2000 1215-


1231 Sun.




日本のみなさん、あけましておめでとうございます。

 

今年も充実した一年を送ることができればいいですね。


年末雑感

アメリカには正月という概念がない。

だから何となく物足りないのは確かだ。

クリスマスが終わると、フェードアウトしかかった頃に、New Year ということで31日と1日が、少し盛り上がり、言ってみれば、ダブルトップをつけたチャートのようなもので、あとはダウントレンド。

だからというわけでもないのだが、年末の大掃除というのは、シアトルに住んでからは、やったことがない。

日本でもやらなかったから、まあこれは個人的な好みの問題かもしれないが。

とにかく、そういう習慣がないから、私にとっては、何となく違和感もなく心地よい。

普段からきれいに片付けてあれば、何も慌てて年末に掃除をすることがないのだけれど。

掃除というのは、「ひとつのけじめ」としてやるという意味合いもあるからね。

昨日は、ガレージと自分の部屋の片付け。

ウチのガレージは、クルマ3台用だから普通より少し大きい。

いわゆる物置も兼用しているため、とても便利でかなりのものを置くことができるのだが、だからといって空き箱などを積み上げておくと、あっという間に溢れてしまう。

家族も、場所があるからと、行き場のないものをガレージに置くから、うっかり放置しておくと収拾がつかなくなってしまう。

だから昨夜は、いつも気になっていたところを一応片付け。

というよりも収納の場所を作らないと片付かないから、今日はホーム補修用品を売っている店へ行ったりと、バタバタしそう。



年越し飲み会

ウチでは時々「酔っ払って歌を唄う会」といういわゆる少人数のパーティーをやることがある。

仕事関連ではないから、「お義理で参加」という人は皆無。

さらに歌が好きではないとか、カラオケはキライという人は自動的にフィルターがかかって排除されることになり、いわゆる「好きなもの同士」が集まるからそれは盛りあがって楽しい。

大体話の成り行きで急に決まることが多いから、参加する人は何となく限られるのだけれど。

そのときに、いわゆる「掃除」をすることになる。

だから、時々パーティーをすると、部屋が片付く。(笑)

今夜も、友人が「蕎麦」を打ってくれるというので、「酔っ払って歌を唄って年越しをして蕎麦を食べる」というパーティーがある。

というわけで、今日はその準備。

台所以外の、いわゆる会場をメインにした掃除と、音楽関連の用意が私の主な分担だ。

レコーダーの中身を整理して、録音スタンバイ状態にしておいたりとか、足らないものの買出しが私の主な仕事。

一番大変なのはカミサンだけど、台所もきれいに片付くので、まんざらでもないらしい。

いつも女性のみなさんに手伝っていただいているし、慣れない私が台所をウロウロしても邪魔なだけ。

普段あまり飲まないから、飲み始めるとテンションが上がり、結構ピッチを上げてしまうから、飲み過ぎないように気をつけないと。



1230 Sat.

CDRW

自宅のPCは復旧したのだけれど、CDRへの書き込みができず大弱り。

購入したときのCDRW用のソフトはWIN98の英語版だったためWIN2000では動作しない。

仕方ないのでADAPTECのソフトを購入しインストール。

だが、書き込みの最後でエラーが出る。

違うメーカーのCDRメディアに変えても結果は同じ。

仕方ないので、今日ダウンタウンの宇和島屋へ行った帰りに、新しいドライブを購入することにした。

昼過ぎの宇和島屋は、ものすごい混雑だったが、まあ年末だからな。

最近、時々新しいCクラスを見かけるようになった。

宇和島屋の駐車場でもときどき見かける。

また昨日は、宇和島屋の駐車場で、ピカピカのボクスターSのシルバーを見かけた。

オーディオだけは私のほうがよかった。

中を覗き込んでいたから、怪しく見えただろうな。

私のは、黒でおまけに最近洗っていないから、ドロドロ。

だから最近は灰色に見える。

新しいCクラスは後ろから見るとSクラスにとても似ている。

少し縦長かな。


話がそれたけれど、CDRドライブは、ADAPTECのソフトがOEMでついている安いやつを買った。これなら大丈夫だろう。

TEAC製。

まあこれだってどこで作っているかはわからないけれど、一応メイド・イン・ジャパンブランドだ。

で、帰ってからドライブを変えたら、あっけなく動いた。

その動かなかったやつを見るとマレーシア製。

どうやらCOMPUSAがどこかに作らせていたようだ。

これでやっとすべての機能が動作するようになった。

やれやれ。


日本は、アメリカより少し早く、新しい年を迎えるが、はたして来年は今年よりもよくなるだろうか。

根本的に変革が必要なのに、それが結果に結びつかないというのは、国という大きな組織に限らず、個人でもよくあることだ。

状況に対応できないと、期待していた結果は得られない。

そうした状態が続けば普通は、ダメになってしまうのだが、こうした状態が残ると、そのまわりに損害を与えることになる。

この原因は無関心と無能力。

人はみな有能な部分と、無能な部分をあわせて持っている。

私自身でいえば、トレーダーとしてまた、クルマのドライバーとしては、有能だと思いたいが、ゴルファーとしてまた麻雀打ちとしては無能なことははっきりしている。

その理由は、ゴルフに対しては無関心であり、麻雀に対しては無能力だからだ。

それまでの仕事では有能であっても、政治家になったら無能になったり、平社員が管理職になった途端に無能になるということはよくあることだ。

日本は目先の経済に関しては有能だが、自国民を幸せにするという意味では無能だといっていいだろう。

それでも「いいや俺は幸せだと思う」と断言できる人は、幸せな人だ。

こうした環境で、いわゆる国という大きな組織の影響力を受け続けていれば、自分には「かなわない」と感じてしまうのが普通だ。

「仕方がない」と思えば、どうしようもなく「仕方なく」なってしまう。

「どうしようもないこと」は確かにある。

しかし、だからといって「仕方ない」と考え続ければ、何をしても無駄だと簡単にあきらめてしまう習慣が身についてしまう。

日本はこの悪循環に陥っているのではないだろうか。


だが、個人なら、それも少しだけなら、自分の何かを変えることができる。

誰にでも、一度や二度はそういう経験はあるはずだ。

そうした積み重ねの力を過小評価してはいけないと思う。

「仕方ない」と考える習慣が、知識への欲望と、正確で客観的な情報を知るという行為への道を閉ざしてしまう。

私自身への戒めとして、また明日への希望を持つために、こういうことを書くのも、時にはいいものだと思う。

年末だしね。

今年はこのコラムで、日本時間だと最後になります。

どうかよい年をお迎えください。

そして、ご家族に幸せと希望が宿りますように・・

 

