Gap Kamikaze Play
神風ギャップ・プレイ
2001年7月のセミナーは、私にとってはとてもエキサイティングなセミナーとなった。
セミナー参加者の方は、30分ギャッププレイを身につけたいという方が多く、9日間にわたったセミナーでは繰り返しポイントを説明してきたが、今回はさらに新たな条件をつけ加えた。
これは「移動平均線とギャップの関係を、ペーパートレードで、検証してください」というテーマを出したことがきっかけとなった。
これは大きなヒント。
このヒントだけで、受講者の方の中に、その条件をご自分で見つけられた方がいらっしゃったのだ。
この新しい条件とは、検証をしているときに付け加えたものだが、この条件では、マーケット開始後30分以内にエントリーすることもできるため、ゲインがさらに大きくなるというものだ
が、これも基礎をきちんと理解していれば、見つけ出すことはそれほど難しいことではない。
あなたにも、可能性はあるのだ。
◆
30分ギャッププレイを検証しながら説明している最中に漠然と感じていたことがあった。
「マーケット開始直後からの利益を確実に取れればいいのに・・」という思いだ。
だが、これはとてもムシのいい話だということは百も承知していた。
後でチャートを見るからそういうことを考えるのだし、バクチを打つのでなければ、マーケット開始と同時にロングかショートを決めることは不可能だ。
確率はどちらの方向へエントリーしても50%。
これではギャンブルと同じことだ。
だからが、ふとあることがきっかけで、思いも寄らない思考展開とな
り、あるプレイを発見した。
それも従来一般的に言われてきた、「マーケット開始後30分は待つ」という発想を根底から覆すプレイだ。
ある条件が揃ったら、即エントリーするというもので、これは他に例を見ないはずだ。
最初は自分でも信じられなかったが、そりゃそうだ。
いままで、口を酸っぱくしてして、「開始後30分間はエントリーしてはいけません」と、いっていたのだから。
このようにこのプレイは、エントリー直後という危険な状況でエントリーするのだが、この神風ギャッププレイは、短時間でゲインは大きいという何だか嘘のようなプレイだ。
もちろん交錯した状況やマーケットでは、エントリーできないような条件設定がしてある。
このプレイは理論的に説明ができるものだから、セミナーを受講されているみなさんにも説明し、さまざまなパターンで検証してみた。
23名の受講者全員も加わり検証していただき、このプレイを納得されたようだ。
さらにその夜検証した結果、200回のエントリーを想定した検証で、うまく行かなかったのは2例だけ。
おかげで興奮して、睡眠不足状態となり、翌日は実に体調が悪かった。
考え出したばかりのプレイだったので、さらに時間をかけて、米国マーケットでのデータを使い、現在も
なお検証し続けている。
もちろんマーケットが変化すれば、こうしたパターンにも違いが生まれる。
特に2002年の終わり頃からは、こうしたパターンの出現がどんどん早くなってきている。
数千例を検証してから正式にメソッドに付け加えたのだが、30分ギャッププレイと組み合わせることで、素晴らしいパフォーマンスを生み出すことができる
。
↓
これはセミナー参加者の方の目の前で、銘柄を選択し検証しながらテストした記録からエントリーポイントを再現したもの。
15分足らずで、900ドルマイナス手数料35ドルで825ドルのゲイン。
赤いマークがショートのポイントで緑のマークが買い戻しのポイント。
実際のトレード用チャートではガイドになるラインがあるのだが・・
これ以上早くエントリーすることはできない。
そりゃそうだよね。
これ以上早いと、銘柄を探している時間がないから。(笑)
また、少なくとも最初の5分は売買が交錯しているから非常に危険だし、だいいちどちらの方向へ動くかわからないからね。
これは大きなヒント。
なのにどうして、エントリーできるのか?
◆
では、早速セミナー終了後の翌日のマーケットでどうなったか?
