Christmas Songs 2004
2004年版クリスマスソング集
VOL.2
歌手・曲名リスト
01 Diana Krall - Have Yourself a merry Little
Christmas
02
Amy Grant -
Christmas Can't be very Far Away
03 Fourplay - SantaClaus is coming to Town
04 Chicago - The Christmas Song
05 Vanessa Williams - I'll be home for
Christmas
06 Baby Face - Winter Wonderland
07 Kenny G - White Christmas
08 Manhattan Transfer - Santa Claus is coming to Town
10 Madonna - Santa Baby
11 Randy Travis - Jingle Bell Rock
12 Alexander O'neal - My Gift to You
13 Mariah Carey - O Holy Night
14 Gloria Estefan - This Christmas
15 Chris Botti - The Christmas Song
16 Ricky Peterson - A Child Is Born
17 Celine Dion - Don't Save it all for Christmas day
18 Amy Grant - A Christmas to remember
19 Kenny G - Winter Wonderland
20 Baby Face - I'll be home for Christmas
21 Kenny G - Let it Snow, Let it Snow
各曲の詳細
01 Diana Krall - Have Yourself a merry Little
Christmas
語りかけるように、ピアノの弾き語り始めるのはダイアナ・クラール。
しっとりとしたジャズフレーバーは、バックのアコースティックギターのサウンドからも伝わってくる。
クリスマスソングに欠かすことのできない、お約束の甘いストリングスも絡まって、辛口の彼女の歌にほどよいテイストを加えている。
少し地味だけれど、おちついたギターソロは心休まる音色で、あなたの気持ちを癒してくれるはず。
02
Amy Grant - Christmas
Can't be very Far Away
窓には素敵なものが見えるわ
この汚い街もすぐに新しい雪に覆われるのね
ブーツを履いて外に出ましょうね
だって、クリスマスはそう遠くないはずだから
と始まるこの曲は、歌詞の素晴らしさを堪能することができる。
Little bits of heaven
Floating gently by the window
Soon this dirty city will be
Covered with a new snow
Let's put on our winter boots
Go outside and play
Christmas can't be very far away
Weather girl says "bundle up"
It's gonna be a cold one
I'll put on my wooly hat
You'll wear your dad's old Stetson
Pretty lights are everywhere
Shining night and day
Christmas can't be very far away
Let's take a walk downtown and
Go dream shopping in the mall
The kids can do the Santa thing
Photographs and all
We'll get the biggest tree this year
And trim it to the top
And spend a whole lot more
Than what we've got
But so what
Come next spring
I know we will be
Ready for the sunshine
Right now throwin' snowballs
At each other's such a fun time
Kids will think we're crazy
For a while and that's okay
Christmas can't be very far away
Christmas can't be very far away
この曲は、Amy Grant の新しいアルバムクリスマスアルバム、A
Christmas
to remember
の最初の曲だ。
いわゆる有名な曲ではないけれど、しみじみとしたクリスマスの情景を彼女独特のやさしさでくるんで歌い上げている。
こういう隠れた名曲?をアルバムの最初に持ってくるというセンスが、ナイスであります。
弦のアレンジは、Patrick
Williams。
バッキングの演奏は、比較的シンプルにまとめられ、歌を引き立てるような少し押さえたアレンジがされている。
エイミーはクリスマスアルバムを3枚リリースしている。
このアルバムには、いわゆる有名な曲は入っていないけれど、素晴らしい佳曲ばかりで、そういうテイストを探している方にはぴったりのアルバムだと思う。
03
Fourplay - SantaClaus is coming to Town
イントロのあと、いきなりフィンガースナップから始まり、ラリー・カールトンのギターがシャッフル気味の8ビートというか4ビートというか・・そういうノリで始まる。
ドラムの、タムの音がいい。
テーマをブリッジにして、ラリーのギターがメロディーを謳いあげる。
ボブ・ジェームスが生ピアノで入る、4ビートのノリがとてもお洒落。
そしてまたフィンガースナップ。
まるでマンハッタントランスファーのようなノリで入り、そのあとシャッフル気味の4ビートに持ってゆき、リズムをぐいぐい引っ張
ってゆくさまはまさに圧巻。
アレンジャーが、聞き手の心理をよく知っていることがよくわかる。
途中のホーンにはシンセの音も混ぜた音色のブレンドで微妙な味を出している。
ラリーのソロもさりげないが、ラリー節は健在だ。
そしてまたボブのソロへ。
展開と各コーラスの長さのバランスがいいから、聞いていて飽きない。
つまり曲がとても短く感じるというわけだ。
もう少し聴きたい・・と思わせるような仕掛けが、至る所にあるからね。
最後のリフが、クリスマスらしさをとてもよく醸し出している。
こちらでメディアプレイヤーによるライブの様子を見ることができる。
04 Chicago - The Christmas Song
ホーンセクションの魅力が満載の一曲。途中のブリッジがシカゴだあーー!
