア&Coや東芝などの大手企業が相次ぎ人員削減計画を発表し、米労働マーケットの緊迫化を再燃させ、ハイテクから通信まで幅広い範囲に売りが膨らんだ。

ナスダックは一時1900ドルを下回ったが、薄商いの中、午後にかけ下げ渋り小幅安で終了、またダウも、先行きの不透明感を嫌気する動きからか買いが手控えられ売り一色となった。

ナスダックは、金曜日堅調だったシスコシステムズを筆頭にサン・マイクロやオラクルなどの大型株に売りが優先し反落。

4.38ポイント安の1,912.42ドル。

取引高は約11.9億株。 

  

ダウは、人員削減を発表したディア&Coが売りを誘い下落。

40.82ポイント安の10,385.12ドル。 

取引高は約8.36億株。

◎7月の米中古住宅販売件数は、前月比3%減の季節調整済みで年率517万戸とアナリストらの予想を大幅に下回った。 CNN

◎投資銀行大手のJPモルガン・チェイス (JPM:Research, Estimates) は、経費削減の一環として、3度目の人員削減を検討中。

J.P.モルガンは、昨年チェイス・マンハッタン銀行を買収し、新しくJPモルガン・チェイスとして生まれ変わった。

しかし米景気減速が影響し収益低迷に悩み大規模な事業再編成を図っている。

同社は既に2度の人員削減を実施しており、総計7,000人の従業員が解雇された。 CNN

◎マンパワー社の調査によると、米企業の第4四半期における雇用情勢は解雇者数が増大し、より一層厳しくなる見通し。 CNN

 


U.S.A 8月24日・ 金  > Japan 8月25日・ 土

金曜日の米国株式市場は、シスコシステムズが発表した明るい見通しに好感を受け、ナスダック、ダウ指数とも急反発。

前日通常取引終了後に発表された、シスコ・システムズの事業再編成計画と目標利益を達成するだろうとの発表が懸念されていた米景気減速観測を緩和させ、回復への期待感が強まったことが買い圧力につながった模様。

ハイテク株の比率が高いナスダックは、連日売りが優先していたハイテク株全般に値ごろ感が生じ積極的に買い戻され急反発。

またダウも、新規住宅販売件数が予想以上の強さを見せたことが買い材料となり、住宅関連株が軒並み高く200ポイント近く上昇した。

ナスダックは、ネットワーク大手のシスコが牽引役となりアプライド・マイクロ・サーキットやジュニパーなどに買いが優先し上昇。

73.83ポイント高の1,916.80ドル。

取引高は約11.5億株。 

  

ダウは、ホームデポなどの住宅関連株からボーイング、シティグループ、ゼネラル・エレクトリックなど幅広い銘柄に買いが膨らみ急反発。

194.02ポイント高の10,423.17ドル。 

取引高は約8.22億株。

◎7月の米新築住宅販売件数は、前月比4.9%上昇の季節調整済み年率95万戸と予想を大幅に上回った。

予想外の米住宅市場における強い結果が、景気回復への期待感を浮上させ、本日のマーケットには安心買いが広まっている。 CNN

◎ネットワーク機器メーカ大手のシスコ・システムズ (CSCO:Research, Estimates) は、今四半期は目標利益を達成するだろうとの明るい見通しを発表し株価を急騰させている。

前日通常取引終了後に、同社は事業体制を今までの3分割から技術別11分割へと再編成し、米景気減速が進む中、大規模な事業効率化を図るとの計画を発表した。

シスコ株急騰を受け、本日はハイテク株全般が軒並み高く取引されている。 CNN

◎米連邦高裁は本日、ソフトウェアメーカー最大手マイクロソフト (MSFT:Research, Estimates) を巡る独占禁止法違反起訴で、審理を正式に連邦地裁へと差し戻した。

正式な差し戻しを受け、連邦地裁はコーラー・コテリー判事を審理の新しい判事として任命した。 CNN

 


U.S.A 8月23日・ 木  > Japan 8月24日・ 金

木曜日の米国株式市場は、本日発表された6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が、景気減速懸念に拍車をかけ、激しい失望売りから、ナスダック、ダウ指数ともに反落。

