2002 0415-


0430 Tues.

日曜の夜に娘が休暇?で来日。

一緒に夕食をとり、そのあとバーで一杯飲みながら積もる話を聞き、帰宅してから新しいデモテープを聞かせてもらった。

今回の3曲は、前回来日したときに買って帰ったシーケンサーを使ってすべて制作したというが、作詞・作曲・アレンジ・打ち込み・歌と、ようやくすべて自分のイメージで出来るようになったらしい。

トータルでは、きちんと録音すれば、商品になる出来栄えだと思う。

ようやく、プロへのスタートラインへ到着したといったところか。

おめでとう。
 



Zoom


ということで、予備?の自転車もあるので、ご褒美?としてに貸すことにした。

が、自転車に乗るのは、全く気が進まない様子で、かなり迷惑だと思っているようだ。

だが、そんなことはおかまいなし。

「これからは自転車の季節だ」という強引な理屈で、移動は基本的に自転車でという姿勢を前面に押し出し、2台で街を走り回っている。

本人いわく、運動神経があまりよくないというので、走り回るといっても、サドルは低めにして超スロースピードの安全運転。

なわけで、ママチャリに抜かれ放題。(笑)

 


Zoom
 

自転車に乗るのは、7年ぶりだというし、本人は気が進まないのに、無理やり自転車へ乗せているので、まあ仕方ないか。




Zoom


 

休暇モードなので今日は、いただいたメールをご紹介。

馬渕先生こんばんは!!

4月のペーパートレーニングでお世話になりました**です。

先日は有難うございました。

さて、早速なのですが教えていただきたいことがあります。

今日のトレードなのですが自分では何が問題で負けたのか分かりません。

もしお手すきの時がございましたら、教えてください。

内容は以下の通りです。

 

4月29日(月)

XLNX

30分ギャッププレー  

10:48 $36.81 でショートでエントリー

今日の銘柄の中ではギャップもまあまあ手ごろで、デイリーも下降トレンド200MAの下で3分も200MAの下、20も40も下、15分も200MAの下でしかも、20MAを抜きにかかっていたのがエントリーの理由です。

予想通り下がったのですが、ドージの後反転し、判断に迷ってしまい、まごつきながらも

11:07 $37.06 でロスカット

(37.06−36.81)×1000+$35(手数料)=−$285

自分ではトレンドに逆らったつもりはないのですが、200MAから乖離しすぎていたのが原因なのでしょうか?

それとも、ギャップの上に抜けるまで我慢するべきだったのでしょうか。

自分で考えてもどうも整理がつきません、お忙しい中恐縮ですが、問題点を教えて頂けないでしょうか?

どうか宜しくお願いします。

デイリーのチャートで、ショートプレイがOKだということがわかります。

ただ2本の200MAが乖離している。

ペーパートレードセミナーのときに、今日はトレードをやめておいた方がいいだろうと、しつこく繰り返しましたね。

それはこういうパターンの銘柄が多かったから。

つまり非常に難しいマーケットだということです。

だから、経験が少ないとゲインを出すのは非常に難しい。

上のチャートがエントリーとカットロスをされたポイントです。

私にはわからない点が二つあります。

 

まず第一。

グリーンの位置でショートエントリーをしたのなら、何故10時15分過ぎの下へ飛び出したところで、ショートエントリーしなかったのか?

本体がギャップのゾーンにひっかかっているから入らなかった、というのなら正解ですが・・

ですが、もしそうであるなら、何故この赤いマークのポイントでショートエントリーしたのか?

このチャートパターンだと、10時15分過ぎの安値を超えないと、エントリーしてはいけないはずです。

この10時15分過ぎの安値を超えたところでエントリーが、正しいエントリーポイントです。

15分チャートを見ればホールドしていれば、大きなゲインがあったことはよくわかるはず。

トレーリングストップをかけておけば、1ポイントは獲れたはずです。

 

第二

何故グリーンのマークの位置で脱出したのか?

ギャップの大きさからいえば、ギャップを上へ抜けるまで我慢すべきですね。

グリーンの位置が脱出ポイントと決めていたのなら、正しいトレードですが、ご質問の文章を見ると、そうではなく、どうやら途中で脱出されたようですが・・


トレードは我慢が大事。

必ず、売る予定のポイントと、脱出する予定のポイントを決めておくことです。

この両方を決めていなかったのではないかと、推測します。

エントリーされた位置からの脱出ポイントですが、上の1分チャートのグリーンのこの位置で、少なくとも半分、もしくは全部を売却すべきでしょう。

この銘柄にエントリーしたら、2本の200MAが乖離しているから、早く脱出することを頭に入れておくべきでした。

この銘柄のトレードはかなり難しいです。

ですからカットロスがきちんとできただけでも、よかったのではないでしょうか。

何事も最初は経験です。

次回のトレードに、今回の経験を生かしてください。


ハッチさん、
 
昨年8月の3Daysと、今年の2月のセミナーを受けた**です。

(妻と一緒にやっています)

ようやく5万ドル以上の資金を投入できるようになり、毎日コンスタントに数百ドルから2000ドルの幅でGainできるようになりました。

数トレードを一晩で行いますが、夏時間になってからはおよそ1時前には床につくことが出来るので、有り難いです。

大体勝率は三分の二というあたりです。

1000株を購入できるようにならないと旨味が無いと言うのは本当で、Buying Powerの必要性を感じます。

Dailyで、その日の動きをNASDQ100から確認してから、ボリンジャー、15分による200MA、Upper/Lower envelopへのアプローチ状況を見て、PreMarketから果敢に購入します。

30分ギャップも有効で、きちんとカットロスも学べましたので、被害も少なくて済んでいます。

勿論失敗も多く、昨年12月に高値でCIENを仕入れ(18ドル台)てしまい、未だに塩漬け状態です。

AMATもSplit時に大きく儲けさせてもらったのに気を良くして、新たに1000株仕入れてしまい、塩漬けになっています。
 
ご指導と情報のご提供を感謝致します。
 

 

みなさん、おはようございます。

***です。

昨日はKLACとNVDAで何とか0.5pづつ取れました。

NVDAはentryは最高のタイミングでしたが手仕舞いがお粗末で後からchartを見ると2pは取れるのに...ほんと下手糞ですねぇ(悲)

欲と恐怖に打ち勝つことが出来ればなぁってつくづく思います。

今日は月末。tradeもそこそこに月間集計を行ないますので、1往復するかどうかってとこなのでなんとか6ヶ月連続プラスを達成することになりそうです。

半年間の経験からですが、安全なprofitの取り方が判りかけた感じです。

昨日のNVDAのようにプレマーケットで大きくGapupした銘柄は最初の20〜30分で必ず利益取りが入って来るようです。

でも、本当に強い銘柄なら必ず新たな買い手が入ってくるので、COGとVOLUMEを頼りにLongEntry。(NVDAは200MAでの反発でもありましたね)

stopは今日の最安値、目標はひとまずstopとentryの幅とします。

(その日の高値なんて目標の置き方もありますが一日の値幅を考えると怖いですね)

くれぐれも5分足が確定してから行動を取るようにしましょうね。

この戦法、如何でしょうか?

ご意見お待ちしています。

同期生のみなさん、生き残ってますか?

 

0428 Sun.

昨夜は、夜11時ごろにアドバンスセミナーのテキストが完成。

この充実感をサカナに寝る前に一杯やりたい!

ということで、夜の街を5分ほど走っていつものバーへ。

キャッシュをポケットに入れたバックパックなしのライドは、涼しい開放感とあいまって最高だった。

で、一杯だけ飲んで帰宅。

 

どういうわけか先日「さわやかチロー」からの漏水を発見。

やむなく廃棄処分。

ハンズで聞くとあれは季節商品のため、もう少し暑くならないと置かないということなので、仕方なく今はアイスノンソフトにバスタオルを巻いて頭を冷やして寝ているが、これがまたすごく快調。

でも、「チロー」のよさは水の上のユラユラ感。

これがまた心地よいのであります。

ネットで注文するかなあ・・

とにかく、頭寒アイテムは十分な睡眠には欠かせないし、これから夏にかけては、特に手放せないアイテムだ。

十分な睡眠は人生の何よりのサポートだからね。

 

 

今日は朝からとてもいい天気だった。

連休のため、早朝のTOKYOはとても静か。

いつも通い慣れた道は、緑が日ごとに濃くなっている。

都庁の建物が見えると、オフィスはもうすぐだ。

 

 

シアトルのマウンテンバイクおやじの面白い話を・・

英語版津軽弁・オーストラリア訛り

オーストラリア英語は、明らかに日本語でいう津軽弁である。

はじめにお断りしておきます。

これは東北弁、津軽弁を苔おろす為に書くものではなく、英語でいう東北弁について語るものであります。

東北弁を総してズーズー弁(失礼!)というと、それは違うとの反論が入る。

「ふぐっすま」はズーズー弁とはいわねえんだあ。

他の東北の人たちも一番ききとりにくい言葉が青森という。

それも津軽弁。

津軽が青森であるが、青森弁といってもいろいろあるようだ。

青森の方言は、大きく分けて、津軽弁と南部弁に別れ、津軽弁でも南津軽、西津軽、北津軽など地域によっては違いがあるという。

東京の僕には青森とふぐっすまの違いすらわからないのだが。

日本語では東京言葉が一番多く使われているのだし、これが標準語であることに異を唱える人はいない筈。

だから東京語が標準語。

同じ基準をつかうと英語では米国語が標準語であるといえる。

女王様の英語なんぞは、京言葉と同じような在でしかない。

それでは米国語にとってのズーズー弁とは何なのだろうか?

はっきりしていることは、南部訛りがそれであろう。

然しそれは米語の中だけのこと。

世界的にみた場合はどうなのだろうか?

僕がカクシンをもって言えることができる英語におけるズーズー弁はオーストラリア英語である。

この英語はとんでもない英語である。

まさに英語版津軽弁と主張しても許されるくらいである。

 

口語だが、例えば、

標準英語: You're gonna have shower ユーアーゴナハブシャワー
豪州英語: Yagunna av showr ヤガナ アブ シャワ

標準英語: Do you want to drink? ドゥーユーウォントトゥドゥリンク
豪州英語: Jewannadrink? ジュワナドゥリンク

標準英語: Why don't you ? ワイ ドントゥ ユー?
豪州英語: wadoncha? ワドンチャ?

標準英語: What does he,,, ? ワッツ ダズ ヒイ、、、?
豪州英語: Wotssy? ワッツイー?

 

対して東北弁の場合

標準語: きみのヒトミにボクはウツラナイ
津軽弁: なのまなぐにわはめえねす

標準語: わたし
津軽弁: わ

標準語: どちらからおいでか存知ませんが、よくいらっしゃいました
津軽弁: どおごがらきたがしらねげどもよぐぎだな。

標準語: どうぞごゆっくりして行って下さい
津軽弁: まぁゆっぐりしていけじゃ→まあ、ねまってげじゃがいいかも

「ねまる」は横になると言う意味。

「ゆっくり横になって休んでください」と意味合いが強く、津軽弁でも南部弁でも使われているというようだ。

日本の英語教師の数、オーストラリア人が圧倒的に多いそうです。

僕は今年のアマゾンジャングルの旅をオーストラリア人といっしょだっただけでなく、ジャングルの中で一人旅女性と出会ったのですが、その人がオーストラリア人。

九州で三年間英語を教えた後、メキシコからバスの旅で中米各国をまわり、コロンビアからエクアドール。

年末にはチリをおえてオーストラリアに帰ると英語における津軽弁で言っておりました。

しかし、英語版津軽弁を英会話教室で学んだ後、日本人生徒達がアメリカに行っても米語はわかんないべ」。

Did you come here トゥダイ?

