ショートサイド銘柄なのにアップトレンドが出現
おはようございます。いま一昨日のトレードを見直しています。
はっちさんのブログを拝見するとショートサイド5銘柄のうち4銘柄は150ドル未満で損切りされていますが、私の場合はその金額の範囲であればホールドと判断し、ローソク足1本分脱出が遅れて損失が拡大した銘柄がいくつかあります。
それぞれの銘柄のチャートを見て損切りのルールを見出そうとしましたがわかりませんでした。
お時間のあるときにご教示頂ければ幸甚です。宜しくお願い申し上げます。
単純な理由です。
4銘柄は直前の陰線の始値を、陽線の終値が上回ったパターンだったため。
陰線の始値より陽線の終値が高いということは何を意味するのか?
アップトレンドになり始めたサインだということです。
GILD 500株 ▼120ドル
直前の陰線の始値を、陽線の終値が上回っているので、次のアタマで手仕舞い。
さらにいえばこの長めの陽線が一本だけで終わるでしょうか?
それでもって次が陰線になるなんていう確率はかなり低いですよね。
つまり高い確率で-236ガイドラインを上回ってしまうわけです。
そうなると-236ガイドラインが抵抗線となります。
つまり-236ガイドラインが邪魔になり下げずらくなります。
そのあとのチャートを見ると、そうなってますね。
NTES 100株 ▼40ドル
直前の陰線の始値を、陽線の終値が上回っているので、次のアタマで手仕舞い。
しかもその時点で-236ガイドラインが抵抗線となっています。
そのためこれも-236ガイドラインが邪魔になって下げない可能性が高いわけです。
そのあとのチャートを見ると、そうなってますね。
INTC 1000株 ▼50ドル
直前の陰線の始値を、陽線の終値が上回っているので、次のアタマで手仕舞い。
しかも陽線に呑み込まれている。
呑み込まれたら問答無用で逃げる主義です。(笑)
それに1000株銘柄なので用心のため手仕舞いです。
この例ではそのあと下げに転じましたけどね。
まあ下げても、値幅の少ない銘柄ですからね。
CSCO 1000株 ▼90ドル
2本目の陽線は短く、大体30ドルくらいのプルバックなので我慢です。
そのあと陰線が出たので下げるかと期待したのですが・・
そのあとこれだけ長い陽線が出たんじゃねえ。
あと2本陽線が出れば、150ドル以上逝くでしょうし。
しかも長い陽線の終値は-236ガイドラインのうえ、つまり抵抗線となったわけです。
これも直前の陰線の始値を、陽線の終値が上回っているので、次のアタマで手仕舞い。
まあそのあと下げましたけどね。
柔軟性が大事
プルバックを150ドルまで我慢というのは、値幅という一つの条件についてだけのハナシです。
150ドルというのは、ひとつの目安としての基準であって、絶対値ではありません。
ですからローソク足フォーメーションや抵抗線を見て、ヤバいパターンなら150ドル以下でも逃げなければなりません。
ローソク足フォーメーションは、次の足を予測するために使うわけです。
さらにその時点での抵抗線が、どちらサイドへの動きを阻止しているのか?
これも大事な点です。
トレードは頭の中を素早く切り替えながら、超近未来の動きを計算し、予測しなければなりません。
つまり、素早いマルチタスク処理が求められる仕事だといっていいでしょう。
そのためには臨機応変に対応しなければなりません。
なぜならマーケットは毎日違う動きをしますし、同じ銘柄でも日によって、まちまちに動きます。
一方で、共通する要素もあるため、そういう要素は予測には大いに役に立ちます。
ですから共通する要素とそうでない要素を混同することなく、瞬時に正しく処理できなければなりません。
そのために必要になるのは、場数です。
とはいっても漠然と眺めているだけでは、いくら場数を踏んでも成績は向上しません。
予測が外れたときにはどう処理すればいいのか?
こうしたプランBも含め、決断をしなければならないのです。
ローソク足一本が形成されるまでには3分間の時間があります。
その3分間をどう使うのか?
トレードはこれが問われる仕事なのです。
30秒足を併用すれば、30秒足でのフォーメーションや抵抗線が使えます。
つまり3分足がどうなるかは、30秒足を見ることによって、予測精度を上げることができるのです。
ですから見なきゃ損なのです。
よそ見は厳禁
30秒チャートを見る余裕がないのは、見なくてもいいものを見ているから。
多くのトレーダーは、3分足チャートが動いているのを、無意識に目で追っています。
大事なのは3分足が確定した最後の位置です。
ですから確定するときだけチラっと見ればいいわけです。
だって30秒足で、あらかじめ大体の予測はできいるのですから、3分足は最後にチラ見すれば済むはずなのです。
3分足チャートが動いているのを、無意識に目で追っている人は、それが習慣になってしまっているのです。
ですから、そういう人は目で動きを追わないための工夫と訓練が必要になります。
3分足チャートの動きを目で追うのに忙しく、肝心なことを考える暇もないとどうなるか?
成績は一向に向上せず、惰性でマーケットに参加するだけ。
そうなると更新されるブログはチャート表示だけ、という寂しいものになってしまうのです。
一体何のために、何をやっていて、今週の具体的な目標は何で、それはどの程度達成できているのか?
目標に届いていなければ、書くことは山ほどあるはずなのです。
こうしたアドバイスも、実は同じ要領で書いています。
なぜならトレーダーが実行した痕跡がわかるチャートは、情報の宝庫だからです。
そのチャートは何よりも雄弁に、様々なことを物語ってくれているのです。