Wall Street English

もう原油価格は下がらない!?

先ず見出しから。

Farewell to $60 oil; Brace yourself for $80

ということで60ドルオイルの時代が終わり、80ドルの時代が来る、ということなのだが、ウィズダム・ファイナンシャルの、エマニュエル・バラリー氏はこう語る。

Producers and consumers alike should get used to the fact that oil prices will likely never fall below $60 a barrel again.

オイル価格が、60ドル以下になることは二度とないだろう、と要約できるが、コントラリアンの立場から見れば、こんな極論が出るときが天井になりやすいものだ。

8月は利上げ無し?

But economists surveyed by Briefing.com had forecast a gain of 160,000 jobs, and this marked the third time in a row that payroll gains fell far short of forecasts.

非農業部門新規雇用者数は12万1000人増と発表され、これはアナリストの予想していた、16万人を下回った。これで、3回連続で新規雇用者数は、アナリストの予想以下になった。

ということは、8月の利上げは無いのだろうか?新規雇用者数は確かに予想以下だったが、労働者の時給は予想以上に上がっている。これが止まらない限り連銀は金利を上げ続ける、という意見が目立つ。

住宅購入のルール

若い夫婦にとって、マイホームを持つことは夢の一つだ。無理してでも買いたい家だが、こんな警告がある。

Spend no more than 30% of gross income on housing.

毎月の住宅ローンの支払いは、総所得の30%を超えてはいけない。

困ったリーダーだ

下げで始まった水曜のマーケット、こんな見出しが目にとまった。

Missile test hits U.S. markets

北朝鮮のミサイルテストが米国マーケットを襲った、というわけだが、あんな人が一国のリーダーなのだから、全く困ったものだ。

低迷の続く米国自動車産業

まずヘッドライン。

Detroit struggles in June as truck popularity wanes; Toyota surges

6月、トラックの人気後退でデトロイトは不調、トヨタは急上昇。

ゼネラルモーターズの売上はマイナス25.7%、フォード6.8%減、そしてクライスラーはマイナス13%だった。比較されているトヨタの6月分売上は、プラス14%だった。

閑散なマーケット

明日(4日)は独立記念日、祭日だ。さすがに半日マーケットとあって出来高は乏しい。本格的な夏休みシーズンが始まり、金曜の雇用統計まで静かになりそうだ。こんな意見が発表されている。

If it shows a big surge in payrolls or hourly wages, the market could start second-guessing the idea that the Federal Reserve will hold off raising interest rates in August.

金曜の雇用統計で、新規雇用者数、または時給が大きく増えているようなら、8月の利上げ可能性について議論が始まることだろう。

 

今週の焦点

今週注目されるのは、金曜に控えた雇用統計だ。ヒンズデール社のアナリスト、ポール・ノルティ氏はこんな見方をしている。

The past two monthly employment numbers have been disappointing, and economists are expecting another soft number - they expect that 168,000 jobs were added in June. If the figure comes in much lower than anticipated, then that could spark concerns that economic growth is slowing.

過去二回の雇用統計はがっかりな内容だったが、今回もエコノミストたちは弱めな数値を予想している。新規雇用者数は16万8000が予測されているが、これを大きく下回るようなら、米国経済冷えこみ懸念が、いちだんと強まることだろう。

ゼネラルモーターズ(GM)への提案

In a letter to GM Chief Executive Rick Wagoner, Tracinda, the investment arm for billionaire investor Kirk Kerkorian, suggested the automaker form a committee to "immediately and fully explore" the possibility of a partnership under which Nissan and Renault would buy a "significant minority interest" in GM.

GMの大株主カーク・カーコリアン氏は、リック・ワゴナー氏(GM最高経営責任者)に送った手紙の中で、GMはニッサン、そしてルノーと事業提携を結ぶことを提案した。提携の条件として、ルノーとニッサンがGMの株主になることもすすめられているため、GMが買い人気となった。

予想どおりの利上げ

まずヘッドライン。

Fed raises interest rates to 5.25% as expected

連銀は予想されたように金利を5.25%に引き上げた。
 
会議終了後の声明には、

"Recent indicators suggest that economic growth is moderating from its quite strong pace earlier this year, partly reflecting a gradual cooling of the housing market and the lagged effects of interest rates and energy prices," the FOMC said.
 
エネルギー価格や金利上昇の影響、それに下降し始めた住宅市場が指摘され、連銀はたしかに米国経済には以前のような力が見られないことを認めている。これだけでは結論を出せないが、この利上げが最後になる望みの声が聞こえてくる。

0%

DETROIT (AP) - General Motors said Tuesday that for a short time it will offer zero-percent financing for up to six years on many of its cars and trucks as it tries to clear inventory off lots in preparation for the new model year.

そろそろ2007年型の車の発売が始まる。そこでゼネラルモーターズは、売れ残った2006年型を一掃するために、金利0%自動車ローンを実施する。

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