答える前に、この質問について考えてみよう。
「儲かるのか?」というのは、いってみれば、単なる第三者的な位置、つまり「野次馬的な視点」で見るときに思わず頭をよぎる考え方ではないだろうか。
「よし儲かるのなら、やってみてもいいな」というセリフが続いて用意されていると質問、だといえば言い過ぎだろうか?
「勉強して、きちんとしたトレードができるようになりたい」と考える人には、結果として「儲かった」という結果がついてくる可能性が高くなる。
ご質問への回答の一つとして、実際にセミナーを受講された方の、受講者用掲示板への書き込みや私宛にいただいたメールを引用させていただくので、参考にして頂きたい。
セミナー後18週目の結果報告
そろそろ再受講してさらなるステップアップをめざしたくなってきた。
結果 7戦6勝1負
週間利益目標はもちろんクリア!!
セミナーを受けてから4ヶ月が過ぎたが6月〜9月までトレードの利益だけで生活費を賄えるようになっている。
まだ4ヶ月なので運だけで勝っているのかもしれないが、デイトレードで4ヶ月の間、1月もマイナスを出していないのはすごいことだと思う。
考えてみればこの仕事って不景気なんて関係ないのではないか?
世の中いろんな仕事があるけど、自分の腕一本のみで損益が出る仕事ってあるのだろうか?
デイトレーダーになる前は自営だったのだが歩合の要素が多く私の月収を決めるのは仕事の納入業者だ。
どんなにすごい技術を持っていても今月はいくら稼ごうと目標を立ててみても結局は納入業者しだいなのだ。
納入業者もまた私と同じだ。
デイトレーダーは月収も休みも時間もすべて自分で決められる。
特に月収を自分で決めることができ、かつ本当に自分しだいでその金額を稼ぎ出せるんだからこんな仕事は他にはないと思う。
リストラの心配もないしおそらく死ぬまでこの仕事で食っていけるだろう。
すごいものに出会ったものだ。
セミナー後19週目の結果報告
経験を積むことによって安定度が増してきている。
結果 8戦6勝2負
週間利益目標はかろうじてクリア
どんな人にも自分の得意なパターンがあるはずだ。
私は3分QMが大好きだ。
寄り付きのあのスピード感とちょっと博打チックなところがたまらない。
しかし最近は証券会社のシステムのおつむがついていかないらしく注文を出しても約定通知が来るのが30分後。
これじゃ本当の博打と変わらない。
よって最近は3分QMはあきらめてもっぱら30分ギャッププレーに専念している。
もちろんトリプル以上に限定しているので売買回数は少なめ。
しかし自分の目標利益はきちんと達成できているしなんといってもストレスが少ない。
逆にいえばシコシコせず安心して見ていられるということだ。
心理的にきついトレーダーという仕事を長く続けるためにはストレスをいかに減らすかという点も考えなければそのうちストレスに押しつぶされて腐ってしまうことにもなりかねない。
そういった点でも30分ギャッププレーは完成された売買手法なのだ。
人にも優しい30分ギャッププレー(笑)
ご本人は謙遜されているが、ご承知のように、運だけで4ヶ月も勝ち続けることはできない。
トレードをされたことがある方なら、先刻ご承知のはず。
トレーダーという仕事の醍醐味を書かれているが、ご指摘のように、この仕事は不景気には影響を受けない。
いわゆるメディアが報じているような「株高だから儲かる」とか、「株安だから儲からない」というようなこととは無関係なのがいいところ。
マーケットには毎日チャンスがある。
どんな日でも、株式なら確実にチャンスが生まれていることは、ギャッパーズアイを継続してご覧の方なら、よくお分かり
のはず。
一般的に言えば、トレーディングという仕事の良さは、その良さを享受できた時に、初めてわかる種類のものだと思う。
いわゆるデイトレードは、早ければ1分から1時間くらいで、自分一人で判断た結果が、お金という最もわかりやすい形でフィードバックされる。
さらにトレーダー同士で競争をする必要がないというのも、この仕事のいいところだ。
ステップアップクラブが機能するのも、こうした背景があるからだ。
一方で、会社組織に属している人は、競争をするという現在の形態にどっぷり嵌っていることが多い。
いい物をどんどん安くして作って販売するというのは、いいかえると会社間の競争なのだが、値段をどんどん下げてゆくとやがて行き詰まる。
商品一つの利益は減ってゆくから、数を増やして稼ぐしかない。
競争相手をつぶしたり、シェアを取る手段として、ある一定期間ならこうした方法は機能するだろうが、さらに数を増やせる競争相手が出てくれば、その時点でゲームオーバー。
販売数が増えないときには、負けないためにはコスト削減のため、会社は人件費を容赦なく削る。
日本でもすでにそういう方向へ動いているうえ、その風潮はさらにエスカレートしてゆくだろう。
だからこそ、そのサイクルの中で働いている人は、将来の安定とか保証とかの価値を求めざるを得なくなる。
こうした競争のサイクルの中では、人は決して豊かな気分で毎日を過ごすことはできない。
豊かになるためには、こうしたサイクルに巻き込まれないことだと思う。
ごく一部の経営側の人たちだけは、まとまったお金を手に入れるチャンスはあるだろうが、自由になる自分の時間が
ないというケースがほとんどだ。
だから、そうして手に入れたお金を生かせるチャンスがない、ということになってしまう。
もちろん経営者以外の人でも、会社へ売り渡した時間と引き替えに、退職すると、いくばくかのお金が手元に残るはずだ。
だが退職後の人生はどうだろうか?
忙しく働いていると、生き甲斐を見つけたり手に職を付けるための時間がないだろうから、退職後を豊かな心持ちと、充実した気分で過ごすことは、
目論見だけに終わってしまうことが多くなる。
これが現実。
会社で長期間働いていると、経営者サイドのメリットを享受することができないのに、労働者にとって、決してありがたいとは言えない価値観
だけは植え付けられてしまう。
一方、仕事人としてのデイトレーダーの価値観は全く異なる。
トレーダーは、会社の都合でリストラされるとか、仕事を失うという心配がないから、基本的に将来の安定や保証
についての不安は、大幅に解消されるだろう。
いわゆる江戸っ子の「宵越しの金は持たない」というスタイルに近いライフスタイルを楽しめるのも、デイトレーダーだからこそだ。
子供が手を離れ、家などの余計なローンの負担がなければ、1日200ドルの稼ぎで、充実した暮らしが成り立つだろう。
好きなところに住んで、自由に自分の時間を使う。
これ以上の贅沢があるだろうか?
幾ばくかの資金と決心と情熱さえあれば、こうした夢を現実にすることができる環境がすでに存在するのだ。
Re:ご無沙汰しております。 200402Kei
kei は元気で専業やってます。
nan さんも「チャートを好きな時間に好きなだけ見る」為には専業になりましょう。
専業生活の美味しさを味わうと、2度とリーマンには戻る気にならなくなります。
kei
も4月から専業を始めて、4月、5月の稼ぎは生活費に届かずリーマン復帰も考えましたが、6月、7月でリーマン時代の年収を稼ぎ、その迷いが吹っ飛びました。
誰もがすぐに利益を出せるようになるわけはない。
この方はとても苦労をして、ここまで来られたようだが、時間がかかった原因はご本人が書かれているとおり。
馬渕 一 さま
大変ご無沙汰しております。
名古屋のBUGSYこと**でございます。(^^)
いつも楽しく、しかも盛りだくさんの情報をありがとうございます。
毎日拝見させていただいております。
4回目の挑戦をしに、マーケットに戻ってきました。
私のいない間にお父さん(豪快Hトレーダー)はT−BONDに行ってしまいました。(うう、さみしい)
私は、また E−mini で今回も行きます。
これを極めるまでなんとかがんばりたいです。
今年の初めにマーケットから離れ、しばし、今後の人生設計と資金繰り、そしてアメリカのネバダに答えを見つけるべく、今年は終わりました。
(単にスロットマシーンをやりにいっただけですけど。。^^;)
この間、いろんなことが頭に渦巻き、そして錯綜し、また自分の現在がなぜこうなっているのか?
そんなことばかり自問しておりました。長い1年でした。
DTNで議題に上っていることから次第に遠ざかり、ああ、このままこのステーションをアイスクリームを買って眺めていただけのバスツアーのお客の一人なのかなあ、と自分の過去からの失態や、これまでの反省を懐古しておりました。
何度、今の現状をコラムにして書いたかわかりません。
しかし、マーケットは休むことは必要と頭でわかっていながらも、実際に毎日闘っていないことで、なんとなく、コラムも自分の納得のいく作品に仕上がらなかったため、削除の連続でした。
ハッチさんにもお便りを何度書いたかわかりません。
でも削除。
これは今考えてみると、自分の居場所が本当はここではないのか>?と自問し、それがかなわないことが逆にあせりとなって、自分の存在を確かめたかったのかもしれません。
でも自分でそれをはっきり自覚していないながらも、心の底でわかっていたのでしょう。
今はその段階をこえ、私は変わりました。
そんなことはたいしたことではなく、その日が来るまでじっと我慢して、今の仕事に打ち込み、チャンスの到来を待ってトレードを仕掛けることの方がもっと自分を昇華させることにつながると考え方を変えたのです。
(これはデイトレーダーでもかかれていますね。)
いままでトレードでも結構な確率で勝率を誇っていたのですが、私の癖はガンと大きく負けることによっていつもマーケットから退場をしいられることにも気がつきました。
その前には必ず「慢心と驕り、謙遜の欠如とわずかな成功での思い上がり」
があったのでした。
これは今までのトレードの記録や自分のHPからの分析ではっきりしました。
自分は何度もこの失敗にはまり、次のチャンスが来ても、これを反省しないまま、つまり何が間違っていたのか確認しないまま、次のチャンスに突入していったのです。
今までの私の宝物と言えば、馬渕さんのセミナーでいただいたファイルやそのときの筆記したノート、自分でDTNから抜粋した文章のファイルなどであります。
これを自分のシステム手帳に落とし、隣のページには自分で気がついたときにすぐにメモできるように、思い切って「DTNノート」を作ってみました。
まだ一ヶ月しかたっていませんが、効果はテキメンでした。
先月のプロフィットはいきなり、2週間で今の1ヶ月の給料を超え、一ヶ月経つ頃にはボーナスも軽く超えました。
でも、ここが肝心。このメールも本来ならもっと確実になってから打ちたかったのですが、待っていたら年を越してしまうので、一番いい状態の時にお知らせしたかったのです。
私が今までの文章等を削除した理由は本当はここにあったのかもしれません。
毎回、ちょっと顔を出しては去っていく状態ではなんとなくその文章の説得力もないですよね。
今回はまだ確かなトレードの技術を得たわけではないですが、まだDTNを頼りにして、遠くから闘っている受講生も影では確かに存在していることを
いろいろなことを教えていただいた馬渕さんに伝えたかったのです。
まだこれから長いですが、がんばりたいと思います。
次回の東京行きは「自分のターゲットはE-miniです」と堂々といえるようにがんばります。
まずはご連絡まで。
◆
はっちさま
5月日本株ライブセミナー参加の**です。
その節はお世話になりました。
今年は私にとって大きな転換の年でした。
ライブセミナーへの参加は間違いなく私の人生のターニングポイントであります。
大げさではありませんよ。
自分でも驚くほどトレードが安定し生活するのに十分な利益を得ています。
そこで考えてみました。
セミナーに参加させていただいていったい何が変わったんでしょう。
トレード手法かな?
教えていただいた手法はそのほとんどがWEBに公開されていました。
必殺の手法を教えてもらえるものだと思っていた私にとってあれっ?てなもんで(笑)
「太っ腹やなぁ〜」と思ったものですが、はっちさんは知ってるんですね。
手法をいくら公開してもそれだけでは勝てないことを(笑)
トレード手法じゃないとなると心理ですね。
私がセミナーで手に入れたものは自信です。
躊躇なくエントリーすることと躊躇なく損切りすること、それを自信を持ってできるようになったことが最大の成果です。
これは、セミナーに出ないとわからないだろうな。
だって自信って口だけで言っても涌いてこないものですものね。
心理を変えるセミナー、これはマジですごい(笑)
今はトレードに自信があるんです。
これは何かのスイッチが完全に変わらないと体験することができないですよ。
変わったかどうかは自分にしかわからない。
私はセミナーでその自信を手に入れることができました。
なんのこっちゃ(笑)
来年もよい年になりますように。
◆
過去の私のコラムで、以下のような内容を書いたことがある。
990129 Fri.
エゴ
先日、ニューズ・ウィークを見ていたら、ビジネスのコーナーで現在私もトレードをしている、デイ・トレーディングについての記事があり、なかなかおもしろかったので、ご紹介。
見出しは、「オンラインでリッチになる方法」で、サブタイトルとして「アメリカで急増しているデイ・トレーダーは究極のビジネスか?」、なかなかインパクトがある。
1人の人物に焦点を絞って、記事を展開するというアメリカのメディアらしい切り口で紹介されているのが、マーク・マッコードという33歳の男性で、大学は出ていないが、好きな時間に好きな時間だけ働いて、年収は約1億円。
豪華な家に車にボートなど欲しいものは全て手に入れたが、どうやってそんなに稼いでいるのか?
