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スピードファイト2 100CCモデルフォトアルバム
1027 Thurs.
ホット・グリップ装着
寒い季節は熱燗、おでん、・・そしてホットグリップ!というわけで、寒くなる前にホット・グリップと呼ぶグリップヒーターを取り付けに、ライコランドTOKYO
BAY 東雲店(しののめ)へ。
前の50CC国産バイクのときは、ハンドルカバーをつけていたのだが、確かに風が当たらないとかなり違う。
だけどあれってどちらかといえば、どういうタイプであれ、カッコ悪いんだなあ。(笑)
ということで、ハンドルカバーなしで冬を乗り切るための選択肢は、ホットグリップしかないということになったというわけだ。
グリップヒーターは基本的に国産のバイクに取り付けるためのものなのだが、プジョースピードファイトの場合は、今まで施工した例がないとのことで、グリップをはずして太さを計らないと、取り付けられるかどうかがわからないという。
あらかじめ予約しておいたため、11時の開店時と同時にピットへ。
このバイクはネジが特殊な形状なので、普通の工具でははずせないのだという。
平日の昼前はガラガラのため店の人も暇そうなので、バイクの世間話をしていたら、イタリア製バイクですか?と聞かれたが、実はフランス製なんだよね。
でもカウルをはずすと、イタリア製のパーツが使われているのが見えるという。
ミラーも付け替えようかと、サイズを測ってもらったら、ねじ込むのではなく、長いねじ山がハンドルを貫通しているため、反対側でナットを使って締め付けなければならないので、こういうものにあうミラーは置いていないのだという。
というわけで、どこかをモディファイしようとすると、なかなか厄介なバイクだということのようだ。
この作業もグリップの一部を削る必要があったりと、一筋縄ではゆかなかったようで、普通は30分くらいで終わる作業が、何と3時間!
テスターを持ち出して、配線をチェックしたりと、かなり苦戦だったようだが、工賃は国産車と同じ料金だった。(笑)
スイッチは見えない位置へ取り付けてもらったが、キーをオンにしないと電流は流れないようにセット。
だがキーをオンにしたままで、エンジンをかけないで長時間放置すると、バッテリーが上がるので要注意だけどね。
取付後2日ほど実際に使ってみたが、今はそれほど寒くはないものの、手のひらがホカホカとなかなか気持ちいい。
待ってる間に店内をウロウロしているとき「ホカロンを手の甲の部分へ入れることができるポケット付きグローブ」なんてのも発見!
いろいろ考えるものだなあ。
私の場合、冷え切るほどの長距離は走らないので、ホットグリップで勝負して、物足りなければホカロンを手の甲の部分へ入れることができるポケット付きのグローブを試してみようと思う。
さて真冬になると、どの程度効果があるものなのか、今から楽しみだ。
0908 Thurs.
スピードファイト雑感
初期の目新しさによる感動が収まり、日常の足となってきたスピードファイト2。
9月に入ると、日中の強い日差しでも秋の気配とあいまってそれほど暑くはなく、バイクで移動するには最適の季節がまさにこれから始まるわけだ。
毎日の生活の道具としてほぼ一ヶ月以上が経過したのを機に、ざっと日常の足として使ってみた感想として、まとめてみようと思う。
扱いやすいサイズ
足として使ってみると、移動の手段としてのサイズが、とてもいいことを感じる。
これは、頻繁に「乗る」かどうかという点でいえば、大きなメリットだろう。
大きなバイクでは都内で用事があって出かけるというシチュエーションでは、どうしても取り回しが悪いだろうし、渋滞でのすり抜けが難しいという二重苦がつきまとうはずだ。
先日も246号の渋谷の先で、中年ライダーの翔る黄色い横浜ナンバーの DUCATI がえらい勢いで追いついてきた。
信号が青になるとあっという間に離れてしまうが、離されないように走れば、日中の車が多い道路では、必ず次の信号で追いつくことができるのだ。
交差点で横に並ぶたびに、「ン?」と意識していることがわかるので、何度目かの時に、「カッコいいバイクですね!」と一言。
厳しい表情のオヤジの目が一寸微笑む。
バイク同士はこういうコミュニケーションの一瞬がいいね。
何度から並んだら誉める。という一日一善は、こちらの気持ちも癒してくれる。
車だとオープンカーでもない限り、窓を開けてわざわざ話しかける、ということになってしまうから、こういうシーン
のためのハードルはどうしても高くなってしまう。
バイクはいいね。
またこちらはスクーターだから、スタート時には自分の技量を発揮できるクラッチ部分がないため、スロットルを開けるだけで常に最良の加速を
、手軽にそしてコンスタントに味わうことができる。
250cc くらいまでのバイクだと、2速への変速に手間取っている間に、こちらがリードを奪うという事態にかなりの確率で遭遇することになる。
これはなかなか痛快だ。こっちは100cc ですぜ。(笑)
常にマシンの性能を使い切って走るという痛快さは、このクラスならではの醍醐味だといっていいだろう。
意外といい加速性能
2ストロークエンジンのスピードファイトは、どうやら加速がかなりいいようなのだ。
100ccだから、実用としてのトップスピードこそ80キロ代だが、いつでも容易にその速度域まで使えるというのは、街中ではとても有難い。
100ccのバイクというのはそれほど多くなく、ピンクのナンバープレートの多くは125cc なのだが、加速はほぼ同等のケースが多い。
国産車は4サイクルが主流だから、2サイクルに比べるとすこしマイルドな傾向なのかもしれない。
スクーターのシグナルでの発進加速は、みんなアクセル全開のはずだが、交差点からの発進でいえば90%の確率で、リードすることができるといっていいだろう。
計測したわけではないので、これは体感的な経験値としての話だけどね。
高い直進安定性
すり抜け時に、他のスクーターの挙動を見ると、このスピードファイトは直進安定性がとてもいいようなのだ。
私が「うまい」ということを言いたいのではなく、これはスクーターの持っている性能なのだろう。
最初にスピードファイト2の50ccに試乗したときの第一印象が、直進性というか安定性の高さだったから、かなり的を得ていると思う。
また着座位置が高いためだろうか、ヒラヒラ感がとても気持ちいい。
つまり、重心が高いために、倒れこむと重心の移動が多くなって、ヒラリという倒れ込むスピードの按配がとてもいいのだろうと思う。
これも根拠はわからないのだけどね。
高いシャーシー性能とブレーキのタッチ
それと、ブレーキがいい。
安心してアクセルを開くことができるのは、高い剛性感とそのタッチによるものだろうし、このバイクに対するライダーの印象を、とても高品質なものにしている一因だろうと思う。
80キロを越えた時点でもコンスタントに提供される、ダンピングの効いた堅めでしっかりとした乗り心地は、シャーシーの剛性が高いことを窺わせるものだ。
排気量で3600ccへ換算してみると、1,440万円だから、カレラ・カブリオレATと同じくらいになる高価格も、こうした総合的な乗り味を考えると、決して高いものには思えないのは、「アバタもえくぼ」という贔屓だけではないと思う。
色はシルバーだけど、交差点での注目度が非常に高いのはやはり、そのデザインによるもので、オーナーを「いい気分にしてくれる」という点は、まさにプライスレス。
実際に足として使ってみると、一定のスピードになったら、実はそれほどスピードは出していないことにも少し驚いている。
70キロも出せば、昼間の車の流れなら十分にリードできる、うえに渋滞でも常に先頭へすり抜けることができるから、気持ちにもバイクにも「ハラ八分」といった按配で走ることができるのだ。
バイクに慣れてきた今は、そうした付き合い方というか、自分にとっての走り方やペースが、なんとなくわかりはじめてきた頃なのかもしれない。
まだどこかへ純粋に走りに行ったことはないけれど、自転車ではちょっと遠いところへ移動するという目的には、最高の乗り物だと思う。
また、移動そのものが単にA地点からB地点へ移動するだけではなく、乗り物としての楽しさや所有する喜びをライダーへきちんと伝えてくれるうえ、そうした部分の「味の濃さ」というか趣味性の高さは国産のバイクとは一線を画するものだと思う。
まあ値段が高いからということもあるけれど、走行距離が伸びるほどこうした点を強く感じるのは、やはり作り手の伝え方というのが大きく影響しているのだと思う。
0816 Tues.
スピードファイト2のライト関係モディファイの結果は上のような雰囲気に。
ポジションライトはPIAAの超広角LED素子6個装着の青。
ヘッドライトは昼間でも常時点等しているが、バルブはPIAAの色温度が4800K(ケルビン)の少し青みがかった白色へ変更したので目元は、ブルーっぽく涼しげな雰囲気になった。
