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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A
6月26日・ 火 >
Japan 6月27日・ 水
火曜日の米国株式市場は、大手企業による減益警告やアナリストらのダウングレードが売り材料となり、ナスダック、ダウ指数ともギャップダウンで開始。
朝方発表された経済指数が予想以上の強さを見せたが、FEDによる金融政策発表を翌日に控え様子見ムードから、マーケットへの反応は薄い。
しかし、終盤間際にショートの買戻しや底値を拾おうとするトレーダーらが急増したことから、安値付近で急反発し、ダウは100ポイント以上あった下げ幅を大幅縮小させ、ナスダックはプラス圏にまで回復して終了した。
ナスダックは、ゴールドマンサックスが収益見通しを下方修正したのに関わらず、マイクロソフトやシーベル・システムズ、ブロードビジョンなど一部のハイテク株が後半にかけ買い戻され小幅高。
13.75ポイント高の2,064.62ドル。
取引高は約16.7億株。
ダウは、減益警告を発したメリル・リンチを筆頭にアメックスやJ.P.モルガン・チェイスなどの金融株が軒並安く続落。
31.74ポイント安の10,472.48ドル。
取引高は約11.9億株。
◎6月の米消費者信頼感指数は、117.9ポイントと前月の116.1ポイントから急騰。エコノミストらは114.5ポイントを予想していた。
また、個別に発表された5月の米新規住宅販売件数は、前月比0.8%増しの年率92万8,000戸と高い伸びを示した。 CNN
◎証券大手のメリル・リンチ(MER:
Research, Estimates)は、軟調気味な現マーケットが影響し、今四半期の収益見通しを下方修正した。
同社の第2四半期における収益見通しは1株あたり52から57セントと昨年同期の1株あたり1.01ドルを大幅に下回る模様。
アナリストらの事前予想は1株あたり82セントだった。
大幅減益警告発表後、メリル株は8%以上急落し、アメックス
(AXP)やJ.P.モルガン・チェイス
(JPM)、リーマン・ブラザース
(LEH)など金融関連株の下げを誘導している。 CNN
◎半導体メーカーのアプライド・マイクロ・サーキット(AMCC:
Research, Estimates)
は、前日通常取引終了後、半導体機器の需要低下を原因に第1四半期の収益見通しを下方修正。
会長兼最高経営責任者のデーブ・リッキー氏は「現在の経営状況は、依然として厳しく、当面の収益回復は見込めない」とのコメントを述べている。 CNN
U.S.A
6月25日・ 月 >
Japan 6月26日・ 火
週明け月曜日の米国株式市場は、ハイテク株の下げを誘導していた収益低迷懸念が旧経済株にまで広まり、ダウは急落し2ヶ月の安値を更新した。
一方、前半は軟調に推移していたナスダックは、午後にかけ一部のハイテク株に買いが膨らんだことから反発、小幅高で終了。
27日水曜日に開催予定の米連邦市場委員会では、更なる利下げが発表されるとの観測が強く、先行きの不透明感から積極的な売買は手控えられ両指数とも薄商い。
ナスダックは、インテルやシスコ・システムズ、オラクル、ヤフーなどに買い戻しが入り小反発。
16.02ポイント高の2,050.86ドル。
取引高は約14.9億株。
ダウは、ホームデポを筆頭にキャタピラーやアルコア、イーストマン・コダックなどのブルーチップに売りが先行し大幅安。
100.37ポイント安の10,504.22ドル。
取引高は約10.2億株。
◎5月の米中古住宅販売件数は、前月比2.9%増し(年率)の537万戸とアナリストらの予想を大幅に上回った。 CNN
◎カナダ金採掘業大手のバーリック(ABX:Research,
Estimates)は、米同業ライバル大手のホームステーク・マイニング(HM:Research, Estimates)を23億ドル相当の株式交換で買収することに最終合意した。
合併が成功に至れば、世界第2位金採掘業者誕生となる。ホームステーク株は上昇中。 CNN
◎PCメーカー最大手のIBM(IBM:
Research, Estimates)は、現時点での最新モデルから5倍速の世界最速シリコンチップの開発に成功したと発表。
新しいチップはシリコンを使うことにより、スピードの高速化や最大限の省電力を実現し、今までの半導体業界に新風を巻き起こす可能性も。 CNN
◎欧州連合(EU)は、本日月曜日にゼネラル・エレクトリックGE:
Research, Estimates)
とハニーウェル・インターナショナル(HON: Research,
