2012年・平成24年・4月1日から施行されている食品中の新たな放射性物質の基準値をご存じだろうか?
一般食品 100ベクレル/Kg
乳児用食品・牛乳 50ベクレル/Kg
飲料水 10ベクレル/Kg
だが福島原発事故の真実と放射能健康被害をご覧いただきたい。
50ベクレルは全く安全ではなく、全く根拠のない数字なのだ。
内部被曝から体を守るためには徹頭徹尾、放射能汚染された食品を口にしないことが大事。
日本政府が事あるごとに参考にしている国際放射線防護委員会(ICRP)は、被曝被害を過小評価していることで有名な団体だ。
欧州放射線リスク委員会(ECRR)によると、1945年から1989年までの間に放射線によって亡くなった人は全世界で6,500万人。
だが国際放射線防護委員会は、たった117万人だと発表している。
このような認識の違いは、ICRPが内部被曝をまったく否定しているからだ。
ICRPの考え方を鵜呑みにしている日本政府は「乳児用食品は50ベクレル/1kg以下なら安全」という数値を設定している。
子供の安全を守るという点では、まったく見当違いな数値だ。
「食べない方が良い」はっきり言えるのは10ベクレル。
10ベクレルもあるものは口にしない。
つまり大人でさえ10ベクレルが限界なのだ。
ドイツ放射線防護協会は、セシウム137は大人で8ベクレル、子供で4ベクレルが限界だと2011年3月20日に提言している。
現状では、日本の1億2千万人すべての日本国民、全住民が内部被曝の被害にあう危険性があるということになる。
今の日本は、チェルノブイリ法で「強制移住」「生産禁止」にあたる汚染ゾーンに100万人規模の人々が住んでいる。
つまり放射能汚染された田畑で米や野菜を作らざるを得ない人達がたくさんいるわけだ。
今回生まれた孫はミルクを飲まなければならない。
だが日本メーカーの粉ミルクを避ける人が多い。
日本のお母さん、未だに日本の粉ミルクを赤ちゃんに飲ませている?
汚染の可能性が1ベクレルでもあるなら、赤ちゃんには絶対食べさせないこと。
明治は2011年12月6日、粉ミルク「明治ステップ」から、1キロ当たり22~31ベクレルの放射性セシウム134・137が検出されたと発表。
粉ミルクの安全性に疑問を持ち、海外オーガニック粉ミルクに変えた理由
日本の粉ミルクのほとんどに入っているパーム油。
パーム油はポテトチップスやカップラーメン、菓子パン等に多く含まれています。
結果として、遺伝子組み換え作物を原料とする加工品がすべてのメーカーで使われていることがわかりました。
結論:一番安全な粉ミルクはエミューズのベラミーズまたはアースズベスト!
日本政府の放射能対策
日本の農家の人達は、放射能汚染を承知で米や野菜を作り、放射能で汚染された農産物と知りつつも、売らなければ生活できない状況に追い込まれている。
一方で、消費者は内部被曝したくないため汚染地域の作物は避けようとするわけだ。
そのため全国各地で放射能汚染地帯の農産物が買い叩かれ、大安売りされている。
日本政府が農家も消費者も守らず、住民切り捨ての政治から生じている悲劇といっていいだろう。
国は、1kgあたり10ベクレルを基準値にして1ベクレルまで確実に測ることのできる体制をとるべきなのだ。
そしてすべての食品に、何ベクレルなのかを表示すれば済むことだ。
基準値を超えた食品は流通させず、東電に賠償させる。
こうした姿勢は、消費者と農家の両者にとって不可欠なことなのだ。
チェルノブイリ事故の被害記録を見れば、日本の「放射能規制値」も「20ミリシーベルト以下は安全」という「安全基準」も、全く意味をなさい事がわかるはず。
IAEAは「事故後に出た健康被害は甲状腺がんだけ」と今も言い続けている。
しかし実際には、あらゆる健康被害が報告されている。
ICRPは「100ミリシーベルト以下の組織的変化(確定的影響)は認められない」としている。
だが、その100分の1から1000分の1程度の被曝量でも多大な組織的影響の健康被害が出ているのが現実だ。
ICRPの一般論からのリスク評価は現実に出ている健康被害の100分の1ほどにしかならないのだ。
ICRP等が事実を説明できないことは明らかだ。
被害事実を認めないやり方を鵜呑みにする日本政府が、こうした事態を引き起こしているのだ。
市民の基本的人権を踏みにじる行為だといっていいだろう。
このように現実のリスクを表すことのできないICRPに依拠した基準は即刻撤回するべきなのだ。
以下は今まで筆者が書き続けてきた記録だ。
古い記事は動画が削除されていたりするため、不完全な記録となっていることをご了承いただきたい。
だが、これらの記事にザッと目を通せば、おおよその事が、本当はどうなのかが想像できるはず。
参考になれば幸いだ。
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