嬉しいなあ。ここまでやってくれると。
ホーンに隠れたハモンドのB3風のレズリー早回しの合いの手の、パーカッションのようなバッキングサウンドが懐かしくそして暖かい。
ドラムのスネアの音が、いかにもロックらしくて雰囲気を盛り上げてくれる。
ギターのカッティングも、ちゃんとその時代の味を残してくれているし、サビから登場する普通のタンバリンもいい効果を出している。
途中のホーンの展開は、まさに全盛期のシカゴの「あのノリ」が再現されている。
スネアのカーンという響きも、バックとよく合っている。
いやあ、さっぱりしたなあ。
05
Vanessa Williams - I'll be home
for Christmas
バネッサ・ウイリアムスが丁寧に謳いあげるスローバラード。
歌がうまいとかそういうことを気にさせない次元での、彼女の世界が繰り広げられている。
パっと聞くとごく普通にしか聞こえない。
けれども、よく聞くと声の芯が太く厚いことがわかるだろう。
黒人ならではの柔らかな声で、ストレートに奇をてらわずに歌っている。
彼女の歌を聞いていると、天は時々、気まぐれにも、ニ物を与えるのだなあと思う。
ああ、人生は時に不公平!
Ed
Calls
のソプラノサックスのソロも素晴らしい。
ケニーG とは、また違った持ち味で楽しませてくれる。
少し抑揚を押さえ気味のプレイは、彼女の歌の魅力を一層際立たせているようだ。
こういう
プレーヤーもいるという層の厚さが、アメリカ音楽の魅力だ。
06
Baby Face - Winter Wonderland
WOO!という叫び声から始るが、育ちの良さを感じさせるフレーバーとノリのよさだ。
黒人の持っている声の太さと柔らかさに加え、アレンジも超一流ときている。
ファルセットと生声の連携がまたいい。
Sleigh bells ring
Are you listening
In the lane
Snow is glistening
A beautiful sight
We're happy tonight
Walking in a winter wonderland
Gone away is the bluebird
Here to stay is a new bird
He sings a love song
As we go along
Walking in a winter wonderland
In the meadow we can build a snowman
Then pretend he is Parson Brown
He'll say: Are you married?
