D3一年点検の代車は、白い318 i ツーリング。
逆光なのに、ちゃんと写ってる。(笑)
どうやら ラインナップの中の M・Sport のようです。
フロント・ドア・シル・プレート(Mロゴ、アルミ・インサート付)
ステーションワゴンタイプは、室内の音が籠もりがち。
籠もり音に関しては、空間の広さが、アダになっているようです。
1.5リッター直列3気筒なので、エンジン音に色気がありません。
日常使いには十分なトルクがあります。
BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン
最高出力:100kW〔136ps〕/ 4,400rpm
最大トルク:220Nm〔22.4kgm〕/ 1,250-4,300rpm
D3を簡素にしたようなインテリア。
シートは一部、アルカンターラが使われています。
フロントフェンダーのドアよりについているバッジ。
リアの空調吹出し口。
街乗りでは全く過不足のないエンジンのため、実用性は十分です。
ただ急加速のときに、踏んでも音の割に車速が上がらない傾向にあります。
そういうときは、ドライブモードをスポーツモードにして回転を上げ目に走るという手があります。
パドルシフトはついていないので、シフトレバーをマニュアルにして操作する必要があります。
ただスイッチで、いちいちモードにするのはちょいと面倒です。
なので、ノーマルモードでは自然に周りの車と同じペースで走るようになります。
すると、ちょうどいい案配なんですね。
エンジンは何も知らなければ、3気筒とは全く分かりません。
6気筒に比べると音に色気がなく、チカラもないというだけです。
乗り心地は、当たりが柔らかく、揺れの収束サイクルは少しゆったり目な乗り味。
なので周りの車と同じペースで走るのなら、なかなか「いい落としどころ」でしつらえてあります。
ただMスポーツたる「ゆえん」はどこにも見つけられませんでした。
エクステリア左右2カ所のバッジと、フロント・ドア・シル・プレート、あとはシートにも3色カラーでそれらしいM印は付いています。
まあ、ないと寂しくなるはずで、飾りとして使っているようです。
MAバッジでちょいとスポーティーな装いを、というわけですね。
あとアルカンターラを使っているシートは、なかなかお洒落。
ちょっと殺風景になりがちなダッシュ周りのデザインが、シートの質感で気にならなくなります。
そうなると走りの面で、何かMスポーツらしさがひとつ、欲しいところです。
せめてパドルシフトがついていればねえ・・とちと残念です。
エンジン音の遮音はなかなかのレベル。
立派です。
ただ、足回りからの突き上げでボディーに共振する音が気になりました。
遮音というか吸音が十分でないので、オレ的に一番気になった点です。
特定の周波数で籠もり音が出るのですが、これは二日目になっても慣れませんでした。
いわゆる乗っている状態で耳に入ってくる音に、高級感がないのです。
まあ、3シリーズのエントリークラスですから、無い物ねだりは分かっているのですが・・
仕方ありません、やはりこういうところは、値段相応です。
整備が終わったD3での帰路で、静けさのレベルが、段違いだと言うことがよくわかりました。
それと、全体にピシッと引き締まって、無駄な動きがありません。
さすがアルピナ!
これは、乗り換えてみると、実によく分かります。
高速で速度が上がっても、路面に張り付いているかのような挙動で走るんですね。
そのあまりの自然さに、気がつきにくいのですが、乗り比べると実によく分かります。
カミサンに代車の感想を聞くと、「ブワブワしてトラックみたい」。(笑)