Wall Street English

新しい10ドル紙幣

20ドル、そして50ドル紙幣に続いて、今度は新しい10ドル札が出る。その理由だが、

The new $10 - featuring shades of orange, yellow and red - will join colorized versions of the $20 bill and the $50 bill as the Bureau of Engraving and Printing attempts to stay one step ahead of counterfeiters and ever-more sophisticated copying machines.

ポイントは太字の部分。カラーコピー機の発達に伴い、お札の偽造が簡単になった。だから新紙幣は、偽札防止対策だ。

気候が好影響

1月分の米国個人消費は、ほぼ予想どおりの+0.9%だったが、最近6カ月間で最高の伸びとなった。この好調の原因は何だろうか?

WASHINGTON (AP) -- The warmest January in more than 100 years lured consumers out to the shopping malls to spend money at the fastest clip in six months, giving a strong boost to the economy as the new year began.

太字がキーワードだ。今年の1月は100年来の暖かい気候になった。雪が降らなかったから、皆ショッピングセンターに押し寄せたようだ。

成長速度の減速

急落したグーグルの説明記事を紹介しよう。

Google Inc. shares plummeted as much as 13% early Tuesday, erasing earlier gains in rapid fashion, after Chief Financial Officer George Reyes reportedly told investors at a Merrill Lynch conference that growth at the world's leading Internet search provider is slowing.

問題はグーグルの財務責任者が、メリルリンチとの会議で語った言葉だ。キーワードは太字の3文字。投資者たちが懸念していたとおり、グーグルの成長速度が減速しているわけだ。

冷えこみ顕著なアメリカ住宅市場

Sales of new homes in the United States fell 5% to a seasonally adjusted annual rate of 1.233 million in January, the lowest in a year, the Commerce Department said Monday.

1月分の新築住宅販売数は、5%減の123万3000件(年間ベース)だった。これは最近1年間で最低のレベルだ。

今週のマーケットはどうなる?

"I think we'll see an end-of-month advance next week," said David Briggs, head of equity trading at Federated Investors.

フェデレーテッド・インベスターズのデービッド・ブリグズ氏の言葉だが、月末ラリーを予測している。ようするに、ファンドマネージャーたちによる「化粧」を指摘しているわけだ。

大幅に下がった耐久財受注

New orders for U.S.-made durable goods plunged 10.2% in January as aircraft orders dried up after three months of strength, the Commerce Department reported Friday.

1月分の耐久財受注は10.2%の大幅減少となった。原因は、航空機の受注不振だ。

この結果は、連銀の金利政策に影響を与えるだろうか。

The weakness in January's durables isn't likely to be a major factor for the Federal Reserve in its deliberations later next month about whether to raise interest rates.

太字の部分で説明されているように、金利政策には、ほとんど影響を及ぼさないようだ。

方向感の無いマーケット

ハイテク銘柄の多いナスダック市場は、なかなか横ばいから抜け出すことができない。金利の行方、インフレ懸念などが重なって、投資者には買いにくい環境だ、という声が多い。クリストファー・コンキー氏(エバーグリーン・インベストメンツ)は、こんな意見を述べている。

It's very difficult for investors to extrapolate anything from these short-term moves in the market. Don't get too excited about days like yesterday, and don't get too excited about days like today, either.

「短期的なマーケットの動きから、意味のある結論を引き出すのは無理です。昨日のような相場、そして今日のような相場に、いちいち興奮しないことが大切です。」

タカ派に朗報

消費者物価指数(1月分)は、予想の+0.5%を上回る+0.7%だった。メリーランド大学の、ピーター・モリシ教授はこう述べている。

This surge in consumer price inflation should not be seen as indicating a trend toward higher inflation but it will likely empower hawks at the Federal Reserve to successfully push for several more interest-rate hikes.

予想を超えた消費者物価指数は、高インフレのトレンド化を予測するものではありません。しかし、連銀のタカ派たちは、あと数回の金利引き上げに成功することでしょう。

携帯電話を2台持つ理由

アメリカで、携帯電話を利用する約16%が、二台の携帯電話を持っている。なぜ二つ必要なのだろうか?

正解は、To separate personal and business use、ということで仕事用と私用の使い分けだ。

訴えられたマクドナルド

先ずヘッドライン。

McDonald's sued over french fry ingredients

マクドナルドが、フレンチフライ(ポテト)に使用している材料が問題となって訴えられた。

何が含まれていたのか?

Report: Hamburger house sued for having milk, wheat in fries after claiming items were safe for individuals with food allergies.

食品アレルギー対策は万全、と宣伝しておきながら、アレルギーの原因になるミルクと小麦が使われていた。

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