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今日の米国株式市場・バックナンバー
U.S.A
5月31日・木 >
Japan 6月1日・金
木曜日の米国株式市場は、前日の大幅下落から割安感が生じた銘柄に買戻しが優先し、マーケットは急反発して始まった。
朝方発表された新規失業保険者件数が予想以上の伸びを見せ、景気後退を裏付けしたことから利下げ懸念が強化され買いへの支援材料につながったもよう。
しかし、失業率と購買部協会景気指数の発表を翌日金曜日に控え、米景気先行きへの不透明感から積極的な買いが手控えられナスダック、ダウ指数とも小幅高で終了した。
ナスダック総合指数
ナスダックは、インテルやシスコ・システムズ、ヤフー、オラクルなどの大型ハイテク株が値ごろ感から買い戻され反発し2,100ドル台を回復。
25.99ポイント高の2,110.49ドル。
取引高は18億株。
ダウ平均指数
ダウは、アルコアやキャタピラー、3Mなどの旧経済株が買われ上昇。
39.30ポイント高の10,911.94ドル。
取引高は11.4億株。
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から8,000件増しの41万9,000件と予想を上回る高い伸びに。 CNN
◎金融サービス大手のフリート・ボストン・ファイナンシャル(FBF: Research,
Estimates)
は、リバティー(L: Research,
Estimates)
の資産運用事業の買収を検討中。
買収額は10億ドルを上回る見通し。 CNN
◎クレジット・スージー・ファースト・ボストン(DIR:Research,
Estimates)
が所有するオンライン証券ブローカーのCSFBダイレクトは、総労働力の14%にあたる180人余りの人員削減を実施する。
株価急落や取引量減退から証券大手のゴールドマン・サックス・グループ(GS:Research,
Estimates)
も先週5%の人員削減を発表した。 CNN
◎消費者グッズ製造大手のプロクター&ギャンブル(PG:
Research, Estimates)
は、マルチメディアのバイアコム(VIA.B: Research,
Estimates)と年間3億ドルの広告契約を結んだ。
P&Gの洗剤、タイドや歯磨き粉のクレストの2製品を、テレビやラジオ、新聞、巨大広告掲示板等で幅広く宣伝する予定。 CNN
U.S.A
5月30日・水 > Japan 5月31日・木
水曜日の米国株式市場は、ネットワーク機器メーカー大手のサン・マイクロシステムズによる減益警告が米企業の業績悪化懸念に拍車をかけ、ナスダック、ダウ指数とも売り一色となった。
大手企業のサン・マイクロシステムズによる収益見通しの下方修正を受け、ハイテク株全般に売りが集中したナスダックは2,100ドルの大台を割り込む大幅続落。
また前日は小幅高にとどまったダウも、旧経済株が軒並売られ、急反落し5月15日以来初の11,000台を下回り終了した。
ナスダック総合指数
ナスダックは、前日に引き続きサン・マイクロシステムズが牽引役となり、シスコ・システムズやDELLなどの大型ハイテク株を筆頭に売りが先行。
91.04ポイント安の2,084.50ドル。
取引高は19.4億株。
ダウ平均指数
ダウは、IBMやインテルなどのハイテク株に連られ、キャタピラー、3M、デュポントなどの旧経済株が急反落し大幅安。
166.50ポイント安の10,872.64ドル。
取引高は11.5億株。
◎ネットワーク機器メーカー大手のサン・マイクロシステムズ(SUNW:Research,
Estimates)
は、売上げの伸び悩みから第4四半期の収益見通しを下方修正。
減益警告発表後、同社の株は急落しハイテク株全般の下げを誘導している。 CNN
◎証券大手のモーガン・スタンレイは、光通信セクターの株式評価を格下げ。
シカモア・ネットワークス(SCMR)やJDSユニフェイス(JDSU)、テラブス(TLAB)などの関連株が影響を受け、格下げ発表後、下げに転じている。 CNN
◎ドイツ拠点のe通商大手バートルズマンAGは、音楽配信サービスのマイプレイを3,000万ドルで買収する予定。
