Editing of Christmas Music
      
      2000年クリスマスソングCD制作顛末記
      
      
      
      ほぼ実物大のラベル
      
      各曲の詳細な解説
      
      
      
      
      
      
      編集作業は自宅の一室にある小さなスタジオ。
      
      結局マスター(原版)の完成には、18日の土曜日・と19日の日曜日の丸二日間かかってしまった。
      
      CDでの制作は今年初めて。
       
      
      TASCAM(ティアック製)のCDレコーダー
      
      上は最近使わなくなってきた DAT
   
      
   
      
   
      クリスマスソングの編集の準備として、まず、今年新発売のクリスマスCDをチェックしておく必要があります。
   
      
   
      まずクリスマスアルバムが店頭へ並び始めた2週間前から、実質的にこの制作はスタート。
  
      
  
      タワーレコードなどへ行くと、大体店頭に約200枚くらいのクリスマスアルバムが並べられています。
  
      
  
      もちろん全部を買うわけにはいきませんが、毎年、買い集めていた結果、今年で合計約40枚くらいのアルバムが手元にあります。
  
      
  
      今年も新発売になったCDを10枚ほど買ったのですが、結論から言うと今年は不作でした。
  
      
  
      めぼしいアーティストのクリスマスアルバムは、去年メジャーなところがかなり発売されてしまっています。
  
      
  
      そのため、去年と比べると今年は少し見劣りがするというのが、今年発売されたクリスマスアルバムについての印象でした。
  
      
  
      
  
      
  
      ◆
  
      
  
      
  
      
  
      
  
      手持ちのCDから曲を選択し、順番を決め録音してゆくのですが、その前に1997から1999年までの過去に制作したテープを、時間のあるときに一通りざっと聴いておきます。
  
      
  
      今までの曲の並びの雰囲気を、大体つかんでおくためです。
  
      
  
      それと、今聞いて「よくないと思う曲」を選択からはずしておきます。
  
      
  
      こうした編集ものは、「まさに今」の感覚で「いいと思うもの」を集める・・というのがポイントですからね。
  
      
  
       
  
      
  
      デジタル録音は、歪ませるとノイズになるので
  
      
  
      アナログのように歪ませてリミッターをかけるという手は使えない
  
      
  
      デジタル録音で気をつけるポイントですね
 
       
 
      さていよいよ、40枚のCDから使えそうな曲をピックアップします。
 
      
 
      カセットテープのときは90分テープだったので一時間30分ですが、今年はCDなので、収録時間は74分。
 
      
 
      でも74分だとちょっと短いかなあ・・
 
      
 
      曲数はかなりあるし、今年は初のCDでの制作なので、気合を入れて?CD2枚組みと決定。
 
      
 
      ここでちょっと問題が発生。
 
      
 
      ヘッドホンでモニターして聞いているとどうも、ピアノのソロなどの部分で、どうも、音が歪んでいるようなのだ。
 
      
 
      ライン系統のノイズかと調べてみたら、どうやら犯人はCDプレーヤーのようで、そういえばこのマッキントッシュのCDプレーヤーは、もうかれこれ7年も使っているからなあ・・
 
      
 
      私ができることといえば、レーザーを照射してデジタル信号を読み取るレンズをクリーニングすることくらい。
 
      
 
      まずは、やってみることにした。
 
      
 
      蓋のネジをはずし、さらにプレーヤーの駆動部のカバーをはずして、レンズをよく見ると、やはり汚れていた。
 
      
 
      綿棒とクリーナーで掃除をすると、ビンゴ!やりました。
 
      
 
      原因はレンズの汚れだったのです。
 
      
 
      私はタバコは吸いませんが、それでも7年間の空気中の汚れなどで、結構汚れているものですね。
 
      
 
      すばらしい音質が蘇り、まるでプレーヤーが新品のような音になりました。
 
      
 
      さすが、高いプレーヤーだけのことはあると自己満足。
 
      
 
      さてこれでまたやる気満々。(笑)
 
      
 
       
 
      
 
      
 
      
 
      さて録音で気をつけなければならないのは、CDRというメディアへの録音は、録音に失敗すると、カセットテープのように消すことはできないという点です。
 
      
 
      CDRWというメディアだと録音に失敗しても消してやり直すことができるのですが、書き込む信号が弱いため、音楽用としては、かなりのプレーヤーでかからない!というのが現状。
 
      
 
      コンピュータのデータ保存用としてはいいのですがね。
 
      
 
      また、アルバムによっては、フェードアウトしたあと、間髪を入れずに次の曲へ・・というパターンがあるので、そういう場合は、次の曲へ入る前にフェードアウトして、ポーズをかけ、録音停止、という少々面倒なテクが必要。
 
      
 
      一時間近く録音してから一箇所でも失敗すればそのディスクを廃棄し、また一から録音をやり直さなければならない。
 
      
 
      なので、曲のアタマと最後を失敗しないように、曲間のない演奏がないかどうかも、あらかじめチェックしておく。
 
      
 
      
 
      で、次の問題はどのインプットを通して録音するのかという点。
 
      
 
      結局アナログラインを通してでマスターを作ることにしました。
 
      Sound and Recording magazine   
      などのテスト例を見ても、高価格プレーヤーででないとデジタル同士のダビングより、アナログでの録音の方が音がいいケースが多いようだ。
  
      
  
      ヘッドホンでモニターしても、アナログでのダビングの方が音が膨らんで聴き栄えがするようだし・・
  
      
  
      デジタルだとどうしても音が痩せるんですね。
  
      
  
      まあプレーヤーの値段が、700ドルくらいだからADコンバータには、たいしたコストはかけられないというのが原因でしょう。
  
      
  
      それよりも一番の問題はCDによって録音レベルが違うことです。
  
      
  
      デジタル録音では、同じレベルで録音されるため、アナログでレベルあわせをして、曲同士が同じ音圧になるようにマスターを作る必要があります。
  
      
  
      で、レベルが揃ったマスターを作っり、後のダビングはデジタルという作戦。
  
      
  
      
  
      
  
      
  
      CDプレーヤーでプレイできるようにするには
  
      
  
      録音終了後、ボタンを押してファイナライズします
  
      
  
      CDRWではこれをやらなければ何度でも記録できます
  
      
  
      ただしファイナライズをしてしまうと、もう記録はできません
  
      
  
      
  
      
  
      
  
      ファイナライズに必要な時間は約1分5秒
  
      
  
      このように、時間表示がカウントダウンしてゆきます
  
  
      
  
      
  
      録音が終わると次はラベル作り。
  
      
  
      こういう印刷のできるCD用の剥離紙セット?を、Comp USA   
      で発見。
  
      
  
      表面は艶がありなかなか美しい仕上げだ。
  
      
  
      写真はCDのジャケットをスキャンして、フォトショップで加工。
  
      
  
      一度作れば、後はテンプレートしてこれを転用できるので、ここは手を抜かずにやらないとね。
  
      
  
      
  
  
 
       
周りのラインは印刷されません・・レイアウトのためのガイドです
 
 
各曲の詳細な解説
 
 
 
 
 
      
  
      Editing of Christmas Music