1229 Fri.

指圧

昨日は久しぶりに、予約をしていた Sasaki Shiatsu へ。

最近はとても忙しいらしく、2週間前でないと予約が取れないため億劫になってしまっていた。

夕方の最後の時間だったのと、しばらくぶりだったので、日本での足もみマッサージなどの雑談をしながらだったけれど、さすがうまいというか余分な力を入れずに、凝っているところだけはきちんと取ってくれるから、たまらない。

さすが指圧。特に首周りがよく効いた。

そういえば日本では誰も首周りは、やってくれなかったなあ。

足裏マッサージというのは、比較的ラクに短時間で技術を習得できるが、首周りというのは、結構難しいのだという。

まあ難しい割にリスクが高いので、やる側からすればあまりやりたくないエリアなんだそうです。(笑)

しかし、おかげさまで昨日はぐっすり眠ることができ、今日は爽快。


生活費

日本で過ごしてみると、改めて日常の生活費の高さに驚く。

日本というブランドの生活費はプレミアムでもついているのだろうか?(笑)

シアトルでの物価?に慣れているせいかどうかわからないが、生活必需品がやたら高いと思った。

モノを生産して売ることはもちろん大事だが、いずれモノは行き渡ることになり飽和状態になる。

今だって、本当に必要なものは揃っているから、以前のようにモノを売ることによって経済活動を上向きにすること自体無理があるのは、シロウトが考えてもわかる。

それなら、生活必需品を安くするようにするだけで、生活コストが下がるわけだから、相対的に使えるお金が増えることになるはずだ。

今までと違うことをやらなければ、いつまでも同じことの繰り返しだ。

ではアメリカじゃどうやっているのか?

提供の方法を多様化させるという方法でマーケットを拡大している。

この多様化という競争で価格が下がり、需要が伸びる。

たとえば、国の動脈である高速道路。

収益を度外視せざるを得ない状況の高速道路を延長し続けるために、利用者はバカ高い料金を家計から搾り取られている。

アメリカじゃフリーウェイと呼ばれるように、こうしたいわゆる高速道路は無料が普通だ。

国がインフラとして整備すべきものなのに、料金を設定して民間の会社のように収益を考えるなんておかしなことが罷り通っているのは、世界のいわゆる先進国を見回しても日本くらいだろう。

まあ、ここでグダグダ言っても始まらないが、国民の声がシステムとして生かせるような仕組みがないのが致命的な問題だろうね。

官僚は、自分たちの利権を守るのに精一杯だから、何かを変えるなんて発想はもともとないわけで、期待する方が無理というもの。

官僚に命令をする立場の肝心の政治家は、あのレベルだしなあ。

みんな何とかしなくっちゃいけないと思っているのに、どうやれば方向を変えることができるのかのマニュアルがどこを探してもないし、だからといって、強引にやるヤツも出てこない。

日本は自動操縦で走っているんだけれど、誰もその行き先の変更方法を知らない、というなんとなくマヌケな状況なのではないだろうか?

唯一それを変えることができるのは、ガイアツという、外からのバイアスだけというのが現状だろう。

誰か何とかしてやってくれ。(笑)

 

今年のマーケットは今日でおしまい。そして明日から3日間の休みだ。

振り返ってみると今年は、とても充実した年でした。

今までの人生で最良の年でした。

初めてのことだらけの一年でしたが、ここまで来ることができたのも、ひとえにこのサイトを通じて、支援していただいた多くの皆さんのおかげです。

改めて、お礼を申し上げるとともに、来年は今年撒いた種から出た芽を確実に正しい方向へ伸ばすために、努力を続けなければとと改めて思う次第です。

「継続は力なり」という言葉があるように、決めた目標に向かって着実に進み続けるというのは大事なことです。

それと同時にシステムとしての進歩もなければ、相対的に時代遅れなものになってしまいます。

具体的には、トレーダーにとって、有益な情報の選択肢をさらに増やすことを考えています。

そのための準備を少しずつですが、進めてきました。

役に立つ新しいことをやるためには準備と時間、それと何よりも信頼できる人材が必要です。

システムの骨格に関する整備は大体終わったので、来年は具体的なサービス提供についての、具体案をどうやって実現するかということに、一月から取り組む予定です。

どうかご期待ください。

 

1228 Thurs.

自力復旧

4日ほど前に突然自宅のマシンが立ち上がらなくなってしまい、もう一度フォーマットし、インストールをし直す羽目になった。

電話で指示を仰ぎながら2日で自力修復。

WINDOWS2000は、こうした復旧作業というケースになると、修復ディスクの作成機能があり、CDROMからフロッピーディスク4枚を使った修復用ディスクを作成することができる。

自力でやるとホント勉強になる。

どちらにしても、こういうことはできるだけにしたくないのだけれど、パソコンと付き合う限り避けられないからねえ。

まあこれでしばらく安泰だな。



ブローカーが以前からテラノバにかわって、一番違う点というのは、まずペーパートレードをする時にNYSEの銘柄が表示されるということ。

それに、Futures もきちんと表示される。

実トレードのときに見ることのできる情報がペーパートレードの時からすべて見ることができるというのは、ナイスですね。

テラノバへ変わる前に、セミナーを受けられた方は、ペーパートレードのときにこうした点があったことは、よくご存知のはず。

Real Tickというダイレクトアクセス用のソフトは、起動すると自動的に空いているサーバーへ接続するのだが、サーバーというのは時々ダウンする。

ダウンしないのが理想だが、現実にはそうはいかないようで、そういうときは、もう一度接続をし直すことになるのだが、そうすると動くサーバーへの負担が増え、ソフトがうまく動かなくなることがある。

そういうときは、また接続をし直したりするのだが、こうした状態の時や、取引量が非常に多い状態の時、ペーパートレードというシミュレーションでは、時々ショートができなくなることがある。

これは、実際に資金を使って実トレードをしているトレーダーを優先するため、ペーパートレードをしている人へそのワリが回ってくるというのが、その理由なのだ。

サーバー側で使えるバンドワイズ(帯域)が限られているため、繋がっている全員がトレードできなくなるのではなく、実トレードをしているトレーダーを優先するような設定になっているのだが、これはメイク・センスで、なかなかよい解決策だと思う。

