アルカリ化ドリンクを飲むことで、血液や尿などの体液をアルカリ化することができるのですが、なぜタカダイオンでも、体液をアルカリ化できるのでしょうか?
タカダイオンの動作原理
タカダイオンのスイッチをオンにすると、陰極の導体板(導子)が地表(十)とコンデンサー(蓄電するもの)を形成して電子を帯びます。つまり帯電するわけですが、帯電量は電圧が大きいほど多く、導子に触れた人の静電気容量に応じて帯電します。
電子を帯びた導子の電子は絶縁体を摩擦したときに生じる静電気とは違い、導子に触れている人の皮膚を通じて体内に入ります。導子に触ってる人に接触すると、その人自身が導子になって帯電するのです。そして電子は体内の電子が不足している成分と反応して消費されます。
電子は直接に皮膚から入って全身に伝わり、マイナス電子が不足している病的な器官や血液成分に与えられ、その部位を修復すると考えられています。電子が体内で消費されれば、タカダイオンは消費された分だけ電子を補給する仕組みになっています。
夕カダイオンが体液をアルカリ化する仕組み
生体内では数百種類の酵素が働いて生命を保っていますが、酵素の働きはPH7・4のときに最大となります。つまり、最大に活性化させるためには、常に血液のPHを弱アルカリ性に保つが大事だということになります。
呼吸や食べ物による代謝では、体内の炭酸の濃度が増えたり、重炭酸イオンの濃度が減少(アシドーシス)することで体液のPHは低下し、酸性化の方向へ傾きます。このような場合には、タカダイオンで血液やリンパ液などの体液を弱アルカリ性に調整することができるのです。
生体内の水には水素イオンが含まれています。体内に入った電子は水素イオンと反応して水素ラジカルになり、傷ついた生体分子を修復するのですが、電子と反応して水素イオンの濃度が減つた分だけヒドロキシルアニオンの濃度は増え、アルカリ化します。
このようにコンデンサーの原理を応用した夕カダイオンの導子は電子を帯びているため、その電子が血液を弱アルカリ化して生体酵素の活性を高め、さらには活性酸素を分解し、カラダの健康を守るという仕組みです。
PH調整によって生体酵素活性が正常化される
私たちのカラダにある200種類もの細胞の寿命は、細胞の種類によって異なっています。白血球のように数時間の寿命の細胞もあれば、赤血球のように120日の寿命の細胞もあり、神経細胞のように人体が死ぬまで活動する細胞もあります。そのため健康を保つためには、すべての細胞の働きを正常な活動状態に保つことが大切です。
細胞内のミトコンドリアでは、食べた物を栄養素に変換したり、吸つた空気で栄養素を酸化してエネルギーをつくるという、物質代謝が行われています。
この物質代謝は数百種類の酵素の触媒反応によって進行しますが、生体内の酵素は、呼吸に関係する酸化還元酵素や抗酸化酵素、アルキル基などの原子団を他の分子に移動させる転移酵素、水分子で分解する反応を促進する加水分解酵素や消化酵素、特定の原子団を脱離させる脱離酵素、原子団の位置を移動させる異性化酵素、高エネルギー化合物を合成する合成酵素などに大別されます。
これらの生体酵素の活性は主に血液のPHによって変化します。健康な成人の血液のPHは7・4ですが、血液のPHは炭酸が重炭酸イオンと水素イオンに解離する度合いによって決まるのです。炭酸の濃度が高いほど、また重炭酸イオンの濃度が低いほど水素イオンの濃度は高く、PHは小さくなり酸性化することになります。
肺炎などに罹って肺の働きが悪くなると血液中の炭酸の濃度が高くなり、重炭酸イオンの濃度が減少します。これを呼吸性アシドーシスと呼びますが、激しく運動すると血液中に乳酸が生じ、血液を酸性にします。また、下痢などによっても重炭酸イオンの濃度は減少し、血液を酸性にするのです。(代謝性アシドーシス)
