上の写真は今年の夏、完成した、ヒーズハウスⅤ
4棟目の賃貸アパート物件。
建物が完成すると、建築会社から完成した建物の絵または写真が納品されることになっている。
だが今回の写真では、電柱が残っていた。
今回は紙にプリントアウトされたものだったので、スキャンしてデジタル化。
こういう写真は、普通電柱とか電線とかは消されているのが普通。
だが電柱の背景となっている建物はパターン化された模様状の部分が多い被写体だ。
こういうものは、消すのが非常に難しい。
そのため消して「おかしくなる」くらいなら、残しておこう。
という判断だったのかもしれません。
それくらい、消すのは大変なのです。
では電線って、どうやって消してゆくのか?
これがオリジナル。
建築会社が撮影したオリジナルも、これと似たようなものだったはず。
まず、歪みを修整。
できるだけ真四角に補正。
手前から向こうへの電線を消した段階。
これだけでもかなりスッキリする。
そして難題の電線消し。
これは右端から電線を消している途中の段階。
この段階では範囲選択ワザに加え、コピペツールが大活躍。
結構大変ですけどね。
電柱や電線をすべて消去。
最後に色調や明るさなどを調整。
左の建物の上にあった金網状のものも消してあります。
そして青い空を合成したら完成です。
プロも消すことができなかった電柱も消してあります。
ちょっとエフェクトをかけてみました。
この程度なら使えるでしょう。
フォトショップを使えば、写真からどんな邪魔なものも、消すことができます。
ただし、モノによっては時間がかかります。
つまり消すことの難しさに比例し、お金がかかるのです。
どこまで手間ヒマ、つまりお金をかけるのか。
結局はそこの問題、ということになるわけですけどね。(笑)
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初日の出 2008年
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