トレードの世界も、見えないところで、進歩をしているのだ。



井の中の蛙

NASDAQが少しよくなってきているようで、まあ一安心かな。

何と言っても、金利の引き下げという天下の宝刀が残っているしね。

グリーンスパンがいつそれを使うかがポイント。

それまでは資金を温存しておき、イザという時に出動するというのが、正しい作戦でしょう。(笑)

それよりも問題なのは、日本のマーケットがズルズルと下がリ続けていることだ。

ちなみにクリスマスで、米国が休みの25日、日本では26日に該当するが、この日の東京株式市場の取引高は3〜4億株。

つまり日本国内の投資家だけに限定するとこれだけのボリュームしかないということになる。

何故取引量が少ないのかというと、フェアなマーケットではないというのがまず第一の理由だろう。

日本の株式市場には、ストップ安とかストップ高というのがある。

これは、東京証券取引所に言わせれば、投資家を守るために制限をしているということになるらしいが、一体何から守るのだろうか?

安全性を言及するにしても、株式市場に参入しようとするものの大多数は、銀行へ預けるほど株式市場が安全ではないことは百も承知のはず。

そうした市場でこうした種類の安全性を謳うのは、時代錯誤もはなはだしいのではないだろうか?

また投資家もそれに対して、黙って従っているというのも不思議な話だ。

マーケットはマーケット自身が決めるものであり、それが公正な市場だろう。

下がるものは理由があって下がるのだから、経済の原則に従うべきで、それ以上売り物がなくなったら、買い手は必ず現われるのだ。

現われなければそれまで、というのがこの世界の掟なのだから。

それをコントロールしようということ自体間違っているよね。

誰かの思惑でコントロールされているところへ、大事なお金を預けようなんて、まともな人間なら考えないのが普通だ。

こうしたグローバルな常識が欠如した日本のマーケットは、アメリカの投資家から見れば、どう考えても異常にしか映らない。

井の中の蛙、大海を知らず。 だな。

 

1227 Wed.

10大ニュース

今年も恒例の10大ニュース。

みなさんの10大ニュースは何でしたか?

こうして改めて考えてみると、個人での10大ニュースというのは結構多い気がする。個人なら5大ニュースというところかな。

でも5大ニュースだと何となく語呂が悪い気がする。


01 家族が健康で過ごせた

去年もこれだったなあ・・カミさんに感謝であります。

02 母親が無事軟着陸?

心配したけれど、まあ何とか一段落。


03  親友との再会

ほんと世話になった。 


04 長女が本格的に歌に本腰を・・

かなり自覚ができていたということか。


05 趣味の音楽関連も充実

CDレコーダーの導入やデジタルレコーダーの入れ替えなど。

06 クルマを換える

カミサンと私ののがそろそろ買い替え時期だったため。

07 仕事が軌道に

一年経過で、ようやくこの業界にも慣れた?

08 独自のメソッドが完成

オリジナルメソッドの英語版がほぼ完成。現在日本語化中。

09 日本人でセミナーを開催

ようやく念願のセミナーを日本で開催。


10 訪日

うまいものを食べた。

足裏マッサージ

今回日本へ行って楽しみにしていたのがマッサージ・指圧関連。

セミナーの用意とか、1月の会場の下見とかで、普段あまり歩かないのに歩いたものだから、かなり足腰に来てしまった。

で、まず宿泊の某ホテルのマッサージを頼んでみた。

わざわざ出かけなくて済むのだけれど、今までの経験からは、比較的「はずれ」の可能性が高いのだけれど。

「巧い人を」というリクエストをしたのだが、やってきたおばさん、口の方は達者なんだけれど、肝心のウデが・・

「もっと強く」というリクエストをしたものの、どうも押すポイントが違うので効かないというか、かえって凝ってしまった。(笑)

翌日、とセミナー終了後、今度はホテルの近くを探して2箇所ほど試してみたが、まあまあ。

で、セミナーが終わった後の日曜日に、ホテルで聞いみたが、日曜日はやっていないところが多いのだという。

それでも、評判がいいというところを教えてもらい、赤坂見付まで行ってみた。

しかし、5分ほどやってもらったけれど、ダメなので途中で出てきてしまった。

仕方ないので、交番でも聞いてみた。

「日曜ですから、このあたりは全部休みのところが多いですね」と若いおまわりさん。

で、フラフラと歩きながら探いているうちに、(日本足裏健康学会)というサブタイトル付の、マッサージを偶然に見つけたのだけれど、ここは効いた。






受付のメガネをかけた少し髪の毛の薄い男性に事情を話したら、「ウチだってうまいかどうかわからないけれど、まずは30分の足裏マッサージをやってみては?」というお勧めで、まずはトライ。

中国人の男性が担当してくれたが、まずはタライにお湯を入れたやつで、足を洗ったあと、クレンジングクリームを塗ってからグイグイと指圧というか、指を滑らしながら足を押すのだ。

場所によってはものすごく痛いのだが「ここはみんな痛いからシンパイナイ」とのたまう。(笑)

「お客サン腰悪いね」とズバリの指摘。

座りっぱなしや立ちっぱなしはダメだそうだけれど、でもねえ・・

中国式とは違って、これは台湾式なのだという。

が、足の裏がこんなに効くとは思わなかった。

押してもらっていると、足の裏だけではなしに横や、足の甲にも肝心なポイントがあるようで、こういう場所は足揉みローラーなんかでは無理だなあ。

途中で、熱いお絞りを何枚も使って足を包んでくれるのだがこれは気持ちよかった。

痛い後の、あの気持ちよさ・・

で、ふくらはぎなどを、熱いお絞りでくるんだまま、軽く叩いてくれるのだけれど、これにはちゃんとリズムがあるようで、「タン・タン・タン・タン・タララッタ・タ」とまるでドラムを叩くように快いリズムを聞きながら、至福の時は過ぎてゆくのでありました。

Zoom

上のパンフレットの丸印は、私の悪かったところ。

しかし、彼はうまかった。中国人だが、一見日本人。

話を聞くと、中国で2年間勉強して、その後実地は日本で2年やっているという。

名前を聞くと「F」(エフ)と読んでくれって、なんだか、どこかのスパイ組織のようなことを言う。

「シアトルに住んでいるのだけれども、こういう方式のマッサージをやっているかどうか知らないかなあ?」と聞くと「ハイ」だって。(笑)

そういうわけでカタコトの日本語なのだけれど、この道一筋に一生懸命にやっているというのが伝わってくる好青年だ。

お値段ですが、足裏30分で3000円。

全身のマッサージもやってもらったが、60分で6000円。

すっかり疲れも回復しリフレッシュ。

なわけで、東京エリアにお住まいの方は、足裏だけでも1度試してみる価値はありますね。

指名は「エフ」さんです。(笑)

で、翌日大阪へ向かう前に時間があったので、もう一度寄ってみた。

足の痛みは2回目のためかかなり薄れ、その後、腰の調子も随分よくなった。

2回目のマッサージを受けた後、ロビーへ出てみると、どこかの雑誌か新聞の取材を受けていた。

どうやらこうした技術者を教えているようなのだ。

そうして、巧い技術者をあちらこちらへ派遣しているという。

なるほどねえ・・と改めて見回すと、壁には有名人らしい人たちのサインの色紙が・・

日本でも、こうした業種は外国人の活躍する場所が増えているようだが、こうした仕事は日本人よりハングリーな彼らに、とって代わられるのだろうか?

こうした仕事に対するひたむきな「一生懸命さ」は、日本人が忘れかけてきている部分なのかもしれない。

 

 

1226 Tues.

クリスマスは終わった

クリスマスも無事終了。日本は正月がメインイベントだけれども、アメリカは最大のイベントも終わり、あとは新年を待つのみ。

昨日はどこの店もクリスマスのためほぼ全店休み。

日本へ滞在中は車の運転をしなかったので、ちょっと禁断症状気味のためか、ここ数日ドライブ三昧。

昨日も道はガラガラなので、ボクスターであちらこちらへドライブし、とてもいい休日となった。

久しぶりの日本ではよく食べた。

食べ物の好き嫌いは生まれてから3歳までに決まるといわれるように、私には何と言っても日本食がいい。

ただ、値段の高いのがちょっと難点。

だが、こうした旅をするのはいいもんだと思う。

しかし昨日までは、どうやら時差ボケのせいだろう、とんでもない時間に眠くなって困った。

だから、眠いときは寝るに限るとばかりに随分よく寝た。

ここ数日は朝早くに全く起きられなかったので、今日は目覚まし2つをセット。

日本との往復を楽しむには、それなりの調整をしないと、やはり体がきつい。

気分的にはいいんだけれどね。

しかし今日は無事何とか起きることができて、やれやれ。



恐竜番組

昨日は、夜8時からディスカバリーチャンネルで、Walking with Dinosaurus という特集があったが、ここでのCG圧巻だった。

こういう恐竜モノはアメリカではとても人気がある。

番組での映像は、もちろん全編CGだ。

海などの水関連の描写はほぼ完璧で、空や木や林、森なども文句のないレベルだ。
コンピュータの処理能力の向上とソフトのノウハウの蓄積が大きく影響しているのだろう。

ここでビデオを注文することもできる。何と2本組みの3時間のプログラムで25ドルを切る値段だからこれはお薦めだ。

こちらはDVD版で35ドル弱。

何と午前2時まで放送していたようだが、私は翌日早かったので途中でベッドへ。

しかしこの、ディスカバリー・チャンネル、最近はとても充実したプログラムが多い。しかも24時間放送。

もちろん24時間フルに充実した内容というわけではないのだけれど、目玉の番組には、お金と時間をかけた素晴らしいものに仕上がっている。

警察の鑑識技術の紹介や軍事モノなど、日本ではお目にかかれない内容が多く、制作サイドの目標レベルが非常に高いというのも特徴で、日本の衛星放送もこういう特化した方向へ行くべきだろうね。

いくらチャンネルが増えても、既存のチャンネルを水増したような内容の番組では魅力がない。


一年前と一年後

話はコロッと変わるが、こののバックナンバーの一年前や2年前を読んでみると、隔世の感がある。(笑)

特に今年一年は私にとっては激動の年。つまり密度の濃い一年だったわけだ。

アメリカ社会にどっぷり漬かった目で、一年以上ご無沙汰していた日本に滞在すると、日本の社会に対して、以前とは自分の見る目や受ける感覚が違ってきているのには、我ながら少しばかり驚いた。

以前から感じていた漠然としていた、何だか分からないものが、今回は少しばかりはっきりしてきたような気がする。

日本へ滞在中もこのことは気になっていたので、そうした目で日本を見て、またこれについてずっと考えていたので、数日前から関連したことを書いている。

こうした意見だってあくまでも一つの見方だけれど、日本の少し外から見て、日本がどう見えるのかということについてはあまり書かれたものがないと思う。

アメリカ人などの日本人以外が書いたものは多いのだけれど。

アメリカ社会で生活している日本人から見た、いわゆる少し距離をおいて醒めた目で見た日本はどう見えるのか?

日本での生活は40年以上。

一方アメリカでの生活はまだ8年ほどだから、できるだけ、偏見のない客観的な目で見ようとするのは、なかなか難しいことだ。

日本人としては、日本贔屓な目で見てたとしても、現在では少し残念な結論となってしまうっているが仕方ない。

これからどうすればいいのか?なんていっても私は政治家でもないから、エラソウな事を言う割には、大したことはできないが、今回の訪日で感じたことを忘れないうちに、少しずつ書いてまめておこうと思う。

一年後に読んでどう感じるかが楽しみだ。

 

 

1225 Mon.

クリスマスあれこれ

日本ではクリスマスより正月かもしれないが、こちらでは何と言ってもクリスマス。

Discovery チャンネルではクリスマスにちなんだ特集をやっていたが、その特集の一つで、クリスマスツリーの生の木についての放送は、とても面白かった。

全米で大量に販売されているクリスマスツリーだが、今はバイオ技術で、最も形のいい木を大量に植林しているという。

見渡す限りのクリスマスツリー畑は壮観で、植えたばかりのものは、まるで「つくし」の小さな草のようだ。

これが大きくなったものの畑というか林は、まるでSF映画のようだった。

で、今日は何と恐竜特集。

これはディズニーの恐竜映画とどうもタイアップしいるようだが、予告編を見るとCGの映像が素晴らしい。

ジュラシックパークを凌駕する映像で、まさにクリスマスの目玉のようで楽しみだ。

 

土曜はダウンタウンのパシフィック・センターというショッピングモール?まで、クリスマスプレゼントの買出しに。

もちろん家族用だ。

娘の案内というか、無理やり連れてゆかれたというか・・(笑)

ダウンタウンはやはり混んでいた。




それでも巨大な駐車場のおかげで地下三階のP3「香港」へ無事駐車。

各階には特有の名前と色がついてるから覚えやすいというわけだ。

 


Zoom

ここは駐車場から出た大きな広場で、正面にはかの有名な本屋 バーンズアンドノーブルがあり、まずはこの中のスターバックスでコーヒーを買うことにする。
このように椅子が置いてあり、のんびりとコーヒーを飲む人も多い。

 


Zoom

 

スターバックスは本屋の中にあり、このように本の売り場の奥にカウンターがある。

前にいるのはスターバックスへ急ぐ、なかばコーヒージャンキー化している娘。(笑)

正面の壁にある絵を見ればわかるが、何気ないちょっとしたところに、費用をかけてこだわりを見せている。





Zoom


店内の配色といい、本の陳列のレイアウトといい、プロによってさりげないがきちんと計算されていることがわかる。

 


Zoom


クリスマスシーズンなので、このように本を購入した人のために、プレゼント用のラッピングをするコーナーまである。

 


Zoom

奥から聞こえてサウンドで、てっきりCDをかけているのかと思ったがそれにしては生々しい。

かなり大きな音のジャズトリオの演奏だったが、CDと間違うくらいに巧い演奏だ。

さらに驚いたのはみんな若い!

キーボードなんぞは、高校生だが、アドリブソロなんかは相当なもので脱帽ものだった。

うーん、層が厚い・・



Zoom

そういえば、日本でホテルの部屋のBSを見ていたら、ポンタボックスをバックに、確か近藤房之助とか言う名前のブルースシンガーのライブをやっていたが・・

生で、ポンタの叩くブルースのドラムを聞いたが、うーん。

というのが感想だ。

何と言うか「ノリ」がアメリカのミュージシャンと比べると違う。

生存競争の激しさ自体が違うのと、やはり音楽をやる層の厚さの違いも影響しているのだろう。

そのライブの後で、スタジオにしつらえたカウンターに座って、お互いが一流だなんて仲間内で誉めあってたけれど、あれには白けた。

BSもよほど番組ネタがないのかなあと思った。

 


Zoom


スターバックスはこのように広く、みんなのんびりと本探しを楽しんでいる。




Zoom

 

本屋から外へ出ると、多くの椅子とテーブルが並べてある巨大な広場になっている。

ここには別のコーヒーショップがある。

 


Zoom



Zoom

 

ここは、有名なカルチェ。

 


Zoom

 


Zoom


そして、かの有名なティファニーがあり、娘の最終目的地はここでありました。

結局あれこれ見たけれど、ショーケースから出して付けて見ると、値段の割に、ダイヤが光らないということで、意見が一致し、別の店へ行くことになりホッと一息。(笑)

ケースの照明が絶妙で、宝石がものすごく光るように見えるが、出してみるとそれ程でもない。

みなさん、ご注意を!(笑)

クリスマスソング特集

 

 

1224 Sun.

不況の原因

ニューヨークのシンボル、ロックフェラーセンターが、シカゴの富豪らに総額18億5000万ドル(約2000億円)で買収されることになったという。

そういえば、今年ニューヨークへ行ったときも、そばの紀伊国屋へ寄ったついでに見てきたが、よく映画のシーンでも登場するニューヨークの名所だ。

ロックフェラー財閥によって、大恐慌のあった1920-30年代に開発された約9万平方メートルの敷地には、GEのビルや、通信社APのビルなど10を超す高層ビルが建ち並んでいる。

バブル期の89年に、不動産大手の三菱地所が8割の持ち分を買収したが、96年に売却撤退というお決まりのパターンも見られる。

たしか、この時期のこうした不動産や映画会社の買収は、千昌夫から、SONYまですべて失敗に終わっている。




日本はよく世界第二位の経済大国という言い方をされる。

しかしその経済の「質」について語られることはまずない。

この質を分けると「生産者に都合のいい経済」と「消費者にとって都合のいい経済」の二つに分けることができる。

米国は「消費者中心の経済」であり日本は「生産者中心の経済」という言い方ができるだろう。

ドイツなどのヨーロッパはこの中間に位置しているといっていいだろう。

日本はこうして「生産者中心の経済」を進めた結果、一般の国民にとっては、利益よりも不利益の方が多くなってきているにもかかわらず、その傾向を是正する動きは全く見られない。

日本に滞在している間に日本の政治の現状などを見るにつけ、私が渡米する前の印象と全く変わらなかった。

というよりも、世界が変化している分、相対的にはさらに悪くなっているように思う。

アメリカの不動産やアメリカ企業を買収した日本企業が何故失敗したのか?

その原因は、「消費者を忘れた生産者中心の経済」の考え方だと断言してもいいだろう。



戦後50年以上も経過し、世界を取り巻く状況は大きく変化している。

にもかかわらず、日本は戦後の経済復興政策から、本質的に何ら変わっていない。

それなのに、肝心の日本人自身がそれに気が付いていない。

いや気が付いていても、「しかたがない」と思い込み、大多数の人が、いずれ国が何とかしてくれると考えている。

「大本営発表」を聞かされ続け、洗脳された一般国民は、ITだといわれるケイタイのブームにまんまと乗せられ、くだらないテレビ番組を見ているうちに思考能力を奪われている。

10年経っても何ら変わることのない世界一の低金利によって、個人は不利益を受け続け、企業はその恩恵を最大限に享受し続けている。

「企業が倒産すると、個人の生活も奪われる」というレトリックと脅しに屈し、企業最優先の仕組みに組み込まれ、世界第2位の経済大国という大義名分だけを餌に、貧しく楽しみのない生活を送り続けているという現実に目をそむけている。

この最大の原因は「仕方がない」という考え方だ。

誰のせいでもない。みんな国民一人一人がそうした原因を作っているのではないだろうか?


