US Market Recap

ガソリン高とスクールバス

スクールバスを廃止する学校が増えている。理由はガソリン高だ。たとえば、カリフォルニア州カピストラノ学校区は、62通学路に走らせていたスクールバスを18通学路に減らした。この結果、350万ドル(約3億8400万円)の経費節約が可能になるという。


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学校に向かう子どもたち (写真:AP)

スクールバスが無くなれば、親が車で子どもの送り迎えをすることになるから交通渋滞を悪化させ、更に大気汚染にもつながるとして、両親たちは学校区を訴える準備があるようだ。

掲示板を見てみよう。

・40代、50代の人なら覚えていると思うが、私たちが子どもの頃は、皆歩いて学校へ行ったものだ。今の子どもたちは運動不足だから、スクールバスが無くなるのは良いことだと思う。 DWoks3さん

・全ての親が、子どもの送り迎えができるわけではない。多くの親は働いているから、スクールバスが無くなるのはとても不便だ。それに、犯罪のことを考えると、徒歩で学校へ行かせるわけにはいかない。 Fairey01さん

・私も子どもの頃は歩いて学校へ行った。しかし、昔は犯罪の心配をする必要がなかった。子どもに対する性的犯罪が多い今日、私には、娘たちを徒歩で学校へ行かせることなど考えられない。 Masimplyme321さん

・時代が変わり、徒歩での通学が危険な今日、スクールバスは親にとって重要なサービスだ。完全に廃止するのではなく、毎月5ドルといった形で、スクールバスを有料化してみてはどうだろうか? DeathsAngel2Niteさん

・私が心配なのは交通事故だ。昔と違って、車の数が大きく増えているから、子どもを歩いて学校へ行かせるのは危ない。 EJCServantさん

・肥満が問題になっている今日、子どもたちは歩いて学校へ行くべきだ。そんなに性犯罪者が心配なら、安全な地域へ引っ越すべきだ。 fishbowl808さん

・名案がある。学校は、もっとインターネットを利用すればいいのだ。そうすれば、通学の問題も解消する。 OO0Zz

・徒歩での通学は健康的だ。安全性が問題にされているが、近所の親たちが協力すれば、良い解決方法が見つかると思う。 Vintage80sさん

(情報源: http://www.walletpop.com/article/_a/bbdp/gas-prices-cost-some-students-their/138394

3位サンフランシスコ、1位はオースティン

夏は、何と言ってもビールが旨い。ここで質問。世界で、最もアルコール飲料の消費が多いのはどの国だろうか?正解は、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれたルクセンブルグだ。国民一人あたりに換算すると、毎年15.5リットルのアルコール・ドリンクが消費されている。


こういうタイトルを見つけた。

「アメリカで酔っぱらいが多い市」  下記がトップ5だ。

第5位: シカゴ

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。  62%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。  5.4%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。  20.4%

第4位: プロビデンス(ロードアイランド州の州都)

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。  64%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。  6.3%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 19.1%

第3位: サンフランシスコ

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。  59.4%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。  7.8%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。  19.5%

第2位: ミルウォーキー

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。  70.6%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。  5.3%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。  21.4%

第1位: オースティン(テキサス州)

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。  61.5%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。  8.8%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。  20.6%


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(情報源: http://www.forbes.com/commerce/2007/11/27/drinking-europe-alcohol-biz-commerce-cx_tvr_1128drinking_slide_2.html?thisSpeed=30000

http://www.walletpop.com/forbes/general/drunkest-cities-in-america

資金は小型株へ

「ダウは10%以上のマイナスで、ラッセル2000は±ゼロに近づいています」、と8月16日付けのブログで斉藤氏が書かれているように、小型株の調子が良い。ティム・ミドルトン氏は、米国株式市場を振り返って、こんなことを指摘している。


「5%に達したインフレ率、悪化する失業率、米国はスタグフレーションに襲われている。1971年から1980年のスタグフレーション時代を見てみると、大型株を代表するS&P500指数は年率8.4%のリターンがあり、小型株指数は年率で17.5%のリターンがあった。」

モーニングスター社のデータによると、8月13日現在、小型株に投資するミューチュアルファンドが、トップ10リストの7つを占めている。特に好調なのが、割安小型株に投資するファンドだ。

「こんなマーケット状況だが、小型株は、投資者の予想を超える成績を上げている。逆に、金融セクターの不調で、大型株の成績は低迷している」、というボブ・ドール氏(ブラック・ロック)の言葉で分かるように、資金が大型から小型株に流れたようだ。

小型株に投資するミューチュアルファンドを三つ見てみよう。(成績は8月13日現在)

・Heartland Value Plus: +12.1% 

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Werner Enterprises, Inc. (WERN)

・Parnassus Small-Cap: +11%

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Teleflex Inc. (TFX)

・Hancock Horizon Burkenroad: +7.8%

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Petrohawk Energy Corporation (HK)

もちろん、スタグフレーションという不安定な経済状態が長引けば、財力の乏しい小型企業は経営が苦しくなるから、大型株の投資も忘れてはいけない。ミドルトン氏は、Vanguard 500 IndexとFidelity Contrafundの二つを奨めている。

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(情報源:http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/MutualFunds/10WaysToBeatABadMarket.aspx

http://www.morningstar.com/

http://www.smallcapinvestor.com/smallcapnews/reportersnotebook/2008-06-20-inflation_may_be_a_good_thing_for_small_caps

http://www.marketwatch.com/news/story/small-cap-mutual-funds-surprising-leaders/story.aspx?guid={748801B8-FB14-4240-8D13-616F139B81E4})

原油のたどるのは銀と同じ道!?

一カ月ほど前、1バレル150ドルに迫っていた原油は、170ドル、200ドルといったアナリストの予想を裏切って、現在112ドルで取引されている。「なぜ、アナリストの予想は外れるのか?」、というコラムの中で、ファンドマネージャーとして優秀な成績を残したピーター・リンチ氏の言葉が引用されていた。


「予想が外れてしまうのは、必ずしも、全てはアナリストが悪いとは限らない。例えば、企業の一株利益の予想について言えば、会社の経営陣自身も正確な予想をすることができない。もし、あなたが、レイノルズ・メタルズに収益見通しを聞けば、アルミニウム価格の動向が収益に大きく影響する、という答えが返ってくることだろう。」

それでは、「全てはアナリストが悪いとは限らない」という部分を頭に入れていただいて、ここでトニー・コルトン氏(ロジカル・インフォメーション・マシーンズ)の見方を紹介しよう。

「原油価格は、向こう3年間で65ドル以下になる。7月、原油価格を147ドルまで急騰させたのは投機家たちであり、アジアからのオイル需要が増加したためではない。原油先物市場は、為替や国債市場のように膨大ではないから、ヘッジファンドなどが簡単に操作することができる。

季節的要素を考慮すると、原油は反発して、125ドルあたりまで戻すだろう。しかし、下げ方向に変わりはないから、最終的には65ドルを割ることになるだろう。

とにかく状況は変わった。膨大な中国からの需要、下げ続けるドル、投機熱、異常に寒い気候、ナイジェリアとイラン情勢などが原油を急騰させていたが、それらの原因のほとんどが今日存在しない。

先物をトレードしたことが無い人には分かりにくいと思うが、状況は銀の時と同じだ。70年代の終わり、銀は4ドルから50ドルに大幅上昇した。しかし、たった2年で、銀価格は4ドルまで下落してしまった。」

デービッド・アンダーソン氏(パロ・アルト・インベスターズ)の意見も記しておこう。

「エネルギー価格の大幅下げを予想する人たちは、現実を全く理解していない。エネルギー省のレポートによれば、向こう10年間で、世界の原油需要は現在の一日8500万バレルから、1億1000万バレルに上昇することが予想されている。中東、北海、メキシコ湾での生産が減少していることを考えれば、この膨大な需要を満たすことは難しい。」

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(情報源: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SuperModels/CouldOilPlungeTo65ABarrel.aspx

http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/StrategyLab/Rnd18/P6/GuruInvestorJournal20080815.aspx?page=1

悪い数字は今日が最後!?

ここ17年間で最悪のインフレ、というセンセーショナルな報道に影響されたかのように、マーケットは下げでスタートを切った。S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY)の5分足チャートを見てみよう。


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Aで分かるように、マーケットはギャップダウンで開始となったが、見てのとおり簡単に回復してしまった。報道されたように、そんなに悪い消費者物価指数なら、なぜこうも急激な一転反発になったのだろうか?