Estimates)
の買収を巡り緊急会議を開催し買収差し止めを再検討する。
米当局はすでに420億ドル規模の買収案に許可を認定しているが、欧州委は買収によりゼネラル・エレクトリック社が航空機エンジンや関連機器の電子工学事業における市場独占を懸念している模様。 CNN
U.S.A
6月22日・ 金 >
Japan 6月23日・ 土
金曜日の米国株式市場は、製薬大手メルクが収益見通しを下方修正したことが嫌気され、同セクターを中心に売りが広まりダウは急落。
また、3日堅調に推移していたナスダックも、企業業績の先行き不透明感が再燃し売りが先行したことから、4日ぶりに下げに転じた。
FEDミーティングを5日後に控え、今年6回目の利下げが決定されるとの期待感が強い中、もし利下げ幅が予想されている0.5%を下回った場合は、利下げ発表直後に失望感から激しい売りが発生する可能性も。
ナスダックは、収益見通しを下方修正したSymantecが37%近く急落し、ハイテク株の下げを誘導。
23.94ポイント
安の2,034.82ドル。
取引高は約17億株。
ダウは、
メルクを筆頭にファイザー、ジョンソン&ジョンソンなどの製薬株が軒並み安く大幅急落。
110.84ポイント
安の10,604.59ドル。
取引高は約11億株。
◎FEDミーティングを来週に控え、企業による減益警告が相次ぐ中、市場関係者の間では、ナスダックはこのまま上昇基調を維持し、4日続伸につながるのでは、との声が強い。 CNN
◎製薬大手のメルク(MRK:Research,
Estimates)は、売上げの伸び悩みを原因に、第2四半期と2001年度の収益見通しを下方修正した。 CNN
◎ウォールストリート・ジャーナル紙によると、シアトル拠点の大手銀行、ワシントン・ミューチュアル(WM:
Research, Estimates)は、NYのダイム銀行(DME:
Research, Estimates)を約50億ドルで買収することを検討している模様。
ダイム株は前日、1.35ポイント(3.68%)上昇し38.08ドルで取引を終えた。 CNN
◎ソフトウェアメーカーのSymantec(SYMC:
Research, Estimates)は、世界的に見た製品需要の低下と、外国為替変動の影響から、第1四半期の収益見通しを大幅下方修正。
同社の株は、時間外取引で一時17ポイント急落したが、通常取引終了時には3.24(5.58%)ポイント増しの61.31ドルとプラス圏で終了した。 CNN
U.S.A
6月21日・ 木 >
Japan 6月22日・ 金
セクター別では、化学・金・石油関連・ユーティリティー・天然ガスなどが軟調で、小売・バイオ・輸送などは堅調。
テクノロジー関連では、ネットワークとハードウエアが好調な動きだったが、チップ関連は軟調で終了。
ナスダックの牽引役となったのは、取引量の多かった、シスコシステムが7.8%、JDSユニフェーズ9.1%、クアルコム8.4%などが大きく上昇。
ナスダック総合指数は27.52 ポイント(1.4%)上昇し、2,058.74 ポイントで終了。
取引高は24.2億株。
ウォルト・ディズニー、アルコア、AT&T、アメリカン・エクスプレス、シティーグループ、ゼネラル・モーターズ、J.P.モーガン・チェイス、ホーム・デポとイーストマン・コダックなどが堅調。
ボーイング、 SBC 通信、スリーエム、ジョンソン&ジョンソンとヒューレット・パッカードは軟調。
ダウ指数は68.10ポイント(0.6%)上昇し10,715.43で終了。
取引高は14.7億株。
◎4月の米貿易赤字は、322億ドルと前月の改定値331億ドルから縮小。エコノミストらは、309億ドルと予想していた。 CNN
◎米労働省が発表した先週の新規失業保険申請者件数は、前週から3万4,000件減少の40万件に。 CNN
◎証券大手モーガン・スタンレイ(MWD:Research,
Estimates) の第2四半期における収益は、1株あたり82セント(9.3億ドル)と昨年同期の1.26ドル(15億ドル)から大幅減退したものの、アナリストらの事前予想はかろうじて上回った。
収益の伸び悩みにも関わらず、予想を上回る決算を発表したモルガン社の株は、本日積極的な買いが入り急騰している。 CNN
◎マイクロ処理装置メーカー大手のトランスメタ(TMTA:
Research, Estimates)
は、日本における需要低下が大きく影響し、第2四半期の目標利益を当初の予想から45%近く下方修正。
発表後、同社の株は半値以下まで暴落。
また、Exodusコミュニケーションズ(EXDS)やシャーウィン-ウィリアムズ(SHW)、ベリティ(VRTY)なども同じく収益見通しを下方修正し、株価を急落させている。 CNN