0813 Sat.
スピードファイト2のヘッドライトバルブを交換
どんよりとした天気なのに、というか、それだからというべきか、外へ出ると湿気が高く蒸し暑かった。
空調服を着用し、スピードファイトのヘッドライトのタマをもう少し明るいものに変えようと、東雲(しののめ)のオートバックスへ。
ここにはバイク専門館があるので、結構品揃えがよく大体のものは手に入る。
このバイクのヘッドライトのタマを交換するには、頭のカバーをはずス必要があるのだが、ネジはちょっと特殊で星型のヘッドのドライバーが必要。
駐車場へバイクを停め、カバーをはずしてバルブの型番というかカタチを確認してから、適合するものを探すことにしたのだが、こういう作業では、空調服がないと汗ダラダラ状態になるところだ。
バルブを探しに館内に入ると、エアコンの冷気が空調服へ送り込まれるため、一気に暑さが収まる。
夏はこれなしでは、外へ出たくなくなってくるな。
バルブを換えたのでライトは少し明るくなったうえに、ブルーがかかった色なので、見た目にも目元が涼しくなった。
しかし、外での作業では、やっぱり空調服にはファンが4つ欲しい。
実は昨日、ファンと制御ボックスを別売りで購入できませんか?とメーカーへメールを送ったのだが、帰宅してみると常務さんからメールで返事が・・
どれどれ。
「ファンセットは楽天からはまだ購入できないが直接購入は可能」という嬉しい返事ではないか!
メールによると、ファンの穴のフチの部分にはPPリングという、ポリプロビレンのリングが補強のために入っているのだという。
今回注文すると、それを2個無償で分けてもらえるという。
ファン4個 (Quattoro)バージョンへ一歩前進だ!
しかし早くしないと、暑さが峠を越えて涼しくなってしまわないか?
と余計な心配を・・(笑)
0807 Sun.
今日はオアゾの丸善を覗いたあと、ランチは蕎麦屋へ。午後はDVDを1本見てから昼寝。
連日の昼間の暑さではバイクに乗る気は起きなかったので、夕食後、涼しくなってきたころを見計らって、夜9時頃から慣らしを兼ねて2時間ほどスピードファイト2で夜の街を流すことにした。
結局湾岸線とレインボーブリッジを1往復するコースを含め、100キロほど走ったが、何の慣らしかというと、こちらで紹介されていた、金属表面改質剤/ミリテック−1。
下がその能書き。
ミリテック・ワンはミリテック社と海軍の共同開発により、米国海軍用に誕生した金属表面改質強化剤です。従来の添加剤とは異なり、金属表面に分子結合し(化学変化)、より滑らかで強靱な化学的被膜と均質な細孔を隅々まで形成します。ミリテック・ワンで改質された金属表面は油膜が切れにくく、強力なオイル吸着性を発揮し、金属同士の摩擦と摩耗を大幅に低減します。
その効果はオイル交換後も持続し、水や溶剤の中でも効果を発揮します。ミリテック・ワンは全く固形物を含まない液体成分のため、あらゆるタイプの鉱物油や化学合成油に完全混合し、全ての4サイクルエンジン、ディーゼルエンジン、ロータリーエンジンを始め、ミッション、デフ、パワーステアリング、モーター、コンプレッサー等に使用できます。
規定量を混入するだけで、「金属表面を数ミクロンの深さに亘り最適な潤滑表面へ早期に改質し、その改質された金属表面を長期間、高い耐久性を持って保持する」事ができます。ミリテック・ワンをエンジンに使用した場合、潤滑用オイルが受け持つ本来の最重要役割である「金属表面の最適な潤滑作用」に加え、更に高い効果が発揮できるよう金属表面を、ミリテック・ワンの改質効果により創り出します。ミリテック・ワンは、「潤滑を受け持つオイルの中に、“ある種の物質”が付加されている間のみ、効果を発揮する」という考え方の添加剤とは、この点が全く異なります。
「新車から走行1万km位の走行車は、約1000km走行後見違えるように軽快になります」ということらしいが、50キロほど走ったあたりから、アイドリング時の振動が減ってきたことがはっきりとわかるほど、効果が出ている。
2ストのため、アイドリング時の振動はちょっとラフなため、ミラーが震えるのだが、ミラーの震え方が以前とは、はっきりと違ってきているのだ。
入れた直後も特にフリクションが増えたという感じではなく、2時間ほど走ったあとでは、エンジンがスムースになっている。
昼間はあれほど暑かったのに、夜になると意外と涼しい。
じっとしていると特に涼しくはないけれど、バイクで風を受けながら走ると、なかなか心地よい。
日曜日の夜だから、交通量はとても少なく、レインボーブリッジは夜景を見るためだろうか、車の流れも遅め。
60キロから80キロくらいの速度域は、エンジンのおいしい回転域と一致するためだろうか、スピードファイトの持っている高質なテイストとよく溶け合った乗り味を楽しめるようだ。
基本的にスクーターだから、足元にはバッグを置けるスペースもあるしね。
そのうえ空いている夜の街でも、250ccや400ccのバイクに、十分追従することができる速さがあるうえに、少しペースを落とせば、4輪車の流れと少しリードするくらいのペースで、余裕を持って走ることができる。
もっと大きなサイズのバイクの前傾姿勢で速度を楽しむという種類の楽しさではないけれど、海のそばを走れば、かすかな潮の香りを味わいながら心地よいスピード域で、余裕を持ちながら楽しめるというのが、このクラスのスクーターのよさなんだなあと思う。