これを耳にしてマトモ英語で理解すると「今日、ここに死ににきたんですか?」となるのだが、 Aussie(オーズィー)では、todayをトゥデイとは発音せずに、To dieと発音するのだから、初めてこんなことを言われた人はビックリする。

彼等は、今日ここに来たんですか?ときいているのである。

英語津軽弁のマスターの秘訣がある。

早口でしゃべることと、できるだけ多くの文字を省略することである。

標準英語では How is it going? どうですか?

これに対して英語津軽弁の場合は、owz goin ?である。

全てがこの調子である。

もうここまでくると「なのまなぐにわはめえねす」と何ら変わらないのである。

最後に、加山雄三がディナーショーで東北弁モドキのギャグを披露してました。

昨年の冬、僕は三鷹の第一ホテルでおこなわれたディナーショーに招待された時のものです。

確か下のようでした。
 

とおうーほくう の ラアメンは キイタネエンダァ

なあんでそおうんなこと いうんだべさ、おめえは?

だあってよおう、きったねえたら、きったねえのよ。

おんめえな、こんないだはいったらあめん屋はな、きいったねえオババがひんとりんでやってんのよ。

だあから たんべる前にきいたんだ、、、
 

ばあさあんよう、こんこのラアメンはうんまいんかなあ

なあにいってるだ、、うんめえにきまってらあ、、

そおかあ、、うんじゃいっぱい食ってみんかなあ

(ラーメンができてきた、婆さんの親指が汁にはいってる、それを目にして) > >婆さん、うんまそうなラアメンだげんどよお、そんの親指、なんだかきったねえなあ

んだどもよ、オらア すんけいつう だっかっらなあ、つんゆさに指さあつっこんでねえと いんだくって仕方ねえんだよ

んじゃあ、ラアメンがねえ時はどうすんだべさ

そんなこと聞くなって、すんなこっとさもわあかんねんだべか。

けっつの穴さあつこんでんだってばあ。

これを加山雄三が東京人だけが喜ぶ東北弁モドキでやってました。

 

以上の東北弁を監修してくださった東北人が二人いらっしゃいます。

おひとりは岩手の方で、もうひとりの方は青森出身の北海道人。

札幌でコーヒー豆挽のご商売をやっていらっしゃるBluesファン。

彼は三沢出身なので南部弁だそうです。

東北の中でも太平洋側(南部藩、伊達藩)と日本海側(津軽藩、庄内藩)では言葉が全然違うんですよとおっしゃってます。

以前、彼が会社で北東北(青森、岩手、秋田)だけの会議があった時のこと。

会議中は、なぜか標準語を使おうと必死で会話していたのですけれど、会議後の飲み会では、それこそ津軽弁と南部弁の戦いとなって、お互い何を言っているのか判らないというお話でした。

彼いわく、日本海側の方言の特徴は、とにかく短くするのですが、逆に太平洋側は、アクセントに特徴があるそうです。

何れの場合でも東北出身者でないと理解不能だということです。

因みに、現在この方がお住まいになっている北海道も地区よっては方言があるそうです。

海岸沿いの市町村は、宮城、福島などから移住した人、内陸部では、関西方面が多いので、夫々の土地に訛りも定着しているとか。

それは、地名から察することもできるそうです。

新篠津村は京都の篠津村出身者が開拓、北広島市は広島市からの移住者が開拓といった感じです。

東北弁でヘルプしてくださったお二人にお礼申し上げます。

 

 What Time is it now ?

正しい発音> 掘った芋いじるな (津軽弁で!)

A successful man is one who makes more money than his wife can spend. カミサンが使う以上に稼げるのが、成功した男だ。

A successful woman is one who can find such a man.
成功する女とは、そういう男を、見つけることができる女だ。

A woman marries a man expecting he will change, but he doesn't.
女は男が変わることを期待するけれど、男は変わらない。

A man marries a woman expecting that she won't change and she does.
男は女が変わらないことを願って結婚するが、女は変わってしまう。

A woman worries about the future until she gets a husband.
女は旦那を見つけるまで、将来に対し不安を持ち続ける。

A man never worries about the future until he gets a wife.
男はカミサンと一緒になるまで、将来に対して不安を持つことはない。

みなさん、よい休日を!

 

 

0427 Sat.

トレンド

馬淵先生

ご無沙汰しております。

今年の2月PTセミナーを受講させて頂いた**です。

突然で恐縮ですが、今日はトレードのコメントを頂きたくメールをお送りいたしました。

先に近況をご報告させて頂きます。

3月いっぱい自分でペーパーをしてまずまずの成績だったので、4月から実トレードを始めました。

マーケットが初心者には難しい日も間々あり、エントリーしない日もありますが、エントリーするとほとんどが高値・底値掴みになって惨憺たる状況です。

もちろん経験不足からくるパターン認識の甘さや、ロスを出したがゆえの恐怖心によるトレードに対する抵抗が、的確なポイントでのエントリーを妨げていることは理解しています。

今まで毎日、失敗した原因を自分なりに整理し、それなりに納得し、次のトレードでは同じ過ちを繰り返さないように注意していたのですが、こうもロス続きになるとそもそも自分のチャート解析が、おかしいのではないかと思うようになりました。

そこで先生に(お時間があればの話ですが)トレードの手順も含めて厳しくチェックして頂ければと思った次第です。

今日はひとつのチャートを添付しました。(2002.4.23のINTCです。)

*キャプチャーソフトがうまく使えなくて、わかりにくいものになっているかもしれません。

*また、説明を文章にするとやたら長くなってしまいました。お許しください。

 

【トレードの経緯】:トリプルセットアップに該当する銘柄だけをエントリーすることにしています。

・Nasdaq composite→4本のMA下から開始:トレードはショートが基本だと判定

・15minチャートでトリプルセットアップ銘柄をNasdaq Most Activeリストからボリューム順に探す。

・Nasdaq composite→3分後下がり始める:このときショートできそうな銘柄は15minの2本のMAのかなり下にあったので、なんとなく入りづらい。

ここで入ると神風になるものもありそう。

(基本的に私は神風はやらないスタイルをとっています。)

・Nasdaq composite→9:45頃反転してラリーになりそう。

ロングをする小さなチャンス。

でも今日は基本はショートなのでエントリーしたら慎重に、と警戒しつつ・・。

・ちょうどその頃INTCも同様に反転し始める。3minの200MAもブレイクし、ギャップゾーンを抜けたらトリプルセットアップなので待ち伏せ。(INTCのDaily→下に2本のMAがありかろうじてサポートになっている)

・INTC→ギャップを抜ける。でも寄り付き時の高値がある。それを超えたらエントリーしようと思う。

・結局10:00少し過ぎ30.30.でエントリー。
ロスが怖くカットロスポイントはギャップの上のエッジ30.17。

・でもその後あっという間にダウン。
脱出の瞬間いろんな迷いが生じて、ピンポイントでクリックできず30.12で出る。

 

【自分なりの反省点と疑問点】

・INTCはトリプルセットアップだったかもしれないが、2本のMAの上でギャップアップ・オープンで始まり、いきなり200MAを抜くと急落。

その後V字を描くようにして再び200MA、GZをブレイクしてかなりの上昇力を失っていたはず。

・加えてNasdaq compositeのラリーの上昇力も同じようなV字を描き、マーケット開始直後の高値辺りがレジスタンスになるはず。
この上昇の限界を射程に入れ忘れ。

・Nasdaq compositeの動きがやばい、と小さな声がささやいているのにロングのトリプルセットアップにばかり目がいった。

・今日のトレードはショートなのに初心者にもかかわらずその間隙をぬってロングをしてしまったこと自体が間違いの元。

(ショートに苦手意識があります。)

・ならばINTCは(トレードするなら)トリプルセットアップでエントリーではなく、9:45頃の反転をトレンドブレイク+レジスタンスブレイクと捉え、3minの9:48頃、29.94でエントリーすべきだったのか?

・・・と、主だったトレード手順と反省点等を書きました。

(わかりづらい文章、お許しください)

 

このような調子でトレードをし反省をしています。

手順はともかく、反省の着眼点はあっていますでしょうか。

また、高値、底値掴みを防ぐTipsは何かありますでしょうか?

先生に「お伺いメール」はまだ出すまい、とがんばっていたのですが、累損の重みに耐えかねて自分のトレードに自信をなくしつつあるなか、思い切ってメールを出すことにしました。

私のまずいトレードがこの例にすべて反映されているわけではないし、もっと別な点で根本的に問題があるのかもしれません。

この類の質問にはお答えくださらない、とおっしゃっていたような記憶もあります。

ですので、このメールを無視してくださっても結構です。

トレードは本当に自分との闘いですね。

また、かなりハードな精神修養の場にもなります。

打たれつづけるロッキーの気分です。

でも、必ずいつか笑える日がくると信じています。

 

チャートが添付されているし、これで返事を出さないのは、仁義に反しますからね。?(笑)

返事が遅くなり、ごめんなさい。

文章から推察すると細かいところまでチェックされているようです。

では何故うまくゆかなかったのか?

とても参考になる例なので、皆さんとシェアするために転載させていただきます。

まずエントリーされたポイントは、下のチャートのグリーンの丸印。
 

チャートに描いたように、ローソク足の本体が、この赤いラインから「完全に出てからエントリーすること。

つまり髭や、本体がこの赤いラインから上にある位置にローソク足が出るまで待つ。

このトレードに関しての細部の問題点はここだけ。

ギャップの大きさもいいし、トリプルセットアップになっている。

では何故上がらなかったか?
 

上が15分チャート。

赤い太いラインでわかるようにダウントレンド。

この下降ラインを株価が「完全に上へ抜けた」と確認できない限り、ロングサイドのエントリーはやめた方が安全だ。

仮に上昇したとしても、獲れる値幅は少ないと予測した方がいい。

 

株価は多少のデコボコはあっても、下がり続けている。

しかも16日と17日のギャップアップを埋める方向へ動いていることに注目。

トリプルセットアップであっても、3分足での200MA(ブルー)は、依然下降トレンド。

確かに長いスパンのトレンドを示す赤い15分足での200MAは上昇トレンド になっている。

しかし、23日は株価が下から上へ突き抜けた後ではないのが問題。

依然下降トレンドに乗って下がっている途中

しかも下降トレンドライン(赤い太いライン)が崩壊しているわけではない。

該当日、ちょうど髭がこのトレンドラインから、少し飛び出したところでエントリーしている。

ここらあたりでロングは、トレンドに反しているからまずい。

株価は200MAを下へ抜く方向へ動いているため、後日2本の200MAが交差したところで、株価は見事に下へ下げてしまっている。

株価が2本の200MAの上にあるから、つまりトリプルセットアップだから大丈夫と決めて安心するだけではなく、、どういうトレンドの Movement なのか、つまり「大きなトレンドの流れ方」を見るために2本のMAを使うこと。

 

惜しかった。

大局を見ることができるようになれば、きっとうまく行くはずです。

途中までトップだったのに、最後の周回でガソリン切れリタイア、といったところか。<?

