2003 0415-
0429 Tues.
【70】我、今クイックマジックノ練習中ナリ
プライベートライアン - 03/4/30(水) 1:07 -
事前準備:
銘柄チェック
QM用にパターンにはまり易い銘柄を選んでおります。
そのためいつもより簡単です。
アップサイド
BMET:15分で200の上、50よりちょっと下。青ウイルス感染なのでアップ銘柄。3月28日のギャップ31.20〜31.30が埋められていないので注意。
BGEN:15分で両MAより上、前日高値(38.74)が最初の抵抗線なので、もしギャップアップ高値抜きで始まれば、リバーサル後にロングエントリーしてもいけるのではないだろうか。次の抵抗線は40.76なので2ポイントも上にある。
COST: BBBY:15分で両MAの上にある。前日高値を越えれば34.61が次の抵抗線。
GENZ: 10MA、50MAの上、15分では両MAの上に位置するアップ候補となる。上方の抵抗線は6ポイントも上。
AMZN: 15分チャートで両MAの上に位置する。29.50〜29.62。29.98〜30.09が抵抗線。
USAI:15分では50、200の上にある。29.97が抵抗線。
PAYX:すぐ上に埋められていないギャップ(30.97〜31.15)あり。
ダウンサイド
INTU:安値更新中。33.50を切ったらショート?
QCOM:30.76を切ったらショート。
どっちつかず
MXIM:どっちつかず。上も下も抵抗線有り。
KLAC:
CMCSK:
NVSL:
IDPH:
MERQ:
今日は私用で長くできないので開始直後のQMの練習をしようと計画する。
銘柄も、CQGサインが出やすい銘柄に絞った。
もしCQGサイン付きがでればエントリー。
QMの練習なので入りまくろうと思う。
1戦目:
ダウ、COMPX共に青バー、今日はアップのようだ。
すかさずアップサイド銘柄をチェック。ギャップアップしている銘柄で蛍光色付きのヤツは……BBBY、それにMXIM。
MXIMは“上にも下にも抵抗線あり”と評価した銘柄であるので、狙うのはBBBYである。
0933時。
BBBYの3分チャートにQMサイン出現。
エントリー。
STOP-LIMITは最初のバーの下である39.50。
教科書通りの設定。
しかし……急な下げ発生、0.1ポイントのロスカットはなんなく突破される。
0.09ポイントのマイナスであった。
BBBY 50株ロング0933時39.59 0934時39.50 −0.09
2戦目:
BBBYは再び上昇していく。
ロスカットのポイントが甘かったのだろうか?
やはり蛍光サイン付きでの上昇なのでロングエントリーする。ロスカットのポイントはやはり始値に置く。
だが……直後に起きたプルバックがロスカットを作動させる。
BBBY50株ロング0936時39.62 0941時39.56 −0.06
3戦目:
どうもおかしい。
BBBYではだめなのか……MXIMをみると、順調に上がっている。
最初の足が長すぎるためにQMサインは出ていないが蛍光色は出ている。
タイミングが遅いと思ったが、QMの練習だから取り合えずエントリーしてみることにする。
ロングエントリー。
次は赤いバー、そして大きく下がる。
今日はもう上がらないのだろうか?
MXIMに入りながらもBBBYのチャートをチェックしていたが、そちらはギャップがサポートとなって上昇し始めたようである。
浮気心が芽生えた。
MXIMに見切りを付けて脱出。プラスマイナス0。
MXIM 50株0941時40.68 0949時40.68 0
4戦目:
BBBYはピークを越えようとしていた。
ダウ、コンポジットをチェックするとやはり上昇場みたいだ。
これではQMではなくギャッププレイであるが、ロングエントリー。
踏ん張りながらロスカットのポイントを上げていく。
ある程度上がり、上げ止まって赤ローソクが出たところで自分の判断で出る。
0.49ポイントのプラスだった。
BBBY 50株0950時39.71 1016時40.20 +0.49
結果
BBBY 50株ロング0933時39.59 0934時39.50 −0.09
BBBY50株ロング0936時39.62 0941時39.56 −0.06
MXIM 50株0941時40.68 0949時40.68 0
BBBY 50株0950時39.71 1016時40.20 +0.49
+0.34 +$17
手数料 35×4 −$140
―$123
本日の結果ですが、勝ったのはQMではなくピークギャップです。
やはり私は、QMは下手みたいです。
REAL TICKについてまだ不明な点が多いのであと一週間はデモトレードを続けることにしました。
今回は時間の関係でチャートは付けません。
◆
1戦目と2戦目のロスの原因
39.73 は20日の高値、つまりレジスタンスの値段。
1回目のエントリー 39.59 と 2回目の 39.62 で、その後上昇しないで揉み合うのは、このレジスタンスがあるから。
4戦目の 39.71 はこのレジスタンスの真下だが、上がったのは運が良かったのでしょう?(笑)
39.73を超えた、39.75 以上が、このケースでのエントリーポイントです。
下は15分チャート。
第3戦
MXIMのエントリーとカットロスのポイントを記入したチャート。
エントリーの位置はQMではない。
2本目のローソク足の始まり値がエントリーポイント。
先日からのトレードの書込みから気が付いた点です。
全体にエントリーが遅過ぎるのと、カットロスが浅過ぎます。
ガイドラインで色が付けばトリプルセットアップなのですから、カットロスのポイントは深く設定するべきです。
強いトレンドに乗っているのに、少し反対へ動いただけでカットロスをしていては勝てません。
それと、15分の長めのチャートをよく見て、レジスタンスとサポートをきちんと見ておくこと。
ロスを出しているトレードは、すべてルール違反をしています。
ロスのトレードについて自分でその原因を正しく認識して、同じ間違いをできるだけ繰り返さないことです。
それと、50株でペーパートレードをする理由がわかりません。
50株では、相当幅のゲインがなければ利益が出ないでしょう。
それで利益が出る値幅を追うトレードをするということは、それだけのリスクのあるトレードをしているということにもなるのです。
実際に獲れる利益幅に適合した株数でトレードをするようにしてください。
0427 Sun.
湧き上がる自信
東京で第一回目のアドバンスセミナーを開催して早一年。
トップページでご紹介したSaisanは、一年前のアドバンスセミナーの
受講者のお一人だ。
Saisanに、この一年間の歩みを語っていただいた。
時の経つのは早いものですね。
アドバンスセミナーを受けて1年経ちましたが、1年間トレードを続け、最近ようやくトレードで生活できると確信
できるようになりました。
セミナーを受けた当初は、プレイできるパターンがたくさんあって、
これならどんな時でもプレーができるから、簡単に儲けられると思い込んでいました。
でも、そんなに簡単ではありませんでした。
トレードをやめようと思った事もあります。
大変な思いをした原因は3つあると思います。
@ 欲
もっと儲けようとフライングをしたり、脱出しなきゃだめな ときに脱出しなかったり、誤った我慢をしてしまう。
A セオリー無視
いつの間にか誤ったセオリーを都合のいいように考えてしまっていた。全体の流れを読めずにミクロ的に見て、 パターンにはまったと思い込んでしまう。
B 我慢の不足
自信がないために早過ぎるカットロスをしてしまう。
私は昨年の10月、サラリーマンを辞めて日本株専門にトレードを続けています。
最近ようやくトレードで勝てるようになりました。
トレードする前には、自分で考えた5カ条を読んでトレードします。
5カ条って大げさに思えますが、ただのルールを厳守する事です。
最近勝てるようになった秘訣をご紹介すると・・
@ セオリーどおりプレーする: 余計な事はしない
A 忍耐
B ロスカットを守る
これだけですがこれを厳守するのが難しいですね。
私の好きなプレーは五つあります。
@クイックマジック
Aピアス
B30分ギャッププレー
Cフェイクギャッププレー
D逆立ちプレー
この一年間あいかわらず、楽とはいえないタフなマーケット環境が続いている。
同じようにセミナーを受け、てもそのメソッドに従ってエントリーをするとき、「悪い結果を考えてしまう」人と、「うまくいくと考える」人に別れてゆく。
うまくゆかないケースは、どちらの人にも起っているにもかかわらずだ。
その違いは何だろうか?
