ものを書く、あるいは「書かなければならない」ケースは、私たちが想像する以上に、そのへんにゴロゴロ転がっています。
ブログは自己紹介以上に、あなたのことを雄弁に物語ります。
よく考えてみると人は生まれた時から、書くことと密接にかかわっています。
たとえば、学校へ入試から始まり、入社試験や、カイシャがらみの報告書に至るまで「小論文」的なモノを書かなくてはならない機会は、ますます増えてきています。
今の日本の学校では、暗記力があれば何とかなるのですが、学校を出た後の社会では、「書く力」がないと特に経済的な面から、圧倒的に不利な状況に置かれる可能性が高くなります。
なぜなら「書いたもの」は人がヒトを判断するときには、学科試験以上に、その人について知ることができる手がかりになるからです。
お金が絡む仕事という組織に何らかの形でさらに深く関与しようとする時には、「話すことができればいい」レベルだけでは不十分なのです。
実社会でここぞという時には必ず「話し言葉ではなく書き言葉」が選択されるのは、紙あるいは電子的に記録として残す必要があるからです。
検証用ブログ
検証用ブログに書かれた記録は、トレーディング技術向上に役立つノウハウの宝庫です。
$マジック・ザ・デイトレード$ での 生活の変化では、トレードと関わるようになって1ヶ月半が経過した時点で、気づいた変化について書かれています。
・睡眠の取り方
マーケットはPM 10:30に始まる訳で、よほど早いロスカット祭にならない限り遅くなる。
だいたい11時から11時半ぐらいまでに終わる事が多く(ホールド技術が未熟なのもあり)、そしてそこから当日のマーケットのブログを作成するので、就寝出来るのはAM 1:00頃となっている。
翌朝は仕事がAM 8:00開始だがチャリで通えば10数分で着くので、7時に起床。
だが、眠気がとれないこともよくあったのでお昼の休憩時間にも仮眠を取ることにした。
そして帰宅後も晩飯?風呂?仮眠のルーチンを付け加えた。
慣れるまでは半覚醒状態のような感覚が続いて大変だったが、段々慣れてくるにあたって寝付きが良くなり目覚めもスッキリするようになった。
・痩せてきた?
セミナー受講時の雑談中にて。
先生から糖質制限の効果について聞いたときに、やってみようと決めたことがある。
ご飯時に出てくるお米の量を茶碗一杯分からおにぎり1個に減らすこと。
たいしたことじゃないと思うでしょう。
自分もそう思ってましたが、地味~に効果がでてきました。
4月1日(始めた日)
体重78.5kg 体脂肪率 26% 内臓脂肪 12.0kg
完璧なメタボ体型でしたが、1ヶ月半で下記のように変化しました。
5月17日
体重74.3kg 体脂肪率 21.3% 内臓脂肪 8.0kg
結構減った感じ。
それでもまだメタボ。
とりあえず特に苦もなく出来ることなので、下げどまるまでは続けてみましょう。
教えて頂いた先生に感謝。
・暇潰しの時間がなくなった
スマホがあれば、隙間時間をアプリで遊んだりして埋めていたのですが、トレードを始めてからというもの時間がない。
なので、全部消去しました。
スッキリ。
今までに費やした時間の何と無駄なことか。
このように、自分の考え方やライフスタイルを見直す機会が持っている価値を過小評価してはなりません。
彼のセミナー受講後の成績は・・
2018年7月 +3,923ドル
2018年6月 +1,376ドル
2018年5月 ▼5,070ドル
ちなみに受講されてから一ヶ月は負けて当たり前です。
何故かは、やってみれば分かります。(笑)
今何をすべきか?では彼へのアドバイスをもとに書いたものです。
これも彼が検証用ブログを見たからこそ、どうすればいいのかという、いくつかのアイデアが生まれたのです。
基本的に記録するだけのものですから、一定の学力さえあれば誰でも書けます。
ですが、他人に読んでもらおうとすると、少しばかりの工夫が必要になります。
検証用のブログは自分のスキル向上のために書くわけです。
ですから、取ったアクション、その理由、そしてその結果と、それが正しかったのか?
自分自身が、これらを理解し、分析できなければなりません。
良かった点、ダメだった点、そこで何を感じて、どう考えたのか?