0731 Sun.
スピードファイト2 100CCモデルインプレッション
昨日の土曜日は久しぶりに仕事がOFFなので、上に着る夏物を探すため新宿へ。
いつも思うのだけれど、男物の服で、買いたくなる服というのはホント少ないと思う。
デパートでもブティックでも、そもそもが基本的に女物ばかり。
何故か?
そりゃあ客さん売れるからですよ。という店員の声が聞こえてきそうだが、確かにデパートへ行くと大体入り口のある階には必ず女物が置いてある。
これはアメリカでも同じで、たぶん世界中のどこへ行ってもそうなのだと思う。
男物といえば、デパートでは品数は少なく、似たようなちょっと堅めのブランド物ばかりで、おまけにやたら高かったりする。
マルイは若者向けだし、新宿の伊勢丹だって、みんなが騒ぐほどのものでもないと思う。
まあどういうスタイルを選択するかによるのだが。
てなことを考えながら、行きは晴海通りを抜けて青山通りへ。
いつもなら地上の信号を通る日比谷は、地下道を通り抜けて三宅坂から青山通りへ。
こうして原付通行禁止の場所を通ってみると、免許を取ってよかったと痛感する。
早い!
三宅坂あたりで途中で反対車線を走る白バイの出勤に出くわしたため、以後は後方厳重注意モードのボタンをオン。(笑)
赤坂陸橋も始めての通過となったが、うーん気持ちいい!
あまり混んでいない道路では、加速がいいから信号に引っかからないようなペースで走ることもできるようだ。
原宿を右矢印で右折。
右折時にいつも思うのだけれど、右折の信号って正面が赤に変わる前に出るのだが、アメリカって逆なんだけど、あっちの方が理にかなっているなあと激しく思う。
あっちは右側通行なので、日本の左側通行に換算すると、信号は赤から青にいきなり変わるのではなく、まず右折の矢印が出ることになる。
つまり数車線あるレーンの右側の車を減らしてから、青信号になるというわけだ。
混んでいる時はどちらにしても青信号でも右折はできないのだが、先に右折レーンの車をなくして交差点に邪魔者がいなくなるようにするっていうのは、とてもいいアイデアだと思うのだけれど、日本ではほとんどがそうなっていない。
日本のように赤信号になる前に、右折の矢印が出る方式だと、どうしても矢印が消えているのに右折をするという事態が発生するのだが、これはシステム的にとても危ないのだね。
青になってからの右折方式だと、右折の矢印が消えても、青信号なのだから、横から車が来る心配をしなくていいわけだ。
表参道は緑が多いからバイクで走ると、とても気持ちがいい。
で、表参道の神宮前交差点を右折。
ここは車線が狭いから先頭で右折できるメリットを激しく実感できる。
で明治通りに入ってしばらく直進すると、左手に目的地の新宿高島屋が見えてくる。
男が自分で着るものを選ぶとき「陥りやすいパターン」っていうのがあると思う。
まずよくあるのが何十年も前に好きだったものを、体型や年輪の積み重ねを無視してそのまま継承するため、「古いスタイル」で固まっているというもの。
これは40台の男性に多い。
50代以上の男性に多いのは、仕事の虫のため何がいいのかわからいため趣味の悪い奥さん任せとなり、スーツ以外だと見られたものじゃあなくなるというパターン。
一番の問題は、服というのは趣味性が高いものだから、似合っていなくても、誰も本当のことを言ってくれないという点にある。
女性には様々な雑誌などがあるため、まだ男に比べるとまだマシだといえるだろう。
だから目の肥えた奥さんまたは、できれば娘に見立ててもらうというのがベストだ。
だけどその前に、一番肝心なのは「こういう大事な判断を任せていいものかどうか」という点だろう。
つまり、目が肥えていない場合「親亀こけたらみなこけた」になってしまうからだ。
私はもう15年も前にこの作戦に切り替えたので、最近は何とか独力で探せるようになったけれど、自分の着たいものと、似合うものは別だということが、理解できるまでは、やはり他人の目の力を借りたほうがいいと思う。
雑誌を見たって、それはあくまでもそのモデルが似合っているだけであって、自分が着たって似合うかどうかは怪しいものだからね。
それにモデルはプロなのだから何を着たって似合うのだ。
その人の雰囲気なり内面を知っていて、本当のことを言ってくれる「人と服を見る目のある異性」というのは、なかなかいないのが普通だからね。
だって、街を歩いている人の服を見れば、それがよくわかるはずだ。