うまくゆかないケースでの原因を追及し、変化させてゆける人は、やがてうまく行くケースに行きあたるだろう。
これを繰り返すことで、うまくいったトレードの経験数は増え「うまくゆくと考える」方向へ変わってゆく。
だが、うまくゆかないケースでの原因が特定できない、または変化させてゆけない、またはそうした試みをあきらめた人の「うまくいったトレードの経験数」はけっして増えることはない。
かわりに「うまくゆかないケース」が増えることになる。
こうした経験の積み重ねが「悪い結果を考えてしまう」ように自らを洗脳してしまう。
この違いの蓄積は、想像を遙かに上回る結果をもたらす。
マーケットは一日として同じ顔を見せることはない。
だからこそトレードの様々なアイデアは「うまくゆくトレードの経験数」を増やすチャンスを拡大してくれる。
長いテクニカルトレードの歴史を持つ米国のトレード手法のほぼすべてを網羅している「アドバンスセミナー」は、基本メソッドではそれほど必要のなかった「リスクとゲイン」について、真剣に考える機会となるだろう。
長いトレード生活でチャンスを掴むための大きなチャンスとヒントを生み出すための「種まき」ともいえる「アドバンスセミナー」は、芽が出るまで手入れと努力を続けることができる人にとっては、かけがいのないものになるはずだ。
参加者が少なければ、開催中止を予定していたアドバンスセミナーは、募集開始後、最低参加者数に達したため、正式に開催されることになりました。
詳細はこちらからどうぞ。
シアトルのマウンテンバイクおやじのメールから・・
三月の日本行き機内では、べリングハムからタイに向かう超肥満症obesityの白デブ禿げオヤジが座った。
彼はスケベだけでなく、ニコチン息が臭くてならなかった。
この臭さはたまったもんじゃなかった。
年齢差が激しく低いタイ国のGirlFriendに”愛”に行くというのだが、GirlFriendなんだから、あの口臭とキスでもするんだろうが、いやはや、でありますなあ。
タイの貧困をTakeAdvantageして、お金でGirlfriendをつくる。
アメリカ人の女には相手にもされない男なのだよ、きっと。
タイ人のお相手の忍耐は貧困から抜き出たい一心なのだろうが、それにしても気色悪いねえ。
この禿げデブオヤジは50にもなろうとしている年齢で、相手は27歳だとか。
船の仕事をしているので、一月船で生活して一月お休みの繰り返し。
だから一月毎にタイに行っている。
それでいて、タイ語でThank Youには、男はカップンクラップ、女言葉は、カップンカ という違いがあることを知らなかった。
後はおして知るべし。
まあ、その超デブオヤジは、口臭が酷いだけでなく、僕の席にどうしてもはみ出てくるのであった。
それでなくとも狭いエコノミーの席に僕の体格。
これ以上狭くされても困る。
座ったまま不満を抱えているというのは僕の性にあいません。
だから、これを前向きにとらえたのでした。
結果、ぼくは9時間半のフライトの7時間は後部で立っておりました。
足踏み、屈伸、筋力運動を繰り返したり。
そこへ話かけてくる「空飛ぶ仲居さん」や他のアメリカ人がいたし、(日本人だけはけっして話し掛けてこないっすね)本も一冊ヨンデしまった。
「春夏秋冬、、何にもしていないのに 女は怖い」という吉行淳之介の本でした。
これが面白かったのなんの。
あっ、三月にあの本を誰かさんに貸したのに四月に返してもらはなかったなあ。
立ち席で結果良しでした。
あの禿げデブオヤジのおかげで、ぼくは貴重なフライトを喜んで続けることができたのです。
文句なんて一言もありませぬ。
本も読めたし運動もできた。
それよりもナニヨリも、日本行きのフライト、ずっと立っていた、なんてギネスBookもんじゃないですか。
それにしてもあのオッサンは凄まじかった。
食事の時は僕も席についたのですが、終わった後、ちゃんと食事には爪楊枝がついてくるのに、彼は自分の財布から一本とりだして、これやるから使う?と。
俺は見ず知らずの人から爪楊枝なんてもらったことねえぞ。
親からだって見ず知らずの人から爪楊枝をもらってはいけないとは言われなかったが、お袋が生きていたら絶対そう言ったに違いない、ということでこのオッサンから爪楊枝をもらいませんでした。
彼は、そうなの?
これはタイの竹のものなので爪楊枝としては高級品なのになあ、と僕の遠慮を残念がっておりました。
後ろで運動をやっている最中、機は急に進路変更で上昇。
その時に窓の外がみえたのですが、UAの飛行機が、僕らの飛行機の方向に向かって凄まじいスピードで飛んでくるではありませんか!
1キロくらい下を通過していきましたが、あれがNearMissというやつなんでしょうね。
それにしても、向かってくる飛行機の速いこと。
横にとんで行く飛行機はゆっくりにみえますが、こちらに向かうのは速かった。
まあ、あの禿げデブオヤジ、、今回は五月までタイ。
相手が若いから相当痩せるであろう、、と仲睦まじい体操のことを語っておりました。
五月にもう一度日本に行きますが、きっとぼくは彼を確認できなくなるほど
痩せこけていることと思えば、彼と再会しないと喜ぶことができるのでしょう。
参考までに、アメリカ特有の超デブさんは、僕が通うジムにも時々やってきます。
シャワー室で裸になった時、、彼等は臭いんですよ、
雲子をした時に、絶対に拭技ができない、、要は手がまわらないのだと思います。
犬のワンチャンたちのように拭いていないのだと思うのです。
だから彼等が衣服を脱ぐと糞臭いので僕はすぐに退散します。
それをオモウと、タイのGirl Friendさんは、オッサンが衣服をつけていても脱着していても臭いのだろうなあ、と人ごとながら心配です。
相撲とりなんて、弟子がお拭きになるのでしょうね。
ツール・ド・フランスなんかですと、
自転車にまたがる選手が自転車上でショーツを半分ずらし下ろして、馬のごとく走り乍ら、糞っ垂れ!をやるのです。
それをお拭きになるのは、後続するサポート車の窓から伸びるメカニックの手。
もちろんトイレットペーパーを握ってますが、何億という賞金を前に、糞停車はできないのです。
それがプロ自転車ロードレースの世界です。
トライアスロンでも、女子選手がRunのゴール寸前でシャガミ込んでしちゃいましたね。
執拗に彼女を追っていたTVカメラも、それをみてカメラを遠ざけた。
この時は整理中のおChiだったそうです。
彼女が懸命になってTVカメラを追い払おうと手を振っていたのに、TVカメラはそれが理解できなかったのです。
まあ、何を言いたかったか。
最近超肥満のオッサンたちからの臭攻めにあったことがある体験談をまじえて、7時間立ちフライトのお話でありましたが、本当は、これは書き出しでしかなく、本当に書きたかったことは、四月の日本行きフライトでのオトナリさんとの会話でした。
ライシャワーの側近をつとめ、駐日大使館勤務後には南ベトナムのサイゴン大使館、陥落二週間前にサイゴンを出た人との会話です。
彼は、進駐軍の兵隊として日本にやってきて、その後、米国政府のForeign Service(外務省ですね)勤めになり、各国の大使館勤め。
皮切りが戦後から68年までの日本でした。
68年だったら僕は赤坂の米国大使館前まで行ったたよ、と伝えました。
ほんとかね、と笑みを浮かべた彼。
そう、戦争をやめろ! アメリカは帰れ! エンタープライズ寄港反対! と叫んでいた、と僕。
今一番シェアーしたいことは、僕が信じていることを彼は証言してくれた、ということです。
ルーズベルト大統領は、真珠湾攻撃を知っていた。
対アメリカ国民には寝耳に水の奇襲であった、と印象づけて反日感情をいっきに高めたかったのでハワイの司令官にも警告を出さなかった。
これを彼が言いました。
普段から僕が主張してきた説です。
この他にも興味深い話は多かったのですが、この手紙が禿げデブに関しての前置きで長くなったのでまた後日お伝えします。
A Smile
A smile costs nothing but gives much.
It takes but a moment,
but the memory of it sometimes lasts forever.
0426 Sat.
現物株なら40銘柄の中から少なくとも2銘柄くらいは、いいエントリーチャンスのタイミングを見つけることができる。
だが、Emini のトレードのチャンスはこうした現物株に比べると相対的に少ないといっていいだろう。
2銘柄しかかないから、まあ当然なのだけれど。
Emini はナイトセッションのトレード時間帯があるため、ギャップを利用したプレイをした方がいいのかそれとも、ギャップを表示しないで、トレードをする方法がいいのか?
悩ましいところだ。
下は、ギャップを表示しない例だ。
このモジュールを使えば、このようにギャップを使わなくても、セッションごとの抵抗線をを使ったトレードが可能になる。
また、これは昨日金曜日のマーケットだが、灰色のMAをブレイクダウンして下げるケースだったが、トリプルセットアップゾーンではないために、トレードのチャンスを見つけることができない。
だがダブルセットアップのモードで、ガイドラインを表示させると、下のチャートのように、トレードのチャンスが生まれる。
最新のコンディションマクロ版は、ダブルセットアップ、トリプルセットアップ、クアトロセットアップを選択できるようになった。
こうした自由度の広がったマクロプログラムは、様々な銘柄とタイムフレームとトレンドでガイドラインをチャート上に描画し、トレーディングについての基本知識があれば、様々なアイデアを提供してくれる。
トレーディングの解析は、まさに、どんなゲームよりも面白いロールプレイイングゲームだといってもいいだろう。
このモジュールを使っていると、時間が経つのを忘れてしまう。
チャートの解析作業そのものを、楽しく奥の深いものに感じさせてくれるからだろう。
0425 Fri.
今週末から、ペーパートレードセミナーを開催するが、今回参加される皆さんは、ある程度のレベル以上の方ばかり。
ということはセミナーの進行がとてもやりやすい事に加え、どこに重点を置けばいいかというポイントがバラけないため、参加される皆さんにとってもラッキーかな。
というわけで、セミナーを前にして昨日は一応休養日。
けれど、いろいろやるとこともあるので、家でゴロゴロしているわけにもゆかず、終日ウロウロ。(笑)
しかし、暖かくなってきた。
時々感じる草木の匂いが、初夏を感じさせてくれる。
ダブルセットアップ
木曜の日本株マーケットのように、「おいしいセットアップデイ」が過ぎると、そこからいわゆる「調整期間」に突入する。
次のステップへの準備段階なのだけれど、もちろんそのゾーンでも、十分な変動幅があるケースが多い。
そういう場合、次のセットアップまで待つというのが基本なのだが、それができるようになると、次のステップとして、こうした調整期間のゾーンにあるパターンを獲るという方法がある。
CQGのガイドを使ったトレード方法はとてもわかりやすいから、見続けていると、このあたりで色が変わるだろうな、という予測ができるようになる。
そうすると、次の例のように、あらかじめその色の変化を「先読み」して、待ち受けることができるようになる。
このように色が変わる前にエントリーして、色が変わったピークで売り抜けるという方法だ。
下が、その賢いマクロプログラムでスキャンさせた例だ。
これはガイドラインを表示させるいわゆる、クアトロセットアップに限りなく近いトリプルセットアップではない、いわゆる「ダブルセットアップ」に変更して動作させた例だ。
このバージョンは、パラメータで、 setup を 2,3,4と変えるにつれて、それぞれダブル、トリプル、クアトロ と、セットアップ条件を変化させることができるという優れものだ。
だが、そうすると問題も出てくる。
手動でセットすることができるため「そのマーケット」に合わせて正しくセットしないと、ロスを出す機会を増やすだけに終わってしまうから、注意が必要だ。
F1が、天候の具合を予測して、ドライタイアにするか、レインタイヤにするかを決めるようなものだといえば、わかりやすいだろう。
まあ、チョイスを間違っても、それなりには走れるけどね。(笑)
このバックテストモジュールを、コンディションマクロ用の軽いバージョンへ移植。
というわけで、明日動作テスト。
どうなるか楽しみだ。
0424 Thurs.
オーバーナイト
CQGのスキャンシステムでは、プログラムが生成したガイドラインを使っている。
チャートにパターンがあるように、このガイドラインにもパターンがある。
オーバーナイトをする時に、このパターンが結構役に立つ。
タイムフレームを長くすれば、オーバーナイトのトレードのリスクを大幅に下げることができる。
トリプルセットアップとクアトロセットアップの違いをよく理解していれば、このパターンを見つけることはそれほど難しくないはずだ。
ではこうしたパターンが、よくわかるような30分足を使って、チャートを表示させてみよう。
さらに下は60分チャートだ。
いかがだろうか?
上のチャートはすべてオーバーナイトの例だ。
これらのチャートに共通するルールはあるのだろうか?
こうした考え方が、古い考え方をブレイクスルーさせる原動力となる。
方向が読めないと、反対サイドへ動くかも知れないという恐怖心から、オーバーナイトはデイトレーダーから嫌われる宿命にあるのだが、一方でパフォーマンスを飛躍的に高くすることができるのもオーバーナイトなのだ。
チャレンジすることはいくらでもあるのが、トレードの楽しいところだ。
0423 Wed.
米国マーケットライブWATCH雑感
基礎セミナー恒例の月曜夜の米国マーケットライブWATCHは、米国の夏時間の影響で日本だと午後10時半から。
終電を気にすることなくゆっくりと見ることができるだけれど、そういうときに限ってピークは早く来る。
TAMURA氏が後ろで書込まれていた記録を見ても、22:57分には、ピークを付けてしまったと書かれているように、ほとんどの銘柄は30分で終わってしまった。(笑)
セミナー会場では、プロジェクターに映写できるのは1画面だけれども、説明のために Real Tick と CQGの合計4画面の交互にスクリーンに表示しなければならずやたら忙しかった。
CQGを使い出してからというもの、Real Tick は、レベル2と執行ウィンドウだけの表示ソフトとなってしまっている。
CQGだと、ガイドラインへ開始直後から色が付くため、エントリー候補かどうかの判断がリアルタイムでできるのだからね。
Real Tick だと、あらかじめ少し長めのチャートで、パニックが起こりそうな銘柄を選択しておくのだけれど、マーケットが始まると、必ずしもこちらの思惑通りの方向へ動くとは限らない。
どちらへ動くかの予想は始まる前は50%前後の確率だから、マーケットが始まってみると、反対方向へ動く銘柄も当然出てくるわけだ。
すると、たとえばロングサイドへ動けば、トリプルセットアップゾーンへ突入する銘柄があるとしよう。
マーケットが始まって下げ始めた場合、トリプルセットアップではなく、ダブルセットアップの領域でトレードをすることになる。
それもリバーサルパターンでだ。
これは言ってみれば、逆バリのトレードなのだ。
経験があれば、こういう事を頭に入れてトレードをすることもできるだろうが、経験が少なければ、とてもこういう事にまで、考えが回らないケースが多い。
そうすると選択肢は3つ。
1・反対に動けば、あらかじめ決めていた銘柄のトレードはやらない。
2・悪いセットアップ条件でも、あらかじめ決めていた銘柄をトレードする。
3・新たにセットアップ条件のいい銘柄を探す。
1・あらかじめ決めていた銘柄のトレードはやらない。
これは簡単そうでいて、なかなか難しい。
どうしてもトレードをしたくなるのが人情というもの。(笑)
そこで、「2」の「悪いセットアップ条件でも、あらかじめ決めていた銘柄をトレードする」という選択肢を選ぶと、ロスを出すことになったり、十分なゲインを獲れなくなるという事態が発生する。
かといって「3」の「新たにセットアップのいい銘柄を探す」といっても、すでにエントリーポイントを過ぎてしまっていたりする。
なかなか思うようには行かない。
だからどこかで「折り合いを付け」てトレードをしなければならないのだけれど、経験が少ないと、折り合いのつけ具合がうまくゆかずに、トレードに影響を及ぼすことになる。
このように分析してみると、トレードでのパフォーマンスを上げるには「銘柄選択」の問題をクリアすることが非常に重要になってくる。
銘柄としては、モストアクティブ銘柄20銘柄とそれ以外のナスダック100銘柄の20銘柄の合計40銘柄を監視しておけば十分だ。
だが、2種類のタイムフレームで見るとなると、80銘柄を表示させなければならず、そうすると、3ディスプレイとか4ディスプレイのシステムが必要になる。
こうした状況を打破するのが「感染マーク」。
CQGのマクロで色を付けておけば一目瞭然。
マーケット開始の数秒後には、長めの15分チャートで、その銘柄がロングエントリーゾーンにあるのか、それともショートエントリーゾーンにあるのか、それともトレンドがはっきりしないゾーンなのかが一目でわかる。
ここまで来れば、色の付いている銘柄を、ガイドラインのチャートへ表示させて、エントリーのタイミングを監視をするだけだ。
【5823】SNDK 上げている Long 22.34 TAMURA - 03/4/21(月) 22:40 -
SNDK Long22.24
【5825】Re(1):SNDK 23.39 done TAMURA - 03/4/21(月) 22:43 -
DOJIが出てきたので脱出
昨日のライブWATCHでも、いろいろと説明をしながらも、いい銘柄をすべて、チェックすることができた。
その結果はこちらをどうぞ。
「おいしい銘柄」をほぼ逃すことなくキャッチできるから、もっといいパターンの銘柄があるのではないかと、ウロウロ探し回る必要がなくなる。
またそうしてウロウロ探している時に限って、いい銘柄はエントリーポイントを過ぎてしまっているのだ。
トレードとはまさに諸行無常。(笑)
自分だけが、「いい銘柄選択のカヤの外」にいるのではないかという「焦り」の全くないトレード環境は、まさにストレスフリー。
これが最もこのシステムに魅力を感じる部分だ。
それもパソコン一台の 2ディスプレイシステムで可能になるのだ。
努力をすればこうした環境を、個人で手に入れることができるのだ。
「この夢」の現実化には、トレードソフトの選択肢の広さに加え、パソコンの性能と、回線速度の向上が、大きく影響している。
いい時代になったものだ。
0422 Tues.
平凡な結論?
先週最後のトレーディングデイに当たる、米国の木曜のマーケットは強かった。
イラク戦争の戦闘終結を受け、さらに企業業績の発表で、下げ止まり感を好感したのだろうか、素晴らしいブルマーケットだった。
こちらにあるギャッパーズ・アイでは、35銘柄のチャートをすべて掲載。
選択したのは、ナスダックの出来高が多い銘柄(モストアクティブ銘柄)を値段の高いもの順に15銘柄。
そしてナスダック100に採用されている銘柄で「モストアクティブ」リスト以外の20銘柄。
合計35銘柄を、比較的ゆっくりとトレードをすることができる10分チャートで、ピークギャップのモジュールを動作させた画像をすべて掲載した。
システムのモジュールのパラメータは標準のままで、すべて同一。
ギャッパーズ・アイ
のチャートを見ればわかることだけれど、スキャン結果を まとめてみると・・
モストアクティブ銘柄
Gain の数字が空白の銘柄はエントリーなし
日利益はその日のゲインを終値の株価で割ったパーセント
年利は日利益に一週間5日の52週として260日を単純に掛けた数字
ナスダック100銘柄
Gain の数字が空白の銘柄はエントリーなし
日利益はその日のゲインを終値の株価で割ったパーセント
年利は日利益に一週間5日の52週として260日を単純に掛けた数字
モストアクティブ銘柄
15銘柄中10銘柄がヒット。
つまり5銘柄はガイドラインが灰色のままだったので、エントリーチャンスがなかったということだ。
1銘柄の平均利益幅は1220ドル。
ナスダック100銘柄
20銘柄中13銘柄がヒット。
1銘柄の平均利益幅は681ドル。
株価に対しての利益の割合を見ると最低で156%、最高で4671%。
ガイドラインが出た銘柄の勝率は何と100%。
パラメータをいじって結果がよくなるように細工をしたインチキなチャートだなどと言われても仕方のないような数値だ。
だがこれは事実なのだから、仕方ない。
まあこの日のこの銘柄だけのことで、運が良かったのだろう。(笑)
株価に対しての利益の割合はCOSTが最低だったけれど、34.6ドルの銘柄で150ドルしか獲れなくても、これくらいのゲインをコンスタントに得られれば、年で156%もの利回りになるわけだ。
だから無理をして大きなゲインを狙う必要はない、ということだ。
ごく平凡な結論となってしまうが、エントリーさえ無事できれば、確実に勝つことを心がけて脱出することが大事。
当たり前すぎるけれど、それを確実に実行することができるかどうかだ。
欲が邪魔をするからね。(笑)
最近の私の近況&コラムのミックスが出来ましたので送付します。
いつも変てこな文ばかりですみません。(^^;
トレードの話が今できないので今回は玉突き談義です。
あしからず。(笑)
プロから教わるという事
たった1回のミスでマーケットから 「退場!」と レッドカードを出されて早2ヶ月になろうとしている。
私はE−miniをやっていたので、夜に時間が出来るようになった。
資金が不足してしまったので、トレードはしばし静観。
少し残念な思いもあるが、あせらないことも大切なトレードの訓練。(^^;
てなわけで本ばかり読んで、トレードもしないでは少し物足りない感もあるので、気晴らしに近くの玉突き場によくでかけるようになった。
通称ナインボールと呼ばれるビリヤード場の花形ゲームを初めて友達から教わったのはかれこれ20年以上前になる。
当時、若きトムクルーズがポールニューマンの手ほどきを受けて、アメリカ中のビリヤード場を渡り歩きながらその技術をマスターしていく「ハスラー2」が公開され、竹の子のように出現したビリヤード場は来る日も来る日も行列で2、3時間待ちなんてざらであった。
見よう見真似で玉を突いていたので、技術的には自分の感覚でしかポケットにボールを落とすことしかできないままブームも去り、長い間、緑色のラシャとは無縁であった。
ビリヤード場には大きく分けて3種類ある。
ボーリング場やスケート場に併設してあるいわゆるアミューズメントの1つとしてのもの。
2つ目はインターネットカフェやカラオケに付属しているラフな遊技場。
最後はモノホンの連盟プロが専属でいる昔ながらの玉突き場と呼ばれるもの。
仲間うちで入った、入らないと言って楽しむレベルならプロの手ほどきは要らない。
しかし、なんとしても9個全てを連続で落とそうと目標を立てたのならプロから指導は不可欠なものになる。我流では絶対に不可能なのだ。
ブレイク(玉を崩すこと)して最初に9ボールを沈めても、面白くないと思うようになると、もはやビリヤード病に侵されつつある。
技術で落としたいという考えになっているからだ。
勝ち方にも美学がある。
うまくなりたいならどんな道でもプロに教わるのが1番近道。
私がたまたま行ったビリヤード場は古くからの玉突き場で、
そこのマスターは既に17年もプロとして玉突きを生業とし、アマ時代にローテーションボールで日本チャンピオンになったこともあるMさん。
色々なことを教えてくれる。
毎日通う私にあきれたのか私が突きにいくとスッと自分のキューを持ってニコニコしてやってくる。
近所のパチンコ屋でもよく会う。(?)