また朝方には、主要ハイテク株が割安感から買われ小幅高で推移していたナスダックは、夏休み時期ということもあり取引量が不十分なことから、買いは持続せず、午後にかけ転落。

またダウも、前日堅調だった旧経済株に利益確定の売りが広まり、製薬株なども軒並み安く下げに転じた。

ナスダックは、光ファイバー通信大手のシエナが堅調な中、マイクロソフトやJDSユニフェイスが終了間際に売られ急落。

17.04ポイント安の1,842.97ドル。

取引高は約13.3億株。 

  

ダウは、3Mやキャタピラーなどの工業株からメルクなどの製薬株まで幅広く売られ反落。

47.75ポイント安の10,229.15ドル。 

取引高は約9.21億株。

◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から8,000件増しの39万3,000件に。

アナリストらは39万件を予想していた。 CNN

◎損失が1株あたり12セントの赤字決算を予想されていた書籍販売大手のバーンズ&ノーブル(BKS:Research, Estimates) は、売上げが予想以上に好調で、第2四半期の損失はゼロに。

販売高は昨年同期の7.97億ドルから8.427億ドルへと大幅アップした。 CNN

◎フレッシュドーナツで有名なクリスピー・クリーム・ドーナツ(KKD: Research, Estimates) が発表した第2四半期の収益は、1株あたり10セントを昨年同期の6セントを大幅に上回った。

また2001年度の目標利益についても事前予想を2セント上回るだろうとの明るい見通しを発表。

同社は14ヶ月前に株式公開し、昨年ナスダックが半値近く急落した中でも、株価を公開時の3倍にまで上昇させた。 CNN

 


U.S.A 8月22日・ 水  > Japan 8月23日・ 木

FEDが今年に入り7回目の利下げを実施した翌日水曜日の米国株式市場は、「旧経済株」に買いが膨らみナスダック、ダウ指数ともに反発。

前日の利下げ発表直後には、米景気の下振れリスクは高く、回復時期は依然として不透明であるとの連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文に対し失望売りが先行した。

しかし丸1日経過した今日になり、景気回復の兆しが見えないのであれば10月に更なる追加利下げが実施される可能性も高いとし期待感から旧経済株に買いが優先、ナスダックは小幅高、ダウは急反発した。。

ナスダックは、インテルやトリクイント・セミコンダクターなどの一部の半導体株が高く小幅高で推移。

28.71ポイント高の1,860.01ドル。

取引高は約15.3億株。 

  

ダウは、ゼネラル・モーターズや3M、アルコア、イーストマン・コダックなどの旧経済株に押し目買いが入り急反発。

102.76ポイント高の10,276.90ドル。 

取引高は約10.9億株。

◎デパートメントストア全米5位のJ.C.ペニー(JCP: Research, Estimates) は、第3四半期と2001年度における収益見通しを小幅下方修正した。

同社は数年間、販売高低迷に悩み大規模なコスト削減や在庫処理に力を注いでいた。 CNN

◎光ファイバー通信機器メーカーのシカモア・ネットワークス (SCMR: Research, Estimates) は、第1四半期の大幅赤字決算を発表。

同社の5-7月期における損失は1株あたり12セント(2,900万ドル)とアナリストらの事前予想どおりに。

販売高は昨年同期から40%ダウンの5,090万ドルと大幅減退。

また、景気の早期回復が見込めないことから、今四半期の収益についても1年前から最大75%減になるだろうとの警告を発した。 CNN

◎自動車メーカー大手のゼネラル・モーターズ (GM: Research, Estimates) は、第3四半期の収益が予想を上回るだろうとの明るい見通しを発表した。

目標利益は事前予想から2セント引き上がったものの、第3四半期の生産高については昨年同期から最大900台減少の123万台にとどまる見込み。

しかし、収益見通しの上方修正が好感を受けたのか同社の株は本日高く取引されている。 CNN

 


U.S.A 8月21日・ 火  > Japan 8月22日・ 水

火曜日の米国株式市場は、FEDによる0.25%の利下げ発表後、投資家らが米景気減速を懸念し失望売りに走ったことから、ナスダック、ダウ指数とも急落。

FEDは本日開催された米連邦市場準備委員会(FOMC)で、今年に入り7度目の利下げを発表、利下げ幅は予想通り0.25%にとどまった。

声明文では、企業の収益低迷は当面続くとし、更なる金融緩和が必要になる可能性について指摘。

ナスダックはハイテク主要株が、ダウはブルーチップが軒並み安く両指数とも急反落した。

ナスダックは、シスコ・システムズやオラクルなどの主要ハイテク銘柄を筆頭に売りが膨らみ急落。

50.03ポイント安の1,831.32ドル。

取引高は約13億株。 

  

