US Market Recap

夏休みはステイケーション???

北京オリンピックが迫っているが、こんなページを見つけた。http://www.bjepb.gov.cn/air2008/Air.aspx?time=2008-5-27 やたらと漢字だらけだが、「空気汚染指数」、「主要汚染物」、それに「重度」などといった言葉があるから、何となく分かったような気分になれる。


いよいよ6月、夏休みの季節が始まる。もちろん、ガソリン高だから、休暇はステイケーション(StayとVacationの合成語。どこにも行かないで、家で過ごすという意味。)、と決め込む人たちが多い。しかし、USA TODAYに、こんな記事があった。

現在のガソリン価格はピークを迎えている可能性がある、というのが要点になるが、次のような理由が挙げられている。

・過去26年を振り返りと、ガソリン価格は5月26日以前に、約88%の確率で天井を打っている。

・最近のデータによると、アメリカのほとんどの地域で、ガソリンの卸売価格が1ガロン(3.785リットル)あたり2セントから8セント下がっている。

・火曜、原油先物取引は1バレル128ドル85セントで終了し、金曜のレベルから3ドル34セントの比較的大きな下げとなった。

・ガソリンが最も高い10州では、ガソリンの値上がり速度が鈍り始め、州によっては下げに転じているところがある。

・エネルギー情報局によると、最近4週間のガソリン需要が、去年の同時期より0.4%減っている。需要の減少は、ガソリン価格の下げ材料になる。

更に、USA TODAYは、読者に次のような質問をしている。

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原油とガソリンを大幅に上昇させた原因は何だと思いますか?

・ガソリン高で暴利をむさぼる石油会社 28%

・需給関係 11%

・代替エネルギーの開発を怠った 8%

・政府が備蓄している原油を放出しない 9%

・OPECが生産量を増やさない 7%

・投機家とドル安 38%

総回答数: 17286

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(参考にしたサイト: http://www.usatoday.com/money/industries/energy/2008-05-27-oil-gas-tues_N.htm

P.S. EURO SELLERさんが、為替に関して面白いことを書いておられる。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/79961/363#363

もう一つ追伸:「ガソリンは、いつになったら下がる?」
http://kabukeizainani.blogspot.com/2008/05/blog-post_27.html

 

 

 

17年ぶりの大スランプ

米国経済は、そろそろ上向きになるだろうか、それとも、これから本格的な不景気に陥るのだろうか?CNNに寄せられた、米国消費者たちの、率直な意見をいくつか紹介しよう。


・消費者の心理状態が、米国経済の動向を大きく左右する。それなのに、マスコミが報道するのは、極端に悲観的な経済ニュースばかりだ。 Rajさん

・世界経済の発展は安い原油が基盤になっていた。しかし、記録的な原油の上昇で、全世界が不況に襲われることになるだろう。 Adamさん

・私の住んでいる地域では、ここ12カ月間で、中間住宅価格が29%ほど下がった。消費者たちが現実を直視して、一段低い生活レベルに順応するには、あと数年かかると思う。 Johnさん

・結局のところ、肝心なのは住宅価格、安定した職、物価の三つなのだが、今日のアメリカはそれら全てが不安定だ。 Bhushanさん

・金持ちでない人たちが不景気に直面している。 Peterさん

・住宅市場は、17年ぶりの大スランプに落ち込み、全く回復の兆しが見えない。米国経済は極度に悪い状態だ。 Benさん

・高くなったガソリン代と食費を、皆どうやって払っているのだろうか?正解はクレジットカードだ。消費者たちは、生活必需品の購入に、クレジットカードを以前以上に頻繁に利用している。クレジットカードが、第2のサブプライム問題になることだろう。 Bobさん

・政府によって都合よく調整されたデータでは、アメリカが不景気かどうかも分からない。 Marcusさん

・私は、まだ50才だが、401K(企業年金制度)から金を引き出して、生活をやりくりしている。こんな状態だから、67を過ぎても働いていることだろう。 Sandraさん

・金融市場は回復しているが、これは企業レベルの話であって、消費者には直接好影響にならない。銀行などの金融機関は、政府から調達された金で、先ず自分たちを救った。サブプライムで大損したばかりだから、銀行の貸し渋りが、更に顕著になるだろう。 Mikeさん

