2000 0815-
0831 Thurs.
暴落を引き起こした犯人がFBIに逮捕される
トレードフロアの何人かのトレーダーは、8月25日に大損をしているから、このチャートは、きっと何年経っても覚えているだろう。
チャートで見るマーケットでも、ここの最後で解説しています。
この騒動は、InternetWire の元従業員でジュニアカレッジの学生、Mark Simeon Jakob 23歳が、引き起こしたと今日公表された。
左の写真では後ろから写真を撮っている(笑)
ここに犯人が逮捕され連行される映像あり。
FBIの捜査によると、犯人はエミュレックス社のPR会社の社員を装い、同社の第4四半期収益が虚偽であり、同社の最高経営責任者が解雇されたという偽情報をInternetWireへ流し、同社の株価を暴落させ、241,500ドルを騙し取ったというもの。
報道による発表をもとに、彼の犯行の引き金になった、トレードをここで再現してみよう。
8月17日、18日に彼は、エミュレックス社の株を3000株ショート。
赤丸の印の位置ですね。
値段は80ドル。ちなみに、「ショート」というのは先に株を売って、あとで値段が下がったときに買い戻して利益を出すという、通常とは逆の株式売買の方法。
しかし、株価はその後上昇を続け、犯行前日の8月24日には何と113ドルまで上昇した。
彼はたまらずに買い戻し、10万ドルつまり約1000万円の損失を出したという。
1000株で33ポイントのロスは3万3千ドルだから、3000株で約10万ドルですね。
そこで彼は、多分損失を取り戻そうと、画策したんでしょうな。
Porter and Smith PR社のRoss Porterと名乗り、ヤフーのフリー電子メールを使って、前の勤め先のInternetWireへ、虚偽のレポートを送付したという。
まあ、前に務めていた会社だから、どのようなシステムで、どのような影響があるのかは、あらかじめわかっていたろうからね。
会社も、ウラをとらなかったのはまずかったね。
そして暴落時にショートをして54,700ドルをゲット。
そして下がってから、3,500株をロングで買い月曜に売却、187,000ドルの利益を上げたという。
で、彼の犯行の動機となったトレードを分析してみると。
黄色いラインが上値抵抗線で、ここを抜いて上昇すると、上がるんです。
彼はこれを知らなかったと見えて、赤いラインの位置でショート。
ここはロングですがな・・
アクセルとブレーキを間違って踏んだようなものですね。
で、たまらずに、24日の最高値で買い戻し。
トレードに関しては、全くのシロートだということがよくわかる。
途中のグリーンのラインは、長期の移動平均線。
つまり3本の移動平均線を抜いているわけだから、上がるよなあ・・
左はエミュレックス社のCEO ・ 右は証券取引委員会のエライさん
連邦検事は、有価証券とメール詐欺の疑いで起訴したが、求刑は罰金と禁固15年という・・罰金が高そうだな。
ここにある「あなたのデイトレーダー度チェック」をやってみた。
あなたの性格は、デイトレーダーに向いているのか?チェックします。
デイトレーダーに向いてる度は%で表され、評価コメントが表示されます。
ということなので、早速チェック。
さて結果は?
あなたのデイトレーダー度は 27点/30点
以下評価コメントです。
かなりいいせんいっています。
あと一歩で完璧なデイトレーダーです。
でものめり込みは禁物!!
家庭崩壊や、同僚不信、恋人との疎遠化に注意しましょう!!!
あと一歩か・・(笑)
昨日は、夕食の食前酒にシェリーを・・
ティオ・ペペ だから甘味は少ない。
ショットグラスでストレートを2杯。
ワインを開けると、二人じゃちょっと多いなあという時は、これがいい。
私は食前にあまりビールは飲まない。炭酸でハラがふくれるからね。
あとは、時々スコッチを軽く一杯やりながら、おかずを食べるというのも時々あり。
ちなみに昨夜のメニューはたしか・・
枝豆
冷奴・みょうが
きゅうりとカニの酢の物
しらすおろし
菊の花のおしたし(ゴマあえ)
自家製かつおのふりかけ
山芋とタコの煮付け
塩鮭
ごはん(軽く一膳)
純日本風ですが、やはり食い物は和食がいちばん。
食べてから、カミサンが「ぬか漬けを忘れてた」と一言。(笑)
0830 Wed.
F-1 ベルギー・グランプリ
第13戦目。
ちなみにベルギーは、英語ではベルジャンといいます。
この国名や地名は日本語のカタカナになると随分英語と違うため、時々エライ目に会います。
ベルギーでは全く通じません。(笑)
あなたが、もしF-1ファンならこれは見逃してはいけません。
というほど、いいレースでした。
ハッキネンとシューマッハの一騎打ち。
話がちょっとそれますが、BARRICHELLO は朝日新聞ではバリチェロと書いていますが、これはバリケロです。
ローマ字読みはやめた方がいいですな。
さらに追い討ちをかけるように、浅し新聞は、クルタードを「コールサード」と呼んでおります。「クルサード」はまあいいでしょう。
しかしコールサードはいけません。
COULTHARD は THIRD をサードと呼ぶので、ここらあたりから考えたんでしょうが、浅し新聞には、英語に強い人というか、英語の常識のある人はいないんでしょうかねえ・・
日本を代表する新聞なら、こういう間違いはいけまへんな。
と思わず吉本化してしまいましたがな。
ついでに言えば、シューマッハーもちょっと間抜けですね。
語尾を延ばすと、おかしいでまんねん。
シューマッカと呼べとまではいいませんがシューマッハくらいで抑えて欲しいものです。
産経新聞は、クルサードとまあ合格ですね。
しかし、シューマッハー、バリチェロは朝日新聞と同じ。
報道協定でもあるのでしょうか。(笑)
今回もビデオに録画しておいたのを観戦?
このスポンサーに U.S.Army がCMを流しているけれど、粒子の荒れた映像が映画の一シーンのようで、これじゃ入隊したいと思うヤツが出てきてもおかしくないな。
またポルシェのCM、雨の中を走るカレラ4が、なかよろしかったです。
スパフランコルシャンというコースは、なかなかトリッキー。
トップを争うマシンは、一周4.33マイルつまり7キロ弱のコースを、1分55秒台で駆け抜ける。
これを44回繰り返す。
最終コーナーはバスストップと呼ばれる、超低速コーナーがあり、縁石に乗り上げるF-1の挙動をスローモーションで撮っていたが、これがまたよかった。
雨の日のスピンやカウンターを当てるシーンをスローで流していたが、プロは、あのマシーンのあの速度で、カウンターを当てるのだからなあ・・
予選は最初晴れていたが、後半は雨のため、雨にタイムアタックをするはめになったシューマッハは4位でのスタート。
このレースでのハイライトは以下の3点
チャンピオンシップ争い
スポイラーの角度
コンディションの変化に合わせたタイアチョイス
決勝は雨こそ止んでいたが、フォーメーションラップを見ているとかなりの水しぶきが上がっていたからあれじゃ前が見えないな。
そのため、ローリングスタートで始まったが、コースはどんどん乾いてくる。
スタート直後は、1位から3位までは、一秒以下の間隔だ。
さすがシューマッハ、どんどん抜いて2位に浮上。
6週目には、各車ピットインして、3種類の雨用のタイアのうち、2番目の仕様のに履き替えた。
13周目には、ハッキネンがスピンして、シューマッハがトップ。
しかし、シューマッハは安定している。ダントツだな。
2回目のピットイン、フェラーリは11秒台。
一方マクラーレン・メルセデスは6秒台。
10秒台のリードを保っていたのに、これはシューちゃん痛かったね。
コースがほとんどドライになってくると、ウィングを立てて、コーナーを安定させているフェラーリは不利になってくる。
このあたりは、シューマッハと同じフェラーリをドライブするバリケロを見れば、マクラーレンのシャーシのセッティングのいいことがよくわかる。
クルタードのドライブするマクラーレン・BMWだって、かなり早かったから、エンジンよりも、シャーシーセッティングを含む足回りの違いだ。
ゴールまであと5週になると、周回遅れが絡んだストレートで、シューちゃんは、この周回遅れのマシンを利用して、いわゆる違法スレスレにマシンを左右に振り、ハッキネンのパスを阻止。これは絶妙だった。
