2002 0501-


0514 Tues.

傷口に塩

を摺り込まれるような、痛いメールが・・(笑)

トリプルセットアップでショートされたようですが、9:45とか10:00のリバーサルタイムと7日と8日のGAPは気にされなかったのでしょうか?

失敗した原因も分析して頂ければと思いまして。

60分足でもロングサイドと思いますが。

まあ結果論ですが。。。

その後ドテンされたのは、15分足での逆立ちプレイと200MAかな。

それとも、もっとアドバンス?

いずれにしても、これは見事にはまりましたね!

 

昨日のライブマーケットWATCHの様子を読まれたようです。

ショートサイドへのエントリーですが・・

下の15分足チャートにあるように、7日と8日にある大きなブルーのギャップゾーンを気にしなかったのかということですが、気にしませんでした。

すでに前日の中盤からギャップの中に突入しています。

今日この大きなギャップのエッジへヒットする位置でのショートならやめたでしょうけれど・・

9時45分や10時のリバーサルについてですが、30分ギャッププレイでは、ギャップから飛び出したところのエントリー条件としては、時間は待たなくてもOKなのです。

60分足というタイムフレームのプレイではなく、30分ギャッププレイなので、60分足は見ません。

それにエントリーを決めるためのタイムフレームは3分足でのプレイですから、長いタイムフレームとして、15分足を見ておけばOKというのがルールです。

それに上に2本のレジスタンスになるMAがありますし。

でも負けると、何となく説得力がないなあ・・(笑)

以上がルールです。

こういうプレイでは、あまり条件が多いと入れなくなりますしね。

まあ反対方向へ動いたら、カットロスすればいいのですし・・
 


>その後ドテンされたのは、15分足での逆立ちプレイと200MAかな。

>それとも、もっとアドバンス?

>いずれにしても、これは見事にはまりましたね!
 

ロングサイドのエントリーは逆立ちではありません。

条件にはまりませんから。

200MAを抜いたのは、ロングの一理になってます。

ただ上に3分足の200MAがありますしね。

ロングサイドへのエントリーの根拠は15分足ではなく、下の3分足チャートです。

単なる、30分ギャッププレイとアドバンスプレイの組み合わせです。

アドバンスといっても、それほど難解なプレイではありません。

3分足の200MAがレジスタンスとなり、ここら前後で上げ渋りましたけどね。



 

それよりも大事なのは、次の点だと思います。

まずこれだけ大きなギャップを突っ切って下げたわけですね。

ですからギャップの下でショート。

ところが、下へ行かずにまた戻してしまった。

これだけ大きなギャップをまた逆戻りしたわけです。

理由はわからないけど「マーケットがそう動いた」ということ。

だから、逆らわずにロングサイドへ入ったのですが、でもこれで、もしまた負けたら・・

そういうことは考えたくない。(笑)

おまけに以上の理由も、説得力のないものになってしまいますし。

まあ、運もよかったのかな。 < ( --)/~~~~~(>_<)  こら!



 

0513 Mon.

LIVE PAX! 発表

詳細はここにありますが、今日セミナールームの会場で、パックスネットインプレスが13日より提供するブロードバンド回線を利用したオンライントレーダー向け会員情報サービス事業「LivePAX」開始の記者会見がありました。 BizTech ・ InternetWatch BroadbandWatch ・ NIKKEI NET

 


このシステムは韓国のPAXNetによるシステムを使っているが、もちろん日本語にローカライズされている。



最大2,000人までが同時に参加できる、電子ホワイトボードと講師側の音声つきチャットシステムといえばわかりやすいだろうか。

リアルタイムでコミュニケーションをとることができるから、いろいろな利用方法が考えられるだろう。


投資セミナーとしてマーケット分析のプロによる投資アドバイスをリアルタイム動画・音声で受講するなどといったことができる。

チャートや様々な資料が表示できるホワイトボードを使いながら講師が音声で説明し、チャット機能で講師や参加者間で質問ができるうえに、VODによる再放送が可能だから、もちろんセミナーも可能だ。



私の写真を拡大すると、何だかカラオケで陶酔しながら、熱唱しているようで恥ずかしいなあ。

まあ、そう思って見ると全員そう見えるけど(笑)、特に私はそのように見えるのがやはり問題か。

まあどっちでもいいことですが。
 



別にカードゲームをしているわけではありません。
 


Zoom
 

今週の金曜に、このシステムのテストをする予定。

今後、金曜の夜10時から30分をビフォーマーケットWATCH。

そしてマーケット開始時間をはさんで、米国マーケットライブップWATCHの放送を予定している。

TOKYOとロス・シアトルを結び、それぞれの場所同士のトレーダーやスタッフがコミュニケーションをとることができるから、面白い試みができそうだ。


 


0511 Sat.

ショーペンハウエル

ショーペンハウエルの言葉に「人の嫉みは、その人がいかに自分を不幸と思っているかを示すものだ」 と云う言葉があるが、まったく同感だと思う。

多分、私の想像だが、エントリーポイントが記されないようになったきっかけは、(あくまでも、きっかけ)過去の「Coolに過ごそう」のたしか4月始め頃だと思うが、 「後解釈のチャート分析のような誰にでもできるようなことを書くのは簡単」などといった、くだらないメールを出す低俗な人間からのメールが、あまりにも多く、ハッチ先生としても精神的に追い詰められたからではないのかと思いました。
 
あの時、あのCoolの内容を読んだ時、私は怒れました。

エントリーポイントが記されない様になったからではなく、低俗な人間によって、まともな人間が迷惑をかけられたからです。

やつら低俗な人間ほど、高貴な人間を見ると、自分たちの低俗な世界に引き込もうとする習性とその行為に対して怒れました。

少なくとも、掲示板に投稿する人達やGapper's Eyeを毎日、真剣に見ている高貴な人間は、いつかは、「ハッチ先生に追いつき、追い越せ」との思いで真剣にトレード技術向上を目指している人達であり、その人達にとって翌日、答あわせが出来ないという事は、つらい部分があります。

私の場合、解り難いパターンの時は、解らないままでした。

たしかに、ハッチ先生の言う通り、見る人の考える力をつける為もあるで しょうが、私の場合、いつも自分で考えたプロセスの後、答あわせの為にエントリーポイントを見ていた為、答が無いと、はたしてこれで、良いのか悪いのか、どっちだろうという中途半端な気持ちでした。

自分で考えたプロセスの後の答であれば、返ってその方が、力がつくのでは?

と最近いつも思っていました。

つまり、答が記されていれば、読む人の捉え方によって、ムチにもアメにもなるが、答がないと、解らないままで、闇は深くなる一方だと思っていました。

が、しかし、最近登場した緑色のゾーンは、卒業生にしか解らない別の角度から見たエントリーと脱出ポイントの新しい表現方法ではないかと思うのですが、ハッチ先生、どうでしょうか?

正論で行けば、赤と緑の比率を見る為でもあるような気がしますが。

でも、やっぱり時々解り難いパターンの時は、従来方法での記しが欲しいです。
 
と言う事で、なるべく答あわせの為のマークがほしいと願っている卒業生でした。

ジャン、ジャン
 
ハッチ先生の意見など、よろしくお願いします。
 

ちょうど新しいサーバーへの移行を機会に、エントリーマーク復活を決めた矢先のご意見だ。

エントリーポイントを書かない方が、そのポイントを見ることによって、エントリーポイントを見つけるための「ロジックが束縛されない」という考え方は、セミナーを受けられて、 基本を理解されている方の、大多数のご意見だろう。

何事もトライしてみようという主義の私は、つけないと意味がわからないチャートを除いては、あるとき以来、できるだけエントリーのマークをつけないようにして きた。

けれど、マークがないと自分の考えがあっていたのかどうかの検証ができないというご意見のメールも少なくない。

WEBへアップする作業として考えると、つけない方が簡単でラクなのは確か。

けれど、やはりどう考えても「セミナーは受けられないけれど、基本を知りたい」という方には、マークがないとその考えが正しいかどうかの検証方法がないことにな る。

ショーペンハウエルを書かれた方は、受講生用の掲示板で、次のように書かれている。

実際にマークがある例と、ない例を比較してみよう。

ESの200MA切りプレイ炸裂。
今日は金曜日と言う事もあってショートに期待していたが、見事なショート日より。
9:44にショートで入ってしまったが、後からよく見ると、タイミングが、ちょっと早すぎた。
脱出もサイドウェイの10:05。これも早すぎた。

これが Emini S&P500 つまりESの15分チャートだ。

下はマークあり。 

一見しただけで、トリプルセットアップを理解した正しいトレードだということがわかるはずだ。

赤いラインが15分チャートでの200移動平均線。

では詳細を見てみよう。

下は3分チャート


同じチャートだが、下はマークあり。 



下の1分チャートでさらに詳細に見てみよう。



 

やはりマークがあった方が、わかりやすいようですね。

マークは復活させることにします。

 

マーケットには答えがいくつもある

上のトレードをされたご本人は「後からよく見ると、エントリーのタイミングがちょっと早すぎ」、脱出もサイドウェイで早すぎた」と書かれている。

確かにこの方にとっては、理想のトレードではないかもしれない。

だが正しい、いいトレードだと思う。

もっとほめ言葉があってもいいくらいだ。

多少売買のタイミングが早すぎても、それがどうしたというのだ。

So What ?