これはトレードにも相通じる。

うまくゆかなかったけど「仕方ない」といって同じようなやり方を続ければ、結果は同じことの繰り返しだろう。

マーケットがよくなれば、「マーケットのおかげで」よくなることはあったとしても、結局一年を通してみれば、うまくゆかないことになる。

うまくゆかないときは、やり方を変えるべきだ。

どこかに必ず原因がある。

それを変える努力をしなければ、何も変わらない。

努力という言葉を知っているだけや、頭の中でした努力をしたつもりになっているだけではダメだ。

そのやり方を間違っていたり、方向を勘違いしていては、かえって悪くなるだけだ。

 

今回の日本のセミナーでは3時間という短い時間だったけれど、すでにセミナーを受けられた方には、マークが上級のプレイの一つを説明した。

何度も言うが、こうした上級のプレイは、基本のプレイがきちんとできてこそ、効果があるものなのだ。

基本のプレイできちんと利益を出せないのに、このプレイを「実行」しても、利益を出すことはできないといってもいいだろう。

トレードに手っ取り早く儲けるための「秘法」なんてものはない。

あったらこっちが知りたいくらいだ。

資金量が増え、リスクを取れるようなトレードができるようになり、さらにパフォーマンスを上げるときに使うのが、上級プレイ。

基本がきちんとできるようになれば、自然に上級プレイに移行することがある。

Market by Chart でもそういう例が時々ある。

つまり、自然に応用が効くようになってくる。



トレードというのは、自転車に乗るプロセスと似ている部分があると思う。

最初はすぐにバランスを失って倒れる。

補助輪をつけたって、うまく走れない。

だが、ある日突然それまでの積み重ねで、乗れるようになる。

それでも、実際に走り始めた頃は、安定が悪いから、実際の路上で倒れることもあるだろう。

しかし経験を積み重ねれば、普通の状態では、倒れろといわれても、なかなか倒れることはできなくなる。

そうなると、補助輪なんてかえって邪魔になるはずだ。

回線速度や通信環境などは、道路状態にたとえればわかりやすいだろう。

きれいでまっすぐなアスファルトの道だと、速度が出るし走りやすいが、砂利道だとなかなか前へ進まないし、安定も悪くなる。

セミナーでは、基本的にまっすぐなアスファルトの道での走り方を教える。

当然だ。

いきなり砂利道での走り方から教えよう、と考えるヤツはいないだろう。

もちろん、砂利道やぬかるみを走るときの注意やアドバイスはするが、舗装路のないところに住んでいる人は、自分でそれに慣れるなり、マウンテンバイクに変えるなりの工夫をしなければならない。

舗装路の多い場所へ引越しをするという手もあるだろう。

以前、トレードの経験ということについて書いたことがあるが、いわゆるマーケットへ参加している時間のことだ。

パイロットの飛行時間と同じようなものだ。

これを積み上げてゆくと、自転車でいうと突然走ることができるときがやってくる。

しかし、自転車に乗るのが不向きな人だっている。

この点もよく頭に入れておくことだ。

 

文字だって、最初習い始めたときは「読もう」と意識しないと、意味がわからないはずだ。

しかし読めるようになると、新聞をも流して読めるようになり、好きなところだけを、瞬時に選んで読むことができる。

これはいわゆるパターン認識をしているからだ。

トレードも同じことだが、ただ「パターンの組む合わせ」という少し複雑なことをしなければならない。

ブンブンブンで入ったのに、すぐに下がってしまうというケースの多くは、この組み合わせ方がまずいケースが多い。

ブンブンブンにとらわれて、入るタイムフレームのトレンドに逆行するとまずダメだ。

当然だ。

またタイムフレームを途中で勝手に変更するのもダメ。

以上のような点に注意をして、トレンドに逆らわず、基本の条件を守れば、逆に行くことはまずないといってもいいだろう。

守っているつもりが客観的に見るとそうでないということが多いのがトレードだ。

こうなるはずだと思い込んでいるわけだから、条件を守っていると思い込んでいるだけで、そうなっていないことだってあるわけだ。

だから、チャートなりで後から自分のトレードを検証することが必要になる。

記録を残し、冷静に第三者の目で自分のトレードを振り返る。

まさに「ゴルゴ13」の世界をトレードで実践しなければならないのだ。

ちょっと古かったな。

 

1223 Sat.

ケイタイ考

高校生“ケータイ文化”花盛り」と題して携帯電話についての記事があった。

こういうのは文化とは呼ばないんだけど・・

最近の新聞は、日本語が、かなりおかしいようだ。

記事によると
高校生の6割が携帯電話を所持し、半数が親の援助頼みだという。
またその保有者の
40%近くが一カ月に7千円以上の電話料金を支払っているというが、学校の成績の悪いものほど所有率が高く、どうやらファッションや流行として携帯電話を使っているという。

今回の日本滞在中はレンタルの携帯電話を使ったが、スタッフ同士が連絡をとるときにはとても便利な道具だ。

ただ、高校生が親がかりで大した用もないのに、ケイタイをつかって「遊ぶ」構図には、とても違和感を感じた。

なんと言えばいいのだろうか、日本の政治や、決してよいとはいえない経済状態を改善するためにこれから進むべき方向を考えるという問題から、人々の注意をそらし、「社会の健全な成熟」を阻害しているような働きをしている気がする。

私は日本へ戻ったとき、タクシーに乗る機会があると、運転手に、景気の動向を聞いてみるのだけれど、景気を知るにはこれが一番手っ取り早く確実にわかる方法だ。

ここ10年間、日本の官僚が建前ばかりで、実質的には無策を続けることで、景気後退を長引かせ、事態を深刻化させている。

しかし、国民には日本経済が回復に向かっていると喧伝し、国民を信じさせることで、景気を回復させようとしているように見える。

これじゃあ、北朝鮮と変わらないではないか?

欧米のように政治家が、官僚へ対して問題や解決についての説明を求めるような能力を持っていないことが、一番の問題だろう。

アメリカの大統領を始めとする政治家と比べて見ると、情けないくらいの無能さが目立つ。

重要な問題点を自分自身で把握できずにいるのだから。

つまり解決するためのシステムを持っていないのだから、日本の景気がよくならないのは当然のことだろう。

国民がひどい状態に慣れてしまい、それほどひどいと思わなくなっているというのも、よく考えると恐ろしい状況だ。

こうした状態を多くの人は「仕方ない」と考え、何もアクションを起こさないのもまた問題だろう。

ケイタイでEメールごっこをして遊んでいる場合ではないと思うのだけれど・・

短期間だけれど、しばらくぶりに日本へ滞在して、そう感じたものだから、アメリカへ戻ってからもなんとなく複雑な気分だ。


タラバガニ

昨日の夕方に突然、Sチャンから電話があって、カニが手に入ったから、持ってくるという。

いつもサンプルと称して持ってきてくれるので、タダで食べることができるのだが・・

ウチは酒、つまみと場所の提供ということでしょうか・・(笑)

Sちゃんといっても、45過ぎたオッサンなんだけれど、我々の間では、「チャンづけ」で呼ばれている。

魚を捕る会社のエライさんであります。

ちょうど日本からの帰りに、オールドパーの一番うまいやつをカミサンへの土産に買ってきていたから、「うーんこれはカニをつまみながら飲めるゾ」と気合が入る。

突然のことなので、ウチの家族4人と、Sチャンと友人と合計6人で食べることに。


左上の箸と比べると量がわかる

今年のカニは不漁だったという。そのかわり、タラコ、イクラなどの卵系統はよく捕れたという。


赤い棒は箸・見よこの長さと太さ


これだけのものはなかなか手に入らないという。もちろん冷凍して日本へ送るのだそうだが、このクラスは高級料亭などへ流れるようだ。



こうして硬い皮をむいて身だけにして、焼いて食べるのが一番うまい。

ライム・粗塩・ポン酢などをつけてさっぱりと食べるのがマル。

カニで腹いっぱいとなり、とても贅沢な気分でこの日の夜は更けてゆくのでありました。

 

 

1222 Fri.

日米のギャップ

今回の訪日ではセミナーや懇親会を通じて、多くのセミナー参加者の皆さんにお会いした。

こういう地合いでもバリバリとトレードをされている方、また最近の下落マーケットで意気消沈気味の方など、いろいろな方にお会いして、問題や疑問点、また悩みにも似たご意見などを聞くことができた。

「何とか、生き残っています」という声も多かった。

いろいろな質問の中の一つとして、「他の人はどれくらいの成功率なのか?」というのがある。

これは、アメリカ人からは、あまり出ない種類の質問だ。

つまりどれくらいの人が儲かっているのか?ということなのだろうが、聞いてどうするのだろうか?というのが、逆に私の疑問なのだが・・

理由はともあれ、やはり気になるものは気になるのだろう。

トレードがうまくいってなかったりすると、自分は「どこに所属しているのか」が気になるのかもしれない。

そういう人は、、こっちらで「60%だ」と答えたら、自分はその中に入っていないということでがっかりするのだろうか?

逆に10%しかいないというと、自分も残り90%のマジョリティーと同じところに入っているという理由で安心なのだろうか?

というよりも、あるいは、自分を納得させる答えを見つけたい、という心理なのかもしれない。

このように漠然とした質問というのは、その答えを聞いたとしても、実際のトレードそのものに役立つということはほとんどないと思う。

というのは質問そのものが、自分の気分を満足させるためのものだからだ。

気分というものは、実際には存在しないものだ。

その人だけが創り上げたもので、いわゆる幻想といってもいい。

その人の頭の中だけにあるものだ。

考え方を変えれば、多分全く違う質問に変わってしまう性質のものだろう。



他に似たようなものとしては「生存率」と「成功率」の混同というのもある。

まあタイムフレームの混同だってあるわけだから、こういう漠然としたものの混同は、あって当然だろうし、まあ、混同したって別にかまわない数値なのだが・・(笑)

だがこれをきちんと考えると、こうしたダイレクトアクセスによるトレードを始める人をさらに、大きく2つに別けて考えなければならなくなる。

プロを目指す人とそうでない人だ。

いわゆる「生存率」と「成功率」も「どういうトレーダーを目指すのか?」ということによって変わってくるのは当然のことだ。

とりあえずやってみようという人と、最初から本気で取り組む人の違いは、いろいろな面で大きいはずだ。

こうした目指すものが違うということは、心構えや資金量、取り組む姿勢そのものが違うということだから、結果に影響を与えるのは当然だろう。

セミナー参加者の中でアクティブなトレードをしている人の割合はわかる。

だが、それはいわゆる「残存率」ということであって、厳密に言えば「成功率」ではない。

まあどこまでが成功で、どこまでが失敗なのかという定義によって、これも変わってしまうのだけれど。

こうした要素を一緒にして議論することは、非常に乱暴な話だ。

どちらにしても、実際のトレードを成功させるためには全く関係のないものだから、どちらでもいいのだけれど・・



このように、質問一つとっても、深く考えてみると、それが意味のあるものなのかないものなのを判別することさえ難しいことがある。

マークは漠然とした役に立たない「意味のない」質問を嫌う。

みんなで共有している大事な時間を、そうした「意味のない質問」へ答えるために使うのが無駄だと考えるのだろう。

成功するトレードを目標とするなら、こうした点も見過ごせない点だ。

ただ、質問者自身が、それを大事だと考えている場合、それに答えることによって評価は高くなるだろうし、質問をした人が満足をするのであれば、それも「よいセミナー」だという考え方もある。

だから、セミナーで何を教えればいいのかというのは、非常に難しいポイントだ。

今回は3時間のセミナーだったが、アンケートや、聞き取り調査?でも、おおむね好評をいただいたようでホッとしている。

もちろん以上のような点を十分に考えたうえでカリキュラムを作っているが、受講者が100人いれば、100人全員が、「こちらの考えるよいセミナー」がよいセミナーだというような基準で考えているとは限らない。

よく考えれば意味のない内容であっても、それを教えることで「ウケる」ことだって十分にありえるわけだ。

これがこうしたセミナーの難しさであり、同時にセミナーを「受ける側」にとっても、その内容の判断が難しいということにもつながるのだろう。



それではどこで、線を引けばいいのだろうか?

私が目指しているのは「実際に利益を出せる」のセミナーだ。

ではその「実際に利益を出すため」セミナーとはどういうものなのだろうか?



