Back Number 001201
U.S.A 12月29日・金 > Japan 12月30日・土
2000年最後のマーケットは、ハイテク株が一斉退去で売られ、ナスダック、ダウ指数ともマイナステリトリーで終了した。
年末調整からギャップアップで始まったナスダックは、主要大型ハイテク株を筆頭に売り戻しが入り反落、1971年以来最悪の年間下げ幅である39%を記録。
また5日続伸のダウも、手ぶらで新年を迎えたいという投資家らの心理が作用してか、ブルーチップが軒並み売られ下落。
2000年は、急激な経済成長減速からマーケットは乱高下が激しく、投資家らにとってはタフな一年となった。
ナスダックは、シスコ・システムズ、マイクロソフト、ヤフーなどの主要ハイテク株を筆頭に軒並み売られ大幅安。
87.24ポイント安の2470.52ドル。
取引高は24.5億株。
ダウは、ホーム・デポやウォルマートなどの小売株が堅調に推移する中、J.P.モルガンなどの優良銘柄に売りが先行。
86.08ポイント安の10782.68ドル。
取引高は10.2億株。
◎製鋼業米3位のLTV(LTV:
Research, Estimates)は、会社の更生と保護を求め正式に裁判所へと自己破産を申し立てた。
同社は、第3四半期に8,000万ドルの損失を出しており、今回の破産届けで雇用者18,000人一斉解雇の可能性も浮上。
過去2年間に渡り、破産を申し立てた米製鋼業者はLTVを含め9社となった。 CNN
◎優良株重視の投資家ウォーレン・バフェットは、ウォールストリートジャーナル紙の報道によると、ジャンク債に数百万ドルを投じている模様。
ジャンク債には、高利貸しのファイノバ・グループ(FNV)や保険業者のコンセコ(CNC)などが含まれ、コンセコの株は本日高く取引されている。 CNN
◎Web通信会社のファウンドリー(FDRY)とF5ネットワークス(FFIV)は、大手証券ベアー・スターンズのアナリストにより株式評価の格下げを受け、株価は急落。
また、Cacheフロー(CFLO)やインクトミ(INKT)も、米景気減速を原因としダウングレードを受け本日安く取引されている。 CNN
U.S.A 12月28日・木 > Japan 12月29日・金
製薬・金融セクターに押し目買いが入り、ダウ指数は5営業日続伸となった。
一方、大手証券プルーデンシャル・セキュリティのアナリストがIBMとDELLの売上高予測を引き下げたことが嫌気され、PCメーカー株に売りが集中。
前日の地合いからマーケット開始直後堅調に推移していたナスダック指数も、一時は前日終値を挟み上下するという目の離せない展開となったが、底値は堅く小幅高で終了。
ナスダックは、インテルやシスコシステムズなどのリーダーハイテク株に売りが先行したが、最近の急落でハイテク株全般に割安感が生じているため底値は堅い。
18.41ポイント高の2557.76ドル。
取引高は21.7億株。
ダウは、メルクやジョンソン&ジョンソンなどの製薬株、J,P,モルガンやアメックスなどの金融株が優先して買われ続伸。
65.60ポイント高の10868.76ドル。
取引高は10.1億株。
◎11月の米消費者信頼感指数は、128.3ポイント(改定値)へと大幅減退。
一方、中古住宅販売高は前月比4.4%増しと高い伸びに。 CNN
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から2万3000件減の33万3000件とアナリストらの予想を大幅に下回る結果に。 CNN
◎米最大鉄道会社のユニオン・パシフィック(UNP)は、第4四半期の業績見通しを下方修正し、大規模なリストラ計画を発表。
同社は来年、景気減速を原因とし業績悪化を防ぐため総労働力の4%にあたる2,000人あまりの解雇を予定している。 CNBC
◎他の小売業者らが景気の下降で売上の伸び悩みに苦しむ年末商戦の中、オンライン小売業大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN: Research,
Estimates) は好調な売れ行き。
11月から12月23日にかけての注文件数は3100万件を超え、99%はクリスマス期間中に配達された模様。
同社の株は高く取引されている。 CNN
U.S.A 12月27日・水 > Japan 12月28日・木
ソフトウェアメーカーのネットワーク・アソシエイツによる業績見通しの下方修正が嫌気され、マーケットは朝方一時軟調な展開で推移。
しかし午後にかけ、ハイテク企業の悪材料はすでにここ数日のマーケットに練りこまれたとの見解が広まり、底値の探索が続いていたナスダックは反発上昇。