マイプレイは、今年2月に総労働力の41%にあたる従業員の人員削減を実施し、オンラインでの音楽配信サービス事業を強化するとの見通しを述べた。
また、今月初めには、ヴィヴェンディ・ユニバーサル(V)
がMP3ドット・コムの買収を発表し、オンライン音楽配信業界に新風を巻き起こした。 CNN
U.S.A
5月29・火 > Japan 5月30日・水
3連休明け火曜日の米国株式市場は、ハイテク企業に対する収益低迷懸念が再燃し、同セクターを中心に売りが優先し、ナスダックは続落。
ウォール街の著名アナリストが、サン・マイクロシステムズとEMCのハイテク大手2社における業績見通しを下方修正し、ハイテク業界の先行きに不透明感を残した。
しかし、一方では朝方発表された消費者信頼感指数が予想以上の強さを見せ、一部に景気回復への期待感が広まったことからブルーチップを中心に買いが膨らみ、ダウは小反発。
ナスダックは、サン・マイクロシステムズが牽引役となり、シスコ・システムズ、DELL、アプライド・マテリアルズなどの大型株を筆頭にハイテク株全般に売りが集中。
75.49ポイント安の2,175.54ドル。
取引高は15.9億株。
ダウは、IBMやインテルなどが安い中、メルク、キャタピラー、デュポントなどのブルーチップが堅調に推移し小幅高。
33.77ポイント高の11,039.14ドル。
取引高は10億株。
◎5月の米消費者信頼感指数は、前月の改定値109.9ポイントから115.5ポイントへと予想外の急伸。
また個別に発表された、個人所得は0.3%増加、個人消費支出は0.4%増加と両指数ともエコノミストらの事前予想どおりに。 CNN
◎石油生産・販売大手のConoco(COC.A:Research,
Estimates)
は、北米と南アジアにおける事業拡大に向け、ガルフ・カナダ・リソーシス(GOU:Research, Estimates)
を43億ドルの現金と推定される20億ドルの負債を含め、買収することに合意。
買収予定の発表後、ガルフ・カナダ株は33%以上急騰し、NY時間午後1時過ぎの現時点でも高く取引されている。 CNN
◎証券大手ゴールドマン・サックスの著名アナリスト、ローラ・コニギアーロ氏は、サン・マイクロシステムズ(SUNW)
とEMC(EMC)の業績見通しを下方修正。
また、EMC社は経費削減をはかり、先数週間に渡り総労働力の4%にあたる1,100人の人員削減を予定している。
下方修正を受け、両社の株は急落し、ハイテク株全般の下げを誘導している。 CNN
U.S.A
5月25日・金 > Japan 5月26日・土
金曜日の米国株式市場は、米景気減速が与える企業収益への悪影響が懸念され、マーケットには売りが優勢。
朝方発表された耐久財受注などの経済指数が予想以上の弱さを見せ、経済成長の鈍化が改めて意識されたことが、売り材料となった。
28日月曜日はメモリアルデイの祭日でマーケットは休場なことから、積極的な売買は手控えられナスダック、ダウ指数とも薄商いに徹した。
ナスダックは、アプライドマテリアルズなどの半導体株が、株式評価の格上げを受け上昇し、前半は堅調に推移していたが、買いは続かず反落。
30.99ポイント安の2,215.03ドル。
取引高は13億株。
ダウは、ボーイングやゼネラル・エレクトリック、ハニーウェルなどの製造業が軒並売られ、急反落。
117.05ポイント安の11,005.37ドル。
取引高は7.75億株。
◎第1四半期の米実質国内総生産(GDP)は、改定値の1.3%の伸び率となり、速報値の2%から下方修正。 CNN
◎4月の米耐久財受注は、5%減と前月の2.2%増しから大幅減退に。
景気後退や需要低下を背景に半導体製品の受注が31.9%減、運送製品も9,3%減と幅広い製品の受注が激減。
また、個別に発表された、4月の米中古住宅販売件数も前月比4.2%減の520万戸と前日発表された新築住宅同様、減少した。 CNBC
◎小売最大手のウォルマート(WMT:
Research, Estimates)
は、安全上の欠陥があるエクササイズマシンを届け出なしで販売していたとして連邦当局により起訴。
問題のマシンは、WeiderとWesloのエクササイズグラインダーというマシンで、実際に事故が多発していたのに関わらず、義務付けられている届出を怠ったとして起訴された。 CNN