という考えも、トレードを続けていると、時に必要になることがある。

 

多くのトレーダーは、マーケットの天井で売り、底で買い戻そうと努力をする。いわゆる理想的なトレードを目指す。

これは間違いではない。

現に私もそれを目指しているが、そうは行かないことの方が多い。

これが現実だ。

時に自分の賢明さを知ってもらいたいという願望が、「完璧なトレードを過度に目指す」方向へと押しやることがある。

理想的なトレードをしようと考えるのではなく、勝つことを考える。

いいかえれば、天井や底で売買できたかで、そのトレードの成否を考えるのではなく、どれくらいのリスクとリターンのバランスで、どれくらいの勝率があるのかという視点から判断するのがプロの仕事ではないだろうか。

完璧なトレードを目指すよりも、コンスタントに収益を上げることが出来るかどうかを、まず目標にすれば、トレードがうんとラクになると思う。

つまり長く続けることができるというわけだ。

 

同じ日に、上のチャートのトレードをされた方と、同じ掲示板でチャットのようなやり取りをされていた、もう一人の受講者の方は、また違うアプローチだ。

今日は途中から参加。典型的なL字パターンができてましたね。
オリジナルメソッドに従いESを1066.25でショート。
ターゲットは7日の高値の1060辺り。
今日はこれで終わりにする予定。
昨日スカルピングをし過ぎましたからね。
 

このようにトレードは、同じメソッドを習った方が、同じ日に、同じ銘柄をトレードをしてもこれだけの違いがある。

マーケットには答えがいくつもあるというのは、まさにこのことなのだろうと思う。

 

 

0510 Fri.

新しいサーバーへ移転

デイトレードネットは、ホームページのリニューアルとサーバー能力の増強のためのメンテナンスを実施します。

そのため、今週末から新しいサーバーへ移転します。

移行期間中もホームページへのアクセスは変わらず行えるよう手配していますが、一時的にページが表示されない場合も考えられます。

その場合はしばらく時間をおいてから再度アクセスしてください。

 

サーバー移行期間

米国時間(東海岸):5月17日(金)夕方〜5月20日(月)夕方

日本時間  :5月18日(土)朝 〜5月21日(火)朝

尚、お問い合わせのメールアドレスは今まで通り変更ありません。

 

新しいサーバーでの、掲示板機能などについては、不具合が出る可能性が残っています。

そのときはブラウザのウィンドウに、216.122.48.48 をタイプすると

http://216.122.48.48/

のように表示され、現在ご覧になっているサーバーにあるDAYTRADENET が表示されます。

新しいサーバーへの移行は、DNSサーバーで、Daytradenet へアドレスが書き換わるまで、多少時間がかかります。

最大で24時間程度。

それまでは、両方のサーバーにあるデータを更新しますので、ご安心ください。

必要な情報は、トップページへ適時書き込みますので、参照してください。

 

プロとアマチュア

ご無沙汰しています。

最近になって、ようやくハッチさんが言われていることを皮膚感覚でわかるようになりました。

方法が先にあるのではなく、まず先にマーケットがあるのですね。

セットアップはマーケットで起こっていること、起こったことを分析して加工し、一定のルールを設定して設定したルールを厳格に適用し、一定の現象が反復して起きた事実の集積だということを改めて頭ではなく、身体感覚として理解できました。

そのプロセスを身につける一番の方法は、チャートを見てそのルールを自分の力で抽出できるかどうかを測定すればいいのではないでしょうか?

自分でルールを設定できるかどうか?

そのルールを守れるかどうか?

自分で設定したルールを検証できるかどうか?

それを補助するために Daytradenet が存在するのですね。

そんな簡単なことを体得するには大変時間がかかりました。

あまりにも真実なので、それを受け入れることができなかったのかも知れません。

逆に言えば体得してしまうと、簡単なこと以外に言うべき言葉がないこともわかります。

なぜウェブのページでハッチさんが同じことを言われているのか?

それはそれ以外に言う言葉がないのですね。

「求めよ。さらば与えられん」

聖書の一節ですが、こんなに簡単な言葉はありません。

しかし、イエスもそれ以外に言う言葉がなかったのではないでしょうか?

自分で求めない限り、自分が何を求めているのかわからない。

何を求めているかもわからずに進もうとすれば、路頭に迷うのは至極当然のことですね。

2年前にセミナーを受け、また10月にもセミナーを受けてわかった気になっていただけの私がたどり着いた一つの体感した答えです。

それに気がついたとき、私は大いに恥じ入りました。

いままでなんて甘いスタンスでトレードに取り組んでいたのだろう。

トレードを仕事と認識してはいなかった。

仕事ならば仕事特有の一定の手順があるのは当然です。

上司ではなくマーケットの意向に従う。

マーケットの指示を仰ぐ。

そしてそれに逆らわない。

マーケットの指示に従わないツケは自分に返ってくる。

こんなはじめの一歩を私は体得していませんでした。

しかし、これは学生のうちにはわからないことだと思います。

アルバイトをやっているぐらいでは仕事に高いクオリティを求められることは少ないですから…。

私は短期の社員レベルの仕事を通じて、ようやく自分に足りないものがわかりました。

そのため、トレードを再開するにあたり、パターン認識力アップが不可欠と考え、一からギャッパーズアイやE-mini Watchを丹念に読み考え、わからないところをハッチさんに質問していくスタンスを取ることにしました。

そこでようやく本題なのですが、ギャッパーズアイに出てくるいくつかのセットアップのエントリー条件を考えてみました。

その中であっている部分と間違っている部分を指摘して頂きたく、今回このような長いメールを出させて頂きました。

お手数をおかけしますが、おっしゃることができる範囲でお答え願えれば幸いです。

「トリプルセットアップ」

トリプルとは3分の200MA、15分の200MA、ギャップを指しているのでは?

バーが3つの上にあるときはロングエントリー、下にあるときはショートエントリー。

タイミングは前日の安値、高値か30分以内の安値高値を抜くとき。

「逆立ちプレイ」

前日終了付近のトレンドラインと当日の

ギャップラインの境界線が交わる点がエント

リーポイントなのでは?

「3月15日のギャッパーズアイのRATLのプレイ」

ショートのトリプルセットアップにボリンジャーバンドのローワー・エンペローブを切ったところでショート?

結構考えてみたのですが、今の理解では上記の点ぐらいしか仮説を立てることができませんでした。

実際に考えてみて頭が固いことを痛感しました。

お忙しい中恐縮ですが、上記の質問にお答え願えれば幸いです。

長々と書いて読みにくかった思いますが、ご容赦下さい。

これからも考えてわからないことがあったら質問させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

まず、ご質問の件からお答えします。

 

「トリプルセットアップ」 はそのとおりです。

「逆立ちプレイ」はそういう判断の仕方でのプレイではありません。。

3月15日のギャッパーズアイのRATLのプレイ

がまさに、その「逆立ちプレイ」です。

受講者用掲示板に、逆立ちプレイについては、詳しく書かれていますから、そちらをご参照ください。

 

この方は、トレードを仕事と考えて取り組むか、いくらでもいいから儲かればいいと、単なるアルバイトと同じ考え方で取り組むかの違いについても書かれている。

これはとてもいいご質問だ。

仕事として取り組むプロと、趣味を兼ねたアマチュアとの違いは、なかなかわかりにくい。

特にトレードに関しての雑誌や本には、簡単に儲かるようなサブタイトルのついたものが多く、そのためだろうか勘違いする人があとを絶たないようだ。

 

たとえば、セミナー開催者はセミナーを受けた方のうちどれだけが実際に利益を出して生存しているかの統計やアンケートをとった数字を何故公表しないのか?などと考える方もいらっしゃるだろう。

アマチュアの方は、自分がそのセミナーを受けたあとの生存率?の数字を知ることが、トレードに対するリスクを知ることだと考えるケースも多いだろう。

これはセミナーでもよく聞かれる質問だ。

私の知る限り、そういうことを公表?しているトレード教育の会社およびブローカーは皆無だ。

そんな数字を公表すると、セミナー参加者や口座開設者が減るからだろうか。

ははは。まさかね。

プロはそんなことは考えないだろう。

 