・増えるクレジットカードの借金、401Kにまでも手をつける人が出始めていることを考えると、ウォーレン・バフェット氏が言うように、今回の不景気から回復するには時間がかかると思う。 DallasNeさん

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(参考にしたサイト: http://cnnmoneytalkback.blogs.cnnmoney.cnn.com/2008/05/27/welcome-to-the-recession/

原油バブル

連休も今日で終わり。と言っても、来月から本格的な夏休みシーズンだから、株式市場もやや出来高が減る。さて、週末の話題をいくつか拾ってみよう。

・マイクロソフト

サーチエンジン部門はグーグル(GOOG)に独占され、ニュース、スポーツ、ショッピング情報などを提供するMSNは、相変わらずヤフー(YHOO)に追いつくことができない。そして今日、モジラの新Webブラウザの登場で、マイクロソフト(MSFT)はブラウザ市場での圧倒的な強さを失いつつある。

http://www.nytimes.com/2008/05/26/technology/26firefox.html

・原油バブル

ジョージ・ソロス氏は、telegraph.co.ukとのインタビューで、こう語っている。

「ドル安、中東からの供給量、増え続ける中国での消費量などで原油高を説明することができるが、最近の値動きは明らかに投機熱が大きな原因だ。低迷する米国経済を考えれば、原油価格は急激な下げとなるだろう。」

http://www.telegraph.co.uk/money/main.jhtml?xml=/money/2008/05/26/cnsoros126.xml

・たしかに、「70年代の石油危機とは異なる」

もうひとつ、貯蓄率が違う。73年のオイルショックのときには23%だったのに、いまは約3%しかない。(斉藤氏のブログ)

http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/52024293.html

・かつてP&Gがハマった(逃げたけど)罠に、いま、アラバマ州バーミンガムが嵌る

アラバマ州の1郡、JPモルガンが売ったスワップのせいで破産の恐れ (雄牛と熊と欲豚とクマーな投資ブログ )

http://401k.sblo.jp/article/15306426.html

・最後になってしまったが、Indiana Jones(ハリソン・フォード主演)の最新作が、全米一の話題だ。早速、見てきたが、何人かの映画評論家が言うように、やや物足りない感じがした。もちろん、そう感じるのは、他のIndiana Jones3作と比較してしまうからだろう。

http://www.indianajones.com/site/index.html

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ハリソン・フォード氏

サガミ氏が語る買収候補銘柄

向こう10年間、株投資で成功したければ、中国人が買っているものを買え、と言うのはアジア・ストック・アラートのトニー・サガミ氏だ。チベット問題だけでなく、餃子事件、危険な医薬品、鉛入りオモチャ、汚染された魚介類、毒入りペットフード、と中国製品の評判が落ちている今日だが、一先ずサガミ氏の話を聞いてみることにした。


急ピッチに成長する中国経済は、これからも膨大な量の天然資源を消費し続けることだろう。原油だけに限らず、中国は、あれやこれやと買いあさることは間違いない。とにかく中国には、ありとあらゆる商品を食い尽くす、旺盛な食欲がある。

私には内部情報など無いから、中国が実際に、どの会社を買収するかは分からない。しかし、戦略的に見て、どの企業が中国にとって重要なのかなら見当がつく。大量な原油、天然ガス、石炭、そしてウランが必要な中国にとって、世界最大のウラン生産者Cameco Corp. (CCJ)は魅力的な銘柄だ。

中国の建築ブームも忘れてはいけない。単にビルだけでなく、道路、橋、ダム、港、電力発電所、と様々なものが建てられているから、セメント、アルミニウム、鉄、銅、カリウム、ボーキサイト、亜鉛、スズ、と幅広い基本的鉱物が大量に必要となる。この分野で注目したい銘柄は、鉄鉱とニッケルの生産者として有名な、ブラジルのCOMPANHIA VALE ADS (RIO)だ。

膨大な人口を抱える中国は、米の輸出を中止した。最近、米不足が頻繁に報道されたが、米は中国人の主食だ。それ以外にも、豚肉、小麦、大豆、鶏肉、ミルクなどの需要が大きく増えることが容易に想像できる。食糧部門なら、これもブラジルの企業になるが、Sadia S.A. (SDA)が有望株だ。

ブラジルの株を二つ奨めるサガミ氏だが、2003年以来、ブラジルの株式指数は535%の成長を遂げ、米国株式指数S&P500の約9倍だ。ジョン・マークマン氏(Strategic Advantage )は、こう述べている。

極めて簡単に言えば、ブラジルは第2の中国だ。しかしブラジルには、中国のような全体主義的専制政治、水不足、資源不足、それにチベット問題は無い。ブラジルは、大きな成長が期待できる新興市場だ。

現レベルで買うのではなく、ある程度大きく下げるのを待て、という条件付きで、マークマン氏はブラジルに投資する方法として、次の銘柄を挙げている。

iShares MSCI Brazil Index (EWZ)、Banco Bradesco S.A. (BBD)、Banco Itau Holding Financeira S.A. (ITU)、Companhia Siderurgica Nacional (SID)、Aracruz Celulose S.A. (ARA)。

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(参考にしたサイト: http://www.asiastockalert.com/

http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SuperModels/BoomingBrazilTheNewChina.aspx

http://kabukeizainani.blogspot.com/

アメリカ人が語る日本の不思議

私たちには当たり前のことでも、日本を訪れたアメリカ人には奇異に映るものがある。そんな物のいくつかを、アロン・シフ氏(26econ.com)が挙げているので、さっそく見てみよう。


・授業時間の開始と終了を知らせるために、学校ではチャイムが使われている。チャイムの曲は、どの学校でも同じだ。

・携帯電話で写真を撮ると、驚くような大きな音を発する。

・携帯電話に懐中電灯が付いている。(意外と使い道がある。)

・歩いていた人が、階段では、いきなり走る傾向がある。

・寒い時期は、自動販売機で、温かい飲み物が販売されている。

・一般的に公衆トイレはきれいだが、ペーパー・タオルが設置されていないトイレが多いので、ハンカチを持ち歩く必要がある。

・映画は高い。しかし、DVDのレンタルは安い。

・車を運転する人たちは、気をつけて運転しているが、自転車に乗る人たちはマナーが悪い。

・水の容器には、氷が別に入る場所があるので、水を注ぐ時、コップに氷が入る心配が無い。

・レストランによっては、入り口に設置されている自動販売機で、先ず食券を買わなくてはいけない。

・東京のホテルはニューヨークのホテルより安い。

・日本のパンは、アメリカのパンよりずっと美味しい。

・スーツを着た若い人たちが、まるで一生懸命という感じで、漫画の立ち読みをしている。

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(参考にしたサイト:http://www.26econ.com/japan-observations/

原油高は石油会社の責任!?

この質問に、皆さんはどう答えるだろうか。「原油高になったのは、誰の責任だと思いますか?」これは、CNNが実際にオンラインで行っている意見調査なのだが、回答は次の4つから選ぶ形になっている。

A、OPEC (石油輸出国機構)

B、大手石油会社

C、需給バランス

D、原油高は避けることができない

そして、下が調査結果だ。

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(総回答数:24578)

38%の人たちが、原油高は大手石油会社の責任、と答えているが、米国最大の石油会社エクソン・モービルに関して、マイケル・ブラッシュ氏(経済ジャーナリスト)は、こんなことを書いている。

去年、エクソン・モービルには366億ドルのキャッシュ・フロー、そして406億ドルの純利益があった。いったい、この膨大な金はどう使われたのだろうか?74億ドルは配当金、そして310億ドルは自社株買いだ。合計すると384億ドル、ようするに恩恵を受けたのは株主だった。

一口に384億ドルと言っても、あまりに数字が大きすぎて現実感が無い。そこで、少し見方を変えてみよう。

・384億ドルあれば、カリフォルニア州とペンシルバニア州の全住民に、一年分のガソリンを買うことができる。

・384億ドルあれば、米国の全住民に、1ガロン(3.785リットル)あたり27セントのガソリン代を1年間割り引くことができる。

お分かりになったと思うが、ブラッシュ氏は、あまりにも株主が重要視された企業利益の配分方法を非難している。ブラッシュ氏の言葉を借りれば、石油会社は需給バランスを改善するために、もっと設備投資をするべきであり、更に代替エネルギーの開発にも力を入れるべきだ。

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(エクソン・モービルの株券)

(参考にしたサイト: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/CompanyFocus/BigOilsBigProblem.aspx

クレーマー氏の5銘柄

人気番組「マッド・マネー」で、ジム・クレーマー氏は、打たれ強い銘柄リストを再発表した。3月に比べれば、最近のマーケットは確かに明るくなっているが、経済不安が消えたわけではない。早速、クレーマー氏のリストを見てみよう。

1、Altria Group Inc. (MO)

たばこで有名な会社だが、クレーマー氏は5%の配当利回りが魅力的だと言う。

ストック・スカウター(MSNマネー)を調べてみると、10段階中の8という高評価だ。

(注:ストック・スカウターは、銘柄選びのツールとして、多くの個人投資家たちに利用されている。)

2、Freeport-McMoRan (FCX)

世界で最高の銅会社、とクレーマー氏は強気だ。

ストック・スカウターの得点は6。3カ月前は10、1カ月前は8だったから、明らかにダウントレンドだ。 

3、Foster Wheeler, Ltd. (FWLT)

高エネルギー・コストが好影響になる、とクレーマー氏は言う。

ストック・スカウターは10段階中の5。Cクラスだ。高すぎる株価収益率が指摘されている。

4、Transocean, Inc. (RIG)

トップクラスの海底石油採掘業者、とクレーマー氏は説明する。少し利食うことも奨めているが、強気姿勢に変わりはない。

ストック・スカウターは8の高得点。

5、MedcoHealth Solutions Inc. (MHS)

思ったより競争相手が多かった、ということで、クレーマー氏はこの銘柄をリストから外す予定だ。

ストック・スカウターは7。3カ月前は9、1カ月前が8、と下降中だ。

あとは、チャートを見て、本当に買える理由があるかどうかを探してみよう。

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クレーマー氏

(参考にしたサイト:http://www.thestreet.com/story/10417403/1/cramers-mad-money-recap-stocks-that-can-take-a-hit.html

http://moneycentral.msn.com/investor/StockRating/srstopstocksresults.aspx?Score=10

懐疑的な米国のX世代

タミー・エリックソン氏のコラム(ハーバード・ビジネス・オンライン)によると、今日のアメリカで、職場に対して最も不満を持っているのは、30代と40代の人たちだという。何故だろうか?エリックソン氏は、この世代をX世代と呼んで、こう説明している。


1、幸先の悪いスタート

X世代が大学を卒業した頃、アメリカの経済は低迷していた。更に、職場はベビー・ブーム世代の人たちで溢れ、そう簡単に昇進するのは不可能だ。

2、子どもの頃の思い出

X世代は、両親や近所の人たちが失業する、という状況を見ながら育った。そんなわけで、企業に対して懐疑的な見方をするようになってしまった。

3、少ない選択肢

今日の企業は、専門分野で働く、スペシャリストたちを求めている。言い換えれば、企業での仕事は細分化され、多くの選択肢を求めるX世代の体質に合わなくなっている。

4、低迷する今日の米国経済

X世代が、企業の経営陣に抜擢されてもおかしくない年齢に達した今日、肝心な米国経済が失速してしまった。これでは、企業が積極的に人事の変更をできない。

5、訳の分からない若い世代

X世代は、若い世代の直接的な上司だ。言うまでもなく、今日の若い世代を管理するなど、もちろん無理な話だ。

6、仲間外れ

ベビー・ブーマーと今日の若い世代は、お互いから学びあって、良い関係が職場で築かれている。しかし、X世代は、このサークルに入れない。

7、保守的

X世代は保守的だ。これでは、ますます改革の進む企業に対する、信頼感が薄れてしまう。

8、中途半端な知識

ベビー・ブームの世代なら、コンピュータの知識にある程度うとくても、周囲の人たちは許してくれる。しかし、X世代にはそれが許されない。ほとんどのX世代は、専門的にコンピュータを勉強していないから、大した知識が無い。もちろん、これでイライラするのが若い世代だ。

まだエリックソン氏の説明は続くが、このコラムに、こんな投稿があった。

「私自身もX世代です。職場では、ベビー・ブームの世代と、まるで注意欠陥過活動性障害(ADHD)を持っているような若い世代の板挟みになっています。このまま永久に、中間管理職で終わりたくないものです。」 Todさん

