2000 10-


1012 Thurs.

鋭いご質問

売りは買いよりも難しいとよく言われていますが、この地合いでは益々その重要性を思い知らされます。

10月12日付けMarket by ChartのSCMRを例に質問させて頂きます。

 

6:38 SCMR 83 1/4 buy, 6:40 83 3/4 sold とあります。

私もほぼ同時に入りましたが、売るタイミングを逃して結局損切りせざるを得ませんでした。

 

私が思うに次のような状況でした。

1. 10ポイントあまりのギャップアップで始まり、NASDAQともども一見上がりそうな雰囲気がある。


2. 出来高も一騎加勢ではなかったがそれなりに伸びている。


3. 静止チャートではなく、実際のチャートでは赤いローソク足が出ている状況ではなく上下にぶれている。

すなわち、青か赤どちらにぶれるかの判断は難しい。


4. Tickerはグリーン一色の上げ基調ではなかった。強い上げ基調ではなかった。

 

このような状況で1/2を獲得した時点で売ることができるのは、


1. 買う時点で、1/2を獲得すると決めてエントリーしている。すなわち、入るとすぐに1/2を上乗せしてSellする。


2. チャートを見ていて一瞬でも赤いのが目に入ったら(First Blink)その時点の価格でSellする。


の二つのケースぐらいしか考えられません。

 

どのような発想をすれば83 3/4で売ることができるのか、心理的な面を含めて是非教えて頂きたいと思います。


というご質問がありました。鋭い、よい、ご質問です。



>買う時点で、1/2を獲得すると決めてエントリーしているのでは?

という点についてですが・・

エントリーした時点で、1/2 と決めているわけではありません。

そうした値幅を具体的にあらかじめ決めた判断はしません。

いくら上がるかはわかりませんからね。

すべてチャートを見て、その起こっているイベントもとにした判断をするほうが、確実です。

あらかじめ頭に入れている点は、そのエントリーを判断したタイムフレームで、ローソク足3本は、少なくとも上がるだろうということくらいです。


31分にエントリーしていますが、31分のローソク足の幅に比べて、次の32分のローソク足の本体の幅は、それ程大きくありません。

本体から出ている上下のヒゲは本体より長いですね。

つまり、売り手と買い手の激しい攻防があったということです。

あなたは、買い手側の隊長です。

そうしてそこの1分の戦いでは買い手が勝ちましたが、でも、あまり強くないということです。

3本目も31分のローソク足に比べて、上下の幅が狭いままです。

ここでも買い手の勢いは、依然あまり強くないということですね。

そうして 84 1/8 まで上昇し
、そこから下がり始めました。

つまり売り手が、大攻勢に出てきたのです。

さあ、あなたならどういう指令をしますか?

一度安全なところまで撤退しないと、やられる可能性が高いですね。

>チャートを見ていて一瞬でも赤いのが目に入ったら(First Blink)その時点の価格でSellする。

チャートで赤いローソク足が出たのを見て・・というのは売り買いのタイミングを計る信号としては見ていません。

一瞬でも赤いのが目に入って、売りと決めたのなら、そのあとブルーに一瞬変わったらまた方針を変えなくてはいけないことになりますね。

それでは、Execute つまり執行が間に合わないこともありますし、その後反転することもあります。

こうした、イントラデイの1分チャートでの判断のきっかけは、レベル2です。

チャートはあくまでも、買い手が優勢なのか売り手が優勢なのかを計るためのもので、執行のタイミングを図るためには使いません

84 1/8 という高値をつけてそこを抜けずに、レベル2の値段が下がり始めたら、かなり速い速度で下がります。

しかしそうしてそこから、バウンスして反転して上がることがあります。

ですからここの判断が、一番難しいのですが。

ここでの判断を間違うと、下がってしまいます。

売るタイミングを逃がしたと書かれていますが、このポイントがはやり難しいですよね。




私は必ず NASDAQ Futures を、トレードする銘柄と同じタイムスパンで見ています。

以下の2つのチャートを見比べてください。




ナスダックフューチャーの1分チャート




31分のエントリーは、NASDAQ Futures が最初の1分のローソク足の高値を抜く31分のところでエントリーしています。

Futures というのはいわば、マーケット全体がどういうトレンドなのかを見るための大事な指標です。

ただFuturesの動きと連動する銘柄かそうでない銘柄かを、最初の1、2分で見極めておかなければなりません。

このSCMRは連動していたため、こういうマーケット開始早々のタイミングで入ることができたわけです。

ですから、この Futures を非常に注意して、監視していました。

SCMRだけを見ているのではなく、マーケットのトレンドも見ながら、そのトレンドにあわせてエントリーすることです。

もちろんレベル2も見ています。

売る場所も同じことです。

NASDAQ Futures が頭を打って反転してきたところで、まずは安全のために売りです。



もちろん売った後に上がるかもしれませんが、これだけ買い手の勢いがないと上がらないことが多いのです。

これは、実際のマーケットの経験を積めば、だんだんわかってきます。

こういう始まったばかりのときは、どちらへ動くかはわかりません。

開始早々には、買い手と売り手が交錯した状況になりやすいのです。

1分単位で、この場合、3分くらいのタイムスパンを見て「一度どうするのがベストか」という判断をしなければなりません。

その銘柄のチャート、レベル2、Futures これを同時に見ながら、即どうするかの判断ができないと、こういうタイムスパンでのトレードは無理です。 

ですから、こうした総合的な判断が早くできないうちに、こうしたトレードはしないほうがいいと、セミナーでは教えています。

最初の30分はトレードを控えた方がいいというのは、こういう理由からです。

ですが、こうした判断ができるようになったトレーダーにとっては、早く決着できるうえに、比較的ゲインが大きいこの時間帯は、絶好のハンティングの時間帯となるのです。



車の運転でも車線変更をするかどうかは、自分の斜め後ろに車がいるのかどうかを確認してからでないと、斜め後ろの車にぶつかる危険性があります。

ですから、常に斜め後ろの状態を見て、斜め後ろに車がいるのかいないのかを見て、その状態を把握しておくことが大事ですね。

車線変更をするときに、はじめて後ろを見たのでは、車がいたら変更できないわけです。

ですが、あらかじめ斜め後ろから車が近づいているのがわかっていて、自分の前の車との距離があるのなら、加速して斜め後ろにスペースを作り、そこへ滑り込むという車線変更が可能になります。

このように、常にまわりの状態をどれだけ把握しているかというのは、スムースに車を運転するためには大事なポイントです。

スムースなドライビングができるドライバーは、前を見ているだけではなく、常に後ろの状態を見ています。

トレードも同じです。

周りの状況、つまりマーケットのトレンドがどうなっているのか、ということを常に把握しておくことは非常に大事です。

 

1011 Wed.

取捨選択

ある目的を達成するつまり、何かを獲得するためにには、その代わりに何かを捨てなければなりません。

トレードでも、いろいろなケースでこれをうまく適応することです。

高い目標や、大きなゲインを得るためには、その代償として捨てなければならないものもあるのです。

それを手放さず抱えたままで、大きなゲインを得ようとすると、「2兎を追う者は一兎をも得ず」という結果に終わります。

人間の本能は、あれもこれもと欲しがるものです。

ですから、高度なまた高次なものを得ようとすれば、低次なものに執着をしないで捨てる潔さが必要になります。

 