「目先のボールだけにとらわれては駄目です。ラシャ上にある全てのボールを見て、また大局的に戦略を練らないと全ては落とすことはできないです。
それから失敗したら、すぐ気持ちを切り替えること。ミスは現実であり、ボールはもとに戻りません。
また最初描いた自分の作戦もフォーメーションに応じて柔軟に変えていく技術も要ります。」
マスターはそう言ったかと思うと、しっかり手玉を見据えて、眼光キラリ、ソフトなフォームからスッと伸びるキューから放たれた手球は、生き物のように縦横無尽に走り回る。
ピタッと次のボールの打ちやすいポジションに配置をセットUPする。
「大切なのは楽しむこと。我々のようなプロになれば食べていくための工夫がそれなりに必要ですが、その前段階として、楽しんでこの道が好きにならないとはじめはいけません。
義務では決してボールは思うようには操れません。
まずはやさしくボールを扱うこと。
そして、失敗してもそれは次への技術の進歩の材料として加味されるので気にしないこと。
最後はマナーを守って謙虚に練習をすることです。
何ども壁に当たってうまくなっていくのです。
一足飛びにうまくはなりません。」
向こうのポケットの手前の9ボールを一瞬見て、「自分のフォームが決まれば見て無くても玉は入ります。」
私の顔を見ながらキューを出すと手玉は9を弾いてポケットインした。
「我々が簡単に9個を落とすように見えるのは、実は自分の手玉をコントロールできるからです。
1個は自分の実力で入れて、2個は偶然、3個目も超ラッキーでも素人の方は4つ目を落とすことはできません。
プロとアマの違いは、そこに大きな開きがあるのです。
自分の手玉をコントロールして、次のつきやすい場所に持っていく。
そこがポイントです。
手玉が命です。
絶対に手玉をポケットに落とさない努力をする。
プロでは手玉がラシャ上から消えたら負けの確率が高くなります。
難しい玉を落とすのではなく、簡単な配置になるようにコントロールするのです。」
おしっこもらすくらいびっくりしている私を見てマスターはこう言った。
「全てにおいていえることですが、プロになるとたった1回のミスが命とりになります。
優勝目前にして大逆転されることだってあります。
じゃあ、どうしたらそれを防げるか。
その答えはありません。残念ながら。
ミスはつきものです。
失敗せずに全てを落とすプレーヤーは世界チャンピオンだって無理です。
じゃあなぜ世界ランキングがあるのか。
それは上位の人ほどミスが少ないのです。
言ってみれば技術が同じ世界の大勢の中でミスを少なくするのです。
それが生き残る秘訣です。
かっこよく玉を入れるからではなく、プロはミスが少ないからプロなのです。」
ビリヤード狂の前に私はトレード狂である。
しかし、闘いの場を別の場所にかえても共通することは一杯ある。
目先のボール=目先のトレード。
手玉が命=資金が命。
ミスが少ない=ロスカットを小さくする。
目の前のトレードばかりに目を向けていた私の考えは大きく変わった。
儲けなければならない。
早く技術をマスターしなくてはならない。
失敗は嫌だ。etc.
これら全てトレードの技術をマスターしていく上でなんらいい結果を残すものではなかったのだ。
肝心なことを忘れていた。
「楽しむこと」
どちらかと言えば苦しみが多いストレスばかりでは、これからトレードを続けるにしても無理がある。
プロの仕事は芸術品である。
その知識、技術、スタンス、考え方。
お金や少々の時間を使って簡単に手に入るものではないのだ。
そうおもうとなんとなく自分のミスも生きてくるような気がして、今日もマイキューを磨いている私。
何か違う気もするが、まあいいか(笑)。
0421 Mon.
トレードを楽しむために
トレードの世界では「仮説を立てて検証する」つまり仮説を「比較」 する作業を繰り返すことで、トレードのスキルを押し上げてくれる。
他の仕事だと、調ベルために出かけたり、人にあって聞いたりするだけではなく、様々な工夫をしなければならない。
それに仮説の実証には数時間から数年かかるのはザラだ。
たとえば、イラク戦争の戦費負担でアメリカの財政悪化が懸念され、それが日本にどういう影響を及ぼすのか、などといった議論があちらこちらのメディアで行われている。
赤字の米国財政が悪化する傾向にあることは経済分野の専門家でなくても、容易に推測できるだろう。
また、日本は自国の安全保障上の問題もあるから、米国から費用負担を要請されれば、きっぱりとは断れないのは、目に見えている。
そうして待つのは非常な努力と忍耐が必要にな り、時には待っているうちに、検証すべき要素が変化してしまい、検証そのものが成り立たなくなったり、その結論がどうなるのかという興味そのものが薄れてしまう こともあるだろう。
世界経済を牽引する米国経済が減速すれば日本経済には大きなマイナスで、さらに国内要因だけでは景気回復を支えるような要素がないから、まずます不景気になるのは明らかだ。
このように有効な仮説とその検証がなければ、有効な対策を打ち出すことはできない。
こうしたスパイラルに陥って10年以上の年月が経過しても、有効な対策が立てられないのは、こうした構造的な難しさも影響している。
だが、トレードの場合は1分とか10分という単位で、マーケットからすぐにその答えが返ってくる。
このようにトレードの場合は、仮説を実際のマーケットで検証することができるのだから、思い切って大胆な仮説を立てることも可能だ。
その「考え」が役に立つか、それとも使える結論へ繋がるのかはの違いは、有効な仮説が立てられるかどうかにかかっている。
だから、その仮説がいわゆる「常識」からはずれているかどうかなどを気にし過ぎると、そこで限界が生まれる。
思い切って違った方向から取り組んだ方がいいケースが多い。
だが、一人で「こうした仮説を考える作業」を続けていると、空回りすることもある。
そういうときには人の意見、うまくゆかない人や、うまくいっている人の意見を聞くと、新しいヒントを掴むことがある。
そうして「そうかあ」とか「それは妙だなあ」「じゃあどうしてそう考えるのか・・」などと、自分の考えを展開させ、まとめてゆく。
これもトレーダーの仕事の一つだ。
今までは、いわゆるマニュアルでのトレード。
チャートにラインを引き、トレンドを確認して銘柄をあらかじめ選択しておく。
この作業はいわゆるトレードのための準備で、レストランでいえば「仕込み」という段階に相当する。
こうしてパニックが起こりやすい銘柄を6銘柄ほど選択できれば準備完了だ。
6銘柄がどちらへどう動けば、どういうプレイが可能かはあらかじめ15分チャートを見てわかっているから、マーケットが始まると1分と3分足の2種類のタイムフレームで銘柄を監視し、セットアップに嵌ればエントリーだ。
基本的には1分チャートでエントリーをして、3分チャートでトレンドを監視する。
1分チャートばかりを見ていると「木を見て森を見ず」状態になってしまい、大きく上昇するケースで、十分なゲインを獲れないことになるからだ。
でポジションを持っているときは、時々15分チャートも見て、利益幅を最大にするチャンスを逃さないようにする。
一度エントリーをしたあとに、やるべきことはただ一つ。
最大の利益を得るにはどうすればいいかという点に集中することだ。
こうしたプロセスができるようになったとき、次の目標を何に設定すればいいのだろうか?
