US Market Recap

先天的な買い材料、売り材料

消費者に人気があるからといって、必ずしも株価が上がるとは限らない。実例として、ティム・サイクス氏は、五つの銘柄を挙げている。(数字は、ここ1年間の成績)

1、Vonage (VG): 格安料金電話会社 (81.20%減)

2、Heely's (HLYS): 子どもに人気の靴メーカー (72.63%減)
3、Krispy Kreme (KKD): 毎朝必ず立ち寄る人が多いドーナツの店 (62.74%減)
4、Jamba Juice (JMBA): おいしいミルクセーキが評判 (43.36%減)
5、Papa John's (PZZA): ピザ専門レストラン (35.66%減)

次に、割安株投資で定評のある、マーティー・ホイットマン氏(サード・アベニュー・マネージメント)の推奨銘柄を見てみよう。

1、Radian Group (RDN) : サブプライム問題が、企業収益に大きな打撃を与えている。現在の株価は10ドルほどだが、少なくとも40ドルの価値があるようだ。

2、Forest City Enterprises (FCE.A): これも、サブプライムで低迷する不動産関連銘柄だ。

3、Brookfield Asset Management Inc. (BAM): カナダのウォーレン・バフェット、と呼ばれる、ブルース・フラット氏が経営する会社。

先天的な買い材料になる、空売り残が極端に多い銘柄を記そう。(パーセンテージは、空売り株数が浮動株数を占める割合)

1、IndyMac Bancorp Inc. (IMB): 54.04%
2、Genpact Ltd. (G): 46.50%
3、NutriSystem Inc. (NTRI): 45.70%
4、KB Home (KBH): 32.43%
5、Big Lots Inc. (BIG): 32.09%

次は、反対に空売り残が極端に少ない5銘柄。

1、American National Insurance Co. (ANAT): 0.08%
2、Wesco Financial Corp. (WSC): 0.15%
3、First Citizens Bancshares Inc. (FCNCA): 0.16%
4、Becton Dickinson & Co. (BDX): 0.25%
5、Student Loan Corp. (STU): 0.27%

そして下記は、モーニングスター(ミューチュアルファンド格付け会社)推奨の割安上場投信4つだ。

1、KBW Bank ETF (KBE) 銀行株へ投資
2、Shares Dow Jones US Financial Services (IYG) 金融セクターへ投資
3、SPDR S&P Retail (XRT) 小売セクターへ投資
4、 Powershares High Growth Rate Dividend Achievers (PHJ) 配当金の良い株に投資

1025bw.png

(参考にしたサイト: http://news.morningstar.com/articlenet/article.aspx?id=210837&pgid=wwhome1a&lpos=Commentary

http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2007/10/stocks-with-t-1.html

http://timothysykes.com/index.php/5-brands-loved-by-consumers-hated-by-investors.html

http://money.cnn.com/2007/10/16/news/newsmakers/bargain_stocks.fortune/?postversion=2007102308

ペット、ピストル、ノート型パソコン

「南カリフォルニアの山火事、東京23区の2.6倍焼く」、と報道されているが、一部の地域では放火が原因になったようだ。まったく馬鹿なことをしてくれたものだが、現在70万人以上の人たちが、スタジアムや体育館に避難している。

避難者たちの声を聞いてみると、家を撤退するために与えられた時間は、たった30分しかなかったと言う。もちろん、迫る火の手が見えていたから、実際に避難命令が出た時に備えて、車には重要な物が既に積み込まれていた。

さて、皆さんが同じ状況におかれたら、いったい何を持って逃げるだろうか?さっそく、lifehacker.comに回答した、読者の答えを見てみよう。

「たった30分、と言うかもしれませんが、それだけの時間があれば、けっこう色々な物を車にのせることができます。重要な書類、愛犬、ノート型パソコン、デスクトップ・コンピュータ、カメラ、衣類、と少なくともそのくらい持って逃げることができると思います。」   REDPHONEさん

「先ず、火災に耐えられる金庫が必要です。その中に重要な書類を入れておけば、緊急の際に、あちこち探し回らなくて済みます。あとは、家族、ペット、薬、ピストル、外付けハードドライブ、ノート型パソコンを持って避難します。」   MRMYSTERIOUSさん