しかし、ウデでカバーできるのはここまで。
次の周の同じストレートで、トップスピードが明らかに早いとわかるほどの速度差で、ハッキネンはあっけなくシューマッハをかわし、そのままゴール。
最後の10週は、久しぶりに見る素晴らしいレースとなり、まさに手に汗握るバトルだった。
ドライになったコースを疾走するマシンは、このテクニカルなコースとあいまって、恐ろしいほどの速さだ。
車載カメラからの映像を見ると、まさにゲームのように景色が流れ、めまいさえ覚える。
久々の素晴らしいレースだった。
こうなると、不利なフェラーリを応援したくなる。
遅いマシンをコントロールして、ウデで必死にカバーするシューマッハ。
これは最終戦まで目が離せないぞ・・
0829 Tues.
珍しく、午後も曇天のシアトル。昨日は天気がよかったのに・・
今日は車ネタです。
Zoom
昨日は帰りにアウディーTTと遭遇。
というか追いついたのだが、後ろから見たのは初めて・・
リアウィンドウ周りのグラフィックは、前の911に似ている。
スポイラーがついているので、例のオーバーステア対策をしてあるやつのよう・・さすが、TTだけあって、ツインマフラーがなかなかお洒落です。
Zoom
始めて見た、トヨタ・エコ。
このクラスで、高級感を漂わせるのは、ちょっと違うような気がするのですがねえ・・
フィアット・パンダのような、割り切った潔さを感じるモデルは、メイドインジャパンでは無理な気がします。イタリアかフランスに頑張ってもらわないとね。
Zoom
覆面パトカーをスクープ。獲物を探しているようでした。
見分け方
やけに白い、または黒い大型車
屋根にアンテナ
リアウィンドウに、黄色いランプ
0828 Mon.
Decimals 少数表示
今日は、ニューヨーク証券取引所とアメリカン証券取引所で、13株が小数表示され、売買のテストが行われました。
CNBCも下の価格表示の帯の表示が、分数から少数表示になっていましたね。
↓
表示方式が変更されることによって、ボリュームや価格変動に影響を与えるかどうか、また情報を提供する側にとって技術的な問題がないかどうか、などについて、検証されたようです。
今まで数ヶ月にわたって、テストが続けられてきましたが、今日のテストでも問題点はなく順調に推移しているようです。
来年の4月までには、株価は現在の分数表示から、すべて小数表示に移行される予定で、9月下旬には約100株が小数表示で、取引される予定です。
今までの分数表示
↓
小数表示
また少数天表示に伴い、端数は丸め処理をされるようで、以下のように四捨五入され、運用されます。
1/16 = .0625 = .06
1/ 8 = .125 = .13
3/16 = .1875 = .19
1/ 4 = .25
5/16 = .3125 = .31
3/ 8 = .375 = .38
7/16 = .4375 = .44
1/ 2 = .50
9/16 = .5625 = .56
5/ 8 = .625 = .63
11/16 = .6875 = .69
3/ 4 = .75
13/16 = .8125 = .81
7/ 8 = .875 = .88
15/16 = .9375 = .94
この移行によって一番問題頭が痛いのは、マーケットメーカー。
こうした、四捨五入によって、スプレッドが小さくなるため、マーケットメーカーの儲けが少なくなるからですが、我々個人のトレーダーにとってはいいことばかりですね。
ただ、ナスダックは、来年まで小数点表示でのトレードの予定はないとのことで、これはちょっと残念ですが、混乱がないように万全の準備をしてからということでしょうから、待つしかありませんね。
この移行はトレーダーにとっては何も問題はないようで、まあこれは当然でしょう。
特にトレードのビギナーにとっては、これは朗報ですね。
わかりやすい表示によって、より多くの個人トレーダーが市場に参入することにつながるでしょう。
長い間トレードをしているトレーダーにとっても、小数点の方が 7/16 や 7/8
よりわかりやすいことに変わりはありませんしね。
0827 Sun.
金曜の夜は気分的に一番嬉しい。
だから少しのんびりとした気分で、夕食時にワインを楽しんだ。
Zoom
先週末にこのワイナリーへ行った時、買ったやつだ。
ここのワインは初めてなので、20ドルを切る値段のものを、試しに一本買ってみた。
もう少しコクが欲しい。
まずくはないが、ついつい飲んでしまうというところまでは行かない。
次は95年あたりのを買ってみるか。
夕食後「ノッティンガムの恋人」(だったよね確か・・)を観た。
ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツの組み合わせ。
ハッピーエンドというストレスフリーの作品でした。
ジュリア・ロバーツは、ペリカン・ブリーフのようにサスペンスもので顔を引きつらせて走り回るより、やはりこういったタッチのもので笑顔を見せてくれる方がいいと思う。
出演料が何せ1本で1500万ドルだというしね。
しかし、メグ・ライアンも捨てがたいし、ゼタ・ジョーンズの黒髪もなあ・・
誰がベストかというこういう3択で聞かれたら、思い切り迷うよなあ。<誰もそんなこと聞いてないって。ははは。
昨日はセミナーだから、朝は少し遅くに起きた。
朝から久しぶりの雨模様・・
布製のルーフが少し曇ったような雨音を奏で、まるで秋の訪れを告げているようだ。
久しぶりに、休日の早朝を駆けるフリーウェイは、空いていた。
ベルビューを抜けるあたりになると、雨脚は少し強くなったけれど、オフィスのある、カークランドあたりまで来ると雨はほとんど止んでいた。
ほとんどクルマのいないカーブで、右足を少し深く踏むと、テールが流れ、
思わず頬が緩む。
雨の日も、悪くないな。
今日自宅のガレージの前で空を見上げたら一応晴れ。
いつも、朝出かける前にガレージの外へ出てみる。
朝の匂いがする。
Zoom Zoom
今日はさらに、雲もモクモクというなかなかドラマチックな空だった。
新道を下ってゆくと、今日は日曜日だから、こうした車も走っている。
何はなくともまずスターバックスへ右折のようですね。
わかるわかる・・ウンウン。
Zoom
I-90 をアクセル底踏み状態で進入して少し走ると、前方先に白っぽい大きな車が、エキスプレスレーンを走っている。
どうも怪しいので、右足を緩めると後ろから、ボロい古めのアコードがビューンと80マイルくらいで追い抜いていった。
おいおい、前方注意だぞ。
少し先で、アコードのブレーキランプが光り、ペースダウン。(笑)
ははは、そりゃそうだ。
で、ライトを消してから、アコードの陰に隠れ、アクセルを底踏み状態に戻し、アコードに追いつく。
かなり先の道路の左側になにやら白いものが見えるがそこで、その白い車はUターン。
ここはスピードが出るんだよなあ。真っ直ぐで誰でも出したくなる。
ドライバーの心理を考えたところで、待機している。
さすがマーケットメーカー、じゃなかった(笑)おまわりさん。
朝から、ご苦労様です。 < その手は桑名の焼きハマグリ
0826 Sat.
後姿とデザイン
人間は外見じゃない、中身だ。
でも、まず外見からだ。(笑)
クルマもまず外見です。
いくら操縦性が良くても、嫌いなカタチの車には乗りたくないのが普通です。
後世に残る名車には、やはりデザインのいいものが多い。
車のデザイナーに言わせると、デザインは文化やその国の持つ感性にも関係があるようだ。
たとえば、BMWのデザインはカリフォルニアなどの外国のスタジオではなくミュンヘンの本社スタジオですべて決定される。
現行の3シリーズは、カリフォルニアの子会社がオリジナルを手がけたが、仕上げの段階でデザイナーはドイツへ連れてゆかれ、BMWらしさを完成させたという。
エモーションを大事にするBMWらしい逸話だ。
トレードと違って、デザインは誰にでも簡単にできるけれど、いいデザインのものを創造するのは、トレード以上に難しいのかもしれない。
いいデザインは人間の心に響き、その人間の魂を鼓舞し高揚させる働きがある。
何を隠そう私も、もとはといえば、大学で工業デザイン科に入学し、デザイナーを志したことがある。
だから、人よりか少しだけ小うるさいことを言いますが、ご容赦を。
と前フリはこれくらいにして今日は、後姿について・・
車というのは、後姿を見ることが多い。
車の前の部分というのは、対向車としてなら見ることが多いのだけれど、それもすれ違うまでの一瞬の間のことだ。
だから普通に走っていると、前の車の後姿を見ることになる。
この印象がいいと、その車に対してのイメージがうんとよくなる。
美しい後姿の女性を見ると、顔を見たくなる心理と同じで、後姿がいいと、「あれ?この車は何だろう?」ということになり、前に回りこんでフロントを見たくなるものだ。
だから、車のリアビューのデザインはとても大事だと思う。
なわけで、今日は写真付で後姿についての考察を!