短期のトレードでゲインを出すことができるとします。

そうすると5トレードよりも50トレードするほうが、10倍儲かるわけです。

わかりやすくするために、コメを作る例を挙げてみましょう。

その土地をを全部水田にすれば、一番収穫が多くなるわけです。

でもそうすると、人が歩く場所がなくなります。

また用水路として水路を供給する部分も確保しなければ、机上の空論で稲は枯れてしまいます。

ですから、水を汲んで桶で運ばなくてはならなくなります。

このように、全部から収穫しようとする欲を、知恵でコントロールすることが大事なのです。

収穫の面から見れば、水路や通路として「捨てる」部分を作る必要があります。

その「捨てる部分」を確保することによって、逆に確実な収穫量を確保できるのです。

 

たとえば、超短期でのトレードでゲインを得ようとすれば、長期保有のゲインは捨てるという考え方も必要です。

これを両方追いかけると、いわゆるタイムフレームの混同が発生し、トレード全体がダメになることが多いのです。

長期保有は確かにマーケットが堅調なときは、有利に思えます。

しかし、本当は短期のトレードでも長期に負けないどころか、それを上回るゲインを残すことができます。

ただ、長期保有のように「何もしないで」儲けることはできない、というだけのことです。

しかし、マーケットが軟調になると、この長期保有は塩漬けの温床と化し、デメリットだけのものとなります。

しかしこうした欲は常に付きまとうものですから、それをバラスよくコントロールしながらプラスの効果が生まれるように利用することです。

 

 

このようにトレードではこのように「捨てる」部分を見極めることも、トレードの大事な要素となります。

現実には「何が何でも儲けてやる」という欲が思わぬ伏兵となって、トレードがうまく行かなくなっていることが多いのです。

損を取りたくないからロスカットをしないというのも、こうした欲の一つです。

「いつか上がるはずだ」という考えは、こうした欲を隠すために、無意識のうちに考え出されるセルフディフェンスなのかもしれません。

ですから、こうした欲をコントロールできないのなら、機械的に一定の水準でロスカットをするという短期のトレード方法を学び、長期トレードに生かすという知恵でカバーする方法もあるのです。

「バカと鋏は使いよう」です。トレードだってそうです。

「デイ・トレード」だって使いようなのです。

 

1010 Tues.

年の功

今回のケニーさんのコラムは、いつもに増して面白かった。

大事なポイントが文章のあちらこちらに「ちらし寿司」のように、ちりばめられていましたね。

せっかくですから、この「ちらし寿司」がどうやって調理されているかを、私なりに説明してみようと思います。


今までセミナーを開催するたびに、ケニーさんのように、私と近い世代の方が、少なくとも一人はいらっしゃいました。

そうした方たちに共通していることは、その後トレードを「自分のスタイル」と非常にうまく融合されているという点です。

その秘訣はどこにあるのでしょうか?

いわゆるトレードの知識を吸収する速さや、パソコンやソフトの操作などについては若い人よりも劣っているかもしれない部分があるにも関わらず、トレードの成功率が高いのは何故でしょうか?


いわゆる「40歳台後半から上」世代の方に共通する点をいくつか挙げてみましょう。


今までの仕事が順調であり、余裕の部分でこのトレードに取り組まれた。

仕事や生き方含めた自分のスタイルをすでに確立されている。

トレードに必要な原資が充分な状態で始められている。

人生経験として、20歳から勘定しても20年以上のキャリアがある。

大きなポイントは以上に集約されると思います。

 

せっかくですから?ケニーさんを例に挙げます。

 

今までの仕事が順調であり、余裕の部分でこのトレードに取り組まれた。

トレードに必要な原資が充分な状態で始められている。

ケニーさんのWEBからも、彼が不動産のプロとしてすでに十分な実績をあげられていることは、よくわかります。

こうした仕事に対するプロフェッショナルな姿勢は、非常に応用が効くのです。

たとえば、ピアニストがその演奏で人を感動させることができれば、他の楽器を演奏しても、同じように感動させることができるはずです。

もちろん、違う楽器での音の出し方をマスターする必要はありますが、音楽を表現する手法は、楽器は違っていてもその特性を生かすこと以外は、同じはずです。

自分の表現をするためにどの楽器を使うのかという違いだけですから、訓練をすれば、他の楽器で音楽を演奏することは、全く楽器を弾けない人から見れば、奇跡のように思えるほど、巧く演奏できるようになるのです。

一流のギター弾きにとって、ベースを弾くことはそう難しくないはずです。

一流の歌手が、ピアノやギターを難なく演奏することは良くあることです。

このように一つの道をある程度極めた人は、他のことをマスターすることが比較的容易にできるのです。



ケニーさんの絵の件のコラムでは謙遜されているので実態がわかりにくくなっていますが、こうした趣味のものは必需品ではないのですから、こうした点も考慮に入れると、ケニー流の絵の評価がどれだけのものかは、おおよその察しがつくはずです。

おまけに、有名な画家でもないわけですから、購入した人はブランドで買ったわけではないはずです。

人間の経験という価値の素晴らしさは、まさにこういった点にも現われているのではないでしょうか。

多分ケニーさんはトレードを「自分のモノにする」ためには、さほど時間はかからなかったはずです。

さらに彼がセミナーへ来られたときには、すでにこの道をすでに歩き始めていたのですからね。



仕事や生き方含めた自分のスタイルをすでに確立されている。

人生経験として、20歳から勘定しても20年以上のキャリアがある。

これは彼の多彩な趣味や生き方からも伺えます。

また書かれたコラムや、WEBを自分で作るという新しいことに挑戦されて、さらにそれを実用としてモノにされているという事実からも、自分流のスタイルに取り込むためのノウハウはすでに、充分にお持ちだとみるのが順当なところでしょう。

また、ご自分のトレードを、「ガチガチの銀行レース」と自ら書かれていますが、これは手堅く「利益を出す」事に対してリスクを限りなく低く、トレードを実行されているということに他なりません。

勝てるときにだけ勝負をする。これは非常に大事な点です。

じっと我慢をして待ち伏せ、確実なところをゲットする。

無駄なリスクを背負わないということですね。

このあたりの、強い意志と判断力と潔さは、長年の不動産業で培われた、ノウハウの一部なのかもしれません。


それに、トレードを趣味として楽しむという姿勢も見習うべき点でしょう。

アマチュアならではの強さを最大限に生かした、ある意味ではトレードの理想のカタチかもしれません。

年齢に裏打ちされた人間としての総合力で、トレードを成功させている彼にとって、セミナーは一つのきっかけにすぎなかったはずです。

 


アメリカには、自分が年齢を経たときに、ああいう風になりたいという人が多くいらっしゃいます。

そうした年配夫婦の笑顔を見ると、自分たちも何年かたったらああなりたいなあ・・と自然にそういった気持ちになります。

こうした具体的な目標となる人物を自分の目で見ることができるというのは、何よりも生きる希望と勇気を与えてくれることがあります。

その国の50歳以上の人に、どれだけ「笑顔のいい人」が多いのかが、幸せの尺度の一つではないでしょうか。

これこそが、その国を計る一番の物差しだと思います。

若さでは叶わないものがあるからこそ、人は歳をとるようにできているのではないでしょうか。


今日の一句 > 亀の甲より年の功

アロ〜ハ〜

 

 

1009 Mon.

トレードの真実とウソと回数

Date & Time 10/09/2000 15:42:32
Posted by 小銭<sinn007@yahoo.co.jp>

マーケット by チャートについて

こんにちは ハッチさん
いつもHP拝見させてもらっています。

よくチャート解説のページを読んでいて感じるのですが、ハッチさんがポジションを持たれるときというのは随分と入るところが少ないのにはびっくりしました。

プロというのはもっと出たり、入ったりを繰り返すものかな?と思っていましたので。

よくHPに書かれているように、セットアップなるものが来るまでは手を出さない!!という事を実行されているからなのでしょうか?

お時間ありましたらご意見ください。

 

Date & Time 10/10/2000 09:09:30
Posted by hatch<hatch@daytradenet.com>

ご質問の意味ですが・・

>随分と入るところが少ない

というのは、売買する場所が少ない、つまり回数が想像していたより少ないという意味なのでしょうか?

とてもよいご質問ですね。

COOLでこの件については回答させていただきます。

 

Date & Time 10/10/2000 09:18:15
Posted by 小銭<sinn007@yahoo.co.jp>

掲載ありがとうございます。

はい、そうです売買かいすうが想像しているより少ないということです。

ハッチさんがこの掲示板に書き込まれている銘柄をチャートで見てみても、後になってですが大きなゲインを得られるところでもポジションをもたれないこともしばしば有ると思います。

すこしその点が不思議に思い質問しました。

 

 

>プロというのはもっと出たり、入ったりを繰り返すものかな?
>売買回数が想像しているより少ないということです。

という素朴な疑問?についてですが、これは人によります。

シアトルのトレードフロアでトレードをしているプロトレーダー達の平均回数は一日5回から10回トレード。

これは片道計算ですから、一往復を一回と勘定すれば2.5から5銘柄をトレードするというのが平均です。

でも、トレード回数の多い人は、一日120トレード!

このように、その人の目的・トレードスタイル・資金量により一概には言えないのですが、一般的なイメージで想像されるよりは少ないかもしれません。



>ハッチさんがこの掲示板に書き込まれている銘柄をチャートで見てみても、後になってですが大きなゲインを得られるところでもポジションをもたれないこともしばしば有ると思います。


掲示板や、Market by chart ではトレードの例をあげて、エントリーの理由を説明することを目的としています。

ですから、見ればお分かりのようにペーパーの場合も、実トレードの例もありますし、そのあとトレードをしても、書かないケースも多くあります。

ですから、ポジションを持っていてもそれを書くことはほとんどありません。

掲示板や、Market by chart は儲かる銘柄の情報を提供するサービスではありません。

いわゆるサカナを提供しているのではないということです。

これを誤解しないでください。

サカナの取り方のヒントや実際を見ていただき、ご自分でサカナを取るための一助として利用していただければと、書いています。

掲示板で、できる限りリアルタイムに近い時間で書くというのも、どういうマーケットの状況のときに、どういうアクションをとっているのかということを知っていただくためです。

そして、後で必ず Market by chart で、その理由やポイントがわかるようにチャートをつけて解説しています。

チャートできちんと説明するというプロセスがあってこそ、こういうことを掲示板などで書く意味があるのではないでしょうか。

チャートをつけて説明するというのは、時間がかかり面倒な作業です。

しかし、本当に何かを伝えるためには、無料だから中途半端でいいというわけにはいかないはずです。

アマチュアのトレーダーの方の中には、自分が儲けることができるということを誇示したいがために、掲示板やWEBへその結果を書かれているようなものも見受けられるため、こうしたことが混同されているようです。

プロは勝って当たり前の世界ですから、自分の勝ち負けを自己主張の目的で書いているわけではありません。

系統立った方法論がその背後にあるトレードなら、継続して書くことでそれを伝えることができます。

しかし、ただ銘柄を買った値段と時間を書いて、あとでその説明をしても、それはひとりよがりなものでしかありません。

単にネットを使った自己主張のための自己満足の道具でしかなく、またネットのトラフィックを単に増やすだけのものになるのではないか、と考えてもいいのではないでしょうか。

少し話がそれましたが、ここの掲示板やMarket by chart で書いているものは、トレードのごく一部分であり、さらに書く目的がエントリーの理由やタイミングを示すためのものだということをよく理解されたうえでご覧ください。

 

>よくHPに書かれているように、セットアップなるものが来るまでは手を出さない!!という事を実行されているからなのでしょうか?

そのとおりです。

上がりそうだからとか、割安だからとか、銘柄がいいなどといった勘や感情を理由にエントリーすることはありません。

これは昔いやというほど試して、授業料を払いましたからね。

私の勘は当たらないということです。

女性の場合だと、カンはそう悪くないんですがねえ・・

というのは冗談ですが(笑)

もちろん、レベル2をきっかけにしたトレードでは、そういう要素が全くないというわけではありませんが、それでもその他の条件を満たしているうえでエントリーを考えています。

プロのトレーダーなら、誰でもこうしたセットアップをきっかけにして、エントリーをしています。

そうでなければ、利益を継続して出すことはできません。

ほとんど損をしないという結果は、複数の条件が重なったときしかエントリーしないというルールを守っているからです。

セミナーでも繰り返していますが、冷静にある条件を設定し、それが複数重なったときにエントリーすれば、逆方向へ動くことは非常に少ないのです。

ただ慣れないうちは、条件を早合点したり、条件を間違って理解するということが起こりがちです。

そうすると、

セットアップにはまったのに、逆に動いて損をしたと思う>だからあてにならないと考える>自己流を勝手に混ぜる>儲からない

というサイクルに、「はまりやすく」なります。

開始早々の動きがはっきりしないときにエントリーした昨日のADBEの最初の例では、ブンブンブンにもかかわらず、株価が下がってしまいました。

これは、エントリーのための条件が少なかったからです。

ブンブンブンが、あてにならないセオリーなのではありません。

ですから、エントリーしたときに、反対方向へ行くかもしれないということは、すでに頭に入っています。

株価が下がってきたらすぐにロスカットをすることができるのは、下がるかもしれないと考えながらチャートを見ているからです。

そのあとすぐにショートを選択できるのはこういった思考パターンがあるからです。

またさらに、最近のようにマーケットがこういう軟調な場合、イントラデイでのトレードは、見ていないとき、または監視をできないときには、ポジションをクローズします。

もちろん、持っていれば儲かるかもしれません。

しかし、見ていない間に急落しないという保証はどこにもありません。

マーケットの状況で、イントラデイをスウィングに変えたりしなければならなくなるような可能性があれば、それは絶対に避けることです。

リスクが大きすぎます。

トレードに関しては、私は運を天に任せるほど楽天的ではありません。

コントロールが、あなた自身でできる状況を手放してはいけません。

せっかく手に入れたアドバンテージをうっかりして失うのは、そのアドバンテージの大きさと本当の効果を認識していないからではないでしょうか?