「妻、猫、ノート型パソコンです。それに、身分証明書、現金、クレジットカードも忘れずにポケットに入れます。それ以外の物は重要ではありません。」 S.GALLAYさん

「パスポートと財布です。他の物は要りません。」 JSMARTEL68さん

「私は、バージニア州に住んでいるので、怖いのはハリケーンです。これだけの物を持って、避難したいと思っています。重要な書類、結婚式と家族の写真、ペット、携帯電話、水、ビスケットなどの軽い食品、ペットフード、ノート型パソコン、外付けハードドライブ。」  KBPORTERさん

「ハリケーン・カトリーナがニューオーリンズを襲った時、私は妻と旅行中で、全く必要な物を持って避難することができませんでした。ですから、もし避難する機会があったなら、家族の写真を持って逃げます。他の物は後で取り戻すことができます。」  JMUSKRATTさん

「ほとんどの人たちが、食料品をあげていないのに驚きました。先ず、一番重要なのは家族とペットです。あとは、重要な書類やペットフードも含めて食料品を持って避難します。」  MRSIRB さん

1024cal.png

(参考にしたサイト: http://lifehacker.com/software/ask-the-readers/what-do-you-take-with-you-during-an-evacuation-314340.php

http://www.asahi.com/international/update/1024/TKY200710240055.html

ストレスを避ける8つの方法

どんなに快適なオフィスで仕事をしていても、精神的疲労がたまってしまったのでは、肝心な健康を損ねてしまう。緊張の多いデイトレーダーだけに限らず、比較的長めに株を保持する投資家の中にも、けっこうストレスに悩まされている人たちがいるようだ。ということで、今日は、ストレス対策方法を探ってみよう。

1、損切り注文の利用

損切り注文は、保険のようなものだから、株を買ったら直ぐに入れておこう。何と言っても、多くの人たちは損切りができないために、小さな損をいたずらに大きくしている。あらかじめ損切りを入れておけば、自動的にポジションが処分されるから、つまらないストレスがたまることがない。

2、コンピュータの前に釘付けになるな

リアルタイムの株価が、チカチカと点滅する画面を長時間見ることは、間違いなくストレスの原因になる。たとえデイトレードでも、ニューヨークの寄付き9時半から、大引けの4時まで絶えずトレードチャンスがあるわけではない。ほとんどの場合、良いパターンは最初の1時間に現れるから、あとはコンピュータを消しても構わない。

3、口座残高を頻繁に見ないこと

極端な例を挙げれば、口座残高を10分おきにチェックしないと気がすまない人がいる。いくら儲かった、いくら損したと一喜一憂するのだが、こんなことをしていては、やたらと精神的な疲れがたまるだけだ。

4、投資/トレード方法を持っているか?

確立した方法に従ってトレードすることが大切だ。ルールの無いトレードは、感情に頼った売買が中心になり、言うまでもなくストレスがたまる原因になる。

5、健康に良いものを食べる

カロリーが高く低栄養のジャンクフードを避けよう。ポテトチップなど食べながらトレードしたら、単に太るだけでなく、ストレスの原因にもなる。

6、十分な睡眠を取る

5時間以下の睡眠は、イライラの原因になる可能性があるから注意だ。

7、仕事部屋の環境も大切

机の上は雑然としていないだろうか?照明は暗すぎないだろうか?壁の色は落ち着いているだろうか?環境を整えることで、無駄なストレスを避けよう。

8、冷静さを保つ

ストレスを感じていることに気がついたら、先ず、現在していることを一旦中断しよう。とにかく落ち着きを取り戻して、それから状況判断をして行動に移ろう。

1023stress.png

(参考にしたサイト: http://www.stocktradingtogo.com/2007/10/22/8-ways-to-fight-stress-from-the-stock-market/

最悪のシナリオを検討するのは誰?

ファンドマネージャーのように、プロの投資家になりたいなら、五つの事柄に注意を払う必要がある、とジム・クレーマー氏(マッド・マネー)は言う。次の急落で慌てないために、さっそく氏の話を聞いてみよう。

1、現金があるか?

