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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A 2月14日・水 > Japan 2月15日・木
水曜日のマーケットは、今月に入り売られすぎの傾向にあったハイテク株に買い戻しが入り反発上昇。
複数のアナリストらは、ハイテク株の底入れが始まったとの見解を述べ、それが買い材料へとつながった模様。
一方、前日のグリーンスパンFRB議長による証言を受け、早期の大幅利下げ懸念が後退したことから、景気敏感株には売りが集中。
ナスダックは上げ、ダウは下げるというまちまちの展開で市場を引けた。
ナスダックは、アプライド・マテリアルズが収益見通しを下方修正したのに関わらず大きく値上がりし、半導体関連株の上げを誘った。
63.68ポイント高の2491.40ドル。
取引高は19億株。
ダウは、3Mやインターナショナル・ペーパーなどの景気敏感株が利益確定の動きから売られ続落。
106.85ポイント安の10796.47ドル。
取引高は11億株。
◎12月の米企業在庫は、季節調整済みで前月比0.1%増しと1999年1月以来最低の伸びに。また企業売上げも前月比0.1%増しと低い伸びに。 CNN
◎タイヤ製造大手のグッドイヤータイヤ&ラバー(GT:
Research, Estimates)は、第4四半期の損失は1株あたり11セント(1650万ドル)と予想を下回る結果に。
また同社は、大規模な経費削減をはかり労働者7,200人のリストラ計画を発表。 CNN
◎半導体機器メーカー大手のアプライド・マテリアルズ(AMAT:
Research, Estimates)は、前日取引終了後に1株あたり66セント(5.58億ドル)という第1四半期の好決算を発表。
しかし、半導体機器の需要低下から、今四半期における収益見通しを下方修正。 CNN
◎米光通信機器メーカーのJDSユニフェイス(JDSU:
Research, Estimates)はライバル社SDL(SDLI:
Research, Estimates)の買収完了と第3四半期決算の見通しを前日明らかにした。
市場独占の可能性があるとし、独占禁止法当局からの承認が遅れ、両社合併の正式発表から7ヵ月遅れで合併完了に至った。
JDSユニフェイスの次四半期における収益は1株あたり17セント、純益は10億ドルを上回る見通し。 CNN
U.S.A 2月13日・火 > Japan
2月14日・水
火曜日のマーケットは、前半堅調に推移していたが、グリーンスパンFRB議長による議会証言後から売りが膨らみナスダック、ダウ指数とも反落。
グリーンスパンFRB議長は、急激な経済成長減速は景気の下降リスクにつながるとの警戒心を示し、必要に応じては積極的に金融政策を緩和するとの意を表明。
しかし、大幅な再利下げ観測には支援材料不足だったことから、失望感が広まり売りにつながった模様。
ナスダックは、ワールドコムやインテルなどの大型ハイテク株を筆頭に売りが先行し反落。
61.94ポイント安の2427.72ドル。
取引高は17億株。
ダウは、ジョンソン&ジョンソン、フィリップ・モリス、Exxonモービルなど製薬・たばこ・石油関連株が幅広く売られ下落。
43.45ポイント安の10903.32ドル。
取引高は10億株。
◎1月の米小売売上高は、季節調整済みで前月比0.7%増しと過去4ヶ月で最高の伸びに。 CNBC
◎米銀行最大手のシティグループ(C:
Research, Estimates)は、ABN AMRO銀行(ABN:
Research, Estimates)が所有するヨーロピアン・アメリカン銀行を16億ドル相当の株式交換で買収することに最終合意。
その他の詳細は明らかにされていない。 CNN
◎グリーンスパンFRB議長は本日開催された議会証言で、米経済減速が続く場合にはより積極的な金融政策の緩和を実施する必要があるとの考えを示唆。
経済成長の急減速が景気の下降リスクを広げるとし、米経済鈍化に対し警戒心を示した。 CNN
◎ビデオレンタルチェーン店のブロックバスター(BBI:
Research, Estimates)は、第4四半期の収益が1年前から10.2%増しの1株あたり22セント(3780万ドル)という好決算を発表。
海外事業の拡大や米国内でのレンタル事業が好調な展開。 CNN
U.S.A 2月9日・金 > Japan 2月10日・土
週末前最後のマーケットは、DELLやモトローラの大型企業2社による人員削減予定のニュースを受け、ハイテク株に売りが先行しナスダック、ダウ指数とも大幅続落となった。
