トレードに疲れたら気分転換です。軽い運動もいいですが、それよりも手っ取り早いのは笑うことです。もちろん、理由も無く笑うのは難しいでしょうから、いくつかサイトを紹介しましょう。
ひょっとしたら、このアイデアは行けるかもしれない。リアル・スクープ・ドット・コム(realscoop.com)、という新サイトなのだが、これを日本の政治家でやったら面白いと思う。先ず、アクセスしてみよう。
http://www.realscoop.com/
こう説明されている。
「リアル・スクープ・ドット・コムは、最先端の声分析テクノロジーを使用して、著名人や有名人による発言を分析する。Believability Meter(信用度メーター)は、発言者の言葉を秒毎に分析し、その結果はリアルタイムで表示される。信用度は緑から赤で表示され、緑が最も信用度が高く、赤は疑わしい発言を示す。」
言い方を換えると、リアル・スクープ・ドット・コムは、リアルタイムのウソ発見器ということになる。
カテゴリーは三つある。
・エンターテーメントでは芸能人の発言を分析。
・ニュースでは、主に政治家の発言を分析。
・スポーツは、主にプロ・スポーツ選手の発言を分析。
これは、大統領に立候補しているオバマ氏を分析したもの。この時点では、緑色が表示され、小浜市ではなくオバマ氏は、本当のことを語っていると思われる。
上はマイケル・ジャクソン。真っ赤な表示で分かるように、この時点では、マイケル・ジャクソンは真実を語っていないと思われる。
繰り返しになるが、これを、日本の芸能人や政治家でやったら面白いと思う。
先週末、ロサンゼルスは30度を超える暑さ、と思えば今週末は18度の曇り。朝夕は8度まで下がり、残念ながら、街行く女性たちは、また厚着になってしまいました(笑)。ということで、何の話をしましょうか?一先ず、他のサイトを回ってみましょう。
久しぶりにinvestmentu.comにアクセスしてみた。目についたのは、「ドル安は終わった」、という3月28日付けのコラムだ。10の理由が挙げられているが、先ず、ドル/円の週足チャートを見てみよう。
(チャートはac-markets.comより)
レジスタンスになっている、下降する20週平滑移動平均線に迫っている。1はパラメーターを12/26/9に設定したMACDだ。このまま、青のラインが赤のラインをクロスすると、買いシグナルということになる。
10の理由から、いくつか見てみよう。
・現在、米連銀が最優先しているのは、下向きになった経済の建て直しだ。言い換えれば、金融市場に安定が戻り、経済に上向きの兆しが見え始めれば、連銀はさっそく金利を引き上げることだろう。とうぜん、金利引き上げはドル買い材料になる。
・世界にはアメリカを嫌う人たちが多数いる。しかし、それ以上に彼らが嫌うのはドル安だ。ドル安のお陰で、米国からの輸入品が安くなったが、逆に米国への輸出品が高くなり、売上に悪影響となっている。そんな彼らだから、ドルの上昇は歓迎すべき出来事だ。
・海外の経済は、米国経済の低迷に、さほど影響されることがなくなった、と言われている。しかし、今回の米国経済減速は、明らかに海外の経済にダメージを与えている。米国が数カ月先立って回復する傾向があるから、これはドル高に結びつく。
・ラップ・ミュージシャンJay-Z、スーパーモデルのジゼル・ブンチェン、両者とも報酬の受け取りはドルではなくユーロに切り替えたことは有名だ。しかし、これは典型的な逆指標、と言うしかない。大衆が、一方的なドル安論に傾いているわけだから、そろそろドルは底打ちだ。
もう一つ、investmentu.comは、こんなことを指摘している。
「ビル・グロース、ジム・ロジャーズ、ウォーレン・バフェットの著名人は、皆揃ってドルに対して弱気な見方を発表している。だからといって、必要以上に、彼らの意見を重要視することはない。彼らだって間違うことはあり、私たちには、いつ彼らが意見を変えるかは分からない。」
追伸: ドルの先行きについて、「今後の方針」と題してEURO SELLERさんが書かれている。
ジゼル・ブンチェン
(参考にしたサイト: http://www.investmentu.com/IUEL/2008/March/the-end-of-the-weak-dollar.html)
連銀は、なぜベアー・スターンズを救ったのだろうか?言い方は乱暴だが、「患者が金持ちだったからだ」、と投資セミナーで有名なロバート・キヨサキ氏は言う。こんな事があった。
もう5年以上前の話だが、不動産のセールスをする知人の重要なお客さんが病院に担ぎ込まれた。肝臓がかなり悪く、早急な移植が必要という深刻な状態だった。
たとえ臓器の提供者が見つかったとしても、長い順番待ちリストがあるから、そう簡単に移植手術を受けることはできない。しかし、この人は入院した翌日、肝臓を手に入れることができた。
知人よれば、全てはとんとん拍子に進んだと言う。「10万ドルほど寄付したい」、という重要なお客さんの言葉で、病院側は迅速に対応してくれた、ということだ。
キヨサキ氏の話に戻ろう。
連銀は、ベアー・スターンズを助けたように、私たちを助けてくれるだろうか?あなたが、小会社のオーナーだったとしよう。経営が苦しくなり、税金の支払いにも困ってしまったら、連銀はあなたの代わりに税金を払ってくれるだろうか?