トレードでは利益の絶対量を増やすことは大事なポイントだが、それが希望する水準まで達成できれば、あとはトレードを楽しむ方向へシフトする。
つまり、ストレスの少ない状態でラクにトレードをしようというわけだ。
このクイックスキャンシステムの狙いはまさにそこにある。
だから、このCQGの持つマクロプログラムを使って難しいプレイや新しいプレイを開発するよりも、今までに既に実績のある方法をプログラム化しようと考えたわけだ。
で今年の1月から開発を始め、まずクイック系のクイックマジックをプログラム化。
そして現在はギャッププレイモジュールがほぼ固まり、基本となるコアの部分はほぼ完成だ。
これで、開始直後のモーメンタム系のプレイと、その後のトレンドフォロー型のプレイとがシステム化されたというわけ。
この2種類があれば、日本株にも米国株にも、言い換えれば、公正なマーケットであればどのマーケットであれ通用するだろう。
で今後のスケジュールだが、まず募集を開始した米国株のペーパートレードセミナーを4月下旬から開催。
今日最新のモジュールのプロトタイプが完成したので、これから検証を開始するが、下のチャートがそのモジュールを動作させたもの。
エントリーのガイド(太く薄い水色のライン)をコンディションマクロでまず表示させている。
そして、バックテストモジュールの、ギャッププレイモジュールのV2モデルとV4モデルを同時にスキャンさせている。
ギャッププレイモジュールのV2モデルは、30トレードデイで10950ドルの利益を出し、V4は30トレードデイで6500ドルの利益ゾーンを示している。
この違いだが、エントリーの抵抗線をV2はうんと短いタイムフレームで見て決定し、ホールドはこの10分のタイムフレームで見ている。
V4モデルは、エントリーも脱出も10分のタイムフレームで見ている。
この違いがトータルの利益幅の違いとなってあらわれているのだ。
つまり、V2の方が、エントリーをしたタイムフレームより長いタイムフレームでのトレンドを見てホールドしているということになる。
V4は選択したエントリーも脱出も選択したこの10分にタイムフレームに依存しているということになる。
これは、実プレイをする上で、多くのヒントになる要素を含んでいる。
セミナーではこの2つのバージョンを使って、長めにホールドをして利益を延ばすための、ノウハウを学んでいただけるはずだ。
トレンドフォロー型のギャッププレイモジュールでは、タイムフレームを長くすれば、オーバーナイトのトレードのリスクも大幅に下げたトレードが可能になる。
このセミナーが終了すると、次はアドバンスコースの上級プレイのセミナーを開催。
これは去年開催してから約1年ぶり。
以前からリクエストがあったのだがなかなか開催できるスケジュールがとれなかったため、5月の連休を利用して開催することにした。
去年の受講者の方の約半数の方が現在も好調にトレードを続けられているようで、生存率?としてはかなり高いといえるだろう。
さすがアドバンスコースを受けられるだけのことはある。のかな?!
今年はCQGを使ってこのアドバンスプレイを、よりラクにできるような内容を予定している。
詳細は決まり次第掲載の予定。
なお、申し込み人数が少なければ開催を中止することがありますので、ご了承ください。
ちょっとスケジュールがきついので。
ってちょっと腰が引けているなあ。(笑)
0420 Sun.
サウンズ・ニュー
先日朝オフィスへ行く途中で、バージンレコードへ立ち寄った。
朝11時前だったので、当然の事ながら、店内はガラガラ。
立ち寄った理由は、このように「2枚買うと15%オフ」だという表示につられたため。(笑)
この間銀座の山野楽器で、試聴したのだけれど、いいのがなかったので、今回はひょっとして・・という期待も込めて。
いつも試聴をするときに、店員へ、店内の音楽の音量を下げてくれと注文を付けるのだが、この悪しき習慣は、日本のこの手の大手量販店に共通する問題だ。
もっと、音量を下げた方が、客は耳をそばだてて聞くのにねえ。
ヘッドホンをしていてもウルサイくらいの音量は、試聴の邪魔以外の何者でもない。
いつも店員へアドバイスをするのだが、一向に改善される様子なし。
音楽CDを売る店が、音量に対してあんなにデリカシーがないというのは、まさに「仏作って魂入れず」。
文句はこれくらいにして、結局は3枚お買いあげ。
残念ながら、私が購入したCDは3枚とも、15%オフのシールなし。(笑)
まず1枚目
ダイアナ・クラール / Live in Paris
ライブ版
シアトルでコンサートに行ったときの様子
なつかしいなあ・・
ここでサンプル
を聞くことができる。
ダイアナ・クローだが、何故か日本ではダイアナ・クラールとなる。
まあよくあることで、何しろブギャーリがブルガリとなり、シャナールはシャネル、コスコだってコストコと変身するからなあ。(笑)
DVD版は持っているのだけれど、CDも持っていてもいいかなと。
美人だけれど、奏でる音楽は、何といえばいいのだろうか、芯がかなり男っぽくガッツがあるというタイプの表現をする。
媚びずにストレートな表現が、女としての魅力も引き立てている。
内容は既に知っているので迷わず即決。
I've Get You Under My Skin が好きだ。
'S Wonderful > 選曲もなかなかのもの。
ラストの「素顔のままで(Just the Way You Are)」はスタジオ録音の「おまけ」。
当然だが音が素晴らしい。
彼女のハスキーな声と、しっかりしたピアノが楽しめるうえに、マイケル・ブレッカーのサックスも絡む。
もうちょっと聞きたいなあ・・と思ったら間奏で登場。
でも、もっとバリバリ吹いて欲しい。
最後はソロを吹きながらフェードアウト。
ちょっと短いぞ。(笑)
まあ「おまけ」だから、仕方ないか。
ただ、このアルバムは、彼女のアルバムを1枚も持っていないという人には不向き。
ザ・ルック・オブ・ラブの方がお勧め。
2枚目
キエリ・ミヌッチ Chieli Minucci / Night Grooves
ここにアルバムのレビュー
あり。
ここで試聴可
SPECIAL EFXのギタリストの最新作。
1曲目
いきなりギター、サックス、ストリングスが絡みあい、ミッドテンポの軽快なノリでリフを繰り返すが、リズムにも一定のパターンがある。
途中からアドリブっぽいフレーズも入るが、かといって定型のAA’Bパターンというわけでもないという展開。
本格的なソロはないが、リズムがいい。
それぞれのソロを効かせるというより、アレンジと構成のセンスで勝負といったところか。
2曲目
少し遅めのジャージーな雰囲気のバックだ。
中低域の弦を使ったリフが絡まるが、サックスとのユニゾンのあと、短いアドリブをスパイスとして使っている。
リズムがとてもシンプル。
ベースもいい。
音楽のツボを知った渋さが全編に漂う。
この2曲だけでもこのCDを買う値打ちがあると思う。
そういうアルバムだ。
3曲目
さらによい。
全曲自作自演で、アレンジも本人。
後半では、アコースティックギターのサウンドも楽しめる。
ちょっとセクシーなサウンドだ。
ここまで聞いて買わない人は、路線が違うということだと思う。(笑)
3枚目
ラーシュ・ヤンソン・トリオ/Hope
Lars Jansson
はスウェーデンのピアノ弾き。
ここで試聴
可。
1曲目
イントロはピアノソロ。
ヨーロッパっぽい神経質さと難しさを少し感じるが、すぐに少し早めのリズムが入り、少しテンションが緩む。
サウンドについてだが、EASYさと難しさのバランスが、なかなかいいと思う。
ちょっとキースジャレット風に声を出すという、エキサイティングな面も覗かせるのは、ちょっと意外だ。
3曲目がアルバムタイトルの Hope.
リリカルで美しい曲だ。
甘くならず、少し辛口のサウンドは、なるほどスウェーデンだなあと納得。
4曲目の少しモタれ気味の4ビートも、よろしい。
ヨーロッパのアーティストにありがちな、演奏する側の独りよがりにはなっていないし、かといってウケ狙いのようなところもなく、アルバム全曲を通して楽しめるバランスの良さが、このアルバムのいいところだと思う。
早送りや曲飛ばしをしようという気にさせないアルバムだ。
こういうアルバムに出会うと、何となくちょっと得した気分になって、一日をいい気分で過ごせる。
0419 Sat.
【56】我、思考錯誤ス プライベートライアン - 03/4/17(木) 5:52 -
再び「COOLに過ごそう」に掲載していただきまして名誉に思っておりますプライベートライアンです。
さて、今回も新マクロCQGでデモトレードを行ってみましたので報告いたします。
事前準備:
再び16銘柄に絞る。
やはりチャートが小さすぎてQMのサインが見辛いのと、25銘柄をやるよりも16銘柄でファイブスターセットアップをじっくり見て確実に取っていく方が良いと判断したからである。
それに25銘柄は私の情報処理能力を超えているかもしれない。
(単にアホなだけかも……)
16銘柄は20ドルから30ドルの株に絞る。
これは純粋に私の予算的な問題である。
QMは3分足と15分足の2種でやることにする。
これで矢印出と蛍光マークが複合して出ない場合にはQMをやらずに30分ギャップかピークギャップに切り替えることにする。
要は“勝てそうな勝負しかやらない態度”に徹するのだ。
今までのように頻繁にエントリーしているととても実戦では持ちそうに無いので慎重になるよう心掛ける。
銘柄チェック
PAYX:日足でみて10MA,50MAの上にあるアップトレンド銘柄であるが、先月の29.42の高値が抜けなければ落ちるかも……15分チャートでも200MA,50MAの上にきておりアップトレンド銘柄。29.63の前日高値がネック。
AMZN:日足では10MAの下、50MAの上に位置する。
15分チャートでも200MAの下、50MAの上にある。下がるかもしれない。
COST:日足では10MA,50MAの上にあるアップトレンド銘柄。
しばらく抵抗線はないが、3日前の赤ローソクから2日間の青ローソク。
トレンドが維持するか終焉を迎えるか微妙なところである。
15分足でも当然両方のMAの上に位置し、蛍光色だしまくりのアップトレンド。
KLAC: 日足では10MAの下、50MAの上に位置する。
先月の39.97の高値が抵抗線かも……15分足では両MAの間。
DELL: 日足では10MA,50MAの上にあるアップトレンド銘柄であるが、4/7の29.67が抵抗線。
15分足では両MAの上にあるが微妙なところ。
GENZ: 10MAの下、50MAの上に位置する。
形からすれば上に抜けるかもしれない。
4日前の39.66がネック。
15分では両MAの上にきたところ。
IDPH: 日足では50MA,10MAの下にあるダウントレンド銘柄。
4日前の急落で不自然な形であるが昨日は下げ止まりの十字架となっている。
15分では両MAの間に位置する。
MERQ: 日足では50MA,10MAの上にあり上昇しそうな形であるが、33.64と34.62が抵抗線になる。
15分では両MAの上に位置し33.90の前日高値を抜いて上がってくればロング銘柄。
MERQ: 50MA,10MA の上という順番逆のアップ候補。
CMCSK: 日足では10MA,50MAの上にあるアップトレンド銘柄。
上昇トレンドは今日1日位なら持続するかもしれない。
しかし28.72と29.18に抵抗線あり。15分では両MAの上に位置するロング銘柄である。
4日前のギャップが埋められているので抵抗線は29.04か?
LLTC:10MAの下、50MAの上に位置する。
形からすれば上に抜けるかもしれない。
32.60の大きなギャップが気になるところ。
15分でも両MAの上にあるがやはりギャップが抵抗線になっている。
BMET:日足の10MA,50MAの間にある。
50MAで見事に下げ止まっている。
上に抜けるかもしれないような形。
15分で見ると両MAの下にありこれ以下になれば完全に下がるしかない形となっているダウントレンド銘柄。
MEDI:日足の10MA,50MAの上に位置し、ちょうど10MAを抜けたところである。
34.11が上の抵抗線。
32.64が下の抵抗線。
15分足では上昇トレンドであるがギャップで止まっている。
BGEN: 日足の10MA,50MAの交差部分にある。形からすると上に来そうであるが……。
35.56が上の抵抗線。
QCOM:日足の50MA,10MAの下に位置するのでダウン候補。
しかし形は上昇中。
MXIM:10MA,50MAの間にあり6日前のギャップに当たって上げ止まる。
あ、もうすぐ開始の時間だ。そろそろ実戦に向けたデモトレードに切り替えていかなきゃな……と思いつつトレードへ!
1戦目:
ダウ、コンポジット共に青キャンドル。
アップトレンドである。
私の目はCOSTに向けられる。
COSTはギャップダウンして青。
蛍光色なし……ダメだな、これは。
3分足であるしおまけに25銘柄から16銘柄に減らしたのでクロスチェックがやりやすい。
じっくりチャートを見ていくと、激しくギャップアップして蛍光色に染まり“誘いの青矢印”を出している株があるではないか。
それはMXIM。
矢印付きの青いバーはまるで背伸びをするかのように大きく伸び上がっているところだった。
ギャップは大きいが、アップトレンド場で株価は上昇中であり、ギャップは下にあるのだ。これは強烈なりサポートになってくれるかもしれぬ。
“某執行ソフト”にMXIMと打ち込みチャートを表示する。今日はサーバーの調子がいい。3分足の200MAも66A(1分足200MA)も下にあり、今のところMXIMの上昇を阻むものはないようにみえる。
そこまで見て取ってロングエントリー。
$38.74で1000株購入。
株価は階段をゆっくり上がるように上昇して39.05まで上がるが、その後反転。脱出。
結局0.13ポイントを得る。
MXIM 1000株ロング 0934時38.74 0948時38.87 +0.13 $130
2戦目:
1戦目の0.13ポイントものプラスは幸先がいい。
本当なら0.3ポイント取れていた筈であるが……と、今までの私なら欲をかくところであるが、勝つことが肝心だ。
また良い銘柄を探せばいいのである。
取りあえず3分のQMは成功だった。
次は15分のQMである。
CQGを15分チャートに切り替え銘柄を探す。
時計は0945時を打ち次のバーが出現する。
COST。
ロング銘柄とあたりを付けておいたCOSTは1本目に青いバーを伸ばして次に赤い矢印を出していた。
(ロング銘柄で、アップトレンドで赤矢印か……)
今までの私ならすかさずショートしていたであろうが、再びじっくり見る。
すると、2番目の赤いバーは急速にすぼっまって十字架となりQMを示す矢印も消えてしまったではないか。
待って正解である。1戦目の勝利は私に余裕と落ち着きを与えてくれているみたいであった。
(15分のQMは無理か……)
そう思って3分チャートに切り替える。
すると……蛍光色に染まった赤ローソクを激しく下に伸ばしている銘柄があるではないか!
GENZ!
そう。落ちる時はイラクのミサイルに撃墜されたアメリカの戦闘機の如くまっさかさまに落ちるアレ。
あの株だ。
まだイラクでは戦闘が続いているのだろうか?
私は“某執行ソフト”にGENZを表示させダウンウエーブに飛び乗った。
落ちる、落ちる、落ちる。
“プルバック”なんていう忌々しい言葉は、GENZは知らないらしい。
3分が過ぎ隣に出現したバーはいったん上昇しようとした。(プルバックあるじゃん)
GENZに十分なダメージを与えたと判断した私は、真珠湾を一撃だけして引き上げた南雲中将のようにあっさりと引き上げた。(……って、単に臆病なだけじゃん)
GENZ 1000株ショート 0948時34.97 0951時34.40 +0.57 $570
3戦目:
2戦目のGENZはボーナスである。
こんなことは毎日あるものではない。
今日の勝ち分からはGENZの分は分けて考えよう……と思いつつCQGチャートの“$”マークを押してGENZの赤いバーの長さを計る。
(1.0ポイントは取れていたか……)
まあ、贅沢を言っても始まらない。
0.57ポイントは上出来である。
そう思いながらCQGを眺めていると、30分ギャッププレイに最適な形を形成しつつある株があった。
KLAC。
そいつはマーケット開始時に記録した最高値から反転し、ギャップで跳ねて再び最高値をテストしようとしていた。
まさに30分ギャッププレイ候補である。
それにバーは全て蛍光色に染まっており抵抗線が無いのを示している。
事前準備では抵抗線は先日末の39.97……1ポイント以上も上!
私は身構えた。
蛍光色に染まっているが、本日の高値という抵抗線は確実にある。
ここら辺はユーザー側が判断すべきところだろう。
青いバーが伸び上がり、本日の高値を抜けたところでロングエントリー。
どんどん上昇。株価はいったん39.35を付ける。
(まだいける……まだいける……)
欲深な私の願いも空しくそこで大きく下落。臆病な私は39.17まで低下したときに半分利喰った。
そして残った株のロスカットポイントを引き上げる。
これで少なくとも負けはない。
残った半分に期待をかけるが株価はもう戻ることはなかった。
勝っているウチに脱出する。
KLAC 500株ロング 1013時38.89 1028時39.17 +0.28 $140
KLAC 500株ロング 1013時38.89 1035時39.08 +0.19 $95
4戦目:
(あーあ、あの時、手仕舞っときゃ0.4ポイント以上取れたのに……)
と以前の私なら考えるだろうが、今の私は「$200以上も取れて上出来」と考えるようになっていた。
2戦目のGENZのボーナスを除いたとしても$300以上も取れたのである。
(毎日こんな調子ならいいなあ……これが一月続いたら$6000にもなって、それにあのGENZのようなボーナスがあれば……ウヒヒヒ……)
と以前の私ならこう考えていたであろうが、今の私は冷静である。
黙々と決められたルールに従ってトレードするだけだ。
ふとCQGを見ると、蛍光色に彩られて大きく下げた株があった。
AMZN。
そいつは蛍光色の赤キャンドルの上に赤矢印を付けながら大きく下がっていく。
そして次のバーも赤。
(ちょっとタイミングが遅い目な気がするがまだ大丈夫だろう)
と、慢心気味な状態でショートエントリー。
だが、思ったほど下がらない。
やはりエントリータイミングが悪かったのであろうか。
(下がれ、下がれ……下がるんだよう!)
私は口からよだれを垂らしながら呪詛のように繰り返した。
(……って本当にそんな状態だったわけではありませんよ。あくまでも“心の中では”ってヤツです。ハイ)
祈りが通じたのか、株価は大きく下げ始めた。
しかしその隣に出現したバーは青。
それも大きく戻していく。
臆病風に吹かれた私は、1分の20MAにはまだ間があるにも関わらず半分利喰う。
その直後、株価は下降。
(し、しまった……)
臆病者が馬鹿を見た。
(でもマイナスじゃないし……)
と言い訳することも忘れない。
望みは半分残った500株。
再び下落を見せた株はまた上昇し1分の20MAに引っかかった。
手仕舞いしようとするが、……出来ない!