ほとんどの個人投資家は、100%の資金が、いつも株に投資されている。それとは反対に、プロのマネーマネージャーは、必ず現金が口座に残されている。どんなに有望な銘柄を買ったとしても、株はストレートに上がるものではなく、必ず一時的な下げが起きる。このプルバックは、買い足しチャンスになるのだが、現金が口座に無ければ何かを売って買うしかない。最低でも、投資ポートフォリオの10%は現金にしておこう。

2、買う前に利益を計算するな

銘柄が見つかると、個人投資家たちは目標株価を設定して、さっそく利益の計算をする。しかし、ファンドマネージャーは最悪のシナリオを検討して、どのくらいの損が出る可能性があるかを計算する。個人投資家の欠点は、上昇ばかりを考え、いつも強気姿勢だ。相場には下げ局面があるように、弱気な見方を軽視してはいけない。

3、理解できない銘柄に手を出してはいけない

簡単な言葉で、この会社が何をして、どうやって利益を上げているかを説明できないなら、その銘柄に投資してはいけない。

4、大きく儲けようと思うな

個人投資家は、いつもホームランを打つことばかり考えている。一発当ててやろう、という考えが頭を支配すると、株投資は投資でなくなり投機になってしまう。投機は、ハイリスク・ハイリターンの世界だ。このやり方に慣れてしまうと、必ず口座に大きな穴を開けることになる。

5、決算ゲームに参加するな

好決算に賭けて買う人がいるが、言うまでもなく、これは大きな間違いだ。賭けはギャンブルであり、ギャンブルで勝つのは、私たちでなくカジノ経営者だ。

1022jc.png

ジム・クレーマー氏

(参考にしたサイト: http://www.thestreet.com/_tscnav/funds/madmoneywrap/10385535.html

世界の株式市場は半々

金曜の急落で、月曜のマーケットを心配する人たちが多い。持ち株を全て処分するべきだろうか、それとも、ここは良い買い場になるだろうか?とうぜん、あちこちのウェブサイトを回って情報を集めることになるのだが、先ずこのヘッドラインから見てほしい。

Coming Week: Risky Business

いきなり、次週は危険、という警報だから、まるで下げを予想しているようだ。要約すると、金曜のマーケットは、中国株と新興市場銘柄の下げが特に目立ち、逆に国債が大きく買われた。更に、古い話題だが、大手証券や銀行の名前が挙げられ、これらのセクターの低迷ぶりが説明されていた。

これを読んだだけでは来週の作戦を立てることはできないが、記事の下には、読者からのアンケートが取れる仕組みになっていた。質問は三つある。

1、次週のマーケットに対して、あなたの見方は強気、弱気、それともニュートラルですか?

2、次週は、どのセクターが買われると思いますか?

3、次週は、どのセクターが売られると思いますか?

結果を見てみよう。

1、強気 37.54%、弱気 41.37%、ニュートラル 21.07%

2、金、金鉱株 12.74%、インターネット 10.39%。

3、銀行 21.86%、証券会社 15.88%

「トレード・ウィザード(トレードの魔術師)」の異名を持つ、ビル・カラ氏の意見を記しておこう。

世界の半分はブルマーケット、そして半分がベアマーケットだ。アメリカ、日本、イギリス、それにドイツはベアマーケットに入る。まだ上げ相場が続くのは、インド、中国、ホンコン、シンガポール、ロシア、ブラジル、カナダ、そしてオーストラリアだ。

1020bb.png

(参考にしたサイト: http://www.thestreet.com/s/coming-week-risky-business/markets/marketfeatures/10385593.html

http://www.billcara.com/archives/2007/10/saturdays_commentary_chat_1020.html#more

暴落は絶好の買いチャンス?