9時58分、マーケット開始28分後、人気番組「マッド・マネー」を担当するジム・クレーマー氏は、今朝のインフレ・データは買い材料になるという内容の、短いコラムを発表した。要約するとこうなる。「こんな数字を見たら誰でも売りたくなる。しかし、悪いインフレ・データを見るのは、今回が最後になるだろう。」

もちろん、クレーマー氏の一言で、マーケットが反発ラリーを開始したと言うつもりはない。一転反発したマーケットについて、午後、APはこう報道している。

「最近のエネルギー価格の下落を考慮すれば、悪い物価指数は今日が最後になる可能性がある、というエコノミストの意見もある。ローリー・リサーチのアナリスト、リチャード・ディクソン氏は、『たしかに、今朝の物価指数はひどかったが、マーケット関係者は、これ以上悪くなることはないと判断したようだ。現に、寄付き直後、マーケットは反転している。投資家が恐れているのはインフレではなく、ラリーを逃してしまうことだ。』、と語っている。」

株式市場が無視したのは物価指数だけではない。マーケット開始前には、失業保険申請者数も発表され、予想を上回る45万人という高水準だった。ジョン・オグ氏(247wallst.com)によれば、40万を超える数字は、失業率を上昇させる結果になるということだ。

(情報源: http://biz.yahoo.com/ap/080814/economy.html

http://biz.yahoo.com/ap/080814/wall_street.html

http://www.247wallst.com/2008/08/the-smell-of-st.html

http://www.thestreet.com/story/10433332/1/cramer-inflation-number-creates-buys.html?puc=btlhome

優秀なトレーダーとダメなトレーダーの決定的な違い

毎日、目を通すブログの一つに「トレーダーフィード」がある。書いているのは、トレード心理の研究で有名なブレット・スティンバーガー氏だ。2003年、氏はワイリー社から本を出しているのだが、日本ではこんなタイトルで出版されている。


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オリジナルのタイトルは、真ん中に見えるように、「The Psychology of Trading」というものだから、「トレードの心理学」と直訳することができる。もちろん、直訳しなければいけないなどという決まりは無いから、最終的には「精神科医が見た投資心理学」という題名で販売されている。

矢印を入れた部分に注目してほしい。Brett N. Steenbarger, PhD、というのは著者の名前だが、スティンバーガーの次に記されているのはPhDだ。PhDはDoctor of Philpsophyを略したもので、「博士号」という意味がある。

訳者は、スティンバーガー氏を「精神科医」と呼んでいるが、氏はPhD「博士号」だから医者ではない。もし医者なら、Brett N. Steenbarger, PhDではなくて、Brett N. Steenbarger, MDになっているはずだ。

それでは、実際に、スティンバーガー氏の自己紹介を見てみよう。(http://www.blogger.com/profile/11988667917563876202

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職業(Occupation)はPsychologist(心理学者)になっている。もし精神科医なら「Psychiatrist」になっているはずだ。

更に、http://www.brettsteenbarger.com/bio.htmには、こういう一文がある。

 He grew up in Canton, Ohio, receiving his B.S. from Duke University in 1976 and his Ph.D. in Clinical Psychology from the University of Kansas in 1982.  「スティンバーガー氏は、オハイオ州キャントンで育ち1976年デューク大学卒業、そして1982年カンザス大学で臨床心理学博士号を取得した。」 ようするに、氏は医学部を卒業したわけではないから、間違いなく精神科医ではない。

では、なぜ訳者は「精神科医」という言葉を使ったのだろうか?たしかにスティンバーガー氏は、医学部で教えていたこともあったが、だからと言って「精神科医」という言葉を使うのはおかしい。それとも、訳者は氏が本当に精神科医だと思ったのだろうか?

そんなこと、どっちでもいいじゃん!、と言われる人もいることだろう。私自身、トレードの本やニュースレターを訳したことがあるから、こんな小さなことが気になってしまうのかもしれない。

話題を変えよう。

水曜のブログで、スティンバーガー氏はこう書いている。(http://traderfeed.blogspot.com/2008/08/dozen-thoughts-on-trading-stress-and.html

・優秀なトレーダーはマーケットに対する情熱がある。ダメなトレーダーはトレードに対する情熱がある。

・トレーダーを決めるのは、マーケットの時間外に、どれほど熱心にマーケットの勉強をするかにかかっている。

・マーケットは、損切り注文が最も多く集中している方向に動く傾向がある。

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スティンバーガー氏

相場の温度を測る一方法

株をやっている人は、商品先物取引委員会(CFTC)と聞いても、あまり興味を示さないのが普通だ。しかし、最近の原油価格変動が株式市場に大きな影響を与えていることで分かるように、商品市場を完全に無視してしまうのは得策でない。


商品先物市場では、原油、大豆、トウモロコシだけに限らず、株と密接な関係がある、S&P500指数やダウ指数の先物も取引されている。先ず、ダウ指数の日足チャートを見てみよう。

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(8月12日 大引けまで2時間)

7月15日(A)が底になり、切り上がる高値と安値で分かるように、ダウは短期アップトレンドを形成している。

ここで紹介したいのが、商品先物取引委員会(CFTC)から毎週発表される、大手投資家と小口投資家のポジション状況だ。(http://www.cftc.gov/marketreports/commitmentsoftraders/index.htm

先週8月5日時点における、ダウ指数先物の、ポジション状況を見てみよう。

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1のNONーCOMMERCIAL(ノン・コマーシャル)は大手投機筋、そして2のCOMMERCIAL(コマーシャル)はヘッジャーとも呼ばれ、実際に商品の受け取りもする大手投資機関。

(3)から(8)は、コマーシャルと、ノン・コマーシャルの持っているロング(買い)とショート(空売り)ポジション(コントラクト数、枚数)を示す。コマーシャルと、ノン・コマーシャルを合計すると、ロングは28552(7)、そしてショートは23430(8)だから、買いコントラクト数が空売りコントラクト数を上回っている。

(9)から(14)は、7月29日のデータと比較したものだ。コマーシャルと、ノン・コマーシャルを合計すると、ロング数は776増え(13)、ショートは68減っている(14)。

上記から結論できることは、大手投資家は、空売りではなく買い方向に傾いていたということだ。

次に、小口投資家(NONREPORTABLE POSITIONS)の様子を見てみよう。

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8月5日時点で、小口投資家の持つ買いポジション(ロング)は3936(1)、そして空売りポジション(ショート)は9058(2)だから、圧倒的に空売りが多い。更に、7月29日と比較すると、買いポジションは219(3)減り、空売りが625(4)増えている。正に、大手投機筋とは反対の動きだ。

商品先物取引委員会(CFTC)のデータは、一週間に一度更新されるだけだから、実際のトレードに役立たないという反論もある。しかし、相場の方向をつかむ一手段としてぜひ利用したい。

(情報源: http://www.cftc.gov/index.htm

フォーバックスでコーヒー

ハンバーガーでお馴染みのマクドナルド、中国語(北京語)では、「マイダンラオ」と発音されるらしい。さて、このマクドナルドのニックネームをご存知だろうか?アメリカでは、「マクドナルドに行った」という代わりに、「Mickey D's(ミッキー・ディーズ)に行った」と言う人たちがいる。


なぜミッキー・ディーズなのだろうか?

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理由は、マークがミッキーマウスの耳のように見えるためだ。

スターバックス(Starbucks)のニックネームは「Four Bucks(フォーバックス)」だ。Buckにはドルという意味があり、Four Bucksは4ドルになる。ようするに、スターバックスは、コーヒー1杯4ドル(割高)というイメージが定着してしまった。

スターバックスが嫌いな人たちは、Starsucks(スターサックス)という言葉で、スターバックスを呼んでいる。suckには「最低、最悪」などの意味があり、That company sucks.なら、「あの会社は最低」ということになる。

マイクロソフトのニックネームは「Mr. Softee(ミスター・ソフティー)」だ。こう呼ばれるようになったのは、マイクロソフトの株シンボルにある。MSFTが、マイクロソフトの株シンボルになり、Mがミスター、そしてSFTの部分はソフティーと読むことができる。

大手ディスカウント店チェーン、コストコのニックネームは「The Hundred-Dollar Store(ザ・ハンドレッド・ダラー・ストア)だ。あれとこれだけ買おう、と思っていても、割引商品の誘惑に負けて、結局20ドルの買い物のつもりが100ドルになってしまう。

宅配便UPSのニックネームは「Big Brown 」だ。理由は、下の写真で分かる。配達用の車は、大きな茶色だ。

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高級デパート、Neiman Marcus(ニーマン・マーカス)のニックネームは「Needless Markup(ニードレス・マークアップ)」だ。Needlessは「不必要な」、そしてMarkupは「値上げ、利幅」という意味だから、庶民には全く縁の無い店だ。

(情報源: http://www.walletpop.com/specials/company-nicknames

株投資で最も重要なルール???

