97歳の父が入所しているホームから連絡があり、循環器検査のため労災病院へ入院したという。
最近痙攣を何度か起こしているので、その原因究明のための検査入院らしい。
症状としては痙攣で3秒から5秒ほど、気を失うというものだ。
日赤病院で脳を調べて貰ったが異常なし。
そして、循環器を調べることになったのだが、あいにく日赤病院ではベッドの空きがなかったため、労災病院へ入院することになったというわけだ。
翌日担当医から話があり、原因は不整脈だという。
頻脈ではなく、脈が遅くなるタイプらしい。
要は心臓を動かすための電気系統の回路が問題で、動作が悪くなっているのだという。
普通こういう症状の場合、平均年齢までの患者だと、ペースメーカーを埋め込むのが普通だという。
97歳というと、先生が施したペースメーカーを埋め込む手術では、最高年齢に近いのだという。
その方の場合、術後少し合併症が出たという。
ペースメーカーを埋め込まない場合、心臓が止まる可能性は低くないという。
その場合、いざとなったら救命処置を施すことになる。
だが高齢になると、救命処置そのもののダメージが大きくなる懸念がある。
たとえば電気ショックや人工呼吸で、あばら骨が折れたりすることも起こりえるわけだ。
それとホームへ戻って、心停止になった場合、当然救命体制は病院のようにはゆかない。
そのため、ペースメーカーを埋め込んでいないと、ホームへ戻ってもヘルパーさんに、大きな負担を掛けることになりかねない。
ただペースメーカーを埋め込まない選択をした場合、寝ている時間が長いため、起きているときに心臓が止まるという確率は低いだろう。
どういう選択がベストなのか?
とにかく、本人やカミサン、さらには入所しているホーム側にも相談する必要がありそうだ。
とにかくまず、本人がどうしたいかだ。
というわけで、心臓の様子を見るため、少なくとも来週までは入院の予定。
だが労災病院は、見舞いに行くにも車で10分もかからない距離なので、大いに助かる。