Stocks You Need To Know About

狼狽する売り手

半導体銘柄、ランバス(RMBS)の日足チャートだ(水曜大引け時点)。抵抗線が突破できず失速だから、空売った人たちは、当然いたことだろう。

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しかし翌日、格上げが発表されて、RMBSは棒上げだ。素早い損切りの大切さを教えてくれる一例だ。

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ニュースが先、それとも株価が先?

英語セクションでも説明したように、U.S. Airways はデルタ航空(DALRQ)の買収計画を発表した。下はデルタの日足チャートだ。

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株価は、一週間ほど前にブレイクアウトしていた。急激な上げ方だから、噂になっていたことは間違いない。「知ったがしまい」、という言葉があるように、ニュースで材料出尽くしになるケースが多い。

中国版ダウ指数

いつも話題の中国経済だが、下の日足チャートを見てほしい。

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見事なアップトレンドだが、 Xinhua China 25 (FXI)と呼ばれる、中国版ダウ指数のようなものだ。また20日移動平均線まで戻したら、押し目買いが入ることだろう。

トレンドと逆の買い推奨

Canaccord Adams社は、Hansen Natural(HANS)の格付けを、ホールドから買いに引き上げた。

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上の日足チャートで分かるように、寄付いた場所は下降する短期トレンドラインだったから、トレーダーたちに良い空売りのチャンスを与えてしまった。違った言い方をすれば、寄付きで買った人は、トレンドを確認しなかったわけだ。

ユーロ/円

ユーロが買われている。

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レジスタンスゾーンを突破して、ユーロはついに151円台に入った。それでは、どこで買いを入れたらようだろうか?60分足に移ろう。

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これで、買いのタイミングが分かりやすくなったと思う。

コール・オプション

大手通信会社クアルコム(QCOM)のコール・オプションが買いを集めている。具体的には、11月限の35ドル物だ。株が上がると思うならコール、そして下げを予想するならプットが買われるから、QCOMには強気論者が多いわけだ。それでは日足を見てみよう。

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終了まで一時間と少しあるが、下ヒゲが目立つ、やや強気なローソク足だ。目先の底が形成されている可能性があるから、2、3日の反発ラリーが期待できそうだ。

トレンドライン

下は10月26日終了時点での、ソニー(SNE)の日足チャートだ。

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これだけ勢いのある陽線だから、更なる上げを期待して、引け間際に買った人たちが多かったはずだ。しかし、ソニーは翌日から下げに転ずる。

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どうしたら、この買いを防ぐことができただろうか。週足を見てみよう。

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下降するトレンドラインで分かるように、ソニーはダウントレンドだ。ここでまた日足に戻すと、大陽線の日、ソニーはこのトレンドラインにぶつかっている。

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製薬会社

民主党の勝利は製薬会社に悪材料、と言われていたとおり、さっそく製薬会社が売られている。下は、製薬セクターに連動する銘柄、PPHの日足チャートだ。

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窓を開けての下げで寄付き、現在ギャップゾーンに接近中だ。もし、ここをブレイクダウンなら、どのあたりまで下げるだろうか?

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先ず、半値戻しは74ドル10セント付近。そこでも止まらなければ、200日移動平均線(青)がターゲットだ。

大ケガをまぬがれた

下は、スウィフト・トランスポテーション(SWFT)の金曜終了時点での日足チャートだ。

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ほぼ同時線だから、空売っていた人たちは大引け前に、買い戻したことだろう。しかし、手仕舞いをしなかった人たちは大変だ。月曜、筆頭株主が、一株あたり29ドルで買収計画を発表した。もちろん、株は大きくギャップアップだ。同時線には注意しよう。

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米国住宅市場

住宅の話をしたついでに、このセクター指数を見てみよう。

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赤い線は、長期トレンドを示す200日移動平均線、そして黒は中期トレンドの50日移動平均線だ。金曜、住宅セクター指数は50日移動平均線に接触して引けたが、既に上昇する短期トレンドラインを割っている。このチャートを見る限り、あまり明るい将来ではなさそうだ。
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