何事にもショートカットはないのだね。
新宿を見て回り、何点かをゲットしたので帰りは明治通りから新宿4丁目の交差点を右折し甲州街道へ。
ここの地下道がエラい渋滞だったが、この地下道は結構長いため、渋滞していると車の熱気が上へ溜まっている。
そのため出口あたりの上り勾配のあたりは、ものすごく暑い空気が充満しているのだ。
混んでいる時は、信号はあっても新宿御苑の脇を走ったほうがうんと気持ちいい。
トンネルを出ると、通り名前は何故か新宿通りに変わるのだが、四谷見付から麹町を抜けると皇居にぶつかるので半蔵門の交差点を右折。
内掘通りも渋滞が多いよなあ。
渋滞は憂鬱だけど、横に並んだバイクへ話しかけるようにすると、渋滞も結構気にならなくなる。
たいていは、隣のバイクのどこかを誉めるところが見つかるはずだから、それをネタに話しかけることにしている。
誉めるところのない、錆びたスーパーカブのオッサンでも、「暑いねえ・・」と話しかければ、首くらいは振ってくれる。(笑)
昨日は、結構飛ばしていたピカピカの黒いホンダフュージョンを見つけたので、先導車として追従。
バイクの右側のフロアには何と「足の形をしたブレーキペダル」がついていたのだが、これがブレーキになっているようなのだ。
こういうのがアフターパーツであるんだ・・とちょっとびっくり。
四谷見付の交差点で、タバコを吹かしていたアンチャンに、「これブレーキですかあ?」と聞くと、得意げに頷いていたが、人間誉められると悪い気はしないものだ。
誉めるのは先導してもらうお礼。(笑)
250CCのスクーターって結構飛ばしているから、そういうのを見つけて先導してもらうと結構早いし楽しい。
それに先頭を走ると第一目立つし、先導車がいれば、右折車が交差点で突然右折してくるというケースでもより安全だからね。
だから追い抜く必要は全くないわけで、というかこっちは100ccだから当然追い抜けないのだけれどね。
ははは。
白バイも発見したらできるだけ並ぶことにしている。
真横に並ぶとギラっと睨まれるので、控えめに斜め後ろに位置し「かっこいいですねえ」とまずご挨拶。
そこで少し間を空けてから「何CCですか?」と聞くと、必ず答えてくれる。
そりゃあそうだ。納税者からの質問なのだからね。(笑)
だがその後で、「何キロくらい出るんですか?」と聞くと黙って返事をしないか、正直に答えるかという2パターンへ見事に分かれるのが面白い。
お試しあれ。(笑)
桜田門の交差点を通り日比谷を抜けると、晴海通りでもう銀座だ。
しかし早い。
10時に新宿へ着けば、ゆっくり買い物をして、暑くなる前の昼頃には、銀座へ戻ることができるのだから。
服を選ぶ場合に大事なのは、マメに見て歩くことと、数を見ることだろうと思う。
私は時々娘に頼んで、同行してもらうことにしている。
どういうところを見ているのか?そして20代の女性にどう映るのかという点がキーになると思う。
そして具体的にどういうものが似合うのかを、見つけることだ。
もしブティックへ入って、「私がカッコよく見える服をください」って聞いたとしたらどうだろう。
「はあ?」ということになり、似合いもしない高い服を買わされるのがオチだ。
どのような素材のどういう色が似合うかは、なかなか自分ではわかりにくいものなのだが、それがわかるようになれば「黒で光沢感のある薄手のセーター」というように、具体的に指定ができるというわけだ。
こういうことが面倒だと思う人には、最高の解決方法がある。
簡単な話だ。
何を着ても似合う体型を維持するということだ。
適度な運動で日頃から手入れをされている体なら、何を着ても似合うのだからね。
日頃から適度に疲れを取るなどのメンテナスがされ、胸を張った姿勢を長時間保ち続けることができるなら、それこそが本当のお洒落なのだと思う。
ファッションは時代遅れを作るために作られる - シャネル
台風一過の翌日、抜けるような青空の下、朝9時半ごろから、台場の湾岸道路へテスト走行のため出陣。
もう少し早く出たかったのだけれど、最近はここを含めて毎日4箇所で書いているので、押せ押せモードのため仕方ナッシング。
湾岸道路の車の集団をやり過ごし、前が空いたのを見計らってテスト。
95キロオーバーまでは確認。
70キロまでは十分に常用として使える加速力だが、70キロから80キロまでのレンジになると、加速度が鈍ってくる。