U.S.A
6月20日・ 水 >
Japan 6月21日・ 木
水曜日の米国株式市場は、米景気回復への期待感からナスダック、ダウ指数とも反発。
収益見通しを下方修正する大手企業が相次ぎ、半導体や通信関連株を中心に売りが膨らみ一時は安い場面を見せたものの、朝方発表された景気先行指数が予想以上の強さを見せたことから、取引終盤にかけ買い戻しが優先し上昇。
ナスダックは、3日ぶりに2.000ドルの大台を回復して終了、またダウもブルーチップが堅調に推移し急反発。
ナスダックは、収益低迷が懸念される通信機器メーカーのテラブスやJDSユニフェイス、レベル3コミュニケーションズなどが安値を更新する中、明るい見通しを発表したオラクルを筆頭にマイクロソフトやインテルなどの大型株に買いが先行し上昇。
38.50ポイント高の2,031.16ドル。
取引高は約20億株。
ダウは、キャタピラーやJ.P.モルガン・チェイス、ゼネラル・エレクトリックなどのブルーチップに買いが先行し、急反発。
50.66ポイント高の10,647.33ドル。
取引高は約13億株。
◎米経済成長を示す重要な鍵となる5月の景気先行指数は、前月比0.5%増しと1999年12月以来最高の伸びに。
アナリストらは0.2%の上昇を予想していた。予想外の好結果から、米景気は回復に向かっているとの観測が広まっている。
しかし、FEDミーティングを来週に控え、期待されていた追加大幅利下げへの期待感が薄れ、マーケットは先行きの不透明感から積極的な売買が手控えられている。 CNN
◎投資銀行大手のベアー・スターンズ(BSC:Research,
Estimates)
は、予想を上回る第1四半期決算を発表。
5月25日に終えた前四半期における同社の収益は1株あたり1.18ドル(1.695億ドル)と昨年同期の1株あたり1.40ドルは大きく下回ったものの、アナリストらの事前予想を大幅に上回った。
米景気減速を背景に、ベアー・スターンズ社は収益回復をはかり海外取引や経費削減に力を注いでおり、その一環として、400人の人員削減を発表していた。 CNN
◎米景気減速と需要低下を原因に、大手証券2社が半導体セクターの評価を引き下げたことから、同セクターを中心に収益低迷懸念が広まり、半導体や通信関連株に売りが優勢。
アシスト・テクノロジー(ASYT)、アプライド・マテリアルズ
(AMAT)、ノヴェルス・システムズ(NVLS)などの半導体株、ルーセント(LU)、ノーテル(NT)、シスコ・システムズ(CSCO)などの通信株が軒並安い。 CNN
U.S.A
6月19日・ 火 >
Japan 6月20日・ 水
火曜日の米国株式市場は、ソフトウェアメーカー大手のオラクルが予想を上回る決算を発表したことが好感を受け、朝方にはハイテク株を中心に買いが優先したが、午後にかけ勢いは衰え反落。
オラクルを筆頭にハイテク株全般が積極手に買われたが、先行きを懸念する声が根強く、半導体やネットワーク関連株に売りが先行し、ナスダックは小幅高で終了。
一時は100ポイント近く上昇したダウは、ブルーチップが売られ急反落した。
ナスダックは、オラクルが堅調に推移する中、業績見通しを下方修正したレベル3コミュニケーションズやメトロメディア・ファイバー・ネットワークなどが売られ小幅高にとどまった。
4.03ポイント高の1.992.66ドル。
取引高は約19億株。
ダウは、ハニーウェル・インターナショナルやゼネラル・エレクトリック、ボーイングなどのブルーチップが軒並売られ急落。
48.71ポイント安の10,596.67ドル。
取引高は約11億株。
◎ソフトウェア大手のオラクルOracle
(ORCL:Research, Estimates)
は、前日取引終了後にアナリストらの予想を小幅に上回る決算を発表。
同社の第4四半期における収益は1株あたり15セント(8.55億ドル)と昨年同期の9.25億ドルからは下回るものの、アナリストらの事前予想は上回った。
また売上げは、33億ドルと小幅減退。
しかし、次四半期は予想と一致するだろうとの前向きな見通しを述べ、同社の株は14%近く上昇。
ハイテク株の上げを誘導している。 CNN
◎投資銀行大手のリーマン・ブラザーズ・ホールディング(LEH:Research,
Estimates)
は、米景気減速にも関わらず、予想を上回る好決算を発表。
一方、同業ライバルのゴールドマン・サックス(GS:Research,
Estimates)
は、予想とは一致したが昨年同期を大幅に下回る収益を発表した。
リーマン株は堅調に推移、ゴールドマン株は下げに転じている。 CNN
