同じ車が二台併走という珍しいショット
左C200・ 右C230
左からスズキ・日産・マツダ
似ているのでエンブレムを見ないとわからない。
だけど、それぞれが微妙に違う。(笑)
ニスモ(nismo s) のエンブレム
タイア・エグゾースト・リアランプのLED化で固めたマーチ
問題は顔・・(笑)
●NISMO/NISMO S 共通主要装備
■LEDハイパーデイライト(車幅灯連動)
■専用レッド電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)
■リヤフォグランプ
■専用車速感応式電動パワーステアリング
■専用本革・アルカンターラ?巻3本スポークステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)
■専用タイヤ ブリヂストン POTENZA RE-11(205/45R16 87V)& 16インチアルミホイール(16×7J)
■専用エンブレム
■専用フロントグリル
■専用フロントバンパー
■専用サイドシルプロテクター
■専用リヤバンパー
■専用ルーフスポイラー(ハイマウントストップランプ付)
■専用フェンダーモール(フロント・リヤ)
■専用サスペンション(スプリング、ショックアブソーバー)*
■ドアサッシュブラックアウト
●NISMO S 専用主要装備
■HR15DEエンジン(専用チューン)
■5速マニュアル
■専用シフトノブ&シフトブーツ(レッドステッチ付)
■専用ピアノ調フィニッシャー(シフトノブ、エアコン吹き出し口、フロントパワーウインドウスイッチベース)
■専用コンビメーター(nismoロゴ入り、220km/hスケール)
■専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル、フットレスト(nismoロゴ入り)
■専用スポーツシート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)
■NISMO S専用エンブレム
■専用サスペンション(スタビライザー)
■専用エキゾーストシステム
■専用ブレーキシステム
■専用チューニングコンピューター(ECM)
■車体剛性強化(フロントサスペンションメンバーステー、トンネルステー2ヵ所、リヤサスペンションステー、テールクロスバー)
モデルチェンジをしてみれば、そのルックスはいかにも新興国狙いに宗旨替えをしたとしか受け取れないもの。
これまでの歴代モデルがフォーカスをした日本とヨーロッパに加え、新たに成長著しい新興国市場も獲得したい、という狙いどころはもちろん理解ができる。
が、だからといって「ここまで時代をさかのぼらなくてもいいじゃないか!」というのが、自身の4代目マーチに対する第一印象であったのだ。
このモデルは2グレードの設定。"普通のマーチ"と同じ1.2リッターの3気筒エンジンをCVTと組み合わせた「NISMO」と、専用チューニングが施された1.5リッターの4気筒エンジンにMTを組み合わせた「NISMO S」というのがそれだ。
200万円をはるかに下回る価格でこれだけ楽しめるとなれば、それはやはり貴重な存在。
各部を専用強化したボディ、よりハードな専用サスペンションに専用ブレーキ、ブリヂストン最強のポテンザRE11というタイヤ、スポーツシート、アルミペダル、専用メーター......と、専用とか最強、スポーツにアルミといった言葉が大好物のマニア筋には、マーチ・ニスモSはツボだらけなのだ。
さて、そんなマーチ・ニスモSは普通のマーチよりは圧倒的に速い。ただし、失礼ながら、これはあくまでマーチであり、しょせん1.5リッター自然吸気エンジンでしかないのも事実でもある。
操縦性はとにかくキレッキレ! その走りはまるでパチンコ玉のように弾ける。サスペンションが根本的に硬くて、ボディも小さいのでアラっぽい運転への許容範囲はせまいが、ときに跳ねたり暴れたりしそうになるのを、自分の創意工夫でなだめすかして乗りこなしたときは、そりゃもう至福の快感......というタイプのクルマである。
高速ではステアリングに手を軽く添えるだけでズバーンとまっすぐ走るし、前出の鬼グリップタイヤ(ポテンザRE11)にボディやアシの剛性が負けた感がまるでない。これらの点はお世辞ぬきで感心する。