80キロから上は、長めの直線距離がないと無理という状況となってしまう。
速度はジリジリと上昇はするのだけれど、台風の後で向風が割と強かったこともあって、80キロくらいまでが実用的な最高速度だといっていいだろう。
しかし、80キロを越えると風圧モロ倍増という感じになるので、これ以上はまあ出せなくてもいいかなと。
帰宅途中ホンダの100ccと思しき宅配便のバイクに追従し、交差点からフルスロットルをくれてやると、60キロあたりまでは、ほぼ互角。
60キロから上になると、こちらがジリジリと差を広げてリードするという展開だったが、実用上は必要にして十分というところか。
って、宅配野郎にしてみれば、仕事中に勝手に後について、うるさいヤツだと思ってるだろうなあ。
ゴメンねえ。(笑)
でも一応追い抜いたりはせずに、距離が詰まったのを確認してからアクセルを戻したけどね。
このように、60キロくらいまでの領域では十分に早いので、やる気の4輪に出喰わさない限り、十分に流れをリードできるようだ。
数字で見ると、実用の速度としては原付は50キロまでで、こちらは70キロまでと20キロの差でしかないが「官憲に切符を切られるであろう速度域」は100ccの方がはるかに高いのがいいところ。
また加速力が50ccとは全く違うため、車と一緒に走っていると、50ccは遠慮をしながら道端を走らせてもらうという気分だが、100ccだと流れをリードできる余裕で堂々と走らせているというように、この違いというのはかなり大きい。
だが何事も調子に乗っているときが危ないのだ。
速度違反で切符をもらわないように気をつけないとね。
0727 Wed.
納車
待ちに待った納車の日がやってきた。
あいにくと台風接近で小雨模様だが一向に気にならず。
今日は生まれて始めて50CC以上のバイクに乗るという、記念すべき日なのだからね。
借りていたマラグーティ F12 ファントム50 ドカティコルサで小雨の中を、銀座から永福に向けて出発。
店は10時半オープンなので1時間前に自宅を出る。
急激にトルクが立ち上がるエンジン特性と、重いブレーキレバーは、時折強くなる雨の中では、とても走りにくいので慎重に走る。
ガレージに入ってゆくと、シルバーに輝くスピードファイトが待っていた。
感激の一瞬だ。
色がシルバーだと赤とはまた違った雰囲気で、どちらがいいと断言できないというのは、もともとのデザインがいいからだろうね。
堂々と一流ホテルの前にも乗り付けるというシチュエーションを考えると、このバイクのデザインは秀逸だと断言していいだろう。
台風が近づいているので書類をもらって、早々に店を後にすることにした。
エンジンをかけてみると、50CCより強いエンジンのビートが伝わってくる。
走り出す前にミラーを合わせると、形状が50CCとは異なって写る面積が広くて、後ろの様子がよくわかることにまず気がついた。
なんだか、これはいいぞ。
ガレージから出て路上でアクセルをひねると、50CCとは別者の強いトルクで押し出されながら、まさに弾けるように加速するではないか。
最初はフルスロットルにするのを一瞬ためらったほどの、強い加速に思わず頬が緩むのがわかったほどだ。
5分も経たないうちに、長年乗り慣れたバイクのように感じられたのは、50CCのスピードファイトとシャーシーが同じだからだろうか。
台風は近づいていてきているというのに、雨は完全に止み、路面もところどころ乾き始めてきたではないか。
甲州街道を左折するとき、井の頭通りが、今までになく短く感じたのだが、ここからがさらに違っていた。
車の流れに乗って走ってみると、交差点からの加速では四輪を完全にリードすることができる。
車の流れに乗って走ることくらいは、楽勝なのだということはわかった。
比較的車が多かったので、70キロほどまでしか出すチャンスはなかったが、店の人の話では90キロは出るという。
このバイクに変えたのは、まずデザインがよかったことに加え、2段階右折に嫌気がさしたためで、スピードを追求するためにバイクに乗るわけではないのだけれど、都内の移動に限って言えば、この性能だとまさに最高の移動手段になるはずだ。
このバイクは幅が比較的狭いため、すり抜けは国産の50CCバイクとほぼ同じレベルといっていいだろう。
途中でホンダ製でアメリカンバイクのような姿勢で乗る50CCバイクを見たが、横幅が広いためすり抜けができないのに、すり抜けようとしてつっかえていた。(笑)