受講者の方からの、投稿で検証してみよう。
みなさん、こんばんわ。
セミナーの時には大変お世話になりました。
飲み会に参加できなかったのが心残りです。
さて、僕も早速神風ギャッププレイを試してみました。(ペーパーですけど....)ADBEがセットアップにはまっていたので9時38分に41.27でエントリー。
数分間非常に強く上昇した後、すこし上昇速度が鈍ったところで1分チャートを確認したところ売り手の尻尾が2本続けて出ていたので41.81で脱出。
9時43分でした。
その後一旦41.90まで上昇してから一気に41.58まで下落しました。
結局5分間で0.54ポイントのプロフィットでした。
他にもっと上がった(下がった)銘柄はありましたか?
お見事です!
エントリーは、初心者の方はもう少し遅らせたほうがいいだろう。
◆
こんばんは、デイトレード修行中の**@**です
セミナー後の本番トレーニングでは、ショート方向SUNWを30分ちょっと前に戴き。
ロング方向はBRCMを30分ちょっと後に戴き。
と言うことで、金額はともかく勝ちパターンのセットアップが出来るようになった、と言うことが大きいですね。
これからは、もっと精度良く取れる様に、毎日少しづつ 繰り返しのトレーニングですね。
で、神風対策は、取り敢えずITWOで試して見ましたが、
約定迄に1分以上掛かって仕舞い、0.04のロスカットに終
わりました。
これはローソク足のパターンからして、リスクが少し高いですね。
こういうケースで入るのなら、長いローソク足を2本分と考えるなど、すこし工夫が必要になるでしょう。
これも大きなヒントですね。
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今日のマーケットで神風ギャップアップを試してみました。
ペーパーですけど。
09:36:46 AMCC 16.45 1000 BUY
10:07:00 AMCC 16.51 500 SELL
10:09:00 AMCC 16.54 500 SELL
と、手数料を引くとちょっと損してるけど、NASDAQの弱さと1分チャート見ながら落ち着いて脱出できたので、十分満足。
どうも7/19の下値に抑えられていたようですね。
みなさんはどうでした?
これもエントリーなしです。
微妙なだけれど、ローソク足のパターンに注目。
それと少しエントリーを遅らせるようにセットアップすると、こういうケースで入らなくて済むはずだ。
やはり数多く検証して、パターンをよく認識することだ。
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いかがだろうか?
受講者の方の投稿は、非常に参考になると思う。
これがある程度できるようになると、30分ギャッププレイってとても簡単に感じるはず。
あまりにも、常識からかけ離れたようなパフォーマンスを持ち、これまで危険なため避けることが常識だった時間帯、つまりマーケット開始直後にエントリーする
ということに加え、日本人のための、日本の時間帯を考えプレイなので、ちょっと過激だけれど「神風ギャッププレイ」と名づけ
た。
名前とは裏腹に、非常に難しいマーケットでも、ロスカットしなければならないハメに陥ることがほとんど皆無といっていいほどの、安定した条件
を設定して、その条件をクリアしたときのみできるプレイなのだ。
だから一度その条件をクリアしたなら、自信をもってエントリーできる。
これは素晴らしいことだ。
さらに、このプレイの条件設定がクリアできなかったとしても、30分ギャッププレイで、エントリするチャンスが残っているというのも、魅力的な要素だ。
どの銘柄も、開始後1時間半以内に2度もチャンスがあるのだから!
現時点での検証では、このプレイでエントリーしたら、「30分ギャッププレイ」ではエントリーの条件にならないケースが多い。
これも大きなヒントだ。
ただマーケット開始後からエントリーまでの時間が少ないため、銘柄を選択する時間も少ないのだ。
この点をどうするかというのも、難しいポイントだったが、もちろん問題のない方法がある。
聞けば「なあーんだ」という、まあコロンブスの卵的な発想といえばいいだろうか。
注意点だが、マーケット開始後すぐにエントリーするから、初心者でソフトの使用方法などに迷いがあると、パフォーマンスが落ちることになる。
また、ショートサイドは、状況によっては、執行が難しいかもしれない。
だからロングだけに絞るという方法もあるが、それでも十分なほどの利益が出るはずだ。
どちらかといえば、ある程度トレード経験のある方に、最適のプレイといえるかもしれない。
実用のために数千銘柄での検証をしている。
設定はトレードの習得レベルに応じて、多少アジャストすると、よりリスクとゲインのバランスがよくなるはずだ。
Gap Kamikaze Play