トヨタ・アバロン
トップバッターは、アメリカで最近時々見かけるようになった、トヨタ・アバロン。日本だとプロナードと呼ぶらしい。
車自体は、雑誌などの評価を総合すると、仕様によっては出来は悪くないようだ。
大きく見せるために、わざと前後を絞らないデザインにしているようだが、デザインが古臭い。
まあ、そういう層に向けての車だから保守的?にしたのかもしれないけれど、マーケティング優先のトヨタらしい車だといえるだろう。
アメ車がみんな、ヨーロッパ志向のときに、こういう結構アメ車っぽいのを出すのはトヨタのマーケティングのうまさだろう。
前の席はベンチシートになっているが、こういうとこがトヨタのうまいというか「あざとい」ところ。
最初にこの車のフロントを駐車場で見たときは、「あれ?クラウンがどうしてアメリカで?」と勘違いしたほどで、それくらいよくも悪くもトヨタ臭いデザインだと思う。
前へ回って見たら、もっと「クラウン」だと思った。
でも、よく見るとクラウンよりデザインはいい。
パッと見は一瞬あれって思うけれど、よく見るとやっぱりダサイ。
トヨタの関係者の方、すみません。
いや待てよ。
マーケティングのトヨタだから、素晴らしいインテリアにあった外見を備えると、トヨタの独壇場になってしまうから、わざとそうしているとしたら・・
なわけないかな?(笑)
これはわからないはずです。
私も最初わからなかった。
で、アクセルを底まで踏んで近づいて見ると、ヒュンダイの車。
何となく三菱の車っぽい。
フロントも見たけれど先代のセリカを少しカッコ悪くしたようなので、写真は省略。(笑)
おまけにトレッドが狭く、ボディーのずいぶん内側にタイアがあるため、とても安定が悪そう。
日本じゃ売れないだろうなあ。
アメリカじゃ安さで、しかるべき層の人が買っているようですが、ヒュンダイ製は、ここベルビュー界隈では、あまり見かけない。
これは今のモデルの前のカムリ
写真で見ると、マフラーのパイプの取り回しの具合で、パイプの一部が車の下に飛び出しているのがわかる。
トヨタの車は、この後ろや下回りの処理が全体的に下手だと思う。
日産の方が、まだましかな。
アメリカの高級ブランド、レクサスLS400、つまり日本でいうところのセルシオだが、これは最高級モデルなので排気口が2本出ている。
しかしせっかくこうした演出をしているにもかかわらず、後ろ姿がダサイ。
下回りが見えている。
セクシーなランジェリーが見えているというのじゃなく、デカパンをはいているのがわかるというか、まあそういう感じで、あまり見たくないものが見えているのですね。
これには驚きました。
せっかくのデュアルマフラーの効果もこれではブチこわしだと思いますが・・
新型のカムリでもまだ、マフラーのパイプが車の下に飛び出している。
空気抵抗の面から考えても、車体の下はできるだけフラットにするというのが最近の常識なのにねえ。
私のミアータなんて、93年モデルだけれど、すでに底は結構フラットでありました。
トヨタは、こういうところでコストを下げているのか?
これはゴルフだけれど、きれいに処理してある。上のカムリの写真と比べると、車体の下がフラットなのがよくわかる。
初代のゴルフが前を走っているときに見たら、すでに、こうした処理はきちんとしてあったので、これにはビックリ。
さすが、ドイツ車。
メルセデスやBMWをよく見ると、完全に隠れてはいないのだけれど、見えることを前提として処理をしてあるというのがわかる。
もちろん値段が高くなると、確実にこうしたところの処理がよくできている。
レクサスも、本当の高級車を目指すのなら、こういうところの手抜きはいけません。
たとえば、ドイツ車の高級車種は排気口の口を地面へ、つまり下へ向けてあるのだが、こうしたところを手を抜かず、きちんと考えてあると、値段が少々高くても納得できるというものだ。
Zoom
助手席の方の頭も光っているけど、マフラーの胴も光っている。
ズームで見るとよくわかるが、ここまで見えたら、クロームメッキをするなどして、逆に堂々と外へ出し見せるというのも手だと思う。
コストの関係で無理かな?
Zoom
これは、私のミアータですが、リアスカートがついているから、下回りは全く見えません。
ほんの少しのことなんですがね。
旧型
新型
ミアータは、フロントの空気取り入れ口のデザインが変更されたようです。
マツダのアイデンティティー?として、空気取り入れ口のデザインがマツダ全車統一されたらしい。
別に空気取り入れ口のデザインを同じにしなくても、個性は出せるだろうし、第一ミアータがマツダの車だってことはみんな知っている。
空気取り入れ口を、口のように見たてると何となくユーモラス。
サイドや後ろの造形が少しマッチョな雰囲気なのに・・
まあ、口のカタチは本社命令?だろうから、そういう事情なら形状は仕方ないけど、漫画チックなユーモラスさではなく、精悍な雰囲気に仕上げてほしかったな。
内装などは良くなっているのだし、Z3やボクスターにはない「軽さ」という味があるのだから、それにふさわしいオリジナリティーのあるマイナーチェンジをして欲しいですね。
日本が誇る、世界に名を残す名車なのですから。
0825 Fri.
翻訳
Date & Time 08/24/2000 15:13:13
Posted by ST<st>
Mark to Market
ちょっと面白いなぁと思ってm to m拝読させてもらってます。
ところで翻訳はhatchさんがなさっているんですか?
原文と比べて適切なんだけど面白い訳にすっかりハマって
しまいました。これからもガムバッテクダサイ。。
今日はそれだけです(笑
JMARが上がったので嬉しいっす。
Date & Time 08/25/2000 06:12:33
Posted by hatch<hatch@daytradenet.com>
翻訳は難しい・・
翻訳ですが原文の荒翻訳はRISAさんがあらかじめ済ませておいてくれます。
力仕事ですから大変なんですけどね。
若者のパワーに頼るのも大事です。(笑)
最後の仕上げは私ですが、大事なポイントは文体の統一、あとは間違いがないか念のために原文と比べながら、時々わかりにくい個所は、ジェスへ直接聞いてフィニッシュです。
トレードに関することなので、RISAさんは大変でしょうが、ワシントン大学卒の秀才ですからその辺は信頼してお任せモードで
お願いしいます。ラクしてます。(笑)
完全に忠実に翻訳すると味気なくなりがちなので、意訳とのバランスが難しいですね。
文化と習慣が違いますから、そのまま直訳するとわかりにくい場所がありますからこの辺がなかなか時間がかかります。
英語の勉強になりますが難しい・・
JMARギャップアップ後強いですね。
いいチョイスのナイストレードですが、よく見つけましたね。
また書き込んでください。
Mark to Market
の翻訳についてこのような質疑がありましたので、これに関連したことを少し・・
翻訳で大事な3要素とは語学力、表現力、調査力だそうです。
こうしたWEBで書くための翻訳は、会話が達者であることよりも、表現力が必要になります。
人生経験や読書経験などで培われた幅広い表現力があればベストですが、これに効く特効薬のようなものはないようです。
ある程度の年季だけ?(笑)
たとえ翻訳の学校へ行っても、原則とか方法論だけしか学べないでしょうから、日本語表現のセンスのためには、独学で数をこなすしかないのかもしれません。
調査力というのは、こういうケースでは、トレードのことを良く知るということになるでしょうね。
トレードには独特の表現や言い回しがありますから、トレードを知らないと、何のことかわからないということになります。
また、普通は原文の疑問点を根気よく調べるという作業も必要となりますが、このケースでは書き手がジェスというように決まっているわけですから、わからなければ聞けるというのはラクですね。
後は、読み手が面白く感じる言い回しを、どのようにするのかという点です。
表現の完成度を高めるというのは、適切な表現を思いつかなければ、意外と時間のかかる作業となります。
RISAさんはジェスのスタイルを知っています。
そのうえで、彼女のスタイルであらかじめ下翻訳をしてくれていますから、ほとんどがそのまま使えます。
また、最終段階で私が手を入れることがわかっていますから、直訳に近い表現しか思い浮かばなくても、どんどん先へ進むことに重点を置いて作業をすることができますから、このケースではこのスタイルのチームでの翻訳は、結構効率がいいと思います。
彼女の作業は、辞書を使った完全手動翻訳ですが、今までの最終的な翻訳の表現がどのようなものかは知っていますから、最初のいくつかのコラムを翻訳した後は、比較的スムーズに進行しているようです。
だからといって簡単ではないでしょう。
特にトレードに関する部分は特に大変なのは確かで、大学時代の課題を思い出しているかもしれません。
私は無茶な課題を出す先生といったところでしょうね・・(笑)
そして、次は私の番です。
RISAさんの荒翻訳原稿を(といっても完成度は相当なものですが)、さらに翻訳ソフトを使って単語の再チェックをしながら仕上げるという手順となります。
読み物として、ある程度面白いものにするためには、やはり時間をかけることですね。
できあがったら、少し時間をおいてから、もう一度読み直します。
二人の翻訳時間を合計すると、かなりの時間がかかっているのは確かですが、それだけに、日本語として不自然な表現は少ないはずですし、なかなか面白いコラムに仕上がっているのではないかと思います。
原文が面白いので、それをどのように伝えるかということなんですけどね。
0824 Thurs.
大人のツケ
NAVIの9月号に少年犯罪の詳細な記事が掲載されている。
アメリカに住んでいると、こういうことに疎くなるのだが、ショックな記事だったので、その要約に感想を加えまとめてみた。
10台の青少年の犯罪が急増しているという。
岡山金属バット事件の少年が逃亡中に、日本では総選挙が行われた。
自民党は選挙の作戦として公共事業の必要性を強く訴えた。
日本は650兆円もの借金を抱えているから、公共投資と称してカネをばら撒く時ではないだろう。
しかし、金利ゼロという異常な経済状況にもかかわらず、自民党はあいもかわらず、選挙のために地元への利益誘導を訴え、有権者はこうした候補者へ一票を投じた。
その結果として、稲川会会長一家臨席でスピーチをしていたと週刊誌にスッパ抜かれた首相を擁立する自民党が政権を保持。
公明・保守を加えると絶対安定多数を獲得したから、政策の決定は思いのままだ。
在任中に建設省の発注工事の指名に関連した元建設相が、受託収賄罪容疑で逮捕された。
ただし、選挙中ではなく、都合のいいことに総選挙からわずか5日後にだ。
選挙中に逮捕されたら、自民党の選挙結果に大きく影響しただろうことくらいは中学生でもわかることだ。
検察庁は絶対的に公明正大で中立だったろうか?
責任逃れをするために、嘘をつき言い逃れをして、見て見ぬふりをする政治家、教師、両親がいる。
水泳の千葉すず問題、釜本も絡んだサッカー協会のトルシエ問題、興味本位のテレビのワイドショー、女性週刊誌の節度のない記事、妬みと優越感の交錯する精神構造へ誘導する日本の社会を象徴するような、地元の利益を優先するバラ撒き政治は、自分の住む地元さえ良くなればいいというナショナリズムだ。
日本の経済さえ良くなればいい。
血のつながった自分の家族さえよければいい。
自分の子供だけはいい大学へ入学させたい。
それ以外はどうなってもいい、赤の他人を排除をすることに無神経になり、やがては「人を殺す経験がしたかった」という感性を許すことになる。
誰かと恋をして大事に想う相手は、赤の他人だ。
何よりも大事な親友だって赤の他人だ。
カネで欲望を満たしたり、嘘を重ねるのではなく、誰かを心から愛すること
を忘れた大人へのツケが、今回ってきている。
愛する大事な誰かを殺されたら、その悲しみの深さはどれほどのものだろうか?
それががわかっていれば、簡単には人を殺せない。
目の前の誰かを愛すること、身近な人を愛することを忘れた結果が今、目の前に突きつけられているようだ。
0823 Wed.
テクニカル指標の重要性について
トレードを始めて3ヶ月が経とうとしています。浮き沈みもあり、楽しみと、難しさが混在している状況です。
自分なりに学習と実戦をすすめましたが、慣れてきたところでひとつの壁を感じています。
そこでひとつ質問です。テクニカル指標についてはセミナーでも、Market by Chartでもほとんど取り上げられていません。
ときどき記述があるので全く参照されていないとは思わないのですがどのような指標を、どのように使用しているのか参考にさせていただければと思います。
Executionerに含まれている指標については一通り勉強をしました。
Momentum, RSI, %K、ADX, D、−D の組み合わせでそれなりの成果もあります。 ただ、自分なりの解釈でやっているため、今ひとつ自信が持てません。
精度の高いEntryとExitを求めるにはろうそく足チャートとMAだけでは無理ではないかと感じています。
Market by Chartあるいはコラムで取り上げていただければ幸甚です。
という質問を頂きました。
テクニカル指標を使ってエントリーのサインをよりはっきりと掴みたいということは、チャートを使ってエントリーのタイミングを決めるトレードでは、当然誰もが考えることだと思います。
基本的にこうしたテクニカル指標は、チャートや移動平均線と併用して、エントリーのタイミングを計るものです。
しかしもっと違うほかの指標をたくさん使えば、うまく利益の出ていない人が儲かるようになるでしょうか?
この指標が万全のものであればそれらを組み合わせれば、全自動で売り買いのサインを指示するソフトができます。
そしてこうしたソフトを開発している人たちが、自分たちで売買をしたら絶対に儲かるということになります。
そこのソフト会社の人たちがそのソフトを使えば、全員が儲かり億万長者になれるでしょうか?
忘れてはならないのは、トレードの成否は、買いのタイミングという要素だけで決まるものではないということです。
トレードは買うより売るほうが難しいという言い方もできるほど、売るタイミングも重要なのです。
これはロスカットに代表されるように、ロスをとって反対売買をすることの難しさを考えれば、よくおわかりになると思います。
指標を組み合わせても、それが出た時の、「厳密なタイミング」を計るのが難しいという問題も浮上してくるはずです。
また、銘柄の選択を間違え、ダウントレンドの銘柄を選択し、こういう指標を使ってトレードしたとしたらどうでしょうか。
やはりうまくゆかないでしょう。
こうした指標は、あくまでも自分の判断を確認する、一つの道具でしかないと思います。
スウィングトレードでは、唯一CCIという指標をお勧めしてます。
Commodity Channel Index
という指標です。
ここにも、説明があります。(以上はすべて英文です)
これは「売られ過ぎ、買われ過ぎ」を表示する指標です。
セミナーで使い方に触れてはいますが、それほどの時間を割いていないことは、セミナーを受講された方なら、よくご存知のはずです。
その理由ですが、正確なエントリーのポイントを掴むには、マーケットに参加するトレーダーの心理をよく理解すること、さらにローソク足のパターンや抵抗線を理解する方が、はるかに重要だからです。
トレードは、トレンド・ステージ・ローソク足のパターンという3要素だけで、精度の高いトレードを実行して、きちんとした利益を出すことができます。
これに移動平均線、CCIなどのいくつかのテクニカル指標があれば、より確実になるというだけのことです。
テクニカル指標には、これをたくさん使えば使うほど、判断が煩雑になり混乱しやすくなるという欠点があります。
セミナーではありませんから、ここでは詳細については触れませんが、セミナーを受講された方であれば、まずマニュアルで自分のトレードがどれに該当するのかをきちんと理解することです。
トレードがうまく行かないのは、セオリーのルールを破っているからという、はっきりとしたケースだけではありません。
自分勝手にセオリーを解釈したり、エントリーのポイントを自己流に変更してトレードしたり、またはこうしたことをしていることさえ気がついていないこともあるのです。
スウィングトレードのロングでは以下の点をもう一度確認してください。
アップトレンドかどうか?
ステージを間違っていないか?
移動平均線との関係は大丈夫か?
エントリーの理由がいくつかのセットアップに適合しているか?
ポートフォリオやバイイングパワーの配分を間違えていないか?
これがきちんとできていれば、ロスカットをしなければならないケースさえ、驚くほど少なくなるはずです。
なおネット上では以下のようなテクニカル指標についての日本語での解説がありますから、代表的なものをあげておきます。
チャート ・ 売買サイン・ テクニカル指標
ここにも指標の説明があります
テクニカル分析基礎講座
テクニカル分析講座
内容については、私が保証するものではないことを申し添えておきます。
興味のある方はサーチエンジンで探せば、もっとあるはずです。
昨日はこの夏恒例の、Carillon Point Summer Concert がランチ時に開催されました。
出演バンドは、Top Brass
結構人が多かった。
ランチ時なので、近くのオフィスからも多数参加
ボートで見に来る人も・・
上半身裸の男性も登場するほどお天気もよかった
Zoom
ズームで見ると男女のカップルが踊っています
何となくリゾート地にいるような錯覚を起こします
ベースは女性でした
ドラム・ベースがちょっと・・
手前が男性ボーカル
向こう3人がメチャ明るいおばさんシンガー3人(笑)
まあ、細かいことは抜きで楽しみましょうということです。
なかなか健康的な体型でエネルギーもあまっているような
エネルギッシュなステージ
そのオーラで観客が多かったのではないでしょうか。
Zoom
ホーンセクションはなかなかよかった
ヒット中のサンタナのナンバーなどもやってました
ちょっとボーカルが・・ですがまあ無料ですからね
お天気も良かったので、みなさん楽しんでいました。
ちゃんとミキサーもいましたから、音のバランスは Good !
Zoom
あれれ、どこかで見たことがあると思ったら・・ベッキーです。
でもすぐにオフィスへ戻ったようです(笑)
0822 Tues.
最近このコラムは、トレードに関することが少なくなっている。
今までのコラムで、ほぼ大事なポイントはすでに網羅されているし、最近はトレードに関するサイトも増えてきている。
トレードに関した情報は、ずいぶん豊富になり、一年前に比べるとまさに雲泥の差で、ここにあるように、個人レベルでこうした書籍を翻訳するサイトも登場している。
また、具体的なことは、Market by Chart で書いているから、余計にここで書く機会が少なくなっている。
こちらとしても、毎日毎日トレード三昧なので、ここのコラムでトレードと関係のないことを書くのは、一種の息抜きにもなっている。
だんだん、日記形式というか当初のスタイルに戻りつつあるけれど、ただの日記というのも何なので、印象に残ったことや、興味のあることを少し掘り下げて書いている。
どうしてもワンパターンになるけれど、まあ毎日書いていれば、ある程度避けられないことかもしれない。
COOLでの内容について、多くの方からメールで感想を送っていただくが、これはとても励みになる。
特にクルマに関するコラムは、まあクルマ自慢になってしまうので、どうしようかと迷っていたけれど、少し書くと結構リアクションがあるので、何となくエスカレートしてしまっている。
と、言い訳をしていますが(笑)
ネットの利用者は、男性が圧倒的に多いようで、普通男性はクルマが好きである。
確かに女性のF1ドライバーというのは見かけないし、いわゆるレーシングドライバーの世界は、圧倒的な男性社会だ。
特にミアータに関連した業界のプロの方からの熱いメールの影響は大きく、クルマに関することが増えてきてしまっている。
メールには、書くとまずいかなというような、業界の内輪バナシ?などもあって、書きたいけれどどこまで書いていいのかわからないといった状況で、予想しなかったリアクションが嬉しい限りだ。
いわゆる喜ばしいガイアツ。
というより、ターボエンジンのブースト圧が高まったような状態で、ちょっと困って、大いに嬉しいという状態であります。
現在はFEDの発表待ち。
トレーダーたちも、ちょっと手持ち無沙汰かな。
マークもチロチロとここへやってくる。(笑)
ということで、続きはFEDの発表あとでまた・・
FEDの発表は利上げなしでした。
発表直後は少し乱高下しましたが、現在また上昇中。
外は天気がいい・・
0821 Mon.
スチームサウナ
土曜は午前中に息子と、行きつけのところへ散髪に行く。
この道中はワインディングロードがあり、ドライブにも最高のコース。
散髪の帰り道
で、そのあとダウンタウンの紀伊国屋で本をピックアップ。
午後はのんびりと過ごし、軽く昼寝のあと、スポーツクラブへ。
ここのスポーツクラブのスチーム・サウナは、温度が高く気持ちいい。
以前はプッシュボタンを押すと、熱い蒸気が噴出すスタイルだった。
ただ、この方式、一人のときはいいのだけれど、他の人が一緒のときは、あまりボタンを頻繁に押してあまり温度を高くすると、悪いかなあと余計な神経を使わなくてはならなかったのだが、最近は自動となりラッキー。
この自動の設定温度が結構高く、一度蒸気が噴出すとかなり暑くなるのがナイス。
観察していると、こうした熱に一番弱いのはどうやら黒人のようだ。
熱くなって次の蒸気が噴出すまでの半分くらいの時間で、大体が暑さに耐え切れず出てゆく。
暑くなって5分くらいすると当然温度は少し下がってくる。
すると、ここでまたシューっと音がして蒸気が噴出すのだが、この音が鳴り出すと、白人もほとんどがあわてて出て行く。
やはり、温泉で鍛えた日本人は強い?
こちらは別に我慢しているわけではなく、気持ちいいからいるんだけど、ここで外からの熱で汗をかいて、泳いで体内からの熱で汗をかくというわけだ。
プールの水が結構冷たいので、いつもこのスチーム・サウナでカラダを充分に温め、ストレッチを軽くして関節と筋肉をほぐしてから、プールへというのがいつものパターン。
プール
この日の夕方はプールが意外と混んでいた。
6コース全部に2人ずついるのだ。
空くまで待とうホトトギス というわけで、プールサイドからコースを見ていると、なかなか面白い。
一番向こうのコースにいる男性はきれいな泳ぎで、個人メドレーのように、クロール、バック、バタフライ、平泳ぎと、50メールとごとに変えている。
キックで、ほとんど水しぶきが上がらない。
かなりうまい。
ときどきこちらをチラチラ見るので、ヘンだなあと思ったら、私の後ろの壁に大きな秒針付のラップを計る時計があった。
このコースにはもう一人いるのだが、彼は浮板につかまって、バタ足で盛大な水しぶきを上げながらウロウロしている。
バタフライのときだと、コース幅を結構使うから、すれ違うときにぶつかるのではないかと少々気になって見ていたら、すれ違う少し前にクロールに切り替え、すれ違ったらまたバタフライへ戻っていた。
なかなか、考えている。(笑)
一番手前のコースには、太いおばさんが二人いる。
中ほどのコースには、浮板につかまって、盛大な水しぶきを上げている、インド系の男性がいた。
疲れるから長くは続かないと踏んでいたら、案の定早く水から上がったけど、私より前に待っている人が、かわりに入水。
結局、手前のコースのおばさんが、上がったので、このコースを使おうと水へ入ると、もう一人のおばさんが水から上がった。
あれは、100キロは軽くあるな。
プールサイドの取っ手につかまって、水から上がるのも大変なくらい太っているのが視界の片隅に入ったのだが、別に見たくもないので目をそらそうとしたけど、やはり見てしまうほど太っていた。
水に入っているとわからないから、その落差に仰天といったところか。
それで少し泳ぎ始めたら、何とまたこのおばさんが入水。(笑)
すれ違うときに、邪魔なんだなあ・・
ぶつからないように、ロープ側に寄って泳ぐと、ロープへ肘が時々当たって痛い。
どうも浮いているだけのようで、ときどきバシャバシャやるだけ。
この調子だと、なかなか水からは上がりそうもない。
なもので、心拍が一定に上がって、少し続けたところで中断し、早めに切り上げることにした。
教訓>土曜の夕方は、避けたほうがよさそう。
ワイン選び
一泳ぎして気分もよかったし、ワインを仕入れるため、一路ベルビューへ。Pete's は、ハイアットホテルの割と近くにある。
もちろん、Hugh Johnson's Pocket encyclopedia of Wine という虎の巻を持ってである。
この本は便利なので、車へ積んである。
この本に載っていないと、まずい場合が多いようだが、必ずしもそうとは限らない。うまいのがあることもある。
ワインは星の数ほどあるから、ハズレを買わないためにも、信頼できるガイドはあった方がいい。
まず、Flog's Leap を Zinfandel と Cabernet Sauvignon を混ぜ半ケース。
一本20ドル台のもの。
California のナパ・バレー産で、上記の本によると、
今年は、★★→★★★ と ★が3つに昇格。
この星が3つあれば、一応外れない。
Small Winery charming as its name and organic to boot. だそうだ。
うちのいわばハウスワイン。
ホームパーティーに呼ばれたりするときは、とりあえずワインを一本持参することにしている。
こちらが招待したとき、ワインを持参される人も多い。
ただ困ったケースとして、まずいワインをを持ってこられる場合がある。
「これを飲みましょうよ」ということになると断るわけにはいかないから、まず開けて見るが、これが非常に「不味い」時があるのだ。
わざわざまずいのを選んで持ってくるわけじゃないから、仕方なく我慢して何とかこの一本を開けるしかない。
しかし、まずいとこれがなかなか減らないんだな。
正直なもので、持ってきた本人も、まずいからあまり飲まない。(笑)
不思議なもので、うまいとあっという間になくなるし、まずいとなかなか減らない。
みんな酔っていても、味はわかるのだ。
以前、ワインを切らして適当なのを買って行ったのだが、たまたま「まずい」のを選んでいったのだ。こればかりは飲んでみるまではわからないからね。
これが開けてみるとまずくて、往生したことがあった。
こういうときは失敗を認め、料理酒として使ってくれと正直に言うのが一番だと思う。
それ以来、人のところへ持ってゆくときは、味のわかっているものを持ってゆくことにしているが、それが Flog's Leap 。
カミサンと家で飲むときや、気のおけない友人と飲むときは、まだ飲んだことのないのを開けて、当たり外れを楽しむことがある。
ワインは数を飲めばだんだんと、うまい、まずいがわかってくるものだから、まずいのを飲むことも大事なのだ?
というより、飲んでいると、いやでも、まずいものを飲むことになるんだけどね。
今回は、初めて飲むワインとしてイタリアの Chianti Classico というワインを年代ごとに3本買ってみた。
例の本で調べると、★★→★★★★
年代で見ると、 90・93・94・95・96・97・98
となっているので、90年から96年ものがよく、96年は飲みごろという表示だ。90年から96年はホールドしていてもいいということ。
97とか98は、できれば避けたほうがいいということになる。
さてどんな味か?
20ドル台だし、うまいと思う。
開けるのが楽しみだ。
0820 Sun.
快音マフラー
古いマフラーの穴が少しずつ大きくなってきていた矢先、オーダーしていたマフラーがようやく入荷。
エグゾーストと言わないと通じないけどね。
実は、最初にオーダーしたワタナベのマフラーは、納期が1ヶ月以上かかるかもしれないという。
アメリカというのは、日本の社会から比べると「こういう類」のことは、相対的に何でも時間のかかる国だ。
ヒジョーにのんびりしている。
欲しいものがあるのに、在庫がないというケースでは、アメリカの「のんびり体質」が裏目に出て、ほとんどの日本人にとっては、発狂しそうになるほどイライラすることがある。
モノによっては、3週間待ちが、もう2週間ぐらい伸びるのはヘッチャラな国である。
住んでいると、まあ慣れるけどね。(笑)
という事情だったので、少し高いけれど在庫があって、「すぐ」に入荷する分に変更していたのでありました。
しかし、3日といってたのが、2週間かかった。
ほらね。
日本で販売されているクルマの10台に9台はオートマチックという時代だ。
だからオートマチック車に乗っている人には、大枚をはたいて、わざわざ「うるさく」するというのは、狂気の沙汰と映るかもしれない。
こうした、大多数に背を向けてマニュアルでシフトを繰り返すという行為は、オートマチック車の運転とは違い、手と足のコンビネーションが必要になる。
エンジンの音に耳を澄ませ、エンジンのトルクを感じ、少し先の道路状況を予測し、今のポジションが正しいのかどうかを判断しなければならない。
複数の異なる知覚を組み合わせ、五感を動員しながら行うシフトという行為を、ゲームのように楽しめなければ、このシフトという行為は、苦痛以外の何物でもないだろう。
クルマのチューンは、自分の感性といういわゆるソフトウエアと、クルマというハードウエアが一致した時に、はじめて効果を発揮する。
この「ドライバーの感性」がなければ、そのためのハードウエアであっても、ただのうるさい乗り心地の悪いだけのものでしかなくなるだろう。
そこから得られるドライビング・プレジャーは、すでに存在するものではなく、自分の感性によって始めて「存在」するものだ。
だから、お金だけを出しても「それ」を得ることはできない。
ドライバーの感性がなければ存在しない、言い換えればハードウエアだけに依存するものではないということなのだと思う。
たとえば、メルセデスの持つ感性は、すでにハードウエアと共に「存在」するものだ。
つまり、ドライビングのテクニックや感性が異なっていても、誰にでもその機能や乗り味を楽しみ、感じることができるように作られている。
これがメルセデスの凄いところなのだが・・
日本車は、こぞってメルセデスを目指してきた。
しかし、その対象となる当のメルセデスは、BMWの持つ「ドライバーの感性によって創り出される味」サイドへシフトを始めたようだ。
新しいCクラスは、BMWの3シリーズを仮想敵として開発したと、メルセデス自身がが明言しているように、雑誌の試乗を読んでも、味付けを少し変えたようではあるが、それでも根本的には、BMWとメルセデスにはこのような違いが明確にある。
早速例のショップへ!
入荷していたのは、トラストのマフラー。
まあ別に、どこのでもよかったのだけれど・・
古いのを外して見ると、確かに穴が開いている。
場所からすると、穴は車の後ろ側の道に面している面にあった。
左側にある黒いのが穴
左側が排気ガスの出口
これは新しい TRUST に付け替えたところ
右側手前へ排気口が出る
ご覧のようなリアスカートが最初からついているので、ピカピカ光っている胴の部分はもちろんのこと、サスペンションなども一切見えないようになっている。
これは最初からのメーカー特別仕様。
赤い「皮の内装」も特別仕様
ははは。すっかり車自慢モード。
かなり太くなった排気口
不思議なことに、マフラーを交換して数日走ると、エンジンの振動になじんだというか、エージングが進んだのだろう、ドライな非常に「いい音」に変わってきた!
以前オリジナルから交換したHKSもよかったけれど、やはり6年間の技術の進歩というか、マフラーの進歩は大したものだと思うくらい違う。
HKSはどちらかというと、アイドリング時は「ボー」系統のサウンド。
TRUSTのこの新しいヤツは、「ブ・ブ・ブ」という、鼓動を感じさせる音だ。
この乾いた独特の音質は、ブリッピングをくれてやると、顕著に聞こえてくる。
だから、シフトダウン時、ダブルクラッチで回転をあわせるとき、一瞬アクセルを吹かすその行為を、サウンドではっきりと伝えてくれる。
パワー感は、それほど変わらないようなのだが、タイヤも違ううえに、比較をする当人が興奮しているから、こうした比較は、あまりあてにはならない。
というか、そういう加速がよくなったとかどうかということは、すでに関係がなくなるほど、気持ちのいいサウンドだ。
2速4000回転だと30マイル前後
市街地ではこのあたりを常用
アクセルのオンオフの音質がはっきりと違うのだけれど、かといってアクセルオンのときの音量が特に大きいかというと、これがそれほど変わらない。
特にオープンにすると、エンジンをチューンしたのかと思うくらい以前と違った音が、飛び込んでくる。
吸気の音がはっきりと分離して聞こえるのが不思議で、これがチューンしたのかと錯覚させる原因なのだが・・
3速4000回転だと50マイル前後
ここからの回転数ゾーンはフリーウェイへの進入にピッタリ
4000回転になると俄然音質が高揚してくる。
また5000回転から上の抜けがよくなった。
オリジナルの高回転で少々重かったエンジンは、レッドゾーンまで軽々と回ろうとするから気をつけなければならない。
おまけに、レッドゾーンまでは、まさに官能的といえるほどのサウンドを、撒き散らしながら加速するからたまらない。
基本的にファミリアという実用車のエンジンだから、「音を含めた加速感」だけは今や一流のスポーツカー並だが、加速のタイムを測ると多分大したことはないだろうが、「それがどうした」である。
2000回転から4000回転あたりは、低域の勝った音質だが、「乾いている」ために、音が「こもった」ようにならない。
オープンにすると、その快音は、青空へ吸い込まれるようにして抜けるために、ただでさえ少ない「こもり系」の音は存在することなく、その音の芯だけが伝わってくる。
4速5500回転くらい少しだと
65マイルの制限速度
ミアータの軽快なヒラヒラ感のある操縦性が、足回りのグレードアップで、腰の据わったものとなり、それにこのエグゾースト・ノートが加わったのだから、たまらない。
アフターマーケットのパーツでこれだけの変身を遂げるとは、想像だにしなかったことで、まさに嬉しい誤算。
全く違った車のようになってしまった。
うーん、なんだか気合が入ってきたぞ。(笑)
常にエンジンのポテンシャルを使い切って走る快感は、こうした小排気量の軽量スポーツカーでしか得られないものだ。
ガレージでイグニッションを切った後に、まるで思い切り汗をかいた後の充実感にも似た感触を味わえる。
しかし、タイアの変更で安定した足回りとあいまって、安心して右足を踏み込めるし、サウンドでついエキサイトするから、ついついスピードが出てしまう。
このサウンドで、これより馬力の大きいエンジンだと、多分免許証が何枚あっても足りなくなるだろうなあ。
いっそのこと、1300CCとか1000CCで、DOHCの超高回転型エンジンを載せたミアータというのが出たらいいのになあ・・とふと思いつきましたが、マツダさんどうでしょうか。
しかし、フォードの目が光っているから、ちと無理かな。(笑)
または、ホンダあたりからアフターマーケット用にエンジン単体を出してくれないかな。
F-1でも、マクラーレン・ホンダとかがあるのだから、ミアータ・ホンダなんてのがあってもいいと思うのだけれど・・
とまあ、勝手なことを書いて、はしゃいでいますが、それほどこの最後の「音質チューン」は効果が大きく、一連のチューンアップ作戦は連鎖反応を起こして大成功、というトドメを刺したのであります。
0819 Sat.
昨日は、朝のうちは雨だったのに午後からは雲が消え、夕方には西日がさして何と少し晴れてきた!
すごい回復力だ。
久しぶりに、カミサンとミアータでディナーへ。
最初に行った店が長蛇の列だったので、急遽変更し、寿司を食べに某レストランへ。
ここのレストランのオーナーは、何とセミナーを受講されている。
奥さんは何と英語のコースを受講。
そうとは知らず、知ったかぶりをして、株の話なんかをする客もいるんだろうねえ。(笑)
まあ世間話もしながら、いろいろスペシャルも出していただいて、充実したディナーでした。
Sさんいろいろとありがとう!
で、帰りにブロックバスターでビデオを借りた。
これには何と、工藤ユキという井沢八郎の娘さんが、いわゆるヒロインとして出演。
だけど、松田聖子がハルマゲドンで観光客として I wanna go to
Shopping. と一言だけ喋って、ハリウッド映画進出というのとは大違い。
題名は、Snow Falling on Cedars。
個人的には彼女が出ていなかったら、最後まで見たかな?ってところ。
邦題はわからないけれど、ちょっと暗いなあ。
ワシントン州のシアトルも登場したし、我慢して最後まで見たけれど、何せ暗い。
いいところを探すと、カメラが独特の撮り方で、なかなかアートしています。
ほとんどはもちろん英語で、日本語はチョビットだけ。
アングロサクソンから見た、日本人のセクシーさと、東洋の味をうまく使っていた。
虫騒動は無視?
雪印問題が各方面に波及しているようだが、どうなっているんだろう。
前からこういう問題があったのに、神経質になって見ると次々見つかっているのか、それとも便乗のニセクレームが多発しているのか?
虫など異物混入騒動が頻発しているらしい山崎製パンで、虫の入った食パンの購入者におわびとして菓子パンを届けたところ、その菓子パンにも虫が入っていたというが、持っていった担当者が気の毒だな。
このおわびパン騒動、担当者は「一連のトラブルが起きる前の話だったので、本社にも報告しなかった」と、関連工場は自主回収などの予定はないらしいが、まあ感情的にもらった人は怒るな。
かといって、担当者が中身をあけて事前に見るワケにもいかんだろう。
引換券かなんかを渡した方がいいよなあ・・
山崎パン 虫を無視して ヤブヘビか > ( --)/~~~~~(>_<) こら!
土地の「塩漬け」
アサヒドットコムに、「塩漬け」というタイトルがあったので、条件反射で即クリック。(笑)
同じ塩漬けでもこれは、土地の話のようだ。
県庁所在市が設立の土地開発公社で、公共事業用地として取得し、自治体に買い取られずに5年以上保有している「塩漬け」土地が多いらしい。
2年前に比べ面積で28%減ったものの、保有地総額は36%、利子も24%とそれぞれ大幅に増えているという。
「塩漬け」の負担が重く、「利息払いで自治体の財政が破たんしかねない」と指摘しているが、このあたりはトレードと一緒だな。
保有地総額は何と4兆1897億円。
5230億円減ったというけれど、問題の5年以上の「塩漬け土地」は東京ドームが約1000個入る広さの4350ヘクタール!。
保有額は1兆7503億円で、4627億円(36%)増。
支払利子は3677億円で710億円(24%)増。
「塩漬け」土地総額第1位は横浜市の2850億円
全保有地に占める「塩漬け額割合」1位は和歌山県で89%
次いで川崎市が88%。
こればかりは、ロスカットとはいかないんだろうなあ。
早く売って、有効利用したほうがいいと思うけどね。
リアルタイム情報
雨量情報のホームページが人気を呼んでいるという。
関東地方の地図上に雷雲の位置や落雷の情報、雨量などが表示されるもので、東京電力が集中豪雨や落雷などの予測のため収集していたものだというが、なるほど業務用の転用という雰囲気がある。
六月下旬からHP上で一般公開を始めたらしいが、八月に入ってから延べ百万人以上が閲覧する日もあるという。
この人気の秘密は、データの6分ごとの自動更新らしい。
それほど天気が変わりやすいというわけではないだろうけれど、最新の情報が欲しい!ということなんだろうね。
道路渋滞情報
こうしたリアルタイム情報で役に立つので、シアトルでよく利用するのは道路渋滞情報。1分30秒ごとの自動更新。
ここはウチのそばのカメラ。
自宅はこの写真の左の方にある。向こうがシアトル。
見慣れた景色だけれど、普段はこうした視点から見ることはないから、次々とクリックすると結構おもしろい。
って遊んでどうする。(笑)
数年前に比べれば随分使い勝手がよくなっている。
特に最近は405のベルビューあたりはよく混んでいるから、所要時間がたとえ同じでも、これを迂回するルートを通った方が精神衛生によろしい。
だから、どこかへ行く時は一応チェックしている。
これは天気より便利だと思うけれど、日本でも東京だったらこういうのがあるのかな?
まあ首都高のように年中混んでいれば、用事があれば利用しなければならないから、混み具合がわかったからといって、役に立たないのかもしれないが・・
まあそれでも、こういうのがあればココロの準備だけでもできるしね。
0818 Fri.
山火事
日本のメディアを見ていると、ほとんど報道されていないようだけれど、アメリカでは山火事、いわゆる Wildfire が今年は特に多い。
まあ日本の地震や火山の噴火のようなものですな。
原因の多くは雷によるもので、連日の晴天のためカラカラになっているところへ雷が落ちたら、どういうことになるかはご想像のとおり。
ここのニュースでは、モンタナでの山火事を報道しているが、2000以上の山火事が発生し、46万エーカー弱が灰になったという。
ここには各州の様子が報道されている。
アメリカ全土では今年500万エーカー以上が燃えたという。
アメリカでのここ10年平均の、約2倍以上という最悪の数字となっている。
エーカーというのは日本ではあまり馴染みがない単位だが、1エーカーは4046.86平方メートル、坪に直すと1224.17坪。
500万エーカーというと約2万平方キロ。
わかりにくいので、ここに日本の各都道府県の面積の一覧表があるので
これで比較すると、どれくらいの規模なのかがよくわかります。
参考までに、東京都が2186平方キロ、大阪府が1892平方キロ。
日本の最大の県は岩手県で、それでも1万5千平方キロ。
つまりあなたの住んでいる「県丸ごと」以上が燃えたというわけです。
日本で最大の北海道が8万3500平方キロほどだから、北海道の約4分の1が燃えたことになる!
ノースウェストケーブルニュースのサイトでも、このように報道されているが、消防士だけでも5000人が動員され、1800人以上の州兵も動員されているが、まさに焼け石に水。
飛行機やヘリで消化剤や水を撒いているが、TVで見ても何となく無駄な抵抗といった感じです。
しかし車の排気ガスがどうのというけれど、この山火事による大気汚染を無くした方が効果が大きいような気がする。
人工降雨でも研究して雨を降らせないことには、あれを消すのは無理だろうなあ・・
もちろんここワシントン州でもこの夏、山火事が多発しているが、今日は待望の雨。
長い前フリでしたが、今日は庭の水撒きも休める。
芝刈りもパス。嬉しいぞ。
週末雑感
これだけマーケットが強いと、塩漬組もかなり戻ってきたようで、フロアにはしばらく見なかった顔ぶれも復帰して盛況。
といっても、今日はまだダウントレンドだけど・・
RISAさんが休暇で、その間かわりにYさんという20台の青年が応援でヘルプをしてくれました。
外務省出身というユニークな方で、来週からは新しい職場が待っているという。
ワシントン大学の大学院卒というわけで、もちろん仕事はバリバリこなされますから、これからが楽しみな青年です。
お世話になりました。
今日からはジェスも長期休暇。
7月はセミナーがなかった分、少しのんびりできたけれど、今月末にはまたセミナーが始まるので、休暇は9月になってからだな。
夏の間は少し鍛えようと、少し多めにプール通いを心がけている。
そして泳いだ後の一杯はまた格別。
今日は帰りにワインを仕入れなきゃなあ。確か一本もなかったから・・
誰が飲んだのかなあ・・(笑)
日本のWEBで個人的なサイトを見ると、飲む話が結構多い。
けど、こっちは日本のようにカイシャの帰りに連れもって飲みに行くっていうケースは比較的少ない。
というかそういう習慣がないうえに、電車通勤じゃないから、ベロベロで運転して帰るわけにもいかない。
おまけにそんなことやってると、アメリカじゃ即離婚騒動に発展する。
さらにコントロールできずにベロベロになるっていうのは、こちらでは評価を大きく下げることになるし・・やっぱねえ。
でも酔っ払うのはかまわない。
この按配は、なかなか日本人には難しい。(笑)
まあ、ところ変われば・・ってやつですな。
私はのん兵衛じゃないからいいけれど、こういうギャップを考えるとアメリカから見れば、やはり日本は Far East に見えてしまう。
10年も住んでいなくったってこうなんだから、民族の習慣の違いはやはり結構大きいんだなあ。
だからアメリカ人にはない、いいところが日本人にはあるんだよというのも、またよくわかるのであります。
これは、日本にいるとなかなかわからない。
なんてこと書いてるうちに、後一時間で今日もマーケットは終わり。
どうやら、今日はダウントレンドで終わりそう。なんて書くと、最後に少し上げがあったりするんだなあ。(笑)
というわけで?、みなさんよい週末を!