ハイテク大手ルーセントに不正会計疑惑が浮上したことも同セクターへの売り材料につながった。
ナスダックは、ルーセントやDELLがオラクル、マイクロソフトなどの主要ハイテク株の下げを誘導し大幅安。
91.09ポイント安の2470.97ドル。
取引高は18.6億株。
ダウは、ハイテク株全般が軟調で、ハニーウェルやゼネラル・エレクトリックスなども連れ安し、100ポイント近い下げ幅をつけ終了。
99.10ポイント安の10781.45ドル。
取引高は10.5億株。
◎PCメーカーのDELL(DELL:
Research, Estimates)は、経費削減をはかり総労働力の8-10%にあたる4,000人の解雇をウォールストリートジャーナル誌が報道。
同社は2月15日に第4四半期決算を控えている。DELLは1月末に同四半期における収益見通しを1株あたり25セントから18-19セントへと下方修正した。
人員削減計画について同社の広報担当者は否定している。 CNN
◎携帯電話会社のモトローラ(MOT:
Research, Estimates)は、大規模な経費削減計画の一部として、半導体事業部における4,000人の人員削減を予定。
同社は昨年12月にすでに2,870人の雇用者を解雇。発表後、モトローラの株は急落した。 CNN
◎通信機器メーカー大手のルーセント(LU:
Research, Estimates)は、2000年第1四半期決算で不正な会計処理疑惑が浮上し、米証券取引委員会(SEC)による調査を受けている。 CNN
U.S.A 2月8日・木 > Japan
2月9日・金
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週比15,000件増しの36万1,000件と米経済成長と労働市場の減速化を反映し、高い伸びに。 CNN
◎米第2位長距離電話会社のワールドコム(WCOM:
Research, Estimates)
は、第4四半期の収益が40%減の1株あたり25セント(7.1億ドル)と大幅ダウンに。
長距離電話事業の伸び悩みが影響した模様。しかし、純益は、インターネットサービス業が好調で15%増しの増益。
経費削減をはかった総労働力の15%にあたる77,000人の人員削減計画についてのコメントは述べられなかった。 CNN
◎ウォルマート(WMT)、シアーズ(S)、Kマート(KM)の1月の販売高は増大、JCペニーやギャップ(GPS)は減退した。
1月のウォルマートの販売高は前月比6%増し、シアーズは2.6%増し、Kma-toは4.3%増しに。
一方、JCペニー(JCP)はカタログ販売の激減が影響し6.2%減。 CNN
◎カジュアル服チェーン店大手のギャップ(GPS:
Research, Estimates)
は、1月の販売高減退から第4四半期の収益見通しを1株あたり30から31セントに下方修正。アナリストらは33セントを予想していた。 CNN
U.S.A 2月7日・水 > Japan
2月8日・木
水曜日のマーケットは、前日取引終了後に発表されたシスコの予想を下回る決算発表が嫌気され、ハイテク株全般に売りが先行。
ナスダックは、ネットワーク機器メーカー最大手の収益低迷懸念を受け、ハイテク株全般に売りが広がり、4週間の安値を更新して終了。
またダウは、半導体関連株が軒並み売られる中、一部のブルーチップに資金を移動する動きが見え、小幅安で市場を引けた。
ナスダックは、シスコが、ジュニパーやJSDユニフェイス、サンマイクロシステムズなど大型ハイテク株の下げを誘導し反落。
56.67ポイント安の2607.82ドル。
取引高は20億株。
ダウは、ハイテク株が軟調に推移する中、ジョンソン&ジョンソン、プロクター&ギャンブルなどのブルーチップに買いが入り下げ渋った。
10.64ポイント安の10946.78ドル。
取引高は11.4億株。
◎第4四半期の米生産性は、年率2.4%増しとアナリストらの予想を下回る低い伸びに。一方、雇用コストは4.1%増しと事前予想の2.8%を大幅に上回った。 CNN
◎前日取引終了後に発表されたネットワーク機器メーカー最大手シスコ(CSCO:
Research, Estimates)の第2四半期決算は、収益が1株あたり18セントと7年間で初めてアナリスト予想を下回った。
また同社は先行きの収益についても控え目な見通しを発表。発表後、シスコの株は10%以上下げ、ハイテク株全般の下げを誘導している。 CNN
◎ルパート・マードック氏のニュース・コープ社(NWS:
Research, Estimates)とゼネラルモーターズ(GM:
Research, Estimates)
が所有するサテライト会社Hughesエレクトロニックス(GMH: Research,
