2001 0315-


0328 Wed.

セミナー雑感

3日間のセミナーは月曜に終了し、まずは一段落。

今回は朝9時から、日本時間の午前9時半から午後4時まで、実際の米国マーケットのデータを使うという日本ではじめての試みをフルに3日間使ってのセミナーだった。

このシステムを使うと、シカゴのサーバーへアクセスし、過去のある一日の米国マーケットの数千銘柄をライブで自由自在にチャートで表示することができる。

もちろん過去のデータだが、実際のマーケットの臨場感がそのまま伝わってくる。

だから、トレードをする際に大事な平常心で冷静な判断をするといった練習をすることもできる。

だが、運営する側としては、何しろ初めてのことばかりなので、一部データの欠落や執行サーバーの不具合など、さまざまなトラブルが発生する。

そのため、スタッフは国際電話でシカゴへ連絡して調整を頼んだりと、まあハプニング?もあったけれど、何よりもセミナーへ参加される皆さんが、セオリーを実際の米国マーケットでリアルタイムに実際に検証することができる、つまり自分の目で見て確認することができるというのは、とても効果的だったようで、苦労をした甲斐があったというものだ。

また、その日のトレードについて事前にどのように判断し、そしてどのように組み立て、マーケットが始まると実際にどのチャートをどのように使えばいいのかということも、目の前でライブで見てもらうことができた。

WEBで書ききれない部分をも理解してもらうことができるというのは、まさに「百聞は一見にしかず」。

3日間セミナー参加者の約半数が、4日間の追加ペーパートレードセミナーへ参加されているが、トレードの難しさやリスクも、ライブのシミュレーションを通じて体感していただけるため、セミナーを開催する側にとっても、このシステムは非常にパワフルなツールだということを実感した次第。

以前のセミナーに参加された方も数名、今回のセミナーに参加されたが、「銘柄研究」での予測を含め、今回のオリジナルメソッドのポテンシャルの高さに驚かれていた。

車の世界では「新しいポルシェが最良のポルシェモデル」と言われるように、セミナーの世界も進歩という意味では車と同じだろうと思う。

自分のトレードを毎日冷静に見つめ、そして、その結果を検証するという努力を続け、そしてそれを人に教えることによって、それ以上に学ぶこともできる。

これがトレードのすばらしい点だろう。


0325 Sun.

個人タクシー

個人タクシーはいわゆる協会に所属しないと仕事にならないという。

その理由はタクシーチケット。

チケットでタクシーを利用してもらうために、個人タクシーは2つの大きな組織のどちらかに所属しているという。

そうしないと、仕事にならないという。

所属するタクシーの台数が多い方の組合は、通称「でんでんむし」と呼ばれる形の飾りを屋根につけている。

こちらは1万2千台ほど。

もう一方は「ちょうちん」というのを屋根につけているが、こちらは約8千台ほど。

我々利用者にとっては、まあどちらに所属していようと関係ないのだが。

空車の場合、夜間はこの飾りに電気が点灯し、タクシー強盗に襲われたりすると、これが点滅するするという。

なるほど・・いつもタクシーを捕まえるときは、フロントウィンドウに見える「空車」のサインばかり探して見ていたから、これには気がつかなかったな。

しかし夜になると、オフィスのある有楽町から銀座あたりは、タクシーだらけ・

こんなにたくさんタクシーがいては、やってゆけないのではと、余計な心配をしたくなるが、これだけ台数が増えても、タクシー業界は仕事として、何とかやっていけるのだという。

ただ、そのためにはやはり、いろいろ工夫をしないと、ただ漫然と客を待っているだけでは、食ってゆけないのだという。

流す場所を研究するとか、客をどこで待てばいいのかといった細かいノウハウの積み重ねで、売上に大きな違いが出るという。

まあ、どの仕事でも創意工夫が成功の秘訣だと言うことか・・

 

 