今回のベアー・スターンズの一件で、連銀が明確な態度で示したことは、ウォール街のためなら連銀は何でもする、ということだ。違った言い方をすれば、ウォール街がどんなにバカな間違いを犯しても、連銀が後始末をしてくれる、ということになる。
ウォール街の金持ち企業を救うために、連銀は8000億ドル以上の金を金融市場へ流し込んだ。たしかに、これで応急手当はできたが、問題回避に成功したわけではない。
金融機関を救済するために、米国は膨大な量の紙幣を印刷することになる。もちろん、それは違法ではないが、その結果起きることは更なるエネルギー価格と食品価格の上昇だ。言うまでもなく、ますます庶民の暮らしは苦しくなる。
インフレ対策として、金や銀への投資が選ばれる。現に、金は1オンスあたり2500ドルを突破する、と予想する人たちもいる。しかし、ここで考えてほしいのは、急騰する金価格の意味だ。金の著しい上昇は、言うまでもなく、米国資本主義の行き詰まりを表している。
中流階級を無視して、金持ちを優遇した最悪の結果として、キヨサキ氏はこんな例を挙げている。
「第1次大戦後、ドイツから中流階級は消え去り、1933年、国民はヒットラーをリーダーとして選んだ。」
キヨサキ氏
(参考にしたサイト:http://finance.yahoo.com/expert/article/richricher/76669)
秘密兵器を紹介しよう(笑)。大手証券会社に勤める知人から教えてもらったサイトなのだが、意外と参考程度に見る人たちが多い、ということだ。「アナリストたちも見てるのかな?」、と質問したら、「ほとんどのアナリストは、使うか使わないかは別として、このサイトを知っている」、という返答だった。
http://www.forecasts.org/index.htm
Financial Forecast Center(金融予想センター)、というのが、このウェブサイトの名前だ。その下には、Independent. Objective. Good.という三つの単語が並び、色メガネを通さず客観的な優れた情報を提供することを約束している。
左側を見てほしい。
向こう6カ月間の株式指数の予想だ。
上から、ダウ指数、S&P500指数、ナスダック総合指数、ラッセル2000指数、日経225指数、ドイツDAX指数、イギリスFTSE100指数、ウィルシャー5000指数、S&P中型株400指数、ダウ輸送株指数、そしてダウ公共株指数、と並んでいる。
それでは、気になる日経225をクリックしてみよう。
Updated Friday, April 11, 2008 、ということで、この数値は2008年4月11日に更新されている。
5月(May 2008)の予想で説明しよう。
・先ず、予測されている日経225は13360。(Forecast Value)
・50% Correctの欄は1146になっている。この意味は、50%の確率で、日経225は予想された数値の13360プラスマイナス1146になる、ということだ。だから上限は13360+1146=14506。そして下限は13360ー1146=12214になる。
・80% Correctは、80%の確率で日経225は13360プラスマイナス1893になる、という意味だ。上限は13360+1893=15253。下限は13360ー1893=11467だ。
もう一つ見てみよう。
気になる原油価格(Oil Prices)をクリックしてみよう。
下げ方向だ。これが本当なら嬉しい。
(参考にしたサイト:http://www.forecasts.org/index.htm)
ハーバライフをご存知の方は多いと思う。会社案内を見てみると、「世界65カ国でビジネスを展開し、すこやかに美しくありたい、人生を豊に彩りたい、誰もが思い描くこのふたつの夢の実現をお手伝いしています」、と書かれている。なるほど、しかし、これを読んだらこの会社に対する考えが変わることだろう。
先ず、情報源はhttp://www.frauddiscovery.netという、詐欺行為を暴くことで有名なサイトだ。さっそく、挙げられているハーバライフ(HLF)の不審な点に移ろう。
1、2008年に入ってから、上層部経営者は持ち株の70%を売っている。記録的な売上、収益、そして成長だ、と熱弁をふるう経営陣だが、実際は持ち株を売り逃げている。この売却で、経営陣は4000万ドル以上の金を手に入れた。(2007年は1億3000万ドルを超える売りがあった。)
2、2005年、新スーパーバイザー数は20.1%増、2006年は22.6%増だった。この調子で2007年も増えたとすると、4万人以上の新スーパーバイザーが誕生することになる。しかし、実際の数は、たったの4000人だった。明らかに、このビジネスは頭打ちだ。
3、ハーバライフは、すでに全世界の80%に浸透してしまった。この会社が生存するためには、絶えず新メンバーを増やしていかなければならない。ダイエット製品など必要ないアフリカまで進出しているありさまだ。
4、毎年60%のスーパーバイザーが辞めている。新ディストリビューター(メンバー)の獲得はスーパーバイザーの仕事であり、会社の収益は、この新ディストリビューター数の増加に大きく依存している。
5、ハーバライフには3億6500万ドルの負債がある。いったい、この金は何のために使ったのだろうか?正解は、自社株買いだ。1番をもう一度見てほしい。
6、メキシコ、ドイツ、ブラジルなどの主要マーケットで売上が減少している。特に、米国以上の売上がある、メキシコの減退が痛い。
7、中国への進出を誇大宣伝している。中国政府は、ハーバライフのようなマルチ商法を禁じている。
8、1年以内に80%のディストリビューターは辞め、ハーバライフにはリピーター客はほぼ皆無だ。
9、ハーバライフと同様な形式でビジネスを展開するNu Skin Enterprisesは、既に中国政府から取り調べを受けており、ハーバライフの中国進出は順調に進むとは思われない。
(参考にしたサイト:http://www.frauddiscovery.net/
http://www.frauddiscovery.net/Herbalife/Herbalife_Red_Flags.pdf
http://herbalife.co.jp/index.html)