さていよいよ、右折だ。
甲州街道から旧山手通りへが始めての右折となったが、うーん気持ちいい。
どうだ!?という気分だ。
たかが右折で大げさなと思われるかもしれないが、ときかく嬉しい。ははは。
山手通りに入ると、最初の興奮も少し薄れてきたので冷静に観察できるようになってきた。
何といっても20キロから60キロくらいまでの加速が速いため、少し混んでいる道でも、思いがけず前が空いた状態でも、思いのままに移動することができる。
これは痛快だ。
渋谷で左折して六本木通りを溜池、霞ヶ関と抜けるあたりになると、宅配バイクが目立つようになる。
彼らについて走るのは全く簡単で、流れに沿って走るのはなかなか気持ちいい。
信号では先頭に出ることができるから、結局は先頭グループとしてリードすることさえできるようだ。
ホンダの100CCのスクーターと、交差点からの加速を比べると、明らかにこちらが速い。
そうこうして楽しんでいるうちに、銀座へ到着。
いやあ、100CCで走ると同じ距離がこんなにも近くなるのかと、ちょっと感無量。
明日は台風が行ってしまうはずだから、ちょっと出かけるかな。
0725 Mon.
2段階右折ができるバイク
今のバイクは5月に購入したばかりなので、50CCからボアアップして排気量を増やそうかと思ったが、丁度コネクティングロッドに、USEDの100CCがあるという。
100CCモデルの新車の赤にしようかなとも考えたが、借りている代車の慣らしが終わったエンジンの「こなれ具合」が結構よかったので、今のバイクとこのバイクとを交換することにしてもらった。
2000キロほど走っているから馴らしは終わっているはずだ。
それによく考えると、今度は50キロ以上出せるので、赤よりシルバーの目立たない色の方がいいかなと。 < オイオイ。
スピードファイト2の100CCモデル
写真はその現物なのだが、赤がアクセントカラーで、これはこれで落ち着いたなかなかいい雰囲気。
この色は現在新車では手に入らないという。
納車が待ち遠しいなあ・・
0513 Fri.
50CCの官能
つい先日スピード違反で捕まった。50CCバイクで 50km
で走っていたときだったため、20キロオーバーということになり、反則金を収めた。
流れのいい昭和通りを走っていたときだったので、車の流れは60キロ以上。30キロだとかえって危ないからと、流れに近い50キロあたりで走っていたというこちらの言い訳は、非常に丁寧な対応の白バイ野郎の「法は法だ」という理屈の前で、何のチカラもなかった。
後をつけてきた白バイの追跡は巧妙だったため全く気がつかなかったのだが、捕まえたほうが一枚上というかアッパレというべきだろうと妙に納得したのは、白バイ野郎が「45キロまでなら見逃しますが、50キロになると捕まえますので気をつけてください」と最後に付け加えた一言の効果だったのだろう。
銀座に住んでいると、約5キロ位までのエリアでの移動は自転車が最も早く、それ以上の距離で30キロまでなら、バイクのほうが何かと便利だ。
都心だと車は渋滞のために動けないことが多いため、それ以上の距離になると電車というのが今の私の選択肢となっている。
新宿にオフィスがあったときはオフィスの近くに住んでいたため、京橋へオフィスを移動してからしばらくは、電車を利用していたのだが、あまりの人の多さのため、1週間ほどで適当な安い国産の50CCバイクを買い、しばらくの間移動の手段にしていた。
トレーダーのO氏も新宿と近いところに住み、彼もまた50CCに乗っていたためよく一緒に走っていたのだが、彼のバイクは排気ガス対策の前のモデルなので、一緒に走るとやたらと早かった。
だがそのおかげで、何とかして追いつこうと軽いチューンを施してみたりと、何だか青春時代に戻ったような気分で過ごすことができた。
この頃は年中50CCの最高速度に近い60キロほどで走っていることが多かったのだが、土日の朝早いか、暗くなってからの移動だったためだろう、不思議と反則切符には縁がなかった。
そのうち銀座へ引越ししてからは、バッテリーが上がらない程度の頻度でしか乗らなくなってしまい、約3年でオドメーターが表示可能な桁数の約半分に相当する5,000キロほどという状態のときに、反則金を収め国へ貢献することになったというわけだ。
バイクといっても、私のは正確に言うと50CCのスクーターなので、CVTによる無段変速のいわゆるオートマチックで、回転はウルトラスムース。