まともな教育を受けたトレーダーが、大体どれくらいの割合で成功するかは、ほぼわかっている。

これは、米のトレード教育会社プリスティーンのCEOであるオリバー氏がよく講演で引き合いに出されているが、米国のビジネススクールでも教えている率であり、また「レストラン」の成功率と同じくらいかそれ以上だという。

また、さらにどうしても知りたければ、知りたいところの相手へ直接問い合わせることだ。

真剣にトレードをしよう、口座を開設しようと考えて、きちんとした話をすれば、あなたの望む答えは得られるものだ。

ちなみに、私のセミナー受講者の方が開設された口座のうちでどれくらいの数がアクティブなのかはわかっている。

ブローカーへ問い合わせれば、大体の数は教えてくれるからね。

このような数字を照らし合わせてみると、成功率は10-20%といったところだろう。

 

こういうことは、ちょっと常識を働かせればでわかる話で、会社の仕事だって、従業員が10人いれば、できるのは一人か2人。

全然ダメなのも一人か2人。(笑)

残りは普通。

どこの企業でもいいが、いわゆるまともな会社のトップクラスの役職の方とこの話をすれば、まさにこの割合が人間社会の縮図そのものだということがよくわかるはず。

日本の会社でも最近では毎年下位20%の首を切る、という時代になっている。

だがトレードの世界はもっと厳しい。

いわゆる「できる」社員にならなければ、生き残れない。

当然だろう。

自由というお金には変えられない価値を手に入れるチャンスが、こんなに高い成功率で存在しているという点に、このトレードの価値があるのだからね。

そもそも、トレードがうまく行かないのは、自分のトレードのルール設定が甘いか、間違っているか、勘違いしているか、またはルールを破っているか、または闇雲にクリックしているかのどれかであるケースが多い。

 

また仮に、もし残存率が15%でそのセミナーを受けると決めた人は、10%だと言われたら、受けるのをやめるのだろうか?

それが言いか悪いか、というよりも自分に向いているか向いていないかの判断の基準っていうのは、単に数字だけではないだろう。

たとえば、スバルインプレッサの最高級モデルは、ポルシェボクスターSより安いうえに、馬力もある。

多分同じ人がドライブすれば、サーキットのラップタイムはインプレッサの方が早いだろう。

値段は高いのに、数字上のスペックが落ちる、なんてことはクルマの世界だけに限らずよくあることだ。

ではすべての人が、スバルインプレッサを購入するだろうか?

 

また、セミナー主催者に一切関係の無い、実際に投資をやっている(らしく見えるケースが多い)者ばかりが書き込む情報交換の掲示板こそが、真実を書いていると考える人もいるだろう。

超初心者の方が、何も知らないからまずこういうところで情報収集をしてみようと考えるのは、確かに一理はあると思う。

だが、その情報が正しいかどうかの判断を誰がするのだろうか?

そうした掲示板の主宰者は、アマチュアであったり単に暇だというケースが多いはずで、情報の真偽については野放し状態というのが実情だ。

無理もない話だ。

時間と労力、つまり一定水準のお金をかけなければ、どうしたってそうなる傾向になるのは当たり前のこと。

だからといってそうした掲示板の情報が、すべて間違っているということではない。

念のため。

さらに誤解のないように付け加えると、だからといって、セミナー主宰者の運営する掲示板の情報が、すべて正しいという意味ではない。

最近はここまで書かないと誤解されることがあるようだから、ますます文章が長くなる。(笑)

間違った、あるいは、わざとではなくても、無知からただそう思っただけの情報が書かれていた場合、真偽のほどがわからない者は、それをどうやって本物と見分けるのだろう。

またほかの掲示板も数多く見て、真偽は多数決で決めるという方法もあるが、果たしてそれで十分だといえるだろうか?

こうしたリスクを考えられないものが、トレードのリスクについて正しく判断できるのだろうかと、こちらがかえって心配するほどだ。

 

たとえば、ブローカーの手数料が出来るだけ安いところを選択することにかなりの労力を使ってトレード用ソフトもできるだけ安いものを使い、資金も少ない状態でトレードをする。

情報はアマチュアばかりが集まる、誰でもが書き込める無料の掲示板で取得。

もしこういうトレーダーが、成功してガッポリ儲けたという話が、どこかの掲示板に書き込んであったとする。

あなたはどう思うだろう?

そこそこの小遣い稼ぎくらいは、できるようになるかもしれない。

だがプロとして、継続して成功するためには、どこかが大きく欠落しているかもしれない、という見方だってできるだろう。

こうしてよくよく考えると、トレードをするよりも前に、解決しておかなければならない点というのが、意外といろいろとあるのかもしれない。

 

 

0509 Thurs.

マーケット大反転デイ

Stocks party like it's 1999

NEW YORK (CNN/Money) - An upbeat profit report from Cisco Systems helped propel U.S. stocks to their best gain of the year Wednesday amid hopes that spending on new technology has finally bottomed.

「まるで1999年のときのような上昇だ」というような派手なタイトルの、CNNマネー

Today's rally no coincidence?

この上昇は偶然ではない?という見出しは、マイクロソフトマネー

このようにファイナンシャルサイトの見出しも大興奮!

 

無理もない。

昨夜は素晴らしいマーケットだったからね。

昨日早めに帰宅した「かい」があったというもの。

興奮してすっかり早起きしてしまった。

今日は昼寝をしないと・・(笑)

 

ネットワーキング最大手、シスコ(CSCO)の業績発表がまさにマーケットに火をつけたという言い方がピッタリのマーケットだった。

乾燥し切っていたため?(笑)予想以上によく燃えたというところか。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シスコのデイリーチャートを見ると、反転の兆しが見えている。

FRBの金利据え置きの翌日という追い風にも助けられる格好となり、さらに低調なマーケットが長かった分、余計にブーストされたようだ。

マーケットは、大きくギャップアップ、そして寄り付きから大幅に上昇。

 


 


上の表はナスダックの出来高の多かった銘柄のリストだ。

一位は、渦中?のシスコシステムズで、1億9千万株!

トータルでは、このリストにある銘柄だけで12億7千万株という大商いだった。

今日のチャートで見るマーケットで、ロスの鎌田氏が書かれているが、マーケットは、正に売り手にとっての悪夢といっていいほどの上昇を見せた。

スウィングでショートをしていた売り手はさぞ慌てたろうね。

だがギャップアップの位置は、まさにトリプルセットアップにドンピシャリ。

笑いが止まらない一日だったはず。

 

私の注目銘柄は、マイクロソフト。

上のデイリーチャートを見ればわかるが、「ブンブンブン・パ」のサインが出ていたから絶好のカモ。

デイリーチャートは、こちらの Gapper's Eye をご参照あれ。

さらに、アドバンスセミナーを受けられた方にとっては、あの「ダブルG」がまさに教科書どおりに連発されるという珍しいマーケットとなった。

どれにエントリーすればいいのか迷うほど。

元は十分に獲れたはずですね。(笑)

 

ペーパートレードセミナー募集開始

5月のペーパートレードセミナーの募集を開始しました。

過去のライブデータでトレードのシミュレーションができるセミナーです。

詳細や、お申し込みはこちらからどうぞ。

 

 

 

0508 Wed.

FRBは金利据え置きを表明

米連邦準備制度理事会(FRB)は7日、定例の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要短期金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、年1.75%のまま据え置き、公定歩合も年1・25%のまま据え置かれた。

つまり、今後の金融政策の運営方針は、インフレと景気下振れの両面を警戒する現行の「中立型」を維持するということのようだ。

みなさんご承知のように、米景気はテロ事件以来、急速に回復した。

だが、今回の金利据え置きは、景気の先行きに設備投資の落ち込みや失業率の悪化といった、懸念材料がまだ残っていることを重視したようだ。

今後の景気動向をしばらく慎重に見守ることになるが、現行の年1.75%というFF金利の誘導目標は、約40年ぶりの低水準。

また、利上げ見送りは今年に入ってから今回で3回連続。
 

一方、日本はといえば、相変わらずの鈴木議員の辞職勧告や、ノホホンとした日本独自の連休ボケも加わり、相変わらずの無策ぶり。

それどころか、代表的な投資信託MRF(マネー・リザーブ・ファンド)の利回りが低下して、何と「0.000%」という爆笑ものの商品も出現。

MRFは、元本保証のない投信のなかでも、安全性を重視した商品とされているが、いくら安全だといっても保証がないのに、史上最低金利の普通預金すら下回るというのはどういう神経だろうか。(笑)

利回りは正確には完全なゼロではないというけれど、小数点4けた以下の利回りだと、表示しても意味がないため、0.000%と表示されているという。

ここまで利回りが低下したのは運用環境の悪化、投信の信託報酬や監査報酬を差し引いているためだという。

運用会社は資金を一時的に置いておく商品だから、高利回りを求めるものではないという苦しい言い訳をしているが・・

ほんと、開いた口が塞がらないというのはこのことだろう。

 

アドバンスセミナーは何のため?

