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セミナー受講後のトレードへの取り組み方
 



セミナー受講後は、トレードに対してどのように取り組めばいいのだろうか?

迷ったり、うまく行かなくなった時には、かならず読み返して欲しい。

何かの参考になるはずだ。

 

 

まず簡単に整理してみよう。

すぐに利益は出ない。

少なくとも、半年はかかると考えること。

その日のトレードは、誰もがはじめてなのだという謙虚な気持ちを忘れてはならない。

経験は大きなアドバンテージになる。自分で見た、または経験した事だけを信じることだ。人のいうことを鵜呑みにしない。

ポートフォリオをきちんとチェックしておく。

オーバーナイトの銘柄はトレードをする予算の、多くとも半分以下に押さえる。30%以下なら理想的だ。

つまり、キャッシュを常に残しておく、バイイング・パワーを、けっして失ってはならない。

底値からのゲインのチャンスを失う事になる。

必ずチャートを見るクセをつけること。

買う場合は、右上がりの銘柄をメインにトレードする。

IPOなどで大きなゲインを狙わない。

時に成功すると、地道なトレードを軽視することにつながるからだ。

勝手に上がると思いこまない。

根拠のない自分の勘を信じてはいけない。

自分の弱さ、無力さを理解できないものは、必ずしっぺ返しをくらう。

ロスカットを躊躇しない。

自信のないときは、トレードをしない。

失敗を認める勇気を持つこと。

 

自分のエゴと戦え

エゴと欲望が人間を狂わせる。

自分のエゴを正面から見据えて、認めるというのは大変なことだ。

「愛情」という癒しがないと、支えられないほど、基本的には人間は弱い生きものだ。

トレードを支えるために、一人で立ち向かうのではなく、愛し、愛される人も必要だろう。

いつの時代にも変わらない、成功するためのトレードの、最も必要な要素の一つだ。


「まじめさ」は美徳か

日本では「まじめに働く」ということが、会社の業績不振や、リストラで大きく揺らいでいるようだ。

学校で教育され、親からもそう教えられてきたいわゆる仕事に対しての取り組む姿勢を考え直さなければならない時期に来ているのか?

「まじめに働く」ことには、「それ以外の努力をしない」という事実が隠されていることが多い。

まじめにさえ働いていれば、会社が何とかしてくれるといった、こういういわゆる「寄らば大樹の陰」といった風潮は、現在のような多用な価値観とスピードのある変革によって、思いもよらないダメージを、会社と自分自身に与えることになる。

大事な物事に対して、誠実に取り組むという姿勢の方が、大事だろう。

 


常識という名のリスク

目に見える、わかりやすい、口当たりのいい「多くの常識らしきもの」という仮面をまとった考えが、いたるところに蔓延している。

「金持ちになるのが幸福への近道だ」

「仕事をしないで遊んで暮らせるのが一番」

「とにかくお金をたくさん持っているものが勝ち」

どうも、お金を独占しようという考えから生まれているようだ。

鎖につないで、お金をマスというパワーで、奴隷のようにこき使うという発想はもう古い。

これらは、すべて結果だけを追い求めた、常識という名の幻想だと思えばいい。

お金は本来、プロセスの結果として登場するものだ。

 

「お金」は目的ではなく手段だ

お金持は確かに必要だ。

儲けたいと思うのは当然だ。

でもまだ見ぬお金を夢見るより、今手元にあるお金を大事にできなければ、結局はお金が入ってきても、それを生かすことはできない。

まず目の前にあるお金を生かすテクを身につけることだ。

金儲けに目の色を変えるのは、それからでも遅くはないだろう。

お金は儲けるより、その使い方のほうが何倍も難しい。

それに、ある程度の年季も必要になる。

浪費するのではなく、役にたつように、その値打ちを生かせる人は、そのお金を働かせて、お金が仲間を連れてくる方法を知っている。

お金に命令しても、仲間を連れてくるとは限らない。

その気にさせるのがコツだが、これが難しい。やりがいのある仕事を与えて、手が足りなければ仲間を連れてこさせるように、仕向ければいいのだ。

そうして、増えて行くのでなければ、一時はお金が集まっても、もっと大事にしてくれるところへ、家出をされることになる。

「お暇をいただきます」では洒落にもならない。

お金を持っていても、役にたつ使い方を知らなければ、持っていないのと同じことだ。

お金は手段であり、目的ではないということを、履き違えると、まず幸福にはなれない。

気持ちよく、ここぞというときにバーンと使う。これが難しい。

金額の大小ではなくだ。

ケチケチして使うと、人から総スカンを食う。

そのうえ儲けたように見えても、結局は、お金にも見捨てられるのでは、泣きっ面にハッチ?

お金額を増やしてからどうしようというのではなく、今あるお金を、どうやって生かすかだ。

たしかにお金の量が多ければ、それだけ役に立つことが多い。「まじめに働く」ことは大事だが、人に喜ばれるように、工夫をするということを忘れては、本末転倒だ。

 


「お金」とどうつきあうか?