自信を持てば大丈夫。こういうケースで自信を失うのがいちばんよくない。

もう少しだ、頑張れ!

 

 

0426 Fri.

アドバンスセミナーのプレイ

テキストは、ほぼ完成。

来週から印刷にかかるが、あと2日をかけて最後の詰めの作業を残すのみと言う状況まで、ようやく漕ぎ着けた。

テキストにサンプルとして掲載するため、実際のマーケットのパターンを解析しながらキャプチュアをする必要があり、これに時間がかかったのだけれど、この作業を通して実際のマーケットで頻繁に現われるパターンかどうかのチェックもしていることになる。

それぞれのプレイは、最新のチャートパターン例を、ロングサイド・ショートサイドとの数多く掲載しているため、非常にわかりやすいはずだ。

また採りあげたプレイは、非常に実用性の高いものになっていることは、最近の Gapper's Eye に、いくつかのプレイを掲載している例をご覧いただければ、よくおわかりいただけるだろう。

下のブルーの文字はセミナーで解説するプレイ名の一覧だ。
 

スカイダイブ

ピアス

ジャンピング・ジャック・フラッシュ

レインボウ・チェイサー

安楽椅子

ダブルG

フェイク・フェード・アウト

法華の太鼓

フェイク・ギャップ・プレイ

ブラックホール

津波ギャップ・プレイ

津波ギャップ・リバーサルプレイ

ステップス

クライマックス

トカゲの尻尾

イグアナ

IPOキャッチャー

 

すでにお申し込みになった方が、パフォーマンスの高さと、プレイのしやすさに驚かれる様子を体験できるかと思うと、今からワクワクしています。(笑)

なんて書くと、ちょっと悪趣味かな。

なお、締め切りまであと4名です。

 

5月3DAY基礎セミナー募集開始

5月の3DAY基礎セミナーでは、神風ギャッププレイを改良した、「新神風ギャッププレイ」、そして「神風ギャップリバーサルプレイ」を公開の予定。

これは今までの神風をリファインしたもので、わかりやすく言えば、マーケット開始時のモメンタムの動きを、より多角的にキャッチするためのプレイとなっている。

結果としてアドバンスプレイの別のプレイとも非常に近いモデルとなり、クルマでいえば、アドバンスプレイでの911、基礎セミナーでのボクスターというような関係になったといえばわかりやすいだろうか。

かえってわかりにくいかな?(笑)

今後の3DAYの基礎セミナーには、この「新神風ギャッププレイ」「神風ギャップリバーサルプレイ」を加える予定。

アドバンスコースのテキスト作成のため、すっかり遅くなりましたが、5月の3DAY基礎セミナーの募集を、今日から開始しました。

 

一年以上前の受講生の方からこういう書き込みをいただいた。

生き延びるアイデア

みなさん、こんにちは。0103受講の***です。

今週はほんとに難しい毎日が続きますね。

さてさて、まだ月末には少しありますが今月は連続プラス記録に黄色信号が・・・

一昨日のNVDAやEMLXのshort。昨日のCOSTのlongで何とかprofitを取り、手数料を除くと勝っているのですがソフト使用料や執行手数料を考慮すると数十$のマイナスになってます。なかなか思うようにはいきませんね。

先月掲示板にご紹介した株数調整tradeはまずまずのようです。

私の場合最初のtradeは400株からスタート。

勝てば次のtradeはそのままの株数、負ければ半分の200株に株数をDOWN。

次のtradeも同じ要領で株数調整を続けます。

3連敗だと400株→200株→100株→0株となって4trade目には進めません。

また、自分のルールとして以下も設定しています。

勝ち続けても一日のtrade数を決めているので往復5tradeまでで終わり。

さらに、一日の負けtotalが$250を超えると瞬時にtrade禁止としています。

一回のtradeもchartにもよりますが0.5pを絶対stopに設定しています。

こんな方法で仲間とchatでワイワイやりながら毎日tradeを楽しんでいます。

みなさんはどんな方法で生き延びられていますか?

 

難しいマーケットが続いているが、ここ数日はトレードをしないという選択肢が正解の地合いが続いている。

15分チャートで、200MAと株価の関係を見ると、よくわかるはず。

パターンがよくないときは、トレードをしないで、我慢するのもトレード。

 

 

0425 Thurs.

ペーパートレードセミナー折り返し点通過

今回のセミナーに参加されている方のうちの数人の方は、すでに実トレードへ移行されている。

そのため、昨日のプレイの解析などを織り交ぜながら、問題点を皆さんとディスカッションしながら進めている。

どういうわけかデータの速度が遅く、回線業者や米国サイドと連絡を取りながら原因を探しているが、現時点では不明。

皆さんはちょっとフラストレーションが溜まっているはずで、ホント申し訳ないが、こっちもフラストレーションが溜まっている。(笑)

だが、悪いことばかりではない。

 

今回の参加者の方の中に、とても熱心な若者がいる。

彼は一番前の席に座っている。

経験は非常に少ないようだが、すでに日本株・米国株の両方を実トレードされている。

成果は上々のようだ。

彼はトリプルセットアップ以外は、やらないという、自称「トリプリセットアップの専門業者」。(笑)

昨日の彼の実トレードのプレイを見てみよう。

まず、カットロスになったプレイから。
 

下の15分チャートで見ると、24日に200MA(赤いライン)を抜くところ、つまりDOJIのひげの部分でエントリー。

果敢な攻めだ。

上の3分チャートの赤いラインが、15分足の200MA。

200MAの下でカットロス。

ロスは出したが、ルールどおり。

こういうパターンで、トントンか利益を確定できるようにするというのが次のステップだろうが、現時点でも、きちんとカットロスができているから全く問題なし。


 

 

次は成功したプレイ。


下の15分足チャートで見ると、トリプルセットアップが形成されていることがよくわかる。

見事なショートプレイだ。



彼のよさは、割り切りのよさ、それと、自分のプレイに自信を持っているという点だ。

ストレートさと純粋さがミックスし、さらに若者らしいちょっと尖がった部分も併せ持っている用に思えるが、これがトレードとうまく噛み合っている のだろうか。

彼の持つ若さのエネルギーが、参加者の皆さんにもいい影響を与え、いわゆる「ムード」を作りあげている。

アドバンスプレイの「推理」もなかなかのものだ。

経験は少ないが、他を見向きもせず、ひたすら「自分がいいと思ったルールを守る」という姿勢を貫いている。

それが彼の武器であり、また彼自身もそれを自覚している。

「若いっていいなあ」と久しぶりに思ったのは、自分が歳をとった証拠なのだろうか。

自覚するのも大事なことだからね。(笑)


 

0424 Wed.

トレーダーへのアドバイス

先週から難しいマーケットが続いている。

トレードを続けていると、時に精神的につらい気分に陥ることがある。

この世界独特の「心理状態」については、他のトレーダーたちも同じ教訓を持っているはずで、これはとりもなおさず、みんな同じような体験をしていることにほかならない。

利益を出すための「近道やショートカット」などというものがないことも、経験を積めばだんだんとわかってくる。

そしてトレードを続けていると、この「経験」こそが自分にとっての大きな「宝」なのだということに、気がつくようになるはずだ。

だが常に「学ぼう」という謙虚な気持ちを持ち続けなければ、どんなに経験豊かなトレーダーであっても、来た道を「後戻り」することになってしまう。

そして同じことを、何度も何度も繰り返すことになり、経験が「頑固さ」だけを形成するということにもなってしまう。

間違いは誰もが犯すことであり、これは人間である以上避けられないことだ。

だからこそ、それをタイミングよく矯正することが大事になってくる。

マーケットの声に耳を傾けるということは、とりもなおさず「チャートをよく読む」ということにつながる。

そうすれば、自分の独断と偏見をマーケットに対して期待したり、「そうなると信じ込んでしまうと」いう間違いを少しは減らすことができるだろう。

今日の Gapper's Eye や昨日の「チャートで見るマーケット」で、トレードで注意しなければならない大事なポイントを掲載しておいたが、このコラムしか読まない方もいらっしゃるようなので、この難しいマーケットが続く中で、大きな助けになるかもしれない注意点を転載しておきたい。


この1週間で大きなロスを出されている方もいらっしゃるだろう。

シアトルフロアのプロトレーダー達も大きな損こそ出してはいないようだが、なかなか思うようなトレードができず苦心しているようだ。

その中で、プロトレーダーでもありシアトルフロアのオーナーでもあるJohnJessum氏から、トレードについてのTIPが送られてきた。


初心者トレーダー、または大きな損を出してしまい、自信を失いかけているトレーダーに、聞いてもらいたい。

絶対に焦ってはいけない。

初心者トレーダーであれば、マーケットに参入できた興奮から、RealTickのソフトにも、トレーディングそのものにも慣れていないのに最初から1000株、2000株といった大きなサイズを狙い勝ちだが、これは極めて危険なことで、最初は、100株、200株、最大でも300株からスタートするべきだ。

そして毎日必ず利益をあげられるようになり、自分のトレードスタイルというものを確定することができてから、株数を増やすことだ。

決して欲を出してはいけない。

焦らずゆっくりと進めるべきだ。

また、損を出してしまったトレーダーが犯しがちな過ちとして、復讐トレードというものがある。

前回出してしまった損失を今度のトレードで絶対に取り戻してやる!!という考えは大変危険だ。

そのために無理をしてまた大きな株数に手を出し易くなるのだ、復讐を考えた時点で、それはもうトレードではない。

それはギャンブルだ。

感情に支配されたトレードほど、恐ろしいものはない。

初心者トレーダーにしても、損ばかり出してしまうトレーダーにしても大切なポイントは、確実な自分のトレードスタイルを見つけ出すことだ。

そのためには、まず損益を忘れ、着実に自分のルールとトレードのための勉強に励むべきだろう。

100から300株の小さなサイズで毎日確実に利益をあげることができるようになるまで、決して株数を増やしてはならない。

成功への鍵は、努力にあるのだから。

最初から大きな利益を狙うのは、それこそギャンブルにしかすぎない。

十分に注意して欲しい。

 

ロスの鎌田氏の昨日のコラムから・・

トレードで食っていこうと思ったら、何がなんでも生き延びなければならない。 トレーダー達の間に伝わる、20のルールを紹介したい。

 1. 他人の意見に頼るな。

 2. 銘柄に惚れ込むな。

 3. 自分のルールに従え。

 4. 負けた銘柄に仕返しを考えるな。

 5. 軍資金以上の取引をするな。

 6. 欲をコントロールしろ。

 7. 万能の売買手法など無い。

 8. 群集を追うな。

 9. うま過ぎる話に手を出すな。

10. 絶えず警告サインに注意を払え。

11. 儲けの計算は売ってから。

12. トレードプランに従え。

13. トレーダーはサラリーマンではない。

14. トレードはチームスポーツではない。

15. 勘に頼るな、しかし無視するな。

16. 負けを嫌うな。

17. 複雑なトレード方法は優れているとは限らない。

18. 高いソフトでプロになれる保証はない。

19. 儲けで家を建てようと思うな。家を先ず買ってから
    株をやれ。

20. 株は遊びではない。
 

こうしたいわゆる Tips は、たくさんあるのだけれど、このようなシンプルな注意点については、「つい忘れてしまいがちになる」という点で、共通していると思う。

トレードというものは一般的に馴染みがないため、わかりにくい。

だが、心理面の比重が大きいという点では、男であれば「女性との関わり」にとても似ている。

女性であれば、男性との関わりになる。

そこで、いくつかの項目は、こうしたトレードでのアドバイスを女性へのアドバイスと「読み替える」と、よりわかりやすく理解できるはずだ。

 