アンケートを出さなかったとおっしゃるアドバンスセミナー参加者の方から、こういううれしいメールをいただいた。


遅くなってしまいましたが、いろいろとありがとうございました。

一番*に座っていた***です。

「COOL」を見て、アンケートを出し忘れていたことに気づき、慌ててメールを出させてもらいますが、セミナーの満足度、講義内容、講師陣とも間違いなく「非常に良い」です。

セミナー開催中は、GAPPER'S EYEを自宅で検討しながらの受講となったため、毎日2,3時間の睡眠で講義を受けるという過酷な4日間となりましたが(もし眠そうに見えていたら、すいませんがそれが原因です)、大変楽しく過ごさせてもらいました。

同じ目的を持った人たちが、あのように集えるというのは、本当に貴重な経験だと思います。

人数的にも全員の顔を覚えられる適正な数ですし、またこのメンバーでぜひ集まれればいいなぁと感じています。

講義終了後も、昨日今日と引き続き受講内容の復習をしており(今日も2時間睡眠?)、とてもトレードするところまで至ってはいませんが、ようやくアドバンス・セミナーの意義が自分なりに分かってきました。

要するに、ハッチさんは基本を別の角度から見せてくれたのですね。

それぞれのプレイが実際のマーケットでどのように機能するのかは、今後自分で検討していかなければいけないと思いますが、プレイの本質はローソク足の意味であったり、トレンドの把握の仕方であったりと基本中の基本がベースにあり、それを分かりやすくルール化しているだけだと理解できるようになりました。

日本株を始めたころに意味も分からず三羽烏だとかの形を丸暗記していたのと比べると、一見同じようなセットアップでも随分意味合いが違うし、分かって覚えるというのは実に感動的な経験です。

自分の今までのトレード記録(チャートをコピーして残しています)を見ても、なぜ自分のトレードが今まで失敗してきたのか分かるようになり、チャートの見方がこの数日間で随分変わってきたと思います。

数日間だけでしたが、本当にありがとうございました。

また会える日を楽しみにしています。

 

今日のギャッパーズ・アイにも書いたが、これだけマーケットが下がると、トリプルセットアップや、通常のギャッププレイでエントリー出来る銘柄を探すのも非常に難かし くなる。


下はナスダック総合指数の、デイリーチャート。


「COOLに過ごそう」のバックナンバーを見ると、アドバンスセミナーの開催についての正式告知は、4月18日。

もちろん、それ以前から開催を予定していたが、正式な決定は18日。

その理由は上のチャートにある。

株価は17日をピークに、一気に下落。

もちろん、こういうときは、18日のマーケットでカモを探し、スウィングでショートというのが正しいトレード戦略なのだ が、ほとんどの人はそういうことには気がつかない。(笑)

さらに2月の安値を切る前後には、例の「逆立ちパターン」や、アドバンスの****プレイのパターンが見事に出現している。

だから、4月下旬の時点でも、カモを探せば、スウィングでショートできるが、ほとんどの人は、こうしたこともわからないだろう。

しかしここまで株価が下げてしまうと・・普通はイントラデイでのプレイしか、できなくなってしまうだろう。

株価は15分足チャートでもローワーエンベロープの下に張り付いてしまうから、トリプルセットアップも極端に少なくなり、ロングサイドのエントリーはどうしてもリスキーなものとなってしまう。

かといってショートプレイをするには、2本の200MAからは下げ過ぎている。

そうすると、イントラデイでエントリーするにしてもスウィングプレイをするにしても、エントリーをするなら、アドバンスプレイでのエントリーしか、安全にトレードをすることができない状況になってしまう。

常日頃から書いているように、危ないときはトレードをしないというのが、ベストなのだけれど、 もしここからさらに下がれば、「ずーっとトレードができない」ということになってしまう。

それじゃ困る人も出るだろうしというような理由で、この時期にアドバンスプレイのセミナーを開催したというわけだ。

参加された方は、さすがみなさんアドバンスを受けられるだけのことはあり、その価値はあらかじめわかっていらっしゃったというべきだろう。

手前味噌で恐縮だが、40万円というのは破格のバーゲンプライスだったはず。

念のために申し上げておくが、セミナーだけで儲けようなどといった、セコイ次元でやっているわけではない。

だがそういうセコイ発想の方も、ネット上には、多数いらっしゃるのか、まあ多数かどうかはわからないが、どちらにしても非常に残念なことだ。

そういう発想をされている方は、「トレードはもちろんのこと、ほかの仕事でもけっして成功することは出来ない」と、この際はっきり申し上げておく。

これ無料アドバイス。(笑)

今週末の3DAY基礎セミナーはもうすぐ締め切らせていただくが、もちろん、アドバンスセミナーの後に開催するわけだから、こうした時期にトレードをするための多くのヒントを提供できるだろう。


最後に、アドバンスセミナー受講者の方からの、まさに究極の一言を!

セミナーを受けて一言、「どこでも入れるって感じ」

そのとおり。

「わかってくれば」まさにどこででも入れるだろう。

だから、一番いいところでエントリーした方が楽しい。

自分がエントリーしたとたんに、株価がグングン上がるというのは、鳥肌ものの感動を与えてくれる。

トレードをやっていて、これを「味わわない手はない」でしょう。

お金を払っただけでは味わえない感動を手に入れられる機会というのは、そうそうないからね。

 

 

0507 Tues.

アドバンスセミナーとは?

今回のアドバンスセミナーへの参加の皆さんの多くは、プロとしての入り口まで到着されている方も多く、非常に充実した内容のセミナーとなった。

参考までに、当サイトのセミナーを受講されるのははじめてという、プロトレーダーの方からの、ご意見を掲載させていただくことにした。


ハッチ先生、鎌田先生、まずは4日間のご講義ありがとうございました。

また澤さん、いろいろアレンジありがとうございました。

それにしても充実した4日間でしたね。

まず鎌田さんも「これで米国での主だったトレード手法は全部でしょう」と太鼓判をおされてましたが、たくさんのプレイの数々の紹介は圧巻でした。

スカイダイブ、ブラックホール、イグアナ、マブッチ(このネーミングは爆笑)などとても全部を習得するのは無理でしょうが、このうち自分に合った
何プレイかを習得することで、かなりストレスはなくなるのではないかと感じました。

また、今回それ以上にためになったのは、そのアドバンスプレイを支えるトレンド、MA、ボリンジャーバンドといった基礎の説明部分でした。

私の方もかなり突っ込んだ質問していたので、対応が大変だったでしょうが、なぜここでエントリ−できるのか、なぜリスキーなのか、実に丁寧な説明でしたね。

特に「このチャートでどうトレンドを見るか」という部分はまさにキモで、質問がたくさん出ていましたが、ハッチ先生の説明と自分の見方の重なる部分は自信を持てましたし、違う部分は実にためになりました。
 
というわけで、てんこ盛りの4日間。

私の方もついていくのは大変でしたが、それ以上に先生方も大変だったのではないでしょうか。

ご苦労様でした。

これに懲りずにまた半年後あたりにまた開催くださいね。
 

今回のアドバンスセミナーへの参加者の皆さんは、全員トレードの経験がある方ばかりで、もちろん全員 Real tick のソフトの使い手。

また鎌田氏からは米国での実際の手法についての説明や、スウィングトレードへの応用などについても、相当詳しいレクチャーがあり、非常に参考になったはずだ。

またそれぞれのプレイに対しては、タイプ別に分類した説明を加えながら、同じ系統のものを「くくりながら」そのプレイが他のプレイと混乱しないように確認をしながら一歩一歩進めるという説明方法をとった。

今回のアドバンスセミナーでは、ペーパートレードのアカウントを使って、それぞれのプレイを、実際のマーケットで検証しながら進める、というスタイルだったため、かなり突っ込んだご質問も多く、「どのプレイのどこが多くの方にとってわかりにくいのか」といった、私にとっては非常に重要なポイントに関する情報も多くを得ることができた。

 

というわけで、セミナー終了後の打ち上げは、わざわざ南麻布まで繰り出した。


右の壁面にある時計が面白かった。

ここにWEBがある。


 

 

