三つのチャートが米国投資者の関心を引いた。
一番上が10年物国債利回り。これはインフレ懸念材料だから、もう上がってほしくない。真ん中は、金鉱株に投資するゴールドトラスト。この上昇もインフレ懸念の表れだ。一番下は、東京市場に連動するEWJだが、これでまた日本株人気が上がりそうだ。
三つのチャートが米国投資者の関心を引いた。
一番上が10年物国債利回り。これはインフレ懸念材料だから、もう上がってほしくない。真ん中は、金鉱株に投資するゴールドトラスト。この上昇もインフレ懸念の表れだ。一番下は、東京市場に連動するEWJだが、これでまた日本株人気が上がりそうだ。
ガーミン(GRMN)の格付けが、買いからホールドに引き下げられた。昨夜のチャットでは、GRMNの反発を期待する声が多かったから、どうなるものかと寄付きから様子を見た。
やや弱めのスタートを切ったが、結局20日移動平均線(赤)と上昇するチャンネル底辺に支えられ、GRMNは簡単に一転反発となった。格下げが出てもすぐ持ち株を投げないで、先ずチャートを確認することが大切だ。
国債が売られ利回りが上昇している。下は10年物利回りの日足だが、大きく高値が更新されている。ファンドマネージャーのマーク・ブシェー氏によれば、4.95%を超えてくると株式市場に悪影響になるようだ。現在の率は4.882%だから用心したい。
10本の陰線が続いていたアップルコンピュータに、11時前(水曜)、突然買いが入った。下は火曜終了時点での日足だが、長期的的なトレンドを見る、200日移動平均線が直ぐ下にある。
そして、下が11時直前に起きたブレイクアウトだ。出来高が増大し、慌てた売り手の買い戻しだ。(チャートは3分足)重要な移動平均線付近にある株には、くれぐれも注意したい。
金利引き上げ発表で、さっそくユーロが売られた。下はユーロ/ドルの30分足チャートだが、真ん中の山が一番高い、三山が形成されていた。トリプルトップとも呼ばれる、見つけやすいパターンだ。
一株利益が3倍以上という好決算を発表したキャルマイン(CALM)は、大きな窓を開けて力強い寄付きになった。下は日足チャートだが、前日のローソク足を見てほしい。50日移動平均線(青)がレジスタンスになり、また200日移動平均線の下へ逆戻りしてしまった。こんな弱い引け方だから、持ち株を処分してしまった投資者もいることだろう。空売った人もいると思うが、決算の前は注意が必要だ。
デクスコム(DXCM)が行けそうだ、と人気番組「マッドマネー」で放映された。糖尿病治療に必要な、新グルコース・モニターシステムを開発したようだ。日足チャートで分かるように、上げ基調に問題はない。ただ、ここで買うのは遅すぎる。早い人なら4日前、そして多くの投資者が2日前に、20日移動平均線と、トレンドラインから跳ね上がった時点で買ったことだろう。
S&P500指数に仲間入りが決まったグーグルは、+6.88%の上昇で取引が終了した。結果的には、寄付きが今日の高値になったわけだが、何故そこで上げ止まってしまったのだろう。
二本入っている移動平均線は、両方とも50日だ。青は一般的に使われる50日単純移動平均線、そして赤は50日エクスポネンシャル移動平均線になる。2月はエクスポネンシャルの方がレジスタンスになったから、今回もエクスポネンシャルの所で売りが出たようだ。
ナスダック指数の長期チャート(月足)を見てほしい。これが上げ相場に気がつかなかった原因だ。たしかに上昇はしているが、まだ2000年からの下落幅を、三分の一も取り戻してはいない。それにしても、本当に厳しい下げだった。
下でも少し説明したが、期待された新オペレーティングシステム、ビスタの販売は、来年まで延期となった。マイクロソフトの目玉新製品だっただけに、マイクロソフトは窓を開けての下げとなった。このニュースが発表された直後、メリルリンチのアナリストが、こんなことを言った。「新製品の発売延期は、半導体セクターに悪影響です。」
下は半導体セクター指数の日足だが、見ての通り既に下げは始まっていった。確かに今日のニュースで下げてはいるが、先週の安値を割ることはなかった。これで悪材料出尽くしなら、そろそろ半導体は底打ちかもしれない。
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