・ダニエル・マニオン氏(センティネル・アッセット・マネージメント):「エレベーター、エスカレーター、動く歩道、暖房システム、それに空気調節装置で有名なユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)に期待できます。来年も、中国の建築ブームは続きます。言い換えれば、UTXは中国関連銘柄の一つです。」
・マイク・ホランド氏(ホランド・ファンド):「今年のマーケットを振り返って分かることは、優良大型銘柄の活躍です。来年も大型株が中心に買われることでしょうから、ゼネラル・エレクトリック(GE)が良いと思います。収益を考慮すると、株価はまだ割安ですから、遅かれ早かれ、GEは投資者たちに再発見されることでしょう。」
・ドン・ホッジズ氏(ホッジズ・ファンド):「2006年、航空会社が買われましたが、サウスウエスト航空(LUV)が出遅れています。この業界で、サウスウエストほどビジネス・モデルが整っている企業はありませんから、来年は情勢が大きく変わることでしょう。石油掘削装置メーカー、トランスオーシャン(RIG)も注目です。供給量が需要に追いついていない状態ですから、オイル価格の上げ下げは関係ありません。」
・ケビン・シャクノフスキー氏(アルパイン・ダイナミック・デビデンド・ファンド):「株価の低迷が続くローワン・カンパニーズ(RDC)ですが、来年はカムバックの年になりそうです。ビジネスの多様化が、順調に進んでいますから、収益は大きく伸びるはずです。ゲートハウス・メディア(GHS)の配当金が魅力的です。現在の利回りは6%ほどです。しかし、キャッシュフローが更に良くなることが予測されるので、増配になる可能性があります。」
ジェーソン・キャンター氏(RBCキャピタル・マーケッツ):「ギリアード(GILD)で研究が続けられている、エイズ治療薬に良い実験結果が出そうです。また、ギリアードで製造されている薬品は、世界的に販売されていますから、他の米国中心の製薬会社より有利です。」
・ジェフ・クライントップ氏(PNCウェルス・マネージメント):グッドリッチ(GR)、と言えばタイヤメーカーと思う人が圧倒的に多いですが、ビジネスは多様化しています。飛行機の機体、エンジンなどの部門も揃い、ボーング社からの受注が大きく増えそうです。アジアでのビジネスも伸びることが予想されますから、グッドリッチは買いです。」