0506 Mon.

アドバンスセミナー無事終了

セミナー開始早々のアンケートや質問事項は2時間ほどでまとめられ、その日の午後のセミナーで、カリキュラムに組み込まれる。

セミナーが終了すると、通常終了後約1時間でセミナーに関するレポートや意見集がスタッフからまとめて、私へ報告される。

今回のアドバンスセミナーでの、その一部の報告部分を掲載すると・・


<アドバンスセミナー事後アンケート集計>>

(アンケート回収結果・7名中6名)

1.アドバンスプレイは習得できましたか?
@おおむね習得できた     5人
Aどちらとも言えない      1人

2.セミナーの満足度は?
@大変満足している      4人
Aおおむね満足している    2人

3.5段階で評価してください。
1)講義内容
@非常によい          5人
Aよい              1人            

2)講師陣
@非常によい          5人
Aよい              1人

3)会場環境
@非常によい          2人
Aよい              4人

4)空調温度
@非常によい          2人
Aよい              2人
B普通              2人  

5)昼食内容
@非常によい          4人
Aよい              2人
 


4.ご意見ご感想

・講義内容は実にためになるものだった。
・人数、プレイ数、時間配分等、よかったと思う。
・次回は、内容も価格もさらにアップされるとよいと思う。
・人数を絞っていて、これで40万円はリーズナブルだ。
・スウィングの手法まで教えていただき満足している。
・自分なりの習得目標に到達できた。
・昼食時間にも情報交換ができて良かった。
・受講生のレベルが揃っていたところがよかった。
・視野が広がった。
・3DAYセミナーを再度受講したい。
・空調はちょっと寒すぎた。
・喫煙室があるとよい。
・アドバンスセミナーをデイトレードネットのフラッグシップになるように育成するとよい。
・数ヵ月後にアドバンスレベルをチェックしてグループの実績が上がるようにすると
 今後のよいサンプルになるのではないか。
・レベルアップして年1回ぐらい定期的にセミナーがあってもよい。
・ADVANCE CLUBを作る話に賛成だ。
 

最近では、受講者の方とのギャップをどのように少なくするか、いいかえれば、受講された方が成功するために必要な要素や、どういう点をサポートすればいいのかといったような情報を、スタッフが重点的にピックアップし、その結果をお互いが、教える側と、受講する側がお互いにフィードバックできるようなシステムが運営されている。

これには、参加者の方の中の有志の皆さんに協力していただき、いわゆるボランティアとして運営されている。

ネットワークで連絡を取りながら、セミナーのヘルプや、連絡のためのスタッフとしても協力していただいているその成果が、徐々に実を結んできているようで、最近では目覚しい成果として現われてきている。

今回のアドバンスセミナーで、セミナーはさらにグレードアップされ、その結果は、今週の末から始まる、3DAY基礎セミナーへと反映されることになる。


 

0505 Sun.

シアトルのマウンテンバイクおやじからのコメント・・連休バージョン。

今日は確か「こどもの日」。

なわけで、特集であります。

 

匿名のインターネット 見えない強さ

言ったもん勝ちという言葉がありますが、 日本では、必ずしもそれが当てはまらない場合が多いと思いませんか?

どんなに理路整然としていても、こてんパンにやられている状況を見かけます。

掲示板などは当初物珍しさからいろんな発言がありました。

それが、いつしか発言者が四面楚歌になる場合が多々あったり、逆に美辞麗句を並べたつまらない掲示板が多いようです。

 

国会でもあげ足取りばかりが続いています。

掲示板による発言者のあげ足取りなども国会と何らかわることがありませんね。

弱いものを追いつめることに快感を感じているのかもしれません。



以前、知り合いの Greyhound のオーナーが自分のHPに書いた意見が異常者とみられる男から、執拗なまでもの苛めにあったことがありました。

相手は匿名、好き勝手いいたい放題で、身元を明かしている相手を追いつめるのです。

僕も同様な被害にあっております。日常の中にみる陰湿な苛め、それは日本的傾向のような気がしてなりません。

おびえている弱いものを更に苛めるという、日本特有の陰湿さがあります。

もちろん全ての人ではありませんが、そういう苛めの心理、お局さんなんてそのいい例です。

要は、弱いものや脅えるものの心理を利用した自己権威の主張、そんな場でしか自分の存在感をあらわすことができない心理。

それが日本人には強いと思うのです。

アメリカにも強気の脅しや苦情がありますが、多くはそれで金もうけしようとする下心がある場合です。

よく分からないのですが、ネット上のイヤガラセ、苛め、そして追いつめは、発言に蓋をかぶされてきた者達の中の何%かによるものではないでしょうか。

匿名が許される見えないインターネットをよいことに、自分たちの抑圧された気持ちの憂さ晴らししているのかもしれません。

でも、これは異常としかいえません。

お便りを下さった方は、内容が感じられない美辞麗句を並びたてたものが多いとも指摘されましたが、実は、僕のところにもそんなグループからの回覧が廻ってきた時期がありました。

こちらからの返事やコメントは真実を伝えたものでした。

彼等は真実を伝えられた時に目を醒めさせられてしまうのです。

インターネットというバーチャルな世界に逃れていたのに、すぐに現実に戻されて自分を直視しなければならなくなるわけですから、Truth hurtsで戸惑ってしまうのでしょう。

だからか、最近は僕のところにはその回覧がこなくなりました。

僕は、美辞麗句満載の手紙に価値を見出すことができませんでした。

 

出る杭は打たれる、これは特に日本に当てはまることです。

経験が浅い者や若年者はだまっていろ、という風潮です。

女子供はだまっていろ、というやつですね。

これが日本人の発言訓練をさまたげてきました。

気が弱ければ弱いほど発言が苦手になるのです。

訓練がない発言には理路整然とした筋がありません。

話の内容がすぐに横道にそれてしまうのですが、本人は筋が通っていると信じ込んでいます。

多くの会議で気がつくことは、会議内容がいとも簡単に脱線してしまうことです。

トンカツについて語っている時にすぐにメンチカツの話題に移りやすく、それが更にピザに転じる。

気がついた時にはトンカツは冷めてしまっているのです。

しかし、誰もが関連する話題なので脱線したとは思っていない。

メンチカツやピザの話題はトンカツ以外の類似商品について語る時に初めて取り上げるべき内容なのですが、トンカツの話の最中にすぐにメンチカツに転じてしまう。

そんな会話や会議を多々みうけます。

質問をしておいて、こちらが回答しはじめたらそれを最後まで聞くどころか、その中の言葉ひとつをとって次の質問をしてくる人とも出会います。

聞き手が次々に話題を転じてしまうのです。

面白いことは、そんな質問が美辞麗句の人々の口から出てくるのです。

よく考えてみれば、美辞麗句的な人付き合いに関心が集中しているので、彼等にとって話の内容はどうでもよいことなのかもしれません。

 

責任転嫁の美学(正論)

何故いまの自分が駄目なのかを主張して、それが通ると思っている正論。

「私の師匠のところで2日間の研修を終えた方が私のところを訪ねてきました。

師匠からの紹介で、東京のYYさんのオペレーションを見学してきたそうです。

YYさんのオーナーは彼に向かって私の師匠のことをボロクソに語ったということでした。

教えてもらった通りにやったのにちっとも上手くいかないことが理由だということなのですが、私はちょっと違うんではないかな、教えてもらったことを基本に自分なりの工夫だとかが欠けているのではないかな、と感じました。

結局は、教えてもらったことを活かして自分のセンスを磨いていない、教えられたことを100%鵜呑みにしてしまっているだけなんですね。

師匠はあくまで入り口を教授したまでのこと。

鵜呑みにしてただけで上手く行かない、だから悪口を言うというのでは以ての外としかいえません」。

こんなお便りを頂きました。

 

売れない理由には、ロケーション、店構え、店主の雰囲気など他の要因もあるわけですよね。

総合的なものだと思います。

それは本人もわかっているのではありませんか。

しかし、誰か人の所為にしてストレスをぶちまけている。

そんなとこでしょう。

ただ、それが悪口として受け止められないように正論で悪口を正当化しているつもりになっているのです。

本心で悪口を言う人もいますが、まあ、そういう人には自業自得の結果が待つだけです。

彼を救う理由はどこにもありません。

優勢の法則が働いて、前に進む強い者が勝ち残り、不平不満や嘆きに時間を費やす弱いものはすたれてゆく。

ただそれだけのこと。

 