 

1009 Mon.

F1日本GP


F1第16戦・日本グランプリは8日、鈴鹿サーキットで53周のバトルが繰り広げられ、結果がどうなったかは、F1ファンの方ならすでにご承知でしょう。

ポールポジションでスタートしたシューマッカは見事なレース運びを見せてくれた。

雨のパラつく中、シューマッカは2回目のピットストップの巧妙な作戦で順位を逆転し、そのまま逃げ切る格好でハッキネンをかわし今季8勝目の優勝。

最終戦前に5年ぶり3度目の総合優勝を決めました。

シューチャンのファンとしては、ホントよかった。(笑)

 



今回も Speedvision で観戦。

そばに観覧車があるサーキットというのも珍しいのでしょう。

タイトルの後、いきなり観覧車が映っていましたが。(笑)

しかし、今年の鈴鹿では、日本人のドライバーが一人もいなくなっってしまったなあ・・


このように、レースのポイントが解説され、具体的な見所がどこなのかということがわかりやすく説明される。

アナウンサーも、コメンテーターも顔は映らないけれど、一人の冷静なファンとして淡々と一緒に楽しむという姿勢の解説がなかなかいい。

このレースでの見所は、何といってもシューマッカとハッキネンの一騎打ち。

これは見ごたえがあった。


 

ドライバーズポイントでシューマッカに8点差をつけられている、ハッキネンは、見事なスタートを切った。



朝日新聞のここの日本語のサイトを見ると、シューマッカがスタートを失敗したように書いているが、見ている限り、これはハッキネンが絶妙なスタートをしたというべきでしょうね。

上の写真で、中央の赤いのがシューマッカ。

左横のハッキネンは彼を避けて左側のラインの左へ避けている。

最近彼のこうしたスタート直後のライン変更に非難の声があがっているというが、上から撮ったビデオ映像を見ると、確かにシューマッカが左へ幅寄せをしているように見える。

しかしこのあたりは微妙なところだ。

第一コーナーへの進入は、誰でもイン側のラインを取りたいからねえ。

ハッキネンは、このスタートで、非常にうまくインを取り、まずはトップをキープ。

そして、シューマッカとの差は、ジリジリと開き2.5秒くらいまで離れたのだが、これはシューマッカが、ある程度の距離を取ってついていったというべきだろう。

あまり近づくと、ハッキネンの車の後ろにできる乱気流で、ダウンフォースが減り、安定が悪くなりドライブしにくくなるからね。

後で、シューマッカが一気に1秒まで差を詰めたのも見ても、これは意図して、ジリジリと離された風にしてついていったのだろう。

ハッキネンから見れば、こうしてじりじりと離れて行くと、追いつけないように
思うからね。これが、あとで心理的に効くんだよね。

このあたりの作戦の立て方はさすが、シューちゃん・・



ゴクミはまたがっくりでしょうね。ダンナはまたエンジントラブルでリタイア。

 

これは、誰か忘れたけど、スピンして細かい砂利のあるグラベルを避けてガードレール側の道?を走ったシーン。

ガードレールの際が少し白くなっているが、ここは少し堅くなっているので、ここを通って無事コースへ復帰した。

 


「オッ!オフロードレースだなあ、これじゃ」

「バハ1000といったところかな」

なんて、解説者とアナウンサーはジョークをかましていましたが・・(笑)

鈴鹿は複合カーブが多く、かなり難しいコースのようで、結構飛び出したりスピンをしていましたね。

 

これは、BARホンダのジャック・ビルヌーブが、コーナーの手前でブレーキを遅らせて、手前のジャガー・フォードの確かハーバートだったかな・・をインから抜くところ。

タイアから煙を吐きながらの限界ぎりぎりのブレーキング。

ホンダはこの鈴鹿で新エンジンを持ち込んで入賞を狙ったらしいが、それは無理というもの。

エンジンのパワーを上げれば、速くなり勝てるなんて、そんな甘いもんやおまへんで。

エンジンのパワーと同じか、いやそれ以上に、シャーシーや、そのバランス、さらにドライバーやチーム力も大事なのです。

まあこのあたりは、トレードとも似たところがありますね。

セミナーを受けてセオリーを知ったから、勝てるかというと、そんなことはない。

その後の運用を含めた、総合力がモノをいうのです。



 

この日は、少し雨がパラパラと降りかけていたのだけれど、25周目くらいから少し強くなり、ちょうどその頃に、ハッキネンが2回目のタイア交換のためにピットイン。

この機会を生かしたのが、シューマッカとフェラーリチーム。

もう少し待って雨脚が強くなるかどうかを見際めるため、シューマッカはピットインせずに、そのまま走り続けたのだ。

ハッキネンの新しいタイヤは温度が上がるまでは、グリップが弱くラップタイムが落ちてしまう。雨が強くなればますますその傾向に拍車がかかる。

タイヤ交換を予定より遅らせ、全開で走りリードを広げてから、シューマッカはピットイン。

上の写真は交換を終えてコースに復帰したところ。

赤い手前のマシンがシューちゃんのフェラーリ。

ハッキネンは、グランドスタンドのストレートに入ったところで、その差は5秒前後。

そして雨脚はだんだん強くなってくる。

全車ドライタイアだから、無理をするとスピンというリスクがあるうえに、上空からの映像でみると、通常のラインだけが白く乾き、ラインを外れた路面は黒く映っていたから、ラインを外して濡れた路面を走りながら抜くすのは至難のワザだ。

そのうえ相手は、普通のドライバーではないのだからね。

ハッキネンがどう頑張っても、こういう条件では一周0.5秒詰めるのが精一杯だろう。

シューマッカだってラップタイムは見ているから、彼が詰めれば引き離しにかかるだろうし、こういうバトルになればシューマッカの方がウデがいいからはるかに有利だ。

このハッキネンのピットストップの間にシューマッカがつけた5秒差は、心理的にも、ハッキネンからチャンスを奪い取ってしまった。

このあたりが、シューマッカの凄いところだと思う。

最後の3週ほどになると、シューマッカはスピンのリスクを下げるため少しペースを落としたため、ハッキネンは2秒少しまで追いついたが・・



車から両手を出して喜びを表現するシューマッカ

手放し運転だ(笑)


フェラーリドライバーがドライバーズチャンピオンシップでワールドチャンピオンを獲得したのは、1979年のジョディ・シェクター以来21年ぶりだというから、フェラーリは大喜びだったろう。

これで、シューちゃんも、まずはヤレヤレといったところか。

彼にとって商売上のうまみがあるのは、優勝した翌年だ。

現役チャンプというイメージを武器に彼自身とライセンス用品を売りまくることができるのだから・・

鈴鹿のホテルでフェラーリの連中とドンちゃん騒ぎだったろうね。

しかしシューマッカのドンチャン騒ぎにも一理はある。(笑)

 


シューマッカがフェラーリへ移籍して今年で5年目。

97年・98年には最終戦でタイトルを逃がしている。

シューマッカはフェラーリと2002年まで走るという契約を交わしているが、この取り決めで、2002年まではいかなる事情になろうと、シューマッカはフェラーリ以外のチームでは走れないようになっている。

200ページ以上の契約書に、ありとあらゆる条件が記述されているからだ。

フェラーリは、シューマッカを走らせるだけではなく、万が一の時も、ライバルが彼によってドライブされるという事態が起こらないように、シューマッカと契約を交わしているというわけだ。