またダウは、ブルーチップや製薬関連株が強く3桁の上げを見せ終了した。
ナスダックは、ネットワーク・アソシエイツが急落する中、アプライド・マテリアルズ、アルテラ、デルなどの半導体株が強く上昇。
45.83ポイント高の2539.35ドル。
取引高は19.6億株。
ダウは、ジョンソン&ジョンソンなどの製薬株、3Mやプロクター&ギャンブルなどのブルーチップが牽引役となり大幅続伸。
110.72ポイント高の10803.16ドル。
取引高は10.5億株。
◎抗ウィルスソフトウェアメーカーのネットワーク・アソシエイツ(NETA: Research,
Estimates)は、前日取引終了後に第4四半期の業績見通しを大幅下方修正。
事前予想を上回る損失見通しを受け、同社の株は今朝方66%近く安く取引された。 CNN
◎チェイス・マンハッタン銀行(CMB: Research,
Estimates)は、企業信託事業拡大に向け、ニューヨークの第一勧業信託銀行を2001年度の第1四半期に買収する予定。 CNN
◎クリスマス商戦で、ヤフーやアマゾンなどのオンライン販売に注文が殺到する中、ウォルマート(WMT)やシアーズ(S)などの大型卸売業は売上高の伸び悩みに苦しむ。 USA
U.S.A 12月26日・火 > Japan 12月27日・水
Market Watch
今年も残りあと3営業日を残すのみとなったマーケットは、クリスマスセールの低調な動きのため、S&P小売価格指数S&P Retail Index ($RLX:
news, msgs)が大きく下げた。
ダウは比較的強くナスダックは軟調な展開となり、ナスダックは目先の底値を模索する動きとなった。
◎ヤフーのホリデイシーズンのオンラインショッピングが非常に堅調。1999年の同時期の約2倍の販売を記録し、14ヶ国で展開されるヤフーの米国外のヤフーでは何と6倍
の売上を記録。Yahoo! (YHOO:Nasdaq - news)
◎ドイツ銀行はJDS Uniphase(JDSU:Nasdaq - news)をストロングバイからバイへ格下げ。理由は、この第2四半期の収益よりも、次期収益が減益懸念のためと見られている。
◎ゴールドマンサックスは、サンミナをダウングレード。12ヶ月の価格目標を$171から$107へ。Sanmina
(SANM:Nasdaq - news),
NASDAQ
オラクルOracle
(ORCL: Research, Estimates)
やサンマイクロシステムズSun Microsystems (SUNW:
Research, Estimates)
などのハイテク関連は軟調に推移。
午前中は堅調だったヤフーも Yahoo! Inc. (YHOO:Research,
Estimates)も午後は軟調な展開となった。
出来高 > 15.5億株
NYSE
薬品やタバコ関連のセクターが強く、ダウはプラステリトリーで終了。
メルクMerck
(MRK: Research, Estimates)、フィリップモリス
Philip Morris
(MO: Research, Estimates)
エクソンモービル Exxon-Mobil
(XOM: Research, Estimates)
などは堅調に推移。
出来高 > 7.9億株
U.S.A 12月22日・金 > Japan 12月23日・土
Market Watch
クリスマス前のマーケットは、インターネット、コンピュータのハードウェア、ソフトウェア、チップセクターなどが幅広く買われ堅調な展開となった。一方、バイオ関連、金融、オイル関連銘柄は、軟調な展開で終始。
◎メリルリンチは、IBM(IBM: news,
msgs) とヒューレットパッカード Hewlett-Packard (HWP:
news, msgs)
を格下げ評価したが、皮肉にも両銘柄とも今日はギャップアップで開始。
◎ノースロップグラマン(NOC: news,
msgs)は昨日、防衛関連会社リットン・インダストリーズ(LIT: news,
msgs)を負債を含め約51億ドルで買収すると発表。
買収する側のノースロップグラマンの株価は $6.94(8.5 %)下落し$75。
一方買収される側のリットン・インダストリーズ社の株価は$14.84(24%)上昇し $77.56
◎スリーコム 3Com(COMS: news,
msgs) は第2四半期の損失を発表したが、予想された一株あたり20セントよりよい15セントの損失にとどまり、アフターマーケットで株価は
69 セント(10%)上昇し $7.88.
