悪質タックル回答 日大、監督指示を否定 という展開になってきたので、ちょっと調べてみた・・
そりゃあ、関学側は怒るよねえ・・
日本大学には、日大企画広報部というのがあるらしいが、ブレンドイメージなどは頭にないのだろう。
監督が雲隠れという醜態を晒してまで、何を守ろうとしているのか?
【緊急取材】日大アメフト部、雲隠れの内田正人監督の悪評~非常勤講師を大量雇い止め
学生数は国内最多の約7万人、附属校や関連施設の教職員と職員を合わせれば約1万2,000人が働く巨大組織「学校法人 日本大学」。
内田監督とはどのような人物なのか。じつは内田氏がアメフト部の監督になった経緯について、ある噂が絶えないという。
「内田監督は2003年に監督に就任した後、いったん退任しているんです。16年にそれまで助監督を務めていた高橋宏明さんが後任の監督になりましたが、いつの間にか内田さんが復帰していた。高橋さんが、内田監督の『親分』である田中英壽・日大理事長の逆鱗に触れてクビを切られたという話が、まことしやかに伝わっています。高橋さんは大学事務局の職員だったのですが、そこも左遷されました」(日大関係者)
悪評は専門のアメフトだけにとどまらない。内田監督は日大の常務理事でもあり、学内人事を担当しているが、まさにその人事をめぐって日大が揺れているのだ。
「日本大学は、これまで数年に1人程度だった非常勤講師の雇い止めを今年3月、大量に行いました。悪質タックルをした学生も所属するスポーツ科学部でも、英語講師が15人切られています。しかし、人事の責任者であるにも関わらず、内田氏が交渉の場に現れたことはありません」
そう語るのは、非常勤講師の組合である日大ユニオンの関係者。大学全体での雇い止めの数は完全に把握できていないが、同じ時期に少なくとも数十人単位で雇い止めが行われたという。
その背景にあるのは13年の労働契約法改正だ。もともとは有期雇用者保護のための法改正であり、改正後は5年以上の有期雇用契約者が無期契約に転換する申し入れができるようになった。しかし、雇う側から「無期契約=雇い止めが難しくなる」と受け止められたため、5年経つ前に雇い止めすることが相次いでいた。
「日本大学の理事会は体育会に牛耳られています。相撲部出身の田中理事長もそうですが、アメフト部関係者も権力を持っている。内田氏はまさに人事担当理事であり、今回の雇い止めの責任者といえます。『首を切りにくくなる前に切る』という、恣意的な雇い止めを許すことはできません。訴訟も準備中です」(日大ユニオン関係者)
そもそもQBがパスを出す前なら、「タックルしてパスを投げさせない」というのはルール通りの行為で、QBの才能のうち「相手選手のタックルを避ける」というのもテクニックの一つだ。
だが、パスが通るなり、失敗するなどして力を抜いた後にタックルするのは明らかな反則(レイトタックル)である。選手生命にかかわるだけでなく、命すら奪いかねない危険極まる行為だ。
報道にある「殺人タックル」という表現は過言でもなんでもない。
重要なのは実際にタックルをした選手がなぜこうした行為をしたかということだ。この選手は成人年齢だが、学生であることなどを考慮し個人名までは報道されない。だが、ネットで検索すれば容易に判明する。実際に日本代表チームに招聘された名選手だ。しかし、それほどの選手が「過失」でそんな大きなミスを犯すだろうか。
そこで問題なのが、日大アメフト部の内田正人監督の「指示」の有無だ。「QBを殺し(実際の殺人でなく『潰す』という意味)に行け」という指示の内容自体は、アメフトという競技を考えれば防御側の監督やコーチから指示されてもおかしくない。
しかし、日大の選手は、明らかに投げ終わった選手が力を抜いてプレーも止まり、グラウンド外に出ようとしている所に背後からタックルしたのだ。そうした状況だとわかっていない程度の選手を協会が日本代表チームに選ぶだろうか。
日大の内田監督は「弱いチームだから」と前置きして何でもアグレッシブに行く旨を公言しているが、昨年の大学選手権覇者が「弱いチーム」なら全大学のアメフト部が弱いチームだということになり、何でもアグレッシブにやっていいということになる。
つまり、大学日本一の日大アメフト部相手なら凶器を隠し持っていようが、プロテクターの下に何か仕込んでいようが、審判の目につかない所で相手選手を殴ろうが、なんでも許されてしまうということになる。「スポーツの名を借りた暴力」以外の何物でもなくなる。ただでさえ、少子化でスポーツ部の部員確保が難しくなっている中で、そんな事が起きれば部活動自体、競技自体が消滅しかねない。
まだ真相はわからないが、監督、コーチ陣の指導方針に問題の原因があるとすれば、名門チームであっても消えてなくなるべきだろう。まして他のチームの模範となるべき横綱だというなら、なおさらである。角界が土俵外の暴力で、レスリング界がパワハラ問題で揺れている昨今だからこそ、他の競技の指導者に向けても強くアピールするという意味で厳重な処罰が必要だ。
だが、内田監督は日大の常務理事でもあるため、監督を辞任してもそのまま「院政」に移行すると考えられている。ならば、日大アメフト部は即廃部するべきだ。現役選手たちについては、希望するなら他の大学チームへの移籍と出場とを認め、原因となった悪質タックルをした選手については、1年間の謹慎処分と他の日大選手と同じ扱いを適用するということでどうだろうか。
この処分案ならば将来ある選手たちに重荷を負わせることなく、悪質タックルをした選手も救済できる。才能ある選手だけに、再起のチャンスを与えてもいいだろう。
いずれにせよ、内田監督は62歳。先に紹介したジョー・モンタナと同世代だ。海の向こうにいる伝説のQBが日本のこの騒動を聞いたらどう思うだろうか。