交差点からの発進ではギアミッションのスーパーカブに後塵を浴びせるのは造作もないのだが、残念なことに白バイ野郎のアドバイスを守ろうと40キロでアクセルを戻すと、路上のほとんどのバイクおよびスクーターに追抜かれてしまう。
バイク便のドライバーではないし、それほど急ぐ用事で乗る訳ではないので、反則金を納めてからは下り坂でも何とか45キロに抑え、大体40キロ以下のアベレージで走っているのだが、そうなるとドライブ自体が実につまらない。
自転車と違って足で漕ぐわけにもゆかず、右手のグリップを回すか戻すかしかやることがなくなってしまう。
速度さえ50キロを超えれば、それなりにエンジンのフィーリングが盛り上がってファンなのだけれど、そこは使えない。
スムースなだけのエンジンのスクーターは、オーバーに表現するならまさに「電気二輪車」だ。
国産の50CCスクーターに乗っていると、ハーレーの「ドッドッドッ」という単気筒が生み出す、「スムースさとは反対サイドにある明確なエンジンの鼓動を楽しむ世界」に何故人気が集まるのかがよくわかる気がする。
純粋な移動手段としての国産スクーターは、値段が安いにもかかわらず故障がほとんどなく、実用道具としては優れているのだが、色使いやデザインが実に垢抜けないことは、路上で目にするハーレーやBMWのバイクを見るたびに思い知らされる。
出先でスクーターを止めてあるところへ戻っても、何の感動も愛着も沸かないような無機質なデザインに加え、乗り味を楽しむためには本来の移動の手段としての効率を上げるため、スピードを上げるという領域でしか魅力がないことを、乗るたびに感じるのは私だけなのだろうか?
残念なことに、ハーレーに50CCモデルはないし、BMWも大排気量のバイクしか作っていない。
だからといって、中型や大型免許を取ってまで、大型のバイクへ乗りたいのではないから始末が悪い。
というわけで、現状のままで、スピードを出さなくてもドライブビングがもう少し官能的なバイクを探そうと考えたわけだ。
ネットで調べ品揃えが最もよさそうだったSCSと、コネクティングロッドへ行き、ショールームでまず実車をチェックしてみた。
その結果候補としてマラグーティーのF12ファントム50ドカティコルサ、アプリリアのSR50R、プジョー
スピードファイト2 WRCの3車に絞ることができた。
見合いでも写真と実物が往々にして違う印象を持つだろうことは容易に想像できるのだが、バイク選びの場合も、目の前で見るアプリリアの柿色は、マラグーティーやプジョーのイタリアンレッドに比べると、全く魅力のない色に感じてしまった。
コネクティングロッドでは、マラグーティーとプジョーの2車が試乗のために用意されているというので、早速連絡をして試乗させてもらうことにした。
左がマラグーティーで右がプジョー
試乗してみるとF12ファントム50ドカティコルサの塗装されたバックミラーは、国産スクーターでは味わえない雰囲気を醸し出していた。
だが、プジョー
スピードファイト2 WRCにはすべての点で魅了された。
乗り味にはしっとりとしたいわゆる高級感もあり、私にとっての最も重要な「スピードを出さなくても官能性が高い」
匂いを放っていたように思えたはプジョーだった。
コネクティングロッドの社長の話では、アプリリアは試乗した2車の中間の乗り味だというので、イタリアンレッドの前ではすっかり魅力がなく感じる柿色とあいまって、候補リストから脱落してしまった。
2車の選択で決定的だったのは、運転席からの眺めだった。
ドカティーの液晶を使ったデジタル表示は、晴れた日にはとても見にくいのだ。
メーター周りのデザインや色使いを含め、プジョーはドライブ中常にその個性を強く訴え続け、念のためにと日を違えた2度目の試乗のあとでは、すっかりプジョーの虜になってしまっていた。
値段は国産車に比べると当然高いけれど、プジョー独特の世界を味わう代償として考えると、とても割安に思えた。
私の自転車よりも安いしね。
2度目の試乗後は速攻で今までのバイクの下取りなどの手続きをしてもらい、昨日待ちに待った納車の日を迎えた。
慣らしを兼ねて台場方面へ記念撮影?のため出かけて撮影した写真集兼詳細なインプレッションはこちらからどうぞ。
2005年
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