◎通信機器メーカーのADCテレコムは、前四半期における予想以上の損失額を発表し、また先行きへの不透明感から今年度の収益見通しを下方修正した。
同社の株は急落している。 CNN
U.S.A 5月24日・木 > Japan 5月25日・金
木曜日の米国株式市場は、ジェフォーズ上院議員の共和党離党を受け、ブッシュ政権の政策運営に不透明感を残したことから、マーケットは軟調気味にスタート。
しかし、大型減税の法案が最終的に可決されたことや、タバコや製薬、石油業への規制緩和などが好感を受け、反発。
ナスダックは、8営業日中7日目の上昇、ダウは16ヶ月の高値圏まで上げた。
ナスダックは、前日売られたマイクロソフトやヴェリタス・ソフトウェアなどのハイテク株全般に積極的な買戻しが入り反発。
38.54ポイント高の2,282.02ドル。
取引高は18億株。
ダウは、メルクやジョンソン&ジョンソンなどの一部の薬品株に売りが先行する中、IBMなどのブルーチップが堅調に推移し小幅高で終了。
16.91ポイント高の11,122.42ドル。
取引高は10億株。
◎4月の米新築住宅販売件数は、前月比9.5%減の89万4,000戸と4年間で最低の水準に。
エコノミストらが予想していた97万5,000戸を大幅に下回った。 CNN
◎ジェームズ・ジェフォーズ米上院議員の共和党離党を巡り、ブッシュ政権の議会運営に新政権発足後最大の内政危機。
米政治の先行き不透明感が嫌気され、本日のマーケットは積極的な売買が手控えられている。 CNN
◎先週の米新規失業保険申請者件数は、前週から1万5,000件増しの40万7,000件と1994年以来最高に。 CNN
◎石油やガスのドリル発掘業のプライド・インターナショナル
(PDE: Research, Estimates)
は、同業大手のマリーン・ドリリング(MRL: Research,
Estimates)
を20億ドル相当の株式交換で買収することに合意。
世界第3位のドリル業者誕生となる。 CNN
U.S.A 5月23日・水 > Japan 5月24日・木
水曜日の米国株式市場は、連日買われ続けたハイテク株を中心に利益確定の売りが先行し、ナスダック、ダウ指数ともマイナステリトリーの展開で終始した。
北米地域における半導体機器の新規受注が前月から大幅減少したことが嫌気され、半導体株に売りが集中し、6営業日続伸していたナスダックは反落。
また、ハイテクから、金融、エネルギー株まで幅広く売りが入ったダウは、今月に入り初の3桁の下げ幅をつけ終了。
ナスダックは、収益見通しを下方修正されたオラクルや、半導体株のアプライド・マテリアルズやテキサス・インストルメントが軒並安く、反落。
70.37ポイント安の2,343.48ドル。
取引高は17億株。
ダウは、人員削減を発表したゴールドマン・サックスや、Exxonモービル、アメックス、デュポントなどに売りが先行し続落。
151.73ポイント安の11,105.51ドル。
取引高は10億株。
◎北米における半導体機器の新規受注は、米景気減速と需要低下を反映し、前月比41%減の7.12億ドルと1985年以来最大の減少幅に。
半導体大手のインテル(INTC:
Research, Estimates)
やアプライドマテリアルズ(AMAT:Research, Estimates)
が本日安く取引されている。 CNN
◎メリルリンチは、ソフトウェア業界の収益回復はまだ見込めないだろうとの見解から、マイクロソフト社に続く大手ソフトウェアメーカー、オラクル(ORCL:Research,
Estimates)
の業績見通しを下方修正。 CNN
◎証券大手のゴールドマン・サックス(GS:Research,
Estimates)
は、投資銀行部門における総労働力5%にあたる150人の従業員を解雇。
ライバルのモーガン・スタンレイ(MWD)、メリル・リンチ(MER)、シティグループ(C)、チャールズ・シュワブ(SCH)も同じく投資銀行業務の業績悪化を原因に、今年に入り人員削減を実施した。 CNN
U.S.A 5月22日・火 > Japan 5月23日・水
火曜日の米国株式市場は、前日に引き続き大型ハイテク株を筆頭に買いが優先したことからナスダックは過去15ヶ月で初めての6営業日続伸を記録。