だから、悪い事をして儲けるのは、ハタから見るからそう思うだけで、実際には、そう簡単なことではない。

人を困らせて、その代償として本当の幸せを感じることができるかどうかは、一度やってみればわかるだろう。

お金がなければ、本当に幸せにはなれないだろう。

でも、お金だけでも幸せにはなれない。

お金があるからといって、何にもしないで遊んで暮らすのは、端からみるほど、本人は幸せではないと思う。

一時は幸せを感じてもすぐに、飽きるだろう。人間は欲が深いのだ。

だから、お金は循環させることが、これからのスピードと変化のある社会での、お金の増やし方のポイントだと思う。

滞留させていると、お金だって腐る。

ポジショントレードで、ダウントレンドの影響を受けずに、利益を出そうとして、6ヶ月以上保有していても儲かるとは限らないのが、今の株式市場なのだ。

今までのポジショントレードの手法で、恩恵を受けようとすれば、資金が十分にあり、少なくとも数年は寝かせておく必要があるだろう。

だがこれでは、あなたにとって、お金が滞留していることになる。

たしかに、投資先の会社にとっては、生きているかもしれないが、あなたの投資したお金が、その会社で有効に使われているという保証はない。

しかもあなたにとって、そのお金は1箇所に滞留しているから、いわゆる塩漬けと同じ状態だ。まるで、漬かるまで食べられない漬物だといえば言い過ぎだろうか。

だから、お金をあなたのために循環させるためには、どちらかというと短期のトレードの方が向いている。

利益を、七夕のように年に一度ではなく、毎日の生活の中で生かし、実感することができるからだ。DTという超短期の手法が、アメリカで人気を得たのは、こういう理論的にも説得力のある事実があるからだと思う。

彼らは漠然としたイメージよりも、理屈でどうかということを、かなり深い所まで追求するという傾向がある。

だから、そうした裏付けのあることには、多少のリスクがあっても果敢に挑戦するという姿勢が、日本人より強いのだ。

転職が不利にならないアメリカの社会だといっても、多くのアメリカ人が何故、簡単に会社を辞めて、こういうDTのトレーダーを目指すのだろうか?


彼らは、それほどバカで無謀なのか?

そうではないだろう。

彼らは、お金を生かすために、何が大事なのかをよく知っている。

お金の動かし方と使い方が、日本人の考えとかなり違うのではないかと思う。

 

こういうこともある

私の場合は最初、トレーダーとして生計を立てるということは考えずに、「面白そうだから」ということで始めた。

そのついでに?いくらか儲かるならいいやっていう感じだといえばいいだろうか。

それが、こういうことになるのだから、やってみないとわからない部分が、かなりあるといえるだろう。

だから、こうなりそうだからやめておこうとか、先のことをあまり考えすぎるのも、チャンスを逃がすことになる。

私の場合、振り返ってみると、自分でやりたいことや、興味のあることを見つけては、結局それが仕事になってしまった、ということの連続だった。

最初に音楽の仕事をする事になったのは、大学の時に、あるアマチュアコンテストで優勝したことがきっかけだった。

文字どおり好きな事をして、ある程度の成果をあげたが、プロになってからが大変だった。

「俺は世界で一番うまいギタリストだ」と今から考えると、冷や汗ものの思いあがりだったが、自分くらいのウデのギター弾きは、プロの世界では、石を投げれば当たるほど、ウヨウヨいたのだ。

そこで、楽器をフルートに変えた。これなら誰もやっていない。
しかし、本格的に音楽を勉強したわけではないし、今までのように見よう見真似ではプロの世界では通用しないということは、その頃の若かった私でさえ、うすうすわかるようになっていた。大きな進歩だった。

