下はS&P500指数に連動するスパイダー(SPY)の5分足だ。
長い上ヒゲは買い圧力の減少を示すが、ダメ押しをするかのように、二本連続で出現した。現れた場所も、ボリンジャーバンドの上限だから、良い利食いの警報になった。
下はS&P500指数に連動するスパイダー(SPY)の5分足だ。
長い上ヒゲは買い圧力の減少を示すが、ダメ押しをするかのように、二本連続で出現した。現れた場所も、ボリンジャーバンドの上限だから、良い利食いの警報になった。
しばらく上昇が続いていたドルだが、ギャップが壁になり売り物が入り始めている。空売りのタイミングは色々あるが、もっとも一般的なのは、前日の安値割れでの売りだ。
中期トレンドを見るために50日移動平均線が利用される。下のチャートは、S&P500指数に属する銘柄の、何パーセントが50日移動平均線の上にあるかを示したものだ。
先週、マーケットは反発ラリーを展開したが、50日移動平均線の上にあった銘柄は、なんと20%を割っていた。これだけでは売買のタイミングを正確につかめないが、投資心理把握に大きく役立つチャートだ。
ストックチャート・ドット・コムにアクセスして、シンボルのところへ$SPXA50Rと入れると、このチャートを表示させることができる。
先月、新薬に許可が下りず、ニューロクライン・バイオサイエンス(NBIX)は暴落になった。その後、しばらく横ばいが続き、ここを底と読んで買っていた人が多かったことだろう。しかし、これだけ下げたNBIXに、今朝Robert W. Baird社から格下げが発表された。まだマーケット終了まで時間が残っているが、今のところ20%以上の大きな下げだ。
底値拾いを非難する気持ちは無い。ただ、基本的には横ばいの最中に買うのは早すぎる。できれば、抵抗線の突破を確かめてから出動したい。
ドーフマン氏の薦める、アースリンクの週足を見てみよう。
完全な下げ基調だが、一つ明るい要素がある。長い尻尾で分かるように、買い手が参入し始めたようだ。一時的なラリーを期待して、来週、今週の高値抜きで買う方法がある。もちろん、トレンドに逆らう買いだから、素早い利食いが基本だ。
S&P500指数の週足チャートを見てみよう。
長期アップトレンドラインが接近している。どの程度の反発があるかは分からないが、そろそろラリーが期待できそうだ。
Needham社は、アップルコンピュータの格付けを、ホールドから買いに引き上げた。
下の日足で分かるように、方向転換の可能性がある「はらみ線」ができあがった。あとは、下降するトレンドラインを突破できるかだ。
洗剤や練り歯磨きで有名な、コルゲート・パーモリーブ(CL)が失速だ。瞬時高値を記録したが、日足チャートには上ヒゲの長い、弱気なパターンが出来上がった。積極的な人なら空売り、この株を持っている人なら処分のタイミングだ。
がっかりな決算、そしてカウフマン・ブラザーズによる目標株価の下方修正で、Take Twoは窓を開けての大きな下げとなった。
長期的なトレンドを見る200日移動平均線は右下がり。それに、ここ数日間、半値戻しレベルと50日移動平均線を突破できずにモタモタしていたから、短期トレンドライン(グリーン)割れで空売りを考えていた人たちがいたと思う。結果的には下げたというものの、これだけ大きな窓だから、さすがに空売れなかったことだろう。
下はS&P500指数に連動するスパイダー(SPY)の10分足だ。赤い水平線は、5月24日につけた安値を示している。ブレイクダウンした時の出来高を見てほしい。大きく膨れ上がっているから、かなり損切りの注文が入っていたようだ。
もう一つ注目したいのは、同じ平行線が買いのタイミングに使われている。まだ引けまで少し時間があるが、一時的に売り物が出尽くし、現在順調に回復ラリーを展開している。
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