指値注文を受け付けてくれないのである。
いったんキャンセルして何とか手仕舞い。
ほっと息を抜くが……な、何と、500株の買い注文が通ってしまっているではないか!キャンセルしたつもりが約定されてしまっているのである。
このまま値上がりを待つほど私は無計画ではない。
慌てて500株を手仕舞いする。
AMZN 500株ショート1038時24.70 1047時24.61 +0.09 $45
AMZN 500株ショート1038時24.70 1054時24.43 +0.27 $135
AMZN 500株ロング 1054時24.43 1055時24.40 ―0.03 ―$15
5戦目
(まあ、負けたわけではないからいいか……)
手数料分のマイナスを考えると、とても勝ったとは言い難い無様極まりない
勝負をしているにもかかわらず、負け惜しみを忘れない私……なのである。
そんな私の目に再び獲物の影が見えた。
BMET。
やはり蛍光の緑色に彩られて赤矢印を出しながらも下がっていく銘柄である。
しかしそれは下がり始めてからかなり経過しており明らかにタイミングは遅い。
エントリータイミングの遅延による危険性。
それは底値のショート。
今の私なら十分解っているはずであるが、“4連勝負け知らず”という、DTNマクロ付きCQGによる今日の結果が、愚かなる私に更なる慢心を誘った。
ショートエントリー。
思ったほど下がらない。
じりじりと下がっていくが、その速度はとても遅い。
エントリー前まで急だったトレンドラインの角度がみるみる鋭角に近づく。
その角度は私のトレード経験と同じくらい浅く、私の恐怖を誘っていった。
半分利食い。危険回避。
その後株価は下がっていく。
ほっと一安心。
また下げ止まる。
停滞。
そして1分の20MAにぶち当たった。
ルール通り手仕舞い。結果は勝ちだが手数料で負け。
やってはいけない勝負をまたやってしまった。
※BMET 500株ショート1056時29.52 1107時29.50 +0.02 $10
※BMET 500株ショート1056時29.52 1119時29.48 +0.04 $20
(まあいいや。損害は少ないし、それに全勝のままならこの書き込みにもオチがつかなかったわけだし……)
と言い訳を忘れない前向きな私である。
結果
MXIM 1000株ロング 0934時38.74 0948時38.87 +0.13 $130
GENZ 1000株ショート 0948時34.97 0951時34.40 +0.57 $570
※KLAC 500株ロング 1013時38.89 1028時39.17 +0.28 $140
※KLAC 500株ロング 1013時38.89 1035時39.08 +0.19 $95
※AMZN 500株ショート1038時24.70 1047時24.61 +0.09 $45
※AMZN 500株ショート1038時24.70 1054時24.43 +0.27 $135
AMZN 500株ロング 1054時24.43 1055時24.40 ―0.03 ―$15
※BMET 500株ショート1056時29.52 1107時29.50 +0.02 $10
※BMET 500株ショート1056時29.52 1119時29.48 +0.04 $20
※は部分約定のためトレード数は7.5回分
計 +$1130
手数料計 $35×7.5 ―$262.5
総計 $867.5
(注:全てデモトレードですが、実戦想定なので金額に換算しております)
今日の反省を書き上げた今、その後の各銘柄を見直している。
(KLACは0.5ポイントは取れていた筈だし、GENZは1ポイントは取れていた……うわっ、BMET下がっていたじゃん。
あのまま頑張っておけば0.3ポイントはとれていたのに……くそう……本当なら$2000は稼げていた筈だ……毎日これだけ取れれば一月で数万ドルはかたいぜ!ウヒヒヒ……)
と、以前の私なら自分の下手さ加減を棚に挙げて皮算用をやっていたが、今の私は「勝ててよかった」という気持ちしかない。
(……って皮算用やってるじゃん)
今回は5連勝(手数料分を考えると4勝1敗)でした。
新マクロを使ったCQGの威力は絶大です。
プロフィットが大きくないのは、単に私の腕が悪いせいです。
実戦想定と言いながらも、新マクロのサインにつられてかなりエントリーしております。
例によりましてチャートは、『東横線で新丸子と元住吉の間にある駅の名前から、“小杉”を引いたのと同じ名前』のソフト……あっ、ではございません!
CQGでした。
何故連日彼のトレードの記録を掲載するのか?
彼の書いたことがより理解できるようにと、お節介にも勝手にチャートを添付させていただいている。
彼のトレードは、初心者が陥るバカなことやヘマが、きちんと、そして漏れなく網羅されている。
だが、こう書いたら周りからどう思われるだろうかとか、こう書いて笑わせてやろうとかいったようなことは、多分考えていないだろう。
ありのままを書いていると思う。
にもかかわらず、必ず一カ所は笑わせてくれる部分がある。
トレードを楽しんでいることや、また逆の感情もよく伝わってくる。
だから、思わず思わず声を出して笑ってしまうのだろう。
彼はプロを目指しているという。
だが、どうなるかは、誰にもわからない。
彼自身にもわからないと思う。
私がここへ掲載しているのは、彼の書いたものの何割かだけだ。
だがこれだけでも、書くにはかなりの時間をかけていることは、容易に推測できる。
だがその見返りは、いつか必ず何かのカタチで戻ってくる。
いや、彼はすでに着実に前へ進んでいることを感じているのかもしれない。
だからあれだけ書けるのだろう。
情熱とひたむきさは、いつまでも忘れたくないものだと思う。
と思わせてくれるものって、そうあるものじゃないからね。
0418 Fri.
モジュールの使い勝手雑感
クイックスキャンシステムを米国株と日本株のマーケットで検証を続けている。
色で判定できるから、移動平均線やギャップを特に意識する必要はないためエントリーをするタイミングがとてもわかりやすい。
つまりは監視中のストレスが少ないということになる。
特に最近のマーケットは難しいパターンが多いのだけれど、無駄なエントリーを避ける、つまりロスの機会を激減させることができる。
経験の少ないトレーダーは実トレードで、エントリーできる場所かどうかの冷静な判断ができないために、エントリーをしてはまずい位置でエントリーをする例が非常に多い。
下のチャートのように、赤い色に染まってきたら、エントリーのチャンスが生まれるから、短いタイムフレームのチャートでスキャンすればいい。
下の例では、水平の線が、赤くなった最初の位置が、ショートエントリーの位置だ。
このバージョンは、手動のためエントリーポイントにマークは出ないが、基本がわかっていれば、全く問題ないと思う。
何よりもシステムが軽いから、チャートをたくさん開いて、多くの銘柄を監視することができるのが、このバージョンのよさだろう。
キャプチュアしたばかりのチャートだ!
多くのボーダーライントレーダーを救うことができるシステムだと思う。
連休前から始まるペーパートレードセミナーで、是非このモジュールの使い勝手を体験していただきたい。
詳細はこちらからどうぞ。
0417 Thurs.
すっかり春
雨が降るたびに、確実に暖かくなっている。
昨日は初夏のような日差し。
というわけで、オフィスへの途中に皇居のお堀をパチリ。
Zoom
1280×1024サイズなのでSXGAではF11で最大化してご覧ください
新宿も甲州街道沿いのビルが大変身。
Zoom
1280×1024サイズなのでSXGAではF11で最大化してご覧ください
最近銀座の周りでは新しいオフィスビルがどんどん建設されている。
当然そのビルの中には、新しいレストランがオープンするため、食事の選択肢も当然増えるというわけだ。
レストランの経営者は、競争が激しくなって大変だろうけれど、食べに行く側としては大歓迎。
ここはオフィスのすぐそばのビル。
虎之介・一瑳・三間堂
と3つのレストランがオープンしたばかり。
WEBを見ると、どうやら同じ経営母体のようだ。
早速行ってみないとなあ。
【55】我、新マクロヲ試ス プライベートライアン - 03/4/16(水) 1:40 -
CQGに新しいマクロを組み込んでみました。
驚きです。
クワトロセットアップ+抵抗線抜けで蛍光色に色が変わって表示されるので、色が変わった銘柄をサーチして飛び込めば勝率は高そうです。
25銘柄のチャートを表示して“一括チャート時間変更”をやりますとさすがに表示に時間がかかりますが、これは仕方がないでしょう。
事前準備:
銘柄チェック
BBBY、PAYX、APOL、INTU、MERQ、ADBE、QCOM:全てアップトレンド銘柄、光有り。
軒並み上がってしまったのでダウンサイド銘柄は……ううん……強いてあげればIDPH,AMZN。200MA,50MA共に下にあるため。
だがサポートはしっかりできている。
結果
NVSL ショート 0933時17.00 0934時25.81 ―8.81ポイント(データミス)
MXIMショート 0935時35.82 0939時35.86 ―0.04ポイント
INTU ロング 0943時40.29 0946時40.25 ―0.04ポイント
CMCSKロング 0946時 28.39 0958時28.35 ―0.04ポイント
LLTCロング 1022時 31.83 1034時32.20 +0.37ポイント
LLTCロング 1022時 31.83 1042時32.07 +0.22ポイント
PAYXロング 1048時 29.30 1102時29.42 +0.12ポイント
PAYXロング 1048時 29.30 1109時29.41 +0.11ポイント
KLACロング 1111時 37.80 1118時37.68 −0.12ポイント
今回は意図的も部分約定を行ったため総計は出せません。
本日の模様。
1戦目:
ダウとコンポジットは陰線。本日はダウントレンド。
CQGの2分チャートで最初に赤矢印を出したのはNVSLだった。
大きくギャップダウン。
プロフェッショナルギャップか?
これだけ大きいとマークは出ない筈が新マクロを組み込んだCQGの2分足には赤矢印が、それに赤ウイルス感染に蛍光色のおまけ付き、ファイブスターセットアップ!
“某執行ソフト”にNVSLと打ち込んでショートボタンを押そうとするが、価格の表示がおかしい。
25.80と17.00が交互に表示されている。このソフトが持つよくある症状である。
かまわずショートボタンを押すが私は17.00でショートしたことになってしまった。
株価は反転して上昇。
ギャップが大き過ぎるときは、リバーサルになりやすいのでエントリーは慎重に。
ロスは0.01ポイントのはず。
すぐに手仕舞いを決めるが、何と8800ドルものマイナスとなる。
“某ソフト”によれば私は1回でとんでもないダメージを負ってしまったらしい。
NVSL ショート 0933時17.00 0934時25.81 ―8.81ポイント(データミス)
※本当はー0.12程です。
2戦目
CQGを3分に切り替える。
2本目のバーに赤矢印を出しているほかの銘柄はMXIM。
トリプルセットアップでもなんでもないがとりあえずショートエントリー。
ガイドラインのプログラムは、3分足の200MAの位置関係もチェックしている。
色が灰色のゾーンでエントリーをするなら、まわりの移動平均線によく注意する必要がある。
ところが直ぐ下に3分足の200MAがあるではないか!(入る前に見とけよ、バカ!)