Estimates)の合併協議は最終段階に。
合併が成功にいたれば、700億ドル規模の巨大サテライト会社誕生となる。
個別に発表された、ニュースコープ社の第2四半期の収益は、ビデオ販売が伸び6%増しの増益に。 CNN
◎経営不振に悩むダイムラークライスラー(FDCX)は、北米部門の販売高激減が影響し、2000年度の営業利益が前年比49%減の48億ドルに。
同社は、事業再建と経費削減をはかり26,000人に及ぶ大規模なリストラ計画を発表したばかり。 CNN
U.S.A 2月6日・火 > Japan 2月7日・水
火曜日のマーケットは、JDSユニフェイスとSDLの合併案が許可されたことが好感を受け、一部のハイテク株に買いが優先。
しかし、取引終了後にハイテク大手シスコの業績発表を控えていることから、積極的な買いは手控えられ前半堅調に推移していたナスダックも後半にかけ上げ渋り小幅高にとどまった。
一方、ダウは金利に敏感な金融関連株が売られ、マイナス圏で終了した。
ナスダックは、決算発表が注目されるシスコを筆頭に、この数日売られ続けていたハイテク株が寄り付きから買い戻され反発。
21.28ポイント高の2664.49ドル。
取引高は16億株。
ダウは、IBMやヒューレットパッカードなどの大型ハイテク株が堅調に推移する中、J.P.モルガン、アメックスなどの金融株が安く小反落。
8.43ポイント安の10957.42ドル。
取引高は10.5億株。
◎転職斡旋会社チャレンジャーグレイ&クリスマスの統計によると、1月の米解雇者数は前月比6%増しの142,208人と景気後退を反映し高い伸びに。 CNN
◎独占禁止法違反が懸念されている大手光ファイバーシステムメーカーのJDSユニフェイス(JDSU:
Research, Estimates)とSDL(SDLI:
Research, Estimates)による177億ドル規模の合併は、JDSがスイスに所有するレーザー工場をノーテルネットワークス(NT:
Research, Estimates)に売却することで、合併許可の承認をはかる。
米当局から、両社の合併に関するコメントは発表されていない。JDSとSDLは本日高く取引されている。 CNN
◎半導体メーカーのTriQuint(TQNT:
Research, Estimates)は、第4四半期の収益が一年前の1株あたり12セント(1020万ドル)から大幅増しの1株あたり27セント(2320万ドル)という好決算を発表。
純益は83%増しに。アナリストらの事前予想は1株あたり24セントだった。 CNN
◎ディズニー(DIS:
Research, Estimates)は、テーマパークや映画事業が順調で、予想を上回る第1四半期決算を発表。
ホームビデオやDVD販売も好調な売れ行き。 CNN
U.S.A 2月5日・月 > Japan
2月6日・火
週明け月曜日のマーケットは、米経済成長の減速化とハイテク企業の収益低迷が懸念され、同セクターに売りが先行。
ネットワーク大手シスコ・システムズの決算発表を明日に控えていることもあり、ハイテク株への買いが手控えられたことからナスダックは続落。
一方ダウは、ハイテク株が軟調に推移する中、収益基盤が比較的安定している製薬、タバコ、石油株などの優良銘柄に買いが膨らみ、100ポイント以上の上げ幅をつけ終了した。
ナスダックは、決算発表を翌日に控えたシスコシステムズを筆頭に、ネットワーク・アプライアンスやサン・マイクロシステムズなどハイテク株全般が安く続落。
17.29ポイント安の2643.21ドル。
取引高は16億株。
ダウは、Exxonモービル、コカコーラ、フィリップモリスなどのブルーチップが寄り付きから買われ大幅反発。
101.85ポイント高の10965.95ドル。
取引高は9.95億株。
◎ソフトドリンクメーカー世界第2位のペプシコ(PEP:
Research, Estimates)は、清涼飲料水とスナック菓子販売が伸び、収益が25%増しという第4四半期の好決算を発表。 CNN
◎電力・通信業大手のウィリアムズ(WMB:
Research, Estimates)は、第4四半期の収益が一年前の1株あたり14セントから大幅アップの1株あたり57セントという好調な業績を発表。
ガスのパイプライン事業や電力サービス等が強く増益につながった模様。 CNN
◎石油大手のフィリップ・ペトロリウム(P:
Research, Estimates)は、石油精製・販売大手のトスコ(TOS:
Research, Estimates) を70億ドル相当の株式交換で買収することを日曜日に発表した。
合併が成功にいたれば、米第2位石油精製業社の誕生となる。 CNN
◎航空会社のデルタ(DAL:
Research, Estimates)とコンチネンタル・エアライン(CAL:
Research, Estimates)は、合併のための協議を開始。
しかし、この協議は非公式なもので、交渉は依然初期段階。
規模の小さいコンチネンタル社がデルタを買収する方向で協議が進められている模様。 CNN
U.S.A 2月2日・金 > Japan 2月3日・土
今朝方発表された予想外の雇用者数増大が、追加利下げに対する期待感を減退させ、金曜日のマーケットはナスダック、ダウ指数とも反落。
半導体大手のナショナル・セミコンダクターによる次四半期の業績見通し下方修正がハイテク企業に対する収益低迷懸念を再燃させ、同セクターに売りが先行。
ハイテク株の比率が高いナスダックは、4.4%減と約2週間の安値を更新して終了した。
またダウも、半導体関連株を筆頭に利益確定の売りが膨らんだことから、下げに転じた。
ナスダックは、決算発表を来週に控えたシスコ・システムズが、先行きの不透明感から売られ、JDSユニフェイスなどその他のハイテク株の下げを誘導。
122.29ポイント安の2660.50ドル。
取引高は17億株。
ダウは、3MやIBM、ヒューレット・パッカードなどの大型ハイテク株が安く反落。
119.12ポイント安の10864.51ドル。
取引高は10億株。
◎1月の米失業率は、前月比0.2%増しの4.2%と1999年4月以降、高い伸びに。
また、非農業部門雇用者数は、26万8,000人とアナリストらの予想を大幅に上回る結果に。
時間あたり平均賃金は変動なしの14.02ドルだった。 CNN
◎コンビニ大手のセブン・イレブン(SE:
Research, Estimates)の第4四半期の収益は1株あたり13セント(1420億ドル)と予想を上回る結果に。
また総収入は6.5%増しの23.2億ドルと高い伸び。
好決算を受け、同社の株は高く取引されている。 CNN
◎チップメーカー大手のナショナル・セミコンダクター(NSM:
Research, Estimates) は、前日取引終了後に次四半期における減益警告を発表し、株価を急落させた。
同社は、半導体製品の需要激減から、第3四半期における販売高見通しを19%近く引き下げた。 CNN
U.S.A 2月1日・木 > Japan
2月2日・金
◆利下げ翌日のマーケット、午前中は大きく売られたが、午後からは持ち直し、終盤に掛けて強く上昇するという、乱高下気味の展開となった。
◆ナスダックは、乱高下の展開となり、ソフトウエアネットワーク関連は強く、ネット関連は弱含みの展開となり、+10.06ポイントの上昇と、かろうじてプラステリトリーで終了。
出来高 17.7億株
NASDAQ Most Active
- Intel
(INTC:Nasdaq - news)
49.2 million shares.
- Cisco
(CSCO:Nasdaq - news)
45.1 million shares.
- Sun Microsystems (SUNW:Nasdaq - news)
37.9 million shares.
◆ダウは4連続日の上昇と堅調な動きで、エネルギー・オイル・小売業のセクターは軟調、薬品・輸送関連が上昇。
+96.27ポイント高で終了し、昨年9月以降の最高の終値で終了した。
出来高 10.8億株
NYSE Most Active
◎1月の米全米購買部協会景気指数(NAPM)は、前月の44.3から41.2へと減退し、予想を下回る結果に。
一方、個別に発表された消費率は、個人所得が0.4%増す中、0.3%増し。
また、今週の新規失業保険申請者件数は、前週比32,000件増しの346,000件と高い伸びに。 CNN
◎全米最大手ローカル電話会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ:
Research, Estimates)は、第4四半期の収益が1株あたり77セントとアナリストらの予想どおりに。
また、長距離電話会社のスプリント(FON:
Research, Estimates)は、同四半期の収益が1株あたり41セントと予想を上回ったが、一年前の1株あたり49セントから大幅減退。
同社は、2001年度の収益見通しを8セント下方修正。競争的な長距離電話市場が影響し、収益減退につながるとの減益警告を発表。 CNN
◎米最大おもちゃメーカーのマッテル(MAT:
Research, Estimates)
は、バービー人形やホット・ウィールなどのヒット商品の販売が伸び、20%増しという第4四半期の増収増益を発表。 CNN
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