ドルがギャップゾーンを突破した。
一気に117円台を回復し、イスラエル/レバノン問題がドル買いにつながったようだ。
ドルがギャップゾーンを突破した。
一気に117円台を回復し、イスラエル/レバノン問題がドル買いにつながったようだ。
一週間が終わった。さすがに中東問題が影響して、積極的な買い手は現れなかった。今週を振り返る意味で、ローソク足無しで、S&P500指数の週足チャートを見てみよう。
赤は短期移動平均線、青は長期移動平均線だ。まだ短期が長期の上だから、反発の可能性はある。もちろん、赤が青を下へクロスしてしまう可能性もあるから、正に重要な転換点にさしかかっている。
火曜、デルコンピュータ(DELL)は、金槌を形成して引けた。方向転換になりやすい形だから、この辺が底、と判断して試し買いを入れた人がいたはずだ。しかし水曜、デルはUBS証券からの目標株価下方修正で、更に下げてしまった。試し買いは悪いことではないが、慎重に行くなら、金槌の高値を抜いたところで買った方が安全だ。
JMP証券は、アップルコンピュータの買い推奨を発表した。目標株価は70ドルということなのだが、先ず日足チャートを見てみよう。
たしかにアップルには、経営陣による不正ストックオプション行使疑惑があり、買いにくい株だ。これだけダウントレンドがはっきりしていると、更に買う気がなくなる。
しかし、マーケット全体が上昇基調だったら、ギャップアップで寄付いたかもしれない。相場のムードが悪いときは、往々にして好材料が無視されるものだ。
イタリアファンドの日足を見てみよう。
優勝ムードで、この三角形からブレイクアウトできるだろうか?
アマゾン・ドット・コムはS&P500指数を構成する一銘柄だ。下のチャートは、アマゾンとS&P500指数の5分足だが、ほぼ同時間にブレイクダウンが起きている。もしS&P500に属する銘柄をトレードするなら、必ず指数の動きも確かめよう。
二社の証券会社から、オープンウエィブは格下げを喰らってしまった。下が日足だが、大きなギャップダウンで始まった。運悪くこんな株を持っていたら、どう損切るのだろうか?一般的には、寄付きで直ぐ売らず、最初の10分間の高値と安値をマークして、その安値を更に割ったところで損切りだ。
州政府の予算危機で、アトランティックシティーのカジノが一時的に閉鎖されることになった。何の関係も無いように思われる二者だが、州の赤字でカジノを取り締まる役所の予算が無くなってしまった。
カジノを経営するハラス・エンターテイメントは、窓を開けての下げで寄付いたが、ここで日足チャートを見てみよう。
株の下げとは反対に、MACDヒストグラムは上昇している。これだけでは買い材料にはならないが、トレンドラインの直ぐ上には、逆指値の買い注文が入っていることだろう。
下げが続いていた半導体セクターだが、週足チャートを見ると、上昇するトレンドラインが支えになったようだ。
それでは日足に移ろう。横ばいゾーンができているから、ここからのブレイクアウトが買いシグナルだ。
本マガジンは客観的情報の提供を目的としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット