2001 0201-
0215 Fri.
大雪
シアトルは昨夜から大雪。
天気予報では、朝方から雨になるということだったが、見事にはずれた。
ウチは山の方だし、我が家の2駆のクルマでは、外へ行ってスタックしても困るしなあ。
でも、雪が降ると理由もないのだけれど、何となく嬉しいのは本能か?>まるで、犬だな。(笑)
オフィスに電話してみたら、今日の出社は3人だけで、トレードフロアのトレーダーも数人だけだという。
しかしこれだけ積もったのは、何年ぶりだろうか?
下の写真のように、作業用のブーツのくるぶしあたりまで積もっている。
来週の月曜は、Presidents day のため、マーケットは休みだから、あと4連休だ。
というわけで、今日も自宅からであります。
アマチュアバンド
明日は、この間から参加しているバンドのドラムのオーディションがある。
以前からいるドラムの人は、最近殆ど参加することがないというのでリズムマシンで練習しているのだが、やはり誰かいないとなあ・・ということで、地元の新聞とネットで参加者を募集することになった。
そうしたら、何と5人も応募があった。
全員揃うと、ドラム・ベース・パーカッション・リードギター・リズムギター・キーボード・サックス(フルート・キーボード)それに私はキーボードとフルートおよびアレンジと唄を担当。
唄はあまり自信がないのだけれど・・
メンバーはそれぞれ音楽の好みがあるだろうけれど、とりあえず人前で演奏できるようになるというのが目標。
つまりこの編成に合った曲を選曲して、一ヶ月に2回の練習で仕上げなければならないということだ。
個人練習をきちんとやってから、練習に参加しないと、このペースではなかなか、曲が増えそうもないが、まあしばらく様子を見ながらってところかな。
まあアマチュアバンドだから楽しむのが一番なんだけれどね。
知人から誘いがあって、見に行ったのがきっかけで、何となく参加しているのだけれど、まだ参加して2回目。
なわけで、このメンバー募集に関しては何もしていないのだけれど、募集の様子はメンバーの方からメールで逐一報告がある。
こういうときもネットは便利。
明日のオーディションのために、ドラムの手配や連絡など、担当のメンバーの方は大変そう。
私は、一応アレンジができるので、明日の練習用新曲のため、昨日から譜面を書いている。
プロじゃないので、あまり難しいことはできないだろうから、アレンジは逆に難しくなるのだが、それを考えながら・・というのもまた楽しいのであります。
なわけで、ここ数日は音楽三昧の毎日。
自分の担当楽器も練習しておかないとなあ・・
0214 Thurs.
メールの輪
COOLのコラムがご縁で、メールを頂くことが多い。
文句とか反論のメールではなく、もちろんそういうメールでも大歓迎なんですが、そういうのはやはり来ません(笑)
励みになるような内容のものが多く、こういうメールはコラムを続ける大きな原動力となっています。
また、とても役立つ情報が含まれていることが多く、ネットは素晴らしいコミュニケーションだなあって思います。
ありがたいことです。
なわけで、ときどき了解を得て転載していますが、今回も一通のメールをご紹介します。
こんにちは、お久しぶりです。
以前のメールは、なにぶんネット・株式ともに初心者でハッチさんのHPもざっと見ただけでメールにて質問しましたのでお恥ずかしい質問でしたが、すぐに返信を頂きましてありがとうございました。
あれから私なりに株式の研究をしたつもりです。
その結果、デイトレードよりも1,2ヶ月スパンの投資が私には合うみたいです。まだバーチャルトレードですが・・・
HPに日本の報道について書いてありましたので・・
たしかに、ここ十数年テレビ局の報道はあまりにもひどすぎます。芸能人ゴシップレポーターが、面白おかしくスキャンダル報道をワイドショーで放送するぶんには(芸能人と言われる人にも人権はあるが)暇なご婦人たちの三時のおやつ代わりでいいのですが。
午後六時からのニュースにまで・・・
また、報道のレポーターまでが、事件のあった近所のおばちゃんに誘導尋問に近いやりかたでコメントをもとめて放送してる・・・それも全国ネットで!
株式のどぎつい掲示板には「投資はすべて自己責任で」とかいてありますが、日本のブラウン管には「報道に惑わされずに自己責任において行動して・・・」と、1日1回流してもいいですね〜そこまで日本人は馬鹿ではないと思うが・・・
日本の報道局は、政府による報道の規制等を極端に嫌います。
彼らは、「第二次世界大戦のとき無理やり報道させられた!」と言いますが、いま、彼らの報道は100%正義で正確でしょうか?
ちょっとした事件でも、犯人になれば本名、職業、学歴、家族構成、すべてが全国ネットで報道されます。その犯人の家族、親戚おかまいましで・・・
アメリカのどこの新聞社かわすれましたが、匿名のとこがあると読みました。
例えば、シアトルに住むハッチ@さんの住宅に、***@という賊が38口径の銃で武装し、窓を割って侵入。しかし、ハッチ@さんの護身用の銃で撃ち殺されました。
これで十分じゃあないでしょうか?本名や、その犯人の家族構成をアメリカ中の人が知る必要性があるのでしょうか?
話は変わりますがマクドナルドについて
今から数年前、マクドナルドジャパンの藤田某氏が日本トイザラスを設立その記念パーティーで「人間は、11歳までに食べた物を大人になっても食べるんだ」「おもちゃもおんなじさ」と、ウイスキー片手に御機嫌で喋ってた。
「11歳までにハンバーガー食わせとけば、大人になっても食べるんだ」彼は、御機嫌で喋り続けていた。
私は、それを聞いてぞっとしました、人間の基本である食事、それをそんな方針でいいのか!?
マクドナルドの戦略?子供の気を引くおまけ・家族ずれで入店しやすい店。
おまけ=お菓子なんかにも付いてる。〜うん、そうだ・・・
入店しやすい=企業のリサーチ努力です。〜うん、たしかにそうね・・・
見事、日本マクドナルドは大繁盛、今年はついにバーガーキングを追い出す事に成功!
