夏は、何と言ってもビールが旨い。ここで質問。世界で、最もアルコール飲料の消費が多いのはどの国だろうか?正解は、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれたルクセンブルグだ。国民一人あたりに換算すると、毎年15.5リットルのアルコール・ドリンクが消費されている。
こういうタイトルを見つけた。
「アメリカで酔っぱらいが多い市」 下記がトップ5だ。
第5位: シカゴ
・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 62%
・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 5.4%
・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 20.4%
第4位: プロビデンス(ロードアイランド州の州都)
・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 64%
・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 6.3%
・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 19.1%
第3位: サンフランシスコ
・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 59.4%
・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 7.8%
・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 19.5%
第2位: ミルウォーキー
・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 70.6%
・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 5.3%
・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 21.4%
第1位: オースティン(テキサス州)
・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 61.5%
・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 8.8%
・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 20.6%
(情報源: http://www.forbes.com/commerce/2007/11/27/drinking-europe-alcohol-biz-commerce-cx_tvr_1128drinking_slide_2.html?thisSpeed=30000
http://www.walletpop.com/forbes/general/drunkest-cities-in-america)
一カ月ほど前、1バレル150ドルに迫っていた原油は、170ドル、200ドルといったアナリストの予想を裏切って、現在112ドルで取引されている。「なぜ、アナリストの予想は外れるのか?」、というコラムの中で、ファンドマネージャーとして優秀な成績を残したピーター・リンチ氏の言葉が引用されていた。
「予想が外れてしまうのは、必ずしも、全てはアナリストが悪いとは限らない。例えば、企業の一株利益の予想について言えば、会社の経営陣自身も正確な予想をすることができない。もし、あなたが、レイノルズ・メタルズに収益見通しを聞けば、アルミニウム価格の動向が収益に大きく影響する、という答えが返ってくることだろう。」
それでは、「全てはアナリストが悪いとは限らない」という部分を頭に入れていただいて、ここでトニー・コルトン氏(ロジカル・インフォメーション・マシーンズ)の見方を紹介しよう。
「原油価格は、向こう3年間で65ドル以下になる。7月、原油価格を147ドルまで急騰させたのは投機家たちであり、アジアからのオイル需要が増加したためではない。原油先物市場は、為替や国債市場のように膨大ではないから、ヘッジファンドなどが簡単に操作することができる。
季節的要素を考慮すると、原油は反発して、125ドルあたりまで戻すだろう。しかし、下げ方向に変わりはないから、最終的には65ドルを割ることになるだろう。
とにかく状況は変わった。膨大な中国からの需要、下げ続けるドル、投機熱、異常に寒い気候、ナイジェリアとイラン情勢などが原油を急騰させていたが、それらの原因のほとんどが今日存在しない。
先物をトレードしたことが無い人には分かりにくいと思うが、状況は銀の時と同じだ。70年代の終わり、銀は4ドルから50ドルに大幅上昇した。しかし、たった2年で、銀価格は4ドルまで下落してしまった。」
デービッド・アンダーソン氏(パロ・アルト・インベスターズ)の意見も記しておこう。
「エネルギー価格の大幅下げを予想する人たちは、現実を全く理解していない。エネルギー省のレポートによれば、向こう10年間で、世界の原油需要は現在の一日8500万バレルから、1億1000万バレルに上昇することが予想されている。中東、北海、メキシコ湾での生産が減少していることを考えれば、この膨大な需要を満たすことは難しい。」
(情報源: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SuperModels/CouldOilPlungeTo65ABarrel.aspx
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/StrategyLab/Rnd18/P6/GuruInvestorJournal20080815.aspx?page=1)
毎日、目を通すブログの一つに「トレーダーフィード」がある。書いているのは、トレード心理の研究で有名なブレット・スティンバーガー氏だ。2003年、氏はワイリー社から本を出しているのだが、日本ではこんなタイトルで出版されている。
オリジナルのタイトルは、真ん中に見えるように、「The Psychology of Trading」というものだから、「トレードの心理学」と直訳することができる。もちろん、直訳しなければいけないなどという決まりは無いから、最終的には「精神科医が見た投資心理学」という題名で販売されている。
矢印を入れた部分に注目してほしい。Brett N. Steenbarger, PhD、というのは著者の名前だが、スティンバーガーの次に記されているのはPhDだ。PhDはDoctor of Philpsophyを略したもので、「博士号」という意味がある。
訳者は、スティンバーガー氏を「精神科医」と呼んでいるが、氏はPhD「博士号」だから医者ではない。もし医者なら、Brett N. Steenbarger, PhDではなくて、Brett N. Steenbarger, MDになっているはずだ。
それでは、実際に、スティンバーガー氏の自己紹介を見てみよう。(http://www.blogger.com/profile/11988667917563876202)
職業(Occupation)はPsychologist(心理学者)になっている。もし精神科医なら「Psychiatrist」になっているはずだ。
更に、http://www.brettsteenbarger.com/bio.htmには、こういう一文がある。
He grew up in Canton, Ohio, receiving his B.S. from Duke University in 1976 and his Ph.D. in Clinical Psychology from the University of Kansas in 1982. 「スティンバーガー氏は、オハイオ州キャントンで育ち1976年デューク大学卒業、そして1982年カンザス大学で臨床心理学博士号を取得した。」 ようするに、氏は医学部を卒業したわけではないから、間違いなく精神科医ではない。
では、なぜ訳者は「精神科医」という言葉を使ったのだろうか?たしかにスティンバーガー氏は、医学部で教えていたこともあったが、だからと言って「精神科医」という言葉を使うのはおかしい。それとも、訳者は氏が本当に精神科医だと思ったのだろうか?
そんなこと、どっちでもいいじゃん!、と言われる人もいることだろう。私自身、トレードの本やニュースレターを訳したことがあるから、こんな小さなことが気になってしまうのかもしれない。
話題を変えよう。
水曜のブログで、スティンバーガー氏はこう書いている。(http://traderfeed.blogspot.com/2008/08/dozen-thoughts-on-trading-stress-and.html)
・優秀なトレーダーはマーケットに対する情熱がある。ダメなトレーダーはトレードに対する情熱がある。
・トレーダーを決めるのは、マーケットの時間外に、どれほど熱心にマーケットの勉強をするかにかかっている。
・マーケットは、損切り注文が最も多く集中している方向に動く傾向がある。
スティンバーガー氏
株で勝つための10のルール、などといったタイトルをよく見るが、全てが同様に大切であるとは思われない。そこでジョン・モールディン氏は、証券界の有名人たちに、最も重要なルールを一つ語ってもらった。いくつか見てみよう。