ニューヨーク市場が、22%の暴落となったのは、20年前の10月19日だった。もし今日、同じことを再現するには、ダウ指数が3000ポイント以上下げる必要があるから、正に想像を絶する数字だ。暴落記念日、さっそく米国投資者たちの声を聞いてみよう。

・「暴落は、コンピュータのクラッシュのようなものです。両方とも、また立ち上がります。」 generalclusterさん

・「今日、証券会社に勤めている多くの人たちは、87年の暴落を知りません。そろそろ彼らも、身をもって経験することになるのではないでしょうか。」 jtg61さん

・「年齢を重ねる度に思うのですが、若い世代は、株投資を宝くじのように思っています。1ドルで買った株が、250ドルになることを夢見ているのですから、まったく考え違いです。大切なことは、金額に関係なく、投資資金をうまく分散させて投資することです。」 skyflyrさん

・「暴落は絶好の買いチャンスだ。」 Hopped Up Harryさん

・「株に下げは付き物だ。それが分からない人に、株をやる資格は無い。」 Wallace2さん

なぜ、暴落は10月に起きるのだろうか?アーウィン・ケルナー氏(エコノミスト)は、こう説明している。

先ず、考えられるのは収益の予想だ。年が始まった頃は、どの企業も強気な見方だが、10月ともなれば、収益予想があまりにも希望的観測であったことに気がつく。もう一つは、自己達成的予言だ。

skyflyrさんは、分散投資の大切さを述べているが、ファイナンシャル・プランナーの、ビル・ニューバウアー氏も同意見だ。現に氏は、全ての分野に投資する、超極端な資金分散を推奨している。だから、株だけに限らず、国債、社債、不動産、商品市場、そして海外の株や不動産に資金を回すことで、ポートフォリオを暴落から守ることができるという。

暴落しても、マーケットはコンピュータのように、再度立ち上げることができる、とgeneralclusterさんは言っているが、この20年間で、最も大きく立ち上がったミューチュアルファンドを記しておこう。(金額は、20年前に投資した1万ドルが、今日いくらになっているかを示したもの。)

 Vanguard Health Care  (VGHCX) : $224703

 Federated Kaufmann A (KAUAX) : $193437

 Vanguard Energy  (VGENX) : $172539

 FPA Capital Fund Inc (FPPTX) : $171971

 Fidelity Select Software & Computer Sevices (FSCSX) : $166449

1019bear.png

(参考にしたサイト: http://www.usatoday.com/money/markets/2007-10-18-crash-1987-anniversary_N.htm

http://www.marketwatch.com/news/story/story.aspx?guid=%7b0F1FFB82-4271-48DF-BF58-CAFD8AFA3A19%7d&siteid=bondheads

http://www.businessweek.com/investor/content/oct2007/pi20071014_172320_page_2.htm

http://www.thestreet.com/funds/mutualfundinvesting/10385337.html

ニュースの先物?

前副大統領、アル・ゴア氏のノーベル平和賞受賞が報道されたのは、約1週間前だった。氏を支援する人たちは、さぞ嬉しかったことだろうが、この受賞ニュースで実際に儲けた人たちがいる。と言っても、別にゴア氏のTシャツや人形で当たった、という話ではない。いったい、どうやって儲けたのだろうか?

イントレード・ドット・コムというウェブサイトがある。先ず、直接ホームページを見てほしい。

http://www.intrade.com/

上から、アル・ゴア氏、ヒラリー・クリントン氏、そして前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏の顔写真が載っている。写真の横には、Buy(買い)、Sell(売り)のボタン、おまけにチャートもある。まるで、オンライン証券のようだが、ここで取引されているのは一種の先物だ。

二番目の写真、ヒラリー・クリントン氏を使って、少し説明しよう。

Hillary Clinton to win 2008 US Presidential Election、と書かれているが、ここで取引されているのは、2008年の大統領選挙で、クリントン氏が当選するかどうか、という先物だ。

1018hc.png

当選すると思うなら、一株(先物だから一枚かな)48.5(Buy)で買い、落選すると思うなら、48(Sell)で空売ることができる。48.5は48ドル50セントかな、と思ったのだが、Explainをクリックして読んでみると、48.5=$4.85という説明が見つかった。