We'll say: No man
But you can do the job
When you're in town
Later on
We'll conspire
As we dream by the fire
To face unafraid
The plans that we've made
Walking in a winter wonderland
Winter wonderland
In the meadow we can build a snowman
And pretend that he's a circus clown
We'll have lots of fun with mister snowman
Until the other kiddies knock him down
When it snows
Ain't it thrilling
Though your nose gets a chilling
We'll frolic and play
The Eskimo way
Walking in a winter wonderland
Yeah we're walking in a winter
Yeah we're walking in a winter
We're walking in a winter wonderland
Wonderland
Winter wonderland
途中で4ビート寄りのリズムに乗ってピアノソロが入り、歌へと繋がれてゆく。
ストリングスなしで、ドラムも軽いミディアムテンポでノリを重視したアレンジで、ストリングスはかなり控えめな使い方だ。
もしあなたのオーディオがよければ、録音された音の素晴らしさも味わえるだろう。
ベースの二泊三連気味のフレーズも乱入、もちろん16分の速いフレーズもちりばめられている。
高品質なオーディオシステムをお持ちの方は、音の素晴らしさでも圧倒されるはず。
07 Kenny G - White Christmas
この超有名な名曲を、ケニーはソプラノサックスの音色の魅力を十二分に生かした、ロングトーン中心のプレイで聞かせてくれる。
こうした曲は、みんなが知っているだけに、料理が意外と難しいものだ。
さりげなく聞こえるけれど、各フレーズの長さを微妙に変えながら、彼ならではの解釈をしている。
息の力で強く押された音と、そうではない音との違いに耳を傾けながらじっくりとそのバランスを堪能するもよし。
途中で転調してムードを少し変えてから、エンディングへ持ってゆくというアレンジだが、何だかやけに短く感じる。
いわゆる普通のドラムもベースもないけれど、その分じっくりと楽しむことができる。
この人のクリスマスアルバムが発表された時の、驚異的な売れ行きは、今や伝説となっているが、この曲を聴くとその理由がわかるような気がする。
正統派をも納得させるこれだけの演奏は、ケニー・Gのクセを嫌う人も、この曲のよさとあいまって十分に楽しめるはずだ。
08
Manhattan Transfer - Santa Claus is
coming to Town
少しアップテンポな4ビートのリズムに乗って軽快に始まるこの曲は、ジャズ・コーラスのトップグループとしてのマンハッタントランスファーの魅力が存分に味わえる。
このグループのコンサートへは日本で何度か行ったことがあるけれど、こういうジャズコーラスのスウィング感は独特のものがあり、嵌る人はハマルはずだ。
またニューヨーク仕込みのステージングが洒落ているから、コンサートはデートにはぴったりだと思う。
男性二人・女性二人のコーラスに続き、途中のピアノソロも秀逸。
ソロの終わりからまた、少し後ノリ気味のコーラスへ入るところなどはゾクゾクするような、スウィング感が楽しめる。
ウッドベースの響きに加えラッパ類のリズムもシャープ。
最後の楽しそうな叫び声が、いやがうえにも気分を盛り上げてくれる。
09 Madonna - Santa Baby
サンタさん今夜は早目に煙突から暖炉へ降りて来てね・・ウッフン
私の靴下には小切手も忘れずに入れておいてね・・
ツリーの飾りつけはティファニーで・・
なんてノリのこの曲は、マドンナしか歌えないよなあ・・と思わせてくれる個性がある。
思わずニヤリと笑ってしまうような、歌詞の連続だ。
written by J. Javits and P. Springer originally sung by Ertha Kitt
Santa baby, slip a sable under the tree, for me
I've been an awful good girl
Santa baby, and hurry down the chimney tonight
Santa baby, an out-of-space convertible too, light blue
I'll wait up for you dear
Santa baby, and hurry down the chimney tonight
Think of all the fun I've missed
Think of all the fellas that I haven't kissed
Next year I could be oh so good
If you'd check off my Christmas list
Boo doo bee doo
Santa honey, I wanna yacht and really that's
Not a lot
I've been an angel all year
Santa baby, and hurry down the chimney tonight
Santa cutie, there's one thing I really do need, the deed
To a platinum mine
Santa cutie, and hurry down the chimney tonight
Santa baby, I'm filling my stocking with a duplex, and checks
Sign your 'X' on the line
Santa baby, and hurry down the chimney tonight
Come and trim my Christmas tree
With some decorations bought at Tiffany's
I really do believe in you
Let's see if you believe in me
Boo doo bee doo
Santa baby, forgot to mention one little thing, a ring
I don't mean a phone
