ここ数日は、ホント良い天気が続いている。
今の季節、天気の良い日の露天風呂は最高だ。
というわけで、久しぶりに神戸みなと温泉・蓮へ。
海岸沿いのロケーションのため、整備された庭が織りなす景色が実に良かった。
その分、温泉への期待も大きかったのだが・・
意外にも温泉自体の印象はあまりよくなかった。これはカミサンも同意見。
同じような種類の温泉としては芦屋にある水春がある。
電気風呂や、高い温度や冷たい水風呂殿コンビネーションの良さが記憶に残っている。
というわけで、神戸みなと温泉・蓮の印象が薄れないうちにと、翌日芦屋の「水春」へ行ってみた。
二日連続で「温泉のはしご」というわけです。(笑)
で、続けて行ってみると、やはり「水春」の風呂は圧倒的に良かった。
開設年月日がが新しい分、設備や庭を含めた景観は「蓮」が圧倒的に豪華だ。
だが、肝心の温泉はそうした部分の印象がいいだけに、風呂の印象がより低くなってしまうのだ
まず、露天風呂が高い塀に囲まれているため、意外に全体が暗いのだ。
一方、芦屋「水春」は塀の高さが低く、その上の部分はガラスが使われている。
そのため、立ち上がると海が見えるのだ。
こうした造りが露天風呂全体の明るさに繋がっている。
さらに「蓮」は室内や露天風呂の浴槽の湯が、どれも似たような感じだ。
お湯の能書きは立派なことが書いてあるのだが、お湯自体が意外に暖まらない。
これは、それぞれの浴槽のお湯にバリエーションがないことも大きな要因だろう。
芦屋「水春」はすべての浴槽に温度計があり、湯温が表示されている。
最も湯温が高いのは、露天風呂の源泉となっている浴槽で何と43.7度。
実はこの源泉は49度ほどの温度なのだという。
そのお湯の量を絞ることで43.7度へと下げているのだという。
それが次々と下の段の浴槽に流れ込み、温度は低くなっているのだという。
つまり水で薄めたりはしていない本物の「加水・加温なしの源泉掛け流し」というわけだ
さらにいいのが、水風呂。
この日の水温は17.7度。
井戸水の冷たさなのだという。
水風呂に入っている時間は、祈りを3度唱えるだけの時間と決めている。
1・今日も一日親切に過ごしました。
2・明るく朗らかに過ごしました。
3・素直に過ごしました。
4・謙虚に過ごしました。
5・感謝の気持ちで過ごしました。
という祈りを、ゆっくりと3度繰り返すのだが、それが限界。
そうすると、足や手の指先がしびれてくるほど、冷たくなるのだ。
そのあと、浴槽を出るとその足で、露天風呂の源泉43.7度のお湯へ入る。
43.7度のお湯の場合、祈りは6度以上繰り返すことができる。
高温といっても43.7度位だと、17.5度の水風呂より遥かに長い時間耐えることができるのだ。(笑)
この大きな温度差の、繰り返し入浴はワンセットで5分ほど。
5回ほど繰り返すと、休憩のため電気風呂へ。
白濁したバブロが充満した、ミルキーという浴槽には腰用と肩用の2種類の電気風呂がある。
これがまた優れもので、まるでマッサージするように、グイーっと掴んでは緩めてくれるのだ。
実に強力で、奥の深い凝った刺激があり、これが実によく効く。
物理的ではなく電気的に揉みほぐしてくれるわけだだが、どういう仕掛けなのだろう?
「蓮」はこの水風呂が実にぬるいのだ。
医学的には、冷たい水風呂と同じ効果があって・・などという能書きが書いてある。
つまり、あえてカラダのために、ぬるい温度にしてあるのだという。
だがサウナに入ったり、筆者のような入浴だと、やはり冷たい水風呂が欲しくなる。
冷たいのに入ると、心臓に良くないなどと思っている人は、入らなければいいのだ。
「蓮」は冷たい水風呂と「ぬるい」水風呂の2種類を作るべきだった。
企画段階で、温泉好きの人が居たなら、必ず冷たい水風呂を作っていたに違いない。
あれだけ庭にお金を掛けることができるのなら、簡単なはず。
カミサンとオレにとっての温泉の最高峰である六甲おとめ塚温泉にも、ちゃんと18度を切る水温の水風呂が用意されている。
和風庭園風露天風呂は偶数日と奇数日で男湯と女湯が入れ替わり、奇数日が女性で偶数日が男性。
こちらでも紹介されている。
入浴料は何と410円!それでいて、お湯は炭酸泉の掛け流し!
回数券を買うと、入浴料は何と300円台になるという。
設備は古いが、加温無し、加水無し、消毒無しの素晴らしい温泉で湯質は最高!
というわけでカミサンはもう何年も週5日以上通い続けている。
おとめ塚温泉のそばに「引っ越したい」というほど嵌まっているのだ。(笑)
一方、筆者にとっての最高の風呂はマイクロバブル24時間風呂。
浄水器フィルターで水道水を濾過したお湯を使っている。
しかもオフィスにセットしてあるため、いつでも利用できるというのも大きなメリット。
マイクロバブルと血流促進で書いているように、風呂に入るだけで心拍を上げることなく、血流が7倍程度になるのだ。
オーマイガッ!