トレードのセミナー内容は、大きく3つに分けることができる。


1・エントリーと反対執行のポイントを見つけるためのメソッド

2・実際の執行方法に関するもの

3・接続回線や、パソコンなどのいわゆる使用環境に関するもの


この3要素の優先度をあえてつければ、上のようになるだろう。

だからセミナーでも、この順位で優先度をつけている。

「エントリーと反対執行のポイントを見つけるためのメソッド」は、最も重要でなおかつ受講者の個別事情に左右されない部分だ。

個人の今までの経験や資金量、それに回線を含む通信環境やその人自身の考え方や性格などの要素には関係がない。

また、タイムフレームの違いにもほぼ無関係といっていいだろう。

だから、メソッドではこれを最重視している。

これに比べ、2や3はお互いに関連している部分もあるうえ、「個人の事情」によって全く違ってくる。

極端な表現をすれば、100人いれば100通りあるといっても差し支えないだろう。

だからこうした部分を完全にサポートしようとすれば、マンツーマンでのセミナーが必要になってるだろうし、そうであっても時間やマーケットの状況によって違ってくる回線が関与すれば、これの個別サポートは不可能といっていいだろう。

だから、参加者限定の掲示板を提供し、参加者がお互いに情報交換できるようにサポートをするのが、最も現実的だろう。

こうした部分にセミナーで多くの時間を割いたとしても、実際にその情報が生きるとは限らない。

こうした無駄を避けて考えたカリキュラムであっても、こういうことを知らなければ、その価値や評価は全く変わってしまうだろう。



今回もこの回線速度については、大きな問題にぶつかった。

セミナー会場は1.5Mの回線速度を謳っていた。

しかし、金曜の午後のある混み合う時間帯にテストをしたところ、何と実効速度は56Kも出ていなかったのだ。

最初、金曜の午後のこの時間帯は「日本ではこんなもの」だという説明を受けた。

テクニシャンが、夜遅くまで調整をし、当日の朝には何とか実用速度まで回復をした。

ちなみに森ビルでは、こうした回線を含めたグレードアップの工事を、4ヶ月かけて実施することを予定しているという。

我々が指摘したような、実際のユーザーからの情報はとても参考になるという。

もちろん、ブラウザーでWEBを見て回るだけでは、特に問題とはならないだろう。

しかし、トレードのような大量のデータを扱うようになると、これが大きな問題となってくる。

現在のシアトルオフィスの1.5Mの回線速度は、当初のものとは速度が全く違っている。

こちらで、データ量に関する点を指摘し、速度を上げてきたのだ。

だから、今のオフィスの回線速度を「知っている」我々には、日本の某一流ホテルのビジネスセンターと称するところの高速を謳う回線でさえ、非常に遅いものとしか感じられなかった。

だって、私の自宅の回線より遅いのだから・・(笑)


さらに今回は、1月開催予定のセミナーの候補の場所を見て回ったが、30台以上のパソコンをつないで、Real - Tick のような大量のデータを処理した実績を持つところは皆無だった。

こうした、日本独特?の回線事情に対しては、個人がそれぞれ対応するしか方法はない。

住む場所や、契約するプロバイダによって、こうした条件はコロコロ変わるからだ。

日本に住みながらトレードをしようとすれば、こうしたリスクを抱えながらトレードをしなければならない。

だからこそ余計に、基本に忠実なトレードが必要になってくる。

だから、こうした点も考慮し、さらに回線についても万が一のときに備えたセミナーを考えておかなければならない。

日本とアメリカの違いは、こうした考え方やインフラを含めて、予想以上に大きいというのが、今回1年半ぶりに日本を訪れた印象だった。

 

1221 Thurs.

ロング・フライト

昨夜9時前に、ようやくシータック空港へ到着。

いやあ、帰りは長かった。

大阪での懇親会を終えた翌日、午後6時発のユナイテッド航空のサンフランシスコ行きは、爆発物の探査のため遅延という事態となり、結局3時間以上遅れて関西空港を離陸。

座席の椅子を一枚一枚外して、徹底的にチェックしたため時間がかかったという。

安全第一だから遅れるのは仕方ないが、待つ身になると適切な情報が欲しいところ。

「*時**分頃に、ご案内できる予定です」とのアナウンスがあったっきり、その予定時間を30分過ぎても音沙汰なし。

遅延が発表されるたびに、いちいちカウンターまで聞きに行ったが同じ事の繰り返し。

なので「予定の時刻になって遅れることが分かったのなら、さらにどれくらい遅れるとかのアナウンスをどうしてしないのか?待たされている側はいらいらしているのだからね」と強い口調で抗議した。

これはとても効いたらしく、受付のお姉さんは「申し訳ございません。他の客様と話をしていたものでつい忘れていました」とまあ素直なもの。

早速大慌てで、しどろもどろになりながら、アナウンスをしてくれたが、そんなに慌てなくてもいいのに・・(笑)


搭乗手続きを開始してからも大混乱。

通常ユナイテッドの米国内線での搭乗は、混乱を避けて、スムーズな搭乗手続きのためにZONEを設定してある。

チケットには、ZONE1から6までの番号が大きく振ってあるのだが、ゾーン1が機体の一番奥のエリア。

バラバラに搭乗させると、手前の座席の乗客が荷物を荷物入れへ入れている間に後ろの座席の乗客は待たなければならないから時間がかかってしまう。

だから、ゾーンを決めて奥の座席から順番に搭乗させるのだが、これはとてもスマート。

「何番から何番までの客様は・・」なんてやらなくても、「では、ゾーン2のお客様をご案内いたします」で済むからね。

ところが、日本からの搭乗だと、国際線で機体が大きく、また乗客の数も多いというのに、アメリカの国内線では実施しているこのシステムをやらないのだ。

みんなが殺到するものだから、効率が悪くイライラするんだよなあ。

同じエアラインなのに日本人のスタッフが運営すると、こういうことが起こるようだ。

まったくなあ・・情けない話だ。

ちょっと考えれば分かることだし、同じ航空会社の米国国内線ではやっているんだからねえ。

もちろん、サンフランシスコからシアトルへの搭乗では、これをきちんとやっていた。

シスコへは午後1時に到着したのだけれど、シアトル行きが満席で、結局6時半のフライトまで待ちぼうけ。

遅れたお詫び?で、連絡用電話のいわゆるテレフォンカードをくれたけれど、これは一回分しかダメ。

2回目のコールの途中で切れてしまう。

20ドルの食事券もくれたから、レストランでシスコ名物のダンジネスクラブつまり、「カニ」を食べた。

さらに時間があったので他のレストランへ「はしご」をして、ダンジネスクラブをゆでたやつをまた食べる。

それでも時間があったので、靴磨きに行ったりして時間つぶし。

本当はマッサージがあれば、よかったんだけれどねえ。

というわけで、今日は頭の中が「時差ボケ」。

 


Home / Index of Cool


2000 1215-  

 

ブラウザを<更新><リロード>して最新の情報をご覧ください