ダウは、アメックスやIBM、ユナイテッドテクノロジーなどのブルーチップに売りが先行し大幅安。

145.93ポイント安の10,174.14ドル。 

取引高は約10.1億株。

◎本日開催中の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、東部時間午後2時15分に新しい金融政策の発表を予定している。

エコノミストらは、FEDが0.25%の利下げに踏み切るだろうとの見方が強い。

FEDは米景気減速を背景に、今年にはいり既に6回にわたる利下げを実施してきた。 CNN

◎ディスカウントショップ大手のターゲット(TGT:Research, Estimates) は、第1四半期決算で5%の増益を発表した。

同社の5-7月期における収益は、昨年同期比5%増しの1株あたり30セント(2.71億ドル)とアナリストらの事前予想通りに。

販売高も昨年の81億ドルから8.4%上昇の88億ドルへと好調な売上げ。

また同社は2001年度の収益についても目標利益を達成するだろうとの明るい見通しを述べた。 CNN

◎元ヒューレット・パッカードのユニットで、スピンオフで独立したアジレント・テクノロジー(A: Research, Estimates)は、ハイテク企業によるIT投資の低下が原因で、第3四半期の大幅損失を発表した。

また、同社は次四半期の収益はアナリストらの事前予想を下回るだろうとの減益警告を発し、当面の収益低迷を懸念して総労働力の9%にあたる4,000人の人員削減を予定している。 CNN

 


U.S.A 8月20日・ 月  > Japan 8月21日・ 火

週明け月曜日の米国株式市場は、明日のFEDミーティングでの利下げ発表が確実視される中、米景気回復への期待感が強まり、終盤にかけマーケットは急伸。

先週金曜日に約4ヶ月の安値を更新したナスダックは、前日の地合いから小幅安で始まったが、午後にかけハイテク株全般に買い戻しが入り上昇。

ダウは、自動車メーカーが前週に引き続き売られる中、製薬株が堅調で底値を支え急反発した。

ナスダックは、DELLやシエナなどの一部ハイテク株を除き、同セクターが比較的堅調に推移し小反発。

14.33ポイント高の1,881.34ドル。

取引高は約11.2億株。 

  

ダウは、ゼネラル・モーターズやキャタピラーなどが安い中、メルクやジョンソン&ジョンソンなどの製薬株が軒並み高く上昇。

79.29ポイント高の10,320.07ドル。 

取引高は約8.75億株。

◎7月の米景気先行指数は、前月比0.3%上昇の109.9と4ヶ月続伸。

利下げについて議案されるFEDミーティングを翌日に控え、米景気回復を示す結果に。

アナリストらも、0.3%上昇を予想していた。 CNN

◎市場関係者の間では、明日開催が予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)にて今年7回目の利下げ実施はほぼ確実視されている。

利下げ幅については、0.25%との見方が最も強いが、一部のエコノミスらは0.5%を予想する声も。

しかし、最近発表された雇用統計や製造業、新規住宅件数などの主要経済指数が予想以上の強さを見せ、米景気回復を示していることから、大幅利下げへの期待感は薄い。 CNN

◎巨大玩具販売チェーン店のトイザラス(TOY:Research, Estimates) は、第2四半期の大幅損失を発表。

しかし、アナリストらの事前予想と一致したことが好感を受け、同社の株は急騰。 CNN

 


U.S.A 8月17日・ 金  > Japan 8月18日・ 土

金曜日の米国株式市場は、自動車メーカー、コンピューターメーカー、小売業者のそれぞれ主要企業が減益警告を発し、米景気と企業収益回復への期待感が後退したことから、ナスダック、ダウ指数とも大幅安となった。

自動車メーカーのフォード、コンピューターメーカーのDELL、そして小売チェーン店のギャップが次四半期、もしくは2001年度における収益見通しを下方修正し株価を急落させた。