下がチャートだ。

1018hc2.png

なるほど、アップトレンドだ。チャートには移動平均線、それにボリンジャーバンドなども入れることができ、ローソク足で表示させることも可能だ。

面白そうな先物だが、今日の出来高を見ると、たった283枚だから頻繁な取引は無理だ。もちろん、遊びのようなサイトだから、実際に自分の金を賭けるのではなく、暇つぶしに時々覗いてみると楽しいかもしれない。(言い遅れたが、もう無くなってしまったから見ることはできないが、ゴア氏はノーベル賞を取れるだろうか、という先物が取引されていた。)

(参考にしたサイト: http://www.kansascity.com/news/politics/story/317531.html

全ては客の責任

航空会社、と聞いたらどんなイメージを思い浮かべるだろうか?アメリカに関して言えば、航空会社は「悪いサービス」の代名詞になってしまった。イースト・カロライナ大学助教授、トニー・ポリト氏はこう語っている。「単に、頻繁なフライトの遅れだけではありません。窮屈な座席、美味しくない機内食、それに従業員の態度には、職場での不満が明確に表れています。」

アイラ・ゲルシコフ氏(ビジネス・コンサルタント)は、こんな説明をする。「航空会社は、生存することだけが目的になり、顧客サービスは完全に無視されているのが現状です。ですから、何か問題が起きると、全ては客の責任にされてしまいます。」更に、ライス大学教授、シャノン・アンダーソン氏によれば、顧客サービスに金を使っても、直接大きな企業利益上昇に結びつくことはないという。

皆さんの中にも、アメリカの航空会社を利用して、嫌な思いをされた方がいるかもしれない。大して不快な話ではないが、こんな事があった。食事が終わり、免税品の販売が始まった。普通なら、「免税品をお持ちしています」、といった声が聞こえてくるが、この乗務員の発した言葉は、「免税品はいりませんね」だった。たしかに、品物の入ったカートを押してはいるが、「これください」と言える雰囲気ではなかった。

それでは、米国消費者の声を聞いてみよう。

「考えてください。配達される見込みが無い品物に、あなたは数週間も前に金を払いますか?560キロ以下の距離なら、私は自分で運転することにしています。その方が、飛行機より確実です。」 segestaさん

「ノースカロライナからフロリダまでの長距離(約1300キロ)ですが、自分で運転しました。割安航空券の場合は、直行便ではなく、途中で乗り継ぎがあります。出発で遅れが出ようものなら、とうぜん乗り継ぎに間に合わなくなりますから、時間がかかっても、自分で運転した方が確かです。」 hazeyc1さん

「飛行機旅のことを考えるとウンザリします。ですから私は、家族や友人の方から、こちらへ来てもらうようにしています。」 mousebirdさん

「機内食がまずい、と言う人たちがいますが、多くのレストランは機内食以下です。」 rogerregorさん

「航空会社の悪いサービスばかりが話題になりますが、態度の悪い客も増えています。私は航空会社で実際に働く者ですが、先日、初めて客から、テレビでは言うことのできない言葉でののしられました。たった50ドル(約6000円)の航空券で、窓際の席が欲しい、枕をよこせ、毛布が足りない、隣の人が邪魔だ、全く横柄な客が増えています。」 mrripley16さん

「飛行機で困るのは、隣にかなり太った人が座った時です。」  indianastudentさん

「飛行機での旅は楽しいものです。もっともそれは昔の話ですが。」  TimFtLauderdaleさん

1017car.png

運転も悪くないが、、、、、

(参考にしたサイト: http://www.usatoday.com/money/industries/travel/2007-10-16-bad-airline-service_N.htm

ザックスを見てみよう!

「驚異的な快進撃」、という見出しで報道されているように、全く信じられないことが起きた。何と、松井稼頭央選手が所属する、コロラド・ロッキーズがワールドシリーズに出場することになった。とにかく、勝ち方が普通ではない。ここ22試合を振り返ると、21勝1敗の奇跡的な勝率だ。

ファンならお分かりのように、野球には、打点、打率、防御率、出塁率などの様々なデータがある。打率だけでも、ランナーが得点圏にいる時の打率、ランナーがゼロの時の打率、右ピッチャーに対する打率、左ピッチャーに対する打率、と色々だ。