 1. 他人の意見に頼るな。


男性の間で人気がある女性というと、つい「俺も」ということになりがちだ。

だが早まるな。

チョット待て。

本当にその女性が自分にとっていいのかどうかを、まず考えることだ。

他人の話がどこまで本当かは、誰にもわからない。

自分の判断基準でどうなのかを、じっくりと考えるべきだろう。

外見だけにとらわれずに、自分なりの判断基準ができるようになるためには、やはりいろいろな女性との経験が多い方が有利になる。

だから、経験の少ない人は、「まず友人としてどうか?」というあたりから始めてみるのもいいかもしれない。



 2. 銘柄に惚れ込むな。
 

これはなかなかの難問だ。

惚れてしまうとアバタもエクボになりやすい。

惚れるというのはとても感情的な部分、つまりエモーショナルな問題なのだが、これをコントロールするのは、経験が少ないと非常に難しいはずだ。

惚れたら、トコトンアタックして、痛い思いをするというのも手だが、勇気と分別が絡み合う問題で、これもかなりの難問だ。

これがきちんとできるようなら、惚れこんだりはしないのだけれどねえ。



 3. 自分のルールに従え。
 

深入りはしない、塀の向こうには落ちない、などというルールを決めたら、どれだけ守れるかが勝負となる。

このラインを決めるのは、経験が多ければ、普通はそれだけ有利になるものだなのだが、自分の感情と向き合わなければならないから、惚れやすい人には、かなり無理な要求だといえるだろう。

だが、ルールを破ったらそれ相応の「授業料」を払わなければならないことになる。

どちらにしても男らしく「腹を決める」ことが大事だろう。



 4. 負けた銘柄に仕返しを考えるな。
 

「フラれたら追うな」が鉄則だ。

「追うものは逃げる」と相場は決まっている。

人類の半分は女性なのだから、他にいくらでもいるのだ。

仕返しを考えると、「憎しみ」が芽生える。

「憎しみ」は「思いやり」や「愛」の反対側のトレンドだということを忘れてはならない。

どちらのトレンドに乗りたいのかを、まず決めることだ。



 5. 軍資金以上の取引をするな。


分不相応なことをすると、魅力が半減してしまうということは肝に銘じておきたい。

見栄を張ったり、はったりをかましても、相手はお見通しだということを忘れてはならない。

自分のスタイルを磨き、一歩一歩前進するという「価値」のわからない相手なら、こちらから願い下げだ、という姿勢こそが、あなたの魅力なのだ。



 6. 欲をコントロールしろ。
 

「自分がコントロールできることなどほとんどない」という事実を、どれくらいわかっているかということになるだろうか。

物欲・性欲・独占欲など、大きくなりすぎると手に負えなくなるのが「欲」と呼ばれるものだ。

意識することで、かなりの部分をコントロールできるようになる。

あきらめずに、コツコツと続けることで身に着けることだろう。

 

最後に一通のメールをご紹介させていただく。

こうしたトレーダーの方が少しずつだが着実に増えてきているようで、こういうメールをいただくと、セミナーをやっていてほんとによかったと思う。


馬渕 一様

こんにちは。毎日HPを楽しみに拝読しております。

さて、最近のトレードですが、3月に基礎セミナーを再受講して本当に良かったと思える3週間です。

というのも、トリプルセットアップの考え方を教えて頂いたことがきっかけになって、15分足の200MAをしっかりと見る癖がつき、いつもおっしゃている「トレンドに逆らうな」が実践できようになったみたいです。

この3週間は、一度も大きなロスすることなく切り抜けられていて、小さいながらも(平均すると手数料抜いて1日100ドルぐらいですが)プラスになっています。

昨日、米国のトレードフロアーから「この1週間は難しいマーケットが続いている」とのメールが来ましたが、「えっ、そうだったんだぁ」と逆に驚いた状況です。

通算すれば、まだまだ以前の負けを取り戻してはいませんが、今後も冷静にトレードをやっていきたいと思っています。

いろいろと有難うございました。

 

 

0423 Tues.

バーの楽しみ方

オフィスに滞在?する時間が長くなる、半日以上同じことをしていると、気分的に疲れてくることがある。

そういう時には気分転換に、プールで一泳ぎ、または一杯飲むことにしている。

ちょっとした息抜きは、人生のスパイスだ。

というわけで、オフィスからの帰途のちょうど中間に、そうしたちょっと滞った気分を一掃したいときに、ぴったりのバーを見つけてある。

気心が知れているから、時々バッグに入れているCDをかけてもらいながら、のんびりと何も考えずに、ゆっくりとグラスを傾ける。

至福の一時だ。

もちろん、少し混み合ってくると、顔なじみの顔ぶれ同士で、軽口をたたきあうことになる。

こうした店で楽しめるかどうか、といういわゆる「居心地」に大きな影響を与えるのが、バーテンダーの気配りだ。

「シアトルのマウンテンバイクおやじ」は、こうした店というかサービス業についての職人意識、プロ意識について次のような一文を書いている。
 

東京で、僕はカウンターに座ってかすかに流れるスタンダードジャズのメロディーに酔いながらワインをなめるように飲むことが時々ある。

カウンターだけのバー。

バーテンダーは紳士で無駄口や軽口を叩かない。

それでいて客が話し掛けた時には慇懃無礼とか無口ということもない。

当然、客同士の会話に無理矢理わけ入って、その流れを変えることもなければ、その会話をチャラ化すこともない。

店構えも雰囲気も、バーテンダーの接客態度一つによって、その深みと味の程度が変わる。

しかし、東京には行って安心できるBARが少ない。

そんな中での僕のお勧めは、お茶の水駅から歩いて5分ほどの距離にある山の上ホテル内にあるBar。

隣りの天婦羅レストランは最上級の天婦羅をあげる。

ただし、ランチでひとり5000円かかるので、夜の場合は要注意。

このホテルの天婦羅もカウンターで食す。

となりのBarもさる事ながら、この天婦羅の店のカウンターでも同じ事。

どんなに顔馴染みになっていても、客同士の会話がある時、また客が求めていない時には無駄口をたたかない。

客がカウンターに座る時には、そこのバーテンダーとの会話を楽しみにくる場合もあるが、客同士での食事を交えての会話のこともある。

更には一人で、読書をしている場合もある。

プロとは、どんな場合でも、客の様子を察して、近づかず、離れずの距離に身をおいて接客すべきである。

しかし、それができる店が少ない。

 

僕はシアトルの寿司職人を怒鳴り倒したことが一度あった。

今は無くなったレストランでのことだが、大切な客連れで寿司カウンターに座った時のこと。酒をいっぱいやりはじめてから、職人が僕の客に色々と質問をしはじめた。

「どちらから、、?」にはじまった、「何処の会社ですか?」、「そこで何をやっていらっしゃるのですか?」、延々と続き、隣に座す僕は余り詮索ばかりするな!とむかついてきた。

彼の退屈を紛らわせる為に、客を連れてきたわけではない。

そこいらへんを全くわきまえていなかった。

そして僕がの怒りが頂点に達したのは、この軽薄な寿司職人が「そうですか、そんなに御商売が大変ならば倒産させればいいじゃないですか」と軽口をたたいた時だった。

口は災いの元というが、潤滑油がついたこの男の口は自分自身のエンターテイメントの為に、我々の仕事の話を中断させ、その上、何とか会社を維持させようと苦しんでいる人間に向かって、言い手だけが楽しい軽口を叩いたのだ。

僕は、客を立たせその店をすぐに後にした。

僕は、せっかく楽しくなる筈の夜の付き合いだったものが、馬鹿な職人の為に台無しにされてしまったことを謝罪した。

翌日、彼の兄気分が僕の事務所に謝罪にきたが、僕にとってこの店はこの日が最後となった。

長年行きつけた店だっただけに残念であった。

この寿司職人は、職人仲間相手と客との見境もつかずに接客をしていたのだ。

客の会話の中に強引に入って、その会話を中断させてバーテンダーが話したくて仕方のない会話に変えてしまう店がある。

客同士の会話をカウンター内で聞いていて、そこにチャラカシを入れる店もある。それが許される場合とそうでない場合の判断がつかず、常連の客はチャラカシを入れても許されると勘違いをしているのだ。

孔子は、これを「女子と小人は養いがたし」と表現した。

僕には孔子様のように女性のことを一般論で語ることができないので、ここでは小人ということで説明をする。

小人とは未熟者という意味。

近づくことを許すと、すぐに礼節を忘れて無礼が親しみの表現と勘違いする。

それが嫌で遠ざけると、小人からは怨みとヤッカミがでる。

僕はこの小人からの無礼を受けることが多々ある。

一度は、僕に向かっての無礼な発言が僕との親しみの表現であると勘違いした男からある人間関係を壊されたことがあった。

この時いらい、僕は親しみの表現としてのチャラカシや無礼発言に対して敏感になっていて、それを無神経に出す人間には近づかないようにしている。

だから一人の時は、寿司屋やバーでカウンターに座っても、客や連れが一緒の場合にはテーブルにすることが多い。

その店のカウンターで働くバーテンダーたちにプロ意識がなく、無神経に客同士の会話に入ってきて常連である僕をオチャラカスことの多い店には、他の人がいっしょの場合は行かないようにしているが、行った場合にはテーブルに座るようにしている。

連れの重要度を察しもせずに軽口が出る店に連れといっしょにカウンターに座ることはできない。

どうしても客の話に入り込まない店を選ぶようになる。

 

客は、食事や酒のみならず雰囲気を楽しむ為にバーや店に入る。

その客に最高に楽しんでもらう為に店の者たちは雰囲気を盛り上げるべきだと思うのだが、どうして客の会話にまで土足で入って話の流れを変えたり、客同士の会話に中断を入れるのだろうか。

やはり意識の問題であろう。

アメリカ人たちは大人の会話中に子が入り込んできてそれを中断させようとすると、会話が終わるまで待てと叱る。

他人の会話中にそれを中断させることは礼を逸していると幼い頃から教え込むのだ。

ところが、日本人の店のカウンター内の店の者たちは、重要度が低い内容の話をしたいが為に、客同士が熱中している会話を強引に中断させることが多々ある。

アメリカの子供たちよりもマナーがなっていないとしかいいようがない。

日本には良いBARのウンチクが書かれた本が出まわっている。

礼を逸した親しみだけが接客だと勘違いしている店の者達にとっての必読書である。

 

いきつけのバーのJUN氏は、若いけれどプロだ。

口を挟むタイミングといい、「控え方」といい、なかなかのもので、客を楽しませてくれる。

こいう人間関係の仕切りは、年季もあるが、ある程度センスというものが必要だと思う。

だから人には仕事の「向き不向き」があるのだけれど・・

 



店自体は特別に有名というわけではないのだけれど、私にとってはとても居心地のいい店だ。

こうしたバーが意外な場所にあるなんていうのは、大都会TOKYOのよさの一つかな。

先週末、セミナー開始前後の忙しいときだったけれど、彼の采配で楽しく盛り上がることができ、とてもいい気分転換ができた。

こうした舵取りは、まさにバーテンダーの腕次第。

Do you have a Nice Bar ?