毎日のトレード記録を精査し、自分のトレードのどこに問題があって、それをどう改善すればいいのか。
これが見えていないと、スキルは向上せず、また同じ事を繰り返すことになります。
トレーディング以外の仕事では、こうしたスキル向上のための考え方や、具体的な方法に取り組む機会というのは皆無のはずです。
本当は自分の仕事でもやればいいのですが、会社の仕事は、そこまでやらなくても給料は貰えますからね。
ですから最初は出来なくて当然です。
ただトレーディングという仕事では、こうした自分自身の工夫によって、スキルを向上させなければ、利益が向上することはないという厳しい世界です。
このように、話し言葉ではなく、書き言葉で記録することの価値は、学校だけではなく実社会でも、ますます必要不可欠なものだということがよくわかります。
特にトレーディングの世界では、必要不可欠な要素だと言い切ってもいいでしょう。
The 5 Best Trading Blogs of 2018 は英語で書かれています。
ですので、意訳ですが「さわり」をご紹介。
私たちは、取引ブログを作りたいと思っています。
「クオリティの高いコンテンツ」を最重要視しています。
そのためインターネットでブログを読んで、常にトレーディングのスキルをアップグレードしています。
下に私たちのお気に入りの取引ブログが5つあります。
マクロツーリスト
Macro Tourist取引ブログの著者Kevin Muirは、Two Blokes Trading Podcastの最近のゲストでした。ドライなユーモアセンスだけではなく、ケビンはまたとても知的なことで知られています。あなたが目指すトレーディングブロガーに必要なものが3つあります。
彼が毎日ブログを書き、彼がトレーディングと研究をマネジメントすることで生み出されるものは、水準を大きく上回るレベルに達しています。そうしたレベルにもかかわらず、ブログはまれに更新されないことはありますが、ほとんど毎日と言っていい頻度で書かれた内容は、まさに「金」に値するといっていいでしょう。
オプションアルファ
あなたがオプションを取引する方法を学びたいのなら、このブログを読むべきです。ブログでは、ブログ、ポッドキャスト、ビデオシリーズを駆使しています。あなたがオプション取引を目指すのなら、このサイトを避けることはできないはずです。
完全無料の初心者向けのビデオコースがあり、基本的なオプション取引戦略やクールな内容は無料で、しかも膨大な量の情報が満載されています。これこそが本当の「Mega」といっていいでしょう。
Tradeciety
TradecietyはTwo Blokes Tradingとよく似ています。彼らはトレーディングとブログを書く2人の仲間で運営されています。RolfとMoritzは毎日、常に教育的なトピックでブログを更新しています。
ピーター・ブランドの「ファクター・トレーディング」
ピーター・ブランドは1976年以来トレーディングに参加しています。ソーシャルメディアの大物である「インスタ - トレーダー」とは正反対のスタイルです。これは冷静に、そしてしっかりした内容です。Twitterを彼を追いかけると、賢い叔父の肩越しでトレーディングしているように感じるはずです。
ピーターの2番目の出版された本「2011年にデビューしたプロフェッショナル・コモディティ・トレーダーの日記」は、彼をトレーディングの世界で認識させることになったのです。彼の取引ブログは同じで、堅実で教育的なトレーディングについての内容となっています。
ゼロヘッジ
彼らは読む価値のあるものをすべてをチェックし、意見を交えたニュースとストレートな意見の両方を日々更新しています。あなたがこのサイトに表示されるすべての記事を読んだとしても、大きなマクロストーリーを見逃すことはありません。
いかがでしょう。
欧米のトレーディングのためのブログを読むと、読書感想文や作文や日記とは違い、あるテーマについての判定がストレートに書かれています。
それだけに、その根拠、現象、およびそれらを結びつける論理性を組み合わせた説得力が、要求されるということがよくわかります。
このように、検証ブログの先には「書く」ということに繋がる大きな可能性を秘めた、広大な原野が広がっているのです。
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損益の記録を元に、翌日内には必ず自分のトレードを検証し、問題点と対策をブログへ掲載する。
FC2ホムページを使えば無料で自分のブログを開設することができる。
やろうという気さえあれば、いつでもできる簡単なことだ。
だがやらなければ、いつまでも今のままの状態が続くことになる。
それでも、現状を打破し、変えるためのアクションを起こせない人が多い。
これが現実。
現実を変えることができるかどうかは、あなた自身の考え方にかかっているのです。