しかし、この数日に渡り上昇基調が続いていることから、利益を確定しようという動きも目立ちナスダックは小幅高にとどまった。
また、前日16ヶ月の高値を更新したダウは、金融株が堅調に推移する中、製薬株に積極的な売りが入り、5営業日振りに反落。
ナスダックは、マイクロソフトやシスコシステムズ、シエナなどの主要銘柄を中心に買いが膨らみ小幅続伸。
8.26ポイント高の2,313.85ドル。
取引高は22億株。
ダウは、J.P,モルガンやシティグループが小高い中、メルクやジョンソン&ジョンソン、ファイザーなどの製薬株が軒並売られ反落。
ニューヨークタイムズ紙がメルク社開発の関節炎用新薬の安全性を問う記事を報じたことが嫌気され売りに繋がった模様。
80.29ポイント安の11,257.63ドル。
取引高は12億株。
◎自動車メーカー大手のフォード・モーター(F:Research,
Estimates)は、同社が製造するスポーツ・ユティリティー車、エクスプローラーやその他小型トラックに装着されている最大1,300万本のファイアストン製タイヤをリコール(無料回収・交換)する模様。
本日、同社による正式な発表を控えており、もし実施にいたれば、米歴史上最大規模のタイヤのリコールとなる。 CNN
◎仏メディア大手のビベンディ・ユニバーサル(V:Research,
Estimates)は、欧州以外の出版業を強化する目的で、米出版社のヒュートン・ミフリン(HTN: Research,
Estimates)を17億ドルで買収することを検討中。
ビベンディは、ネット音楽配信に力を注ぐため米企業のMP3・ドット・コムの買収に合意したとの発表をしたばかり。 CNN
◎ディスカウント小売チェーン店のターゲットTGT:Research,
Estimates)
の第1四半期における収益は1株あたり28セント(2.54億ドル)と昨年同期比2セント上昇で、予想と一致。
また、今年度における収益は15%増しもしくはそれ以上になるだろうとの明るい見通しを発表。 CNN
U.S.A 5月21日・月 > Japan 5月22日・火
月曜日の米国株式市場は、米景気と企業収益への回復期待感に拍車がかかり、ハイテク株と金融株に積極的な買いが入ったことからナスダック、ダウ指数とも続伸。
ナスダックは、ハイテク株に資金を移動する動きが目立ち、オラクルやシスコシステムズなどの主要銘柄を中心に買いが膨らみ3桁の上げを見せた。
またダウは、景気動向に左右されにくい一部の製薬、タバコ、石油関連株が売られたことから、上げ渋る場面を見せたが、金融株が堅調に推移し16ヶ月の高値を更新して終了。
ナスダックは、シスコシステムズやサンマイクロシステムズ、オラクルなどの主要ハイテク株を筆頭に買いが先行し大幅続伸。
106.71ポイント高の2,305.59ドル。
取引高は22億株。
ダウは、買収の発表をしたプロクター&ギャンブルや、フィリップモリス、ジョンソン&ジョンソンが安い中、J.P.モルガンやシティグループなどの金融株に買いが集まり、小幅続伸。
35.98ポイント高の11,337.72ドル。
取引高は11億株。
◎消費者グッズメーカーのプロクター&ギャンブル(PG:Research,
Estimates)
は、ヘアケア事業拡大に向け製薬大手のブリストル・マイヤーズ(BMY: Research,
Estimates)が所有するClairolを約50億ドルで買収することに合意。
P&Gは、売上の低下から次四半期の収益見通しを下方修正し、3月には9,600人の人員削減も発表している。 CNN
◎玩具製造全米第2位トイザラス(TOY:Research,
Estimates)
は、第1四半期の赤字決算を発表し、損失幅は予想以上に。
また、事業建て直しへの投資が先行きの収益に悪影響を与える可能性があると述べたが、2001年度の収益は目標を達成するだろうとの前向きな見通し。 CNN
◎仏メディア大手のビベンディ・ユニバーサル(V:Research,
Estimates)は、音楽のインターネットデジタル配信サービスに力を注ぐため、米MP3ドット・コム(MPPP:Research, Estimates)を3.72億ドルで買収する予定。
MP3ドット・コム社の株は、買収が好感され本日高く取引されている。 CNN
◎エンターティメント世界最大手のウォルト・ディズニー(DIS:Research,
Estimates)は、サロモン・スミス・バーニーにより株式評価を「買い」へと引きあげられ、株価を6%近く上げている。
今週末には、新作映画の「パールハーバー」の公開が予定されている。 CNN
U.S.A 5月18日・金 > Japan 5月19日・土
金曜日の米国株式市場は、米景気と企業収益回復への期待感が強まり、本日もプラス圏で終了。
大手企業のデルやパームが先行きの業績に対し慎重な見通しを発表したこと嫌気され、ハイテク株を中心に一時的な売りが先行したが、景気回復への期待感が底強く、取引終了30分前から幅広い銘柄にせっきょ置く敵な買戻しが入り急反発。
ナスダック、ダウ指数とも小幅続伸で今週の取引を終えた。
ナスダックは、先行きに対し不透明感を残したデルやパームが急落し、上げ渋り。
5.20ポイント高の2,198.88ドル。
取引高は17.4億株。
ダウは、メルクや3Mなどが安い中、マクドナルドやルーセント、Exxonモービルが高く小幅続伸。
53.10ポイント高の11,301.68ドル。
取引高は11.1億株。
◎3月の米貿易赤字は、310.2億ドルとなり2月の268億ドルから大幅拡大。アナリストらは、292億ドルを予想していた。
輸入は前月比2.9%増しの1,206.4億ドル、輸出は前月比ダウンの894.6億ドルに。 CNN
◎PCメーカー最大手DELL(DELL:
Research, Estimates)
の第1四半期における収益は、1株あたり17セント(4.62億ドル)と事前予想どおりに。昨年同期からは9.6%の増益。
同社は、2月に1,700人の人員削減を実施し、5月7日には先2四半期に渡って4,000人の追加削減方針を発表した。 CNN
◎通信機器メーカー欧州第5位のアルカテルによる米同業大手ルーセント・テクノロジー社(LU:
Research, Estimates)の買収交渉は最終段階に突入。
買収額は400億ドルを上回る見通し。
また、アルカテル社は、80億ドルでルーセント社の光ファイバーケーブル事業のみを買収する案も提示している。 CNN
U.S.A 5月17日・木 > Japan 5月18日・金
木曜日の米国株式市場は、FRBによる積極的な金融緩和が米景気と企業収益の急回復に繋がるとの楽観論が広まり、ナスダック、ダウ指数とも前日に引き続きプラス圏での取引に終始した。
ハイテク株の比率が高いナスダックは、予想を上回る決算発表をした大型株が牽引役となり買いが優先。
また前日急騰したダウは、前半に利益確定の動きから売りが先行し反落する場面を見せたが、売りは続かず小幅続伸となった。
ナスダックは、デルやシエナなどの主要ハイテク株が収益回復への期待感から積極的に買われ続伸。
27.24ポイント高の2,193.68ドル。
取引高は21.2億株。
ダウは、ヒューレット・パッカードや、ボーイング、インターナショナルペーパー、3Mなど幅広い範囲で買いが膨らみ上昇。
33.38ポイント高の11,249.30ドル。
取引高は13.3億株。
◎金融サービス北米最大のシティグループ(C:Research,
Estimates)は、メキシコ銀行大手のBanamex-Accival銀行を125億ドル相当の現金と株式交換で買収することに最終合意。 CNN
◎光ファイバー機器メーカー大手のシエナ(CIEN:
Research, Estimates)
は、第2四半期における5,100億ドル相当の赤字決算を発表したが、アナリストらの事前予想より損失幅を縮小させたことから、株価を上げている。
米景気後退を背景に、通信機器メーカーが売上げの伸び悩みに苦しむ中、シエナの販売高が一年前から倍増以上という好調な伸びを見せたことが好感されている模様。 CNN
◎PC関連機器メーカー大手のヒューレットパッカード(HWP:
Research, Estimates)は、前日取引終了後に予想を下回る第2四半期決算を発表した。
米景気減速と需要低下を原因に、純益が昨年同期比66%減の1株あたり15セント、販売高も3%減の116億ドルという大幅減益。 CNN
U.S.A 5月16日・水 > Japan 5月17日・木
水曜日の米国株式市場は、景気回復への期待感が広まり、ナスダック、ダウ指数とも急反発。