Santa baby, and hurry down the chimney tonight
Hurry down the chimney tonight
Hurry down the chimney tonight
4ビートで、ドラムはブラシ。
伴奏はまともなのだが、マドンナの少し音をはずしたようなキュートでセクシーな歌い方で、あっという間に終わってしまう。
とにかく楽しい曲だ。
10 Randy Travis - Jingle Bell Rock
いわゆるオールドスタイルのカントリーロック風でグイグイ聞かせてくれる。
声がとにかく渋い。
こういう雰囲気
は日本人ミュージシャンには出せない味だ。
Jingle bell, jingle bell
Jingle bell rock
Jingle bell swing
And jingle bells ring
Snowin' and blowin'
Up bushels of fun
Now the jingle hop has begun
Jingle bell, jingle bell
Jingle bell rock
Jingle bells chime in
Jingle bell time
Dancin' and prancin'
In jingle bell square
In the frosty air
What a bright time
It's the right time
To rock the night away
Jingle bell, time
Is a swell time
To go glidin' in a
one horse sleigh
Giddy-up, jingle horse
Pick up your feet
Jingle around the clock
Mix and mingle
In a jinglin' beat
That's the jingle bell rock
バックでかすかに聞こえるバックコーラスも素晴らしい・・ラグタイム風のピアノといい、よく知らないけどたぶんアメリカ南部の香り
ってこういうのだろうなあ、というような雰囲気が漂ってくるクリスマスソングだ。
最後に曲が終わってから、We
Do One MoreTime Guys ?
とランディーが聞くと、すかさず Here we
go, we roll..
と(多分ドラマー)が返事をするという聞かせどころが最後にある。
そのあと、ドドドドとドラムが入ってゆくのだけれど、カッコよすぎるぞ。
でこうしたあとでさえ、また転調するんだなあ・・年季の入った意表の突き方には参りました。
11 Alexander O'neal - My Gift to You
ジャンルでいえば、ブラックコンテンポラリとなるのだろう、ソウルフルなクリスマスソングだ。
声がいいから、つい聞き惚れてしまう。
ドラムには少しエコーをかけ、あまりオンマイクにはせず、いわゆる艶のあるサウンドでまとめている。
日本ではあまりポピュラーな人ではないかもしれないが、これだけ特徴のある声だし、独特の世界を持っているから、時々彼のアルバムを買っている。
サウンドもあまり変わったことをしていないが、そういう意味では安心してアルバムを買い続けることのできる、アーティストの一人だ。
とてもロマンチックで、それでいてブラックな味わいの、しっとりとしたクリスマスソングに仕上がっている。
とてもオーソドックスな雰囲気が魅力だ。
Christmas is the time we have picked to
give
Each other gifts Oh yeah, yeah
Most people never seem to think about the things
We really need oh ho oh whoo
So I'm offering this wrapped present
Wrapped up in a package that you can get from someone
(Get from someone)
This package that they'll bring to you
Is my gift to you
We must not predict without giving up ourself you know
It's just not a gift oh no huh
So how can you expect a gift from someone else unless you give
That's just the sign of a selfish man
So I'm offering my heart and soul
And every single part I have to give of myself
(To give of myself)
My love is what I bring to you
Is my gift to you
Oh yeah my gift, my gift, my gift to you
So I'm offering this wrapped present
Wrapped up in a package that you can get from someone oh yeah
(Get from someone)
This package that they'll bring to you
Is my gift to you
Said it's my gift yeah huh
Gonna say it again
My gift to you
Yeah (my gift to you)
Do you hear what I'm talking about baby
My gift, my gift, my gift to you
Oh yeah yeah
My gift to you
Said it's my gift
Said it's my gift
My gift to you
12
Chris Botti - The
Christmas song
クリス・ボッティーの、トランペットがクールに響く。
やがてストリングスと絡み合う。
中程で、少しメロディーを、ほんの一切れだけ崩すのがまたいい。
アドリブソロは、生ギターでさりげなく展開されるが、少しコードを変えたハーモニーをストリングスがつづれ織り、またトランペットのソロへと戻るというシンプルな構成だ。
アドリブこそないがメロディーの崩し方で、彼の実力の片鱗がうかがい知れる演奏だ。
少しもの悲しい、哀愁を帯びたサウンドは、クリスマスの酔いをほんの少しだけ鎮めてくれるかもしれない。
13
Mariah Carey - O Holy
Night
マライヤ・キャリーの魅力が、てんこもり?