株で勝つための10のルール、などといったタイトルをよく見るが、全てが同様に大切であるとは思われない。そこでジョン・モールディン氏は、証券界の有名人たちに、最も重要なルールを一つ語ってもらった。いくつか見てみよう。


・デニス・ガートマン氏: どんなことがあっても、損が出ている株を、平均値を下げようなどという理由で買い足してはいけない。

・マーク・フィン氏: 過去の素晴らしい成績に惑わされてはいけない。ずば抜けた成績の後には、冴えない結果が待っているものだ。(注:これは、ミューチュアルファンドの選び方について語ったもの。)

・ジェームズ・モンティアー氏: 投資家は常に偏見を持った目で株式市場を観察している。冷静に、そして論理的に株を分析した、などと言う人でも、既に偏見を持って株を分析している。私たちは、自分が、どんな偏見を持っているかに気付くことが肝心だ。

ここまで読んだら嫌になった。そして、次の一言で、これ以上読むのをやめにした。

・リチャード・ラッセル氏: 金持ちは、株式市場など要らない。もし、あなたが、株で大きな財産を築こうと思っているなら、おそらく失敗することだろう。

それでは口直し。

トレード心理の研究で有名な、ブレット・スティンバーガー氏が、最近見つけた役に立つブログとしてhttp://blog.tradingrm.com/を挙げている。

このブログは、ラリー・フィッシャー氏とリード・バルファー氏、二人のトレーダーによって書かれ、記されているのはトレーニング中のトレーダーに実際に語られたアドバイスだ。

大きな上昇ラリーを展開した、金曜日の書き込みを見てみよう。

「今日のマーケットは空売り出来ないことを、いくつかの銘柄が、はっきりと示していた。例えばGEだ。ダウンティック無しで3%も上げている。それに、マクドナルドはプルバック無しで、約5%も上昇している。こんな事は滅多に起きるものではない。これは本物の買いだ。これが、マーケットに耳を傾けるという意味だ。マーケットからのメッセージをよく聞いていれば、今日のマーケットで空売ることはなく、何を買うべきかも教えてくれた。」 (ラリー・フィッシャー  8月8日 午前11時26分)

正に、相場のことは相場に聞け、ということになり、これが最も重要なルールだろう。

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(情報源: http://seekingalpha.com/article/89722-12-great-investment-strategies

http://traderfeed.blogspot.com/

http://blog.tradingrm.com/2008/08/08/clues-that-todays-first-move-up-was-different.aspx

7月11日の高値で空売った!

原油の下落が買い材料だ、とどのチャンネルも同じ報道が繰り返されているが、金曜の取引をあと2時間ほど残して、ダウ指数は2.55%の大幅上昇だ。先ず、原油に連動する、ユナイテッド・ステーツ・オイル(USO)の日足チャートから見てみよう。


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サポートゾーン(1)を割り、その後、反発を見せたが、2で分かるように以前のサポートゾーンはレジスタンスゾーンになった。今日も陰線で終わりそうだから、これで、ユナイテッド・ステーツ・オイルは5連敗だ。

いったい、どの辺で下げ止まるだろうか?分かりやすいのは、赤い線(3)で示した200日移動平均線だ。200日移動平均線は、多くのトレーダーと投資家に利用され、ウォール街には、こんな言葉がある。

「ブルは200日移動平均線の上に住み、ベアは200日移動平均線の下に住む。」 言い換えれば、この移動平均線より下で推移する株は、買い候補にならないということだ。

「7月11日の高値で、ユナイテッド・ステーツ・オイルを空売った!」、と自慢する人たちが多いのだが、RSIやMACDを見ていた投資家たちは、天井が近いことを感じていたことだろう。

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株価とテクニカル指標が相違する、ダイバージェンスという現象が起きている。株価は上げ(1)、しかし、RSI(2)とMACDのヒストグラム(3)は下げ方向になり、危険信号が灯っている。もちろん、これだけで空売るのではなく、他のタイムフレームのチャートも確認することが大切だ。

さて、7月11日から数日後に底を打ち、上昇を始めたのがドルだ。ご存知のように、原油高になった一因としてドル安がある。為替のトレードをしない人でも、最近の原油の下げ方を見たら、ドルが上げているのではないだろうかと推測したことだろう。

ここで、株の口座があれば取引できる、二つのETF(上場投信)を紹介しよう。(ETFは、株と同様に、いつでも自由に売買できる。)

・PowerShares DB US Dollar Index Bullish (UUP): これは、ドルが上がると上昇する仕組みになっている。下が日足チャートだ。

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・PowerShares DB US Dollar Index Bearish (UDN): このETFは、ドルが下がると上がる仕組みになっている。下が日足チャート。

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両チャートには、200日移動平均線が入れてあるが、これを見るかぎり、ドルのトレンドは下げから上げに変わった。

 

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