テレビっ子たちは常に受動態で生きてきたから、物事が上手く運ばなかった時は誰かに責任をなすりつけて常に自分が正しくて他の人が悪いというシナリオを作ります。

しかしそれは対外的な体裁上の演技だけであって、内面的には自分の力が及ばなかったということの自覚がある筈です。

子供ならまだしも、大人にそれをやられると聞いている方は疲れるだけですね。

自分の責任とか主体性はどこにいったのか、、そんなことは考えてもみない。

極端な責任転嫁では、今の自分が活き活きとした人生を送っていないのは、学校も親もそんなことを教えてくれなかったからだ、というのがあります。

僕は、何人かの人たちからこうした言葉を聞かされています。

その中には40代50代の人もいるのだからオドロキです。

主体性がないことはなはだしいのですが、本人たちは正当な理由だと信じているのですから、何ともはやなのであります。

しかし、現在の40、50代にはテレビ文化の産物が多く混ざっていますから、そういう人たちと出会う機会は多いわけです。

アメリカでは、他人に責任を転嫁して、何故いまの自分が駄目なのか主張したところで、その人は聞き手の心の内で、言い手はルーザー(敗北者)であるとの烙印を押されるだけです。


 

匿名性の高いネット上では、誰もが自由に書き込む電子掲示板は、こちらにとって、一見便利そうに思えることがある。

けれど、実際に運用してみると、しばしば主催者ばかりでなく、参加者も巻き込まれるような不愉快な思いをすることも多いのがネットの現実だ。

根拠があってならまだしも、引用もでたらめな、巧妙な人格攻撃を、それも私がメソッドを教えた人間から受けるというのは、ホントなんていえばいいのかわからないくらい、ガッカリしてしまう。

多くは自分のトレードがうまく行かないのは、私の教え方または、メソッドがおかしいという思考理論から成り立ってるようだ。

だから私の悪口を一方的に書くサイトから、巧妙にある特定の目的を持って、大多数を誘導するような書き込みを受けることがある。

だが相手にしないでおこうと黙っていれば、中にはそれを私が黙認したかのように受け取る人もいる。

だから、少しばかりのというか、しばしば長文になってしまうことが多いのだけれど、誤解を解くための反論を加えることもある。

だがこうしたケースでは「状況が不利になったときに体よく逃げるため」の「間違っているかもしれない」または「うろ覚だけれど」というエスケープゾーンを作って書き込まれることも多い。

不利になれば、これを前面に出せば一応誤魔化せるからね。

このように相手を貶めることだけを目的とした書き込みは、時間をかけた手を込んだものになっている。

だが、面白いのは、だからこそ逆に「悪意のない書き込み」と見分けることが可能になるという点だ。

だってこちらは毎日何百という、「まとも」なメールの文章を見ているのだから、「何かおかしい」メールや書き込みは、いくら巧妙なものでもすぐにわかるのだけれど、相手はそうは思っていない。

だから、楽しいんだけどね。(笑)

まあチャートと同じパターン認識の一種だと思えばいい。

 

私宛に読者の方からは質問が寄せられる場合も多く、また知人や知り合いから、○○についてお前の見解を聞かせろ、という種類の質問を受けることも多い。

忙しいと、たとえ返信しても数行程度しか書けないから、どうしてもどうでもいいようなコメントになってしまう。

だからといって、レストランが「ただ」でランチをお客に振舞わないのと同じように、私だって何十万も払ってセミナーを受けにこられる方と同じレベルの情報を、WEBだからといってタダでバラ撒くわけにはゆかない。

悪意はないけれど、往々にしてこうした種類の回答を求められるケースも多い。

こうしたいわゆるギリギリの「境界領域」は常に「逸脱」と紙一重。

だけど、ここを避けてばかりいては進歩はないし、また面白くもない。

だから一般的な社会の常識や慣習または良識を踏まえたうえで、敢えて冒す逸脱した領域への踏み込みをしてみたくなる。

それが一定の支持を得られれば、それは「創造」の領域へ一歩踏み込んだことになるのではないか。

なんて風に考えながら書かなければ、こんな大変なことやってられませんからね。

書くのはWEBだけじゃないから、腕だってキーボードの打ち過ぎで、腱鞘炎一歩手前まで来ているのだし。

 

 

0504 Sat.

フロッグス・リープ

飛びはねるカエルのラベルがユニークなキャリフォルニア・ワイン。

15年来の、ウチの一応ハウスワイン。(笑)

WEBがまたイカしてる。

ハエを10匹を捕まえると、次のページへ行けるが、8匹目くらいから、かなり早くなるので頑張ってね。

 


創始者ジョン・ウィリアムスは1981年に自分のバイクを5000ドルで売り払い、「スタッグスリープ」のパロディを!という動機で、蛙の養殖所だった場所を買い取り、ワインを造り始めたという。

ワイン作りを始めた彼は「楽しくなければワイン作りはしない」と豪語、ドイツワイン、リープフラウミルヒのパロディでリープフロッグミルヒという白ワインも製造、ナパバレーという名前を一気に有名にした。

有機栽培という方法ででブドウを栽培していることでわかるように、味にも徹底したこだわりを持っている。

この有機栽培についてだが、1992年にEU(当時のEC)は、ワインを含む全ての農産物に対して一定の基準を制定。

ヨーロッパ内では、現在この基準をもとに各有機農業団体が、それよりも更に厳しい基準を設けて運営されている。

有機栽培で栽培されるブドウへは科学的な肥料や除草剤、人口酵母の使用などが厳しく禁止されている。

ただし、ブドウを健康に保ち、病気や寄生虫に負けないような自然の力を土壌に与えるために、ある程度の有機物が慎重に加えられている。

酸化防止剤は、ワインの劣化を防ぐのに必要不可欠なため、醸造時に極少量加えられているが、微量のため人体に与える影響はない。

この有機栽培の特徴は、大地本来が持つ特色ある味わいと複雑さを素直にワインに与えることができるという点だ。

ドイツのシュタイナー博士が提唱したこの農法は害虫に対してはその天敵を与え、また土中のバクテリアが供給するミネラル分を深い根元から樹が充分に吸い取ることができるようにバクテリアを殺す化学薬品を徹底排除する、というのが基本的な農法原理となっている。

ユーモアと並みはずれた才能でアメリカンドリームを実現した、ジョン・ウィリアムスの情熱を味わえるフロッグスリープ。

 


 

5月の3DAY基礎セミナーの夜のブレイクでは、いよいよジンファンデルが登場する予定だ。



 

0503 Fri.

シアトルのマウンテンバイクおやじから・・

ワインのはなし 10ドルのワインに40ドルの味を求める

20年前にアメリカに移住した。

シカゴ中心地のTimeLifeビルの28階にある三井物産の中に事務所を借りてそこで仕事。

出張が多かった。

アメリカ国内線に喫煙席があった時代であった。

UAがマイレージPlusプログラムを始めたばかりの頃で、僕はすぐにメンバーとなった。

今では全エアラインをプラスして100万マイルをこえている。

因みにアメリカ横断と太平洋北回りのマイレージが 3800マイルくらいである。

当時はの便には喫煙席がまだあって、Non-smoking Isle Seat禁煙通路側席と指定することがくせになっていた。

アメリカ国内線では映画が5ドルで、アルコール類が3ドル。

そんな時代、僕は飛行機でワインをおぼえた。

誰もがシャードネーとシャブリといって白の辛口を楽しんでいた。


僕もそうした。

ワインの知識は全くもっていなかった。

僕の日課であったらラケットボールの相手がエド。

彼は当時ワインの仕事についていた、今ではオークションの権威であるクリスティーのワインの責任者となっているが、そんな友達を持っていた僕のワイン知識は極めてなさけないものであった。

僕とワインとの出会いは、ドイツまでさかのぼる。

取引先のBrunの人たちが、ケルンで行われたFotokinaというカメラショーが終わってから我々20人ほどの出張者たちの為に会社のバスでワインツアーをやってくれたのだ。