11歳までにハンバーガーを食べた世代が大人になって、日曜日には子供を連れて来てどの店も大繁盛。
平日の午後は、もちろん11歳までにマクドナルドに親しんだコギャルの社交場。
先日NHKで穀物メジャーについて放送していた、牛肉をいかにして日本人に食わせるか?カーギルの元役員などのコメントと共にマクドナルドの藤田氏も「人間は11歳までに食べたものを・・・」との持論を自信たっぷりにTVで発言。
私は、サハラ砂漠で遭難、目の前にマクドナルドサハラ砂漠店が・・・
スマイル0円の社訓どうりの可愛い店員さんが、
「いらっしゃいませ〜何になさいますか〜、今ならハンバーガーは半額サービスドリンクは全額サービスでぇ〜す」
私は、絶対に食べない。
喉の渇きに飢えて死んでもよし。
無駄話でどうもすいませんでした。
ハッチさんのHP益々のご繁盛を。
PS
腰痛ですが、YMCAで腰痛体操の教室があります。
たぶん、アメリカのYMCAでも同様のものがあるはずです。
マクドナルドですか・・そういえば最近1年近く食べていないなあ・・
安い緊急用の食べ物というイメージなので、日本へ行ったときもあれは食べようという気にはなりませんでした。
日本では時差ボケで朝早く目が覚めるため、吉野家の牛丼は何度か行きました。
日本は朝早いと、吉野家しか開いてないんですよね。
ホテルの食事は7時からだし、続くと飽きますからね。
あと、場所によっては、立ち食いのソバとかうどん屋。
なつかしい・・日本の伝統ですなあ。
有楽町の立ち食いのソバ屋へももちろん行きました。(笑)
腰痛の件では、これもまた何通かメールをいただき、有難いことです。
体操も教わりましたし、まあ少しずつよくなってきています。
腰痛と言えば、この方のメールをぜひ紹介したいと思います。
セミナーに参加された方なんですが、私にそっと、「一度**先生にかかってみてください。」と耳打ちしてくださったのですが。
ほんと感謝です。こういう情報は探しても見つかりませんからね。
でこういうメールをいただきましたので、これは無断で転載させていただきます。
いいですよね?(笑)>事後承諾はいかんぞ>自分
ハッチさん!
やっと**先生に巡り逢われたようでなによりです。
あっ!そうだ、ハッチさんに申し上げるのを忘れていましたが、**さんは一種の麻薬≠ンたいな方なんです。
一度彼に治療を受けると**さんでないと駄目な体になります。
私も以前は1週間に2時間治療してもらっていました。
治療が終わったときは完ぺきに整備が完了しています≠ナも直ぐに元にもどります。
そして赤坂に行く羽目になります。
仕事がら出張が多くてなかなか**指圧にいけない私は**さんに逢えないことがストレスになる≠オだいです。
そこで**先生にお伺いしました。どうすれば**先生に治療してもらわなくても良い体になりますか?≠チて質問しました。
彼はそれはそれは親切に答えてくださいました。
ハッチさんも彼に聞かれると良いと思います。
では3月のペーパートレードでお目にかかりましょう !
この方、なかなかユニークで、しかもナイスな方です。
私に年齢も近いので、なんとなく親近感を抱きますが・・
3月のペーパートレード?
まだやると決まってませんよおー!(笑)
これはプレッシャーだな。
しかしうまい架け方ですね。>おいおい、感心してどうする。
P.S
また全く知らない方から、「自分も腰が悪いので、この**指圧の場所を教えて欲しい」というメールもいただきました。
メールで広がる腰痛仲間の輪?(笑)
0213 Wed.
サービス
東京駅から成田までJRの専用列車があり、そこでの検札について少し前に書いたけれど、帰りに乗って話をしている最中に、またこの検札がやってきた。
隣の乗客が大慌てで切符を探しているのだが、見つからない。
こういうときほどポケットを片っ端から探しても見つからないのだけれどね。>誰にでも経験があると思う。
これがきっかけで、思い切って聞いてみた。
どうして検札をするのですか?無賃乗車が多いのですか?と。
彼の説明する理由は、「切符を持っているかどうかの確認と、座席を間違っていないかどうかの確認のため」だという。
どうしてそんなことを聞くのかと言わんばかりの、不快そうな表情ですぐには返事をしない検札係。
聞いたほうが、何か悪いことでも聞いただろうかと思ってしまうようなリアクションに驚き、それ以上彼と話しても無駄だという気がしたのだけれど、もう一点だけ聞いてみた。
チケットを買うときに自由席か指定席かと尋ねられなかったことを思い出し、念のため「この列車には自由席があるのですか」と聞いたら、全席指定席だという。
改札あたりを見たって、チケットを持たずに簡単に入れる構造にはなっていないし、常にJR側の人がいるから、無賃乗車をしようとしても、強行突破をしない限り無理だろう。
自由席の乗客が指定席に座っていないかどうかをチェックするための検札ならまだわかるが、少なくともこの列車に乗っている乗客の99.9%以上は、全員指定席の切符を持っているはずだ。
だから、指定された椅子でなくても、空いていれば指定された席でなくてもいいはずだし、そこへ指定された乗客が来たら席を空けて移動するだろう。
トラブルを防止するのであれば、30分に一回ほど見回りに歩けばすむわけで、乗客にいちいち切符を見せろというこの検札は、全く大きなお世話だ。
自分の列車を利用する乗客を、信用していないと思われるようなこうした乗客からすれば不快なだけの検札は止めるべきだろう。
車内の暑すぎる温度設定を見直すとか、飛行機のようなフレッシュで冷たい空気を出す噴出し口をひねっても、同じような温度のエアしか出ない点とか、こうした点をまず改善してほしい。
もしこれが本当に民営の会社で、自由な競争があり、乗客に対するサービスとは何か?という点がこの程度だったとすれば、確実に業績が悪化し、倒産に繋がるのが普通だ。
名目ばかりの民営化という隠れ蓑をまとった国営のサービスを見るにつけ、日本は経済共産主義の国のように思えてしまう。
日本から世界へ通じる空港への列車の外見だけはモダンだが、しかし、中で行われているサービス?がこの程度だというのは、全く情けないハナシだ。
神田にある、さる有名な手打ち蕎麦屋へ行った。
名前は挙げないが、ここのサービスも不快なものだった。
なんでも大晦日の年越しには2000食以上の蕎麦が共されるという有名な店だそうで、タクシーの運転手に店名を言っただけで連れて行ってくれたから、いかに有名かがおわかりになるはずだ。
昼食時をとっくに過ぎてはいたが結構混んでいるので、年輩のご夫婦と相席になった。
こちらもTOKYOオフィスのスタッフと2名。
で、ここのいわゆる「天ザル蕎麦」を注文。
まあ正確には「ざる蕎麦」ではないのだけれど、海老が2匹ついているというから、1000円近くするいわゆる「天ぷらざる蕎麦」を注文したら、「わさび」がついていない。
わさびを注文したら持ってきたが、まあ少ないこと・・
一人前しかない。
もう一人前を頼むと、「ご注文のワサビは無料ではありませんがいいですか?」と来た。
いいも悪いもいまさら何だよなあ・・まったく。
で、ムッと来たので、「ワサビがついていないのならメニューにそう書いておくのが筋ではありませんか?こちらはついていると思っていましたからね」と訪ねてみた。
「ウチでは、これにはワサビはついていません」とおばさんはケンもホロロ。
「だってこちらはそんなことはわかりませんよ。普通こうした天ざるにはついているのが普通ですからね」というと・・
「昔はざる蕎麦にはワサビはついていなかったんですよ」と来ました。
昔の蕎麦屋の事情は知りませんがな。
「ウチのオーナーは味にうるさいので、そう決めているんです」とおばさんはあくまでも強気。
こりゃダメだ。
味にうるさいんだったら、このタバコの煙が立ち込めているのを何とかしくれえー。
味を大事にするというのなら、せめて禁煙席を設けるくらいのことをまずやるべきだろうね。
蕎麦の味はよかったけれど、とても気分の悪い蕎麦屋だった。
もちろんワサビ代は払いましたよ。(笑)
0212 Mon.
スターバックス
日本の有楽町オフィスのそばには、スターバックスコーヒーがあり、なかなか人気があるようだ。
で、味はというと、本家の?シアトルで飲むスターバックスとは違う。
日本人向けに変えているのか?
インスタントラーメンだって東北と関西では、地域によってスープの味を変えているわけだから、これは十分に考えられる。
そして、何度か飲んでみたが、味にバラツキが多い。
バラツキに関しては、作る数が少ないと作り手の習熟度に関連するだろうから、これは納得だ。
アメリカのスターバックスの行列を見ると、年齢層はとても幅広いのだけれど、日本のスターバックスでは圧倒的に若い人ばかりだ。
シアトルのスターバックスは、朝の5時半からだから、最初、7時頃には開いているだろうと思ったのだが、見通しが甘かった。
有楽町の店は、オープンが何と朝の8時半。
不思議なのは従業員の女性が全員、「ありがとうございまぁーす」と妙に語尾を伸ばすのだ。
最初、人によるのだろうと、それとなく注意深く聞き耳を立てて聞いてみたが、全員そうだと断言できるといっていいだろう。
接客マニュアルに、語尾を伸ばせとでも書いてあるのだろうか?(笑)
冗談はさておいて、それほどみんながみんな例外なく語尾を延ばすので、で他の業種はどうかというと、やはり、語尾を延ばすというのは、一種の流行というか、20歳台の女性の間で、かなり定着してるようなのだ。
何かのドラマの影響なのか?
で、若者に聞いてみると、どうやらこれは、相手によい印象を持たれると思って、こうして語尾を延ばしているらしい。
若い女性タレントの間では、天然ボケが人気があり、その影響もあるのだという。
こうした「ボケた」キャラクターが30台の男性に人気があるのだというが、天然ボケだと扱いやすく、自分の言うなりになりそうな気がするのだという。
そうだとすると、まあオトコがだらしないということになる。
このように語尾を延ばした口調で、「ありがとうございまぁーす」と言われた相手が、みんな良い印象を持つと考えているのだとしたら、甘いなあ(笑)
周りの同世代の真似をしておけば、無難だと考えているむきもあるだろうから、まあそれほど深く考えているわけではないのかもしれないが。
しかし、それで相手が良い印象を持つにしても、そこまでして「相手に媚びる」必要があるのだろうか?
まあ媚びるというと、ちと大げさだが・・
自分に素直に、堂々と仕事をした方が、若者らしく、チャーミングだということに気が付かないというのだとしたら、ちょっと淋しいハナシだ。
それとも「女性」ではなく、いつまでも「女の子」のままでいたいという願望がそうさせるのか?
多分、相手によって使い分けているだろうが、まあ、若いうちからご苦労なことです。
いやはや、スターバックスでは、いろいろと、考えさせられることが多かった。
0211 Sun.
銀座
日本に住んでいた時、銀座界隈というのは縁がなかった。
20歳になった頃、銀座アシベというジャズ喫茶で演奏していたからそのとき時々行ったことがあるくらいで、あまり馴染みのないエリアだったのだけれど、日本でのオフィスが有楽町なので、この界隈を歩く機会が一気に増えた。
ウィンドウショッピングをするには、なかなかいいし、食べ物屋も豊富。
金曜は時間があったので、いわゆる銀座通りというか、メインの通りを歩いてみた。
まず山野楽器。
CDの品揃えは豊富で、ミルトンバナナの懐かしいアルバムを見つけたので早速購入。
こういう珍しいものも置いてあるのだな。
ヤマハへも寄ってみたが、品揃え、CDの試聴システムなど、どう見ても山野楽器に負けている。
山野楽器はメインの交差点から近く、ロケーションがいいから、これが影響してのことなのだろう。
夜、裏通りを歩いてみると、まさに店だらけ。
それも同じような店が多いのだけれど、みんな採算があっているのだろうか?まあ私が心配しても仕方ないのだけれど。
アメリカへ行くようになってから、今年で足掛け10年になるので、大人になってから昔通っていた小学校を訪れたような・・そんな印象の銀ブラだったけれど、とても懐かしかった。
テレビ
衝撃映像・茨城の海岸にクジラ50頭ナゾの漂着に住民騒然
このタイトルを見ると、ものすごいことが起こっているような気がしてつい見てしまう。
何を隠そう、これは画面に表示されるニュースのテロップなのだけれど、ニュースを見た限りでは、タイトルのような衝撃は何も受けなかったし、私が見る限り、住民が騒然としていた様子ではなかったが、大げさだよなあ。(笑)
まあ、それほどたくさんのニュースが起こるわけではないのだから、まあ些細なことでも大げさにして報道することになるのだろうけれど、視線はまったく日本の中だけに向いている。
外国でもいろいろなことが起こっているのだらか、もう少し海外のニュースや出来事を報道する局が、一つくらいあってもいいのではないだろうか。
そして、もう一つ気になったのが、妙な方向性をつけて報道するという傾向だ。
外国人女性の失踪事件や潜水艦と実習船との衝突など、いくつかのニュースを見ていると、報道する側が勝手なバイアスをかけて報道してるのがよくわかる。
このバイアスはうっかり見ていると気が付かないという種類のものなのが気になるところだ。
つまり事実があたかもそうであるような方向へ見ている側を誘導するような言葉が「何気なく」ちりばめられ、些細な点を強調して編集され、報道されている。
無料だからという理由が、局側のこうした傾向を助長しているのだろうか。
アメリカでは、TVは基本として料金を支払って見るのが普通だ。ケーブルTVは無料ではない。
CNNをはじめとする米国のメディアは、客観的にただのニュースとして報道するだけで、見ている側が影響を受けるようなコメントやバイアスは一切ないから、こうしたニュースを見慣れていると、とても違和感がある。
見ている側が、「事実はどうなのだろうか?」と考えたり議論をする余地がないほど、あたかもすでに「もう結果が決まっている」ように報道されている。
見ている側の考える力を奪うことにもつながりかねない、こうした報道の姿勢が果たして、視聴者のためにとって本当にいいことなのかどうかどうかを、もう少し考えてもいいのではないだろうか。
