QMALL でオフィシャルの手仕舞いについて。
当たり前な話ですが、明確なルールというものは、存在しないんですよね~
-150ドルを超えたらカットロスではなく「-150ドル前後」でカットロスですし。
ホールドした銘柄を、手堅く取るのか、伸ばすのか?このあたりの基準もなし。
つまり、オィシャルの手仕舞いは、はっちさんの基準、判断での手仕舞いなわけで
基本、誰も真似できない手仕舞いだと思います。
近い手仕舞いが出来たとしても、100%はっちさんの考えが理解できないと
10銘柄全部を、同じ手仕舞いは出来ないはずですからね。
興味深い考察です。
まず、最初にお断りしておきますが、手仕舞いの明確なルールは存在します。
ただ、それぞれの銘柄のチャートはすべて違うわけです。
ですから、ケースバイケースで、どのルールを優先するのか?
という優先順位があります。
では実際の例で説明しておきましょう。
-150ドルを超えたらカットロスではなく「-150ドル前後」でカットロスですし。
150ドル前後というのは、特にオープニングのローソク足が2本とか3本の場合によく使われている基準です。
ロスが150ドル以下であっても、逆サイドのトレンドになったら、手仕舞いです。
上のケースではトレンドが優先されるのです。
150ドル前後まではカットロスをしなくてもいい、というルールはありません。
ロスが150ドルより少なくても、このケースではアップトレンドのサインが明確になってきたら、手仕舞いです。
「逃げるならココ」という矢印の前の陽線の終値は赤い水平線の上値抵抗線から飛び出しています。
そして、明らかに右上がりのトレンドラインが形成されています。
これだけハッキリしたエントリーとは逆方向のトレンドが発生しているという2つの条件が揃ったら、勝ち目はないのです。
150ドル以下だから、逆方向のトレンドが出ても、ホールドし続けていいというルールはありません。
トレンドに逆らうな、という明確なルールに従うべきなのです。
▼110ドル
オフィシャルのカットロス幅は110ドル。
カットロスの基準となる150ドル以下です。
陽線が出た次のアタマで手仕舞いしています。
もしこの次も同じように2本目の陽線が出たらどうなるでしょうか?
確実に150以上のロスになる可能性は高いと判断したわけです。
しかも陽線はアップトレンドを象徴するサインです。
ですから、アップトレンドのサインが出た後でカットロスをしているのです。
もう一例
これも同じ18日の銘柄です。
これも水平線より上のアップトレンドゾーンより上なのにホールドし続けています。
繰り返しますが・・
ロスが150ドル以下だから、逆方向のトレンドが出ても、ホールドし続けていいというルールはありません。
さらに赤い四角で囲んだダウントレンドゾーンは、陽線で呑み込まれてしまっています。
なのでその後で下のオフィシャルのように利益確定をするのが定石です。
ATVI 500株 +100ドル
またオフィシャルではロスが70ドル、つまり150ドル以下でも、カットロスをしているケースがあります。
これも同じ18日の銘柄です。
ROKU 1000株 ▼70ドル
逆に動くと危険な銘柄・・
真上に236ガイドラインが抵抗線で走っているからねえ
すぐに逃げるが勝ち
真上に236ガイドラインが抵抗線で走っています。
つまりアップトレンドの継続を阻害する抵抗線が真上にあるわけです。
おまけに1000株銘柄でやられると大きなロスを発生する株数の銘柄です。
しかもROKUという、危険な動きをする銘柄でもあるのです。
ROKUという銘柄はよく登場しますから、毎日マーケットを見ていれば、わかるはず。
つまりエントリー方向へのトレンドが崩壊した可能性が高いことがわかります。
なので、アップトレンドが継続する確率は低いと判断したわけです。
ですから150ドル以下の70ドルでもカットロスなのです。
セミナーでは最初に「トレンドに逆らうな」と繰り返し説明しています。
トレンドの判定にははどのような要素があるのか?
そしてそれがどう組み合わさったときに、どう判定すればいいのか?
そしてカットロス幅と照らし合わせ、どちらを優先するのか?
ライブマーケットでのシミュレーションは、こうした判定をするための絶好の機会なのです。
つまり、オィシャルの手仕舞いは、はっちさんの基準、判断での手仕舞いなわけで
基本、誰も真似できない手仕舞いだと思います。
というのは全くの誤解です。
オフィシャルの手仕舞いは、明確なルール通りの手仕舞いです。
大事なことは、それぞれの要素をどう組み合わせ、どの要素を優先させるのかなのです。
その理由は上の解説をご覧になれば、おわかりになるはずです。
マーケットの動きを判定する「目利きになるための参考」になれば幸いです。