ヤフー・ファイナンスや、グーグル・ファイナンスにアクセスすると一目瞭然だが、株式市場はデータで溢れている。こんなに沢山あると、一見しただけでは、どれが重要な情報なのかが分からない。そこで今日は、ハリー・ドマッシュ氏(プロの銘柄選択法を盗め)が勧める、ザックス社のサイトを見てみよう。(有料の部分が多いが、ドマッシュ氏が対象にしているのは無料の部分だけ。)

ザックス・ランク: これは、ザックス社による各銘柄の格付け。1998年以来、最高格付けを得た銘柄は、年間平均で32%の伸びがある。(この間、S&P500指数は、年間平均で12%の成長だった。)

全ての最高格付け銘柄を見るには、毎月24ドル95セントの購読料金が必要になるが、毎週数銘柄が無料で公開されている。先ず、下記をクリックしてほしい。

http://www.zacks.com/rank/index.php

1016zacks.gif

そして、二番目のZacks #1 Rank Top Performersをクリックすると銘柄が出てくる。今日現在(16日)では、以下の銘柄が挙げられている。

DryShips, Inc. (DRYS), TBS International Ltd. (TBSI), Excel Maritime Carriers Ltd. (EXM),

The Mosaic Company (MOS), Terra Industries Inc. (TRA).

スター・アナリスト: 買い推奨、売り推奨、と毎日忙しいアナリストだが、ザックスはアナリストの成績も調べている。成績の良い、上位20%のアナリストが、スター・アナリストのリスト入りすることができる。下をクリックしてほしい。

http://www.zacks.com/portfolios/allstar/index.php

1016zacks2.gif

このようなページが表示されるが、これらは、少なくとも4人のスター・アナリストが「Strong Buy」の格付け設定をした銘柄だ。

(参考にしたサイト: http://www.asahi.com/sports/update/1016/KYD200710160003.html

http://www.winninginvesting.com/Zacks.htm

人気コラムニスト、「これだけは知っておいてほしい」

投資コラムで有名なベン・スタイン氏、突然の病気で、病院に担ぎ込まれたようだ。今回ばかりは、さすがの氏も年齢を感じたようで、死ぬ前にどうしても書いておきたいことが、14日付けのニューヨークタイムズに掲載された。さっそく、氏のアドバイスのいくつかを見てみよう。

・タバコはやめよう

タバコは、命を縮めるガンの原因になる悪習慣だ。

・酒はほどほどに

深酒は単に健康を害するだけでなく、気分を憂鬱にさせ、物事に対するやる気を失わせてしまう。

・大きな犬を飼おう

同じベッドで犬と寝ると、とても安らかな気分になれる。

・長期投資を心がけよう

短期的に起きる、株式市場の雑音を気にする必要はない。マーケットは、忍耐強い投資者に大きな報酬を与える。ニュースに振り回されて、感情的な売買を頻繁に繰り返す投資は、決して成功することはない。更に、銘柄の推奨記事にも注意しよう。多くの場合、書いている本人自身、その銘柄に関する知識はほとんど無いものだ。

・個別銘柄を買う必要はない

あなたに、ウォーレン・バフェット氏のような才能があるなら話は別だが、長期投資可能な個別銘柄を選ぶのは難しいことだ。ミューチュアルファンドでも大きな損を出すことがあるのだから、銘柄選びで苦しむのは、私たち素人だけではない。それに、最近のウォール街を見ていると、プロたちはかなり無謀なことをしているようだから、100%彼らを信じるのも危険だ。では、どうしたら良いのか?私個人的には、あまりファンドマネージャーによる操作が無い、インデックス・ファンドや上場投信をおすすめしたい。

その他には、「複雑な投資をしてはいけない」などがあげられているが、一番最後の項目は、「一匹ではなく、数匹の子猫を飼おう」だった。今回の病気で、スタイン氏は、かなりペットに助けられたようだ。

1015bst.png

ベン・スタイン氏

(参考にしたサイト: http://www.nytimes.com/2007/10/14/business/yourmoney/14every.html?_r=2&oref=slogin&oref=slogin

<< < 31  32  33  34  35  36  37  38 >>

本マガジンは客観的情報の提供を目的としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。

発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット