3 Days Seminar at Long Beach
プリスティーン の 3 Days セミナー・レポート
米国西部時間・99年10月29日(金曜)
Diary at Long Beach in California
セミナー会場はホテルから歩いて10分くらいのロケーションなので、朝の運動がてら、少し早めに歩いて会場へ。
フォーシーズンスホテルのコンファレンスルームの前には、バイキング形式の軽い食事が用意されているので、果物・パン・ジュース・コーヒーで軽く腹ごしらえ。そうこうするうちに、オリバー社長を始めとする、プリスティーンのスタッフと再会!
写真左>左からプリスティーン副社長グレッグさん・社長オリバーさん
右>プリスティーン・ノースウェスト社長のマークさん
そういえば、前回のデイ・トレーディングエキスポから、一ヶ月足らずでの再会だ。シアトル支店のオープニングを目前にして、今後の展開などについての情報交換。
そこで新しい情報!
来年の3月頃には、西ドイツ支店がオープンする予定。
また、プリスティーンは、ワールドワイドなサービスを提供するタイミングに合わせて、ロゴを新しいものに変更し、WEBもデザインを一新して、日本語のサービスも同時期に展開の予定だ。
会場は、80名近くを収容できるサイズで、各テーブルには水を入れたポットが置かれ、キャンディー!や、筆記用具・メモ用紙などが参加者に用意されている。セミナーにはプロジェクターだけが使われる。
会場の後ろには、6モニターのシステムが展示されていたが、ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスがセットされた最新のものだ。
もちろんこのシステムには、Executioner がインストールされているが、現在は、トレードの条件にあった銘柄を選択して、ベストのタイミングを探すというセットアップをしなければならない。
デイトレーディング・エキスポのレポートで、Executioner はESPという、自動的にその条件が揃うと告知してくれるうえに、自動スクリーニングの機能を持つシステムを開発中だとお伝えしたが、そのプロトタイプも見ることができた。
その告知のサウンドが傑作だ。プリスティーンのセットアップ条件になると、なんとニワトリが鳴くのだ。もちろん他の動物の泣き声も各種選択できるのだが、この凝り方が半端じゃない。これがとてもユーモラスで、真剣に見ていた参加者は、ニワトリの泣き声と共に一斉に爆笑!
これぞ、アメリカ製・・(笑)
さて肝心のセミナーは、午前9時から始まり、オリバー氏は、まず現在のアメリカマーケットをとりまく環境から説明をされたが、これからのマーケットについて、アジア、特に日本のマーケットとの比較を交えての、最新情報を交えたストーリー展開は、瞬く間に受講者を魅了した。
長年にわたる経験をもとに、オリバー氏は確信を持って、次々とこれから起こるだろうムーヴメントを予測された。世界のマーケットはオンラインで繋がり、24時間体制の大きな統合されたマーケット環境へ進化し、ダウは5万ドルまで上昇するだろうという、衝撃的な発言も飛び出した。
また、マーケットが統合されると、取引量が増大するとともに、現在の最小スプリット幅の1/16は、どんどん小さくなるだろうと予測されている。
そうすると、トレードのエントリーポイントが増えるために、どの時点でエントリー(売買)するかの選択が難しくなるため、ますますトレードの基礎教育が重要となるだろう。
では、セミナーの内容を、簡単に要約してご紹介。
従来の、優良株を長期保有する方法は、いわば誰にでもできるトレードのため、大きなゲインは望めない。
長期保有の方が利益率が大きいというのは、プリスティーンの新しいトレード手法を知らないか、よく理解していないために起こる間違った理解だろうと思う。
プリスティーンのトレード方法をきちんと理解し、身につけたアクティブなトレーダーは、毎日のトレードを通じて莫大な利益を、上げることができるはずだ。
プリスティーンには、基本的に3種類のトレーディング手法がある。
スウィング・トレーディング (Swing Trading)
このスウィング・トレーディングは、従来のトレードとデイ・トレーディングの間のある周期を利用するトレード方法だといえる。
ゲリラ・トレーディング (Guerilla Trading)
これは、少し特殊なトレード方法だといえるが、こうしたメソッドがきちんとマニュアル化されているというのは、始めてこのプリスティーンのメソッドを知った人がまず驚く点だろう。またこのトレード方法は驚くべきパフォーマンスを上げることができる。
マイクロ・トレーディング (Micro Trading)
これがいわゆる、通常デイトレーディングと呼ばれているもので、イントラ・デイのチャートを使い、非常に短時間で利益をあげることができる。
このセミナーでは、この3種類のトレードについての基本ルールと、何故そうなるかということについて、理解することができる。
3年前に始めた時のセミナーの参加者は、わずか2人だったという。 (!)
ラップトップ持参の受講者
75人の参加者中女性は17名、約22%だ。
日本に比べて女性の比率は、約2倍といったところか・・
前半は、マーケットの状況にに応じた、エントリーポイント(売買ポイント)の設定方法を始めとして、開始後30分から1時間で利益を上げる方法、さらにNRD・メージャーサポート&レジスタンスライン・株価のサイクルには7つのイベント(場面)があり、その展開に応じたトレード方法についてのメソッドが説明された。
こういったテクニックの一部は、シアトルでの日本語セミナーでも、説明したものだが、このセミナーではさらに詳細に解説され、質疑応答を交えながら、分厚いテキストをもとに展開された。この手法はオリバー氏が自らの経験をもとに、実践で鍛えられただけに非常にパワフルだ。
彼の年間プロフィット率(利益率)は、何と600%から700%!
もちろん彼は、非常にアクティブなトレーダーで、また充分な経験を積まれているから、すべてのトレーダーが彼と同じような利益を出すことはできないだろう。しかし、セオリーをきちんと守れば、リスクの少ない、そしてどんなマーケット環境にも対応できる柔軟なトレードが可能になるという点が、このメソッドの特徴だろう。
レストランへ向うためフォーシーズンスホテルの前に集まったスタッフ
右端がマーク、その左側がジェス
さてセミナー終了後は、プリスティーンのスタッフと、会場のフォーシーズンスのバーで軽く飲見ながら歓談。
バーではオリバーさんが、隣に来られて、日本のマーケットについて、熱心に質問されたので、前回の日本での講演の様子や、メディアでの取材での感想や、日本のマーケットについて、説明させていただいたが、彼は日本について、非常に興味をも持たれているようだった。
バーで1時間ほど飲んだあと、アンソニーさん行きつけのレストランで、スタッフと食事をご一緒する。
スタッフの皆さんの話を伺い、大きな可能性を秘めたビジネス展開だということで、食事どころではないと、思わず興奮したが、すかさず、アンソニーさんがオーダーされたのは、Opus One というレッドワイン。
このワインは非常に個性的だ。少し高いけれど、それだけの値打ちのあるワインなのだけれど、このレストランのテーブルに、登場するとは思わなかった。初日の緊張をほぐしてくれた Opus One にカンパイ!!
左・プリスティーンのセミナーマネージャー・アンソニーさん
右・Executioner のCo Founder (共同創立者)ジョージさん
写真左のアンソニーさんの経歴をご紹介しよう。
医師としてまた病院の経営者として成功されただけでなく、チェーン展開されたあと事業を売却され、1億円(1ミリオンダラー)の原資で、デイ・トレードを始められたというが、最初は何と25万ドルも損失を出したという。
そこでプリスティーンの門を叩き、成功するトレードを身につけられ、現在もアクティブにトレードを続けながら、プリスティーンのセミナー開催に、なくてはならないスタッフとして、活躍されている。
続く・・
3 Days Seminar at Long Beach