反転を見せたところで手仕舞い。痛恨のミスであるが、かすり傷で脱出できたのがよかったのかも……。
MXIMショート 0935時35.82 0939時35.86 ―0.04ポイント
3戦目
CQGで25銘柄ものチャートを見ていると最初から元気のいい銘柄が目に付いた。
INTU。
それは勢いよく上がっており「どうか私をロングしてください」と誘っているようにみえた。
矢印も蛍光色も出ていないがルール違反でロング。
注)ガイドラインは9本目からブルーに変化している。
カットロスポイントが浅過ぎると思う。
利益目標
の70%の幅くらいは我慢したいところだ。
しかし伸び悩む。
ルール違反をしたという罪の意識と恐怖心から手仕舞い。
またやってはいけない勝負をしてしまった。
INTU ロング 0943時40.29 0946時40.25 ―0.04ポイント
株価が0.44ポイントもの急上昇をみせたのは手仕舞いした直後である。
まるで愚かな私をあざ笑うかのようだった。
4戦目
15分チャートで見るとQMサインを出している銘柄がある。
青矢印。
場はアップトレンドの様相であるのでここでロングは間違いではない。
それにそいつは蛍光色に染まり青ウイルスに感染しているではないか。
迷わずロングする。
少しばかりの上昇。
そして停滞。
上昇トレンドラインをブレイクしたら脱出が基本。
1分足の20MAには引っかかっていないがヤバイと思ってロスカットのポイントを上げる。
反転を見せて引っかかる。
手仕舞い。
四連敗をきす。
CMCSKロング 0946時 28.39 0958時28.35 ―0.04ポイント
5戦目
トレンドができてきてエントリーしやすい時間となる。
その時にCQGチャートに蛍光色に染まった長く青いバーを伸ばしている銘柄を発見する。
LLTC。
LLTCは当初は上昇していたがその後反転し再び上昇を開始していた。
そして最初の高値を抜いていく途中だった。
蛍光色に染まったのは先週末の高値を抜いたからである。
もはや上方には抵抗線は無い。
自信を持ってエントリー。
グングン上昇していくが途中で立ち止まる。
なかなか上がってくれないので臆病な私は半分利喰う。
しかし株価はそこで落ち始めて1分足の20MAに引っかかる。
脱出。
これは大勝であった。
DTNの新マクロの凄さを実感した。
LLTCロング 1022時 31.83 1034時32.20 +0.37ポイント
LLTCロング 1022時 31.83 1042時32.07 +0.22ポイント
6戦目:
LLTCをやっつけたところで、蛍光色をつけちょうど次の足に青矢印を出現させた銘柄が目に付いた。
PAYX。
何ていいタイミングであろう。
迷わずロングエントリー。
ちょっと高値掴みか……まあ上がるだろうから……。
とタカをくくっていたが、コイツは伸び悩む。
恐怖心に駆られた私は0.1ポイント程上がったところで半分利喰う。
そしてルール通りに1分の20MAで残りを売った。
とりあえずプラスの勝負ができた。
PAYXロング 1048時 29.30 1102時29.42 +0.12ポイント
PAYXロング 1048時 29.30 1109時29.41 +0.11ポイント
7戦目
私は欲の塊と化していたかもしれない。
“蛍光色つきのチャートなら勝てる”という根拠のない自信が私を勝負に走らせた。
KLAC。
それは確かに蛍光色に彩られていたが、かなりの上昇を見せており入るのは躊躇われる状態でしかなかった。
しかし新マクロのお陰で2連勝していた私は入ってしまった。
その結果は、私に、少しばかりの期待と失望、そして損失をもたらした。やはり高値掴みでしかなかった。
KLACロング 1111時 37.80 1118時37.68 −0.12ポイント
新マクロを使用させていただいた最初のトレード(デモ)です。
QM4連敗は私の銘柄選択ミスです。
新マクロの効果は5、6、7戦目。
結果は2勝1敗です。
しかし最後の勝負についてですが、これは私のエントリーの遅れと脱出が下手なせいです。
上手い方でしたら0.15ポイントはとれていたかもしれません。
そう考えると3連勝です。
勝率100%。
手放せませんね、これは。
私のようにQMが下手な人間は、トレンドが出来上がってから新マクロを使ったピークギャップに賭ける方がいいかもしれませんね。
0416 Wed.
トレードとガイドライン
馬渕 一様
**です。
3日間有難うございました。
早速今朝から Peak Gap をペーパートレードで検証。
今日は前もって銘柄選択をしなかったのにもかかわらず、結果は3勝1敗。
利益は、最低売買単位で48000円。
恐るべし、Peak Gap Play!
さて、ブリジストン(今朝の唯一の敗戦)のトレードノートをつけていて気がついたのですが、今朝ギャップがなかったのにもかかわらず、何故 Peak Gap を使ったチャート(10分足)に赤色ラインが出たのでしょうか。
私の理解では Peak Gap は今朝のギャップとその日の高値・安値を考慮しており、ギャップを考慮していない Peak Body とその点で違っていると理解していたのですが・・・。
念のためチャートを添付してあります。
(すいません、チャート貼り付け技術をまだ習得していないので。)
返事は急ぎませんので、いつでもお時間の許す時にご返信いただけ
れば幸せです。
Have a nice lunch!
早速今回の日本株トレードセミナーを受講された方から・・
多分同じような疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんので、ここで回答をさせていただく。
まず15チャート。
このようにマーケット開始直後には赤い感染マークが・・
これは1分チャート。
7円のゲインで反転。
こちらは3分チャート。
で、こちらはご質問のあった10分チャート。
さて、ブリジストン(今朝の唯一の敗戦)のトレードノートをつけていて気がついたのですが、今朝ギャップがなかったのにもかかわらず、何故 Peak Gap を使ったチャート(10分足)に赤色ラインが出たのでしょうか。
このようにギャップが全くないパターンだ。
これはガイドラインと、ギャップラインを重ねたチャートだ。
ギャップより下の位置のラインが赤くなっているのは、トリプルセットアップの条件を満たしたからだ。
赤い色にするための条件を決定する際に、ギャップの幅がほとんどないとか、大きいとか言う条件は関係なく、ローソク足の幅自体をレンジと考えた条件も加味してプログラミングされている。
だからギャップが全くなくても、ギャップが大きすぎても、エントリーポイントの最適ゾーンを指摘できるというわけだ。
言い換えればこのガイドラインは、前後の抵抗線、つまりそれまでの最低値や最高値のピークの位置にガイドラインを引くようにプログラミングされている。
だからピークギャップという名称をつけているのだけれど。
どれくらいのローソク足の本数で、どの位置の抵抗線で判定するかが、このプレイのいわばノウハウとなっている。
これは、ガイドラインだけを表示させたチャート。
このようにギャップがないケースや、薄すぎる場合は、セットアップ条件は、適切なギャップの幅に比べて、レジスタンスやサポートの効果が薄くなるというのはメソッドで説明しているように、要注意点だ。
だから、この例のようにショートエントリーをするなら、短いタイムフレームで、エントリーした方がよい結果となっている。
このようにシステムを使ったケースでも、トレードの基礎能力が、そのトレードの成否に大きな影響を与える。
これは繰り返し、こうしたシステムを使うケースでの注意点として書いているが、まさにこの例は、これを実証したケースと言えるだろう。
このシステムができる前は、こうしたギャップラインや抵抗線などを、手動で引いたり、目でパターン認識をしてトレードをしなければならなかった。
ライブマーケットでは、このようなポイントを間違いなく素早い判断で、決めなくてはならない。
特に1分チャートのように短いタイムフレームでのトレードだと、こうした判断に加えて、執行もこなさなければならないから、かなりの経験がなければ難しいことが、よくおわかりになるだろう。
だが、このシステムは、このように重要なガイドラインを、間違うことなくルール通りに描画してくれるのだ。
経験が浅かったり、パニックに陥りやすかったり、感情に支配されやすいトレーダーにとっては、頼もしい案内役となってくれるだろう。
0415 Tues.
4月最初のセミナーとなった日本株セミナー。
今日の3日目で無事終了。
開催ギリギリになって完成したコンディションマクロは、今までのノウハウを注ぎ込んだ最新のモジュールだ。
今回のセミナーのCQGデモバージョン用のため、バックテスト版ではない。
だから、かなりの数の銘柄を監視するケースでも、とても軽い。
先ほどからテストをしているが、自宅のパソコン(ペンティアム4の初期型1.8ギガCPUモデル)でも全く問題なく動作する。
本格的な検証はバックテスト版を使って今後継続して行う予定だが、主に動作の不具合や、実際に運用する際の細かいチューニングが主体となるだろう。
性能に関しては、セミナー最終日にこのモジュールを使って東京マーケットをWATCHしたが、(詳細はこちら)そのパフォーマンスは、実際にご覧になり、操作された受講者の皆さんが、よくご存じのはず。
難しいパターンが続く Emini
Gapper's Eye をご覧になっている方は、よくおわかりだと思うが、最近のマーケットで E mini は、確実なエントリーポイントを見つけることが非常に難しい。
いいパターンがとても少ないのだ。
E mini は、基本的にS&P500 の1銘柄と考えていいから、この1銘柄がパターンにハマらなければ、トレードが出来ない日が続くことになる。
だが、トレンドがはっきりしないゾーンでトレードをすればロスを出すことになる。
こういう状況で、トレードをしないで、我慢することができるような強い忍耐力を持っているトレーダーは、非常に少ないだろう。
下は4月8日の1分チャートだ。
上下に引かれている灰色の水平な抵抗線をブレイクしても、ゲインが余り無いことがわかるだろう。
最新のモジュールは特に、こうしたケースで絶大な威力を発揮する。
このモジュールは、コンディションマクロの手動版なので自動的にマークが出るわけではない。
だが、エントリーをしてもいい抵抗線の位置が自動的に色づけされるのだ。
そのかわり、色が付かない、灰色のエリアでは、トレードをしない。
トレーダーは、これを守るだけでいい。
上のチャートでは、ギャップアップした瞬間にこのように、ブルーの色が付く。
つまりロングエントリーの準備をすればいいというわけだ。
そして、クイックマジックパターンでエントリーだ。
これはショートサイドへの例だ。
ギャップと抵抗線を自動的に判別して、余計なラインを引くことなく、シンプルなガイドラインをチャートの移動と同時に、次々と表示をしてくれる。
バックテストで十分な性能を発揮している PGap モジュールを、コンディションマクロへ移植し、どのタイムフレームでも使いやすく改良したものだ。
このモジュールは、特にこうした最近の Emini のようなパターンで、その威力を発揮する。
エントリーしてはいけないゾーンが明確にわかるというのが大きな特長だ。
トレーダーは通常どうやってエントリーするかという点から考える。
だがこのモジュールは、どうやってエントリーをしてはいけないゾーンでエントリーをしないで我慢することができるのか、という心理面から考えた設計となっている。
まさに逆転の発想で使うモジュールなのだ。
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2003 0415-