その見返りとして、シューマッカはフェラーリチームにおいて絶対的なポジションと、彼にとっては莫大な年棒を得ている。

今回の予選での、一位のシューマッカとハッキネンのタイム差は、1000分の9秒というきわどさだ。

ここまで極端ではなくても、今のF1では予選順位での数十分の一秒差が1位と5位を分けることなんてのは日常茶飯事だ。

チームとすれば、マシンへ1億ドル投入してコンマ何秒かを縮めるるより、ドライバーへ支払う方が、うんと安上がりなのだ。

シューマッカがもし、マクラーレンメルセデスで走っていたら、すでにタイトルを何度もとっているはずだ。

しかし、彼は完璧なチームで優勝するより、優勝の可能性の少ないチームのために努力をして、自分が貢献したいというタイプのドライバーだ。

しかしだからといって、勝つ可能性のないチームへ移るようなバカではない。

このF1カーというのは、たとえばマクラーレン・メルセデスというチーム名でわかるように、マクラーレンが車体を担当し、メルセデスがエンジンを担当するというように、それぞれのセクションを専業で開発するというのが常識になっている。

現在、世界で唯一フェラーリだけが、エンジンとシャーシー(車体)を開発している。

そのかわりフェラーリは宣伝費はいらないのだろうが、しかし充分な宣伝費以上のものを、すでに支払っているのである。

ハッキネンは、マクラーレンという成功の保障をバックに走っている。

しかしシューマッカは、マクラーレンメルセデスという強力なマシンを相手に、それより少しポテンシャルの落ちるフェラーリというマシンを操り、競争相手と何とか互角に戦ってきた。

冷静なゲルマン民族であるシューマッカも、契約上のことはさておいて、ラテンの血がたぎるフェラーリの情熱が影響してか、「歴史のあるフェラーリで優勝するのは、ほかのチームの時とは比較にならないほど気持ちに違いがある」というコメントを述べている。

過去の失敗をきちんと検証し、同じ失敗を繰り返さないようにしたうえで、決めたら徹底的にやり通すというゲルマン民族、特にドイツ人の持つ特徴とラテンの熱い血がうまくかみ合ったのだろう。

収入はざっと400億から450億円だが、利益は10億円しか上がらないっていわれるほどF1レースに入れ込んでいるフェラーリ。

マクラーレンと組み参戦してきたメルセデスと、フェラーリをを比べれば、車好きでなくても、フェラーリを応援したくなるのは当然だろう。

 


F1i 英語だがF1に関する情報が豊富なサイト



こうした様子を見て、計算高い日本の自動車メーカーが黙っているはずがない。

ホンダは昨年フェラーリのように、エンジンとシャーシを一社で開発するという試みを断念した。

ホンダにすれば、シャーシー開発にノウハウのない状態で参戦しても勝ち目はないからだ。

F1の世界では、一度撤退して1シーズンでもブランクができてしまえば、それまでのノウハウなんて全く役に立たなくなってしまう。

だからこそBARと組んだのだが、表彰台の可能性がなくなると、ジョーダンへもエンジンを供給すると発表した。

ジョーダンには、今まで無限ホンダがエンジンを供給していたのだが、しかしジョーダンは、無限ホンダとの契約を打ち切り、より力のありそうなホンダへ擦り寄ったのだ。



しかし擦り寄られたホンダにとって、このジョーダンへのエンジン提供にはメリットとデメリットがある。

ジョーダンへホンダの関与する比率は、エンジン部分の50%だけだ。

しかし、BARとのでは連携、ホンダはエンジンに関する50%に加え、シャーシー開発のその半分の25%にも関与している。

だから、ジョーダンへエンジンを提供すると聞いたBARはショックを隠し切れなかったようだが、こう考え直したようだ。

同じエンジンなら、その差はシャーシーで決まるはずだ。

それなら我々の勝ちだ! と。

ホンダ側にすれば、BARがやる気を起こして短期間でシャーシー開発にとり組んでくれれば大きな進歩が期待できるから、表彰台へ上がるチャンスが増える。

しかしこれには、シャーシー開発の25%分に関与しているホンダが、ジョーダン側へ、BARのノウハウを漏らさないという、信頼関係がなければ成り立たない話だ。

だからホンダは完全な2チーム体制で、BATの秘密が漏れないような体制を敷くという。

しかし当初の理念と言う点からいうと、チョットなあ・・という気がする。

まあこのウラには、勝たなければ話にならないという現実があるからだが・・


 

これにはトヨタの2002年のF1レースへの参加という事情も、少なからず影響しているだろう。

トヨタ車は若者に売れていないために、F1レースへ参戦し、イメージアップを目論んでいる。

そのために富士スピードウェイを買収し、ホンダと鈴鹿サーキットのような関係を作り上げ、将来は日本での富士スピードウェイでのF1開催を計画しているようだ。

鈴鹿サーキットは2006年までの独占開催契約を今年6月にFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)というF1のレース管理会社と締結したばかりだ。

トヨタはそれまでに富士スピードウェイの付帯設備などを100億円以上かけて改修し、その後の日本GP開催のチャンスを伺っている。

しかし、現在のF1レースへは、世界の名だたる自動車メーカーが百億円単位の資金とプライドを賭けて参戦している。

だから、大金をつぎ込むだけではなく、フェラーリのように「カッコよく」参戦しそして勝たなければならないのだが、ホンダやトヨタに、カッコよく勝てるだろうか?

「なりふりかまわず」で勝つのでは、逆効果になることもあるのだ。

参加するなら、せめて最初の参戦時の「志」だけでもカッコよくあってほしいと思う。

フェラーリのように、そしてシューマッカのようにね。


日本GP決勝結果

01) Michael Schumacher, No. 3 Ferrari, 53 laps

02) Mika Hakkinen, No. 1 McLaren/Mercedes, -1.800sec
03) David Coulthard, No. 2 McLaren/Mercedes, -1:09.900

04) Rubens Barrichello, No. 4 Ferrari, -1:19.100
05) Jenson Button, No. 10 Williams/BMW, -1:25.600
06) Jacques Villeneuve, No. 22 BAR/Honda, -1 lap

07) Johnny Herbert, No. 8 Jaguar/Cosworth, -1 lap
08) Eddie Irvine, No. 7 Jaguar/Cosworth, -1 lap
09) Ricardo Zonta, No. 23 BAR/Honda, -1 lap
10) Mika Salo, No. 17 Sauber/Petronas, -1 lap

11) Pedro Diniz, No. 16 Sauber/Petronas, -1 lap
12) Pedro de la Rosa, No. 18 Arrows/Supertec, -1 lap
13) Jarno Trulli, No. 6 Jordan/Mugen-Honda, -1 lap
14) Giancarlo Fisichella, No. 11 Benetton/Supertec, -1 lap
15) Gaston Mazzacane, No. 21 Minardi/Fondmetal, -2 laps

16) Marc Gene, No. 20 Minardi/Fondmetal, -7 laps (DNF)
17) Ralf Schumacher, No. 9 Williams/BMW, -12 laps (DNF)
18) Nick Heidfeld, No. 15 Prost/Peugeot, -12 laps (DNF)
19) Alexander Wurz, No. 12 Benetton/Supertec, -16 laps (DNF)
20) Heinz-Harald Frentzen, No. 5 Jordan/Mugen-Honda, -24 laps (DNF)
21) Jean Alesi, No. 14 Prost/Peugeot, -34 laps (DNF)
22) Jos Verstappen, No. 19 Arrows/Supertec, -44 laps (DNF)

 

 

1006 Fri.

大阪の赤塚さんから、セーブされていた4日のコラムをメールで送っていただきました。

おかげさまで復旧しました。

いただいたメールによると、お茶ノ水での本の発売記念講演のときに来られ、お会いしいるようなのですが、サイン会のときだったため、私は面識がないのですが、次回お目にかかるときがあれば、ぜひとも声をかけてください。

いつも一度ダウンロードしてから、それに書き足すのですが、不思議なことに、サイトからダウンロードしてみると、真っ白。慌ててファイルを見るとゼロバイトのサイズ。

うーん。狐につままれたようで、慌てて帰り、自宅のマシンに保存してあった前日のファイルをアップして、復旧したというのが事の顛末。

でも、書いてみるものですね。

赤塚さんがたまたま保存されていたようなので、こうして復旧しましたが、これからはもっと気をつけないと・・

短いメールでしたが、赤塚さんのお人柄がわかるような、ほのぼのとしたメッセージが添えられ、とてもうれしかったです。

ありがとうございます。

こういうことがあると、改めてコラムを書いててよかった思います。


ダイレクトアクセスのトレードへ本格的に取り組みたいと希望される方から、よくメールをいただきます。

このトレードへのスタート地点へ立つためには、もちろんそれなりの決意と努力が必要です。

まず、これは何度も繰り返しますが、トレードは基本を勉強してからでないと、コンスタントに利益を出すのが非常に難しいという事実があります。

トレードには基本があり、これを知らなければ、そのトレードに対する考え方があっているのか間違っているのかさえわからなくなりやすいのです。

ですから、このトレードを習得するためには、まずはじっくりと取り組むことです。

 

まず、トレードできる資金が必要ですし、セミナーを受講されるということも必須条件になると思います。

そうして、時間をかけて、ご自分のライフスタイルにあったトレードを構築するという作業があり、これにも時間がかかります。

 

このトレードを早く習得しようと考えていらっしゃる方も多いようですが、どちらにしても、時間がかかるものなのです。

また最初からいきなりこのトレードにすべてを託すより、まずはこのトレードで、いくらかを確実に儲けることができるようになってから、少しずつこのトレードからの収入の割合を増やすというのが、安全な方法だと思います。

 

コラムにも書いていますが、自分をコントロールすることができないと、トレードで成功することはできないといっても過言はないでしょう。

 

技術的なことよりもこうした要素のほうが、重要だと思います。

人間としての社会での経験や、人生経験での、忍耐、我慢といった要素が大いに役立つ世界です。

それに、何より家族の協力や理解が必要です。

家族を説得し、理解してもらうことからこのトレードが始まるといってもいいでしょう。

ということはあなた自身と家族との信頼について、まず問われことになります。

このように、トレードだけではなく、その人の毎日の生活や人間関係が大きく影響するといってもいいでしょう。

トレードそのもののセオリーやメソッドは、それほど難しいものではありません。高校以上の学力があれば、誰にでも理解できるものです。

しかし、理解していることと実行できることはまた別問題です。

順調なときは問題はないのですが、これがうまくかみ合わなくなることが必ずあります。

すると、買うと下がる、売ると上がるという「悪魔の輪」とでもいうような悪循環に陥ります。

そこでどうするのか?これは大きなポイントです。

そこからどうやって脱出するのか。

これには、あなたの今までの経験、知識、忍耐、我慢、ひいては人柄までもが影響してくるのです。

人間は窮地に立ったときに、その人の本当の姿が出ます。

ですから、トレードを成功させるためには、まず人間としての完成度を高めるための努力が、常にできるかどうかということにも関わってきます。

言い換えれば、いままで、仕事で着実な成果を上げていらっしゃったかたは、トレードでも成功の確率が高いといえるでしょう。

でも現在仕事がうまくいってる人は、トレードをしようと考えることは少ないだろうしなあ、うーん・・(笑)

仕事がうまくゆかないから、トレードでもして・・という考えでは、その成功への道のりは険しいものとなるでしょう。

株式市場はいつでもそこにあります。

ですからじっくりと準備をして、着実に進むことです。


私のケースで関連したことを書くと・・

トレードを始めてまず変わったことは、規則正しい生活をすることになったということです。

これは自分でも驚いています。(笑)

早寝早起き。10時にはベッドへ入ります。

友人が遊びにきていようと、何があろうと途中で失礼して、寝る体勢を整え
11時には睡眠状態に入れるように万全の努力をします。

起床は、4時45分。

まるで、農夫の生活のようです。(笑)

太陽と一緒に暮らすといってもいいでしょう。

集中力が必要ですから、質のいい睡眠は不可欠です。



普段酒は飲まない。

週に一回か二回は、夕食前に一杯だけ食前酒として飲むくらいです。

その代わり休みの日の前とかパーティーでは飲みますが、それでもベロンベロンになることはありません。

まあそういう飲み方が快適でないからで、これは人によって違うでしょうから本人が一番楽しい飲み方をすれば、別にベロンベロンでもなんでもいいんですけどね。

質の高い睡眠の次に大事なのは運動。

ここ10年間水泳を続けています。

これは赤血球に酸素を送り込むためのベストの方法で、サウナとの組み合わせは、皮膚へ熱さと冷たさという刺激を与え、交感神経や副交感神経にもとてもいい影響を与えます。

健康な精神のための「いれもの」として、健康な肉体はとても大事。

頭が痛い状態で、いい気分を保つことはできないことを考えれば、これはよくわかります。




こう書くと、禁欲的な面白くない生活を想像されるかもしれませんが、頭で考えるより、うんと素晴らしい生活です。

想像だけではわからないかもしれませんが・・

それに、何と言っても素晴らしいのは、揺るぎのない経済的な安定という、他人の影響を受けないという条件での要素が加わるということです。

すると、まわりへの感謝の気持ちが生まれる余裕さえできるのです。

「悪魔の輪」を経験し乗り越えるから、こうした「天使の輪」にも似た気分を味わえるのか?