ゴージャスな香りのする黒人との混血の魅力が伝わって来るようなサウンドが味わえる。
セリーヌ・ディオンはヨーロッパの味わいだが
、マライヤ・キャリーはアメリカの歌手の層の厚さを、まざまざと感じさせてくれる。
途中のハモンドの間奏は、中低域を生かしたトーンで、バックの厚いゴスペル風のコーラスとよく溶け合っている。
この人は
本来ポップというより、かなり黒人に近いゴスペル風のテイストをもっているのだということがよくわかる。
ファルセットとコーラスのブレンドがサウンドに独特の味を出している。
日本人にはちょっと脂っこいかな?
でもこの曲一曲くらいなら大丈夫なはず。
14
Gloria Estefan - This Christmas
ドラムのスネアがカーンという響きの高めのチューニング。
このサウンド・・一瞬誰かと思うだろうが、何とグロリア・エステファン。
この人のクセがまたこの曲とよく合っているのだけれど、でもそうかといって、あまりラテンという感じはしないのがまたいい。
高いところの少し苦しそう
で、それでいて切なそうな響きが素敵だ。
バックコーラスもそつなくきちんと仕事をしている。
エレキギターのソロは、泣き気味のプレイ。
後半から子供たちのコーラスが入ってくるが、これがとても効果的。
そしてグロリアのアドリブっぽいフレーズが絡んでゆく。
15 Earl Klugh - We Three Klugh
生ギターでしっとりと楽しませてくれるアール・クルー。
イントロはまさに映画音楽の世界。
アナログっぽいレコードの針の音が効果音として聞こえると、厚いベースの音が重いリズムを刻みはじめるという仕掛けで一曲目が始まる。
こうした厚いベースサウンドは少し前の流行だったが、今でもこうして聴
いてみると、暖かくていいなあって思ってしまう。
ピアノはボブ・ジェームス。
こうしたしっとりと落ち着いた演奏は、クリスマスに欠かせない。
バックのかすかな鈴の音がなかったら、クリスマスを感じ
させない演奏がまたいい。
16
Ricky Peterson - A Child Is Born
スローなコーラスから始まるが、このトラックはすべて、Ricky
Peterson 自身の多重録音。
オーケストラアレンジメントから、キーボード類まですべて彼が演奏している。
Drums
は Paul Peterson。
Bass は Billy Peterson
と、どうやら親類縁者で固めているようだが、まあ音楽がよければ、「それがどうした」だ。(笑)
そういえば、昔ジャスのレッスンのとき課題曲でこの曲をやったことを懐かしく思い出した。
確かあのころは、チック・コリアもアルバムで取り上げていたなあ。
途中には素晴らしいピアノソロが散りばめられている。
ハモンドの
何気ないソロの風合いがスパイスとして、よく効いている。
声がなんとなくスティーブ・ミラーに似ている気がする。
彼は以前ベン・シドランのライブのLDで見たことがあるが、はなかなかよかった。
最近どうしているのだろうか。
最後はピアノソロと絡みながら、ハモンドの音がフェードアウト。
17
Celine Dion - Don't
Save it all for Christmas day
鳥肌もののいい曲だ。
セリーヌ・ディオンの魅力が存分に味わえる。
スローなテンポで、だんだんと盛りあがりるアレンジも秀逸だ。
20年以上も同じことをやり続けることの素晴らしさを、彼女は歌で伝えてくれる。
彼女がシャウトするところは、ほんとうにダイナミックだ。
しかもシャウトした後、ロングトーンで伸ばしながら、こぶしを利かせたフレージングを聞かせるのだ。
どのようにすれば、あの細いカラダから、このようなエネルギーが出るのだろうか?と思うほどのパワーを感じながら、彼女の歌に酔いしれることができる。
Don't get so busy that you miss
Giving just a little kiss
To the ones you love
Don't even wait a little while
To give them a little smile
A little is enough
How many people are crying
People are dying...