まず、クラッシックでフルートの基礎を勉強し、それから、ナベサダのジャズスクールへ行った。

入学のオーディションがあるのですが、一生懸命曲を練習していったところ、「ドレミのスケールを吹いてみろ」といわれ仰天したことを思い出す。

しかしフルートでは仕事がない。それなら自分でその仕事を作ればいい。

フルートを入れた編成のアレンジをして稼いでから、フルートの演奏者として稼ぐ。一粒で2度おいしいアーモンドグリコを狙ったのだ。

そうと決まれば話しは早いとばかりに、アレンジの勉強を始めた。

そのためには和音が見える鍵盤を弾けた方がいいというので、25歳からバイエルで指の練習をしなければならないハメになった。

なんという遠回り。

そうして、グループの音楽から、一人で取り組む音楽の世界へと変えていったのだが、そうしてかなりのレベルの人達と一緒に演奏できるようになると、新たな問題が浮上した。

いくら頑張っても、3歳からやっている人には、追いつけない。

そしてトドメは、アメリカやヨーロッパの自由な感覚の世界で育った感性に触れたとき、これは努力で何とかなるものではない世界があることを知ったのだ。

努力では追いつけないカベにぶち当たり、音楽をやめることにした。

音楽だけが人生ではないし、やるだけのことはやったから、意外と未練はなかった。

それに、結婚をして娘のミルク代の心配をする必要があった。

音楽は売れないと、お金にならない世界だ。

ボーナスも、保険もない世界。

ただ、自分で決めて、自分で何とかするという習慣を身につけるには、とてもよい経験だった。

でも今から思えば、続けてれば何とかなっただろうが、まあいい。

そのときはそう決断したのだ。

これは、人生において大きな遠回りをしたのではないかと、やめたあと一時は悩むこともあった。

私と同じような年齢の人は、そろそろ肩書きがつくような年齢になっていました。

しかし捨てる神あれば拾う神ありだ。

その後の、(音楽に比べると)カタイ仕事では、音楽をやっていた時と同じだけの努力をすれば、うまくゆくのだ。

だから思ったより楽だった。

普通の仕事の人は、あまり努力をしないように思えたほどだ。

どちらかというと組織で動いている世界と、個人が基本の音楽との違いをこういう形で知ることになろうとは、思いもよらなかった。

話しがすこし長くなりましたが、こうした経験から、やりたい事を見つけて、やろうと決心したときに、乱暴ないい方をすれば、ゴールまでの扉は半分まで開かれたということは、いえると思う。

ただ、そのためには自分の好きなこと、やりたいことを、とことんやることだ。

何故か?

好きなことに取り組むと、必然的に一生懸命やることになる。

そうすると、考えていただけの時とは違ったものが見えたり、感じたり、予想とまったく違ったり、また思わぬ展開に巻きこまれることの方が多いのだ。

一生懸命にやったから成功したのではなく、好きなことだから、周りから見ると一生懸命やっていたように見える、のではないだろうか。

しかし本人は、別に「一生懸命頑張る」という感覚はない。

好きなことだから無我夢中でやってしまうのが、まわりからは、ただそう見えるだけだ。

好きな人ができると、好きになろうとかそういうことを考えなくても、もう、止まらないというアレと同じかもしれない。

自分の好きなことへ一生懸命に打ちこめるというのは、最高の幸せの一つだ。

そういう人のところへは、幸運という名前の「同類」が引き寄せられて来る可能性が高くなる。

それまで、苦労をしていればしているほど、このどうにもとまらないという世界にハマル傾向にあると思う。

大変な思いを体験した事のない人は、この醍醐味というか好きな事ができるということの、価値がわからず、どうしても中途半端な取り組みになってしまう。

しかし、好きな事だけをやる、また仕事を変えるというのは、心理的に(経済的な事情が関連しますからね)非常に大きな不安があるのが普通だ。

ここで勇気をだして踏み出すか、やめるかが、いわゆる転職の成功と失敗の分岐点なのかもしれない。

私は経済的にはあまり恵まれない音楽をやっていたから、転職にあたっては、そういう意味の不安はなかった。

お金がないことには慣れていたからだ。




セミナーへ今すぐ参加できない人はどうすればいいのか?

自分で努力して、勉強するしかない。

トレーニングを受けるということは、いいかえれば時間と努力の「ある部分」を、お金とトレードすることだ。

それができなければ、そうなるまで頑張る。これは常識だ。

トレーニングを受けられる方は、数十万円を払い、時間を割いて、参加するわけだ。

そのうえ、私のようにこれで生計を立てるためにトレードを始める場合は、少なくとも500万円以上の資金が必要で、実際にトレードを始めれば、最初のうちは損をする事も覚悟の上となる。

だから、こういうトレードに興味のない人や、またトレードの難しさがわからない人にとっては、「割の合わないことをやっている」どころではなく、まさに「狂気の沙汰」に見えるかもしれない。

しかし、その先には自分を信じてチャレンジする、という大きな希望と夢がある。

これは、お金では換算できない種類の価値だ。

成功すれば、お金だけではなく、自由な時間と自分の回りに対するやさしさや思いやりの気持ちを持ちつづけることが、より簡単になるという、少なくとも私にとっては、非常に価値のあるものを自分の手に入れる事ができる。

それは単なるお金だけよりもはるかに、素晴らしいものだ。

 

 

 

 

 

スウィングトレードの名手アラン・ファーレー氏が提唱する、相場を乗り切るための20か条をご紹介。



1 売買執行が迅速正確な証券会社を選べ。

2 ファンダメンタルズは信じるな。

3 目先的なトレードルールではなく、長期的に使えるルールを作れ。

4 明日を期待するな。トレードの機会は今ここにある。

5 昨日のルールで、明日のマーケットは戦えない。


6 ハイテク銘柄だけが株ではない。

7 90年代の事は忘れろ。

8 損に対して感情的になるな。

9 誰の目にも明らかすぎるトレードには手を出すな。

10 チャットルームや、掲示板で推薦される銘柄には気をつけろ。


11 損を出しても、自分を哀れむな。

12 理解できないという理由だけで他人を批判するな。

13 自分の目を信じろ。

14 悩み事や問題を解決してからトレードに臨め。

15 トレードはスリルを味わう道具ではない。


16 トレードは思っているより難しい。

17 逆思考で行け。マーケットは自分の予想どおりに動かない。

18 万能なトレードソフトウェアなど存在しない。

19 長期投資できるものをデイトレードするな。

20 良い本を読め。
 

 

 

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