 


バーテンダーと写真の撮り合い(笑)

 

0422 Mon.

ニコンCOOLPIX5000

馬淵様

初めてのメールで申し訳ありません。

(面識もなく、セミナーに参加してもいないのに)

daytradenetのHPは1年近く見させて頂いてます。**といいます。

(馬淵さんの著書も購入して熟読してます)

実は馬淵さんにメールしたいという動機に駆られたのは、今月の「Coolに過ごそう」を昼休みに見ていたら、デジカメの話を見たからです。

(それだけではなく、当然DTにも大いに興味があって)

そう、ニコンCOOLPIX5000を使用されてるとのこと。

実は、私ニコンの子会社(**ニコン)に勤務しています。

そして、なんとそのCOOLPIX5000のレンズ部組の生産に携わっていたのです。(お買い上げ有り難うございます)

裏話を言うと、立ち上げ時は国内生産、その後中国生産に移管した機種です。

私はその部品関係、金型・装置・治工具類の輸出業務をしていました。

まだ、生産は継続されています。(増産予定!!)

それでなんか馬淵さんにより親近感みたいなもの?が湧いてきてメールさせて頂いたというわけです。

DTについては以前から体のそこから(どこだそれ?)興味があり、実際にやってみたいという思いがありました。

一番の理由は「自由」が手に入るからです。

会社勤めはなんといっても時間や組織に束縛されます。

その時間を提供するかわりに報酬を受けていますが、DTはそうではなく、時間や組織という枠に捕らわれず自分の人生を有意義なものにしてくれる
手段、道具だと思っています。

今はその道具を手に入れるために準備を始めたところです。

まだまだ、資金もありません。

ましてやセミナーにも参加などしていません。

しかし、目標をもって(毎朝、通勤の車の中でデイトレーダーになるぞーって大声を上げています)がんばろうと意気込んでます。

近い内にまずはセミナーに参加したいと思ってます。

何かでありましたが、その人の行動には必ずこうしたいという動機がある、想いを強く持てば持つほど行動にあらわれると。

いつの日か、馬淵さんにお会いする機会があった時、そういえばいつだか今日のようなメールをみましたねえ、なんていう話をしたいものです。

なんか気がつくと長々と、失礼いたしました。ご多忙なところ申し訳ありませんでした。

健康には気をつけてこれからもご活躍ください。

P.S. COOLPIX5000でなにかあればご相談にのらせていただきます。

 

 


いつも自転車で通るオフィスへの道


 

ありがとうございます。

ついでといっては何ですが、その後の印象など・・を。

カメラのインプレッションなど詳細はこちら

 

購入の動機は、何といってもまず、28ミリレンズ。

以前ソニーのマビカというフロッピーディスクへデータを保存する!方式ののカメラを使っていたことがあった。

このときは後付のワイドコンバージョンレンズを使っていた。

広角だけれど、被写体の左右端にある垂直部分がひどく「歪む」という欠点があった。

けれど広角の魅力には勝てず、使い続けていた。

さらにレンズ部がかなり前へ突出しているうえに、カメラ自体がとても大きかった。

だから常日頃から持ち歩くのが面倒になり、肝心なときにカメラがないという情けないパターンの続出で、チャンスを逃すことも多かった。

 

標準で28ミリの画角のレンズがついているというのは、本当に便利だ。

たとえば、レストランで目の前の料理を撮るときなども、カメラ本体を引かなくてもフレーム内に収まる。

またWEBで使用するときのサイズで識別できる範囲を撮影するときなどには、とてもいいサイズなのだ。

画角が28ミリから2倍程度のリーズナブルな値段のカメラを、どうしてどこのメーカーも作らないのか、とても不思議だった。

ちまたにあるカメラは、申し合わせたように、35ミリから少し望遠寄りの画角が標準のものばかり。

みんな遠くの景色ばかり、望遠で撮っているのだろうか?

私の場合、望遠サイドはほとんど使わないし、第一あまり大きな倍率でズームするとすぐにブレてしまうから、望遠サイドの実用性というのは、実際に使ってみるとかなり低いと思う。

室内や、いわゆる日常の何気ないシーンを撮るのだったら、絶対に28ミリのレンズが便利だと断言してもいい。

28ミリが標準でついているもといえば、ほかにはミノルタしかない。

だがサイズは大きく、メカっぽいデザインだ。

ニコンの方が、いわゆる「カメラ」らしいカタチをしている。

 


大きさの比較のため携帯電話を添えて撮影
 

大き過ぎないサイズ

COOLPIX5000は500万画素子。

私には充分過ぎる解像度だ。

フォトショップで編集するたびに、その絵の美しさに感動している。 

また液晶部分が回転するのはとてもナイスなアイデア。

使ってみないとちょっとわからない「よさ」だろうね。

おまけに携帯に邪魔なコンバーターなしでの28ミリだから、毎日でデイバッックに入れて常に持ち歩くことができる。

これは大事な点で、毎日持ち歩いているからこそ、いざというシーンを記録しておけるのだ。

宝くじは買わなければ、当たらないのと同じこと。 < ?

だからといって、毎日撮るものがあるわけではないのだけれど、何かを感じて「まず記録しておこう」と思った瞬間を、キャッチアップできるという、いつでも記録しておけるツールを常に持ち歩いているという「万全感」は、毎日を楽し いものにしてくれる。

デジカメの優れた点は、すぐに記録を確認できるという点にもある。

だから「フィルムがもったいない」などといったフラストレーションなしに、どんどん撮ることができる。

現像してから「あれ、こんなんだったかな?」といったことが、なくなるというのは、よく考えてみると素晴らしいことだ。

デジカメは、まさにカメラを使う側にとっての産業革命といっていいだろう。

これだけ高性能なカメラが、この値段で一般に買うことができるようになるのだから、長生きはするものだ。

 


 

0421 Sun.

ペーパートレードセミナーの2日目が終了した。

今日は「神風」を実演。

そういえばあの日はマーケットが強かったからなあ。

というわけで、無事400ドルほどをゲット。

といっても、ペーパーだけど。

 

朝オフィスへ向かうとき、かすかに雨がパラついてきていたが、今オフィスの窓から歩道を見下ろすと、傘が見えている。

話題の「ゴール」と「ゴール2」も読み終えた。

小説としては、面白かったけれど、ビジネス書としてはどうだろう。

現実の周りは、ああいう優秀なスタッフばかりじゃないだろうからね。

 

どんなに、忙しくても結構本は読む。昔ほどではないけれど。

普通の本なら、1ページ20秒以内というペースで読めるから、結構読むのは早い方だろう。

だから、面白い本はゆっくりと読みたいのだけれど、面白い本ほどあっという間に読んでしまう。ほんと、物事思うようにゆかないものだ。

 

昨日懇親会の席上で、「毎日どんな生活をしているのか?」という質問をされた。

というのは前々日の夜はバーティーに出席したのに、昨日はギャッパーズアイが早く更新されていたから、というのがその理由らしいけど・・

他の人がどういう生活をしているのかは知らないけれど、自分にとってはいたって普通だと思う。

やらなければならないことがあれば、間に合うように早起きをするし、必要なら夜遅くまで仕事をする。

 

何もなければ、自分の感情に素直に好きなことをして過ごす。

これが一番だと思う。

だからそうした感情が自然なものになるよう、健康に注意し、運動をして、疲れを溜めず、いい精神状態で過ごせるようにという基本的な注意はしているくらいで特別なことはしていないが・・

今ラリーカールトンのライブDVDをかけながら、この文章を書いているが書き終わったら、明日のアドバンスセミナーの募集WEBの作成。

明日からアドバンスセミナーの募集を開始することになっているので、これだけは済ませておかないとね。

そのあとは、アドバンスセミナーのテキスト書きの続き。元気が続けば・・だけれど(笑)

というわけで、今日は短め。

 

 

0420 Sat.

週末だ。

少し長いけれど、マウンテンバイクおやじへの質問と、その返事を掲載。


青年からの手紙

将来は社会学者になるつもりです。社会学なら日本よりアメリカでやるべきだと思い留学を考えているのですが、どこの大学がいいか教えていただけないでしょうか。

これがこのメールを送らせていただいた目的です。

突然で失礼ではありますが、どうかご助言を下さい。

取りあえず用件を先に言わせていただきまして、ここからは僕の事を話します。

お忙しいでしょうから読まれなくていいです。

一橋大学の社会学部に2回落ち、今年2浪が決まりました。

落ちておいてなんですが、あんまり行きたいと思いませんでした。

僕は意志が弱いのであの環境では遊び過ぎてしまわなくもないと思ったし、何より学友を作るのが難しそうだったからです。

それでも社会学部ですし、今年受けたら受かるでしょうから、実際留学するのとどっちがいいのか確信が持てていません。

社会学の為にはどうするべきなのかも教えていただけたら幸いです。

上記の無知な文章の通り社会学については全くの素人以下で、その本もほとんど読んでいませんが、これから全ての社会学を学んでいきたいと思っています。

留学を思いついたのは昨日の寝る寸前で、大学へ行ってから留学をするつもりはありましたので、それなら最初から行けばいいなと思った次第です。それで今日、ネットでアメリカの大学や留学について調べていたのですが、調べ方が悪いのか何も分かりませんでした。

で、YAHOOで「社会学 留学」で検索して適当に見ている時に、先生の文章に出会ったわけです。

安い留学の仕方や暮らし方は自分でも調べられるかも知れませんが、肝心なのは行った大学で社会学が極められるかということですので、どうかアドバイスを下さい。

いいわけですが夜遅くて頭が働いてません。

読みにくく無駄だらけの文章をお許し下さい。

あと、返信をいただけるなら bbbb にお願いします。

じゃまくさければ普通に「返信」して下さって結構ですので、ぜひお願いします。

なんだか失礼極まりないメールになってしまった気がするのですが、突然面識のない人に頼み事をしているのですからほんとに申し訳なく思います。

しかし、ほんとに自分では分からなくて、ただ調べ方を知らないだけですが、困っています。どうかお願いいたしします。
 

 

返事

社会学と知ってすぐにお返事を差し上げさせていただきます。

社会学。

その中の何をおやりになりたいのですか。

一橋の社会学はトップとされていますが、所詮日本の中の社会学ではないのかな。

社会学“ギョーカイ”の現状を知らずして語っているのですが、日本の学界は一般的には職業としての社会学者が目立つ感じが強いです。

博識だけを売り物にする、知的マスターベーターばかりのような印象をもっています。

それを学問とよぶことはできないでしょう。

学問が人をベースとしている限り、応用=実線=行動などを切り離して語ることができないのです。

評論家たちもそうですね、エラソウな知識のご披露をしているだけ。

田原総一郎なんてその典型的な例です。

その点、欧米には社会参加する学者が目立ちます。

僕が親しくしている二人の社会学者も、社会参加する学者たちです。

グスターボ・ペレツ・ラミレツ博士とジョージ・ドレイク博士。

グスターボはコロンビア出身、、同窓のカミロ・トーレス博士とともに南米の民族解放運動の中心人物でした。

カミロは1964年にCIAとコロンビア右翼によって殺され、グスターボはコスタリカに逃げ延びました。

長い話を短くすると、その後、グスターボは国連本部に移り平和活動に従事。

最終職は国連本部長。

人口統計の責任者でした。

これも社会学の仕事ですね。

国連で世界人口統計の仕事をするということは、社会学者としてみれば最高の仕事ですよね。

現在はエクアドールのキト市に住み、コロンビアとエクアドールの主要新聞の四紙のコラムニストをやっています。

僕は彼をキト市に二度ほど訪ねています。

今年の二月にも会ってきて、現在でも毎週のようにEmailの交換をしています。

彼は行動する社会学者です。


ジョージ・ドレイク博士は、高校を卒業してから自転車でパナマまで進み、米軍にアルバイトを求め、パナマのジャングルで測量の仕事の助手をやり、その後は任せられるようにまでなったのです。

稼いだお金を浪費するところは当時のパナマにはなく、結果その資金で大学に進学。

パナマでは原住民たちと接触をするようになり、文化人類学的な分野に興味傾倒。

UCバークレーの社会学を選びました。

カリフォルニア大バークレー校は世界的に最も進歩的な社会学で知られています。

彼は卒業後スタインベックの小説(怒りの葡萄、エデンの東)の舞台で知られているモントレーの高校で教師となり、実際にスタインベックの息子を生徒にもちました。

教職を三年ほど終えて学費を稼ぎ彼はベネズエラのアマゾンジャングルで先住民の部落に暮らし、問題意識をしっかりと高めてから大学院へ進み、博士号取得後にはコロンビアのジャングルで実際のフィールドスタディーをしたという経歴の持ち主です。

彼が最も軽蔑している人種が博識披露だけを得意として行動がともなわない学者たちです。

彼等を知的マスターベーターと呼んでいます。

現在71歳のジョージは、朝鮮戦争兵役中朝鮮戦争孤児10万人にアメリカの里親をアレンジした功績をもっています。

最終職は、Western Washington Universityの社会学部長でした。

今でも多くの"活動"をやっています。

僕は、そのうちのひとつに参加させてもらっています。

グスターボとジョージによる南米ジャングルの知識と伝統を保存する為のものです。

ジョージは社会学に興味をもったころからコロンビアやベネズエラからアマゾンジャングルに入り込んで原住民の中で暮らし、"経験的"知識を積み上げたわけです。

 

日本の社会学者は図書館知識だけの人ばかりが目立ちます。

なにしろ体力がないから行動することもできない。

その点、高齢ではあるものの、ジョージは毎日のように50キロ近くの距離を自転車で走行していまう。

日本の学者と比較することすら彼への礼に欠けることです。

日本はそんな国ですから、お茶の間に人たちも新聞や週刊誌そしてテレビや書籍から得た知識だけは凄いヒョーロン家たちばかりがいるのです。

しかし、彼等彼女たちは、かなり高度なことを語っているだけで、何ひとつ行動をとることができません。

語ることは観念的なことばかり。

実際に行動をしている僕に向かって「夢をおえ」とか理想を語ることことが好きなくせに、本人たちの行動はともなわない。

博学知識や理想論のご披露でマスターベーションしている人ばかりです。

行動をとるだけのエネルギーや体力がないのでしょうね。

日本人はアメリカに住んでいる人も含めておしなべて体力や健康管理をしないから、行動がなくても当然ですが。

この傾向は、社会学のみならず他の分野でも同じ。

ジョージは教授時代、、日本からの教授たちからの訪問を受けています。

彼が驚いたことは、日本からやってくる英語教授たちの英語なんですが、通訳をとおさないと理解できなかったことです。

誰もがということではないと思いますが、教授たちの頭が受験英語中心になっているからかもしれませんね。

応用がきかない英語なんてトイレットペーパーほどの有効価値もないのです。

日本で、伊達正宗がスペインから煽てられて徳川政権を転覆させることを企んでいたことは史実です。

しかし日本史の学者たちは図書館馬鹿ばかりだからスペインが他の大陸で同様なことをやったという比較をすることがありません。

少なくとも僕はそれが書かれた本と出会ったことがありません。

スペインのやり方は反政府勢力を支援して、政府を転覆させて、そのあとでその国を乗っ取る。

そのようにして、中南米の殆どの国がスペインの支配化になりました。

日本史だといえ世界史までにも研究をすすめれば、こうした比較も理解できるのですが、伊達正宗の資料を見ていても、そんな比較にお目にかかったことがありません。

この比較はとても大切だと思うのですが、歴史の教科書にもでてきませんね。

社会学者になりたいのでしたら、社会学という広範囲なものに漠然としているのではなく、テーマをきめてその実践研究に入り、ご自分が持つ問題意識を明確にし、その上で大学へ進まれることです。

お若いのですから、開発国に入り込んで、現地の大学を利用させてもらいながら、テーマに没頭されることです。

そして最終的に進学される大学はアメリカが良いのではありませんか?

日本が10と奢って自己満足していたら、アメリカの社会学は100です。

さらには日本の教授会ほど進歩が遅れている場はないですよ。

僕は頭脳流出した学者や研究者たちを何人も知っていて、彼らからそれを耳にしています。

もっともアカデミックな場所が最も保守的なんですから、良い研究ができるわけありません。

一橋が良いの、どこが良いの、、といっているうちは社会学はできません。

職業としてのサラリーマン学者で箔をきかせるならば別ですが。

それは社会学がもっとも問題提起する点の筈です。


私にもよくトレードに関した質問のメールが送られてくる。

何かを身につけたいのなら、具体的に自分が何を知りたいのかという点がはっきりしていない質問に対しては、漠然とした回答しか書けない。

本来はっきりさせなければならないことがわからないから、「丸投げ」してその返事を糸口にして、という考えなのかもしれない。

何がわからないのかが、わからないのなら、まずトコトン悩み、そして考えてからそれから、誰かの知恵を借りるというのが、相手に対する本当の礼だろうね。

そういう悩みに対しては、こちらだって真剣にならざるを得ない。

考え過ぎて死ぬことはない。

考え抜いた末に、どうしようもなくなれば、必ず明確な疑問が湧き上がってくるはずだ。

 

 

0419 Fri.

マウンテンバイクおやじからの解説。

馬渕さん

本当に嵌ってますねえ・・・

このジョーカーの辣腕社長のゴツイ美人娘さんが僕の弟子でして、シアトルで二年間修行、丁度一月ほど前にシアトルで会いました。

いいお店ですねえ。

新宿の紀伊国屋んとこにも店がありまする。

Scottは日本ではまだやってんですね。

これはスキーのストックでは有名な会社。

グレッグ・ラモンがTourDeFrance初優勝した年に、Scott製のエアロバーが初めて登場しました。

スキーのDH姿勢を自転車に応用させた形。

今ではトライアスロンには欠かせないハンドルです。

自転車業界では、このハンドルで有名になり、その後完成車の市場に入り込み、Scott製のマウンテンバイクを台湾でつくらせ、スキー店で展開。

しかし、スキー店で自転車を買い求める人は多くなかったので、発想は良かったのですが、苦戦を強いられ、結局は自転車店に。

しかし、アメリカでは競争が激しく長くは続かずにすぐに撤退。

しかし、その時、ヨーロッパと日本にも代理店をつけましたので、それが今でも頑張っているのでしょう。

Scottは元々アイダホの会社なんですが、ここで自転車のデザインをしていたボブという男が僕の知り合いでして、今は他の仕事をやっています。

高級車はシアトルのフレームビルダーに作らせていたのですが、それも閉じています。

でも、良さそうなデザインですね。

どうせ、フレームを作っている会社は、他の大手の下請けですからそれなりの仕事はしている筈です。

あとは、パーツのスペック。

カーボンですから、スピードのロスは少ないはずですが、そこまでの登山はしないかあ(笑)。

ともかく、見た目よい自転車です。

なによりもオーナーが気にいることが一番です。

 

ルイ・ガーネルはカナダのサングラス会社のライセンスを受けて藤村という元丸石自転車の駐在員だったアキ・藤村という僕らの年代の生意気な男がおこした会社です。

アキ・インターナショナルという会社。

彼も台湾メーカーとはつながりが深いので、悪い仕事はさせないでしょう。

よく頑張ってやってるなあと思っています。

因みに、彼は8歳年上の女性と結婚していて、現在53歳、奥さんはもう60を超えていてかなりフケてます。

いっしょに歩いている姿を見ますが(見本市で)、母息子がいっしょみたいです。

こんなことは

言ってはいけないんですが、マジに。

年上女性との関係も若い頃はいいですが、彼らのようになると厳しいものがあると思います。

しかし、彼は奥さんにはかなり思いやりがあるようです。

ショーの会場で話すことがあるんですが、そう感じます。

こちらが53の時に、奥さんが喜寿を迎える、年齢ギャップを感じてしまいますね。

余談でした。

 

さすが、業界の事情をよく知ってますね。面白いです。

もちはもちや、というやつです(笑)

 

カーボンですから、スピードのロスは少ないはずですが、そういう脚力はないのでよくわかりません。(笑)

でもデザインがいいのも購入の決め手になりました。

今は手すりにちゃんと繋いでいます。

カギも2つ、つけてますし・・

アメリカでは、前輪とフレームにワイヤーをかまして手すりにロック。

そして高級車の場合、シートを抜いてもっていきます。

 

COOLに転載しましたコメント、全く同感です。

ありがとうございます。

 

ああいうロジカルな文章って、ネット上でもあまり見かけないので、新鮮な印象です。

何だか日本にいると、まわりからあまり、エネルギーを感じない。

何というか、遊びとかジョークがないというか生真面目。

それが日本人?

 

僕のとこには馬渕さんとこと違って、オジサンではなく36〜40の女性から毎日たくさんのメールが入るのです。

彼女等誰もが感じていてくれていることがひとつあります。

日本には僕のように(煽てられてます=笑)元気を感じさせてくれる男がいない、というのですね。

そして手紙を読んでいても、彼女達は前向きで元気があるのです。

毎日手紙をくれる日本人女性には、36歳から40歳まで格年齢5人います。

二週間前にもひとり増えましたが、年齢は不詳です。

かなり若いみたいです。

誰にでも共通していることは、強いエネルギーです。

その点、男たちはダラシガない。

それが僕がうけている印象です。

下は、40歳シングルMother16歳の息子との二人くらし日本人女性、との本日の交信です。

シングルマザーで息子が16歳というのは、オーストラリアのリースと同じです。

 

> さてと、今日は新人が二人入って来るから忙しくなるぞ。

> 会社は次々と新人退社してる、、、?

> _____新陳代謝?

> なんかねぇ、増員してさ、こっちゃぁ、とても大変!新人研修させなきゃいけないしメインの自分の担当の仕事もし、ないといけないし、きついよ。

> 少々へとへと状態デス。新人研修をする為の引き継ぎ研修もしたし、てんてこまいだ。

この時期に増員とは景気がいい話ですなあ

> 一日8時間の業務では足りない状態。明日は担当業務の月締め日だし、仕事が好きでよかった!やりがいあるよ〜ん

> 仕事ばかりやってるからなんでしょうね。

> 運動もしないし・・

 

僕の三位一体説を理解して欲しいなあ。

人間が精神的にきちんと機能する上で同等にに必要なもの。

 

知育 = 思考力・知識

感育 = 芸術全般に対するアプリシエーション

体育 =  筋力ということでなく、酸素を脳や細胞に送ること

 

人生社会判断の上で必要なバランスです。

ところが、現代日本人がもっている知育とは、受験暗記結果と馬鹿取材者たちによるアサハカ記事の知識だけ。

感性育は、カラオケとTV中心。

運動どころか喫煙。

 

これで日本が間違った方向にいかないわけがない。

日本は、知育だけにかたよりすぎています。

だから、東大を出たような頭が良い筈の人たちが、きちんとした社会判断をすることができないで、おかしなことばかりしている。

アメリカでは考えられないことが、日本では日常茶飯事となってます。

非常識が常識として定着している社会価値観を、築きあげて疑問すらもっていない。

添付は、昨日届けられた雑誌のページ。

Lee Oskarに関する記事です。

撮影は僕です。

 

 

 

0418 Thurs.

アドバンス・セミナー

アドバンスセミナーについてのお問い合わせをいただいていますが、月曜に募集を開始します。

期間は5月3金・4土・5日・6月というように、5月の連休中です。

朝9時から夕方4時まで、シカゴから送られてくるデータを使ったペーパートレードを併用し、実際のトレードに役立てることができるような内容としました。

鎌田氏も参加されますから、ラリー・コナーズやジェフ・クーパーの手法もあわせて紹介できる予定で、いわゆるアドバンスプレイの集大成ともいうものになるはずです。

セミナールームには20台分のパソコンがありますが、隣の席を空けておくため、定員は10名となります。

というのは、随時私や鎌田氏が隣に座り、いわゆるマンツーマンで、実際のエントリーなどについて個別指導する形態で進める予定だからです。

ですから、アドバンスのテクニックを習得するだけではなく、ご自分のトレードについて、第三者の目から見たアプローチなどについてのアドバイスも受けられるような内容です。

定員は10名限定。受講料は一名につき40万円。

なお参加資格ですが、基礎セミナー(3DAY)またはペーパートレードセミナーを受講された方に限定させていただきます。

ニーズが不明のため、定員に満たないケースは、中止することがあります。

といっても、二人以上なら決行します。(笑)

ご了承ください。

アドバンスプレイというのは、エントリーのチャンスを増やしたり、大きなゲインを狙うため、リスクは高くなるプレイが多いのが普通です。

以前私が教えていた、プリスティーンのセミナーでもアドバンスプレイでギャッププレイのバリエーションを入れたりしていたようですが、私は現在ベーシックなコースで、ギャッププレイを改良してリスクを下げた方法を教えています。

このように、教える側の考え方によって、どのプレイをアドバンスプレイとして扱うかが変わってくるのですが、机上の空論というか、パターンが実際のマーケットで出てこないようなものは省くようにしています。

実際のマーケットで役立つものでなければ、意味がないと思うからです。

以前からリクエストが多く、またセミナー受講者の方からコンスタントに利益を出す方が増えてきたため、開催しようと決断した次第です。

プレイそのものは最近のギャッパーズアイなどに書いていますが、大体どこのアドバンスプレイでも、デイリーチャートでのローソク足の組み合わせパターンが多 くなるのですが、トレンドに逆行したりするプレイでは、非常にリスクが高くなります。

そのため、日本からのトレード環境(時間)に合わせて、できるだけイントラデイのギャッププレイを組み合わせてエントリーできるような工夫を加えたプレイ を中心としてピックアップしたものです。

トレードというのは、ある程度経験を積めば自然と応用力がついてきて、自分なりにアドバンスプレイへ移行してゆくものです。

ですから、ただ利益を確実に出すという観点からは、通常の基礎パターンをきちんと身に着ければ、アドバンスプレイは必要ないという言い方もできます。

ではアドバンスプレイを知ることによる利点は何なのか?

というと、いろいろなパターンを知ることで、エントリーの機会が増え、また複数条件のセットアップの可能性が高くなりますから、確実性が高くなるということになります。

ですが、どちらにしても基礎力がついていないと、損失を出す機会を増やすだけという結果にもなりかねません。

いわゆる「両刃の剣」という側面がありますから、まさに使い手の腕次第ということになります。

このあたり、アドバンスプレイの必要性については、議論があるでしょう。

最近はセミナー回数が増えてきたので、ちょっと疲れ気味なので、これが終わったら少しペースを落とそうと考えています。

これが終わると、日本株・Emini・アドバンスと、リクエストのあったものは、すべてカバーできたことになりますから。

 

 

0417 Wed.

やっぱりフルサスがいい

ということで、アドバンスセミナーのマニュアル書きの合間を縫って、先日から密かにどれにするかの選定をしていたのだが・・

どうせなので、今のより軽いものにしようということで、「キャノンデール」と「スコット」が最後に残った。

どちらにするかは、微妙なところだったので、店内の超ショートコースで試乗をさせてもらうことにした。

何度もとっかえひっかえしてみると、まずキャノンデールは、ハンドルは軽いのだが、反面低速で少しフラつく。

スコットに乗ってみると、とても安定しているうえに、持ってみると圧倒的に軽い。

スコットのほうが、フロントフォークの角度が寝ているのだという。

というわけで、「スコット」を昨日オーダー。

「今日は雨が降ったりやんだりで、夕方にはまとまって降る」と言う天気予報だったのだけれど、ぜんぜん降らないじゃないか。(笑)

今日は降らないでほしいなあ、という願いが通じたのかな。

というわけで、無事今日の午前中に取りに行ってきた。

気がついたら、何だかすっかり嵌ってきているなあ・・

 

 

0416 Tues.

狩猟民族の視点

シアトルのマウンテンバイクおやじの主張。

というよりも、彼の目から見た日本社会像のようだ。




個性を育てる上で必要な個人主義


輪を大切にする為に和が求められる村社会。

個性が強く求められる時代になりましたが、個性的なものはなかなか生まれません。

そこには個人主義的考え方と生き方が育っていないからです。

村社会的な世間体だとか掟によって拘束されているから、勝手(個人主義)なことはできないのです。

集団を基準としているので、個人の心が求める独特な生き方をすることができないということです。

しかし、そんな彼等彼女らも自分たちが個人主義であると信じて疑いません。

行動がともなわない観念の世界の中だけで個性豊かだと思っているわけでが、行動面では今でも農耕時代の村社会的拘束にがんじ絡めになっていて、身動きができない人が多くいることが現実。

これでは囚人とかわらないわけですね。

この時代、飼い慣らされているという他に表現のしようがありません。

手足ある人間が生きるということは、観念の世界だけで自由になることではなく、物理的な自由の下に個人の心が求める生活を送ることなのです。

村社会の日本、和を尊ぶあまり、個人主義的考えや生き方を抑えつけてきました。

これで個性が育つわけがないと思っています。

日本人は村社会の農耕民族だった

日本は、もとより農耕民族によって構成されていた村社会でした。

村社会での共同作業、それをともにいわう豊作祭り、村八分。

常に団体行動が基盤となっていて、出る杭は打たれるの喩えではありませんが、個人行動が許されない社会に人々は生きてきました。

 

革命経験がない

日本人は、貧困であったにもかかわらず、革命を経験していません。

明治維新はクーデター、もしくは反対勢力による徳川幕府の転覆といった方がより正確だと思います。

百姓一揆は窮鼠猫を噛む的なものでしかなかったし、政治意識に基いた一揆を組織化したわけではありませんでした。

日本の国民は自主性をもって政治参加をしなかった、ということです。

常に、儒教の訓えに従って、耐えること、目上には逆らわないことなどを教えられてきました。

その点、アメリカは異なります。

生活の困難があれば「耐えて良き日を待つ」受動性ではなく、「躊躇せず障害物を取り去る」能動的行動をみせます。

 

観念の世界で自由に

往々にして、日本には行動がともなわない観念論だけが飛び交っています。

現実の戦争が理想論に近い形で語られるのです。

実践とは、理想と現実の妥協にあるのですが、理想論者たちは、この妥協を許しません。

しかし元々行動がともなわないひとたちだから、実践の何かがわかっていません。

そういう人たち同志がアフガニスタンで戦争がおこなわれている時に、全く現実にそぐわない討論で青筋をたてている姿を目にすると僕にはその姿が滑稽にしか見えなくなります。

政府野党も、常に理想にそぐわないから、という追及だけをやり、与党も理論的な違いを論破することができないでいます。

個人行動が許されない日本村社会。

誰でもが波風の立たない事をやっている(=個人行動をとらない)。

しかし、それで気持ちがスムわけがないから、誰でもが観念の世界に入り込んで、想像だとか夢だけを語っているの(だけなのです)です。

 

責任転嫁

要は、個人主義が許されない社会、主体性が許されない社会に生きてきた多くの人たちは、自分が行動をとらないものだから、結果責任を他の人にもっていきます。

いとも簡単に責任転嫁をするのです。

個が喪失しているとしかいえませんね。

個があれば、結果というものが自分の主体性の結末であることを自覚しています。

アメリカ人も責任逃れをしますが、それは主体性に基いた行動結果への罰を逃れる意味での方策です。

これを好しとしているのではありませんので誤解なきよう。

 

助け合い

村社会には助け合い精神があって、それが日本人の社交上の美徳となっています。

しかし、そこには限界があります。

個人の意志として、例えそれが独りであっても助けるというところまではいきにくい。常に、お隣さんを気にしています。

お隣でもやらないから、うちもやらなくてもいいのではないか。

お隣もやっているから、うちもやらくてはまずいだろう。

 

誰も助けてくれなかった、と他人の所為にする

以前、困っていた時に誰も助けてくれなかった、と言った人がいました。

個人主義が強い僕はこの発言に違和感を覚えました。

この人は助けを期待していたのか?

しかし誰も助けてはくれなかった。

個人主義的傾向強く生きてきた僕にしてみれば、結果責任は常に自分自身であったので、こういう言葉が平然としてでてくることに戸惑いました。

この人の場合、日本が美徳としている助け合いの精神は、この人にはさしのべられなかったのです。

助けを求める側の考え方に関してみれば、これは終身雇用制、会社が将来面倒をみる(助けてくれるという期待感)という暗黙の了解で人間としての主体性を会社に委ねる気持ちに似ていると思いました。

 

助ける、ことは日本人だけの得意技ではない

村の共同作業などを通じて日本人は助け合いの精神を身につけてきました。

それを日本独特の美徳と思っている人と出会うことが多々あります。

しかし、僕は助ける優しさが日本人特のものではないと思っています。

欧米の個人主義者たちは、行動を示して助けます。

世界の貧困地帯で、個人の資格でボランティアー活動をやっている人たちの数。

圧倒的にヨーロッパとアメリカ人が多いはずです。

ところが、日本では助け合いどころかお金を払って済まそうとする傾向すら強いですね。

助け合いの美徳は何処に?と疑ってしまいます。

でも、ここで注意してください。

欧米人の場合は助け合いではないと思うのです。

助ける、という一方通行です。

助け合いには、次にこちらが困った時には助け返してもらうことへの期待があるのではないでしょうか。

少なくとも、アメリカ人がボランティアーをやる場合は、個人の正義感などの自己納得のためのものであって、それは無償の汗の提供です。

日本の贈答のような、お返しを期待することは、こちらのギフトにはありえないのです。

英語で、Gift と Present はニュアンスが異なります。

Gift には心の思い入れが強いのですが、Present はどちらかというと即物的です。

何れの場合にも見返りへの期待はありません。

しかし、贈答、には「答」というように、「返」が含まれていますね。

ここに日本の助け合い精神の優しさの限度が感じられてしまいます。

Give&Takeの精神は日本では誠意の世界まで広がっているのではないか、とまで勘ぐってしまうほどです。

 