また朝方発表された貿易赤字が拡大したことも景気減速を象徴し、売り材料に繋がった模様。

ナスダックは1,900ドルを割り過去4ヶ月の安値を更新、またダウは3桁の下げ幅をつけ終了した。

ナスダックは、デルが牽引役となりインテルやアプライド・マテリアルズなどのPCメーカー、半導体株に売りが優先し急落。

63.31ポイント安の1,867.01ドル。

取引高は約12億株。 

  

ダウは、フォードやゼネラル・モーターズ、ダイムラー・クライスラーなどの自動車株が下げを誘導し大幅安。

151.74ポイント安の10,240.78ドル。 

取引高は約9.70億株。

◎商務省が発表した6月の米貿易赤字は、294億ドルと前月5月の284.7億ドルから赤字幅を拡大し、米景気減速を反映する結果に。

アナリストらは295億ドルを予想していた。 CNN

◎自動車製造大手のフォード・モーターズ(F: Research, Estimates)は、北米地域を対象とした早期退職制度の導入を発表。

早期退職の対象者は4,000人から最大5,000人を予定しており、約7億ドルの削減経費がかかることから2001年度の目標利益は達成しないとの大幅減益警告を述べた。

先行きへの慎重な見通しを受け、同社の株は本日8%近く安く取引されている。 CNN

◎コンピューター大手DELL(DELL: Research, Estimates)が発表した第2四半期決算は、販売高が昨年同期から1%減退した中、収益はアナリストらの予想と一致した。

5-7月期における同社の収益は、1株あたり16セント(4.33億ドル)と目標利益は達成したものの、昨年同期の1株あたり22セント(6.03億ドル)からは大幅減益。

また、同社は第3四半期における収益見通しは下方修正し、株価を急落させている。 CNN

 


U.S.A 8月16日・ 木  > Japan 8月17日・ 金

木曜日の米国株式市場は、光ファイバー大手のシエナが業績見通しを下方修正したことが嫌気され、マーケットは下げて始まったものの、終盤にかけ急反発しナスダック、ダウ指数ともプラス圏まで回復し終了した。

通信大手のシエナやブロケードコミュニケーションズは、先行きの業績に対し慎重な見通しを述べ株価を急落させた。

デルやヒューレットパッカードなどのハードウェア株も連れ安し、ナスダックは一時1900ドルを割る場面も見せたが、一部主要ハイテク株に積極的な買いが入り急反発。

またダウは、本日通常取引終了後に決算発表を控えているブルーチップ銘柄が堅調に推移し小幅高で終了した。

ナスダックは、シエナやブロケード・コミュニケーションズが安い中、マイクロソフトやシスコ・システムズなどの主要ハイテク株に買いが集まり急反発。

11.43ポイント高の1,930.32ドル。

取引高は約16億株。 

  

ダウは、プロクター&ギャンブルやユナイテッド・テクノロジー、ゼネラルモーターズなどのブルーチップが買われ上昇。

46.57ポイント高の10,392.52ドル。 

取引高は約10億株。

◎7月の米消費者物価指数は、エネルギー価格が急落し、季節調整済みで前月比0.3%低下と昨年4月から初の下落に。

下げ率は過去15年間で最大となり、米景気減速が続く中、懸念されていたインフレの危険性が緩和される結果となった。

振れの大きい食品やエネルギーを除いたコア指数については、0.2%上昇とアナリストらの予想通りに。 CNN

◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から8,000件減の38万件と事前予想を下回った。 CNN

◎メディア合弁企業のニュース・コープ (NWS:Research, Estimates) が発表した第4四半期決算は、昨年同期から減収減益となったがアナリストらの予想は上回った。

同社の5−7月期における収益は、1株あたり12セントと昨年同期の18セント、純益は39億ドルから34億ドルへと大幅減退となった。 CNN

◎光ファイバーネットワーク大手シエナ(CIEN:Research, Estimates)の第3四半期における収益は1株あたり17セントと昨年同期の16セントもアナリストらの事前予想も上回る結果に。

また、長距離光ファイバー通信業における純益は昨年同期からほぼ倍増の4.581億ドルと大幅増益を発表。

しかし、同社は2001年度の目標利益を下方修正し、好決算を発表したのに関わらず株価を30%近く急落させている。 CNN

 


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