How many people are asking for love
Don't save it all for Christmas Day
Find a way
To give a little love everyday
Don't save it all for Christmas Day
Find your way
Cause holidays have come and gone
But love lives on
If you give on
Love...
How could you wait another minute
A bug is warmer when you're in it
And Baby that's a fact
And saying "I love you's" always better
Seasons, reasons, they don't matter
So don't hold back
How many people in this world
So needful in this world
How many people are praying for love
Don't save it all for Christmas Day
Find a way
To give a little love everyday
Don't save it all for Christmas Day
Find your way
Cause holidays have come and gone
But love lives on
If you give on
Love...
Let all the children know
Everywhere that they go
Their whole life long
Let them know love
Don't save it all for Christmas Day
Find a way
To give a little love everyday
Don't save it all for Christmas Day
Find your way
Cause holidays have come and gone
But love lives on
If you give on
Love...
Love...
18
Amy Grant - A Christmas to
remember
エイミー自作の曲だ。
Twinkling light
A chill is in the air
And carols everywhere
Close your eyes, It's almost there
Candles and cards
And favorite movie scene
The small of evergreen
As special as it's always been
And I have a dream or true
Maybe they will come true
生ギターのバッキングが印象的
で、彼女出身のカントリーの雰囲気が少し漂ってくるようなイントロだ。
サビのメロディーは、ドラマチックであり、楽曲としてのよさが十分に備わった曲だ。
初めて聴く人にも、彼女の歌声は、クリスマスを象徴するような歌詞とともに、沁みわたるように響きわたるはずだ。
19 Kenny G - Winter
Wonderland
最初はドラムがほとんど聞こえない。
でもよく聞くとブラシできちんとリズムを刻んでいる。
耳がケニーの音色へ吸い寄せられているため、聞こえないような気がするのだろうか。
メロディーが終わると彼のアドリブソロが始まる。
ビブラフォンがかすかに響き渡り、ケニーはメロディーを巧みに崩しながら、フレーズが宙を舞う。
最後のロングトーンでは彼の息遣いまでもが聞こえるようだ。
20 Baby Face - I'll be home
for Christmas
ミディアムスローで、ベビーフェイスの歌が始まる。
2コーラス目からコーラスが加わりますが、美しい。
山下達郎がよくやるパターンだな。
タンバリンとスネアのリムショットの音の重ね方とか、メロディーラインとコーラスとのバランスとか生ギターのソロの出し方などを聞くと、この曲をどのように聞かせているのかという仕掛けがだんだんわかって
くる。
パッと聞くと、何の変哲もない曲のように聞こえるが・・。
アレンジを勉強したことがある人なら、この曲は何倍も楽しめるだろう。
I'm dreamin' tonight of a place I love
Even more then I usually do
And although I know it's a long road back
I promise you
I'll be home for Christmas
You can count on me
Please have snow and mistletoe
And presents under the tree
Christmas Eve will find me
Where the love light beams
I'll be home for Christmas
If only in my dreams
Christmas Eve will find me
Where the love light beams
I'll be home for Christmas
If only in my dreams
If only in my dreams
21 Kenny G - Let
it Snow, Let it Snow
ミディアム4ビートに乗って、この簡単だからこそ難しいメロディーをこれだけスウィングさせるのだから、まったく恐れ入る。
バックとのバランスが、どちらかというとケニーに寄りかかりすぎて、バックのアレンジに個性はあまりないけれど、それを補って余りある魅力が、ケニーのフレーズには秘められてい
る。
2コーラス目が終わるといよいよアドリブソロだ。
淡々と吹いているように聞こえるようだが、リズムがモタッって遅らせるところと、食いこむように突っ込んでくるところのメリハリが絶妙。
フレーズもさることながら、リズムの取り方の醍醐味といったらいいだろうか・・
Christmas Song VOL.1
バックナンバー
Christmas Songs
2004