以前に書いたことがあるけれど、「・・としています」という妙な言い回しも、すでにNHKのアナウンサーの間で定着しているのには驚いた。
「・・と思われます」「・・とのコメントを述べています」というのが普通の日本語だと思うのだが、NHKもこの点については、こうしたありさまだ。
ホテルにいるから、見る機会の多かった日本のTV番組だが、2日も見ていると「もう沢山」という気分になってくる。
どの民放の局も、ただのニュースとしては、どう考えても過剰と思えるレベルまで詳細に報道しているがこのコストだって、決して安いものではないだろう。
NHKのニュースが、普通のニュースのレベルだろうし、このレベル以上の情報は不要だと思う。
まさにマスコミ総井戸端会議状態。
報道しなければならない大事なことは、こういうことだけしかないわけではないだろうにねえ。
0209 Fri.
昨日は抜けるような青空のシアトルを後にし、昼の便で一路日本へ。
前回も日本への入国で感じたのだけれど、入国審査でパスポートを見せてから、税関へ進むのだが、ちょっと不思議なことがある。
まず、日本の税関では、必ずパスポートを見せなければならないという点だ。
たとえば、アメリカへの入国では、税関では申告書を渡すだけ。
パスポートは、特に聞かれる場合を除いて提示しなくてもいい。
だって入国審査でパスポートは見せているわけだから、当然だ。
なんとなく話すことが無いというか、何かのきっかけを探すために見せろといっているような気がする。
さらに不思議なのは、税関では免税のゲートを選択しているのに、「申告するものはありませんか?」と必ず尋ねられる。
申告するものがないから、免税のゲートを選択しているのにだ。
あるのなら、「課税」のゲートへ進むわけだからね。
ここで聞くことにより「そうそうそういえば忘れていましたが、申告するものはやはりありましたわ」というケースに備えた、気配りをしているとでもいうのだろうか。
こういう手続きは、時間の無駄ではないだろうか。
まあ、長時間飛行したあとで、またここで余計なことを言って時間を取られたあげくに、痛くも無いハラを探られるのもいやだから、こうしたことを「ふと」思っても誰も聞かないだろうしねえ。
で、JRで電車に乗ると、切符を買って指定席に座っているにもかかわらず、検札に来ていちいち切符を見せなければならない。
これも面倒だが、切符なしでどこからか侵入して乗車する乗客がそれほど多いものなのだろうか?
こうした手続きに共通する丁寧さの奥に、何となく信用されていないような、嫌な思いをするのは私だけなのだろうかと、ふと思った次第だ。
俺はそんなに怪しいのか?(笑)
腰痛のもと
で、ラッシュの始まった都心へ到着後、赤坂にある例の指圧へ電話を入れる。
7時50分までに行けばOKだというので、ホテルへチェックインしてから、大急ぎで「そば」で腹ごしらえをする。
11時間近く座っているとやはりかなり疲れていたようで、かなり筋肉が硬直していると言われた。
前回の受講者の方で、この指圧センターのことをよくご存知の方から、「ある先生」の治療を受けて見られてはというアドバイスを頂いていたので、帰り際にその先生の予約状況を聞いてみると、明日の3時からが唯一の空いている時間だという。
これはまさに私のために、空けてくれていた時間だ!とばかりに即予約。ラッキー!
で、早速今日行って来た。
私が仰向けに横になっただけで、膝が浮いていることを見抜き、ズ次々と指圧をしながら対策を説明されたのには驚いた。
何故、腰痛が起きるのかの原因を指摘し、そして、その対策も理路整然と説明してもらった。
うーん・・さすが。
通常、腰の骨は背中から腰にかけて尻側へ弓なりに出ているものなのに、その一部が腹側へずれているつまりフラットになっているのだという。
昨日の指圧でも腰が悪い原因は説明されたが、まったく同じ診断だった。
そして、それが原因のため首の骨の一部がバランスを取るために飛び出してきているため、首や肩が余計に凝るのだという。
多分、10代の筋肉が十分に発達する前に、何か強い力を加えるとか、運動の具合でこういう状態になり、長年にわたって体がバランスを取ってきた為に、こういう状態になっているのだという。
まあ長年の「体の癖」というか、人によって違うが、誰にでもこうした弱点は必ずあるという。
年とともに、クッションの役目をしている軟骨が薄くなってきているのと、体重の増加、筋力の低下というものが複合し、こうした痛みの原因になっているという。
昨日も、ここで指圧してもらっているから、きょうは筋肉はかなり緩くなっているという。
そのため今日は、指圧でほぐしながら、いわゆる整体というかカイロプラクティックのように、骨の位置を戻すような治療をしてもらった。
現在は至極快調。
原因と対策も教わってきたので、気分的にもとても楽になった。
そして最後に一言。
普段の生活が比較的「緊張の強い」スタイルなので、もう少しリラックスした生活をするというのも大事な点だという。
私が何をしているのかは、先生は知らないが、非常に核心をついた鋭い意見だ。
トレードというのは、緊張が強いからなあ。(笑)
そろそろリタイアすることを考えた方がいいのか・・うーん・・
0207 Wed.
セミナーの効用
掲示板でたいへんよい質問がありました。
Ts - 01/2/7(水) 19:28 -
こんにちは。
DATって日本でも認知されているんですね。知りませんでした。
それで質問なんですけど、セミナーの効用って何なのでしょうか??