血液のPHが7.35以下に下がると、生体酵素の活性は著しく低下します。そのため生体酵素の活性を正常に保つためには血液を酸性にするアシドーシスを防がなければなりません。タカダイオンは中性の水を弱いアルカリ性にするため、生体酵素の最適PHに保つことができるのです。
食べたタンパク質は体内で代謝され、尿素となって尿から排泄されています。尿素は水と反応して二酸化炭素とアンモニアに分解します。ウレアーゼはこの加水分解反応を触媒する酵素です。ウレアーゼがタカダ電子によって活性化することは実験で確認されています。このようにして、タカダイオンは血液のPHを調整し、体内の酵素の活性を高めることができるのです。
免疫力も調整できるタカダイオン
血液中の体液性免疫である免疫グロブリン抗体は私たちの健康を守るためには大切なものです。免疫には、マクロファージや丁リンパ球などによる細胞性免疫と、Bリンパ球による抗体を産生し、異物と結合して除去する体液性免疫があります。
抗体にはIgA・IgD・IgE・IgD・IgMという5種類があり、IgEが多すぎるとアレルギー疾患になります。つまり免疫グロブリン(IgE)は花粉などに過敏に反応することで、アレルギーを起こすのです。
タカダイオンは免疫グロブリン(IgE)の産生量を調節し、花粉症などの過敏症を防ぐことができます。
ATP アーゼ(酵素)の活性化
1個の細胞内では100から2千個のミトコンドリアが高いエネルギーをもつアデノシン三リン酸(ATP)を合成しています。ATPは水と反応(加水分解)してリン酸と低いエネルギーのアデノシン三リン酸(ADP)に変化するときにエネルギーを生じます。細胞はこのエネルギーで生命を保っています。
ATPの加水分解反応はATPアーゼという酵素によって促進されます。この酵素の活性は細胞内ので濃度が高いほど、またNa濃度が低いほど高いのですが、夕ヵダイオンはこれらを活性化することができるのです。
さらに細胞には細胞外の低い濃度のイオンを、高い濃度の細胞内に押し込む能動輸送という性質を持っています。実験によると、タカダイオンは細胞のエネルギーを増加させて細胞を活性化することができるのです。
自律神経を調整するタカダイオン
神経には、脳神経、脊椎神経、自律神経(交感神経、副交感神経)などがあります。自律神経は人間の意志と無関係に働いて、血管、心臓、呼吸、発汗などのさまざまな内臓器官の反射的な運動を支配している情報伝達系の神経で、交感神経と副交感神経からできています。
交感神経が活性化しているときには全身の活動は活発になり、睡眠中には反対に副交感神経の方が活発になります。交感神経は、運動や興奮すると血管や筋肉を収縮させるノルアドレナリンや膨張させるアドレナリンという神経伝達物質を分泌し、血圧を変動させるなどの活動を活発にして、全身にストレス状態をつくります。
これと反対に、副交感神経は睡眠中や休息中にアセチルコリンという神経伝達物質を分泌して脈拍を減少させてストレス状態を解除し、リラックス状態にして体力を回復させます。
さまざまな内臓器官の健康な活動は両神経がバランスよく働くことによって保たれています。ストレスなどによって感情中枢が疲労すると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、精神状態が不安定になり、自律神経失調症などの神経系の病気の原因になります。
タカダイオンは自律神経中枢の細胞を活性化して神経系の働きを改善し、自律神経を調和させて精神状態を安定させることができるのです。
神経細胞を連結している神経繊維は神経ホルモンという神経伝達物質の通路です。タカダイオンを作用させるとヤリイカ神経細胞の活動電位が正常になり、伝達物質が細胞間を充分に伝わることが実験で示されています。
まとめ
タカダイオンは血液を弱いアルカリ性にして生体酵素の活性を最大にします。
さらに細胞内のカリウムイオン濃度を高め、ナトリウムイオン濃度を低くして細胞を活性化します。
それだけではなく、神経細胞の活動電位を正常にして、自律神経を調整する働きもあるのです。