モーゼル川からライン川あたりのワイナリーや古城を訪問し、たしか「黒い猫」という名がついた村のワイナリーで、その前年に金賞をとったワインを直接購入した。

品はシュぺート・レーゼという上格のもの。

それが美味しいということでみんなで買った。

一人あたり 6ダースから10ダース買った。

社長は人に配るということで30ダースくらい買った筈だ。

20人分だったので、コンテナ一台がつまった。

輸入関税をごまかす(ほんとかよ?)為にラベルは品格が一番下級のもの、、正真正銘のラベルは別途送られてきた。

通関費だとか全て含めて一本600円だったことを憶えている。

僕は、自分の好みではなくお墨付きだからこのワインは旨いんだという感覚で飲んでいた。

しかしモーゼル・ワインだったので如何せん甘かった。

もちろんモーゼルが甘くて何が辛いなんて知る由もなかった。

当時の20代にそんなことがわかるわけがない。

今わかったことは甘いワインを飲むと僕は悪酔いをするということ。

日本酒でもそうだ。

でも当時の僕はそんなことは知らなかった。

従って、この"旨い"ワインを飲む度に悪酔いをしていた。
 

そんな僕がアメリカに移住して、ワインのPart2にステップインしたのであった。

シャードネーでもシャブリでも今の僕には甘すぎる。

白でこれ以上の辛口があるのだろうか。

そういう知識をもたない僕は赤に切り替えた。

最初はバーガンディー。

何しろ名前だけは知っていたからだ。

その次にキャバネーに変えた。それがすぐにメルローに変わった。

メルローのマロヤカさとドライさが好きだった。

僕が住んでいるイサコアからロードバイクで一時間行ったところに大きなワイナリーが二個所ある。

シャトー・サン・ミッシエルとコロンビア・クレストの二軒。

そこのとなりにはレッドフックという地場ビールのブリュアリーもある。

この辺をサイクリングしているとホップの香りが漂っていたりすることもあってなかなかいい。

まあ、いずれにしても以前はサン・ミッシエルのシャードネー。

そしてつい最近まではコロンビア・クレストのメルローを飲んでいた。

が、今ではバロッサ・バレーのShirazである。

これがシアトル地場のものよりも安くて旨いのだ。

デイトレーダーとして知られた日本人にHM氏がいる。

僕は二度の取材を通じて彼を知ることになったのだが、僕の自宅から5分の距離にある彼のお宅に呼ばれるといつも美味しいメルローが出された。

メルロー派の僕としてはこたえられないわけだ。

銘柄はリーピング・フロッグというナパ・バレーもの。

僕はかって飲んだメルローの中でこれに優るものはないと思った。

しかし値段は張る。

ビンボーな僕むけではないことを悟り、ひたすらコロンビアクレストで我慢した。

飲めたものではない代物の数は山ほどある。

不味いワインにあたったら最悪だ。

ワイン知らずから貰うワインに多い。

当然のことだ。

お礼の言葉に困る。

「とても美味しかったです、ありがとう」。

こんなことを言って次に同じワインを貰っても困るのである。

ワインだけは旨い不味いがはっきりとしているといえる。

ワインを知らないオーナー夫妻が選んだ行き付けの寿司屋のワインくらい不味いものはなかった。

余りにもまずいので寿司屋で赤ワインの僕は日本酒に切り替えた。

しかし、それが三ヶ月続いて気がついたことは体重が増えたということ。

僕は焦ってオーナーに電話をした。

「おたくの店のワインは不味くて飲めたものではない」と言いたい気持ちを抑えて、「ワインには好みがあるから」という理由で一般的なコロンビアクレストのメルローを置いてもらうようにした。

最初は彼等もわからないので、僕が買い出ししてきて店に納入した。

やり方は二本持ち込んで、一本を店にワイン代としておいてくる。

そんな方法だった。

その内にこの店も自分たちでこの銘柄を置くようにしてくれた。

だから今ではワインの心配はなくなった。

ハウス・ワインは店のプライドである筈だ。

一番安くだすハウスワインの味で店の味が決まるということ。

サバのシメ方で職人の腕がわかる。

そんなとこだ。

 

イタ飯屋ではハウスワインにうるさい。

不味いものは出さない、、という店の心意気だ。

それが僕の行き付けの寿司屋にはなかった。

寿司屋にそれを期待する方がいけないのだろうが、やはり店としてワインを置くからには店の意気込みを選別にみせて欲しいところだ。

僕はオーナーにそれを伝えた。

20年来贔屓にしていた寿司職人のクマさんが「寿司くま」という店をやっている。

過去四回ほど僕が開いたパーティーで彼にきてもらって握ってもらったことがあった。

昨年末のベッツィーの家で行われたパーティーでも彼がきて握った。

クマさんは店を閉めて僕のパーティーにきてくれる。

その彼は店にワインをおかない。

彼のとなりの店はワイン屋だ。

仕入れは簡単な筈。

だけど店にはワインをおかない。

「そんなにワインが飲みたけりゃ、となりで買ってきて勝手に飲みやがれ!」という感じだ。

だから僕は隣のワインショップでワインを購入の上コルクを抜いてもらい寿司カウンターにドンとおいて寿司を食う。

ワイングラスをだしてくれるからありがたい。

これではこの店の売り上げにつながらないのだけれどもワインの方がいいんだから仕方がない。

昨夜、寿司クマに行ってきた。

僕はワインショップで、一番安いバロッサ・バレーのShiraz(シラッズ)を買いたいと言った。

安ければ安い方がいいのだ。

それが僕にあっている。



バロッサ・バレーはシラッズで知られている。

僕は最近バロッサのシラッズに凝っている。

だからあちこちのワインショップに立ち寄っては安い銘柄をトライしている。

外れたことはない。

下は6ドルから上は10ドルまで。

この価格帯で 40ドルワインの味を探すのだ。

40ドル払えば40ドルの味を買うことはできるが、僕は10ドルまでの価格帯の中に40ドルの味を求める。

そして夕べは大成功であった。

Break Neck CreekのShiraz、これは美味であった。

気がついたら一人で一本空にしてしまった。

普段は半分飲んで半分店に置いておいてもらうのに、、、。

Break Neck CreekのShirazワインが日本にも入っていたらお勧めである。

この他にも、RosemontのShiraz (9ドル)が美味しかった。

まだ試してはいないが、Nottage HillのShiraz(7ドル)も買い込んである。

バロッサには安くて美味しいメルローもあるそうだ。

Banrock Station Cave Cliff Merlotがそれ。

僕はまだこれにお目にかかっていない。

Yalumba Galway Heritage ShirazそしてLeasingham のRed各種とまだまだある。

すべてバロッサ・バレーに住む知り合いからの推薦である。

余談 1

ワインは10ドルで40ドルの味にあたることが多いが、日本酒はワインなのに価格なりの味しかしない。

どういうことなのだろうか。

安ワインには防腐剤が入っていないが、安いだけでなく高いものにも日本酒だったら防腐剤が入っている。

それが理由だからだろうか。

その点、吟醸酒はワインと同じかもしれない。

でも値がはり過ぎる。

それを高いと思わない人たちは諦めているのか、リッチなのか、それが当たり前と思って疑問を持たないだけだろう。

僕は安いワインに高い味の発見が可能だということを知っているだけに、日本酒は高すぎると思っている。

余談 2

僕がアメリカに移ってワインを憶えた後のこと。

ある人に招かれて千葉県松戸の高級(?)レストランに連れて行かれた。

招待してくださった方は洒落てワインでも飲もうかと言ってくださった。

それで僕はウエイトレスにワインは何があるんですか?と質問。

今の日本ならば当然な質問である筈だ。

しかしぼくはそれを1985年頃やったのだからこれがいけなかった。

ウエイトレスが困惑顔で奥に引っ込んだかと思ったらすぐマネージャーらしき男が出てきて「何があるなんて聞かれても困るんですすよ、うちにはちゃんと赤と白はおいているんですから」とプリプリと怒っていた。

これがこの高級レストランの客扱いとワインセレクションであった。

 

 

0502 Thurs.

早速、シアトルのマウンテンバイクおやじからメールが・・

**ちゃん東京ですか。
いいですね、娘とともに一杯。それができる年令になって。
さて、自転車の件ですが、僕のところに問い合わせが結構入るのです。
本日の返信から、抽出してお送りします
 

 
Aさん
> > ここ毎日、暇があると自転車に乗っています。
> > 自転車に乗り始めの時に比べ、体が慣れてきたのでしょうか。
> > 今は、坂道も随分と楽にこぐことができます。
> > お聞きしたいことがあります。
> > 足の腿は太くならないでしょうか?
> > これ以上、太くなると困りますので。。。
 

 
脚が太くなるのは、ママチャリ乗りです。

重いギヤーを筋力で漕ぐからです。

スポーツ自転車、特にロードのトレーニングでは、軽めのギヤに入れてペダルの回転数を上げます。

シンパク力を上げるためで、心臓力で漕ぐことになるのです。

僕は、その運動をススメてきました。
 
自転車でもヨーロッパのロードレースの選手のように、きれいで細い脚が
あれば競輪選手のように太い脚もあるわけです。

ロードレーサーは心拍運動。

対して瞬発力が必要な競輪は筋力運動です。

同じ自転車でもこのように違います。

ママチャリの仕様は完全に筋力です。
 
心拍力と思っていても、サドルの位置が低い(信号の時に座ったまま足がつく高さ)と、筋力乗りを強いられるので、これを続けると脚に筋肉がつきます。
 

 

娘と二人で、ママチャリに抜かれまくっていますから、残念ですが足が太くなるなどといった心配はしていません。(笑)