日本の良い面

日本の良い面にも触れたいと思います。

ですが、今の日本では悪い面が圧倒的に目立ち、良い面が角で小さくなっているような気がします。

 

村社会の原点が和の精神にある

日本特有の、「和」の精神。

良く考えると、村社会を保つ原点がここにあるような気がします。

だから、集団の仲間たちは、いつもニコニコ顔の八方美人をやる。

これも、個人主義が育たなかったからこその特徴ではないでしょうか。

ドングリ平均点教育にしても同様です。

集団の仲間たちと同じならばいい、とする均一的価値観。

だから出る杭はスグに打たれてしまうのです。

これで個人主義が育つわけがありません。

こんな理由から研究者やオリジナルな人たちの日本流出があると思っています。

はっきりといって、日本で抜きん出るとヤッカミや意地悪からの邪魔まであるから、そんな平等主義的集団社会ではやっていけないんではないでしょうか。

 

平等と公平

日本の職場での労働者に対する富の分配の仕方は平等を基準としてますが、これは共産主義的なもの。

そこには公平がありません。

これは、今さらということではなく、村社会ができてからのものだと思います。

村社会そのものがコミューンですね。

共産主義思想は科学として成立したかもしれませんが、それは過去の経済形態の時代までのこと。

経済階級を、有産階級と無産者階級にしか分けなかった。

中間階級やエリートの台頭、競争の原理、そして人間の心理などを全く見落としていたわけです。

共産主義に顕著な独裁者たちは、政権の委譲すらを息子などの家族にひきわたすわけです。

キューバのカストロ将軍が現在それを計画しているそうです。

過去、彼は革命の英雄だったかもしれませんが、現在では彼の個人エゴ(心理)が政治を我が物にしている。

革命後40数年、政権交代すらなかった個人独裁でした。

そして、ヒエラルキーにしたがってエリート官僚たちによる支配体制が警察権力的になっているのです。

北朝鮮は知るがごとし、中国でもそうでしたし、今でもそうです。

ルーマニアのチャウシェシュクも酷いものでした。

平等社会に見られる傾向のような気がします。

日本に個人主義を育てなければ、ネット社会での国際競争には大きく遅れをとることでしょう。

何しろドングリが考えることは右へ習えで誰もがいっしょ。

これではオリジナルなものが生まれにくいわけです。

オリジナリティーがなければオリジナリティーのある国に負けるわけです。

その為には、個性を育てることが大切。

しかし、個性を育てるということは、個人主義という土壌が初めて可能だと思いますので、今でも村社会に生きる人の間からは生まれにくいもの。

それだけ日本は、欧米から大きく引き離されることになると思います。

今の日本は欧米各国からの特恵のもとに取り引きをやっていた時代とは異なる再出発が求められているのです。

 

会社の形態事態が、日本では個人主義というか自由主義が生まれにくい土壌になっているというのは同感で、日本にしばらくぶりに長期滞在してみると、とてもそれを感じる。

だけど、私は今基本的には一人(個人)という意識でやっている。

もちろん助けてくれる人たちがいなければできないことも多いから、妙に「もたれあわない」でどうやってやりたいことをやるかという、いわば試行錯誤をしながら進んでいるのだけれど、こういうことはアメリカの方がやりやすい。

もともとトレーダーって一人の世界だから、極端な言い方をすれば、必要な物(お金)を得るために「狩」をするわけだ。

獲物がだんだん効率的に獲れるようになると、獲るために一日の大半を過ごす、ということが馬鹿らしくなってくる。

最初は獲り方が下手だから、時間をかけないと獲れないと思っていたけれど、だんだんと経験を積むと、そうではないことがわかってくる。

できるだけ、狩の時間は短くして、その他の時間を自分のために使う。

猟をするために、生きているわけじゃないからね。

つまりやりたいことのために使えばいいわけで、普通の社会に参加するという視点からも、いちおうちゃんと?仕事はしていることになるわけだし、ネットがあるから情報も入ってくる。

アメリカであろうと、日本であろうと、仕事を説明するのに、ちょっと時間がかかるけど、社会生活にはなんら困ることはない。

こういう背景があるから、デイトレーダーはアメリカから生まれたのだと思う。

獲り方をマスターしたいという人に教えることで、自分のスキルも上がるしね。

獲り方を教えたって、獲物は毎日いやというほどいるんだから、こっちへの影響はないのだから。

だから、それを実行しているだけ。

夜になれば飲みにも行くし、疲れた日は早めに寝るとか、朝早くから仕事をしたり、遅くから始めたりとか、自分でスケジュールをたてることができるという本当の個人の「自由さ」がある。

だから私は自分のやり方を伝えるということを、積極的にまたオープンに、好きなようにやっているだけ。

アメリカにいるときにはできなかったことを、今実行している。

 

でも日本だと、そういうスタイルが馴染まないのだろうか、またはうまく獲れないのだろうか・・

こっちを見ながら、教え方がどうのとか、ああでもない、こうでもないと・・(笑)

(日本社会独自の)自分の生活スタイルを基準にしているから、そういった私の行動や、やっていることが見えていないのだろう。

憶測や、出鱈目をさも本当らしくでっち上げ、マスタベーションをしている連中がいるようだ。

そんなこと言ってる暇があったら、自分で腕を磨けばいいじゃない。

あんなやり方を教えたって獲れるわけはないとかいうのなら、それじゃどうやってお前さんは獲ってるんだよ。

学校で習って免許を持ってるから教えます、なんていってるところもあるようだけど、獲物に逆襲されてケガしないようにね。(笑)

第一獲物の獲り方を教えたって、獲る獲れないは本人の腕次第。

全く話にならん議論をするのは、時間の無駄。

 

日本の社会は、どういえばいいのだろうか、ノリが「みんな(会社や組織)で地引網を引っ張って魚をとる」という雰囲気。

「みんなで集まって魚を獲る」というメンタリティー以外にないというのは、極端に言えば社会主義化といってもいいだろう。

そういう中で育つと、就職先がないとか、また就職したくないからといって、バイトやほかの仕事といっても、一日中魚を釣ってないとやってゆけない。

だから、「実際に役立つ個人での獲物の獲り方を身につける」というニーズはますます高くなると思う。

 

 

0415 Mon.

掲示板へ珍しくこういう投稿をいただいた。

日本株のセミナーを受けてみたいのですが、 どういうレベルの人を対象にしているのでしょうか?
 
方法論が様々あるようなのですが、講師の実戦経験からの説明でしょうか?

それともシステム・統計的な発生・勝利確率などでしょうか?

セミナーが不満な場合の返金制度はありますか?

講師は米国株トレードを長年されていたそうですが、日本株トレードのキャリアがよくわからないので教えてください。
 
以上、よろしくお願いします。
 

ここに以前の3時間セミナーのレポートがあります。

またセミナー開催の前後の日付のバックナンバーには、関連した情報が記載されていますので、こちらもあわせてお読みください。

以上の情報で判断がつかない場合や、または内容やメソッドに関して不安をお持ちであれば、受講されない方がいいと思います。

という返事で済ませようと思いましたが、せっかくの機会ですからもう少し詳しく書きましょう。

 

 

どういうレベルの人を対象にしているのかというご質問ですが、あなたはご自分で、どれくらいのレベルだとお考えでしょうか?

それをまず書かれた方が、より希望される答えが得られると思います。

セミナーでは、初日まず最初にその方のバックグラウンドをお一人ずつ聞かせていただき、できるだけ全員が理解できるように進めています。

また個別の質問用紙を配布して、質問されたい点を書いていただき、発言するのがシャイ?な方のご要望もできるだけこちらで、把握するようにしています。

 

方法論云々の件ですが、日本株であれ米国株であれ、利益を出すためには、トレンドにあった方向へエントリーできるかどうかが、まず最初に知るべき大事なポイントになると考えています。

ですから、米国株での実戦経験からの、方法論を中心としたセミナーとなっています。

 

テレビ通販グッズではないので、返金制度はありません。(笑)

また私は、日本株のトレードの経験はありません。

そのため、実際に現在トレードをされているプロの個人トレーダーの方に、日本株特有の部分についてのサポートをお願いしています。

 

こうしたセミナーの費用や、講師の信頼性?などに関しては、門外漢の方には非常にわかりずらいでしょう。

第一基準というものがないのですからね。

だから、いい加減なセミナーが横行するわけです。

メソッドについてや、トレードに関する考え方は、その主宰者のWEBにあるコンテンツを真剣に読まれれば、大体わかるはずです。

このWEBには毎日多くのチャートやその解説を掲載しています。

本来の目的は、自分の勉強のためにはじめたため、その延長という形式になっています。

セミナーを受講しようかどうかを考えられる方にとっては、いわゆる「どういうメソッドに基づいてエントリーを考えているのか?」という参考になる情報が、ある程度公開されているともいえ るでしょう。

ですがここにあるセミナーに関しての情報だって、十分ではないと思われて、こういう質問をされているのかもしれません。

あるいは見過ごされたのかもしれません。

ご質問の内容では、こうした点は情報不足でわかりませんが・・

 

何はともあれ、このサイトの内容をご覧になって、この主宰者(私のこと)は得体が知れないとか、こいつのセミナーにそれだけの金額を払う価値がないと思うのであれば「はい、さようなら」で参加されないのが、一番いいと思います。

こういう観点から見ると、そういう情報公開がほとんどない、または、ほんの少し、または申し訳程度にしかない、またはセミナーを慌ててやるためにとってつけたようなコンテンツしかないサイトで宣伝しているほとんどの「セミナーもどき」 のセミナー内容が、事前にどんなものなのかがわかるのであれば、多くの個人トレーダーが、救われるのではないでしょうか?

まあいろいろあります。

言葉では、個人トレーダーのためとかいろいろな宣伝文句を並べたり、私のことを暗にひどいセミナーの主宰者ようにほのめかして、引き合いに出すとなど、なかなか笑える作戦をとっているユーモアサイトもあるようです 。

そういうのに限って、チャート分析のコンテンツはスカスカ。

こういうのを私は「頭隠して尻隠さずセミナー」と呼んでいます。

「言うは易く、行なうは難し」ともいいます。

そういうのにエントリーしたら、塩漬けになるんじゃないですか?

ファンダメンタルズだけを頼りにして、チャートのないソフトでエントリーのタイミングを判断するようなものです。

 

このように「トレードのセミナー告知の内容がわかりにくい」という状況にもかかわらず、「貧弱な量しか情報公開していない」ケースは、普通おかしいと思うものですけどね。

まあ、公開すべき情報が「ない」のかもしれませんが。(笑)

こうした状況のままで、何十万円もするようなセミナーを開催しようなどと考えるメンタリティーの持ち主が主宰するセミナーに、あなたなら参加したいと思いますか?

私が、もしトレードのことを知らないとしても、こういうのは「まっぴら」です。

トレードを知らなければチャートは読めないだろうけど、それくらいのことは読めますからね。

セミナー内容の判断に「使える」レベルの情報公開が貧弱、または「ない」のと同じような状況のWEBで宣伝しているセミナーが、受講者へ対して対価にふさわしいフェアな内容を提供できる可能性は 、非常に低いのではないだろうか?

というくらいのレベルの判断ができなければ、トレードで利益を出すのは、非常に難しいのでは?

と、私ならそう考えます。

まあ考え方は、人それぞれですが。


Home / Index of Cool


2002 0415-

 

ブラウザを<更新><リロード>して最新の情報をご覧ください