U.S.A
6月18日・ 月 >
Japan 6月19日・ 火
週明け月曜日の米国株式市場は、ハイテク業界の収益回復を懸念する声が再浮上し、ナスダックは7日続落。
通信大手のレベル3コミュニケーションズは、2001年度における売上げ見通しを下方修正し、大規模な経費削減方針の一環として1.400人の人員削減を発表。
ノーテルネットワークスやJDSユニフェイスなどの大型通信業者が減益警告を発したことから、同セクターを筆頭に売りが先行しナスダックは2ヶ月ぶりに2,000ドルの大台を下回った。
一方、ダウは一部のブルーチップに買いが集まったことから小幅反発となった。
ナスダックは、レベル3コミュニケーションズやノーテル・ネットワークス、JDSユニフェイスが安く、続落。
39.79ポイント安の1.988.64ドル。
取引高は約15億株。
ダウは、明るい先行きの見通しを発表したユナイテッド・テクノロジーやゼネラル・モーターズが堅調に推移し、小幅高。
21.74ポイント高の10.645.38ドル。
取引高は約10億株。
◎米デラウェア州の裁判所は、精肉業大手のタイソン・フーズ(TSN:
Research, Estimates)
が同業大手のIBP買収(IBP: Research,
Estimates)
の撤回を申し出た件で、撤回は不適切とし買収を遂行するべきだとの判決を下した。
タイソンは、32億ドル規模のIBP買収を再検討している模様。 CNN
◎小型端末機器メーカー最大手のパルム(PALM:
Research, Estimates)
は、コンパック・コンピューター(CPQ: Research,
Estimates)にトップの座を奪われる可能性も。
パルムは3-6月期に約70万台の小型端末機を出荷し収益は最大1.35億ドルと前期の5.07億ドルから大幅減益。
一方、コンパックは同四半期に約50万機の出荷を予定しており、収益は2億ドルを見通している。 CNN
◎フランチャイズ大手のセンダント(CD:
Research, Estimates)は、トラベル・サービス業の強化をはかり、旅行予約業者大手のガリレオ・インターナショナル(GLC:Research,
Estimates)を29億ドル相当の現金と株式交換で買収することに合意。
発表を受け、ガリレオ株は急騰している。 CNN
U.S.A
6月15日・ 金
> Japan 6月16日・
土
トリプルウィッチにあたる金曜日のマーケットは、ハイテクセクターの企業業績警告の影響を受けて、上下動の大きな展開となった。
ノーテルネットワークの悪い業績発表の影響でマーケットは、ギャップダウンで開始したが、トリプリウィッチの影響もあり、取引量が多く、またそれがNASDAQ指数の下落の歯止めの効果をもたらした。
15.65ポイント安(-0.8%)の、2028.42ポイントで終了。
取引高は約20億株。
ファーストフード大手のマクドナルドの業績発表などに加え、株価によい影響を与えるニュースがなく、マーケットはマイナステリトリーで終了。
66.49ポイント安(-0.6%)の、10,623.64ポイントで終了。
取引高は約15億株。
◎フォトショップでおなじみのアドビシステムズ
(ADBE:
Research,
Estimates)は、予想を上回る好調な第二四半期の業績を発表したが、第3四半期は北アメリカとヨーロッパの市場の弱さが今後とも続くと見られ、業績が懸念されている。
◎電器小売店のサーキットシティー(CC:Research, Estimates)は、パソコンと携帯電話の販売減少のため、直近の業績が72%も下落。
◎マクドナルド(MCD:Research,
Estimates)
は、第二四半期の業績は、ドル高とヨーロッパでの牛の病気による影響のため、予想を下回ると発表。
◎ノーテルネットワークス(NT:Research,
Estimates)は、予想以上の業績悪化を発表。さらに1万人の人員整理も発表。
◎トリプルウィッチにあたる金曜日のマーケットは、ギャップダウンで開始、値動きの大きな展開となった。
◎労働省によると、現時点では、インフレーションは大きな問題ではないと指摘。
◎連邦準備銀行が予定している6月27日のミーティングでの金利の下げ幅について、メリル・リンチとリーマン・ブラザーズは、0.5%と予測している。
しかし一方で、0.5%の利下げは、FEDがかなり「追い詰められた」決断ととられる懸念があり、これで経済状況が好転しなければ、かえって逆効果になるのではという見解もあり、6月下旬のFEDによる決定が注目されている。
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