別に営業妨害でも、嫌がらせでもありません。純粋に思っています。
といいますのも、私は半年くらい10冊くらい輸入してDAT、chartのことを座学したあと、1週間プレの後、本番プレイをしているわけなのですが、今のところ目標のゲインを大幅に越える収益をあげています。
もちろんロスもありますが、カットしてますし、利益率は損害率をカヴァーするのに十分なのです。
目標を超えたので今はトレードしていないのですが、なんだか拍子抜けしてしまいました。本でもネットでもリスクについては泣きが入るほど何度も繰り返し拝見していたものですから。
セミナーの内容などは、タイトルを見ただけだといろんなところのやつは本でだいたい学べるのではないかと思うのですが、どうでしょうか?本の内容とセミナーの内容は、ドウ違うのでしょうか?
Null
- 01/2/7(水) 23:12 -
なに言っているんですか、DATって日本でもしっかり認識されていますよ。(笑)
日本でもはっちさんのDTを皮切りに、あのスタさん他、翻訳本もいろいろ出ていますし、HISトレードスクールやDTシステムズ等日本でDATを教えているところも雨後の竹の子のように出てきています。
DATを目差してやって行こうというのは何もあなただけではないですよ。(笑)
私もその中では最古参に入るのでしょうが、目標を上回る利益を上げているとは羨ましい。(笑)
でも12月のこの掲示板でオリバー氏の本について質問されていることから考えるとそれは数ヶ月の間の話しではないのですか?
最初のうちはみんな、学んだことを守って慎重にトレードするものですが、それが上手くいくと調子に乗って掲示板にトレード結果を書き込んだり、HPを立ち上げて自分の分析を公開したり、トレードスクールを開設して生徒に教えたりと、まるであたかもDATの大家のように勘違いしてしまうものなんですよね。(笑)
でも調子に乗っているとすぐにマーケットが取り返しに来ます。
その原因のほとんどが大きなトレントの一部の小さなトレンドしか見ていなかったのに過ぎないのにマーケットのことがすべて分かっていると過信して、大きなトレンドの転換に付いて行けないことなんですけどね。
みんなが「小さく勝って、大きく負ける」っていっているのはそういうことなんですよ、証券業界にはちゃんと「納豆売りの女郎買い」って言葉があるみたいですけど。(笑)
あのマークも一度は破産寸前まで言ったようですが、トレーダーとしての真価が問われるのはそこから戻ってこれるのかにかかっているのではないでしょうか?
私は「私はトレードで負けたことが無い!」という人が居ると内心、「カモが来た・・・」とほくそえんでおります。(笑)
座学で学んだ内容で十分利益を上げているという段階でしたら、特にセミナーを受講する必要はないのでしょうか?本の方が安く、広範囲の知識を得られますし、テキストの内容自体取ればさほど違いは無いでしょうしね。
ただ場数を踏んで、どうしても理解出来ないことが出てきたら、その答えを求めて参加されてはいかがでしょうか?
その方がセミナーの価値を何倍にも高めることが出来るでしょうし、はっちさんのセミナーに参加された人の中には「いままで学んできたことを体系的に理解することが出来た」という方もいらっしゃいますしね。
本ですとその性質上、どうしてもマーケットの実勢に追いつけないですし、現実に利益を上げている現役トレーダーの経験から直接学ぶ機会というのはそう無いですからね。
まあ自分のお金を運用するわけですから、人の意見なんて聞く必要はないですし、最高の教師は実際のマーケットですから、セミナーに参加する必要は無いといえば無いんですけどね。教育で学ぶことが出来ることにも限界がありますしね。
なんだか偉そうに長々と書いてしまいましたが、他のセミナー参加者の皆さんはどう思われているのでしょうか?
keizo
- 01/2/8(木) 0:33 -
セミナーを受けて感じたことは、うまくいえませんが今まで利益を上げたときは偶然で、損失を出した原因がはっきり分かるようになったということです。
うまくいえませんが、本当に莫大な資産がある人は別として教育(セミナー)を受けてからトレードすることがどんなに重要か、合理的かということは確信をもっています。
Nullさんの「調子にのってると・・・」のところは、本当にそうですよ。
Null さんと Keizo さんのご意見に加え、私なりの意見を少し書いてみようと思います。
セミナーを受けないからといって、トレードがうまく行かないとは限りませんね。
現に、Market by Chart を継続してご覧になっている方から時々、きちんと利益が出るようになったという、メールを頂くことがあります。
Market by chart では大事なポイントを書いていますから、きちんと勉強されれば、無料の情報だけでも、かなりの成績を残せる方もいらっしゃるはずです。
私も始めた頃は、今から考えると、きちんとしたセミナーを受けないでトレードを始めたわけですが、独学でも利益を出せるトレード方法を身につけることは不可能ではないでしょう。
私の場合、授業料をかなり払いましたけれども・・(笑)
トレードは、マーケットが上がったから、「たまたま儲かった」のか、それとも自分の判断に自信を持ってエントリーして儲かったのかによって、長期間にわたって利益を出せるのかどうかが大きく変わってきます。
質問をされたTsさんは「目標を超えたので今はトレードしていない」と書かれていますが、マーケットのいい時だけに限って、トレードをし、悪い時は休むというのも、りっぱなトレードの戦略です。
ただ長期間にわたって安定した利益を出そうとすれば、ある程度継続して続ける必要があることが多く、そうなると、また違った難しさが出てくるわけです。
ですから、どのようなマーケットでも、長期間にわたってコンスタントに利益を出すためには、実際のマーケットですでに検証されている方法をきちんと勉強された方が、実際のマーケットでロスを出すという余計な授業料を払う金額を少なくすることができるのではないでしょうか。
セミナーを受けても、利益を出せる保証はありませんし、独学でもうまく行くケースもあるでしょう。
当たり前のことですが、まさに取り組む人次第ですね。
セミナーと本との違いを本当に知るためには、セミナーを受講してみてください。
きっとお分かりになるはずです。
と宣伝になってしまいました。(笑)