◎11月の個人収入は予想通り0.4%の上昇、また個人消費支出も予想通りの0.3%
の上昇となった。
11月の数字は堅調な伸びを示し、雇用も堅実でまた、賃金も上昇している。
ゆっくりとした景気の後退は見られるが、リセッションというほど強くはないという見解が発表されている。
NASDAQ
出来高 > 22.4億株
2000年のマーケットは、一日の上昇幅が過去のベスト8を記録してきたが、株価は
今年の3月から50%以上も下落している。
今日のナスダック市場は、割安株がバーゲンハントとして幅広く買われ、一日の上昇率としては、史上第5位を記録した。
今年一年で4分の3の価値を失ったヤフーは堅調な展開。シスコ、オラクル、サンマイクロシステムズ、アプライド・マテリアルズなどが幅広く物色され、株価は上昇。
NASDAQ Most Actives
- Cisco
(CSCO:Nasdaq - news)
60.6 million shares.
- WorldCom
(WCOM:Nasdaq - news)
57.7 million shares.
NYSE
出来高 > 10.9億株
NYSE Most Actives
LU:NYSE - news)
37.2 million shares.
AT&T
(T:NYSE - news)
26.1 million shares.
Compaq
(CPQ:NYSE - news)
24.4 million shares.
U.S.A 12月21日・木 > Japan 12月22日・金
Market Watch
◎ルーセントテクノロジーが減益を発表 Lucent
Technologies (LU: Research,
Estimates) 12月31日が期末の第一四半期の収益が25セントから30セントの減益と発表され、マーケットの期待値1セントの減益予想を大きく下回った。株価は昨日の終値$15 1/2 から、本日の始値$13 3/4へギャップダウン。
◎長距離電話会社のATTは、83%もの配当の減少を発表。
AT&T (T:Research,Estimates)
また、第4四半期の減益警告も発表。
株価は昨日の終値$18 15/16 から、本日の始値$17 9/16へギャップダウン。
◎マイクロソフト(MSFT: news,
msgs)はビジネスアプリケーションのソフトウエア会社グレイトプレインズソフトウェア(GPSI: news,
msgs)の株式取得を発表。実質的にはマイクロソフト1に対して、グレイトプレインズソフトウェア1.1での割合での株式交換による合併となる。マイクトソフト社はグレイトプレインズソフトウェア社の株式の評価を約11億ドルと設定している。
◎マイクロン・テクノロジー MU: news,
msgs)は水曜日遅くに第1四半期の業績を発表。予想より2セント高い1株あたり58セントの利益を発表。株価は昨日の終値$29 13/16 から、本日の始値$30へギャップアップ。
◎ナスダックは割安感から半導体インデックス($SOX)が大幅に上昇。
インテル INTC は$33.75と5.9%上昇。
アプライド・マテリアルズ AMAT も$39.75と5.1%の上昇。
NASDAQ
ナスダックは、割安感から午前中は堅調な展開を見せたが、ルーセントテクノロジーやシスコの不振も影響し、チップセクターが軟調な展開で、午後の下げにより午前中の値を消すという展開となった。
2340.16ドルと7.38ドルのアップ
出来高は26.5億株
NASDAQ Most Active
- Cisco
(CSCO:Nasdaq - news)
120.2 million shares.
- Microsoft
(MSFT:Nasdaq - news)
80.3 million shares.
- Palm
(PALM:Nasdaq - news)
76.8 million shares.
NYSE
ホーム・デポ HD やウォルマート( WMTはJ.P.モーガンPMなどが牽引役となり、ダウンは堅調に推移し、3桁の上昇で終了した。
10487.29ドルと168.36ドルのアップ
出来高は14億株
NYSE Most Active
LU:NYSE - news)
66 million shares.
AT&T
(T:NYSE - news)
59.2 million shares.
America Online
(AOL:NYSE - news)
26.8 million shares.
Back Number 001201