言い換えれば、トレードをするということは「天国と地獄」を経験できるということになるのかもしれない。

このように、トレードでは普通では体験することのない世界を味わえる。

だから、病み付きになるのか?(笑)


よい週末をお過ごしください。

 

 

1005 Thurs.

どういうわけか、昨日のこのコラムのデータが消失。

確か、「周期」と「一周年」というテーマだった。

チャートのトップとボトムを繰り返す周期が今年になってから、短くなっているということと、最初のセミナー開催からは一年が経ったというようなことだったと思う。

詳細は覚えていないから、全く同じ内容は書けないしなあ。

まあ、たまにはこういうこともあるということか。

今日も帰りは雲ひとつない快晴。

去年ダウンタウンでセミナーを開催したとき、とても天気が良かったことが妙に印象に残っていたので、昨日セミナー開催後一周年というテーマで書いたのだけれど、時の経つのは早いものだ・・

 



今日ランチ時に、先日のパーティーのメンバーが偶然にも集まることになり、スターバックスの前で6人ほどが集合。

20分ほど立ち話。

メンバーの中の女性の一人の方は、何と隣のビルのIBMにお勤めだという。

世界は狭いものだ。

先日沈没した(笑)女性の一人は、これから今日の便で日本へ帰るという。

「帰りたくないなあ・・」と一言。

これだけ天気がいいと余計だろう。それくらいい天気だった。

しばらくすると、雨が多くなってくるが・・。


一時ビザの話で盛り上がる。

住むとなると、まずビザがないとやはり落ち着かないから、日本人でも特に若い人が集まるとどうしてもこの話題は避けては通れないことになる。

日本へ帰るつもりでいるのか、こちらへ住むのかの違いは大きい。

ビザや不法滞在についてはアメリカは、かなり厳しい。

日本へ外国人が不法滞在するほうがうんと簡単だろう。

色々な国の人種がアメリカへ住みたいわけだから、これくらい厳しくしておかないと・・ということなのだろうが、それだけこの国は住みやすいのは確かだ。

普通の生活をするコストは、ざっと日本の半分といったところか。

いわゆる普通に最低限暮らすための食料品や足となる車関連のコストは、驚くほど安くあがるような仕組みになっている。

これは政治の力の違いといっていいだろう。

同じ収入なら、その「使いで」は日本で生活するより2倍以上はあるだろう。

これは、円やドルがいくら上がった下がったということ以前の問題だ。

観光や短期滞在だけでは、こうした感覚的な部分というのはなかなかわからないだろうけれど、5年も住んで、一度でも日本へ帰れば、以前の自分の抱いていた日本の印象と大きく違うことに愕然とする人が多いはずだ。

比較するものがあるからだが。

そして、アメリカへ住みたいと切に思うようになり、ビザの問題が浮上するというわけだ。

ただし、最初から日本へ戻るつもりで、目線を日本へ向け、ただアメリカの空を借りて住んでいる人はまた別だけれど。

私のように、40年以上も日本に住み、食べ物や言葉の問題があるとしてもアメリカの気楽さと自由は、そうしたことを超越するだけの魅力を持っている。

いわゆる多くの人種が集まった「合衆国」だからこそだろうが、たかだか5年やそこらで、一人の人間を洗脳にも似た魅力で虜にしてしまう「何か」が満ち溢れているのは確かだ。

ただそれを「いい」と感じるかどうかという相性はあると思う。

もちろん日本の方が、いい部分もあるけれど、個人の生活と家族の将来を考えると、日本はどうも分が悪いのは非常に残念だ。

 

1004 Wed.

周期

昨日FEDは金利の据え置きを発表したが、その直後株価は急落。

これはすでにマーケットには折込済みで、トレーダーにとっては「やっぱりね」という程度のもので、それ以上でもそれ以下でもないといったところか。

だから、それ以上の期待感に対する「失望」で売られたというところだろうが、だがこうした期待感や失望といった要素は、客観的に比較することができないのが困った点だ。

ファンダメンタルズをもとにしての投資は、一年以上の長期でないと効果が上がらないのは、周知の事実だが、テクニカルに分析するとこの傾向を確認することができる。

NASDAQ総合指数のチャートを見ると、今年になってからの顕著な傾向として、上下のピークとボトムをつける周期が短くなってきている。

9月の頭に直近の高値をつけて、今日が底として約1ヶ月。

その前のボトムは、8月の頭。

その前のトップは7月半ば。

その前のボトムは、6月の終わり。

つまり、15日から一ヶ月周期で、トップとボトムが入れ替わっている。

しかし大きな流れとしては、春につけた最高値をトップとして依然ダウントレンド。

つまり、今年になってからは、イントラデイまたは、スウィングだと最長2週間単位でポジションを調整しないと、利益を出せないというマーケットになっている。

ダウはNASDAQに比べると形は安定しているが、11200から11400に抵抗線のゾンがあるため、これを上へ抜ける必要がある。

こちらも、1ヶ月から2ヶ月単位でトップとボトムが入れ替わっている。

NASDAQは、ほぼ底値だろうが、買うのは上昇を確認してからだ。

「慌てる乞食はもらいが少ない」

 

 

一周年

去年の9月18日に初めてのセミナーを開催し、その参加者の皆さんがトレードを開始されてから、ほぼ一年が経過した。

セオリーを守り、損をするな、欲を出すなということを繰り返し、またトレードは急がずゆっくりと取り組むことが、成功への近道だと話した。

一年を過ぎて見ると、マーケットで利益を安定して出すことがどれだけ難しいかがよくおわかりになったことと思う。

トレードで最も難しいのは、自分のコントロール。

これに尽きると思う。

 

何十年も続けてきた習慣や考え方を1年で変えることは非常に難しい。

特に職業として成立させようとすれば、強い強靭な意志が必要になる厳しい世界だ。

トレードの成功のためには、生活習慣も技術以上に大事だ。

生活習慣を規則正しく、また健康面からも注意をして、ベストな肉体を保つ努力が必要になる。

強い精神は、強く健康な肉体がなければ、成立しないものなのだから。

トレードフロアで成功しているトレーダー達に共通するものは、例をあげれば、誰一人としてタバコを吸うものはいないという事実に代表されるように、悪いものは断固排除し変えてゆくというような、強い意志の力を持っているかどうかということだ。

こうして見ると、要求される条件で、何一つ「達成不可能なほど難しい」ものはないが、だれでもできそうなことを継続して続けるという難しさは、意外と手ごわいものだ。

特別な人間でなければできないようなスキルや、特殊なことが必要なのではない。

常識と良識を持ちながら、自分を向上させようとする意思を持ち、なおかつそれを実行して継続すること。

これを一年以上継続するというのは、言うは易く、行うのはかなり難しいことなのだ。

スキルがありながら、またそういう頭脳がありながらうまくゆかない場合は、こうした面からのアプローチも非常に効果があると思う。

ローマは一日にしてならずという諺があるが、このトレードを身に付けるためには時間をかけてじっくりと取り組む必要があるだろうし、またそれだけの価値があるものだと思う。

フルタイムでマーケットへ参加できない日本でのトレードや、職業を持ちながらのトレードだとさらに時間がかかるはずだ。

一生をかけて完成させるつもりでもいいだろう。

トレードを毎日の生活を向上させるためのツールとして使うことだ。

所詮、たかがトレードなのだから・・

 

 

1003 Tues.

マイウェイ

アメリカの株式市場がどうも弱い。

チャートもちょっと、まずい形になってきたし、安定した利益を出すのが難しいパターンだ。

多くの不安定な考えのトレーダーや投資家がオンラインでより多く参加することにより、マーケットはより変動しやすく、また誰にとっても難しい相場になる傾向にある。

こういういわゆる地合いの悪い時は、何が原因でうまくゆかないのかがわからなくなることが多い。

特にネットを使ったトレードでは、情報過多による弊害に気をつけなければならない。

過ぎたるは、及ばざるが如し。

オンラインによるトレードでは、ネットを通じて多くのデータを見ることができるが、大事なことは何のデータを見るかということだ。

私は本で、誰にでも入手できるデータで充分だということを書いたが、これは大事な点だ。

つまり、自分に都合のいいデータばかりを見ることによって、それが何の役にも立たないどころか、かえって混乱を引き起こし、正しい判断を狂わせる元になるからだ。

よほど注意をしないと、自分の予想を正当化してくれるデータを探すことになってしまう。

こうして自分の判断を正当化したり、間違った方向へ進んでいるのに、その間違いに自信を持ってしまったりすることになる。

 


どうなるかわからない時、人は自分が権威と思っている人の意見や、その人の薦める銘柄をあてにする傾向がある。

あてにしなくても、そうした人やサイトで一度見た情報は、無意識に頭の中へ残り、その銘柄をネットで調べることになる。

そうして見た情報は、いいものと悪いものが必ず混在している。

そうして、その情報の「よい面」を無意識に選択してしまう。

ある種の「思い込み」といいうフィルターを通すからだ。

どんな権威でさえ株価の予測は不可能なのにだ。

いわゆる、無意識に自分の選択した情報によって、洗脳されているということに気がつかない。

そうして、一度でも当たれば、その権威を信用してしまう。

こうして、自分で選択しているつもりが、他人の情報によって操作されているのと同じ状態になってしまう。

これを防ぐには、人をあてにしないという姿勢を持つことだ。

情報を探し回らなくても、チャートに「すべて」はあらわれている。

それを自分の目で見て判断することだ。


あらかじめ自分が予想し、選択した銘柄は、マーケットの事情によって、動かないことや反対に動くことは日常茶飯事だ。

今日のMarket by chart を見てもよくわかる。

私がマーケット開始前に選択した銘柄は、ほとんどが下がってしまった。

マーケットが強ければ、上がるだろうという条件で選択したものは、その条件が変われば、その儲けのシナリオは、いとも簡単に外れてしまう。

Market by Chart をみればわかるが、私は銘柄のほとんどを Most Active から選択している。

そこには、「多くの買い手がすでに参加し、株価が上昇している途中だ」という事実だけしかない。

これほど、推測や予測や希望を排除した、単純で明快な事実が他にあるだろうか?

もちろん、これだってある条件のもとでしか効力を発揮しない。

だからスウィングトレードでは、この選択はあまり意味を持たなくなってしまうことだってある。

このように、トレードでの情報というものは、どれだけ新鮮であっても、特定の条件のもとでしか効果がないものなのだ。

とくに外部の要因によって条件が変わりやすいスウィングトレードでは、自分が確信が持てない時や、複数の買いの条件を満たす時以外はやらないというのも、立派なトレード方針だ。

休むも相場。

下手な考え休むに似たり。

昔の人はよくいったものだ。

 


今日、セミナーを受けられた方から「損をしなくなった」というとても嬉しい知らせを受けた。

ルールをきちんと守っていらっしゃるという。

これを、どれだけ続けることができるかが、成否の分かれ道だろう。

トレードがマーケットの都合で一時うまく行くと、その自信が奢りとなり、ルールを破ることになり、やがてルールを破っていることにさえ気がつかなくなる。

そうするとロスを出し始める。

なぜなら、トレードの基本ルールを破っているからだ。

ルールを守っていたのに、ロスを出したという矛盾などは、思い込みや、自分に都合のいい言い訳から生まれる。

そしてやがて、その結果は自分へはねかえってくることになる。

こういういわゆる「難しい相場」のときほど、特殊なことではない、ごく普通の常識のある普遍的な考えこそが、トレードを成功させるために必要なのかもしれない。

 

 

1001 Sun.

週末は雨模様。特に金曜・土曜は、土砂降りの雨。

飲んだ翌日は、ちょっと二日酔い。みんなすごい飲みっぷりだったから、もっと飲めと何度も勧められたけれど、何とかマイペースをキープ。

それでもちょっと飲みすぎだ。(笑)

で、今日は朝からプールへ。

8時半には、氷のブロックをほおばりながら、暑いスチームサウナへ。

カラダからアルコール分を汗と一緒に抜いてからプールへ。

水がちょっと冷たいと感じる季節になってきた・・

まだ時間は早かったから、ちょうど1コースだけはあいていた。

予定をこなしてから、キックで1ラップ。

足を使わずにフロートで、ウデを中心に1ラップ。

あまり頑張る歳でもないので、ほどほどで切り上げる。



メンタルトレーニング

オリンピックが終わった。

メダルはアメリカが97個!続いてロシア・中国・オーストラリア・ドイツ・フランス・イタリア・オランダ・キューバ・イギリス・ルーマニア・韓国・ハンガリー・ポーランドと続いて日本は14個。

日本選手は、こういう大きな試合になると、自己記録を更新できる割合が少ないようだ。

超一流のレベルになってくると、肉体的な差はあまりなくなってくる。

勝敗を分けるのは、「メンタルな部分をコントロールする能力」にかかっているといっていいだろう。

カラダをコントロールしているのは脳なのだから当然だろう。

今までは科学的な根拠がはっきりしなかったのだが、最近では動きをイメージすることで脳の運動領域が活性化されることは、実験で確かめられている。

といっても筋肉を発達させるわけではなく、ある運動を制御するニューロン・ネットワークを刺激し続けることで、ニューロン結合のパターンを維持し、技術レベルを高めることができるのだという。

つまり、筋肉をコントロールする神経との連携がよくなるというわけだ。


メンタルな練習は実際の練習のように、体力を消耗するという。

なぜなら、極度の集中力が必要だからだ。

観客の声が耳に入らなければ、脳はその分のエネルギーを運動の指令に使うことができる。

こうして、メンタルなコントロールができるようになる上級者ほど、「動きを意識しない」で反射的な動きができるようになるという。

日本チームの男子の成績不振は、このメンタルトレーニングの不足にあると感じたが、皆さんはどうお考えだろうか?

ドーピング

一方で、今回のオリンピックは、「肉体を刺激する」いわゆるドーピングが話題になった。

あるコーチに言わせると、オリンピックの検査で引っかかるのは、一部の「マヌケ」だけだという。

こうした筋肉を鍛えたり能力を上げるためのいわゆる外部からの刺激を与える方法は、オリンピックが商業化されればされるほど、エスカレートするだろう。

専門家が体に害を与えないような適切な量を投与し、コントロールすれば、全く検査に引っかかることがなく、大幅に人間の能力を向上させることができるという。

ホルモン剤のDNAの一部を変えれば、ドーピングテストなんぞ、全くのフリーパスだという。

共産圏の国が、国威高揚のため、危険なドーピングを用いていることは周知の事実であり、それに勝とうと思うものは、子供でもない限り「素手」で立ち向うはずがないことは、だれが考えてもわかるだろう。

このように、今のオリンピックのレベルは、このように肉体と精神の両面から、鍛え上げないと勝てない領域に入ってきている。

それを考えれば、日本のこのメダルの数は、立派なものだといえるのではないだろうか。

メダルの数を追うのであれば、ドーピングについて避けては通れない。

日本が、今後この問題についてどのような姿勢と方針をとるのか?

メダルを追うのか、それとも参加することに意義があるという主義を通すのか?

次回のオリンピックまでに、こうした問題をコーチや運営側が解決できるかどうかだが・・




Home / Index of Cool


2000 10-

 

ブラウザを<更新><リロード>して最新の情報をご覧ください