前日に米連邦準備制度理事会(FRB)が今年に入り5度目の利下げを実施。しかし、政策姿勢を「景気配慮型」に維持したことから、市場関係者の間ではFRBが追加利下げに踏み入るのでは、との声が強い。
更なる利下げが実施されれば、景気の活気づけに繋がるとし、懸念されていた企業業績も過剰在庫の大幅削減などを背景に期待感が膨らみ、積極的な買戻しが入った。
ナスダックは、シスコシステムズやクアルコム、アプライドマテリアルズなどの主要ハイテク銘柄に買い戻しが先行し急反発。
80.86ポイント高の2,166.44ドル。
取引高は19.8億株。
ダウは、3Mやジョンソン&ジョンソン、メルク、アルコア、プロクター&ギャンブルなどの銘柄が幅広く買われ、300ポイント以上急騰し、11,000ドルの大台を回復。
343.21ポイント高の11,216.18ドル。
取引高は13億株。
◎4月の米消費者物価指数(CPI)は、季節調整済みで前月比0.3%の上昇と予想された0.4%を小幅に下回った。
変動の激しい食品とエネルギーを抜かしたコア指数は0.2%の上昇。
また商務省が個別に発表した、同月の住宅着工件数は、前月比1.5%増し(年率換算)の160万戸と3月のマイナスから回復。 CNN
◎スープ製造大手キャンベル(CPB:
Research, Estimates)の第3四半期における収益は前期比6%減、純益は12%減と伸び悩んだが、アナリストらの事前予想には一致した。 CNN
◎ジュエリー大手のティファニー&Co(TIF:
Research, Estimates)は、収益が1株あたり20セント(3,080万ドル)という予想を上回る第1四半期決算を発表。
また同社は、第2、第3四半期の収益が予想と一致するだろうとの明るい見通しを述べた。 CNN
◎大型トラック製造ナビスター(NAV:
Research, Estimates)
の第2四半期における収益は1株あたり5セント(300万ドル)と昨年同期の1株あたり1.58ドル(980万ドル)から97%近く減少。
アナリストらの予想は1株あたり2セントだった。 CNN
U.S.A 5月15日・火 > Japan 5月16日・水
本日NY時間午後2時15分過ぎに米連邦準備制度理事会(FRB)は、フェデラルファンド金利を0.5%引き下げ、今年に入り5回目の利下げに踏み切った。
発表直後、マーケットには一時的な買いが入ったものの、利下げ幅が大方予想通りだったことから、買いは続かずナスダック、ダウ指数とも小動きに転じ、前日終値圏内で終了した。
FRBは、米景気の先行きに対し配慮型の政策姿勢を示し、更なる利下げへの可能性を残した。
ナスダックは、通常取引終了後に決算発表を控えているアプライド・マテリアルズやブロケード・コミュニケーションズ、Qロジックなどが高く小反発。
3.66ポイント高の2,085.58ドル。
取引高は16.7億株。
ダウは、ジョンソン&ジョンソンやメルクなどの製薬関連株が下げを誘導し小反落。
4.30ポイント安の10,873.03ドル。
取引高は10.4億株。
◎本日の米国株式市場は、米連邦市場委員会の金融政策声明文を東部時間午後2:15に控え、利下げ幅に注目が集まる中、様子見ムードが強く積極的な売買が手控えられている。
薄商いの中、一部のハイテク株に買いが集まっている。 CNN
◎米小売大手のウォルマートとホームデポは、予想を上回る好決算を発表。
世界最大手ウォルマート(WMT:Research,
Estimates)
の第1四半期における収益は前期比4%増しと米景気減速を背景に好調な伸びを示したが、昨年同期の19%増しから大幅後退。
また、同業大手のホームデポ(HD:Research,
Estimates)
も、1株あたり27セントの収益を発表し予想を2セント上回った。
米第5位のJ.C.ペニー(JCP:Research,
Estimates)は、アナリストらの予想と一致した。 CNN
◎光ファイバー大手のシエナ(CIEN:Research,
Estimates)
は、リーマン・ブラザーズから収益見通しの下方修正をうけ株価を大きく下げている。 CNN
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