彼は、毎朝ニューヨークのロングアイランドにあるトレーディングルームへ出かけて、コンピュータの前に座り、約20人の「同業者」とともに、株を売買するのが仕事で、6時間ほど働いた「水揚げ」は2千ドルから3千ドルだという。
1日2000ドルだと1ヶ月20日で4万ドルという単純計算になる。
年間で50万ドルから72万ドルの収入になる。彼は、1987年のブラックマンデーで、顧客からの預かり資産を含めて170万ドルを失ったことがあるというから、株式の世界では10年選手のようだ。
現在は、自己資金でのトレードの他にデイ・トレーダー向けの研修プログラムやトレーディング技術を提供する証券会社、ブロードウェイ・トレーディングのロングアイランド支店を切り盛りしているという。そういう収入をあわせると1億円という年収は納得の線だ。
記事でも、複数の専門家によると、実際に利益を上げているデイトレーダーは10人に1人もいないと指摘しているが、これも納得で、一般投資家でも85%の人が損をしているという。
何故損をするかというと、目標とする具体的な金額を決めないでいるからだと思う。5000ドル儲けようと決めて、株価が5000ドル上昇しても、欲を出して持っていると、マーケットの周期的な下落に遭遇して結局は5000ドルどころか、損をすることになり、そこで狼狽してその損失を確定してしまうというのは、よくあるパターンだ。
目標額を達成したら、欲を捨てて、その利益を実際に目の前のテーブルへ置く、というこの一見簡単そうな作業を、いざとなるとできない人が実に多い。
欲で損をするのだ。デイ・トレーディングで最も難しいのが、「Ego」 つまり、欲という自分自身のエゴと戦うことなのだ。私も6ヶ月間このエゴと戦い、年齢的にエゴが弱っていた(?)ことも幸いして、この最大の危機を乗り越えることができたが、若い時にこの自分自身の中にあるエゴに打ち勝つのは、容易なことではないだろう。
マーク・マッコード氏も、1987年というから、21歳のときに、ブラックマンデーという環境で、このエゴで大きな損失を受けその後、見事に立ち直ったのだろうと思う。
それなりの資金や時間を投入して、工夫と熱意とが重なることで、自分の願望がある程度可能になるということは、アメリカの社会では普遍的な考えだ。
個人的に言わせてもらえば、常識だといっても差し支えないと思う。
成功率は、30%であろうと、20%だろうと、仮に10%だとしても、それが確実に存在するということ自体素晴らしいことなのだ、という感性がない人には、理解しにくい事かもしれないが。
「起こり得ないこと」も、起こって欲しいと考える人には発生することがある。どんなことだって「起こり得る」のだ。
だから映画があり、イマジネーションが生まれ、感動と奇跡が起こるのだ。
80%以上いや99%までもの人間は、自分の決めた事でも、時と場合によっては、守れないものなのだ。
私もそうだったし、いまでもそうことがある。
しかし、ある事にだけは、それができるように、意識をして訓練をするように変えて行くこともできるのだ。
これもまた、事実。
人間は、優柔不断な部分がある。
しかし別の見方をすれば、素晴らしい決定をも覆すことのできる「へ理屈」を自分で創造できると言うのも、また人間の持つ素晴らしさであり愚かさなのだ。
だからそういう人間が、「うっかり」とトレードをすれば損をする。
当然のことだ。
だから本人が自覚をしたうえで、誰かがその本人を訓練し、ある目的意識を持つ人間を育てることは、非常に価値のあることだと思う。
学校の中の絵空事ではなく、現実のお金というナマの世界で役に立つことを通して学べるというのは、普通の学校ではできないことだろう。
決まった期間だけ集中して、経済的な基盤を築いたら、それを使って人の幸せに繋がることをすることに挑戦するというのも、トレードの使い方の一つだ。
「いわゆるデイ・トレード」は儲からないと、念仏を唱えながら、死ぬまで永久に、同じ所を回るのも、このトレードのまた一つの使われ方。
どちらを選択するかは自由であり、また、その決定には自己責任が伴うというのも、大人の世界では当然の事だ。
「ダイレクトアクセスによるトレード(デイ・トレードも含む)は、本当に儲かるのか?」質問に対しての答えは・・
「儲かる人もいるしそうでない人もいる」
この答えに、がっかりされただろうか?
チャート分析によって毎日のマーケットや、銘柄の動きを解説した、Market
by Chart 、Gapper's Eye もあわせてご覧いただきたい。
トレード方法についての実践の結果や、予測がどの程度の確率で当たるのかを、あなた自身の目で確かめ
られてみては
いかがだろうか?
次へ > 何故チャートで動きを予測できるのか?
索引へ