0206 Tues.
腰痛はかなり良くなってきた。
まだ少し痛いけれど、これくらいならそれほど気にならないというレベルまで持ち直してきたのでヤレヤレ。
時差ボケもようやく薄れてきたのだが、また明日は日本へ向けて出発だ。
腰痛がこれ以上ひどくならないことを祈るばかりだ。
学生とトレード
掲示板に学生割引の話があった。
学生でお金がないから、受講料が安くならないかというものだ。
25万円が高いのか安いのかは、その人の価値観によって大きく違ってくるものだ。
ただ経済の勉強をしたいのなら、25万円を払ってこうしたトレーディングセミナーを受けるより、もっといい方法があるだろう。
単に経済を勉強したいだけというのなら、WEBの無料の情報だけに限っても、英語のサイトも含めて探せば、論文が書けるだけの情報量くらいは充分にあるはずだ。
経済の勉強をすることと、トレードができるようになることとはかなり違う話だ。
ダイレクトアクセスによるトレードをするには、ある程度の資金が必要であり、学生というまだ社会に参加する前の段階では、この条件を満たすことは難しいのが普通だろう。
基本的に学生の間は何かを勉強しているわけだから、まずその目的をやり遂げてから次の目標を探すのが筋だろうし、二兎を追う物は・・という諺にもあるように、本来の目的のための勉強をやりながらトレードをというのでは、どちらも中途半端になるのは明らかだ。
トレードでは、「資金を失うかもしれない」という「恐怖の心理」と戦わなければならないが、まず学校を卒業し実際の社会で「資金をコツコツと貯める」経験を積み、充分な資金を作ることが先決だろう。
それに、トレード成功させるには、セルフコントロールという最も難しい要素がある。
これは生半可な人生経験で太刀打ちできるほど、生易しいものではないし、かなりの工夫が必要だ。
無料のセミナーがあるのなら、まずそれにチャレンジし、そして安くてよいセミナーがあるのなら、まずそれに参加してみるという考えだってあるだろう。
こうした工夫をまずしてみることだ。
こうした経験を積むことで、自分にとって何が必要で、何が足りないのかもわかってくるはずだ。
それでうまくトレードができるようになれば、何も25万円を払う必要はなくなるというものではないだろうか。
私はこのトレード方法を、日本で大々的に広めようと考えて、セミナーをしているわけではない。
日本からだと夜しかオープンしていない米国株式市場へ、日本からトレードをしようとする人たちがどれほどいるだろうか?
現状では、それ程大きなマーケットにはなりえないだろう。
また、このトレード方法は、今までの一般的な考えからいえば「特殊」な部類だろうし、向き不向きがとてもはっきりしていると思うから、誰にでも広く薦められるというものではない。
この方法を知りたいと熱心に希望される方のために、このセミナーを始めたわけだ。
だから一回のセミナーの人数も限定し、全員がきちんと理解されているかどうかを、できるだけ把握するようにしながらセミナーを進めている。
セミナー費用は、できるだけ安い方がいいのは当然だ。
しかし日本でセミナーを開催するには、準備のための最小限の小さなオフィスや人材、それに人数分のパソコンや接続環境に加え、スタッフの人件費、飛行機代やホテル代、さらには、弁護士の費用や人数が充分に集まらないかもしれないというリスクを考えると、どうしても現在のレベルの費用になってしまう。
以上の理由で値段を安くして誰もが簡単に参加できるようにすることが、それほど簡単ではないことはが、おわかりいただけると思う。
0205 Mon.
金融庁のガイドライン
掲示板で「つばさ さん」から次のような書き込みがありましたのでこの件に付いて少し書いてみます。
以前にご質問いただいた、トレードセミナーの件との関連も念のためにここでもう一度、触れさせていただきます。
つばさ - 01/2/4(日) 4:52 -
DatekとEtradeで米国株取引をしているものです。
http://www.fsa.go.jp/news/newsj/syouken/f-20001211-1.pdf
(これが何を言いたいのか文面読んでも私には理解不能です)
をみると、米国のオンライン証券が日本人相手に勧誘などすると
違法である旨があるように見えるのですが、どうなんでしょうか。
ホームページが日本語で書いてあるかどうかが判断基準でしょうか。現に、ChicagoDirectという先物のオンライン証券が名指しされています。
僕には規制緩和の逆行の気がします。証券会社の倒産など万一の場合は米国の法律で保証されている(10万ドルまで)という理解でしたが、金融庁はこれに満足しないということですかね。
いつもの様に、脅しをかけて国内の(手数料の割高な)登録業者に
有利になるよう仕向けているのでしょうか。
日本で証券業として登録していない(と思います)DatekやEtradeがHPで日本語の 説明をつけると日本の金融庁の取締りの対象になると思います。
勧誘をするとみなされれば、まず確実ですね。
米国の金融当局に認められているところが、日本の金融当局が、外国の証券業者に対して 「危険かもしれない」という理由で、違法だと言い張るのは、何となく納得できないものが残る気がするのは私だけでしょうか・・
ここに金融庁のWEBがあります。
平成12年12月11日発表の内容を見てみましょう。
1 |
.情報通信技術の著しい発達等により証券取引のボーダレス化が進む今日、国内に拠点を有しない無登録の外国証券業者が、明らかに日本国内の投資者向けのホームページ等を開設し、直接に日本国内の投資者に対し、証券取引に関する情報提供、更には実際の証券取引を行っている例が見られる。
|
2 |
.こうした国内に拠点を有しない外国証券業者の無登録営業を放置することとなれば、日本国内の投資者が当該外国業者がホームページ上に掲載する広告等を閲覧し、当該証券業者との間の取引が投資者保護制度等の我が国法令により保護されないことを十分認識しないまま取引を開始するといった事態も予想され、これは外国証券業者に関する法律等の立法趣旨に反するとともに、投資者保護上問題が生ずる惧れがあるものと判断した。
|
3 |
.従って、金融庁としては、投資者保護等の観点から、外国証券業者に関する法律(第3条)、同施行令(第2条)及び外国証券業者に関する総理府令(第7条)に基づき、外国証券業者がホームページ上に掲載する広告等のうち、如何なるものが登録を要するのかといった点についてその基準を明確化するとともに、我が国投資者に対し取引相手が登録証券会社であるか否かについて十分認識した上で取引を開始するよう注意を喚起するため、本日、事務ガイドライン(「証券会社、投資信託委託業者及び投資法人等並びに証券投資顧問業者等の監督等にあたっての留意事項について」)を改正し、各財務局に通知するとともに、当庁のホームページ上のコンテンツとして同ガイドライン等を追加掲載することとした。
|
1. 外国証券業者に関する法令の基本的考え方
外国証券業者(外国の法令に準拠し、外国において証券業を営む者)は、日本国内における証券業の本拠として設ける主たる支店について登録を受けない限り、国内にある者を相手方として証券取引行為を行うことはできない。
(外国証券業者に関する法律第3条参照)
他方、国内に拠点を有しない無登録の外国証券業者であっても、証券取引行為についての勧誘をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引行為を行うことについては許容されている。
(外国証券業者に関する法律施行令第2条第2項参照)
分かりやすく書くと、次のようになります。
日本国内で登録をしていない外国の証券業者は、日本国内の居住者に対して、取引をしてはいけないということです。ということは取引に繋がる勧誘行為もいけないということになります。
しかし、外国の証券業者のWEBを見て、日本に住んでいる人が、勝手に口座を開設して売買することは、許容されている。
ということです。
ちなみに、デイトレードネットが日本で行うのセミナーは、純粋なトレードのメソッドを教えるいわゆる Education のセミナーであり、何ら問題はありません。
大事な点は、デイトレード・ネットは外国証券業者ではないという点です。
債権や、株取引のブローカーでもありませんし、証券会社でもありません。
トレードで利益を出すための方法についての研究と実践の結果を公開している、単なる教育サイトです。
デイトレードネットは特定のブローカーの大株主でもなく、また米国のブローカーとも資本の関係はありません。
外国証券業者と混同しないようにようにしてください。
ですから、セミナー参加者が法律で罰せられるようなこともありません。
日本の有数の大手と評判の高い日本と外国の法律に精通した法律事務所のこうした問題に関する英文文書資料と、米国大手ブローカーの顧問弁護士の英文文書を確認し、さらに、独自に調査を依頼した弁護士からもこうした点については確認済みです。
◆では仮に、デイトレードネットが特定のブローカーを推薦したら?
問題はありません。理由は、ブローカーを推薦することによる利害関係がないからです。
利用者の利益のために、有益な情報を提供することには、何ら問題はありません。
◆米国のブローカーがデイトレードネットへ、広告を掲載したら?
米国のブローカーは、日本人向けのサイトだということを承知で広告をするわけですから、この場合は宣伝を掲載した米国のブローカーが、金融庁の見解に抵触することになります。
この通達は「投資者保護制度等の我が国法令により保護」するためのものだと書かれています。
つまり、危ない外国の証券業者から、日本人を守るとためというのが、金融庁の方針のようです。
金融庁はどうやら日本の投資者は未成年のように危ないから、保護しなければと考えているようです。
一般的に米国の証券業者は、米国の証券法によって厳しく審査され、野放しにされているわけではありません。
投資家の資金を守るという観点から、どのように資産が保護されているのかを調べてみますと・・
一例として、テラノバトレーディングの例を上げてみます。
ここに口座開設者の資金の保護についての情報があります。
Q. Are my assets insured with Instinet Clearing Services, Inc.?
A. Yes, Instinet Clearing Services, Inc. is a member of the Securities Investor Protection Corporation (SIPC). Under the SIPC, the
account is insured up to $500,000 per customer, including up to $100,000 for cash. (Money Market fund shares are considered securities
when organized as a mutual fund, thus provided insurance of up to $500K.) Instinet Clearing Services, Inc. has purchased additional
coverage of $24.5 million to provide total protection of up to $25 million per customer, for SECURITIES ONLY. Protection is not
applicable in the case that the market value of your securities declines. For further explanation on available coverage, speak with
your Terra Nova registered representative.
つまりこのブローカーでは、Securities Investor Protection Corporation によって、顧客一人について、キャッシュは10万ドル(1千万円少し)、また口座の資産は50万ドルまで保護されています。
そのうえ Instinet Clearing Services, Inc. によって、証券自体は、顧客一人について、約24.5億円以上がカバーされることになっています。
これだけの保険がついていれば、充分ではないかと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか?
金融庁は、実態にそぐわない規制は撤廃し、日本の証券会社と外国の証券会社との間でフェアな競争が行われるような環境を作るのが、日本の一般国民への、「公僕」としての勤めだと思います。
日本の証券業者の国際的な競争力をつける意味でも、こうした方向への働きかけを私たちも心がけることによって、規制の撤廃に繋がり、ひいては私たちのお金を効果的に運用できる場を広げることになるのではないでしょうか。
0203 Sat.
スピード違反
昨日、3年ぶりにスピード違反でチケットを切られました。
車を替えてから、気をつけなければと思いながらも、ついその快感で右足を踏み込んでいましたが、天罰か。(笑)
高速の峠道の上り坂は制限速度が40マイル。
多分制限速度の倍は出していたと思うのですが、信号を左折してビデオ屋へ曲がったところ、覆面パトカーというかでかいバンが、ラジエターグリルの奥で控えめなブルーのライトを点滅させながら追いついてきた。
サイレンはなし。
よく見ると屋根に短いアンテナがついていたが非常に地味なクルマで、これはわからない。
おかしいなあ・・後ろからはついてきていなかったのだけれど、アトから追っかけてきたのでスピードは計測していなかったようだ。
ビデオ屋の駐車場へクルマを入れてエンジンを切る。
警官は、「出してましたね」と結構若くハンサムなおまわりさん。
私は無言。
「免許証と登録証を見せてください」
クルマの保険証も見せると、おまわりさんは、免許証と登録証を持ってクルマへ戻り、しばらくしてから切った切符を見せ、「ここへサインを」。
私は一言も喋らず。
チケットを見ると、20マイルオーバーで、罰金は138ドル。
「罰金は138ドルですね?」と聞くと、「そうです」
私が喋ったのは。金額の確認のこの一言だけ。
いたって事務的で非常に早く手続きは終了。
まあ速度を計測する暇はなかったようで、これはラッキー。
かなり出してたからなあ・・と最初はちょっと心配でしたが・・
スピードは計っていなかったのが確実だったので、「計った証拠を見せろ」と言い張ることもできたのだけれど、まあ、あれは誰が見ても出していたから、ここは認めるほうがいいと判断。
ひたすら沈黙を守ることにした。
だから「すみません」も言わなかった。
まあ、あっちも計っていなかったので、適当な速度を書き入れたのでしょう。
まあ客観的に見てもこれは、バーゲンプライスだといえるでしょう。
しかし、このクルマで制限速度を守って走るというのは、なかなか難しい。 < おいおい!反省がないなあ。
トレードより忍耐が必要ですね。
と反省をしておる次第です。
みなさんもスピードの出しすぎには気をつけましょう。<気をつけるは、おまえだ!
どうも日本から帰ってきてから、急に腰痛で調子悪し。
座って立つと腰が痛い。
前回、日本でさる有名な指圧センターへ行ったときに、指圧師の人から、私の脊椎のある部分は、少し曲がっていなければならないのに、まっすぐなので、どうしても腰へ負担がかかるのだと指摘された。
ただこんなに痛くなるのは初めて。
日本へ行く前は、マニュアルを書くために座りっぱなしで、日本では歩き過ぎたから、疲れがたまったのかもしれないが・・
まあ少しずつよくなってきてはいるのだけれど・・
日本へ行く前に見学に行ったバンドから、また練習のお誘いのメールが来ていたので、参加することに。
なわけで、ちょっとアレンジして・・と、何十年かぶりに譜面を書く。
前回日本へ行ったときに、昔使っていた写譜ペンのインクがないことに気がついていたので、購入しておいたのだけれど、まさか、また譜面を書くことになるなんて、人生どうなるかわからんもんですね。
とまあ、ちと大げさですが・・
まあ趣味なので楽しくやりたいと思っていますが、何か目標がないとねえ・・というわけで、また音楽の度合いが濃くなりつつある今日この頃です。
0202 Fri.
peach のシアトル奮戦記・続き
日本から帰って、メールをチェックすると、トレードフロアでトレードされている peach さんから何通かメールををいただいていましたので、掲載させていただきます。
peach さんはセミナーを受けずに、単身シアトルのトレードフロアでペーパートレードをされています。
彼の情熱がこういうことを実現させたということでしょうか・・
リスクマネジメント
僕はまだまだ、トレードがへたくそです。
ですから、 人並み以上に厳しい、リスクの管理が必要になります。
多分、実際のトレードをはじめるのは、2月あたりからでしょう。
そうなると、まるまる2ヶ月は、トレードできます。
とりあえずは この、2ヶ月間を生き延びねばなりません。
そこで、ルールを。
1回のトレードリスク $100
1日のトレードリスク $200
1週間で $1000まで
1回のトレードに使う資金をバイイングパワーの20% までにおさえる。
そうすると リスク$100 で とれる株数は
100株 1ポイント 200株 1/2 300株 5/16
400株 1/4 500株 3/16 1000株 1/8
このくらいと、いうことだろうか?
これをエントリーのときに決めた、ロスカットポイント、あわせて 株数を変化させてみたいとおもいます。
もちろん、バイイングパワーの20%でしかも、プロフィットがリスクの2倍取 れそうな
場合にのみエントリーという、条件付でやってみたいと思います。
セミナーを受けていない場合や、またまだトレードをするには充分な経験を積んでいないケースでは特に、トレードをするための資金を分散し、一回のトレードで万が一ロスを出しても、そのロスが全体の資金へ与える影響を少なくするというのは、大事な点です。
生活パターン
こっちにきて、最初に悩まされるのが時差だと思います。
そして、つぎにマーケットが始まる時間が早朝だということです。
さらに、食べること、寝ることなどの、生活です。
すべてをクリアーしてうまいサイクルを作り上げるのには 苦労しました。
ちょっと、風邪気味にもなったりしながら、 いまの、形をつくりあげました。
まず、寝る時間は夕方 5時か6時です。
そして、寝れるだけ 寝てしまいます。
意外と頭を使って、疲れているので、 僕の場合は、起きるのは、朝2時か3時です。
それから シャワーを浴びたり、料理をし始めます。
誰もいない キッチンで(共同のユースホステル) 、わりと手の込んだことも
できます。
日本で作ったことのない人でも、いろいろ 試行錯誤できるだけの時間はあります。
ついでに、フロアーで食べる、弁当なんかも作ったりすると、 最高ですね。
実際、作ってます。 だいたい、5時50分ごろ、ホテルをでます。
6時4分の バスで一路、フロアーへ、、、到着は6時25分くらい、始発なので
これ以上早くは、無理です。
車を借りるしかなさそう。
しかし こっちの運転には自信がないし、道もわからない、朝は暗いし
危険がいっぱい。。。
バスがいいかな?
フロアーで、勉強するのが、2時半まで、2時45分のバスで ダウンタウンまで帰って、買出しなどをして、かえってくると
もう寝る時間です。
ちょうど、眠くもなってくるのです。
シアトルからトレードをする場合、朝6時半からマーケットが始まりますから、私の場合、朝5時半前には家を出ます。
ですから前の夜、遅くとも午後11時には睡眠状態に入るように心がけています。
こうした時間のマネージメントに対して、柔軟にまた臨機応変に取り組むという点も、トレードを成功させるには大事な点です。
0201 Thurs.
シートベルト
日航機のニアミスで、多くの怪我人が出たようだが、ちょうど飛行機で戻ったばかりなので、余計に人事とは思えない。
運が悪ければ、どの飛行機でもこういうケースは起こる可能性があるということだ。
乗務員の方は職務上のリスクとして、常にこうした危険と背中合わせなわけで、よく考えれば大変な仕事だ。
私は座席に座っているときは、必ずシートベルトをしている。
もちろんうつらうつらと寝る時もだ。
昔911に乗っているときに、十字路で左後ろ横からぶつけられたことがある。
相手が一時停止をしないで進んだため、私の車の後ろにぶつかったわけだが、この時の衝撃で、肩にシートベルトの跡が残ったことがあった。
正面でなくても、衝突の衝撃というのは大きいもので、相手は確かBMWの5シリーズで、前部は大破。
幸いどちらにも怪我はなかった。
もちろん保険で修理をしたのだが、後で請求書を見ると修理代が確か200万円近くかかっていた。
それほどほど見事に車体がへこんだのだが、何とか自走して帰宅することができた。
このときの肩に残ったシートベルトの跡で、以後シートベルトの効果を認識して、必ずベルトをするようになったのだが・・
以前も確か飛行機が乱気流に巻き込まれ、そのときは確か死亡者が出たという記事を読んだ覚えがある。
離着陸前後一時間くらいは、どうしても雲を上下に横切らなければならないわけで、乱気流に巻き込まれやすいのは当然だから、シートベルトはしっかりとしている。
自分の身は、できるだけ自分で守るしかない。
クルマと同じで、動いている限りシートベルトは、しっかりと締める。
これは常識だと思う。
それと機内では、一切アルコールは飲まないようにしている。
飲むとアルコールが回るし、酔いが醒めてくると余計に疲れる気がするからだが・・
地上に降りてから、ゆっくりとうまい酒を飲んだほうがいいしね。
こういう事故が起こり、怪我人が出てからでないとなかなか気が付かないのかもしれないが、これを機に、飛行中のシートベルトの着用率が上がることを願うばかりだ。
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2001
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