子供が大きくなり一緒に飲むことができるというのは、親の醍醐味でしょうね。

育ってゆく子供と向き合っていると、自分が子供のころに、何故親がああいうことを言ったのか、よくわからなかった部分が、「ああこういうことなんだな」というようにわかることがあります。

また、自分が親に対してこうあってほしいと感じていた部分を、実践できるチャンスが来たとも言えるわけですよね。

こういう千載一遇のチャンスは楽しまないと。

だから子供には干渉しない。けど、愛情を持って毅然と口は挟む。

実際にはこのバランスが難しいのですが、またそれも楽しからずや。(笑)

娘の場合は音楽をやっているので、私が昔音楽をやっていた頃の自分と、なんとなくダブって、昔のことを思い出したりできます。

また、子供は普通だんだん大きくなってくると親から離れてゆくものなんですが、音楽という「媒体」があると、親子や年代の相違を超えて話せる部分があるので、こちらはあまり自分の子供だということを意識しなくてすむため、客観的に評価することができます。

また自分のあの時にはわからなかったことでも、歳を喰って今になってわかることがあるので、少しはアドバイスができるから、少し自己満足ができる。

これは結構いいもんです。

 

久しぶりの読書

今日はロスから鎌田氏も来日されるし、明日からはアドバンスセミナーが開催される。

読みたい本が揃っている行きつけの本屋があるので、久しぶりに覗いてみたら、よさそうなのがあったので2冊購入。

ちょうど娘は友人と出かけていたので、まさに絶好のタイミング。

というわけで昨夜は休養がてら、久しぶりにのんびりと本を読むことにした。

 

まず一冊目。

ファストフードが世界を食いつくす(エリック・シュローサー)草思社
本体1600円・381ページ

結構分厚い本だ。
帯やいわゆるキャッチタイトルをそのまま書くと・・

マクドナルド方式が、経済・社会、産業構造の根幹を崩壊させる!
聖域とされる巨大産業の戦略の全貌を暴く
全米ベストセラー・ノンフィクション

本書に、浮ついた表面だけの批評などない。ファストフードのもたらした産業構造がいかにいびつなものであるかを見事に浮かび上がらせる。食をテーマにするだけの書ではなく、自由主義への過度の信奉を批判するすぐれたノンフィクションである。(ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー評)

シュローサー氏の告発によって、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどのレストランチェーンの経営手法が、いかに狡猾であるか明らかになった。(USウィークリー誌)

といった具合だが、創業者のバックグラウンドから、ディズニーとマクドナルドが子供の顧客を狙ってブランドを確立した構造、効率優先のため無気力な若者が生まれる仕組みや、離職率100%の現実など、非常に興味深い内容で、時間が経つのを忘れてしまう面白さだ。

また肉の中身にも言及。

肉に糞が混じることによる危険性は狂牛病どころではないことや、8年間で50万人の「O-157」による食中毒が発生し、その大半が子供であるという事実。

また巨大企業が政治家を使ってそれを隠蔽しようとする様や、放射線による低音殺菌が必要になるところまで追い詰められていることなどが、淡々と描かれている。

特に牛が殺されて肉にされる過程で、糞や鼠の死骸の混入が、何故避けられないのかがよくわかる取材内容は、ノンフィクションの持つ迫力とともに非常に説得力がある。

もちろんファストフードは、合法的に販売されているし、強制的に買うことを強いられているわけではない。

マクドナルドのお偉方も、けっして悪い人間ではない。

だが彼らはビジネスマンだから、我々が要求すればコストを下げるために大量に製造する。

だがこうした食べ物がどのようにして作られ、どこからやってきて、ファストフードを買うという行為が何を引き起こしているのかを、改めて考えるきっかけになる本だ。

もともと、ファストフードは昔からほとんど食べないというか、好きではなかったのだけれど、この本を読んで何だか救われた気がしたというのが、正直な感想。

所要時間2時間

単純計算で19秒で1ページのペースだから、大体いつものペースだ。

 

2冊目

東京アンダーワールド(ロバート・ホワイトニング)角川文庫
838円・532ページ

こちらの帯やキャッチタイトルは・・

ニッポンの闇を知る男、「東京のマフィア・ボス」
東京のマフィア・ボスと呼ばれ、夜の六本木を支配した男ニコラ・ザペッティ。東京のヤミ社会、日本の暗部と不覚かかわったこの男は、マフィア牛耳るイースト・ハーレムに生まれ、ボロもうけをもくろみGIとして東京に上陸した。つぎつぎと闇のベンチャーで成功するニコラのもとには、ありとあらゆる人種が集まった・・・政治家、ヤクザ、プロレスラー、高級娼婦、諜報部員・・謎めいた力道山の死、ロッキード事件の裏舞台、そして経済ヤクザの暗躍、奇想天外、波乱万丈のニコラの生涯が明らかにする、日本のアンダーワールド。

長いなあ・・(笑)

ロバート・ホワイティング氏は、1942年アメリカのニュージャージー州生まれ。

カリフォルニア州立大学から上智大学へ編入後日本に住み、1977年の
著書「菊とバット」はユニークな視点に独特のユーモアとエスプリを交えた文体は、日米両国で高い評価を受け、来日を前にした外国人が、いまだに「バイブル」代わりにするほどだという。

1990年には、「和を持って日本となす」を発表し評価を不動のものにした。

取材執筆に10年をかけたというだけあって、非常に中身の濃い、日本から見たいわゆる普通の日本人の見方とは一線を画した視点からの世界が展開されている。

ニック・ザペッティーという主人公を中心に、日本のアウトロー世界と日本の政治の関係を、プロレスラー力道山を交え、アメリカの思惑も織り交ぜながらのノンフィクションはまさに圧巻。

アメリカ人が日本の混乱の中で、戦後六本木を作り上げた様や、89年の暴対法施行以後にヤクザは地下へ潜入し、マフィア化が進んでいるようすなどがよくわかり面白い。

麻布警察署ではかってアウトローがやったように、六本木でワルさをする政治家の息子達の事件を握りつぶし、政治家へ恩を売り、またバブル崩壊以後は、戦後の進駐軍よろしく外資系企業が乗り込んで来て、日本の不良債権を買い漁る様は、まさに日本は戦後の焼け跡の混乱期と同じだといっていいだろう。

戦後と同じ事を、日本は現在も繰り返しているのだなあって、読んだあとで何だかとても複雑な心境になった。

所要時間2時間40分ほど。

ああ疲れた。

ちょっと重かったけど、充実感あり。(笑)
 

 

 

0501 Wed.

自転車ライドには、天気がいまいち。

昨日の午後からグズついた空からは、今日も午後からパラパラと小雨が降ったりやんだり。

だが、そんなことはお構いなしで、今日も自転車でウロウロ。

連休の影響だろうか、繁華街でもいつもより人は少なく走りやすい。

地理はかなり覚えたようなので、今日は私がオフィスでWEBを更新している間に一人で単独走行を決行したようだ。

このあたりの道路は碁盤の目のようになっているため、方向音痴にはなりにくいからね。

 


Zoom



今日は娘とCDを物色して何枚か購入。

その中から一枚をご紹介。

The Dream / Ryan Kisor Quartet (輸入版)

ライアン・カイザーという、現在27才のJAZZトランペット吹きのアルバム。

17才で、1990年のモンク・コンペティションに優勝。
その後リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ、カーネギー・ホール・ジャズ・バンド、マンハッタン・ジャズ・オーケストラなどのビッグ・バンドトランペッターとして活躍してきた経歴を持つ。


「カイザー」というクリフォード・ブラウンの作品を吹いているワンホーンのアルバムもよかったけれど、こちらはもう少しストレートアヘッドな演奏で、8曲中6曲までがオリジナル。

彼はあまり味が濃くないというか、破天荒な目を剥くような演奏をするというタイプではないので、このあたりが好き嫌いの別れるところだろう。

Chris Botti よりも、もう少し普通っぽいのがいいという人にお勧め。
ちなみに クリス・ボッティー < このように、なかなかの2枚目。(笑)

少し、話を戻すと、カイザーのこのアルバム、こうしたストレートなジャズにしては聞きやす方なので、こういうジャンルにあまり馴染みのない人にはいいでしょう。

オフィスのパソコンシステムは、結局ナナオの FlexScan L565 を4台揃えることになったのだけれど、当然のことながら使い心地は非常にいい。

15インチと比べると、17インチは一度に見渡せるエリアが広く、スクロールする度合いが少なくなるため、編集作業がとても快適。


もうすぐWEBのデザインを新しくするので、現在その最終段階。

アドバンスセミナーと重なりそうなので現在スケジュールを調整中。

 

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2002 0501-

 

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