0817 Thurs.
混戦F1
第12戦ハンガリー・グランプリ(GP)今回はビデオに録画して観戦。
もちろんチャンネルは SpeedVision。
週間スケジュールやその日のスケジュールもWEBではあるので、とても便利。東部時間で午後8時半からと夜中の12時半からなので、シアトルだと午後5時半からと9時半からになる。
録画したのはちょっと見るスケジュールがあわなかったためですが、CMを飛ばせるしね。(笑)
ハッキネン(フィンランド、マクラーレン・メルセデス)が今季3勝目。
これでハッキネンはシューマッハに2点差をつけて首位。
スタートの第一コーナーで、ハッキネンがインから見事にシューマッハの前に出た。これは絶妙。
で勝負はほぼ決まり。というのはここのコースは低速の曲がりくねったコースだから、抜くのは、まあほとんど絶望的。
その後は、どうもシューちゃんというかフェラーリの調子がいまいちなんだろうね。
というよりもマクラーレンが良すぎたというべきか。
3位のクルタードがシューちゃんの後ろから追い上げる。
ずーっと1秒以内につけていたからこれは見ものだった。
ピットストップはマクラーレンが6秒から7秒台。
6秒台というのはホント早い。
フェラーリは、マクラーレンより大体1秒くらい遅い。
次の見ものは、3位のクルタードがピットストップ後本線に合流するところ。
ここが勝負だったけれど、シューちゃんが鼻をかするように、先行してこれで決まり。
後半は下位がスピンしたりコースアウトがあったりしたが、やはり上位のドライバーは安定してるよなあ。
車載カメラの映像が少なく、それがちょっと残念だったかな。
ミアータの仕掛けいろいろ
ドライビング・ランプ
Zoom
フォグランプの片側のレンズが、飛び石で破損した。
ショップでオーダーをすると一ヶ月以上かかるし、値段も結構するという。
アメリカでは天気が悪くなると昼間でも、存在を知らせるためにライトをつけるのが普通だが、ミアータはヘッドライトをつけるとポップアップしなくてならないので、常昼灯?として、プロジェクターランプをつけている。
以前のはPIAA製でこれと比べると、かなりでかいし、PIAAはフォグランプだったので、在庫のあったFET製のドライビングランプに交換。
大きさは以前の30%くらいかな?
点灯したところ
ランプの右側に見えるのは牽引用フック
ランプは眩しくないように、かなり下向きに振ってある
冷却効果増大ナンバープレート?
左側のナンバープレートは、上に「蝶つがい」のような仕掛けがあり、風圧を受けるとナンバープレート下側がラジエーター側へ倒れこみ、エンジンの冷却の邪魔をしないようになる。
写真は動作している状態で、これもアフターマーケットのパーツ。
Zoom
ちょっと仕掛けをすると、前から見えなくすることもできます
エアー・ランバー・サポート
便利なアフターマーケットのパーツとしては、ランバーサポート。
これは911で使っていたときのものを、アメリカへ持ってきたもの。
運転席はもちろんのこと助手席にもセット。
Zoom
写真はこの空気枕部分をシートから少し引き出したところ
シート調節はすべて手動式
手前にある血圧を測るようなゴムのポンプで、空気枕を膨らませるようにして空気を入れると、シートの腰のあたりがせり出してサポートしてくれる。
空気枕状のものから空気を抜いた状態で、このシートの後ろ、腰のあたりへ入れて、あとはポンプでシュッシュッと膨らませ、ちょうどいいアタリ具合で止めるというわけ。
入れすぎたら、空気抜きのバルブを回して抜きます。(ドイツ製)
これは911とミアータが同じような形状のシートを使っているため、転用できたのですが。
0816 Wed.
海外から見た日本の経済政策
海外から日本の最近の経済政策はどう見られているのだろうか?
ニューズウィークでのタイトルは、「金融改革の針は逆戻り」
最近の金融再生委員長の久世氏が利益供与を受けて大騒ぎになったことを取り上げている。
未だに日本経済の足を引っ張っている、巨額の負債処理については「破綻処理より救済重視」と映っているようだ。
「緊急を要する事態が起こらない限り彼らはとにかく逆戻りをしようとする」と見られているようだが、これだからガイアツ(外圧)をかけられるんだよね。
派閥と順送りの人事が元凶となり、さらに一番の問題点は自民党自身がまだ行政がマーケットをコントロールできるという古い考え方をしていると、厳しい指摘を受けている。
まあ、当事者たちは、それほどの危機感はないのだろう。
市場からは外国投資家が逃げ出したようだ。
あーあ・・
ハリーポッター
ではここで少し元気の出る話題を!
ハリー・ポッターという本の名前をご存知だろうか?
ビジネス書でも、大人向けのフィクションでもない。
7巻で終結する物語で、これが何と児童書なのだ。
主人公ハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校の1学年を追うというもので、第三巻までで3500万部を売上げている。
世界35カ国で翻訳され3年間で約4億8000万ドル以上(528億円以上)を稼いだという。
第四作は初版350万部以上予約だけで180万部。
キャラクターグッズなどの後押しがあったわけではないのに、これだけの売上は驚異的だ。
英語の本は世界中で売れるからねえ・・
この一作目はワーナー・ブラザーズが映画化することになり、この秋から撮影が始まるという。
ちなみにキャラクターグッズの版権も、ワーナー・ブラザーズが取得しているというから、映画会社は抜け目がない。
作者は34歳のイギリス女性。
7年前に失業中のシングルマザーだった、ジョアン・キャスリーン・ローリングさんは、子供が寝ている間に執筆を続け、1995年に第一巻を脱稿、1997年に出版された初版の15万部のヒットが皮切りになったという。
本人は何のとりえもないただの平凡な教師だという。
大人の本や詩を執筆していたが、本人もクズの出来だと自認していたというが、きっかけは、マンチェスターからロンドンへ向かう列車の中で浮かんだという。
野原の牛を見ているうちに、イメージが浮かんできたというが、人間の想像力とはすごいものだ。
この本のヒットの原因は、普通の子供の無力さをテーマにしているという点だという。
大人になるということは、自分の無力さを自覚することであり、子供のうちは「大人になれば・・」と夢を見るけれど、いざ大人になってみるとそれほど簡単じゃないことに気がつく。
今の子供たちはすでにそうした自分たちの無力さを知っているから、そういう点が共感を呼んだのだろう。
だからこそ、魔法や秘密のパワーを見つけるストーリーを通じ、日常で実現できない擬似体験にワクワクするのかもしれない。
億万長者になった彼女へのインタビューで、彼女は5年前との最大の違いは、お金の不安がなくなったことだという。
「本当に困ったことのない人は、金持ちというと競走馬やナイトクラブでの豪遊とかをイメージするけれど、おカネの心配をしなくていいことに、毎日感謝しているわ」
なるほど・・
0815 Tues.
経済政策2択
ゼロ金利解除で注目を浴びている日本経済ですが、その前に基本方針をどうするのか?
今までの経済成長の元となってきたいわゆる日本型の経済モデルを継承するのか。
それともいわゆる国際ルールに従ったモデルを選択するのか。
普段は経済に疎い、例を挙げればいわゆる八百屋のおかみさんにも明快に分かるようなカタチで、国民へまずこれからの方向を説明する必要があるのではないでしょうか?
日本型の経済政策とは
政府主導で開発の方向を決める
初期段階の産業を保護する
外国資本の流入を制限する
成長分野へ資金が分配される金融システムを構築する
一方、国際ルールとは
民間の自由競争に任せる
産業は保護せずに、自由競争に任せる
貿易障壁などを撤廃して産業への自由な参入を認める
資金や資本の移動や配分は規制しない
まあ、大まかに分ければこういうことですね。
それぞれのメリットデメリットも説明することですね。
この問題を解決するためには、日本の不況の原因が、経済システム自身の持つ問題ではなく、それを運営する経済政策の失敗によるものだということを、当局がまず認めることから始まるのではないでしょうか?
その後でどちらを選択するかは、別に日本が独断で決めてもいいわけで、アメリカの顔色を伺う必要もないし、問題があればどのみち文句を言ってくるでしょうだから、堂々と信じる道を歩けばいいのではないでしょうか。
えっ?信じるものがない?・・というのじゃ問題ですけれど。
問題提起しても解決できないので、まあこんなことを書いても仕方ないけれど、ホント日本の金融当局っていうのは頼りないな・・と愚痴をいいたくなりますが、これからどうするんでしょうね?
なるようにしかならないでしょうが。
帰宅途中のクルマたち
アメリカではかなり古い車から新しい車まで、バラエティー豊か?なのが特徴だから、クルマ好きにはたまらない。
車検がないから、まあかなりひどい状態のクルマも多い。反面、それだけ古い車が生き残るチャンスが多いということになる。
日本だと、同じような新しい日本車ばかりが走っているが、こちらでは時々驚くような古い車や化石化した?車が走っている。
Zoom
これは、確かシボレー・インパラ。ズームで見ると小さいタイアを履いている。中に乗っているのは、大学生のよう。オトコ2人と助手席に少しケバめの美形という組み合わせ。
こういうのが前を走ると、排気ガスが非常に臭い。
これは、確かフィアット124だったかな。塗装は艶消し状態。
マフラーは破れたウルささだった。
珍しく、新しいミアータに追いつきました。
ホイールはピカピカのクローム。
アメリカ人はこのクロームのホイールが好き。
普通のアルミホイールよりメッキの分高いのであります。
僭越ながらちょっと注文をつけさせていただけるのなら、新しいモデルなんだから、マフラーの胴の部分が見えないようにしてほしいなあ。
見えてカッコいいものならいいけど、どう見てもカッコいいとはいえないものが、リアスカートの下から見えるというのは興醒め。
前から何度も書いているけど、ドイツ車はこういうところはちゃんとしてるよねえ。
コストのことがあるにしても、こういうところをケチらないで欲しいなあ。
実用車なら、まあわかるけど、なんてったってスポーツカーなんだから。
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2000
0815-