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(参考にしたサイト: http://discussionleader.hbsp.com/erickson/2008/05/ten_reasons_why_the_relationsh.html

仕手株

Trading Goddessさんが、週末のブログで、モメンタム株(勢いのある株)の一つとしてMexco Energy Corp. (MXC)を紹介していた。Mexcoは、Mexicoの間違いでは、と思って調べてみたら、スペルは確かにMexcoだった。先ず、日足チャートから見てみよう。

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一カ月前(4月17日)、たった4ドル56セントだった株価が、19ドル65セントにまで成長している。

さて、この株はまだ買えるだろうか?おそらく、多くの人たちは、「いくらなんでも行き過ぎ。勢いのあるのは分かるけど、短期間でこれだけ上げているのだから、そろそろ利食われるだろう」、と言うことだろう。

金曜の出来高は、かなり膨大に見えるが、こんな事実がある。

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(ヤフー・ファイナンスから)

金曜の出来高は、たったの128,133株(A)だ。それに、3カ月平均の一日の出来高も14,830.2株(B)しかない。

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(ヤフー・ファイナンスから)

注目してほしいのは、一番下の数字(Float)だ。これは、Mexco Energy Corp. (MXC)の浮動株数を表し、54万9850株という超品薄株だ。

結論を記す前に、もう一つ見てみよう。

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(MSNマネーから)

上は、アナリストのMexco Energy Corp. (MXC)株の推奨状況だ。NAはゼロと同じだから、この株を追っているアナリストはいない。

それでは結論。

極端に少ない浮動株数、それに証券アナリストから無視されている事実を利用して、おそらくどこかのニュースレターと地方の小証券会社が組んで、仕手相場を作り上げているのだろう。ニュースを調べても、全く最近何も無いから、原油高に便乗して、品薄株のMexco Energy Corp. (MXC)が狙われたようだ。

(参考にしたサイト: http://tradinggoddess.blogspot.com/2008/05/momentum.html

生活スタイルが変わった米国消費者

新高値!とマスコミが騒々しく報道しても、上がっているのがガソリンでは全く嬉しくない。電車が少ないアメリカでは、嫌でも通勤は車だから、とにかくガソリン高は頭が痛い。

少し前なら、高い高い、と不平をこぼすだけだったが、ここまでガソリンが高騰すると、さすがに生活スタイルを変える人たちが多くなった。そこで今日は、実際にどう変わったのかを見てみよう。

デービッド・アンダーソンさん(36才 ニューヨーク州在住)

「通勤は車をやめて自転車にしました。道は渋滞ですから、自転車の方が逆に早いくらいです。車を頻繁に使わなくなったわけですから、きっと車は長持ちすることでしょう。」

ジェシカ・ヘイバーマンさん(24才 コネチカット州在住)

「月々のガソリン代は250ドルでしたが、今月は310ドルに上がりました。自動車ローンの支払いは月293ドルですから、ガソリン代の方が、ローンより高いわけです。週に1日の割合で、自宅勤務することを上司に相談しようと思っています。」

ウォーレン・ジャクソンさん(54才 カリフォルニア州在住)

「車の相乗り通勤を始めました。3人の人たちと、話をしながら通勤するのは楽しいだけでなく、ガソリン代も70%近く節約することができます。」

デイドラ・ホッジさん(22才 サウス・カロライナ州在住)

「給料の半分が、ガソリン代で無くなってしまいます。なるべくユックリ運転して、ガソリンを無駄に使わないようにしています。」

ウィル・ホロマンさん(39才 カリフォルニア州在住)

「私の住む南カリフォルニアは、アメリカで最もガソリンが高い地域の一つです。そんなわけで、私は車を売り払って、600CCのオートバイに乗り換えました。」

デニス・トマソンさん(50才 インディナ州在住)

「今年の夏は、妻といっしょにアメリカ中をドライブする予定でしたが、あまりのガソリン高なので計画は変更です。おそらく、どこかのキャンプ場に行くことになるでしょう。」

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(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/galleries/2008/news/0805/gallery.real_people_gas/index.html

 

http://kabukeizainani.blogspot.com/

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