0324 Sat.

タクシー

東京駅から銀座まではタクシーで移動する。

スーツケースを引っ張りながら、ラッシュの始まった電車を利用してからは、タクシーを使うことにしている。

そのタクシーはいつも個人タクシー。

個人タクシーのドライバーは、いい意味で個性の強い人が多いからだ。

さらに、愛想のいい運転手が多い。

タクシーの運転手、特に個人タクシーでないタクシー運転手は、全般に行き先を告げても、覇気のない返事しかできない運転手が多い。

けれど、個人タクシーの運転手、それも比較的年配の人の人の多くは話し好きで、楽しい話しを聞きながら、目的地まで連れて行ってくれる。

次に車の乗り心地がいい。

今回乗ったのは、悠悠自適の生活をしている、年配の方が運転するクラウンだが、彼の車は普通のタクシーの倍の値段だそうだ。

個人タクシーでは、500万円以上するセルシオを使う人もいるというが、タクシーの実に60%はトヨタのクラウンだと言う。

ではどうして高い車を使うのかというと、長時間乗っていて疲れないからというのが理由らしい。

20万キロは故障しないし、最近の車は、あきれるほど長持ちすると言うが、5年も乗っていると飽きてくるので、買い換えたくなるのだとるという。

この運転手いわく、日産が少ないのは、故障すると部品がすぐに調達されないので修理に比較的時間がかかるのだという。

タクシー運転手歴35年だというこの運転手の今の車は、もう5年目なので、来年買い換える予定だという。

車はもちろんクラウン。

確かクラウンを6、7台乗り継いでいるという、から大のトヨタファンのようだ。

そういえばホンダとかマツダの個人タクシーというのは、見たことないが、どうなっているのだろうか?

まあシビックじゃ小さすぎるからなあ。 


タクシーに乗ると必ず、景気について聞くことにしている。

彼は「横ばい」だと言い切った。

数センチずつだから、ほとんど気が付かないのだけれど、確実に数センチずつ、毎月右下がりに沈下しながら、景気は横ばいで動いているのだという。

彼の確信に満ちた、「話」はとても面白かった。

 

0323 Fri.

日本へ

水曜は、娘が飛行場へ送ってくれ、11時前には空港へ到着。

定刻どおりシータック国際空港から一路東京へ。

搭乗してから、ヘッドホンで管制塔とパイロットの交信を聞けるチャンネルがあるというので、ヘッドホンで聞いているうちに、猛烈な睡魔に襲われ熟睡。

ここでうっかり寝過ごすと肝心な食事、幕の内弁当が売り切れてしまうので、それらしき気配で目を覚ます。

慌てて、ヘッドホンをはずしながら、思わず「幕の内弁当」と言ったら、ジュースの選択でありました。ははは。

寝ぼけた客だと思われたでしょうな。

で、そのあとは映画を見ながらの食事。

まず一本目は「可能の王国」という邦題の映画。これは日本語のチャンネルでやっていたので話しの細部までよくわかった。

やはり日本語はラク。

ある中学生が、考え苦しみながらあることを実行するのだが、この方法が人を感動させ、その輪が広がってゆくと言うストーリー。

ある方法と言うのは、人のために何かをしてあげるということを各自が3人に対して行うという、いってみれば「ねずみ講方式」で善意を伝えるというもの。

やはり脚本のいい映画は面白い。

しかも見終わった後で、心温まるとてもよい映画だった。

2本目は、確か Red Planet という題だったと思うが、火星ヘ着陸するという物語で、SFで確かによくできてはいたが、殺伐とした風景を背景の映画はちょっと疲れた。

3本目は、ちょっと太り気味のジョントラボルタ主演のドタバタ映画だったが、まああまり意味の無い暇つぶし映画。

4本目は、何だったかなあ、そうそうゴルフの映画だったが、ゴルフをやらない私には、あまり面白くはなかった。

日本へはジェット気流の流れる方向と反対へ飛ぶために時間がかかり約10時間半のフライトなので、映画を4本見てもまだ時間が余る。

これだけ長いと、やはり疲れる。

なわけで、木曜日の夕方には無事成田へ到着。

ホテルにチェックインしたあと、軽く夕食を済ませ、例の赤坂にある指圧センターへ直行。

ホテルへ直帰し、メラトニンを飲んで熟睡。

 

 

0321 Wed.

シアトルはいよいよ春。

自宅の庭にも桜の木が何本かあるのだが、こちら側の庭の木も咲き始めてきたところなので、パチリ。

どちらにしても、かなり暖かくなってきたということだな。

 


昨日もオフィスを出るときは天気がよかったので幌を下ろしたのだが、2台ほど見かけたボクスターも、みんな幌を下ろしていた。

 


このシルバーのボクスターは、お母さんが子供を助手席へ乗せていたが、短髪のなかなかの美人。子供を乗せていなければ、独身だと思うような雰囲気でありました。

何だかんだと忙しかったのだけれど、無理やり一段落をつけたので、ヤレヤレ。

先週末の演芸には友人が一緒に来てくれ、デジタルビデオで撮影してくれたのだが、そのダビングが・・

自分のを見るのはテレ臭いものだけれど、このデジタルビデオというのは、しかし、くっきりと映る。

ある程度まではデジタルズームで、そこから先はアナログズームになるというので、できるだけ近寄って撮影した方が綺麗にとれるというが、まあこれだけにじみがないとTV局の映像に近いといえば言い過ぎか。

まあそれほど、アナログとは違う。

なわけで、ブラウン管の映像をデジカメで撮ってみた。

司会は母親が日本人というハーフのおじさん。

司会は基本的に英語、ときどき日本語混じりというスタイル。




これはカミサンとのデュエット

途中からハーモニーになるので、かなり難しい

曲目は秘密。(笑)

 

ワイヤレスのマイクが一本しかないので、司会のマイクで歌うことになったのだが・・

カミさんの衣装は気合が入っていたが、私はセミナーの時と同じ服装(笑)

モニターの返りがないのでとても歌いにくかったけれど、まあでも楽しかった。

というわけで、ビデオ鑑賞で盛り上がって気が付いたら、寝る時間なので、あわててスーツケースへパッキング。

まあ着替えくらいで、大した荷物ではないし、面倒なので一部は今日出かける前に詰め替えることにした。

一度オフィスから自宅へ戻り、カミサンか娘に飛行場まで送ってもらうというのがいつものパターン。

今日は少し早めに戻り、パッキングをしないと。

というわけで今日もバタバタと一日が過ぎそう。

次のコラムは日本から。

 

0320 Tues.

利下げ発表

NY時間の午後2時15分にFEDから利下げ発表があった。

トレーダーたちの期待値は 3/4 ポイント。

しかし発表は、 1/2 ポイント。

マーケットの様子は、こちらのMarket by Chart をご覧いただくとして、どうして 0.75% ではなく 0.5% だったのかということだが・・

米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での声明をまとめると、以下がポイント。

 

最近の海外経済の悪化の影響を受けている(日本?)

需要や生産については弱さが続く恐れがある

消費の減速で企業収益が悪化、設備投資も消極的

 

しかし、長期的な生産性の向上の見通しは変わらないとしているがこれが、0.5% という判断の一つの要素かもしれない。

また経済情勢は急速に動くことはよく認識しているようで、FRBとしては、注意深く見守るということで、追加利下げもありという含みを残している。



企業の売上は落ちているものの、一部の経済指標から見ると消費者マインドはそれ程悪くないというのも、0.5% の理由の一つだろう。

トレーダーや投資家は、0.75%を希望していたため、失望売りで株価は下がったが、別の見方をすれば、FRBはけっして株式市場をコントロールしようとしているのではないということは、ある意味で健全な姿勢だといえるのではないだろうか。

マーケットが弱いのは、日本の経済危機がかなり大きな影響を与え、悪い材料として捉えられているという点も忘れてはならない点だろう。

このようにFRBの決定は、株式市場だけを見ているのではなく、米国経済全体を眺めたうえでの決定だという視点で見れば、まあ順当な線ともいえる。

FRBはまだコントロールできる余地を残した決定と、考えているのではないだろうか?

ここで0.75% 下げて持ち直さなければ、また利下げをしなければならず、そこで止まらなければ、かなり苦しくなってくるからだ。

一方、トレーダーや株式市場関係者からは対策が遅すぎるという声があがっているが、しかしこればかりは、この先どうなることか、誰にも分からないのだから・・



というわけで、今日はFEDの利下げ不発記念?としてハッピー・トレードというコンテンツをアップしたので、ご覧ください。

ブラックジョークっぽいかな? というわけで面倒だったけど楽しかった(笑)

まあ、手間の割には、あまり意味のないコンテンツだったかもしれないが、Market by Chart では特集の銘柄研究もアップしたし、今日はかなりクタクタであります。

明日はいよいよ日本へまた出発!

さあ、帰って昼寝だ。



0319 Mon.

春の足音

今日、ガレージの外でふと空を見上げると今までなら空は真っ暗だったのに、濃いブルーの色が空一面に広がっている。

日が長くなってきているというのは何となく嬉しいものだ。

明後日には、また日本へ向けて出発しなければならないので、今週はちょっとペースを落として、体調をベストに調整という作戦。

2月は寒かったけれど、日本も今は随分暖かくなっているだろうなあ。

 

今日の Sankei にコメントが載っていたが、こういうコラムをもっと増やして欲しいぞ。

こういうのはさすがサンケイ。

私は別にサンケイの関係者でもないし、利害関係はない。

念のため・・


【視点】早急に構造改革も必要
 

日本の金融政策上、初めて、世界でも異例の「量的緩和」に日銀が踏み切った。

「金利」を誘導することで景気回復の活路を求めてきた日銀は、お金の「量」そのものを増やす金融緩和に否定的なスタンスを貫いてきた。お金が出回り過ぎると悪性インフレに火がつき、抑えの利かなくなる心配があったためだ。

しかし、あえて方針転換したのは、予想以上に企業生産が落ち込み、世界的な株安連鎖が断ち切れない状況に危機感を募らせたからだ。今年、二回の利下げもまったく効かなかった。政府の「デフレ宣言」や自民党の圧力、市場関係者の催促もあって、押し切られたともいえる。

「景気は緩やかに回復している」と、昨年八月にゼロ金利政策を解除して七カ月あまり。日銀の景気判断の甘さに、速水優総裁の責任論が強まるのは避けられそうにない。

ただ、日本経済はがけっぷち、閉そく感がまん延している。日銀をスケープゴートにして責任を押しつけ、お金の量を増やすだけでは日本経済の浮上はない。

お金が企業や個人に行き渡り、設備投資や消費といったところに、ぐるぐると回るようにすることが求められている。そのためにも、早急に不良債権問題を解決し、しがらみの多い経済の構造にメスを入れることだ。金融緩和頼みのままだと、日銀の精いっぱいの“決断”も空回りになりかねない。(関根秀行)

 

私が太字にした部分が肝心なところなのだが、はたしどこまでできるか、お手並み拝見。

「できる」と「できない」どちらかを選べということなら、「できない」を選ぶな。

過去のチャート?からいうとね。(笑)


明日のFEDミーティングを控え、マーケットは堅調。

こういう日は気分的にラク。

今日はADBE一本槍だったが強かった。(笑)

こちらには新機能を追加してより使いやすくした、私が使っている最新のReal tick 用のページをアップしてあるので、ダウンロードして使ってみてください。

サンプルページは、実物大の画面イメージがわかるように Zoom を追加。

ここのページ
もさらに充実させました。新しく追加した、Real Tick の便利な機能解説は、New のマークをつけてあります。

 

 

0318 Sun.

F1マレーシアGP

土曜はF1第2戦、マレーシアグランプリが開催。


このレースでの見所だが、まず下の画面にもあるように、シューマッカが史上初の6戦連続のポール・トゥ・フィニッシュを達成するかどうか。

次に、暑くなったときのオーバーヒート対策と、ブリジストンと今年から参戦のミシュランとの戦い。やはり経験の差か、現時点で今回のレインタイアを見てもブリジストンが有利なようだ。

最後は、BMWパワー。

ホンダパワーよりもこちらの方が注目されているようで、終盤の見所、5位マクラーレンBMWを操るラルフ・シューマッカ対、6位ハッキネンのマクラーレンメルセデスのバトルを見ても、ストレートでは、メルセデスよりBMWの方が早いのは明らか。

ハッキネンは果敢に攻めたが、ラルフは5位を守り切った。

 



セパン・インターナショナルサーキットの決勝(56周)では、スタート直後に猛烈な雨に見舞われ、フェラーリの2台が3周目には揃ってコースアウト。

広いエスケープゾーンが幸いしてリタイアはしなかったものの、2台が同時にピットイン。

 



シューマッカがタイヤ交換や足回りのダメージをチェックしている間バロケロはピットの後ろで待っていたため、ピット作業の所要時間は1分12秒!

この混乱で15台中の10位と11位へ大きく順位を落とし、10周目にレースが再開された時のトップはクルタード(マクラーレン)、2番手にフレンツェン(ジョーダン)

2戦連続でセーフティー・カーが入る展開。

 


ただここからは、フェラーリ戦略がうまく当たったこともあって、破竹のごぼう抜き。

雨が上がるにつれて取った作戦だが、他チームはウェットタイヤを選択、フェラーリはインターミディエイト。

サーキットの部分ごとの路面状況の違いを活かし、タイムが伸びない濡れた路面では先行車に追いつき、乾いた路面の立ち上がりでは抜くという作戦で、16周目には早くもクルタードをかわしてシューマッカは再びトップへ。

バリケロは2位という、1−2体制。

 



クルタードへ直線で追いつき、アウトから抜き去るシューマッカ


その後、天候はすっかり回復したけれど各チームがドライタイヤへ交換するタイミングも、フェラーリは常に先手を打ってプットへ入り、最後までトップを明け渡さなかったのはさすが。

ここ数戦のシューちゃんの圧倒的な速さを活かしたフェラーリの勝ちパターンを見ると大枚の契約金の値打ちがは充分にあるといえるだろうね。

後半はフェラーリの独走が続いたので、特に見所ナシ。

 

これはパンクして、タイアがホイールから外れた珍しいシーン



F1レースは男性の視聴者が多いため、CMでは、結構美人が登場する。

有名なスターではないけれど、表情があってとても個性的で魅力のあるモデルが登場する。

これはフィリップスのCDRプレーヤーのCM

カレは自宅のディナーでフィリップスのCDRプレーヤーで編集した、CDのコレクションをかけ、招待した彼女の反応を見るというパターン。

意表をついて音楽はハード。

だけど、彼女は座りながら踊り出すという設定。

 



これはシャンプーのCMで、商品説明をするお姉さん

 

結局、シューマッカ(フェラーリ)が1時間47分34秒801で優勝。

昨シーズンのイタリアグランプリ以来6戦連続のポール・トゥ・フィニッシュは史上初だという。

2位にバリチェロが入り、フェラーリにとっては今季2戦連続の1−2フィニッシュ。

ホンダ勢は4位にジョーダンのフレンツェン、8位にトゥルーリが入ったけれど、BARのヴィルヌーブは序盤に雨でコースアウト、パニスはエンジントラブルでリタイア。

フレンツェンはマクラーレンのハッキネンをかわすシーンも見られるなど、ジョーダン・ホンダはこの先期待が持てそうだ。

 

 

0317 Sat.

演芸

土曜は、シアトルのダウンタウンからクルマで1時間ほどのところにあるタコマというところで、演芸に出演。

タコマというエリアは米軍基地がそばにあるためか軍人も多く、アメリカ人と結婚した日本人女性がタコマには意外と多く住まわれている。

リタイアを考える多くの人は都市部を避けて、郊外でのんびりと余生を過ごしたいと考えるため、物価も安くシアトルより安く、シアトルのダウンタウンまでは1時間ほどしかかからないという地の利もあり、年輩の方にはかなり人気がある地域なのだ。

規模からいってもまあステージというよりもやはり演芸と呼ぶべき催しだったけれど、カミサンとデュエット一曲そのあとでソロ1曲、カミサンも単独で1曲。

この催しは、100歳まで働こうという趣旨の会が主催するもの。

いってみれば、自分も楽しめるボランティア。

今回は一人で歌うため歌詞も新しく覚えなくてはならず、ここ一週間ほどは音楽三昧の毎日。

歌詞もようやく覚え、無事初めての歌でのソロもまあ何とかこなせてまずは一件落着。

最近バンドに参加していることもあって、スタジオはカラオケスタイルから、レコーディングスタジオモードへ移行。


キーボードとデジタルレコーダーが操作しやすいように

レイアウトを変更

 

このデジタルハードディスクレコーダーは、
採譜、歌や楽器の練習にはとても便利。

1000箇所まで希望の場所へマークをつけ、マークされた場所へは、一気にジャンプして、そこからプレイや、音入れのための、いわゆるアタマ出しが瞬時にできる。

デジタルの威力だ。

最近のものはデジタルやアナログの変換が24ビットで処理できるため、非常に音質がいい。

インディーズ版のCDなどでは、このような個人でも手に入るレコーダーで録音したものが、市販されるようになっているほどだ。




キーボードは少し古いヤマハのものだが、信号の入力という役割だけだから問題ナシ。

キーボード上にあるのが音源と、パターンを作成するための、いわゆる音楽用のコンピュータ。

キーボードとMIDIという規格で接続し、主にリズムセクションの基本パターンを録音するのだが、この上の部分を交換すると最新の性能を手に入れることができる。

 

歌やこうした管楽器は、アナログなのでマイクで録音。

一応こうしてスコアやパート譜も書いているのであります。


これはボーカルの処理用のエフェクター。

ハーモニーをつけたり、ボコーダーというロボットのような声を作ったりすることができる。




これは、CDへ録音するときにノイズをカットしたり、音に精気を与えることができるコンプレッサーという機能がある、いわゆるエフェクター。

こうした、マシン類は凝り出すときりがなく、スタジオで使用する用途のコンデンサーマイク1本にしても100万円くらいから下は5万円前後まであるが、上手に使えば、5万年位のものでも充分使い物になる。

まあ、大手レコード会社が製作する時の製作コストだけでいっても、一曲1千万円くらいはかかるのだが、個人では一度ハードウエアを買ったら、後は時間をかけてデモ版を作れば、才能のある人は安いコストで、デビューのチャンスを増やすことができることになる。

しかし、こうしたものを使いこなすのは、そう簡単ではないし、音楽の才能はあっても、こっちの方は苦手というパターンも多いはずで、こうした環境が手に入るようなったからといって、すぐに素晴らしいミュージシャンが続々誕生するというわけにはいかないだろうが、しかしこうしたものの普及と低コスト化が進めば、音楽の世界への敷居はうんと低くなってゆくだろう。


0316 Fri.

無知と無策

今日はダウが200ポイント以上下げ、ナスダックの総合指数も1900ドルを割ってしまった。

何故下げ止まらないのか?

日本の金融システムへの不安が影を落としている。

日本の新聞社のWEBを見ると、NYがどれだけ下がったかということだけしか書いていないが、宮澤氏のその場限りの対応がさらに、世界のマーケットの事態を悪くしていることに、全く触れていないのが不思議。

当事者が怖いことになるのがわかっているにのに、当事者が何も分かっていないことを見る方がもっと怖い。

なんだか、ホラー映画の仕掛けのようだが、事実は小説より奇なり。

すでに破産しているものへ、いくらつぎ込んでも無駄。

つまりダウントレンドの時にいくら買ってもロスを出すだけ。

清算して出直す時に、その値打ちのあるものを選び、つぎ込むべきだろう。

株だってアップトレンドになったタイミングで買うのだからね。

それがわからないものが、ムチャな発言をするくらいなら、まだ黙っていた方がよほどまし。

無知ほど怖いものはない。

ダメになるものを、放っておくという、無策の方がよほどまし。

無知で税金を無駄につぎ込む方が性質が悪い。

ダメになるものは、何をやってもダメ。

潰れたら、お前らが働くところがなくなるから潰せない、などというようなたわけた脅しまがいの説明を真に受ける方も問題だ。

市場競争の基本をきちんと守る、つまり本当に強い会社が生き残るような仕組みがを作らなければ、これから先の競争に勝てるわけがないのだから。

と、また余計なことを書いてしまった。

 

 

0315 Thurs.

いろいろな普遍

これだけ株価が下がると、よく聞かれる「普遍的な」質問にこういうのがある。

「もう底でしょうか?」

「わからん。」というのが正直な答えなのだが、それじゃ悪いだろうと、色々説明しながら、結局は「わからない」旨を伝えると、相手はほんと、がっかりするのがよくわかる。

そんあことわかったら、苦労しないんだけどなんてことはいえないし。

上がってきたら、もう少しはわかるようになる。

普通こういう答えじゃ、相手の希望する答えにならない。

断定的に、まだ下がります。とか底でしょうという断固とした答えが必要なんだろうけれど・・

はっきりいえることは、普通みんなは底で買いたいのだということだ。

しかし、こういうのが一番危ないんだなあ。

上がり始めてからから買うというのでは、「乗り遅れ」て損をした気分になるのだろう。多分。

さらに普通株が初めてという人は、何となく気分で買うというのが一番多いようだが、これこそが究極の「でいんじゃらす」パターンだ。

よく雑誌の企画モンなんかで、予算を計上して何人かで、「投資」をしてその成果を競うってヤツだが、あれは「投資」の名のもとの「バクチ」以外の何者でもないのだけれど。

まあ楽しんでやっているのだから、余計なお世話だけど。

 

セミナーを受けた人であっても「わかっているのにやってしまう」というのはある種の「普遍」といえるだろう。

パソコンでのトレードというのは、TVゲームのようなイージーなイメージがあるためだろうか、モニターの前に座っていると「ついやってしまう」らしい。

あれだけ「セットアップがいくつか揃わないとダメですよ」といっても、揃わないのに、やってしまう人は後を絶たない。

だが自分では、揃ったと思い込み、上がると信じボタンをクリックする。

トレードとは、想像する以上に忍耐が必要だ。

それと、これも意外と多いのだが、原因の究明が、的外れというやつ。

つまり何が悪かったのかという自己分析が、かなり見当違いのことが多い。

まあ、特に最初のうちはこれは仕方ない。

だって、きちんと実行できないのだから損をするわけで、だから損をした理由がわかっても、その対策がわかっても実行できないことが多い。

また分かったとしても、その解決方法を見つけるのがまた難しい。

これはしかし、自分で解決するしかないだろう。

そうして、苦しみながら、血のにじむような忍耐をしながらコツコツと登っても、途中で落石があったり、足を滑らせたりすることがある。

みんなそうしながら、頂上へ向かって登っているのだけれど、これがトレード。

こういうことが実感として分かるようになるまでに、かなり時間がかかるし、気が付いたら時には資金も底をついていたということじゃ、何にもならないから、こうしたバランス感覚も必要になる。

ペーパートレード・セミナーはこうした、何が問題点なのか、そしてどうすればいいのかの、ヒントを得るには、有効な一つの解決方法だろう。

自分ではわからない問題点を、別の視点から見つけ、解決の糸口を見つけるというのは、もつれた糸をほぐすのには、いい方法だと思う。

 


トレードの成果は通常、情熱に比例し、また豊富な資金量は圧倒的に有利だが、しかしだからといって工夫をしない人は、あっという間に豊富な資金でさえなくなってしまう。

損を出し続けるというのは、どこかに必ず原因がある。

その原因に対策をしているつもりが、それがまったく的外れだと、同じことを繰り返すことになる。

「自分のトレードを後でチャートに書き込んで、検証を!」と言っても、それを本当にきちんと実行している人は、100人のうち、5人もいないだろう。

これが現実。

原因は、身近なところにある。

わかっているのにやらない。

まったく、どこかの政府と同じだ、なんてことは言わないが、とにかく、できるのは自分しかいないのだし、まずはやっていないことからとりかかる。

ちょっとしたことなんだけどねえ。



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2001 0315-

 

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